JPH11273630A - 無電極放電灯装置 - Google Patents

無電極放電灯装置

Info

Publication number
JPH11273630A
JPH11273630A JP7864598A JP7864598A JPH11273630A JP H11273630 A JPH11273630 A JP H11273630A JP 7864598 A JP7864598 A JP 7864598A JP 7864598 A JP7864598 A JP 7864598A JP H11273630 A JPH11273630 A JP H11273630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction coil
discharge lamp
lamp device
electrodeless discharge
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7864598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3577940B2 (ja
Inventor
Akira Yuufuku
晶 祐福
Hiroshi Kido
大志 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7864598A priority Critical patent/JP3577940B2/ja
Publication of JPH11273630A publication Critical patent/JPH11273630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3577940B2 publication Critical patent/JP3577940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導コイルを放熱しつつ誘導コイルから発生
するノイズレベルを低減する。 【解決手段】 放電ガスが内部に封入され、略筒状の凹
部2aを下端側に有する形状に透光性材料により形成さ
れたバルブ2と、口金5の下端側を空隙SPを挟んでね
じB1を用いて機構的に保持するとともに、凹部2aか
ら下方に空隙SPを通過するようにして引き出された誘
導コイル3のリード端部3aを収納するケース7とを備
えた無電極放電灯装置に対して、金属等で円筒状に形成
され、ケース7の上端に設けられ、空隙SPに位置する
誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を遮蔽により
低減するシールド部10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ内の放電ガ
スに対して高周波電磁界を作用させて可視光を発生させ
る無電極放電灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バルブ内に封入した放電ガスに高
周波電磁界を作用させることによってバルブ内の放電ガ
スを励起させて可視光を発生させるようにした無電極放
電灯装置が知られている。この種の無電極放電灯装置
は、小型、高出力、長寿命などの特長を有していること
から、各所で研究開発され、実用化されるに至ってい
る。
【0003】図17は、従来の無電極放電灯装置を示す
模式的正面図である(特願平09−204974号公報
参照)。この無電極放電灯装置は、内面に蛍光体を塗布
すると共に、内部に水銀蒸気を含む放電ガスが封入され
たバルブ2の一端(図では下端)側に凹部2aを形成
し、この凹部2a内に高周波電流が通電される誘導コイ
ル3を挿入させ、この誘導コイル3と凹部2aの周壁間
を遮蔽するように、図17に示す下端側から上方に伸び
る複数のスリット4aを設けた略筒状の金属遮蔽部材4
を介在させてなるものであり、バルブ2の下端側である
凹部2aの周端側には口金5が固着されて構成されてい
る。また、誘導コイル3の下端側は、ケース7に収納さ
れて構成されている。さらに、口金5および口金5と一
体で形成された金属遮蔽部材4とケース7との間に空隙
SPを確保させて、口金5をケース7に例えばねじB1
等により機構的に固定させ、金属遮蔽部材4と一体に形
成された口金5の周を覆うように放熱フィン6を設けて
いる。そして、バルブ2によりなる無電極放電灯および
誘導コイル3とインピーダンス整合のとれた高周波電源
回路1から、電線9と、高周波電源回路1と誘導コイル
3との図略の接続部を介して誘導コイル3に高周波電流
を流して誘導コイル3により誘導される高周波電磁界を
バルブ2内の放電ガスに作用させることによって、放電
ガスを励起させて紫外線を放出させ、この紫外線をバル
ブ2の内面に塗布した蛍光体で可視光に変換させてバル
ブ2の外側に放出させ、照明に供するようにされてい
る。
【0004】ところで、このような無電極放電灯に用い
られる誘導コイル3は、その誘導コイル3の線間に強電
界が発生する。そして、この強電界によってプラズマ中
のイオンなどがバルブ2の内壁に衝突し、バルブ2を黒
化させ寿命を短くする。また、誘導コイル3は、自己発
熱とバルブ2からの熱の幅射を受けて高温となり、誘導
コイル3の線材が劣化したりする。
【0005】しかし、上記のように構成することによっ
て、放熱フィン6によりバルブ2からの熱や誘導コイル
3からの熱を放熱することができる。さらに、誘導コイ
ル3や金属遮蔽部材4とケース7との間に空隙SPが存
在するため、この空隙SPにより口金5や金属遮蔽部材
4が冷却されやすくなって放熱フイン6からの放熱もよ
くなり、バルブ2からの熱や誘導コイル3からの熱を放
熱することができる。
【0006】このようにして、バルブ2の黒化を防止し
て寿命の改善を図り、誘導コイル3の線材劣化を防止す
るようにしている。なお、特開平6−187949号公
報にも、凹部が設けられた球状のエンベロープを備えた
無電極蛍光灯が開示されている。また、特開昭63−1
3256号公報にも、凹所が設けられた放電管を備えた
照明装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の無電極放電灯装置においては、誘
導コイル3の“A”の部分が空隙SPに露出しているた
め、誘導コイル3に高周波電流が流れた際に発生する高
周波電磁界によるノイズが、周囲に漏洩してしまうとい
う問題点がある。
【0008】なお、誘導コイル3および金属遮蔽部材4
が空隙SPを介して外気にさらされているため、例えば
金属遮蔽部材4に湿気がついた場合に、高周波電源回路
1から見た無電極放電灯を含む負荷回路のインピーダン
スが変化し、高周波電源回路1と無電極放電灯および誘
導コイル3との整合が合わなくなり、無電極放電灯が始
動不安定になることがあるという問題点がある。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、誘導コイルを放熱しつつ
誘導コイルから発生するノイズレベルを低減する無電極
放電灯装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、高周波電流供給用の高周波電
源回路と、放電ガスが内部に封入され、凹部を一端側に
有する形状に透光性材料により形成されたバルブと、前
記凹部に挿入され、前記高周波電流が供給されると高周
波電磁界を発生させて前記放電ガスに作用させる誘導コ
イルと、前記凹部の周側壁と前記誘導コイルとの間に配
置された略筒状の金属遮蔽部材と、前記バルブの一端側
に固着され、前記金属遮蔽部材とこの一端で一体に形成
された口金と、前記口金の一端側を空隙を挟んで機構的
に保持するとともに、前記凹部から一方に前記空隙を通
過するようにして引き出された前記誘導コイルのリード
端部を収納するケースと、前記空隙に位置する前記誘導
コイルに対する電磁波遮蔽用のシールド手段とを備えた
ものである。
【0011】この構成では、空隙に位置する誘導コイル
に対して電磁波の遮蔽がなされるので、誘導コイルの熱
が空隙により放熱する一方、空隙に位置する誘導コイル
からの電磁波が遮蔽により低減されるようになる。これ
により、誘導コイルから発生するノイズレベルが低減す
るようになる。なお、放熱フインを更に備え、前記放熱
フインは、前記口金の外周及びこの外周の一端側を覆う
ように配置されているものでもよい(請求項2)。この
構造によれば、口金の熱が放熱フインにより放熱される
ようになる。
【0012】また、前記シールド手段は、前記ケースの
他端に設けられているものでもよい(請求項3)。この
構造によれば、誘導コイルの熱が空隙により放熱する一
方、空隙に位置する誘導コイルからの電磁波が遮蔽によ
り低減されるようになる。また、前記シールド手段は、
前記口金の一端に設けられているものでもよい(請求項
4)。この構造によれば、誘導コイルの熱が空隙により
放熱する一方、空隙に位置する誘導コイルからの電磁波
が遮蔽により低減されるようになる。
【0013】また、前記シールド手段は、少なくとも二
重のシールド部材により構成されているものでもよい
(請求項5)。この構造によれば、空隙に位置する誘導
コイルからの電磁波が少なくとも二重の遮蔽によりさら
に低減されるようになる。また、前記各シールド部材は
複数の切欠けを有し、一のシールド部材に形成された各
切欠けは他のシールド部材に対向しているものでもよい
(請求項6)。この構造によれば、空隙に位置する誘導
コイルからの電磁波がより低減されるようになる。
【0014】また、前記シールド手段は、前記ケースの
他端側の外周縁から、そのまま他方へ伸びる形状及び前
記放熱フィンの一端側の外周に伸びる形状の少なくとも
一方の形状に形成されているものでもよい(請求項
7)。この構造では、シールド手段内の空隙が大きくな
り、より大きな放熱効果が得られるようになる。また、
前記シールド手段は、前記空隙に位置する前記誘導コイ
ルの外周近傍を覆う形状に形成されているものでもよい
(請求項8)。この構造では、シ−ルド手段が誘導コイ
ルの近傍にあるので、より大きなノイズ低減効果が得ら
れるようになる。
【0015】また、前記シールド手段は、前記空隙に位
置する前記誘導コイルに密着するように設けられている
ものでもよい(請求項9)。この構造では、シ−ルド手
段が誘導コイルに密着しているので、より大きなノイズ
低減効果が得られるようになる。また、前記シールド手
段は、表面に凹凸が形成されているものでもよい(請求
項10)。この構造によれば、放熱効果が高くなる。
【0016】さらに、前記シールド手段は、メッシュ状
の金網により構成されているものでもよい(請求項1
1)。この構造によれば、放熱効果が高くなる。なお、
前記金属遮蔽部材内部に挿入された絶縁材を備え、前記
絶縁材は、少なくとも一部が前記金属遮蔽部材と前記誘
導コイルとに接しているものでもよい(請求項12)。
この構成では、金属遮蔽部材への外気の浸入が防止さ
れ、例えば金属遮蔽部材に湿気がついたりして高周波電
源回路から見たバルブ及び誘導コイルのインピーダンス
がずれることがなくなる。これにより、特に始動時に安
定動作が確保されるようになる。
【0017】また、前記ケースに収納され、前記誘導コ
イルのリード端部が接続されるプリント基板を備えたも
のでもよく(請求項13)、前記プリント基板には、前
記バルブ及び誘導コイルと前記高周波電源回路との間の
インピーダンス整合用の整合回路が組み込まれているも
のでもよく(請求項14)、さらに前記高周波電源回路
は、前記ケース内に収納されているものでもよい(請求
項15)。
【0018】また、前記誘導コイルのリード端部と前記
ケースとの間に配置された放熱部材を備えたものでもよ
い(請求項16)。この構成では、リード端部の熱が放
熱部材及びケースを介して外部に放熱されるようにな
る。また、前記誘導コイルのリード端部は前記プリント
基板に半田付けされ、前記放熱部材は、前記リード端部
に接触し、かつ前記リード端部の半田から離れているも
のでもよい(請求項17)。この構造では、放熱部材が
リード端部の半田から離れているので、振動等によるハ
ンダクラックが防止されるようになる。
【0019】また、前記誘導コイルのリード端部は前記
プリント基板に半田付けされ、前記放熱部材は、前記リ
ード端部及びこのリード端部の半田から離れており、こ
の半田周辺に接触しているものでもよい(請求項1
8)。この構造によれば、振動等によるハンダクラック
が防止されるようになる他、振動するリード端部から放
熱部材が保護されるようになる。
【0020】請求項19記載の発明は、高周波電流供給
用の高周波電源回路と、放電ガスが内部に封入され、凹
部を一端側に有する形状に透光性材料により形成された
バルブと、前記凹部に挿入され、前記高周波電流が供給
されると高周波電磁界を発生させて前記放電ガスに作用
させる誘導コイルと、前記凹部の周側壁と前記誘導コイ
ルとの間に配置された略筒状の金属遮蔽部材と、前記バ
ルブの一端側に固着され、前記金属遮蔽部材とこの一端
で一体に形成された口金と、前記口金の一端側を空隙を
挟んで機構的に保持するとともに、前記凹部から一方に
前記空隙を通過するようにして引き出された前記誘導コ
イルのリード端部を収納するケースと、前記ケースの他
端に設けられ、前記空隙に位置する前記誘導コイルに対
する電磁波遮蔽用のシールド手段と、前記金属遮蔽部材
内部に挿入され、少なくとも一部が前記金属遮蔽部材と
前記誘導コイルとに接している絶縁材と、前記ケースに
収納され、前記誘導コイルのリード端部が接続され、前
記バルブ及び誘導コイルと前記高周波電源回路との間の
インピーダンス整合用の整合回路が組み込まれているプ
リント基板とを備えたものである。
【0021】この構成によれば、誘導コイルの熱が空隙
により放熱する一方、空隙に位置する誘導コイルからの
電磁波が遮蔽により低減されるようになる。これによ
り、誘導コイルから発生するノイズレベルが低減するよ
うになる。また、金属遮蔽部材への外気の浸入が防止さ
れ、例えば金属遮蔽部材に湿気がついたりして高周波電
源回路から見たバルブ及び誘導コイルのインピーダンス
がずれることがなくなる。これにより、特に始動時に安
定動作が確保されるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態に
係る無電極放電灯装置を示す概略構成図、図2は図1の
ケース及びシールド部を示す斜視図で、以下これらの図
を参照しながら第1実施形態について説明する。第1実
施形態の無電極放電灯装置は、図17に示した従来の無
電極放電灯装置と同様、高周波電流供給用の高周波電源
回路1と、放電ガスが内部に封入され、凹部2aを下端
側に有する形状に透光性材料により形成されたバルブ2
と、凹部2aに挿入され、高周波電源回路1から高周波
電流が供給されると高周波電磁界を発生させてバルブ2
内の放電ガスに作用させる誘導コイル3と、凹部2aの
周側壁と誘導コイル3との間に配置された略筒状の金属
遮蔽部材4と、バルブ2の下端側に固着され、金属遮蔽
部材4とこの下端で一体に形成された口金5と、口金5
の外周及びこの外周の下端側を覆うように配置された放
熱フイン6と、口金5の下端側を空隙SPを挟んでねじ
B1を用いて機構的に保持するとともに、凹部2aから
下方に空隙SPを通過するようにして引き出された誘導
コイル3のリード端部3aを収納するケース7とを備え
ている他、従来の無電極放電灯装置とは異なる部材とし
てシールド部(シールド手段)10を備えている。
【0023】なお、ケース7の内部にはねじB2により
固定されたプリント基板8が設けられ、このプリント基
板8には、誘導コイル3のリード端部3aの先端が半田
付けされている一方、同軸ケーブル等の電線9を介して
高周波電源回路1が接続されており、誘導コイル3と高
周波電源回路1とはプリント基板8及び電線9を介して
電気的に接続されている。
【0024】上記シールド部10は、金属等で円筒状に
形成され、ケース7の上端(上面)に設けられており、
空隙SPに位置する誘導コイル3の“A”の部分から周
囲に放射される電磁波を遮蔽により低減するものであ
る。次に、既に明らかではあるが、シールド部10の構
造による作用について説明すると、空隙SPに位置する
誘導コイル3から周囲に放射される電磁波は、シールド
部10の遮蔽により低減される。
【0025】以上、第1実施形態によれば、誘導コイル
3から発生する熱を空隙SPにより放熱することが可能
になる他、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲に
放射される電磁波を低減することが可能になる。なお、
第1実施形態では、シールド部10は、ケース7の上端
に設けられる構造になっているが、これに限らず、口金
5の下端(下面)に設けられる構造でもよく、この場合
も第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0026】図3は、本発明の第2実施形態に係る無電
極放電灯装置を示す概略構成図で、以下この図を参照し
ながら第2実施形態について説明する。第2実施形態の
無電極放電灯装置は、第1実施形態と同様に、高周波電
源回路1、バルブ2、誘導コイル3、金属遮蔽部材4、
口金5、放熱フイン6、ケース7、プリント基板8及び
電線9等を備えている他、第1実施形態とは構造が異な
るシールド部(シールド手段)20を備えている。
【0027】このシールド部20は、金属等で円筒状に
形成されてケース7の上端に設けられた外側シールド部
(シールド部材)201と、外側シールド部201に収
納可能な大きさの円筒状に金属等により形成されて口金
5の下端に設けられた内側シールド部202(シールド
部材)とにより構成され、空隙SPに位置する誘導コイ
ル3から周囲に放射される電磁波を遮蔽により低減する
ものである。
【0028】次に、シールド部20の構造による作用に
ついて説明すると、空隙SPに位置する誘導コイル3か
ら周囲に放射される電磁波は、内側シールド部202の
遮蔽により低減され、外側シールド部201の遮蔽によ
り更に低減される。以上、第2実施形態によれば、空隙
SPに位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁
波を第1実施形態よりもさらに低減することが可能にな
る。
【0029】なお、第2実施形態では、シールド部20
は、2重構造になっているが、これに限らず、3重構造
以上でもよい。また、第2実施形態では、外側シールド
部201は、ケース7の上端に設けられる構造になって
いるが、口金5の下端に設けられる構造でもよく、同様
に、内側シールド部202は、口金5の下端に設けられ
る構造になっているが、ケース7の上端に設けられる構
造でもよい。
【0030】図4は、本発明の第3実施形態に係る無電
極放電灯装置を示す概略構成図で、以下この図を参照し
ながら第3実施形態について説明する。第3実施形態の
無電極放電灯装置は、第1実施形態と同様に、高周波電
源回路1、バルブ2、誘導コイル3、金属遮蔽部材4、
口金5、放熱フイン6、ケース7、プリント基板8及び
電線9等を備えている他、第1実施形態とは構造が異な
るシールド部(シールド手段)30を備えている。
【0031】このシールド部30は、金属等で円筒状に
形成されてケース7の上端に設けられた外側シールド部
(シールド部材)301と、外側シールド部301に収
納可能な大きさの円筒状に金属等により形成されて口金
5の下端に設けられた内側シールド部302(シールド
部材)とにより構成され、空隙SPに位置する誘導コイ
ル3から周囲に放射される電磁波を遮蔽により低減する
ものである。
【0032】また、外側シールド部301及び内側シー
ルド部302は、それぞれ複数の切欠け301a,30
2aを有し、外側シールド部301及び内側シールド部
302の一方に形成された各切欠けは、外側シールド部
301及び内側シールド部302の他方に対向してい
る。次に、シールド部30の構造による作用について説
明すると、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲に
放射される電磁波は、内側シールド部302及び外側シ
ールド部301の遮蔽により低減される。
【0033】以上、第3実施形態によれば、空隙SPに
位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を第
1実施形態よりもさらに低減することが可能になる。図
5は、本発明の第4実施形態に係る無電極放電灯装置を
示す概略構成図で、以下この図を参照しながら第4実施
形態について説明する。第4実施形態の無電極放電灯装
置は、第1実施形態と同様に、高周波電源回路1、バル
ブ2、誘導コイル3、金属遮蔽部材4、口金5、放熱フ
イン6、ケース7、プリント基板8及び電線9等を備え
ている他、第1実施形態とは構造が異なるシールド部
(シールド手段)40を備えている。
【0034】このシールド部40は、ケース7の上端側
の外周縁から、そのまま上方へ伸びる円筒形状に金属等
で形成され、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲
に放射される電磁波を遮蔽により低減するものである。
次に、シールド部40の構造による作用について説明す
ると、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲に放射
される電磁波は、シールド部40の遮蔽により低減され
る。
【0035】以上、第4実施形態によれば、空隙SPに
位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を低
減することが可能になる。また、シールド部40内の空
隙SPが大きくなることから、より大きな放熱効果を得
ることが可能になる。なお、第4実施形態では、シール
ド部40は、ケース7の上端側の外周縁からそのまま上
方へ伸びる形状に形成されるが、ケース7の上端側の外
周縁から放熱フィン6の下端側の外周に伸びる形状に形
成されるようにしてもよく、或いはそれら双方が適用さ
れる構造でもよい。
【0036】図6は、本発明の第5実施形態に係る無電
極放電灯装置を示す概略構成図で、以下この図を参照し
ながら第5実施形態について説明する。第5実施形態の
無電極放電灯装置は、第1実施形態と同様に、高周波電
源回路1、バルブ2、誘導コイル3、金属遮蔽部材4、
口金5、放熱フイン6、ケース7、プリント基板8及び
電線9等を備えている他、第1実施形態とは構造が異な
るシールド部(シールド手段)50を備えている。
【0037】このシールド部50は、空隙SPに位置す
る誘導コイル3の外周近傍を覆う円筒状に金属等で形成
されてケース7の上端に設けられ、空隙SPに位置する
誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を遮蔽により
低減するものである。次に、シールド部50の構造によ
る作用について説明すると、空隙SPに位置する誘導コ
イル3から周囲に放射される電磁波は、シールド部50
の遮蔽により低減される。
【0038】以上、第5実施形態によれば、空隙SPに
位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を低
減することが可能になる。また、シ−ルド部50が誘導
コイル3に近いため、より大きなノイズ低減効果を得る
ことができる。図7は、本発明の第6実施形態に係る無
電極放電灯装置を示す概略構成図で、以下この図を参照
しながら第6実施形態について説明する。
【0039】第6実施形態の無電極放電灯装置は、第1
実施形態と同様に、高周波電源回路1、バルブ2、誘導
コイル3、金属遮蔽部材4、口金5、放熱フイン6、ケ
ース7、プリント基板8及び電線9等を備えている他、
第1実施形態とは構造が異なるシールド部(シールド手
段)60を備えている。このシールド部60は、空隙S
Pに位置する誘導コイル3の各々に密着するように金属
性で管状に形成され、口金5の下端に設けられたシール
ド部材601,602により構成され、空隙SPに位置
する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を遮蔽に
より低減するものである。
【0040】次に、シールド部60の構造による作用に
ついて説明すると、空隙SPに位置する誘導コイル3か
ら周囲に放射される電磁波は、シールド部60の遮蔽に
より低減される。以上、第6実施形態によれば、空隙S
Pに位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波
を低減することが可能になる。
【0041】また、シールド部材601,602は口金
5の下端に設けられているので、誘導コイル3の熱を放
熱フィン6を介して放熱させることが可能になる。図8
は、本発明の第7実施形態に係る無電極放電灯装置を示
す概略構成図、図9は図8のケース及びシールド部を示
す斜視図で、以下これらの図を参照しながら第7実施形
態について説明する。
【0042】第7実施形態の無電極放電灯装置は、第1
実施形態と同様に、高周波電源回路1、バルブ2、誘導
コイル3、金属遮蔽部材4、口金5、放熱フイン6、ケ
ース7、プリント基板8及び電線9等を備えている他、
第1実施形態とは構造が異なるシールド部(シールド手
段)70を備えている。このシールド部70は、金属等
で円筒状に形成され、ケース7の上端に設けられてお
り、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲に放射さ
れる電磁波を遮蔽により低減するものである。
【0043】また、シールド部70の表面には、ギヤ状
の凹凸が形成されている。なお、この凹凸を設ける構造
は、上記第1〜第6実施形態にも適用可能であることは
いうまでもない。次に、シールド部70の構造による作
用について説明すると、空隙SPに位置する誘導コイル
3から周囲に放射される電磁波は、シールド部70の遮
蔽により低減される一方、シールド部70の表面に形成
された凹凸により当該シールド部70の熱が効率よく外
部に放熱されるので、当該シールド部70内の熱もこれ
を介して効率よく外部に放熱される。
【0044】以上、第7実施形態によれば、空隙SPに
位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を低
減することが可能になる他、放熱効果を高めることが可
能になる。図10は、本発明の第8実施形態に係る無電
極放電灯装置を示す概略構成図で、以下この図を参照し
ながら第8実施形態について説明する。
【0045】第8実施形態の無電極放電灯装置は、第1
実施形態と同様に、高周波電源回路1、バルブ2、誘導
コイル3、金属遮蔽部材4、口金5、放熱フイン6、ケ
ース7、プリント基板8及び電線9等を備えている他、
第1実施形態とは構造が異なるシールド部(シールド手
段)80を備えている。このシールド部80は、金属等
により円筒状でメッシュ状に形成され、口金5の下端及
びケース7の上端の双方に接するように設けられてお
り、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲に放射さ
れる電磁波を遮蔽により低減するものである。
【0046】なお、メッシュ構造は、上記第1〜第7実
施形態にも適用可能であることはいうまでもない。次
に、シールド部80の構造による作用について説明する
と、空隙SPに位置する誘導コイル3から周囲に放射さ
れる電磁波は、シールド部80の遮蔽により低減される
一方、シールド部80のメッシュ構造により当該シール
ド部80内の熱が効率よく外部に放熱される。
【0047】以上、第8実施形態によれば、空隙SPに
位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を低
減することが可能になる他、放熱効果を高めることが可
能になる。図11は、本発明の第9実施形態に係る無電
極放電灯装置を示す概略構成図、図12は図11のB−
B線断面図で、以下これらの図を参照しながら第9実施
形態について説明する。
【0048】第9実施形態の無電極放電灯装置は、第1
実施形態と同様に、高周波電源回路1、バルブ2、誘導
コイル3、金属遮蔽部材4、口金5、放熱フイン6、ケ
ース7、プリント基板8、電線9及びシールド部10等
を備えている他、第1実施形態とは異なる絶縁材11及
び放熱部材12を備えている。絶縁材11は、当該絶縁
材11の上側が金属遮蔽部材4と誘導コイル3とに接す
るとともに下側の残部が口金5の内部上面まで伸びる充
填状(図12参照)に形成された例えばシリコーン系の
ゴムブッシュであり、金属遮蔽部材4内に挿入され、下
方から金属遮蔽部材4への外気の浸入を防止するととも
に誘導コイル3及びバルブ2から発生する熱を断熱及び
放熱する。
【0049】放熱部材12は、誘導コイル3のリード端
部3aとケース7の内部底面との間に配置され、リード
端部3aの熱が当該放熱部材12及びケース7を介して
外部に放熱するように設けられている。また、放熱部材
12は、リード端部3aとこの半田の双方に接触するよ
うに設けられている。なお、絶縁材11及び放熱部材1
2は、上記第1〜第8実施形態にも適用可能であること
はいうまでもない。
【0050】次に、第9実施形態の構造による作用につ
いて説明すると、空隙SPに位置する誘導コイル3から
周囲に放射される電磁波は、シールド部10の遮蔽によ
り低減される。一方、金属遮蔽部材4への外気の浸入が
防止されるので、例えば金属遮蔽部材4に湿気がついた
りして高周波電源回路1から見た負荷回路(バルブ2及
び誘導コイル3)のインピーダンスがずれることがなく
なる。これにより、当該無電極放電灯装置が特に始動時
に安定に動作することになる。
【0051】また、誘導コイル3及びバルブ2から発生
する熱は絶縁材11により断熱及び放熱され、リード端
部3aの熱は放熱部材12及びケース7を介して外部に
放熱される。以上、第9実施形態によれば、空隙SPに
位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波を低
減することが可能になる他、金属遮蔽部材4への外気の
浸入に起因する動作の不安定を防止することが可能にな
るとともに、放熱効果を高めることが可能になる。
【0052】なお、第9実施形態では、絶縁材11は金
属遮蔽部材4内に充填状に挿入されているが、これに限
らず、誘導コイル3の周囲近傍に設けられる構造でもよ
い。図13は、絶縁材が誘導コイル3の周囲近傍に設け
られる例を示す図で、この図では、絶縁材11に代わる
ものとして、誘導コイル3の周囲近傍に絶縁材21が設
けられており、この絶縁材21の周囲には金属部材22
が設けられている。これにより、第9実施形態と同様の
効果が得られる他、金属部材22により誘導コイル2か
ら放射されるノイズを低減することが可能になる。
【0053】図14は、本発明の第10実施形態に係る
無電極放電灯装置を示す概略構成図で、以下この図を参
照しながら第10実施形態について説明する。第10実
施形態の無電極放電灯装置は、第1実施形態と同様に、
高周波電源回路1、バルブ2、誘導コイル3、金属遮蔽
部材4、口金5、放熱フイン6、ケース7、プリント基
板8、電線9及びシールド部10等を備えている他、第
1実施形態とは異なる絶縁材31及び放熱部材32を備
えている。
【0054】絶縁材31は、当該絶縁材31の上側が金
属遮蔽部材4の全内部と誘導コイル3とに接するととも
に下側の残部が口金5の内部上面まで伸びる充填状に形
成された例えばシリコーン系のゴムブッシュであり、金
属遮蔽部材4内に挿入され、下方から金属遮蔽部材4へ
の外気の浸入を防止するとともに誘導コイル3及びバル
ブ2から発生する熱を断熱及び放熱する。
【0055】放熱部材32は、誘導コイル3のリード端
部3aとケース7の内部底面との間に配置され、リード
端部3aの熱が当該放熱部材32及びケース7を介して
外部に放熱するように設けられている。また、放熱部材
32は、誘導コイル3のリード端部3aに接触する一
方、リード端部3aの半田から離れるようにして半田周
辺のプリント基板8の下面に接触している。
【0056】なお、絶縁材31及び放熱部材32は、上
記第1〜第8実施形態にも適用可能であることはいうま
でもない。次に、第10実施形態の構造による作用につ
いて説明すると、空隙SPに位置する誘導コイル3から
周囲に放射される電磁波は、シールド部10の遮蔽によ
り低減される。
【0057】一方、金属遮蔽部材4への外気の浸入が防
止されるので、例えば金属遮蔽部材4に湿気がついたり
して高周波電源回路1から見た負荷回路(バルブ2及び
誘導コイル3)のインピーダンスがずれることがなくな
る。これにより、当該無電極放電灯装置が安定に動作す
ることになる。また、誘導コイル3及びバルブ2から発
生する熱は絶縁材31により断熱及び放熱され、リード
端部3aの熱は放熱部材32及びケース7を介して外部
に放熱される。
【0058】さらに、放熱部材32がリード端部3aの
半田から離れているので、振動等によるハンダクラック
が防止される。以上、第10実施形態によれば、空隙S
Pに位置する誘導コイル3から周囲に放射される電磁波
を低減することが可能になる他、金属遮蔽部材4への外
気の浸入に起因する動作の不安定を防止することが可能
になるとともに、放熱効果を高めることが可能になる。
【0059】また、誘導コイル3の固定が可能になり、
リード端部3aの半田に対して振動等によるハンダクラ
ックを防止することが可能になる。なお、放熱部材32
の形状は、図14に示す形状に限らず、図15及び図1
6に示す形状でもよい。図15では、放熱部材32に代
わる放熱部材42は、誘導コイル3のリード端部3aと
ケース7の内部底面との間に配置され、リード端部3a
の熱が当該放熱部材42及びケース7を介して外部に放
熱するように設けられている。また、放熱部材42は、
誘導コイル3のリード端部3aに接触し、且つリード端
部3aの半田から離れるように設けられている。さら
に、放熱部材42は、リード端部3aの各々の間にも介
在するように設けられている。これにより、第10実施
形態と同様の効果を得ることが可能になる。
【0060】図16では、放熱部材32に代わる放熱部
材52は、誘導コイル3のリード端部3aとケース7の
内部底面との間に配置され、リード端部3aの熱が当該
放熱部材52及びケース7を介して外部に放熱するよう
に設けられている。また、放熱部材52は、誘導コイル
3のリード端部3a及びリード端部3aの半田から離れ
るように設けられている。これにより、第10実施形態
と同様の効果を得ることが可能になる他、振動するリー
ド端部3aから当該放熱部材52を保護することが可能
になる。
【0061】なお、上記第1〜第10実施形態では、プ
リント基板8は、高周波電源回路1からの高周波電力を
コイル3に供給するための配線が形成されている構造に
なっているが、これに限らず、バルブ2及び誘導コイル
3と高周波電源回路1との間のインピーダンス整合用の
整合回路がさらに組み込まれている構造でもよい。ま
た、上記第1〜第10実施形態では、高周波電源回路1
は、外部に設けられているが、ケース7内に収納される
構成でもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1、3、4及び13〜15記載の発明によれば、誘導コ
イルを放熱しつつ誘導コイルから発生するノイズレベル
を低減することができる。請求項2、7、10、11及
び16記載の発明によれば、放熱効果を高めることが可
能になる。
【0063】請求項5及び6、8及び9記載の発明によ
れば、誘導コイルから発生するノイズレベルをより低減
することが可能になる。請求項12記載の発明によれ
ば、特に始動時に当該無電極放電灯装置を安定に動作さ
せることが可能になる。請求項17記載の発明によれ
ば、リード端部の半田に対して振動等によるハンダクラ
ックを防止することが可能になる。
【0064】請求項18記載の発明によれば、リード端
部の半田に対して振動等によるハンダクラックを防止す
ることが可能になる他、振動するリード端部から放熱部
材を保護することが可能になる。請求項19記載の発明
によれば、誘導コイルを放熱しつつ誘導コイルから発生
するノイズレベルを低減することができる他、特に始動
時に当該無電極放電灯装置を安定に動作させることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図2】図1のケース及びシールド部を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図7】本発明の第6実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図8】本発明の第7実施形態に係る無電極放電灯装置
を示す概略構成図である。
【図9】図8のケース及びシールド部を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の第8実施形態に係る無電極放電灯装
置を示す概略構成図である。
【図11】本発明の第9実施形態に係る無電極放電灯装
置を示す概略構成図である。
【図12】図11のB−B線断面図である。
【図13】絶縁材が誘導コイルの周囲近傍に設けられる
例を示す図である。
【図14】本発明の第10実施形態に係る無電極放電灯
装置を示す概略構成図である。
【図15】放熱部材の別の形状を示す図である。
【図16】放熱部材のさらに別の形状を示す図である。
【図17】従来の無電極放電灯装置を示す模式的正面図
である。
【符号の説明】
1 高周波電源回路 2 バルブ 2a 凹部 3 誘導コイル 4 金属遮蔽部材 5 口金 6 放熱フイン 7 ケース 8 プリント基板 10,20,30,40,50,60,70,80 シ
ールド部 11,21,31 絶縁材 12,32,42,52 放熱部材

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電流供給用の高周波電源回路と、 放電ガスが内部に封入され、凹部を一端側に有する形状
    に透光性材料により形成されたバルブと、 前記凹部に挿入され、前記高周波電流が供給されると高
    周波電磁界を発生させて前記放電ガスに作用させる誘導
    コイルと、 前記凹部の周側壁と前記誘導コイルとの間に配置された
    略筒状の金属遮蔽部材と、 前記バルブの一端側に固着され、前記金属遮蔽部材とこ
    の一端で一体に形成された口金と、 前記口金の一端側を空隙を挟んで機構的に保持するとと
    もに、前記凹部から一方に前記空隙を通過するようにし
    て引き出された前記誘導コイルのリード端部を収納する
    ケースと、 前記空隙に位置する前記誘導コイルに対する電磁波遮蔽
    用のシールド手段とを備えたことを特徴とする無電極放
    電灯装置。
  2. 【請求項2】 放熱フインを更に備え、前記放熱フイン
    は、前記口金の外周及びこの外周の一端側を覆うように
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の無電極
    放電灯装置。
  3. 【請求項3】 前記シールド手段は、前記ケースの他端
    に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の無電極放電灯装置。
  4. 【請求項4】 前記シールド手段は、前記口金の一端に
    設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の無電極放電灯装置。
  5. 【請求項5】 前記シールド手段は、少なくとも二重の
    シールド部材により構成されていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の無電極放電灯装置。
  6. 【請求項6】 前記各シールド部材は複数の切欠けを有
    し、一のシールド部材に形成された各切欠けは他のシー
    ルド部材に対向していることを特徴とする請求項5記載
    の無電極放電灯装置。
  7. 【請求項7】 前記シールド手段は、前記ケースの他端
    側の外周縁から、そのまま他方へ伸びる形状及び前記放
    熱フィンの一端側の外周に伸びる形状の少なくとも一方
    の形状に形成されていることを特徴とする請求項2〜4
    のいずれかに記載の無電極放電灯装置。
  8. 【請求項8】 前記シールド手段は、前記空隙に位置す
    る前記誘導コイルの外周近傍を覆う形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の無
    電極放電灯装置。
  9. 【請求項9】 前記シールド手段は、前記空隙に位置す
    る前記誘導コイルに密着するように設けられていること
    を特徴とする請求項8記載の無電極放電灯装置。
  10. 【請求項10】 前記シールド手段は、表面に凹凸が形
    成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    に記載の無電極放電灯装置。
  11. 【請求項11】 前記シールド手段は、メッシュ状の金
    網により構成されていることを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれかに記載の無電極放電灯装置。
  12. 【請求項12】 前記金属遮蔽部材内部に挿入された絶
    縁材を備え、前記絶縁材は、少なくとも一部が前記金属
    遮蔽部材と前記誘導コイルとに接していることを特徴と
    する請求項1〜11のいずれかに記載の無電極放電灯装
    置。
  13. 【請求項13】 前記ケースに収納され、前記誘導コイ
    ルのリード端部が接続されるプリント基板を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の無電極
    放電灯装置。
  14. 【請求項14】 前記プリント基板には、前記バルブ及
    び誘導コイルと前記高周波電源回路との間のインピーダ
    ンス整合用の整合回路が組み込まれていることを特徴と
    する請求項13記載の無電極放電灯装置。
  15. 【請求項15】 前記高周波電源回路は、前記ケース内
    に収納されていることを特徴とする請求項13又は14
    に記載の無電極放電灯装置。
  16. 【請求項16】 前記誘導コイルのリード端部と前記ケ
    ースとの間に配置された放熱部材を備えたことを特徴と
    する請求項13〜15のいずれかに記載の無電極放電灯
    装置。
  17. 【請求項17】 前記誘導コイルのリード端部は前記プ
    リント基板に半田付けされ、前記放熱部材は、前記リー
    ド端部に接触し、かつ前記リード端部の半田から離れて
    いることを特徴とする請求項16記載の無電極放電灯装
    置。
  18. 【請求項18】 前記誘導コイルのリード端部は前記プ
    リント基板に半田付けされ、前記放熱部材は、前記リー
    ド端部及びこのリード端部の半田から離れており、この
    半田周辺に接触していることを特徴とする請求項17記
    載の無電極放電灯装置。
  19. 【請求項19】 高周波電流供給用の高周波電源回路
    と、 放電ガスが内部に封入され、凹部を一端側に有する形状
    に透光性材料により形成されたバルブと、 前記凹部に挿入され、前記高周波電流が供給されると高
    周波電磁界を発生させて前記放電ガスに作用させる誘導
    コイルと、 前記凹部の周側壁と前記誘導コイルとの間に配置された
    略筒状の金属遮蔽部材と、 前記バルブの一端側に固着され、前記金属遮蔽部材とこ
    の一端で一体に形成された口金と、 前記口金の一端側を空隙を挟んで機構的に保持するとと
    もに、前記凹部から一方に前記空隙を通過するようにし
    て引き出された前記誘導コイルのリード端部を収納する
    ケースと、 前記ケースの他端に設けられ、前記空隙に位置する前記
    誘導コイルに対する電磁波遮蔽用のシールド手段と、 前記金属遮蔽部材内部に挿入され、少なくとも一部が前
    記金属遮蔽部材と前記誘導コイルとに接している絶縁材
    と、 前記ケースに収納され、前記誘導コイルのリード端部が
    接続され、前記バルブ及び誘導コイルと前記高周波電源
    回路との間のインピーダンス整合用の整合回路が組み込
    まれているプリント基板とを備えたことを特徴とする無
    電極放電灯装置。
JP7864598A 1998-03-26 1998-03-26 無電極放電灯装置 Expired - Fee Related JP3577940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7864598A JP3577940B2 (ja) 1998-03-26 1998-03-26 無電極放電灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7864598A JP3577940B2 (ja) 1998-03-26 1998-03-26 無電極放電灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11273630A true JPH11273630A (ja) 1999-10-08
JP3577940B2 JP3577940B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=13667611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7864598A Expired - Fee Related JP3577940B2 (ja) 1998-03-26 1998-03-26 無電極放電灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3577940B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006269211A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Matsushita Electric Works Ltd 無電極放電ランプ及びそれを備えた照明器具
WO2008154797A1 (fr) * 2007-06-15 2008-12-24 Jin Li Luminaire à énergie magnétique doté d'un générateur à énergie magnétique incorporé

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61214349A (ja) * 1985-03-14 1986-09-24 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 無電極低圧放電ランプ
JPH0714599U (ja) * 1993-08-12 1995-03-10 岩崎電気株式会社 無電極蛍光ランプ
JPH07307143A (ja) * 1992-10-21 1995-11-21 Philips Electron Nv 照明装置、該照明装置用無電極低圧放電ランプ及びコイル
JPH08287877A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Hitachi Ltd 無電極放電ランプ
JPH09190802A (ja) * 1995-10-03 1997-07-22 Matsushita Electric Works Ltd 無電極蛍光灯
JPH09231949A (ja) * 1996-02-26 1997-09-05 Matsushita Electric Works Ltd 無電極低圧放電ランプ
JPH09283293A (ja) * 1996-04-15 1997-10-31 Matsushita Electric Works Ltd 高周波点灯放電ランプのコイルブロック
JPH1154090A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Matsushita Electric Works Ltd 無電極放電灯装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61214349A (ja) * 1985-03-14 1986-09-24 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 無電極低圧放電ランプ
JPH07307143A (ja) * 1992-10-21 1995-11-21 Philips Electron Nv 照明装置、該照明装置用無電極低圧放電ランプ及びコイル
JPH0714599U (ja) * 1993-08-12 1995-03-10 岩崎電気株式会社 無電極蛍光ランプ
JPH08287877A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Hitachi Ltd 無電極放電ランプ
JPH09190802A (ja) * 1995-10-03 1997-07-22 Matsushita Electric Works Ltd 無電極蛍光灯
JPH09231949A (ja) * 1996-02-26 1997-09-05 Matsushita Electric Works Ltd 無電極低圧放電ランプ
JPH09283293A (ja) * 1996-04-15 1997-10-31 Matsushita Electric Works Ltd 高周波点灯放電ランプのコイルブロック
JPH1154090A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Matsushita Electric Works Ltd 無電極放電灯装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006269211A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Matsushita Electric Works Ltd 無電極放電ランプ及びそれを備えた照明器具
WO2008154797A1 (fr) * 2007-06-15 2008-12-24 Jin Li Luminaire à énergie magnétique doté d'un générateur à énergie magnétique incorporé
EP2175476A4 (en) * 2007-06-15 2015-03-11 Jin Li MAGNETIC ENGINE LAMP WITH BUILT-IN MAGNETIC ENERGY GENERATOR

Also Published As

Publication number Publication date
JP3577940B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5461284A (en) Virtual fixture for reducing electromagnetic interaction between an electrodeless lamp and a metallic fixture
JPH0782832B2 (ja) 無電極蛍光灯
JP2010001827A (ja) 内燃機関用点火装置
JPS61214349A (ja) 無電極低圧放電ランプ
JP2006294277A (ja) 無電極放電灯及び無電極放電灯装置
JP3462306B2 (ja) 冷陰極放電ランプおよびランプの点灯装置ならびに照明装置
JP3577940B2 (ja) 無電極放電灯装置
US6297583B1 (en) Gas discharge lamp assembly with improved r.f. shielding
JP3906517B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置
JPH1154090A (ja) 無電極放電灯装置
JP3440676B2 (ja) 無電極低圧放電ランプ
JP2004311033A (ja) ランプ点灯装置及び無電極放電ランプ
KR100747474B1 (ko) 무전극 조명기기의 냉각 장치
JP2001006616A (ja) 高圧放電ランプ
JP2834955B2 (ja) 無電極放電ランプ
JPH11135285A (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP3376818B2 (ja) 無電極蛍光ランプ
JPH1125925A (ja) 無電極蛍光ランプ
JPH06163005A (ja) 希ガス放電灯
JPH11102608A (ja) 無電極放電ランプ装置
JPH0640487B2 (ja) 無電極放電ランプ
JP2000067817A (ja) 無電極放電灯装置
JPH0454321B2 (ja)
JPH0684507A (ja) ソレノイド磁界式放電灯およびこれを用いた照明装置
JPH08287876A (ja) 無電極蛍光ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees