JPH11274127A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11274127A
JPH11274127A JP7753598A JP7753598A JPH11274127A JP H11274127 A JPH11274127 A JP H11274127A JP 7753598 A JP7753598 A JP 7753598A JP 7753598 A JP7753598 A JP 7753598A JP H11274127 A JPH11274127 A JP H11274127A
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JP
Japan
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plasma
fluorine compound
adhesion layer
contact hole
semiconductor device
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Withdrawn
Application number
JP7753598A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Inukai
和明 犬飼
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エッチバック工程で生成されたフッ素化合物
28をH2 Oプラズマの微粒子で洗浄する。また、プラ
ズマ洗浄工程で密着層20を加熱することによって、プ
ラズマによる洗浄に加えて、加熱によってフッ素化合物
を脱離させる。 【効果】 フッ素化合物28を十分に除去でき、しか
も、製造工程を簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、特にたとえばフッ素を含むエッチング材で密着
層の表面に形成されたコンタクト膜をエッチバックする
工程を備える、半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、コンタクトホールにおいて良
好なステップカバレッジを得るために、いわゆるブラン
ケットCVD法によって、コンタクトホール内にプラグ
を埋め込むことが行われている。すなわち、まず、図5
(A)に示すように、層間膜1にコンタクトホール2を
形成し、コンタクトホール2の内部を含む層間膜1の表
面に窒化チタン(TiN)等からなる密着層3をCVD
によって形成し、コンタクトホール2を埋めるようにし
て、密着層3の表面にコンタクト膜4をタングステン−
CVD等によって形成する。そして、図5(B)に示す
ように、コンタクトホール2の内部以外の部分のコンタ
クト膜4をSF6 プラズマ等のようなフッ素(F)を含
むエッチング材でエッチバックしてプラグ5を形成す
る。このエッチバック工程では、プラズマによって暴露
された密着層3の表面にTiFX 等のようなフッ素化合
物6が異物として生成される。そこで、従来では、図5
(C)に示すように、水洗処理でフッ素化合物6を溶解
し、さらに、図6(D)に示すように、アニール(加熱
処理)によってフッ素を脱離させ、その後、図6(E)
に示すように、プラグ5上にメタル配線7を形成するよ
うにしていた。
【0003】なお、上述したフッ素化合物6を除去する
方法は、応用物理学会予稿集1992春18p/ZP/
14において開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、フ
ッ素化合物6の水洗処理工程において、密着層の表面の
微細部分にまで水が十分に入り込まないため、微細部分
を十分に洗浄できないという問題点があった。また、水
洗処理とアニール(加熱処理)の2つの工程によって、
フッ素化合物6を除去するようにしていたので、製造工
程が煩雑であるという問題点もあった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、エ
ッチバック工程で生成されたフッ素化合物を十分に除去
できる、半導体装置の製造方法を提供することである。
この発明の他の目的は、製造工程を簡素化できる、半導
体装置の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、層間膜にコ
ンタクトホールを形成し、コンタクトホールの内部を含
む層間膜の表面に密着層を形成し、コンタクトホールを
埋めるようにして密着層の表面にコンタクト膜を形成
し、コンタクトホールの内部以外の部分のコンタクト膜
をフッ素を含むエッチング材でエッチバックしてコンタ
クトホール内にプラグを形成し、プラグの上にメタル配
線を形成するようにした、半導体装置の製造方法におい
て、エッチバック工程において密着層の表面に生成され
たフッ素化合物をプラズマで洗浄するようにしたことを
特徴とする、半導体装置の製造方法である。
【0007】
【作用】フッ素化合物をH2 Oプラズマ等のようなプラ
ズマで洗浄するようにしているので、プラズマ微粒子を
密着層表面の微細部にまで十分に行き届かせることがで
きる。したがって、微細部に付着したフッ素化合物をも
十分に除去できる。また、プラズマ洗浄工程で密着層を
所定温度(たとえば200℃)に加熱するようにする
と、フッ素化合物のプラズマによる洗浄と加熱による脱
離とを同時に行うことができるので、従来のアニール
(加熱処理)工程を省略できる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、エッチバック工程で
生成されたフッ素化合物を十分に除去でき、品質を向上
できる。また、プラズマ洗浄工程で密着層を加熱するよ
うにすると、従来のアニール(加熱処理)工程を省略で
きるので、製造工程を簡素化できる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1および図2に示すこの実施例の半導体装
置の製造方法は、図3に示すような積層構造を有するV
LSI等のような半導体装置10を製造するためのもの
である。半導体装置10(図3)は、半導体基板12を
含む。基板12の表面には、導電膜14および層間膜1
6が形成され、層間膜16における導電膜14の上方に
は、コンタクトホール18が形成される。そして、コン
タクトホール18の内面を含む層間膜16の表面には、
密着層20が形成され、コンタクトホール18の内部に
はプラグ22が埋め込まれる。そして、プラグ22上に
は、メタル配線24が形成される。
【0011】以下には、図1および図2に従って、半導
体装置10の具体的な製造方法を説明する。まず、図1
(A)に示すように、シリコン(Si)等からなる半導
体基板12上に、Poly−シリコン(Poly−Si)等から
なる導電膜14をCVD等によって積層し、これを覆う
ようにして、酸化シリコン(SiO2 )等からなる層間
膜16を熱酸化法等によって積層する。そして、図1
(B)に示すように、層間膜16をパターン形成したレ
ジスト26でマスクして、層間膜16をエッチングし、
導電膜14に至るコンタクトホール18を形成する。続
いて、レジスト26を除去した後、図1(C)に示すよ
うに、コンタクトホール18の内部を含む層間膜16の
表面に、チタン(Ti)層または窒化チタン(TiN)
層若しくはこれら二層(Ti/TiN)等からなる密着
層20を高温スパッタ法等によって積層し、図1(D)
に示すように、コンタクトホール18を埋めるようにし
て、タングステン(W)等からなるコンタクト膜22a
をCVDによって積層する。
【0012】そして、図2(E)に示すように、コンタ
クトホール18以外の部分のコンタクト膜22aをSF
6 プラズマ等のようなフッ素を含むエッチング材でエッ
チバックして除去し、コンタクトホール18の内部にプ
ラグ22を形成する。このエッチバック工程では、密着
層(TiN等)20がプラズマ(フッ素)に暴露される
ことによって生成されたフッ素化合物(TiFX 等)2
8が密着層20の表面に異物として付着する。このフッ
素化合物28を残したまま製造プロセスを進めると、密
着層20とメタル配線24との密着性が損なわれ、品質
不良を生じるおそれがある。そこで、図2(F)に示す
次工程では、フッ素化合物28をH2 Oプラズマを用い
て洗浄する。
【0013】H2 Oプラズマによる洗浄工程では、図4
に示すような洗浄装置30が用いられる。洗浄装置30
は反応室32を含み、反応室32の上部には、ガス導入
管34が設けられており、下部には、排気管36が設け
られている。また、ガス導入管34の端部には、複数の
ガス吐出口38を有する電極40が設けられており、電
極40と対向する位置には、ヒータブロック42が設け
られている。フッ素化合物28を洗浄する際には、反応
室32内を真空に保持した状態で、ヒータブロック42
に基板12を載置し、密着層20を約200℃またはそ
れ以下の所定温度に加熱する。そして、ガス導入管34
から反応室32内に水蒸気を供給するとともに、電極4
0に高周波電力を付与し、電極40とヒータブロック4
2との間でプラズマ放電を起こす。すると、水蒸気がH
2 Oプラズマとなって、密着層20の表面に付着したフ
ッ素化合物28と反応し、フッ素化合物28が除去され
る。たとえば、フッ素化合物28がTiFx である場合
には、以下の化学反応式に従ってTiFx が除去され
る。
【0014】
【化1】TiFx → TiF4 ↑ TiF4 +4H2 O → Ti(OH)4 +4HF すなわち、TiFX が、加熱されることによってTiF
4 となり、TiF4 とH2 Oプラズマとが反応すること
によってHFが生成され、このHFが排気管36から排
出される。
【0015】フッ素化合物28を除去した後、図2
(G)に示すように、プラグ22上に銅(Cu)または
アルミニウム(Al)等からなるメタル配線24をスパ
ッタリング等によって形成する。この実施例によれば、
粒子の小さいH2 Oプラズマを用いてフッ素化合物28
を洗浄するようにしているので、密着層20表面の微細
部に付着したフッ素化合物28をも十分に除去できる。
また、洗浄装置30内におけるプラズマ洗浄工程で密着
層20を加熱し、それによって、フッ素化合物28を脱
離させるようにしているので、従来のアニール(加熱処
理)工程を省くことができ、製造工程を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図3】この発明の一実施例で製造される半導体装置を
示す図解図である。
【図4】異物を洗浄するための洗浄装置を示す図解図で
ある。
【図5】従来技術を示す図解図である。
【図6】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …半導体装置 12 …半導体基板 16 …層間膜 18 …コンタクトホール 20 …密着層 22 …プラグ 24 …メタル配線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】層間膜にコンタクトホールを形成し、前記
    コンタクトホールの内部を含む前記層間膜の表面に密着
    層を形成し、前記コンタクトホールを埋めるようにして
    前記密着層の表面にコンタクト膜を形成し、前記コンタ
    クトホールの内部以外の部分の前記コンタクト膜をフッ
    素を含むエッチング材でエッチバックして前記コンタク
    トホール内にプラグを形成し、前記プラグの上にメタル
    配線を形成するようにした、半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記エッチバック工程において前記密着層の表面に生成
    されたフッ素化合物をプラズマで洗浄するようにしたこ
    とを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記プラズマはH2 Oプラズマである、請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記密着層はチタンを含む、請求項1また
    は2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記プラズマによる洗浄工程では前記密着
    層の表面を所定温度に加熱するようにした、請求項1な
    いし3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
JP7753598A 1998-03-25 1998-03-25 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH11274127A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267127B2 (en) * 2004-12-02 2007-09-11 Matsushita Electric Inductrial Co., Ltd. Method for manufacturing electronic device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267127B2 (en) * 2004-12-02 2007-09-11 Matsushita Electric Inductrial Co., Ltd. Method for manufacturing electronic device

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