JPH1127656A - 車載用多方向撮像カメラ装置 - Google Patents

車載用多方向撮像カメラ装置

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JPH1127656A
JPH1127656A JP18902997A JP18902997A JPH1127656A JP H1127656 A JPH1127656 A JP H1127656A JP 18902997 A JP18902997 A JP 18902997A JP 18902997 A JP18902997 A JP 18902997A JP H1127656 A JPH1127656 A JP H1127656A
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JP
Japan
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vehicle
mirror
angle
lens
range
Prior art date
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Pending
Application number
JP18902997A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Maeda
敦 前田
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Niles Parts Co Ltd
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niles Parts Co Ltd filed Critical Niles Parts Co Ltd
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Publication of JPH1127656A publication Critical patent/JPH1127656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像範囲の死角を少なくした車載用多方向撮像
カメラ装置を提供する。 【解決手段】反射面31,32の稜線部33が有る中央
側に平面部31N,32Nを形成し、両端側に曲面部3
1W,32Wを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車外の左
右方向等の多方向を撮像する車載用多方向撮像カメラ装
置に関し、特に1つのカメラによって多方向を一度に撮
像することができる車載用多方向撮像カメラ装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、交差点等に車両を進入させる場
合、信号機の有無に拘わらず他車両の存在を認識して安
全確認を必要とする。ところが、そこが見通しの悪い場
所である場合、例えば左右の道路状況を見ることが困難
であった。そこで、従来このような問題点に鑑みて例え
ば実開平1−109447号公報に示すごとき、左右の
道路状況を車両の前方に設けたカメラで撮像して安全確
認を行う車両用側方監視装置が提案されていた。この車
両用側方監視装置は、撮像カメラとその前面に配置した
反射ミラーとを備えた構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術の場合、反射ミラーの反射面が平面状であり、
撮像カメラによる撮像範囲が狭いために死角が多くなる
といった問題が発生していた。この発明は、上記した問
題点を解決するものであり、撮像範囲の死角を少なくし
た車載用多方向撮像カメラ装置を提供することを目的と
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、まず請求項1記載の発明は、複数の反射面を有した
ミラーをレンズの前面に配置し、このミラーで反射した
車外の複数の方向からの光線をレンズで受光して撮像素
子に結像させるようにした車載用多方向撮像カメラ装置
において、前記ミラーの反射面をそれぞれ2段の面部で
形成したことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置
を提供する。
【0005】また請求項2記載の発明は、前記ミラーの
反射面の一部に平面部を、残部に曲面部をそれぞれ形成
したことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置を提
供する。
【0006】また請求項3記載の発明は、前記ミラーが
左右一対の反射面を有するとともに、該一対の反射面の
境界にある稜線部をレンズの前面に配置し、かつ該稜線
部の両側に平面部を、残部に曲面部をそれぞれ形成した
ことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置を提供す
る。
【0007】また請求項4記載の発明は、前記撮像素子
を収納したケースを車両の先端に装着するとともに、前
記レンズの受光方向を車両の後方に向けて設定したこと
を特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明に係る実施の形態を、添
付図に基づき説明する。図面中の1はケース、2はカバ
ー、3はミラー、4はレンズ、5はレンズマウント、6
は基板、7は撮像素子、8はミラーホルダ、9は固定
板、10はパッキング、11,12は防振ゴム、13は
フィルタ、14はスペーサおよび15はサブ基板であ
る。以下、これら各構成について説明する。
【0009】まずケース1は不透光性の部材で成形した
ものであり、カバー2を組み合わさって所定の収納箱を
形成する。該ケース1とカバー2との接合面にはパッキ
ング10を装着しており、水密構造を形成している。
【0010】またカバー2は、左右の窓21,22を除
く他の部分が不透光性を有したものである。例えば、透
明アクリル樹脂で成形した左右の窓21,22を不透光
性の部材にインサート成形して形成するとか、透明アク
リル樹脂でカバー2を成形したのち左右の窓21,22
を除く他の部分に黒色塗装を施して形成する、等の適宜
の手段を用いて形成する。
【0011】またミラー3は、側面形状が略三角形状を
成したものであり、合成樹脂で成形したのち左右一対の
反射面31,32にアルミ蒸着を施して鏡面を形成す
る。この2つの反射面31,32間の境界には稜線部3
3が存在している。各反射面31,32は、それぞれ稜
線部33の両側に平面部31N,32Nを形成し、残部
に曲面部31W,32Wを形成している。これにより、
左側の反射面31の平面部31Nでは、図1及び図4に
角度θLNで示す車両Bの左方向の範囲が普通の状態に
反射され、残りの曲面部31Wでは、角度θLWで示す
範囲が広角の状態で反射されることと成る。同様に、右
側の反射面32の平面部32Nでは、角度θRNで示す
右方向の範囲が普通の状態で反射され、残りの曲面部3
2Wでは、角度θRWで示す範囲が広角の状態で反射さ
れることと成る。
【0012】またレンズ4は、上記ミラー3の各反射面
31,32で反射した光線を集光するものであり、その
焦点を後述する撮像素子7の表面に設定している。該レ
ンズ4は、撮像素子7を載置した基板6に対しレンズマ
ウント5を用いて装着する。尚、レンズマウント5内部
には可視光線以外の波長の光を遮断するためのフィルタ
13と、スペーサ14とが設けてある。このレンズ4の
前面には、上記したミラー3の稜線部33を配置する。
【0013】また基板6は、上記レンズ4を支持したレ
ンズマウント5の他にサブ基板15およびターミナル6
1を装着しており、ケース1の穴1aに挿入したターミ
ナル61によって車室内のAV(Audio Visu
al)装置(図示せず)と電気的に接続可能に構成して
いる。該基板6とカバー2との間には防振ゴム11,1
2を装着しており、基板6を弾性的に支持している。
【0014】また撮像素子7は、該素子の表面に結像し
た光を電気的な撮像信号に変換するための素子であり、
例えばCCD(Charge Coupled Dev
ice)素子を採用している。
【0015】またミラーホルダ8は、不透光性の部材か
ら成り、仕切板81を一体的に形成している。仕切板8
1は、2つの反射面31,32間を光学的に遮断して光
線が廻り込むことを阻止する為の構成であり、ミラー3
の稜線部33とレンズ4との間に設けている。したがっ
て、左側の窓21から入射した光線は左側の反射面31
でのみ反射し、右側の反射面32には廻り込まない。同
様に右側の窓22から入射した光線は右側の反射面32
でのみ反射し、左側の反射面31には廻り込まない。
【0016】このように構成した車載用多方向撮像カメ
ラ装置Aは、車両Bの先端の例えばフロントバンパー部
の近くに取り付けると共に、レンズ4の受光方向を車両
Bの後方に向けて設定し、前記左側の反射面31を車両
Bの左方向に、右側の反射面32を右方向にそれぞれ向
けている。このようにレンズ4の受光方向を車両Bの後
方に向けて設定した場合、撮像素子7の表面に結像する
映像およびAV装置に表示する映像は、図3に例示する
ように左右反転しない映像、すなわち目視で見たままの
映像と成り、視認性が優れている。しかも、反射面31
の平面部31N,32Nでは普通の状態で反射され、残
りの曲面部31W,32Wでは広角の状態で反射される
ので、撮像した映像は、図3に記号LN,RNで示す左
映像a及び右映像bの境界線cに近い中央範囲が普通の
映像に成り、記号LW,RWで示す両端範囲が広角の映
像と成る。したがって、反射面31,32全体が平面で
ある場合に比べて撮像範囲の死角を少なくすることがで
きる。
【0017】ここで、一方の反射面32の曲面部32W
の曲率半径Rを設計するための計算式を、図5を用いて
説明する。図5中の記号Rは曲面部32Wの曲率半径、
記号Tはミラー3の高さ寸法、記号Lはミラー3の稜線
部33からレンズ4の焦点までの距離、記号Wはミラー
3の片側の底辺寸法を示している。また記号θ0はレン
ズ4の画角の1/2の角度、記号θ1はミラー3の取付
け角度、記号θ2は視野限界を図5に記号Dで示す位置
(このときの法線を記号Cで示す)から記号D’で示す
位置(このときの法線を記号C’で示す)に広げた角度
(後方視角)、記号θ3はミラー3の一方の鏡面中心角
を示している。
【0018】上記記号R,T,L,W,θ0,θ1,θ
2,θ3の関係から、曲面部32Wの曲率半径Rを求め
る計算式を求めると次のように成る。まず底辺寸法Wと
距離L、高さ寸法T及び角度θ0との関係は、 W=(L+T)tanθ0・・・・・式(1) と成る。また角度θ1と高さ寸法T及び底辺寸法Wとの
関係は、 θ1=tan-1(T/W)・・・・・式(2) と成る。図5に記号Eで示す線は角度θ3の二等分線で
あるが、この二等分線Eは前記法線Cと平行(E//
C)で有る。
【0019】反射面32の視野限界を角度θ2程広げる
場合、図5に示す法線Cもまた角度θ2程傾いて法線
C’と成る。この法線Cは、上記したように角度θ3の
二等分線Eと平行であり、 θ2=θ3/2・・・・・・・・・・式(3) の関係が成立する。
【0020】また底辺寸法Wと曲率半径R、角度θ3及
び角度θ1との関係は、 W=2×R×sin(θ3/2)×cosθ1 =2×R×sinθ2×cosθ1・・・・・・・式(4) であり、該式(4)から R=W/(2×sinθ2×cosθ1)・・・・・式(5) が求められる。したがって、該式(5)に前記式(1)(2)を代入すると、 R={(L+T)tanθ0}/〈2×sinθ2×cos〔tan-1{ T/(L+T)tanθ0}〕〉・・・・・・・・・・・・式(6) と成る。曲率半径Rは、この式(6)によって計算する
ことができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、複数の反射面を
有したミラーをレンズの前面に配置し、このミラーで反
射した車外の複数の方向からの光線をレンズで受光して
撮像素子に結像させるようにした車載用多方向撮像カメ
ラ装置において、前記ミラーの反射面をそれぞれ2段の
面部で形成したことを特徴とする車載用多方向撮像カメ
ラ装置であるので、車外の状況を撮像した場合に撮像範
囲の死角が少なく成り、安全確認度合いが向上する効果
が有る。
【0022】また請求項2記載の発明は、前記ミラーの
反射面の一部に平面部を、残部に曲面部をそれぞれ形成
したことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置であ
るので、前記効果に加えて、撮像素子によって撮像した
車外状況が歪みの無い普通映像と、広角映像の両方で確
認できる効果が有る。
【0023】また請求項3記載の発明は、前記ミラーが
左右一対の反射面を有するとともに、該一対の反射面の
境界にある稜線部をレンズの前面に配置し、かつ該稜線
部の両側に平面部を、残部に曲面部をそれぞれ形成した
ことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置であるの
で、前記効果に加えて、例えば確認重要度の高い道路の
中央側が歪みの無い普通映像で確認できるため、他車両
との距離を把握し易く、かつ路肩側が広角映像で確認で
きるため、路肩側を走行して来る二輪車等も把握するこ
とができる効果が有る。
【0024】また請求項4記載の発明は、前記撮像素子
を収納したケースを車両の先端に装着するとともに、前
記レンズの受光方向を車両の後方に向けて設定したこと
を特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置であるので、
前記効果に加えて、撮像素子の表面に結像する映像およ
びAV装置に表示する映像が、左右反転しない映像、す
なわち目視で見たままの映像と成り、視認性が優れてい
る効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す要部を示す断面図
である。
【図2】図1に示すものの分解斜視図である。
【図3】図1に示すもので撮像した映像の説明図であ
る。
【図4】図1に示す車載用多方向撮像カメラ装置Aを搭
載した車両Bの上面図である。
【図5】図1に示すミラーを設計する計算式を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 カバー 3 ミラー 31,32 反射面 33 稜線部 4 レンズ 7 撮像素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の反射面(31,32)を有したミ
    ラー(3)をレンズ(4)の前面に配置し、このミラー
    (3)で反射した車外の複数の方向からの光線をレンズ
    (4)で受光して撮像素子(7)に結像させるようにし
    た車載用多方向撮像カメラ装置において、 前記ミラー(3)の反射面(31,32)をそれぞれ2
    段の面部(31N,32N,31W,32W)で形成し
    たことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記ミラー(3)の反射面(31,32)の一部に平面
    部(31N,32N)を、残部に曲面部(31W,32
    W)をそれぞれ形成したことを特徴とする車載用多方向
    撮像カメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2記載の発明におい
    て、 前記ミラー(3)が左右一対の反射面(31,32)を
    有するとともに、該一対の反射面(31,32)の境界
    にある稜線部(33)をレンズ(4)の前面に配置し、
    かつ該稜線部(33)の両側に平面部(31N,32
    N)を、残部に曲面部(31W,32W)をそれぞれ形
    成したことを特徴とする車載用多方向撮像カメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の発明において、 前記撮像素子(7)を収納したケース(1)を車両の先
    端に装着するとともに、前記レンズ(4)の受光方向を
    車両の後方に向けて設定したことを特徴とする車載用多
    方向撮像カメラ装置。
JP18902997A 1997-06-30 1997-06-30 車載用多方向撮像カメラ装置 Pending JPH1127656A (ja)

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JP18902997A JPH1127656A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 車載用多方向撮像カメラ装置
TW087100964A TW358785B (en) 1997-06-30 1998-01-23 Vehicular multi-direction photographic device

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JP18902997A JPH1127656A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 車載用多方向撮像カメラ装置

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JPH1127656A true JPH1127656A (ja) 1999-01-29

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JP18902997A Pending JPH1127656A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 車載用多方向撮像カメラ装置

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TW (1) TW358785B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359001B2 (en) 2002-12-02 2008-04-15 Autonetworks Technologies, Ltd. Camera device and vehicle periphery monitoring apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359001B2 (en) 2002-12-02 2008-04-15 Autonetworks Technologies, Ltd. Camera device and vehicle periphery monitoring apparatus

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TW358785B (en) 1999-05-21

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