JPH11276453A - 磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法

Info

Publication number
JPH11276453A
JPH11276453A JP10096996A JP9699698A JPH11276453A JP H11276453 A JPH11276453 A JP H11276453A JP 10096996 A JP10096996 A JP 10096996A JP 9699698 A JP9699698 A JP 9699698A JP H11276453 A JPH11276453 A JP H11276453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic resonance
frequency
signal
subject
resonance frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10096996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Kobayashi
英史 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP10096996A priority Critical patent/JPH11276453A/ja
Publication of JPH11276453A publication Critical patent/JPH11276453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MRI装置を用いて被検体の特定の組成成分
の正確な磁気共鳴周波数を求める計測方法を提供する。 【解決手段】 図1の計測方法は被検体の水成分と脂肪
成分の共鳴周波数の計測例で、SE法シーケンスでエコ
ー信号を計測するステップ(101)と,エコー信号を
フーリェ変換するステップ(102)と,信号値データ
の周波数スペクトラムを求めるステップ(103)と,
周波数スペクトラムから最大信号値を示す第1の共鳴周
波数fxを求めるステップ(104)と,fxから高域側
の周波数f+と低域側の周波数f-を第2の共鳴周波数f
yの候補として求めるステップ(105)と,f+とf-
に対応する信号値S+とS-を求めるステップ(106)
と,S+とS-の大小により、f+又はf-とfyとの対応
付け、更に、fx,fyと水,脂肪の共鳴周波数との対応
付けを行うステップ(107,108,109)とから
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴現象
(以下、NMR現象という)を利用して人体の所望の部
位の断層画像を得る磁気共鳴イメージング装置(以下、
MRI装置という)に係り、特にNMR現象により放出
されるエコー信号の計測(以下、本計測という)の前に
行う被検体の各組成成分の磁気共鳴周波数の計測(以
下、前計測という)における磁気共鳴周波数の最適化技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、NMR現象を利用して被
検体内の所望の検査部位における原子核スピン(以下、
単にスピンという)の密度分布,緩和時間分布等を計測
して、その計測データから被検体内の検査部位の任意の
断面の画像を表示するものである。従来のMRI装置の
構成の一例を図8に示す。図8は、MRI装置のブロッ
ク構成図である。図8において、MRI装置は、被検体
30に静磁場を与える静磁場発生用磁石40と,被検体
30に傾斜磁場を与える傾斜磁場発生系4と,被検体3
0を構成する原子の原子核にNMR現象を起こさせる高
周波パルスを、ある所定のパルスシーケンスで繰り返し
印加するシーケンサ2と,シーケンサ2からの高周波パ
ルスにより被検体30を構成する原子の原子核にNMR
現象を起こさせるために高周波磁場を照射する送信系3
と,NMR現象により放出されるエコー信号を検出する
受信系5と,受信系5で検出したエコー信号を用いて、
画像再構成演算を行う信号処理系6とを備え、NMR現
象により放出されるエコー信号の計測を繰り返し行って
被検体30の断層像を得るように構成されている。
【0003】上記のMRI装置では、静磁場発生用磁石
40が発生する静磁場の中に被検体30が置かれる。静
磁場強度は0.02〜8T(テスラ)程度である。静磁
場に置かれた被検体30内のスピンは、静磁場強度Bに
依存する周波数で、静磁場の方向を軸として歳差運動を
行う。このスピンの歳差運動の周波数は原子核の種類ご
とに固有値をもち、ラーモア周波数あるいは磁気共鳴周
波数と呼ばれている。磁気共鳴周波数νと静磁場強度B
との間には式(1)の関係がある。 ν=γB …………(1) ここで、γは磁気回転比である。
【0004】送信系3の送信コイル7から被検体30に
対し、被検体30の計測しようとする原子核のラーモア
周波数νの電磁波を照射すると、スピンが励起され、高
エネルギー状態に遷移する。この照射電磁波は、CPU
1により制御されるシーケンサ2の命令に従って発振器
8から出力された高周波パルスを変調器9で振幅変調
し、増幅器10で増幅したものを送信コイル7に送るこ
とで得られる。この電磁波の照射を止めると、スピンは
各々の状態に応じた時定数で基底エネルギー状態に遷移
する。このエネルギー遷移時に放出される電磁波を受信
系5の受信コイル14で受信し、増幅器15で増幅し、
検波回路16で検波した後、AD変換器17でデジタル
化して、中央処理装置(以下、CPUという)1に送
る。CPU1では、このデジタル信号データを基に画像
を再構成演算し、被検体30の断層画像をディスプレイ
装置(以下、CRTという)23に表示する。
【0005】また、上記のMRI装置においては、傾斜
磁場コイル11が対向して配置されており、選択励起を
行うための傾斜磁場を発生する。これらの傾斜磁場コイ
ル11はシーケンサ2からの信号で動作する傾斜磁場電
源12から電流を供給され、傾斜磁場を発生する。な
お、MRIの基本原理については、「NMR医学(基礎
と臨床)」(核磁気共鳴医学研究会編、丸善株式会社、
昭和59年1月20日発行)において詳述されている。
【0006】次に、MRI装置を用いた磁気共鳴信号
(以下、MR信号という)の計測方法について説明す
る。MR信号の計測方法の一手法にスピンエコー法(以
下、SE法という)がある。図2に、SE法シーケンス
の一例を示す。SE法シーケンスでは、被検体30の特
定断面のMR信号情報を得るために、スライス厚さに応
じたスライス軸の傾斜磁場53を印加すると共に、90
°高周波パルス51を印加して、横磁化を生じさせ、そ
の後横緩和させる。その後所定時間後に、180°高周
波パルス52を印加して横磁化を反転させる。その後9
0°高周波パルス51と180°高周波パルス52の印
加時間間隔の後に横磁化の収束に伴ってMR信号56が
発生するので、そのMR信号56を計測する。
【0007】MRI装置を用いて、SE法などにより、
人体の断層像を得ようとするとき、人体を構成する脂肪
組織が、高いMR信号を発することで、それによって診
断に用いるMR信号が隠されてしまい、MRI装置とし
ての診断能力が低下するという問題が生じている。
【0008】このため、MRI装置では、脂肪組織から
のMR信号を低下させて、脂肪抑制画像を得る脂肪抑制
手法が開発されている。この脂肪抑制手法としては、二
項パルスを脂肪抑制パルスとして用いる方法があり、次
の2つの文献などが開示されている。(1)T.W.R
edpath、S.C.Wayte,「Fat sup
pressed magnetic resonanc
e imagingat 0.5 T using b
inomial radiofrequency pu
lses」,The British Journal
of Radiology,66,pp.886〜8
91(1993),(2)P.J.Hore,「Sol
vent Suppression in Fouri
erTransform Nuclear Magne
tic Resonance」,Journal of
Magnetic Resonance,55,p
p.283〜300(1983).
【0009】この方法では、二項パルスを用いることに
より、照射周波数帯城の周辺の周波数帯城のみを励起
し、照射周波数帯城については励起しないようにするこ
とができる。このため、この二項パルスを用いて、被検
体の水成分の磁気共鳴周波数で照射して、被検体の脂肪
成分のみを前励起した後に、計測シーケンスを実行する
ことにより、被検体の脂肪成分からのMR信号を発生さ
せずに、水成分のMR信号のみを発生させるようにする
ことができるので、水成分のMR信号のみを計測するこ
とができる。
【0010】あるいは、上記二項パルスを励起パルスと
して使用して被検体の脂肪成分の磁気共鳴周波数で照射
し、被検体の水成分のみを前励起した後に、計測シーケ
ンスを実行することで、脂肪成分からのMR信号を発生
させずに、水成分のMR信号のみを計測することができ
る。
【0011】ここで、被検体の水成分の磁気共鳴周波数
とは、水分子H2O中の水素原子の原子核の磁気共鳴周
波数であり、被検体の脂肪成分の磁気共鳴周波数とは脂
肪分子に存在するメチレン基−CH2−中の水素原子の
原子核の磁気共鳴周波数であって、後者は前者より周波
数が3.5ppm低いことが知られている。
【0012】以下においては、二項パルスを被検体の水
成分の磁気共鳴周波数で照射し、被検体の脂肪成分のみ
を前励起して計測する場合を考えることにする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の脂肪抑制手法を
MRI装置で用いるときに問題となるのは、脂肪抑制パ
ルスの照射周波数を水成分のMR信号の磁気共鳴周波数
に正確に一致させる必要があることである。なぜなら
ば、脂肪抑制パルスの照射周波数が水成分のMR信号の
磁気共鳴周波数に正確に一致していない場合には、脂肪
成分のMR信号が十分に抑制されないだけでなく、水成
分のMR信号も抑制されるからである。従って、脂肪抑
制手法を用いて脂肪抑制画像を得ようとする場合には、
水成分のMR信号の磁気共鳴周波数を正確に知る必要が
ある。
【0014】上述の如く、水成分のMR信号の磁気共鳴
周波数と脂肪成分のMR信号の磁気共鳴周波数との差は
3.5ppmであり、その周波数の差は静磁場強度に比
例しているので、例えば1.5TのMRI装置において
は、約220H2である。
【0015】従来のMRI装置を用いて被検体の生体組
織の組成成分の磁気共鳴周波数を計測するときには、被
検体を励起して生じるMR信号を計測してフーリエ変換
し、得られた周波数スペクトル分布に基づき、スペクト
ル分布の重心点となる周波数を算出して、これを被検体
の磁気共鳴周波数としていたが、人体においては、被検
体及び検査部位によって水と脂肪の組成比率が異なるた
め、正確な水成分の磁気共鳴周波数を得ることが困難で
あった。また、MRI装置自体においても、静磁場強度
が経時的に変化することや、静磁場に被検体を挿入する
ことによって静磁場の磁場強度分布が変化することなど
の問題がある。
【0016】また、二項パルスを用いて脂肪抑制を行う
場合に、正確な水成分の磁気共鳴周波数での高周波パル
ス照射を行わないと、脂肪成分のMR信号の十分な抑制
をできないだけでなく、水成分のMR信号も抑制してし
まうので、得られる画像はSN比が低く、コントラスト
の悪いものとなってしまう。
【0017】これらのことを考慮して、本発明では、M
RI装置を用いて被検体の特定の組成成分の正確な磁気
共鳴周波数を求める計測方法を提供し、その計測方法で
求めた磁気共鳴周波数の高周波パルス照射を被検体に行
うことにより脂肪抑制効果の十分に効いた診断画像を得
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のMRI装置の磁気共鳴周波数の計測方法
は、被検体に静磁場を与える静磁場発生手段と,被検体
に傾斜磁場を与える傾斜磁場発生手段と,被検体の生体
組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴現象を起こさ
せる高周波パルスを所定のパルスシーケンスで繰り返し
印加するシーケンサと,該シーケンサからの高周波パル
スを被検体に照射する送信系と,前記核磁気共鳴現象に
より放出されるエコー信号を検出する受信系と,該受信
系で検出したエコー信号を用いて画像再構成演算を行う
信号処理系と,該信号処理系で得られた再構成画像を表
示する表示手段とを具備し、前記核磁気共鳴現象で放出
されるエコー信号の計測を繰り返し行うことにより被検
体の断層像を得る磁気共鳴イメージング装置を用いて、
前記エコー信号の計測に先立ち行う被検体の2つの主要
な組成成分の磁気共鳴周波数を計測する磁気共鳴イメー
ジング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法におい
て、所定のパルスシーケンスでエコー信号を計測するス
テップと、計測したエコー信号をフーリエ変換するステ
ップと,フーリエ変換された信号値データに基づき最大
信号値を示す第1の磁気共鳴周波数を求めるステップ
と,第1の磁気共鳴周波数の前後に第2の磁気共鳴周波
数の2つの候補周波数を求めるステップと,2つの候補
周波数に対応する2つの信号値を求めるステップと,前
記2つの信号値のうちの大きい信号値を示す候補周波数
を第2の磁気共鳴周波数とするステップと,第1及び第
2の磁気共鳴周波数と被検体の2つの主要な組成成分の
磁気共鳴周波数との対応付けを行うステップとを有する
(請求項1)。
【0019】この構成では、被検体を構成する2つの主
要な組成成分の磁気共鳴周波数を自動的に精度良く求め
ることができる。この計測手法は脂肪抑制手法などに効
果的に利用することができ、その際は、本計測に先立つ
前計測において水及び脂肪の磁気共鳴周波数を正確に求
めて、本計測の脂肪抑制パルスのパラメータを設定する
ことにより、脂肪の影響を抑制した良好な断層画像を得
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を添付図
面に基づいて説明する。本発明のMRI装置を用いた磁
気共鳴周波数の計測方法は、MRI装置を用いて被検体
の生体組織の組成成分の磁気共鳴周波数を計測する方法
であるので、先ず、本発明の計測方法が適用されるMR
I装置の構成について説明する。
【0021】図8は、本発明のMRI装置を用いた磁気
共鳴周波数の計測方法を適用するMRI装置の一例のブ
ロック構成図である。図8において、MRI装置は静磁
場発生用磁石40,傾斜磁場発生系4,送信系3,受信
系5,信号処理系6,シーケンサ2,CPU1を備えて
いる。
【0022】静磁場発生用磁石40は、被検体30の周
りに均一な静磁場を発生させるもので、永久磁石方式,
常伝導磁石方式,又は超電導磁石方式の静磁場発生手段
が被検者30の周りの空間に配置されている。
【0023】傾斜磁場発生系4は、装置に設定されたX
軸,Y軸,Z軸の直交3軸方向に対向して巻かれた傾斜
磁場コイル11a及び11b(以下、傾斜磁場コイル1
1と記す)と,それを駆動する傾斜磁場電源12とから
成り、シーケンサ2の命令に従って各軸の傾斜磁場を制
御する。
【0024】送信系3は、シーケンサ2から送出される
高周波パルスにより被検者30の生体組織の原子核にN
MR現象を起こさせるもので、発振器8,変調器9,増
幅器10,送信コイル7から成っている。送信系3で
は、発振器8から出力された高周波パルスを、シーケン
サ2の命令に従って、変調器9で振幅変調し、増幅器1
0で増幅した後、被検体30に近接して配置された送信
コイル7に供給し、送信コイル7から被検体30に電磁
波が照射されるようになっている。
【0025】受信系5は、被検体30の生体組織より放
出されるMR信号を受信するもので、受信コイル14,
増幅器15,検波回路16,AD変換器17から成って
いる。シーケンサ2が制御する送信系3及び傾斜磁場発
生系4によって発生した被検体30のMR信号は、受信
コイル14で計測され、増幅器15で増幅され、検波回
路16で検波された後AD変換器17に入力され、シー
ケンサ2からの命令によるタイミングでデジタル量に変
換されて、CPU1に送られるようになっている。
【0026】図8において、送信系3の送信コイル7
と,傾斜磁場発生系4の傾斜磁場コイル11と,受信系
5の受信コイル14は、静磁場発生用磁石40が発生す
る静磁場空間内の、被検体30の周りに配置されてい
る。
【0027】なお、本実施例では、傾斜磁場発生系4が
制御する各軸は、被検体30の頭足方向,左右方向,腹
背方向に割り当てられている。また、被検体30の頭足
方向をスライス軸方向,左右方向を位相方向,腹背方向
を周波数方向に割り当てる場合もある。
【0028】次に、本発明のMRI装置を用いた磁気共
鳴周波数の計測方法の基本的内容とMRI装置での実施
例について説明する。図1は本発明のMRI装置を用い
た磁気共鳴周波数の計測方法の一例のフローチャート,
図2はこの磁気共鳴周波数の計測に用いられるシーケン
ス例,図3は磁気共鳴周波数の計測時に得られるMR信
号の周波数スペクトル分布の一例,図4は周波数スペク
トル分布の信号強度最大点付近の数値例,図5は周波数
スペクトラムと各変数との関係を示す図である。
【0029】本実施例では、図8のMRI装置を使用
し、図1のフローチャートに従って、人体の水成分及び
脂肪成分の磁気共鳴周波数を計測する場合について説明
する。この計測に使用されるシーケンスは、図2に示す
スライス選択傾斜磁場のみを印加するSE法シーケンス
であり、この時得られるMR信号の周波数スペクトル分
布の一例が図3及び図4に示すものである。以下の説明
では、計測の手順の全体は図1のフローチャートに従
い、計測方法の基本的内容については図5の周波数スペ
クトラムと各変数との関係を示す図に従って説明する。
【0030】先ず、図1のステップ101においては、
SE法シーケンスでエコー信号(MR信号)を計測す
る。
【0031】このステップ101では、CPU1により
シーケンサ2に対し、図2に示されるスライス選択傾斜
磁場のみを印加するSE法シーケンスのパラメータが設
定され、エコー信号の計測が起動される。これにより、
送信系3より90度高周波パルス51と180度高周波
パルス52が所定の時間間隔で、被検体30に照射さ
れ、被検体30の水素原子のスピンの励起を行う。この
とき、スライス軸傾斜磁場53,54のみ高周波パルス
51,52と同期して印加される。上記の高周波パルス
51,52の照射から、上記の所定の時間間隔の後に、
被検体30からエコー信号56が放出されるので、サン
プリングゲートを開いて、受信系5にて計測する。
【0032】次に、ステップ102においては、エコー
信号56をフーリエ変換する。受信系5で計測したエコ
ー信号56は、AD変換器17でデジタル値に変換され
た後、信号処理系6にてフーリエ変換される。
【0033】次に、ステップ103においては、エコー
信号56のフーリエ変換データの絶対値データを求め
る。ここでは、図4に示すように、周波数に対応するデ
ータ番号毎の信号値が求められる。図4の内容をグラフ
表示すると図3の如くなる。
【0034】ステップ103以降については、図5を参
照しながら、数値例を用いて説明する。MRI装置の静
磁場強度としては1.5Tとし、計測パラメータとして
は、照射高周波パルスの周波数fsを63.85490
0MHz,繰り返し時間(TR)を3000ms,エコ
ー時間(TE)を120ms,信号サンプリング点の点
数Nを512点,1点当りのサンプリング時間tsを4
00μsとして計測を行い、信号処理系6のCPU1に
おいてエコー信号56のフーリエ変換を行い、図5の周
波数スペクトラムが得られたものとして、図5に基づ
き、磁気共鳴周波数の解析を行う。
【0035】被検体30が人体であるとき、主なMR信
号(エコー信号)源は水と脂肪の2つである。従って、
ここで求めるべき磁気共鳴周波数は、水成分の磁気共鳴
周波数と脂肪成分の磁気共鳴周波数である。
【0036】いま、静磁場強度B,水分子中の水素原子
の磁気回転比γ,脂肪成分と水成分の位相回転比の差Δ
φを、 B=1.5(T) γ=4.257×107(1/T) Δφ=3.5×10‐6 とすると、水成分の磁気共鳴周波数f0及び脂肪成分と
水成分の磁気共鳴周波数の差Δfは、 f0=B×γ ………(2) =63.855(MHz) Δf=f0×Δf ………(3) =223.5(Hz) と表わされる。脂肪成分の磁気共鳴周波数は水成分の値
よりも低いことが知られており、上記の設定条件では2
23.5Hzだけ低いことが分かる。
【0037】次に、図5の周波数スペクトラムにおい
て、縦軸の信号値の最大値を示す周波数をfXとし、周
波数fxにおける信号値(最大値)をSxとする。また、
図2において、信号サンプリング点の点数Nを512点
にし、1点当りのサンプリング時間tsを400μsに
して計測することにより、図5における周波数スペクト
ル分布の周波数分解能fresは、 fres=1/(N×ts) ………(4) =1/(512×400×10‐6)=4.88(Hz) となる。
【0038】計測によって求められる磁気共鳴周波数
は、MRI装置の静磁場の変動や被検体30の磁化率の
差などによって変動するので、上記の水成分の磁気共鳴
周波数の理論値f0とは必ずしも一致しない。図5にお
ける信号値最大点は、図4の周波数スペクトル分布デー
タを参照して、データ番号nmが277番の点であるの
で、フーリエ変換の中心点(周波数fc=638549
00Hz)のデータ番号ncが257番であることを考
慮すると、信号値最大点における周波数fXは fx=fc+fres×(nm−nc) ………(5) =63854900+4.88×(277−257) =63854998(Hz) となる。
【0039】いま、MR信号源として、水成分と脂肪成
分のみを考えているが、この組成比は被検体30毎に異
なるので、周波数fxが水成分の磁気共鳴周波数である
か、脂肪成分の磁気共鳴周波数であるかは判断できな
い。しかし、周波数fxは水成分又は脂肪成分のうちの
一方の磁気共鳴周波数であるので、この周波数fxを基
準にして、式(3)を参照して、周波数fxの前後に他
の磁気共鳴周波数fyの候補周波数f-,f+を式
(6),(7)により求める。周波数f-は周波数fx
対して周波数Δfだけ低い周波数(低域側の周波数)
で、周波数fxは周波数差Δfだけ高い周波数(高域側
の周波数)である。 f-=fx−Δf ………(6) =63.854775(MHz) f+=fx+Δf ………(7) =63.855222(MHz)
【0040】次に、図3及び図4の周波数スペクトル分
布において、他の磁気共鳴周波数fyを求めるため、周
波数f-付近の信号値S-及び周波数f+付近の信号値S+
を求める。信号値S-,S+の算出においては、周波数f
-,f+に最も近い周波数に対応するデータ番号n-,n+
における信号値を採用するか、データ番号n-及びn+
近傍のデータ番号n-−1,n-,n-n+1及びn+
1,n+,n++1における信号値の平均値を採用すると
よい。図3及び図4の場合、 S-=4647(単一値)又は4661(平均値) S+=113(単一値又は平均値) となる。
【0041】次に、上記で求めた信号値S-とS+につい
て、大小関係を比較すると、 S->S+ ………(8) であるので、信号値S-に対応する周波数f-が被検体3
0の他の組成成分の磁気共鳴周波数fyに相当する。従
って、 fy=f- ………(9) となる。
【0042】ここで、被検体30の組成成分のうち計測
対象としている成分は水成分と脂肪成分であり、脂肪成
分の磁気共鳴周波数は上記で説明した如く水成分の磁気
共鳴周波数より低く、かつ上記の計測結果では、 fx>fy ………(10) であることから、水成分の磁気共鳴周波数f(水)と脂
肪成分の磁気共鳴周波数f(脂肪)は以下のように求め
られる。 f(水)=fx=63.854998(MHz) ………(11) f(脂肪)=fy=63.854775(MHz)………(12)
【0043】上記の如く、図3及び図4の計測例ではS
->S+となったが、他の計測ではS-<S+となる場合も
あり、その場合には、式(9),(10)は下記の如く
なるので、 fy=f+ ………(9a) fx<fy ………(10a) f(水)及びf(脂肪)はそれぞれ以下のように求めら
れる。 f(水)=fy ………(11a) f(脂肪)=fx ………(12a)
【0044】以上の数値例を参照しながら、図7のフロ
ーチャートのステップ104以降について説明する。ス
テップ104においては、図3及び図4の周波数スペク
トル分布から信号値最大点の周波数fxを求める。この
周波数fxは水成分又は脂肪成分の磁気共鳴周波数に相
当する。
【0045】ステップ105においては、式(6),
(7)により、周波数fxに基づき、高域側の周波数f+
と低域側の周波数f-を求める。周波数f+及びf-は、
周波数fx以外の他の磁気共鳴周波数fyの候補周波数
で、いずれか一方が周波数fyに相当する。
【0046】ステップ106においては、図3及び図4
の周波数スペクトル分布より、周波数f+の付近のデー
タ番号n+での信号値S+と周波数f-の付近のデータ番
号n-での信号値S-とを求める。このとき、信号値
+,S−としては、データ番号n+,n-の前後のデー
タ番号値を含めた平均値を採用してもよい。
【0047】ステップ107においては、信号値S+
-とを比較し、S+>S-のときはステップ108を、
+<S-のときはステップ109を実行する。ステップ
108においては、周波数fXを水成分の磁気共鳴周波
数f(水)とし、周波数fxを脂肪成分の磁気共鳴周波
数f(脂肪)とする。また、ステップ109において
は、周波数fxを水成分の磁気共鳴周波数f(水)と
し、周波数f-を脂肪成分の磁気共鳴周波数f(脂肪)
とする。
【0048】本実施例によれば、上記の如くして、被検
体30の水成分と脂肪成分の磁気共鳴周波数をMRI装
置を用いて自動的に求めることができ、得られた結果は
信号処理系6において、ハードディスク(HD)21に
記録して保存されたり、CRT23に表示される。
【0049】また、上記で得られた結果は、本計測時の
パラメータとして使用され、特に正確な水成分の磁気共
鳴周波数及び脂肪成分の磁気共鳴周波数を用いる脂肪抑
制手法等の計測手法に適用することができ、この適用に
より脂肪抑制効果を向上させることができる。
【0050】以下に、脂肪抑制手法を用いた計測例を図
6,図7を用いて説明する。図6は、脂肪抑制手法を用
いたMR画像撮像法の一例のフローチャートを、図7は
脂肪抑制手法を用いたMR画像撮像の際のシーケンス例
を示したものである。以下、図6を用いて脂肪抑制手法
を用いた計測の手順を説明する。
【0051】先ず、ステップ111において、予め撮像
した被検体30の断面画像をCRT23上に表示し、マ
ウス25,キーボード24及びトラックボール等で、脂
肪抑制手法にて計測する撮像断面及び撮像条件を設定す
る。
【0052】次に、ステップ112において、脂肪抑制
パルスのパラメータをCRT23上に表示し、マウス2
5,キーボード24及びトラックボール等で、照射高周
波パルス等の照射波形,照射時間,照射強度,照射時間
間隔等を操作卓より入力する。図7の左側には、脂肪抑
制パルスの一例(二項パルス:1331パルス)が示し
てあるが、この例では脂肪抑制のための高周波(RF)
パルス61a,61b,61c,61dが指定された照
射強度,照射位相,照射量比で照射されることになる。
【0053】次に、ステップ113においては、前計測
が実行される。前計測では、本発明による磁気共鳴周波
数の計測,高周波パルスの照射出力を調整し励起角度の
調整を行うH1調整,入力信号レベル調整などの計測や
調整を行い、最良の画像が得られるように準備する。
【0054】次に、ステップ114においては、本計測
の撮像シーケンスのパラメータを設定する。このステッ
プでは、前計測による調整結果を用いて、図7に示すよ
うな本計測の撮像シーケンスの設定を行う。本発明の磁
気共鳴周波数の計測結果は、脂肪抑制パルス部および撮
像シーケンス部の設定に用いられる。図7の右側部には
典型的なSE法シーケンスの例が示されている。この計
測シーケンスにおいては、シーケンスの種類(本実施例
ではSE法),繰り返し時間(TR),エコー時間(T
E),高周波パルス62,63の照射強度,スライス軸
傾斜磁場パルス64,65,位相軸傾斜磁場パルス6
6,周波数軸傾斜磁場パルス67,68の強度,信号積
算回数などが設定される。
【0055】次に、ステップ115においては、本計測
の撮像シーケンスが実行され、被検体30からのエコー
信号(MR信号)69が受信系5により計測される。M
R信号69は、受信系5にて、デジタル信号に変換され
た後に、信号処理系6に送られる。
【0056】次に、ステップ116においては、計測し
たMR信号データに基づき、信号処理系6において計算
により画像再構成を行い、画像データを作り、断層画像
を得る。
【0057】次に、ステップ117においては、前のス
テップで作った断層画像をCRT23上に表示すると共
に、画像データを記録媒体21,22に記録し、保存す
る。
【0058】以上の説明では、本発明を人体の主要な組
成成分である水成分と脂肪成分に適用した場合について
説明を行って来たが、本発明はこれに限定されず、被検
体が2つの主要な組成成分により構成されている場合に
は適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、M
RI装置を用いた計測において、被検体を構成する複数
の組成成分の磁気共鳴周波数を自動的に精度良く求める
ことができる。本発明の計測手法は、MRI装置での人
体計測,特に脂肪抑制手法に効果的に利用することがで
き、その際は本計測に先立つ前計測において水成分及び
脂肪成分の磁気共鳴周波数を正確に計測し、これを用い
て本計測の脂肪抑制パルスのパラメータを設定すること
により、脂肪成分の影響を抑制した良好な断層画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRI装置を用いた磁気共鳴周波数の
計測方法の一例のフローチャート。
【図2】磁気共鳴周波数の計測に用いられるシーケンス
例。
【図3】磁気共鳴周波数の計測時に得られるMR信号の
周波数スペクトル分布の一例。
【図4】周波数スペクトル分布の信号強度最大点付近の
数値例。
【図5】周波数スペクトラムと各変数との関係を示す
図。
【図6】脂肪抑制手法を用いたMR画像撮像法の一例の
フローチャート。
【図7】脂肪抑制手法を用いたMR画像撮像の際のシー
ケンス例。
【図8】MRI装置の一例のブロック構成図。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 シーケンサ 3 送信系 4 傾斜磁場発生系 5 受信系 6 信号処理系 7 送信コイル 8 発振器 9 変調器 10,15 増幅器 11,11a,11b 傾斜磁場コイル 12 傾斜磁場電源 14 受信コイル 16 検波回路 17 AD変換器 23 ディスプレイ装置(CRT) 30 被検体 40 静磁場発生用磁石 51,52,61a,61b,61c,61d,62,
63 高周波パルス 53,54,64,65,66,67,68 傾斜磁場
パルス 56,69 エコー信号(MR信号) 101〜109 磁気共鳴周波数計測のステップ 111〜117 脂肪抑制計測のステップ fx 第1の磁気共鳴周波数 fy 第2の磁気共鳴周波数 f+ 高域側の周波数 f- 低域側の周波数 sx 周波数fxにおける信号値 s+ 周波数f+における信号値 s- 周波数f-における信号値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に静磁場を与える静磁場発生手段
    と,被検体に傾斜磁場を与える傾斜磁場発生手段と,被
    検体の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴現
    象を起こさせる高周波パルスを所定のパルスシーケンス
    で繰り返し印加するシーケンサと,該シーケンサからの
    高周波パルスを被検体に照射する送信系と,前記核磁気
    共鳴現象により放出されるエコー信号を検出する受信系
    と,該受信系で検出したエコー信号を用いて画像再構成
    演算を行う信号処理系と,該信号処理系で得られた再構
    成画像を表示する表示手段とを具備し、前記核磁気共鳴
    現象で放出されるエコー信号の計測を繰り返し行うこと
    により被検体の断層像を得る磁気共鳴イメージング装置
    を用いて、前記エコー信号の計測に先立ち行う被検体の
    2つの主要な組成成分の磁気共鳴周波数を計測する磁気
    共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方
    法において、所定のパルスシーケンスでエコー信号を計
    測するステップと,計測したエコー信号をフーリエ変換
    するステップと,フーリエ変換された信号値データに基
    づき最大信号値を示す第1の磁気共鳴周波数を求めるス
    テップと,第1の磁気共鳴周波数の前後に第2の磁気共
    鳴周波数の2つの候補周波数を求めるステップと,2つ
    の候補周波数に対応する2つの信号値を求めるステップ
    と,前記2つの信号値のうちの大きい信号値を示す候補
    周波数を第2の磁気共鳴周波数とするステップと,第1
    及び第2の磁気共鳴周波数と被検体の2つの主要な組成
    成分の磁気共鳴周波数との対応付けを行うステップとを
    有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置を用
    いた磁気共鳴周波数の計測方法。
JP10096996A 1998-03-26 1998-03-26 磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法 Pending JPH11276453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10096996A JPH11276453A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10096996A JPH11276453A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11276453A true JPH11276453A (ja) 1999-10-12

Family

ID=14179816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10096996A Pending JPH11276453A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11276453A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012066149A (ja) * 2012-01-13 2012-04-05 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
USRE43637E1 (en) 2001-08-31 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging using preparation scan for optimizing pulse sequence
USRE43749E1 (en) 2000-12-27 2012-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba MRI system and MR imaging method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43749E1 (en) 2000-12-27 2012-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba MRI system and MR imaging method
USRE43637E1 (en) 2001-08-31 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging using preparation scan for optimizing pulse sequence
USRE43784E1 (en) 2001-08-31 2012-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging using preparation scan for optimizing pulse sequence
JP2012066149A (ja) * 2012-01-13 2012-04-05 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2812714B1 (en) Mr imaging with b1 mapping
EP2199815A1 (en) MR imaging with CEST contrast enhancement
US20120326721A1 (en) Simultaneous and dynamic determination of longitudinal and transversal relaxation times of a nuclear spin system
JPH0644904B2 (ja) 磁界強度の空間的な変動を決定する装置,非均質性マップからシム勾配を計算する装置,非均質性マップで表されている磁界を補正する装置,及び中心外れの2次成分を有する磁界を補正する装置
EP3060116B1 (en) Mr imaging with temperature mapping
JP3276669B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP3597939B2 (ja) 磁気共鳴検査装置とその方法
US8314616B2 (en) Magnetic resonance method and apparatus for determining the magnetization transfer constant in spin echo imaging sequences
US20060080044A1 (en) Measurement of the macromolecular proton density involved in magnetization transfer by means of magnetic resonance
JPH0365971B2 (ja)
JP2002165776A (ja) 磁気共鳴イメージング装置における計測方法及び磁気共鳴イメージング装置
JP2002315732A (ja) 磁気共鳴装置及び磁気共鳴装置における信号処理方法
JPH11276453A (ja) 磁気共鳴イメージング装置を用いた磁気共鳴周波数の計測方法
JP4609975B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US4950992A (en) Magnetic resonance imaging system and method
JP4462781B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP3167038B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPH0622934A (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び方法
JP3194606B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPS60146140A (ja) 核磁気共鳴による検査方法及びその装置
JP2003144413A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4079399B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP3322695B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP3317552B2 (ja) Mri装置
JP2004008516A (ja) 磁気共鳴イメージング装置