JPH1127482A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH1127482A
JPH1127482A JP9193221A JP19322197A JPH1127482A JP H1127482 A JPH1127482 A JP H1127482A JP 9193221 A JP9193221 A JP 9193221A JP 19322197 A JP19322197 A JP 19322197A JP H1127482 A JPH1127482 A JP H1127482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
read
reading
optical sensor
pitch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9193221A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康裕 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9193221A priority Critical patent/JPH1127482A/ja
Publication of JPH1127482A publication Critical patent/JPH1127482A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばプリスキャンによって得られた画像を
画面に表示しても、その画像にモアレ縞が生じることを
防止する。 【解決手段】プリスキャンを開始するとき(ステップ1
11)、ラインセンサをデフォーカス位置に移動させる
(ステップ112)。光源を点灯し(ステップ11
3)、プリスキャンを行ない(ステップ114)、本ス
キャンよりも粗い読取ピッチで被読取原稿を間欠的に移
送する。この間欠移送の間に、ラインセンサを露光し、
1画面分の画像データを検出する。プリスキャンでは、
1ラインの画像データの全てが画像表示のために用いる
のではなく、1/16に間引く。光源を消灯し(ステッ
プ115)、ラインセンサを合焦位置に移動させる(ス
テップ116)。その後、本スキャンを行なう(ステッ
プ119)。本スキャンでは、読取ピッチがプリスキャ
ン時と同じであるとき、プリスキャンのシェーディング
補正データを用いてシェーディング補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフィルムに
記録された画像をラインセンサによって読み取る画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像読取装置として、読取
対象であるフィルムを、ラインセンサの長手方向と直交
する方向に沿って間欠的に移送することにより、画像を
1ラインずつ読み取るものが知られている。すなわちフ
ィルムが停止している間に、光源から出射された照明光
がフィルムに照射され、1ラインの画像がラインセンサ
によって検出される。この検出動作の後、フィルムは移
送機構によって所定の読取ピッチだけ移送される。この
ような画像の検出と移送が繰り返し実行され、1画面分
の画像が読み取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像を相対的に細かい
読取ピッチで読み取ってディスプレイ装置の画面上に表
示する本スキャンに先立ち、相対的に粗い読取ピッチで
読み取って画面に表示するプリスキャンが行われる。こ
のように読取ピッチが粗い方向に変更されると、すなわ
ち画像データとしてサンプル数が減ると、読取ピッチに
よって決まるナイキスト周波数も引くくなる。読取画像
の空間周波数がナイキスト周波数よりも大きいとき、モ
アレ縞が発生する。すなわちプリスキャンでは、読取ピ
ッチが細かいときは問題なく読めていた画像が粗いプリ
スキャン時にはナイキスト条件を満足しなくなり、モア
レ縞が生じることがある。
【0004】本発明は、例えばプリスキャンによって得
られた画像を画面に表示しても、その画像にモアレ縞が
生じることを防止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
読取装置は、光学センサと、被読取原稿に照明光を照射
する光源と、光学センサの受光面上における画像の合焦
状態を制御する合焦制御手段と、光学センサおよび被読
取原稿の少なくとも一方を所定の読取ピッチで移動させ
ることにより、被読取原稿に記録された画像を読み取る
画像読取手段とを備え、合焦制御手段は受光面上におけ
る画像を読取ピッチに応じた量だけデフォーカスさせる
ことを特徴としている。
【0006】好ましくは画像読取手段は、光学センサお
よび被読取原稿の少なくとも一方を相対的に粗い読取ピ
ッチで移動させることにより、被読取原稿に記録された
画像を読み取るプリスキャン手段と、このプリスキャン
手段よりも後に実行され、光学センサおよび被読取原稿
の少なくとも一方を相対的に細かい読取ピッチで移動さ
せることにより、被読取原稿に記録された画像を読み取
る本スキャン手段とを備える。
【0007】本発明の画像読取装置は、照明光が照射さ
れた被読取原稿に記録された画像を、光学センサの受光
面上に形成させるスキャナ光学系を備え、合焦制御手段
が、スキャナ光学系の光軸に沿って光学センサを移動さ
せることにより、合焦状態を制御することが好ましい。
【0008】また画像読取装置は、画像読取手段によっ
て読み取られた画像に対してシェーディング補正を行な
うためのシェーディング補正データを格納するメモリを
備えることが好ましく、このメモリには、読取ピッチに
応じた複数種類のシェーディング補正データが格納され
る。
【0009】画像読取手段は例えば、光学センサおよび
被読取原稿の少なくとも一方を第1の読取ピッチで移動
させることにより、被読取原稿に記録された画像を読み
取るプリスキャン手段と、このプリスキャン手段よりも
後に実行され、光学センサおよび被読取原稿の少なくと
も一方を第2の読取ピッチで移動させることにより、被
読取原稿に記録された画像を読み取る本スキャン手段と
を備え、第2の読取ピッチが第1の読取ピッチと同じで
ある場合、本スキャン手段は、プリスキャン手段による
画像読取動作と同じ量だけデフォーカスさせた状態で画
像読み取りを行ない、かつプリスキャン手段において用
いられるシェーディング補正データを用いてシェーディ
ング補正を行なう。
【0010】本発明に係る第2の画像読取装置は、被読
取原稿に記録された画像を読み取るための光学センサ
と、光学センサの受光面上に形成される画像の合焦状態
を制御する合焦制御手段とを備え、本スキャンに先立っ
て行なわれ、本スキャンよりも粗い読取ピッチで光学セ
ンサにより画像を読み取るプリスキャンにおいて、合焦
制御手段は、受光面上における画像を所定量だけデフォ
ーカスさせることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る画像読取装置の電気的な構成を示すブロック図であ
る。
【0012】この画像読取装置において用いられる被読
取原稿Mは透過原稿(フィルム)であり、このフィルム
にはカラー画像が記録されている。被読取原稿Mは原稿
移送機構10によって矢印A方向に間欠的に移送され
る。被読取原稿Mの通過経路の上方には光源20が配設
され、また下方には結像レンズ31とラインセンサ30
が設けられている。光源20の点灯と消灯は光源駆動回
路41によって、またラインセンサ30による画像の検
出動作はラインセンサ駆動回路42によって制御され
る。原稿移送機構10、光源駆動回路41およびライン
センサ駆動回路42はシステムコントロール回路40か
ら出力される指令信号に従って動作する。
【0013】ラインセンサ30から読み出された画像デ
ータはアンプ43により増幅され、A/D変換器44に
よってデジタル信号に変換される。デジタルの画像デー
タは、画像処理回路45においてシェーディング補正を
施された後、メモリ46に一旦格納される。この画像デ
ータはメモリ46から読み出され、色補正、ガンマ補正
等の所定の演算処理を施される。そして画像データは、
インターフェース回路47において所定のフォーマット
に従った信号に変換され、出力端子48を介して、この
画像読取装置の外部に設けられたコンピュータ60に出
力される。画像処理回路45とインターフェース回路4
7は、システムコントロール回路40により制御され
る。
【0014】本実施形態において、画像読取装置の全て
の動作はコンピュータ60によって制御されるが、スイ
ッチ49をシステムコントロール回路40に接続して、
このスイッチ49を操作することによって画像読取装置
の動作を制御するように構成してもよい。
【0015】図2は画像読取装置の機械的な構成を示す
斜視図である。被読取原稿Mは枠体11によって支持さ
れたフィルム状の透過原稿であり、枠体11は板状のス
テージ12に止め具13によって固定される。ステージ
12には、被読取原稿Mに対応した位置に、図示しない
開口が形成されている。ステージ12の側端面にはラッ
ク14が形成され、このラック14には原稿送りモータ
15の出力軸に設けられたピニオン16に噛合してい
る。原稿送りモータ15はシステムコントロール回路4
0の制御に基づいて駆動され、被読取原稿Mの位置が制
御される。
【0016】光源20はステージ12の上方に位置し、
ブルー(B)、グリーン(G)およびレッド(R)の光
を出射する発光素子21R、21G、21Bを有してい
る。光源20は光源駆動回路41によって制御され、こ
れにより発光素子21R、21G、21Bのいずれかが
選択的に点灯される。
【0017】発光素子21R、21G、21Bはステー
ジ12の幅方向に延びる細長い支持部材22に支持され
ている。支持部材22の下方にはコリメータレンズ23
が設けられ、コリメータレンズ23とステージ12の間
には、一対のシリンドリカルレンズ24、25が配設さ
れている。コリメータレンズ23とシリンドリカルレン
ズ24、25はそれぞれステージ12の幅方向に延びて
いる。すなわち発光素子21R、21G、21Bから出
射された光はコリメータレンズ23とシリンドリカルレ
ンズ24、25によって集光され、被読取原稿Mの上に
ライン状に照射される。
【0018】ステージ12の下方にはミラー26が配設
されている。ミラー26はコリメータレンズ23とシリ
ンドリカルレンズ24、25に平行に延び、ステージ1
2に対して約45度の角度で傾斜している。ステージ1
2の下方においてミラー26の前方にはラインセンサ3
0が設けられ、ミラー26とラインセンサ30の間には
結像レンズ(スキャナ光学系)31が設けられている。
したがって、光源20から出射され、これらのレンズ2
3、24、25と被読取原稿Mを透過した光は、ミラー
26において反射し、結像レンズ31を介してラインセ
ンサ30に導かれる。これにより、被読取原稿Mに記録
された画像がラインセンサ30の受光面に結像される。
【0019】ラインセンサ30は支持部材32に固定さ
れている。支持部材32は水平方向に延びる本体32a
と本体32aから上方に突出する垂直壁32bとを有
し、ラインセンサ30は垂直壁32bに取り付けられて
いる。支持部材32の本体32aの側端面にはラック3
3が形成され、このラック33にはラインセンサ送りモ
ータ34の出力軸に設けられたピニオン35に噛合して
いる。ラインセンサ送りモータ34はシステムコントロ
ール回路40の制御に基づいて駆動され、これによりラ
インセンサ30は結像レンズ31の光軸に沿って移動
し、その位置が制御される。
【0020】図3は、被読取原稿Mとして反射原稿が用
いられる場合の光源20およびラインセンサ30等の構
成を示している。この構成では、光源20とシリンドリ
カルレンズ27は、ラインセンサ30および結像レンズ
31とともに被読取原稿Mの下方に配設される。すなわ
ち、光源20から出射された光はシリンドリカルレンズ
27を介して被読取原稿Mの下面に照射され、この原稿
Mによって反射された光が結像レンズ31を介してライ
ンセンサ30に結像される。
【0021】図4および図5は画像読取装置において実
行される画像読取ルーチンを示すフローチャートであ
る。この画像読取ルーチンは、本画像読取装置の電源を
投入することによって開始し、この開始時、光源20は
まだオフ状態、すなわち消灯されている。
【0022】まず被読取原稿Mがステージ12に装着さ
れない状態でステップ101が実行され、ラインセンサ
30において特に暗電流や画素毎の直流成分のオフセッ
トに起因して発生する信号成分を含む画素データすなわ
ち黒歪データが検出される。ステップ102では、光源
20が点灯されて照明光が照射される。ステップ103
では、ラインセンサ30がデフォーカス位置に移動され
る。このデフォーカス位置は、画像が所定のデフォーカ
ス量を有するような位置であり、ラインセンサ30上の
画像が合焦状態にあると予測される仮想的な合焦位置か
ら、例えば遠距離方向に0.5mmだけずれた位置であ
る。なお仮想的な合焦位置は、例えば実験により定めら
れる。
【0023】ステップ104では、ラインセンサ30か
ら出力された1ラインの画像データが例えば1/16に
間引かれ、この間引かれた画像データに基いて白歪デー
タが算出される。白歪データは、ラインセンサ30に直
接入射される光に応じてラインセンサ30に生じる輝度
値である。ステップ105では、ステップ101におい
て求められた黒歪データと、ステップ104において求
められた白歪データとから、次の(1)式に従って、第
1の白歪係数が算出される。
【0024】 白歪係数=(1023/(白歪データ−黒歪データ)) ・・・(1) ただし、1023はA/D変換器44のフルスケール
(10ビット)に対応している。この白歪係数と黒歪係
数を用いて、プリスキャンによって得られる画像データ
に対してシェーディング補正が施される。図6に示され
るように、メモリMRのアドレス[2048]〜[21
75]にはプリスキャンにおいて用いられるシェーディ
ング補正データ、すなわち第1の白歪係数Wd[0]〜
Wd[127]と黒歪係数B[0]〜B[127]が格
納される。この第1の白歪係数および後述する第2の白
歪係数のデータ長はそれぞれ16ビットであり、黒歪係
数のデータ長は8ビットである。
【0025】ステップ106では、ラインセンサ30が
仮想的な合焦位置に移動される。ステップ107では、
ラインセンサ30から出力された1ラインの全ての画像
データが用いられて、白歪データが算出される。ステッ
プ108では、ステップ101において求められた黒歪
データと、ステップ107において求められた白歪デー
タとから、(1)式に従って、第2の白歪係数が算出さ
れる。
【0026】第2の白歪係数と黒歪係数を用いて、本ス
キャンによって得られる画像データに対してシェーディ
ング補正が施される。図6に示されるように、メモリM
Rのアドレス[0]〜[2048]には本スキャンにお
いて用いられるシェーディング補正データ、すなわち第
2の白歪係数W[0]〜W[2047]と黒歪係数B
[0]〜B[2047]が格納される。このようにメモ
リMRには、本スキャンとプリスキャンに対応したシェ
ーディング補正データが格納され、またこれらのシェー
ディング補正データはR、G、B毎に設けられる。
【0027】ステップ109では光源20が消灯され
る。この後、フィルムMがステージ12に装着される。
ステップ111では、プリスキャンを開始するか否かが
判定される。例えばマウスを用いて、ディスプレイ装置
の画面上の「プリスキャン」のマークがクリックされる
と、ステップ111からステップ112へ進み、ステッ
プ103と同様に、ラインセンサ30がデフォーカス位
置に移動される。ステップ113では、光源20が点灯
される。
【0028】ステップ114ではプリスキャンが行なわ
れ、フィルムMが原稿移送機構10により、ステップ1
19によって実行される本スキャンよりも粗い読取ピッ
チで間欠的に移送される。この間欠移送と、ラインセン
サ30を一定の露光時間だけ露光して読み出す動作とを
繰り返し実行して、1画面分の画像データが検出され
る。またプリスキャンでは、1ラインの画像データの全
てが画像表示のために用いられるのではなく、図7に示
されるように1/16に間引かれる。なおプリスキャン
において、光源20は、ステージ12が停止する度に発
光素子21R、21G、21Bが所定の順序で点灯され
るように制御され、R、G、Bの画像データがそれぞれ
検出される。
【0029】ステップ115では光源20が消灯され
る。ステップ116ではステップ106と同様に、ライ
ンセンサ30が仮想的な合焦位置に移動される。ステッ
プ117では本スキャンを開始するか否かが判定され
る。例えばディスプレイ装置の画面上の「スキャン」の
マークがクリックされるとステップ117からステップ
119へ進み、本スキャンが行われる。本スキャンはプ
リスキャンと比較して、ラインセンサ30による読取ピ
ッチが相対的に細かく、また図7に示されるように1ラ
インの画像データの全てが用いられることを除いて、基
本的に同じ動作である。本スキャンが終了すると、ステ
ップ117が再び実行される。
【0030】これに対し、「スキャン」のマークがクリ
ックされないとき、ステップ118において、プリスキ
ャンを再び行なうか否かが判定される。「プリスキャ
ン」のマークがクリックされたときはステップ117へ
戻るが、「プリスキャン」のマークがクリックされない
ときは、ステップ112へ戻る。すなわち「スキャン」
のマークも「プリスキャン」のマークもクリックされな
い間、ステップ117、118が繰り返し実行される。
【0031】なお、図4および図5の画像読取ルーチン
の途中において、ディスプレイ装置の画面上の「イジェ
クト」のマークがクリックされると、割り込み処理によ
ってこの画像読取ルーチンは終了し、また被読取原稿M
が画像読取装置から排出される。
【0032】図8はシェーディング補正の処理を示す図
である。上述したように白歪係数は光源20を点灯した
状態で求められる。ラインセンサ30に直接入射される
光に応じてラインセンサ30に生じる白歪データD1は
光源20の光量ムラに対応している。白歪係数は白歪デ
ータD1と黒歪データとから、(1)式に従って算出さ
れ、これにより光量ムラの影響が除去される。すなわち
被読取原稿Mが存在しないとき、光源20から出射され
た光がラインセンサ30に直接入射されることによって
ラインセンサ30から出力される画素データに対し、 白歪係数×(D1−黒歪データ) の演算処理を施したD2のレベルは1ラインにわたって
一様になる。
【0033】プリスキャンあるいは本スキャンにおい
て、ラインセンサ30から出力される画素データには黒
歪データが含まれている。シェーディング補正は、この
画素データから黒歪データを減算した結果に白歪係数を
乗じることにより行なわれる。すなわちシェーディング
補正(画素データの正規化)は次の(2)式に従って行
なわれる。 正規化データ=白歪係数×(画素データ−黒歪データ) ・・・(2)
【0034】図9は図5のステップ119において実行
される本スキャンのサブルーチンのフローチャートであ
る。
【0035】ステップ201では、本スキャンにおける
読取ピッチがプリスキャンにおける読取ピッチと等しい
か否かが判定される。本スキャンの読取ピッチは例えば
ディスプレイ装置の画面に表示された「読取ピッチ」の
値を設定することによって変更可能である。本スキャン
の読取ピッチがプリスキャンの読取ピッチとは異なると
きステップ202が実行され、本スキャンの読取ピッチ
がプリスキャンの読取ピッチと等しいときステップ20
3が実行される。
【0036】例えば本スキャンにおいて画素データが間
引かれないとき、ステップ202が実行され、メモリM
R(図6参照)の補正データの先頭アドレスが0に設定
される。すなわち、第1の領域MR1に格納されたシェ
ーディング補正データが読み出される。
【0037】これに対し、本スキャンにおいて画素デー
タが、プリスキャンと同様に1/16に間引かれると
き、ステップ203においてラインセンサ30がデフォ
ーカス位置に移動された後、ステップ204が実行さ
れ、メモリMR(図6参照)の補正データの先頭アドレ
スが2048に設定される。すなわち、第2の領域MR
2に格納されたシェーディング補正データが読み出され
る。
【0038】ステップ202または204の処理が終了
すると、ステップ205において本スキャンが行なわ
れ、ラインセンサ30によって被読取原稿Mの画像が読
み出される。次いでステップ206においてラインセン
サ30が仮想的な合焦位置に移動され、このルーチンは
終了する。
【0039】以上のように本実施形態では、本スキャン
に先立って行われるプリスキャンのように相対的に粗い
読取ピッチで画像を読み取る構成において、ラインセン
サ30の受光面に形成される画像を合焦状態から所定量
だけデフォーカスさせている。したがって、例えばディ
スプレイ装置の画面上に表示されたプリスキャン画像に
は、モアレ縞が発生しない。
【0040】また、本スキャンにおける読取ピッチがプ
リスキャンと同じ場合には、本スキャンにおいてもライ
ンセンサ30上の画像を所定量だけデフォーカスさせて
いるので、このような場合、本スキャンにより得られた
再生画像にモアレ縞が生じることが防止される。
【0041】他の実施形態として、例えば本スキャンに
おいて複数種類の読取ピッチを選択できるようにして、
その読取ピッチの大きさに応じてデフォーカス量を変化
させることもできる。その場合は、各読取ピッチに応じ
たシェーディング補正データを予め電源投入時等に取得
しておく。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えばプ
リスキャンにおいて、粗い読取ピッチで画像を読み取っ
て画像を画面に表示しても、その画像にモアレ縞が生じ
ることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像読取装置の電気
的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像読取装置の機械的な構成を示す
斜視図である。
【図3】被読取原稿として反射原稿が用いられる場合の
光源およびラインセンサ等の配置を示す図である。
【図4】画像読取ルーチンの前半部分を示すフローチャ
ートである。
【図5】画像読取ルーチンの後半部分を示すフローチャ
ートである。
【図6】シェーディング補正データが格納されるメモリ
マップを示す図である。
【図7】本スキャンとプリスキャンにおいて画像表示に
用いられる画像データを示す図である。
【図8】シェーディング補正を説明するための図であ
る。
【図9】本スキャンのサブルーチンのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
12 ステージ 20 光源 30 ラインセンサ 31 結像レンズ M 被読取原稿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学センサと、被読取原稿に照明光を照
    射する光源と、前記光学センサの受光面上における画像
    の合焦状態を制御する合焦制御手段と、前記光学センサ
    および被読取原稿の少なくとも一方を所定の読取ピッチ
    で移動させることにより、前記被読取原稿に記録された
    画像を読み取る画像読取手段とを備え、前記合焦制御手
    段は前記受光面上における画像を前記読取ピッチに応じ
    た量だけデフォーカスさせることを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取手段が、前記光学センサお
    よび被読取原稿の少なくとも一方を相対的に粗い読取ピ
    ッチで移動させることにより、前記被読取原稿に記録さ
    れた画像を読み取るプリスキャン手段と、このプリスキ
    ャン手段よりも後に実行され、前記光学センサおよび被
    読取原稿の少なくとも一方を相対的に細かい読取ピッチ
    で移動させることにより、前記被読取原稿に記録された
    画像を読み取る本スキャン手段とを備えることを特徴と
    する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記照明光が照射された前記被読取原稿
    に記録された画像を、前記光学センサの受光面上に形成
    させるスキャナ光学系を備え、前記合焦制御手段が、前
    記スキャナ光学系の光軸に沿って前記光学センサを移動
    させることにより、前記合焦状態を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記画像読取手段によって読み取られた
    画像に対してシェーディング補正を行なうためのシェー
    ディング補正データを格納するメモリを備え、このメモ
    リには、前記読取ピッチに応じた複数種類のシェーディ
    ング補正データが格納されることを特徴とする請求項1
    に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記画像読取手段が、前記光学センサお
    よび被読取原稿の少なくとも一方を第1の読取ピッチで
    移動させることにより、前記被読取原稿に記録された画
    像を読み取るプリスキャン手段と、このプリスキャン手
    段よりも後に実行され、前記光学センサおよび被読取原
    稿の少なくとも一方を第2の読取ピッチで移動させるこ
    とにより、前記被読取原稿に記録された画像を読み取る
    本スキャン手段とを備え、前記第2の読取ピッチが前記
    第1の読取ピッチと同じである場合、前記本スキャン手
    段は、前記プリスキャン手段による画像読取動作と同じ
    量だけデフォーカスさせた状態で画像読み取りを行な
    い、かつ前記プリスキャン手段において用いられるシェ
    ーディング補正データを用いてシェーディング補正を行
    なうことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 被読取原稿に記録された画像を読み取る
    ための光学センサと、前記光学センサの受光面上に形成
    される前記画像の合焦状態を制御する合焦制御手段とを
    備え、本スキャンに先立って行なわれ、前記本スキャン
    よりも粗い読取ピッチで前記光学センサにより前記画像
    を読み取るプリスキャンにおいて、前記合焦制御手段
    は、前記受光面上における画像を所定量だけデフォーカ
    スさせることを特徴とする画像読取装置。
JP9193221A 1997-07-03 1997-07-03 画像読取装置 Withdrawn JPH1127482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9193221A JPH1127482A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9193221A JPH1127482A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1127482A true JPH1127482A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16304337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9193221A Withdrawn JPH1127482A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1127482A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030132384A1 (en) Image reading apparatus
US6249362B1 (en) Image read apparatus, information processing apparatus, and image read system constituted therewith
US7113619B1 (en) Image reading method, image reading apparatus and method of discriminating defect of image data
JP3467171B2 (ja) 画像読取装置
US6028966A (en) Image reading apparatus and method including pre-scanning
JPH1127482A (ja) 画像読取装置
JP3569059B2 (ja) 画像読取装置
JP3670850B2 (ja) 画像読取装置
JP3563975B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取方法及び記憶媒体
JP3435331B2 (ja) 画像読取装置
JP3569450B2 (ja) ネガ・ポジ判別装置
JP2002232645A (ja) 画像読み取り装置
JP2000078600A (ja) ネガ・ポジ判別装置
JP3011942B2 (ja) デジタル画像出力装置
JP3579569B2 (ja) 画像読取装置
US20030095293A1 (en) Image reading method and apparatus, and storage medium
JP2002064688A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JPH1141461A (ja) 画像読取装置
JP3406802B2 (ja) 画像読取装置
JP2000349968A (ja) 画像処理装置
JP2001069354A (ja) 画像読取装置
JP2001298606A (ja) 画像読取装置
JPH10247997A (ja) フイルム画像入力方法
JP2006246199A (ja) 画像読取装置
JPH10336386A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050401