JPH11274937A - Δς変調器およびそのδς変調器が適用された帯域通過フィルタ - Google Patents

Δς変調器およびそのδς変調器が適用された帯域通過フィルタ

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JPH11274937A
JPH11274937A JP7041898A JP7041898A JPH11274937A JP H11274937 A JPH11274937 A JP H11274937A JP 7041898 A JP7041898 A JP 7041898A JP 7041898 A JP7041898 A JP 7041898A JP H11274937 A JPH11274937 A JP H11274937A
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JP7041898A
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Junichi Sato
純一 佐藤
Seiji Miyoshi
清司 三好
Mitsuo Tsunoishi
光夫 角石
Yutaka Awata
豊 粟田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、オーバサンプリング方式に基づい
て入力信号を符号化するΔΣ変調器とそのΔΣ変調器が
搭載された帯域通過フィルタとに関し、数百kHz以下の
帯域でSN比が大幅に高められることを目的とする。 【解決手段】 時系列Z-1の順に入力信号X(Z) が与え
られ、かつ先行して得られた出力信号Y(Z) の値に対す
る差分を求めると共に、その差分を積分して積分値を得
る差分算出手段と、その得られた積分値を量子化して入
力信号X(Z) の後続する値に対応して出力信号Y(Z) の
後続する値を得る量子化手段とを備えたΣΔ変調器にお
いて、量子化手段と差分算出手段との間に形成され、か
つZ領域における関数A(Z) と、出力信号Y(Z) の占有
帯域に零点を有する関数B(Z) と、その量子化手段で発
生する量子化雑音Q(Z) とに対して、総合的な伝達特性
がY(Z) =A(Z)X(Z)+B(Z)Q(Z)の式で与えられる帰
還路を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバサンプリン
グ方式に基づいてアナログの入力信号を符号化するΔΣ
変調器と、そのΔΣ変調器が搭載された帯域通過フィル
タとに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスとその半導体デバ
イスのLSI化にかかわる技術が高度に進展し、数十k
Hz以下の周波数帯の信号については、ディジタル領域で
高速に、あるいは実時間で多用な信号処理を行うことが
可能であるDSPや専用のLSIが実現され、かつ多用
な機器に搭載されている。
【0003】また、このようなディジタル領域における
信号処理は、アナログ領域では達成できない多用な濾波
特性が得られ、かつ上述したDSPやLSIによるハー
ドウエアの小型化および高密度実装が可能であるため
に、数百kHzの周波数帯に対する適用も強く要望され、
例えば、オーバサンプリング方式に基づく量子化雑音の
低減が可能であるΔΣ変調器や混合型(補間型)のA/
D変換器の適用について研究や開発が進められつつあ
る。
【0004】図9は、ΔΣ変調器の構成例を示す図であ
る。図において、加算器71の一方の入力には入力信号
X(Z) が与えられ、その加算器の出力は積分器72-1を
介して加算器73の一方の入力に接続される。加算器7
3の出力は、積分器72-2を介して量子化器74の入力
に接続される。量子化器74の出力には出力信号Y(Z)
が得られ、その量子化器74の出力はD/A変換器75
の入力に接続される。D/A変換器75の出力は加算器
71の他方の入力と乗算器76の入力とに接続され、そ
の乗算器76の出力は加算器73の他方の入力に接続さ
れる。
【0005】このような構成のΔΣ変調器では、積分器
72-1、72-2および乗算器76は「二次遅れの二重積
分器」(以下、「共用積分器」という。)を構成し、そ
の共用積分器は、時系列の順に先行して与えられた入力
信号Xに対して量子化器74の出力に得られた出力信号
Y(実際には、D/A変換器75によってアナログ信号
に変換される。)と、後続してして与えられる入力信号
Xとの差分について積分を行う。量子化器74は、D/
A変換器75を介してその積分の結果を量子化し、かつ
負帰還することによって、この積分の結果が最小となる
値の列として出力信号Y(Z) を得る。
【0006】また、Z領域においては、積分器72-1、
72-2の伝達特性がZ-1/(1−Z-1)であるので、乗算器
76で乗じられる定数が「2」である場合には、既述の
入力信号X(Z) と出力信号Y(Z) との間には、量子化器
74において時系列の順に発生する量子化雑音Q(Z) に
対して、 Y(Z) =Z-2X(Z) +(1−Z-2)Q(Z) ・・・(1) の式が成立する。
【0007】したがって、出力信号Y(Z) に含まれる量
子化雑音のレベルは、 Z=ej2πf の一般式で示されるZに対して上式のQ(Z) の項の係数
(1−Z-2)が「0」となる周波数(以下、「伝送零
点」という。)f(=0Hz)では、図10に示すように
最小となり、かつ上述したようにオーバサンプリングの
サンプリング周波数fs の半分の周波数において最大と
なる。
【0008】すなわち、出力端における量子化雑音が高
域ほど多く分布するノイズシェーピングが達成されるの
で、入力信号X(Z) については、その占有帯域が数Hzな
いし数10kHzの低い周波数帯にある場合には、上述し
たオーバサンプリング方式が適用されることによって高
いSN比でアナログ−ディジタル変換が行われる。ま
た、上述したΔΣ変調器では、共用積分器として二次遅
れの二重積分器が適用されているが、例えば、図11に
示すように、単純積分を行う積分器81-1、81-2が積
分器72-1、72-2に代えて備えられ、かつ量子化器7
4の出力とD/A変換器75との段間に遅延器82が備
えられると共に、そのD/A変換器75の出力が乗算器
76を介することなく加算器73の他方の入力に接続さ
れることによってΔΣ変調器においても、出力信号Y
(Z) に含まれる量子化雑音のレベルは、図10に示すよ
うに、0Hzの伝送零点で最小となり、かつサンプリング
周波数fs の半分の周波数において最大となる。
【0009】なお、図11に示すΔΣ変調器では、積分
器81-1、81-2の伝達特性が1/(1−Z-1)で示され
るので、入力信号X(Z) と出力信号Y(Z) との間には、
上式(1) に代えて、 Y(Z) =X(Z) +(1−Z-2)Q(Z) ・・・(2) が成立する。
【0010】さらに、上述した各ΔΣ変調器について
は、積分器72-1、72-2と乗算器76と加算器73と
の組み合わせ(あるいは積分器81-1、81-2と加算器
73との組み合わせ)は既述の差分に併せて、入力信号
X(Z) にも直接積分処理を施すので、その入力信号X
(Z) の積分処理は、実効的には、加算器71、量子化器
74およびD/A変換器75によって施されるΔ変調の
処理に先行して行われる。
【0011】すなわち、出力信号Y(Z) は単純なΔ変調
器の出力信号と異なって差分信号ではないので、後段で
行われる信号処理の過程でその差分信号を積分する処理
が行われなくてもよく、かつ直流分も変調の対象となり
得ると共に、傾斜過負荷の発生が抑圧される。したがっ
て、オーバサンプリング方式が適用されたΔΣ変調器
は、汎用性に富み、かつ多くの分野においてディジタル
信号処理を可能とするA/D変換器として重要視されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例では、例えば、量子化雑音によるSN比の劣化を十分
に抑圧しつつ数百キロヘルツの中間周波数帯において
も、ディジタル領域で帯域通過フィルタを実現するため
には、LSI化の過程における回路やパターンのレイア
ウトや半導体プロセスの技術的な限界に起因して、所望
の高いサンプリング周波数によるオーバサンプリングは
必ずしも可能ではなく、かつ通過域が高域にあるほど、
その通過域には、図10に示すように大きなレベルの量
子化雑音が分布する。
【0013】したがって、既述のオーバサンプリング方
式とΔΣ変調器との単なる組み合わせによっては、中間
周波数帯における帯域通過フィルタは、所望のSN比で
は達成され難かった。なお、このような帯域通過フィル
タについては、アナログの領域における能動フィルタと
して小型に構成され得るが、実際には、その能動フィル
タの核となる演算増幅器その他の能動素子に100MHz
程度の高いGB積が要求されるために、実現が極めて困
難であった。
【0014】本発明は、数百kHz以下の所望の帯域にお
いて量子化雑音に起因するSN比の劣化が大幅に改善さ
れるΔΣ変調器と、その帯域に通過域が設定された帯域
通過フィルタとを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜5に
記載の発明の原理ブロック図である。
【0016】請求項1に記載の発明は、時系列Z-1の順
に入力信号X(Z) が与えられ、かつ先行して得られた出
力信号Y(Z) の値に対するその入力信号X(Z) の値の差
分を求めると共に、その差分を積分して積分値を得る差
分算出手段11と、差分算出手段11によって得られた
積分値を量子化することによって、入力信号X(Z) の後
続する値に対応して出力信号Y(Z) の後続する値を得る
量子化手段12とを備えたΔΣ変調器において、量子化
手段12と差分算出手段11との間に形成され、かつZ
領域における関数A(Z) と、出力信号Y(Z) の占有帯域
に零点を有する関数B(Z) と、その量子化手段12で発
生する量子化雑音Q(Z) とに対して、これらの差分算出
手段11と量子化手段12とを含む系の総合的な伝達特
性がY(Z) =A(Z)X(Z)+B(Z)Q(Z)の式で与えられる
帰還路13を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のΔΣ変調器において、帰還路13は、関数B(Z) の零
点の周波数領域における値が「0」となる標準帰還路
と、その標準帰還路に付加された帰還路との組み合わせ
として形成されたことを特徴とする。請求項3に記載の
発明は、請求項1または請求項2に記載のΔΣ変調器に
おいて、差分算出手段11と量子化手段12との双方あ
るいは一部は、Z領域において展開された等価な回路と
して構成され、これらの回路の一部が帰還路13の全て
あるいは一部として共用されたことを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載のΔΣ変調器において、差
分算出手段11と量子化手段12との双方または何れか
一方は、処理の全てもしくは一部をディジタル領域で行
うことを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項
1ないし請求項4の何れか1項に記載のΔΣ変調器にお
いて、差分算出手段11は、求められた差分に対して複
数次の積分を行うことによって積分値を得ることを特徴
とする。
【0019】図2は、請求項6に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項6に記載の発明は、時系列Z-1
順に与えられる入力信号X(Z) をオーバサンプリングす
ることによって、出力信号Y(Z) を生成する請求項1な
いし請求項5の何れか1項に記載されたΔΣ変調器21
と、ΔΣ変調器21によって生成された出力信号Y(Z)
に標本値の多値化と標本化周波数の低減とをはかる処理
を施すことによって、出力信号yを生成する間引き濾波
手段22と、間引き濾波手段22によって生成された出
力信号yから入力信号Xの占有帯域の成分を抽出する帯
域制限手段23とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項1に記載の発明にかかわるΔΣ変調
器では、差分算出手段11は、時系列Z-1の順に先行し
て得られた出力信号Y(Z) の値に対する入力信号X(Z)
の後続する値の差分を求め、この差分を積分することに
よって積分値を得る。また、量子化手段12は、その積
分値を量子化することによって入力信号X(Z) の後続す
る値に対応した出力信号Y(Z) の後続する値を得る。
【0021】また、帰還路13はZ領域における関数A
(Z) と、出力信号Y(Z) の占有帯域に零点を有する関数
B(Z) と、量子化手段12で発生する量子化雑音Q(Z)
とに対して、 Y(Z)=A(Z)X(Z)+B(Z)Q(Z) の式でその量子化手段12および差分算出手段11を含
む系の総合的な伝達特性を与える。
【0022】すなわち、量子化手段12によって得られ
る出力信号Y(Z) に重畳される量子化雑音Q(Z) の分布
は出力信号Y(Z) の占有帯域において最小となるので、
その出力信号Y(Z) のSN比は高く維持される。請求項
2に記載の発明にかかわるΔΣ変調器では、請求項1に
記載のΔΣ変調器において、帰還路13は、関数B(Z)
の零点の周波数領域における値が「0」となる標準帰還
路と、その標準帰還路に付加された帰還路との組み合わ
せとして形成される。
【0023】すなわち、帰還路13は、一般的な構成の
ΔΣ変調器に含まれる帰還路とそのΔΣ変調器に組み合
わせられた帰還路とで形成されるので、請求項1に記載
の発明にかかわるΔΣ変調器は既製のΔΣ変調器が活用
されることによって構成される。請求項3に記載の発明
にかかわるΔΣ変調器では、請求項1または請求項2に
記載のΔΣ変調器において、差分算出手段11と量子化
手段12との双方あるいは一部は、Z領域において展開
された等価な回路として構成され、これらの回路の一部
が帰還路13の全てあるいは一部として共用される。
【0024】すなわち、帰還路13の構成要素の内、一
部は差分算出手段11や量子化手段12の構成要素を兼
ねるので、所望の信号処理を実現するファームウエアや
ハードウエアの簡略化と規模の縮小化とがはかられる。
請求項4に記載の発明にかかわるΔΣ変調器では、請求
項1ないし請求項3の何れか1項に記載のΔΣ変調器に
おいて、差分算出手段11と量子化手段12との双方ま
たは何れか一方は、処理の全てもしくは一部をディジタ
ル領域で行う。
【0025】したがって、オーバサンプリングが行われ
るサンプリング周波数において所望の応答性および演算
精度が確保される限り、請求項1ないし請求項3に記載
のΔΣ変調器はDSPや専用のLSIとして実現可能と
なる。請求項5に記載の発明にかかわるΔΣ変調器で
は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のΔΣ
変調器において、差分算出手段11は、求められた差分
に対して複数次の積分を行うことによって積分値を得
る。
【0026】また、関数B(Z) については、一般に、上
述した積分の次数が大きいほどその関数B(Z) の次数が
大きな値となるので、入力信号X(Z) の占有帯域および
その占有帯域の近傍における変化率も大きな値となる。
したがって、関数B(Z) の零点が上述した占有帯域に設
定される限り、その占有帯域に分布する量子化雑音は、
積分の次数に適応した所望のレベルに亘って抑圧され
る。
【0027】請求項6に記載の発明にかかわる帯域通過
フィルタでは、ΔΣ変調器21は、時系列Z-1の順に与
えられる入力信号X(Z) をオーバサンプリングすること
によって出力信号Y(Z) を生成する。この出力信号Y
(Z) には、ΔΣ変調器21に請求項1ないし請求項5の
何れか1項に記載の発明が適用されるために、占有帯域
内におけるレベルが最小であり、かつその占有帯域外に
偏って多く分布する量子化雑音Q(Z) が重畳される。
【0028】また、間引き濾波手段22はΔΣ変調器2
1によって生成された出力信号Y(Z)について標本値の
多値化と標本化周波数の低減とをはかるので、その結果
として得られる出力信号yに含まれる量子化雑音Q(Z)
の成分の内、この間引き濾波手段22が行う標本化に伴
って折り返し雑音として上述した占有帯域に付加される
成分は、さらに、大幅に抑圧される。
【0029】すなわち、帯域制限手段23は、このよう
にして重畳される量子化雑音Q(Z)の成分が抑圧された
出力信号yが与えられるので、その出力信号yから所望
の占有帯域の成分を高いSN比で抽出することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0031】図3は、請求項1〜5に記載の発明に対応
した実施形態を示す図である。図において、図9に示す
ものと機能および構成が同じものについては、同じ符号
を付与して示し、ここではその説明を省略する。本実施
形態と図9に示す従来例との構成の相違点は、加算器7
1に代えて加算器31が備えられ、その加算器31には
D/A変換器75の出力が乗算器32を介して接続さ
れ、乗算器76に代えて乗算器33が備えられ、積分器
72-2に代えて図11に示す積分器81-2とその積分器
81-2に縦続接続された遅延器34とが備えられ、この
積分器81-2の出力が乗算器35を介して加算器31の
対応する入力に接続された点にある。
【0032】なお、本実施形態と図1および図2に記載
のブロック図との対応関係については、加算器31、7
3、積分器72-1、81-2および遅延器34は差分算出
手段11に対応し、量子化器74は量子化手段12に対
応し、加算器31、73、乗算器32、33、35およ
びD/A変換器75は帰還路13に対応する。以下、図
3を参照して本実施形態の動作を説明する。
【0033】量子化器74の出力に得られる出力信号Y
(Z) と加算器31に与えられる入力信号X(Z) との間に
は、乗算器32、35、33においてそれぞれ乗じられ
るべき係数A、B、Cに対して、
【数1】 の式が成立する。
【0034】また、上式(3) は、入力信号X(Z)、出力
信号Y(Z)および量子化雑音Q(Z) に着目して整理され
た場合には、上述した係数A、B、Cを含む関数P(Z)
に対して Y(Z)=Z-2X(Z)+P(Z)Q(Z) ・・・(4) の式に変換される。
【0035】ところで、このような関数P(Z) について
は、例えば、上述した係数A、B、Cがそれぞれ実数
(1−α)、(α−2)、−αで与えられる場合には、 P(Z)=1−αZ-1+Z-2 ・・・(5) の式で示される。さらに、Z平面上の単位円上に位置す
る関数P(Z) の根(例えば、「1」または一対の共役な
複素根)に対して Z=e±j2πf0/fs (但し、fsはサンプリング周波
数である。) の式で示される所望の周波数f0 では、量子化雑音Q
(Z) の成分は、完全に抑圧されるために、上式(4) に示
される出力信号Y(Z) には重畳されない。
【0036】また、上述した根が既述の一対の共役な複
素根である場合には、これらの根に共通である位相角の
絶対値θ0 に対しては、 (Z−ej2πf0/fs)(Z−e-j2πf0/fs)=0 の式が成立する。したがって、αの値は、この式と上式
(5) とが共に成立する条件として、 α=2cosθ0 ・・・(6) の式で与えられる。
【0037】さらに、Z平面における位相角の内、上述
した位相角θ0 と実軸で示されるπラジアンとはそれぞ
れ既述の所望の周波数f0 とサンプリング周波数fS
半分の値とに対応するので、その位相角θ0 は、 θ0 =2πf0/fS ・・・(7) の式で与えられる。
【0038】すなわち、本実施形態によれば、乗算器3
2、35、33の係数が上式(6) 、(7) で示されるα
(=2cos(2πf0/fS))に対してそれぞれ(α−1)、
(α−2)、αで示される場合には、図4に示すように、
所望の周波数(以下、従来例と同様にして「伝送零点」
という。)f0 において出力信号Y(Z) に重畳される量
子化雑音は確実に抑圧される。
【0039】なお、本実施形態では、量子化器74によ
って行われる量子化の結果として出力信号Y(Z) が得ら
れているが、D/A変換器75および乗算器32、3
3、35を介して加算器31、73に至る帰還路が確実
に形成されるならば、その量子化器74あるいはその後
段に配置される回路によって如何なる符号化が行われて
もよい。
【0040】また、本実施形態では、加算器31、7
3、積分器72-1、81-2、遅延器34、D/A変換器
75および乗算器32、33、35が何れもディジタル
領域において既述の処理を行っているが、このような構
成に限定されず、これらの一部または全ては、例えば、
スイッチト・キャパシタ・フィルタあるいはこれに準じ
るアナログ回路として構成されてもよい。
【0041】さらに、本実施形態では、図9に示す従来
例に形成される帰還路と異なる帰還路が形成されている
が、例えば、図9に示す従来のΔΣ変調器に既述の伝達
特性を達成する回路が付加されて構成されることによっ
て、標準化された、あるいは既製のΔΣ変調器が活用さ
れてもよい。また、本実施形態では、図9に示す積分器
72-2に代えて遅延器34と図11に示す積分器81-2
とが備えられているが、所望の周波数f0 において上式
(4)に示すQ(Z) の項が「0」となる伝達特性が得られ
るならば、積分器72-1、81-2、遅延器34および乗
算器32、33、35がZ領域における等価変換の下で
得られた系として構成されることにより、利得や遅延量
の設定に供されるハードウエアや信号処理のプロセスの
共用化がはかられてもよい。
【0042】さらに、本実施形態では、積分器72-1、
81-2および遅延器34によって二次遅れ二次積分器が
形成されているが、このような積分器の次数について
は、既述の伝送零点が所望の周波数f0 において安定
に、かつ確実に得られるならば、「1」または「3」以
上であってもよい。また、一般に、図5に示すように、
伝送零点以外の周波数帯において出力信号Y(Z) に重畳
される量子化雑音のレベルの分布は、上述した積分器の
次数が大きいほど急峻となる。したがって、その次数に
ついては、本願発明にかかわるΔΣ変調器を介して行わ
れるディジタル信号処理において達成されるべき濾波特
性、ハードウエア、あるいはファームウエアの規模、応
答性その他の勘案の下で適宜設定が可能である。
【0043】さらに、本実施形態は、図9に示す従来例
の構成が既述の通りに変更されることによって構成され
ているが、このような二次遅れ二次積分型のΔΣ変調器
に限定されず、例えば、図6に示すように、図11に示
すΔΣ変調器に、加算器71に代わる加算器41と、そ
の加算器41とD/A変換器75との段間に配置された
乗算器42と、積分器81-2の出力と加算器41の対応
する入力との間に縦続接続された遅延器43と乗算器4
4とが備えられてなるΔΣ変調器についても、本願発明
は同様にして適用可能である。
【0044】なお、このような構成のΔΣ変調器につい
ては、上式(3) に相当する伝達特性は、乗算器42、4
4にそれぞれ設定された係数a、bに対して、
【数2】 の式で示される。さらに、上式(8) は、X(Z)、Y(Z)お
よびQ(Z) に着目して整理された場合には、上述した係
数a、bを含む関数p(Z) に対して Y(Z)=Z-2X(Z)+p(Z)Q(Z) の式に変換される。
【0045】しかし、このような関数p(Z) は、例え
ば、上述した係数a、bがそれぞれ実数(1−α)、(α
−2)で与えられる場合には、右辺が既述の式(5) に等
しい p(Z)=1−αZ-1+Z-2 ・・・(9) の式で示される。したがって、乗算器42、44の係数
がα(=2cos(2πf0/fS))に対してそれぞれ(1−
α)、(α−2)で示される場合には、図3に示す実施形態
と同様にして、所望の周波数f0 において出力信号Y
(Z) に重畳される量子化雑音は確実に抑圧される。
【0046】また、本実施形態では、具体的に適用され
るべき装置やシステムが何ら示されていないが、例え
ば、所望の占有帯域(直流を含む数百kHZ以下の周波数
帯)に分布する量子化雑音が抑圧され、あるいは特定の
帯域について所望の量子化雑音の分布が得られる信号処
理が行われることが要求されるならば、如何なる装置や
システムにも本願発明は適用可能である。
【0047】図7は、請求項6に記載の発明に対応した
実施形態を示す図である。図において、ΔΣ変調器51
の入力には入力信号X(Z) が与えられ、その出力はデシ
メーションフィルタ51を介して帯域通過フィルタ53
の入力に接続される。ΔΣ変調器51およびデシメーシ
ョンフィルタ52のクロック入力には、周波数が12.
8MHzである第一のクロック信号が与えられる。帯域通
過フィルタ53のクロック入力には周波数が1.6MHz
である第二のクロック信号が与えられ、その帯域通過フ
ィルタ53の出力には出力信号が得られる。
【0048】なお、本実施形態と図2に示すブロック図
との対応関係については、ΔΣ変調器51はΔΣ変調器
21に対応し、デシメーションフィルタ52は間引き濾
波手段22に対応し、帯域通過フィルタ53は帯域制限
手段23に対応する。図8は、本実施形態の動作を説明
する図である。以下、図7および図8を参照して本実施
形態の動作を説明する。
【0049】ΔΣ変調器51は請求項1ないし請求項5
の何れか1項に記載の発明が適用されたΔΣ変調器(こ
こでは、簡単のため、図3に示すΔΣ変調器であると仮
定する。)であり、その伝送零点f0 は周波数軸上で帯
域通過フィルタ53の通過域の中心周波数(ここでは、
簡単のため、450kHzであると仮定する。)に予め設
定される。
【0050】したがって、ΔΣ変調器51は、12.8
MHzの速度で入力信号をオーバサンプリングすることに
よって、図8(a) に示すように、量子化雑音が上述した
通過域より高域に偏って分布し、その通過域でレベルが
最小となる量子化雑音が重畳された信号(以下、単に
「変調信号」という。)を生成する。デシメーションフ
ィルタ52は、上述した通過域を含む帯域より高域の周
波数成分について十分な減衰を与え、かつサンプリング
周波数を12.8MHzから1.6MHzに低減すると共
に、標本値を多値化する処理をその変調信号に施すこと
によって間引き信号を生成する。
【0051】したがって、デシメーションフィルタ52
は、例えば、図8(b) に示すように、通過域が0Hzから
800kHz(1.6MHz=/2)の帯域に設定され、かつ
その帯域より高域では、挿入損失が60dB以上に亘って
大きな値となる周波数特性を有する。さらに、帯域通過
フィルタ53は、上述した間引き信号に濾波処理を施す
ことによって、図8(c) に示すように、既述の伝送零点
0 が通過域の中心周波数に設定された帯域通過特性を
得る。
【0052】このように本実施形態によれば、オーバサ
ンプリングを行うΔΣ変調器51によって所望の通過域
に伝送零点f0 が設定されることによってその通過域に
分布する量子化雑音が大幅に抑圧され、この通過域より
高域に分布する量子化雑音がデシメーションフィルタ5
2によって抑圧された後に、帯域通過フィルタ53によ
って濾波処理が行われるので、従来のΔΣ変調器の適用
の下では達成されなかった高いSN比の帯域通過フィル
タがディジタル領域で実現される。
【0053】また、本実施形態では、ΔΣ変調器51の
伝送零点f0 が図3、図6に示す計数αの設定によって
所望の通過域に設定されるために、オーバサンプリング
に適用されるサンプリング周波数が高く設定されること
がデバイスの応答性、消費電力の上限その他の制約によ
って阻まれる場合であっても、高いSN比が達成され
る。
【0054】また、本実施形態では、図7に点線で示す
ように、デシメーションフィルタ52がFIRフィルタ
として構成され、かつ帯域通過フィルタ53がIIRフ
ィルタとして形成されているが、これらのデシメーショ
ンフィルタ52および帯域通過フィルタ53では、所望
の周波数特性および伝達特性が得られるならば、如何な
る方式の濾波処理が行われてもよい。
【0055】さらに、上述した各実施形態では、ΔΣ変
調器の内部で行われる処理が1ビットの語長の単位に行
われ、そのΔΣ変調器によって得られる出力信号の語長
も1ビットとなっているが、これらの語長については、
複数ビットであってもよい。
【0056】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、従来例に比べて出力信号のSN比が高められる。
【0057】また、請求項2に記載の発明では、標準的
なΔΣ変調器が活用されることによって請求項1に記載
の発明にかかわるΔΣ変調器が構成される。さらに、請
求項3に記載の発明では、ファームウエアやハードウエ
アの構成の簡略化と規模の縮小化とがはかられる。ま
た、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項
3に記載のΔΣ変調器はDSPや専用のLSIとして実
現可能となる。
【0058】さらに、請求項5に記載の発明では、出力
信号の占有帯域に分布する量子化雑音が積分の次数に適
応した所望のレベルに亘って抑圧される。また、請求項
6に記載の発明では、入力信号から所望の帯域の成分が
高いSN比で抽出される。すなわち、これらの発明が適
用されたシステムや機器では、数百kHz以下の周波数帯
について、ディジタル領域における所望の信号処理が従
来の技術では達成されなかった高いSN比で実現される
ので、低廉化および小型化がはかられ、かつ性能や信頼
性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜5に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項6に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項1〜5に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図4】伝送零点に応じて出力信号に重畳される量子化
雑音の分布を示す図である。
【図5】積分の次数に応じて出力信号に重畳される量子
化雑音の分布を示す図である。
【図6】請求項1〜5に記載の発明に対応した他の実施
形態を示す図である。
【図7】請求項6に記載の発明に対応した実施形態を示
す図である。
【図8】本実施形態の動作を説明する図である。
【図9】ΔΣ変調器の構成例を示す図である。
【図10】従来のΔΣ変調器における伝送零点を示す図
である。
【図11】ΔΣ変調器の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 差分算出手段 12 量子化手段 13 帰還路 21,51 ΔΣ変調器 22 間引き濾波手段 23 帯域制限手段 31,41,71,73 加算器 32,33,35,42,76 乗算器 34,43,82 遅延器 52 デシメーションフィルタ 53 帯域通過フィルタ 72,81 積分器 74 量子化器 75 D/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角石 光夫 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 粟田 豊 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列Z-1の順に入力信号X(Z) が与え
    られ、かつ先行して得られた出力信号Y(Z) の値に対す
    るその入力信号X(Z) の値の差分を求めると共に、その
    差分を積分して積分値を得る差分算出手段と、 前記差分算出手段によって得られた積分値を量子化する
    ことによって、前記入力信号X(Z) の後続する値に対応
    して前記出力信号Y(Z) の後続する値を得る量子化手段
    とを備えたΔΣ変調器において、 前記量子化手段と前記差分算出手段との間に形成され、
    かつZ領域における関数A(Z) と、前記出力信号Y(Z)
    の占有帯域に零点を有する関数B(Z) と、その量子化手
    段で発生する量子化雑音Q(Z) とに対して、これらの差
    分算出手段と量子化手段とを含む系の総合的な伝達特性
    がY(Z)=A(Z)X(Z)+B(Z)Q(Z) の式で与えられる帰
    還路を備えたことを特徴とするΔΣ変調器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のΔΣ変調器において、 帰還路は、 関数B(Z) の零点の周波数領域における値が「0」とな
    る標準帰還路と、その標準帰還路に付加された帰還路と
    の組み合わせとして形成されたことを特徴とするΔΣ変
    調器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のΔΣ変
    調器において、 差分算出手段と量子化手段との双方あるいは一部は、 Z領域において展開された等価な回路として構成され、
    これらの回路の一部が帰還路の全てあるいは一部として
    共用されたことを特徴とするΔΣ変調器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載のΔΣ変調器において、 差分算出手段と量子化手段との双方または何れか一方
    は、 処理の全てもしくは一部をディジタル領域で行うことを
    特徴とするΔΣ変調器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載のΔΣ変調器において、 差分算出手段は、 求められた差分に対して複数次の積分を行うことによっ
    て積分値を得ることを特徴とするΔΣ変調器。
  6. 【請求項6】 時系列Z-1の順に与えられる入力信号X
    (Z) をオーバサンプリングすることによって、出力信号
    Y(Z) を生成する請求項1ないし請求項5の何れか1項
    に記載されたΔΣ変調器と、 前記ΔΣ変調器によって生成された出力信号Y(Z) に標
    本値の多値化と標本化周波数の低減とをはかる処理を施
    すことによって、出力信号yを生成する間引き濾波手段
    と、 前記間引き濾波手段によって生成された出力信号yから
    前記入力信号Xの占有帯域の成分を抽出する帯域制限手
    段とを備えたことを特徴とする帯域通過フィルタ。
JP7041898A 1998-03-19 1998-03-19 Δς変調器およびそのδς変調器が適用された帯域通過フィルタ Withdrawn JPH11274937A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020096006A (ko) * 2001-06-19 2002-12-28 엘지전자 주식회사 엠에스엠에 있어서 입력 신호의 해상도를 향상시키는 장치및 방법
JP2005295536A (ja) * 2004-03-12 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 周波数変調装置、ポーラ変調送信装置、無線送信装置及び無線通信装置
JP2007274217A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sharp Corp Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7706495B2 (en) 2004-03-12 2010-04-27 Panasonic Corporation Two-point frequency modulation apparatus

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