JPH11135285A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JPH11135285A
JPH11135285A JP29473197A JP29473197A JPH11135285A JP H11135285 A JPH11135285 A JP H11135285A JP 29473197 A JP29473197 A JP 29473197A JP 29473197 A JP29473197 A JP 29473197A JP H11135285 A JPH11135285 A JP H11135285A
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JP
Japan
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discharge lamp
electrodeless discharge
shield cage
conductor
virtual cylinder
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JP29473197A
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Yoshihiko Nanba
嘉彦 難波
Kazuhisa Yoshida
和久 吉田
Minoru Ogakura
実 小ヶ倉
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘導コイルから発生する電磁界ノイズを低減で
きる無電極放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】無電極放電灯1を囲む仮想円筒Aの一部を
形成するシールドケージ3を備え、誘導コイル1bは前
記仮想円筒Aと軸方向同士を平行とするように配設され
ている。シールドケージ3は、前記仮想円筒Aの底面に
略平行であって前記仮想円筒Aの側面の一部を形成する
複数本の第1の導体3aと、前記仮想円筒Aの軸方向に
略平行であって前記仮想円筒Aの側面の一部を形成する
とともに第1の導体間3aを電気的に接続する複数本の
第2の導体3bとで構成されている。つまり、シールド
ケージ3は、複数本の第1の導体3aと複数本の第2の
導体3bとでメッシュを形成し、全体として前記仮想円
筒Aに対応する円筒状の形状である。このシールドケー
ジ3は、金属製の外殻ケース2に取着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電極放電灯を点
灯させる無電極放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図17に示すように、無電極
放電灯1と、直流電源回路部、直流電源回路部の出力を
高周波出力に変換して無電極放電灯1へ高周波電力を供
給する高周波電源回路部などを具備する高周波発生装置
を収納した金属製の外殻ケース2とを備えた無電極放電
灯点灯装置が提供されている。ここに、無電極放電灯1
は、石英やセラミクスなどの透光性材料で気密に形成さ
れたバルブ1aの内部に不活性ガスあるいは不活性ガス
の放電によって励起発光する物質又は金属蒸気などを封
入し、バルブ1aの内面には必要に応じて蛍光体が塗布
され、バルブ1aの外部に近接して誘導コイル1bが巻
回されている。この無電極放電灯点灯装置では、高周波
電源回路部から誘導コイル1bに高周波電流を流すこと
により、誘導コイル1bの周囲に高周波電磁界を発生さ
せ、バルブ1a内で高周波アーク放電を生じさせて紫外
線もしくは可視光を発生するようになっている。
【0003】ところで、この種の無電極放電灯点灯装置
では、電磁ノイズ対策のための電磁シールド手段とし
て、上述の外殻ケース2と、複数本の導体によりメッシ
ュ状に形成され無電極放電灯1を囲むように外殻ケース
2に取着される半球状のシールドケージ3’とを備えて
いる(例えば、実開平5−15312号公報参照)。こ
こに、シールドケージ3’のメッシュのピッチは誘導コ
イル1bの近傍で粗く他の部分で密に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無電極放電灯点灯装置における上記シールドケージ3’
のメッシュのピッチは誘導コイル1bの近傍で粗く他の
部分で密に構成されているので、外部への無電極放電灯
1の光の取り出し効率が低下してしまうという不具合が
ある。また、上記シールドケージ3’では、誘導コイル
1bから発生する電磁ノイズの低減が不十分であった。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、誘導コイルから発生する電磁ノイズ
を低減できる無電極放電灯点灯装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、放電気体が封入された透光性の
バルブの外部に近接して誘導コイルを巻回した無電極放
電灯と、無電極放電灯を囲む仮想円筒の一部を形成する
シールドケージとを備え、誘導コイルは前記仮想円筒と
軸方向同士を平行とするように配設され、シールドケー
ジは、前記仮想円筒の底面に平行であって前記仮想円筒
の側面の一部を形成する円環状の複数本の第1の導体
と、前記仮想円筒の軸方向に平行であって前記仮想円筒
の側面の一部を形成するとともに第1の導体間を電気的
に接続する複数本の第2の導体とで構成されて成ること
を特徴とするものであり、誘導コイルから発生した電磁
ノイズによる電流が第1の導体及び第2の導体に流れる
ので、電磁ノイズを効率良く低減することができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、シールドケージは、無電極放電灯の光取り出し側の
底面が、メッシュ状の蓋体で覆われているので、より確
実に電磁ノイズを低減することが可能となる。請求項3
の発明は、請求項2の発明において、蓋体の中央部は、
無電極放電灯の光取り出し側の底面に対してバルブから
離れる向きに膨らんだ曲面状に形成されているので、外
部への無電極放電灯の光の取り出し効率を高めることが
できる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、シールドケージは、前記第1の導体であって前記仮
想円筒の軸方向の両端に位置する一対のリング部と、少
なくとも2本の前記第2の導体により構成されているこ
とを特徴とし、第1の導体及び第2の導体の本数を少な
くすることにより外部への無電極放電灯の光の取り出し
効率を高めることができ、しかも、装置全体の軽量化及
び低コスト化が可能となる。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記仮想円筒の軸方向における誘導コイルの位置と
略同じ位置に第1の導体が設けられ、該第1の導体と、
上記リング部のうち誘導コイルへの電力供給側のリング
部とが第2の導体により連結されているので、請求項4
の発明に比べて電磁ノイズを低減することができる。請
求項6の発明は、請求項1の発明において、シールドケ
ージは、仮想円筒の軸方向における誘導コイルの位置よ
りも無電極放電灯の光取り出し側の部位に複数本の第1
の導体が形成されていることを特徴とし、第1の導体及
び第2の導体の本数を少なくすることにより外部への無
電極放電灯の光の取り出し効率を高めることができ、し
かも、装置全体の軽量化及び低コスト化が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態の無電極放電灯点灯装置の基
本構成は従来構成と略同じであって、図1及び図2に示
すように、シールドケージ3の構造に特徴があるので、
以下、この点について説明する。なお、従来構成と同様
の構成要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0011】本実施形態の無電極放電灯点灯装置は、無
電極放電灯1を囲む仮想円筒A(図3参照)の一部を形
成するシールドケージ3を備え、誘導コイル1bは前記
仮想円筒Aと軸方向同士を平行とするように配設され、
シールドケージ3は、前記仮想円筒Aの底面に略平行で
あって前記仮想円筒Aの側面の一部を形成する円環状の
複数本の第1の導体3a(導線)と、前記仮想円筒Aの
軸方向(図1の上下方向)に略平行であって前記仮想円
筒Aの側面の一部を形成するとともに第1の導体間3a
を電気的に接続する複数本の第2の導体3b(導線)と
で構成されている。したがって、シールドケージ3は、
複数本の第1の導体3aと複数本の第2の導体3bとで
メッシュを形成し、全体として前記仮想円筒Aに対応す
る円筒状の形状となっている。このシールドケージ3
は、無電極放電灯1を囲むように、前記仮想円筒Aの軸
方向の一端側が金属製の外殻ケース2に取着される。こ
こに、外殻ケース2は、有底円筒状であって、外殻ケー
ス2の軸方向の一端側に形成されたシールドケージ取付
部2bの内周面にシールドケージ3が取着される。
【0012】なお、誘導コイル1bは外殻ケース2に収
納されている高周波電源回路部に接続される(図4参
照)。次に、図5(a),(b),(c)に示すような
種々の構造のシールドケージ3”,3’,3を用いた各
無電極放電灯点灯装置を机の上に設置し、無電極放電灯
1を安定点灯させた場合における誘導コイル1bに起因
した外部への電磁ノイズの測定を行った結果について図
6及び図7を参照しながら説明する。なお、図5
(a),(b),(c)では無電極放電灯1の図示を省
略してある。
【0013】ここで、図5(c)は、本実施形態の無電
極放電灯点灯装置のシールドケージ3の無電極放電灯1
の光取り出し側(図1の上面)を、全体の形状が円形で
あってメッシュ状の蓋体4で覆ったものである。蓋体4
は導電性を有してシールドケージ3と電気的に接続され
ればよく、シールドケージ3と一体形成されたものであ
ってもよいし別形成されたものであってもよい。いずれ
にしても、シールドケージ3と蓋体4とで有底円筒状の
形状をなしている。なお、蓋体4は、互いに平行に配置
された複数本の導体4a(導線)と、導体4aに略直交
する複数本の導体4b(導線)とで構成されている。シ
ールドケージ3は、上述のように全体として円筒状の形
状であって、シールドケージ3の第1の導体3a(導
線)は前記仮想円筒Aの底面に平行し、第2の導体3b
(導線)は前記仮想円筒Aの軸方向に平行している。ま
た、図5(a)の無電極放電灯点灯装置のシールドケー
ジ3”は、全体として半球状の形状であって、シールド
ケージ3”の導体3a”(導線)は前記仮想円筒Aの底
面に平行でなく、シールドケージ3”の導体3b”(導
線)は前記仮想円筒Aの軸方向に平行でない。また、図
5(b)は従来例で説明したものと略同等の無電極放電
灯点灯装置であり、シールドケージ3’は、全体として
半球状の形状であって、シールドケージ3’の導体3
a’(導線)は前記仮想円筒Aの底面に平行であるが、
シールドケージ3’の導体3b’(導線)は前記仮想円
筒Aの軸方向に平行でない。
【0014】図6は水平偏波ノイズの比較結果を示すグ
ラフであって、横軸は水平偏波ノイズの高調波の次数
を、縦軸は図5(a)の無電極放電灯点灯装置の水平偏
波ノイズを基準としたノイズ差をであって縦軸の値が小
さいほど水平偏波ノイズが小さい。こにに、図6中のイ
が図5(b)の無電極放電灯点灯装置の水平偏波ノイズ
から図5(a)の無電極放電灯点灯装置の水平偏波ノイ
ズを減算した値を示し、図6中のロが図5(c)の無電
極放電灯点灯装置の水平偏波ノイズから図5(a)の無
電極放電灯点灯装置の水平偏波ノイズを減算した値を示
す。
【0015】また、図7は垂直偏波ノイズの比較結果を
示すグラフであって、横軸は垂直偏波ノイズの高調波の
次数を、縦軸は図5(a)の無電極放電灯点灯装置の垂
直偏波ノイズを基準としたノイズ差をであって縦軸の値
が小さいほど垂直偏波ノイズが小さい。こにに、図7中
のイが図5(b)の無電極放電灯点灯装置の垂直偏波ノ
イズから図5(a)の無電極放電灯点灯装置の垂直偏波
ノイズを減算した値を示し、図7中のロが図5(c)の
無電極放電灯点灯装置の垂直偏波ノイズから図5(a)
の無電極放電灯点灯装置の垂直偏波ノイズを減算した値
を示す。
【0016】図6及び図7から、図5(b)に示したシ
ールドケージ3’を用いることにより、図5(a)に示
したシールドケージ3”を用いる場合に比べて水平偏波
ノイズ及び垂直偏波ノイズの両方を低減できることが確
認された。また、図5(c)に示したシールドケージ3
を用いることにより、シールドケージ3’に比べてさら
に垂直偏波ノイズを低減することができることが確認さ
れた。これらの結果から、本実施形態の無電極放電灯点
灯装置におけるシールドケージ3を採用することによ
り、従来例に比べてさらに垂直偏波ノイズを低減できる
ことがわかる。
【0017】これらの結果は、図5(c)の構成を採用
することにより、図5(a)及び図5(b)の構成に比
べて電磁ノイズが小さくなることを示しているが、この
結果は、誘導コイル1bから発生した電磁ノイズによる
電流が第1の導体3a及び第2の導体3bに流れ、つま
り、電磁ノイズにより第2の導体3bに流れる電流が導
体3b’,3b”に流れる電流に比べて大きくなること
を示唆しているものと推考される。すなわち、電磁ノイ
ズが外部に漏れるのを抑制することができる。
【0018】また、本実施形態では、シールドケージ3
が全体として円筒状の形状となって前記仮想円筒Aの底
面が開口されているので、従来のように半球状のシール
ドケージ3’により無電極放電灯1が囲まれている場合
に比べて、外部への無電極放電灯1の光の取り出し効率
を高めることができる。 (実施形態2)本実施形態の無電極放電灯点灯装置の基
本構成は実施形態1と略同じであり、シールドケージ3
に取り付ける上述の蓋体4の中央部4cを、図9に示す
ように、シールドケージ3の光取り出し側の底面に対し
てバルブ1aから離れる向きに膨らんだ曲面状に形成し
た点が相違するだけである。しかして、本実施形態で
は、図8に示した無電極放電灯点灯装置に比べて外部へ
の無電極放電灯1の光の取り出し効率を高めることがで
きる。
【0019】(実施形態3)ところで、外部への無電極
放電灯1の光の取り出し効率を考えた場合、上述の第1
の導体3a及び第2の導体3bの本数は少ないほうが望
ましい。そこで、図10に示すように、実施形態1のシ
ールドケージ3を、図5(a)のシールドケージ3”を
囲むように一端を外殻ケース2のシールドケージ取付部
2bの外側に取り付け、この際のシールドケージ3の構
造を図11(a)〜(i)に示すように種々変化させ、
実施形態1と同様に無電極放電灯1を安定点灯させたと
きに誘導コイル1bから外部に漏れる電磁ノイズの測定
を行った。シールドケージ3を装着することによって、
上記電磁ノイズが低減されたので、シールドケージ3の
装着有無による電磁ノイズの差分をノイズ低減量として
図12及び図13に示す。なお、図11中の3aは上述
の第1の導体を示し、図11中の3bは上述の第2の導
体を示す。また、図11中の1bは誘導コイルであっ
て、シールドケージ3と誘導コイル1bとの高さ関係
(図11における上下方向での位置関係)を示すために
模式的に示してある。
【0020】図12は水平偏波ノイズのノイズ低減量を
示すグラフであって、横軸は水平偏波ノイズの高調波の
次数を、縦軸はシールドケージ3の装着による水平偏波
ノイズのノイズ低減量を示す。図12中のイ(○)は図
11(a)のシールドケージ3、図12中のロ(△)は
図11(b)のシールドケージ3、図12中のハ(□)
は図11(c)のシールドケージ3、図12中のニ
(×)は図11(d)のシールドゲージ3、図12中の
ホ(◇)は図11(e)のシールドケージ3、図12中
のヘ(●)は図11(f)のシールドケージ3、図12
中のト(▲)は図11(g)のシールドケージ3、図1
2中のチ(◆)は図11(h)のシールドケージ3、図
12中のリ(■)は図11(i)のシールドケージ3、
それぞれの装着によるノイズ低減量を示す。
【0021】図13は垂直偏波ノイズのノイズ低減量を
示すグラフであって、横軸は垂直偏波ノイズの高調波の
次数を、縦軸はシールドケージ3の装着による垂直偏波
ノイズのノイズ低減量を示す。図13中のイ(○)は図
11(a)のシールドケージ3、図13中のロ(△)は
図11(b)のシールドケージ3、図13中のハ(□)
は図11(c)のシールドケージ3、図13中のニ
(×)は図11(d)のシールドケージ3、図13中の
ホ(◇)は図11(e)のシールドケージ3、図13中
のヘ(●)は図11(f)のシールドケージ3、図13
中のト(▲)は図11(g)のシールドケージ3、図1
3中のチ(◆)は図11(h)のシールドケージ3、図
13中のリ(■)は図11(i)のシールドケージ3、
それぞれの装着によるノイズ低減量を示す。
【0022】図12及び図13から、図11(a)〜
(i)のいずれの構造のシールドケージ3でもノイズ低
減の効果があることが確認された。図12から、水平偏
波ノイズのノイズ低減量に関しては、図11(c)のシ
ールドゲージ3でも図11(a)のシールゲージ3と略
同等の効果が得られることが確認された。また、図13
から、垂直偏波ノイズのノイズ低減量に関しては、図1
1(a)〜(i)でほとんど差がないことが確認され
た。
【0023】本実施形態の無電極放電灯点灯装置は、図
1に示した実施形態1と略同じであって、図12及び図
13の結果に基づいて、シールドケージ3の形状を図1
4に示すような形状にした点に特徴がある。本実施形態
のシールドケージ3は、第1の導体3aであって上記仮
想円筒A(図3参照)の軸方向の両端に位置する一対の
リング部と、両リング部を連結する2本の第2の導体3
bとで構成されている。
【0024】しかして、本実施形態では、従来例に比べ
てさらに垂直偏波ノイズを低減でき、また、実施形態1
に比べて無電極放電灯1の外部への光の取り出し効率を
高めることができる。 (実施形態4)本実施形態の無電極放電灯点灯装置も、
図1に示した実施形態1と略同じであって、上述の図1
2及び図13の結果に基づいて、シールドケージ3の形
状を図15に示すような形状にした点に特徴がある。本
実施形態のシールドケージ3は、実施形態3のシールド
ケージにさらに第1の導体3aを1本増やして、この増
やした第1の導体3a(以下、中間リング部と称す)と
外殻ケース2(図1参照)に取着される側の(誘導コイ
ル1bへの電力供給側に位置する)第1の導体(リング
部)とを複数本の第2の導体3bにより連結してある。
図15中の1bは誘導コイル1bであって、シールドケ
ース3と誘導コイル1bとの高さ関係(図15における
上下方向での位置関係)を示すために模式的に示してあ
る。つまり、上述の中間リング部は、誘導コイル1bの
位置に対応して設けられている(誘導コイル1bと略同
じ高さとなる位置に形成されている)。
【0025】しかして、本実施形態においても、従来例
に比べてさらに垂直偏波ノイズを低減でき、また、実施
形態1に比べて無電極放電灯1の外部への光の取り出し
効率を高めることができる。 (実施形態5)本実施形態の無電極放電灯点灯装置も、
図1に示した実施形態1と略同じであって、上述の図1
2及び図13の結果に基づいて、シールドケージ3の形
状を図16に示すような形状にした点に特徴がある。本
実施形態のシールドケージ3は、実施形態3のシールド
ケージ3において前記仮想円筒A(図3参照)の軸方向
における誘導コイル1bの位置よりも無電極放電灯1の
光取り出し側(図16の上方側)に複数本の第1の導体
3aを設けたものである。なお、図16中の1bは誘導
コイル1bであって、シールドケース3と誘導コイル1
bとの高さ関係(図16における上下方向での位置関
係)を示すために模式的に示してある。
【0026】しかして、本実施形態においても、従来例
に比べてさらに垂直偏波ノイズを低減でき、また、実施
形態1に比べて無電極放電灯1の外部への光の取り出し
効率を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、放電気体が封入され
た透光性のバルブの外部に近接して誘導コイルを巻回し
た無電極放電灯と、無電極放電灯を囲む仮想円筒の一部
を形成するシールドケージとを備え、誘導コイルは前記
仮想円筒と軸方向同士を平行とするように配設され、シ
ールドケージは、前記仮想円筒の底面に平行であって前
記仮想円筒の側面の一部を形成する円環状の複数本の第
1の導体と、前記仮想円筒の軸方向に平行であって前記
仮想円筒の側面の一部を形成するとともに第1の導体間
を電気的に接続する複数本の第2の導体とで構成されて
いるので、誘導コイルから発生した電磁ノイズによる電
流が第1の導体及び第2の導体に流れ、電磁ノイズを効
率良く低減することができるという効果がある。
【0028】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、シールドケージは、無電極放電灯の光取り出し側の
底面が、メッシュ状の蓋体で覆われているので、より確
実に電磁ノイズを低減することが可能となるという効果
がある。請求項3の発明は、請求項2の発明において、
蓋体の中央部は、無電極放電灯の光取り出し側の底面に
対してバルブから離れる向きに膨らんだ曲面状に形成さ
れているので、外部への無電極放電灯の光の取り出し効
率を高めることができるという効果がある。
【0029】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、シールドケージは、前記第1の導体であって前記仮
想円筒の軸方向の両端に位置する一対のリング部と、少
なくとも2本の前記第2の導体により構成されているこ
とを特徴とし、第1の導体及び第2の導体の本数を少な
くすることにより外部への無電極放電灯の光の取り出し
効率を高めることができ、しかも、装置全体の軽量化及
び低コスト化が可能となるという効果がある。
【0030】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記仮想円筒の軸方向における誘導コイルの位置と
略同じ位置に第1の導体が設けられ、該第1の導体と、
上記リング部のうち誘導コイルへの電力供給側のリング
部とが第2の導体により連結されているので、請求項4
の発明に比べて電磁ノイズを低減することができるとい
う効果がある。
【0031】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、シールドケージは、仮想円筒の軸方向における誘導
コイルの位置よりも無電極放電灯の光取り出し側の部位
に複数本の第1の導体が形成されていることを特徴と
し、第1の導体及び第2の導体の本数を少なくすること
により外部への無電極放電灯の光の取り出し効率を高め
ることができ、しかも、装置全体の軽量化及び低コスト
化が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す概略正面図である。
【図2】同上の概略斜視図である。
【図3】同上における無電極放電灯を囲む仮想円筒の説
明図である。
【図4】同上の要部説明図である。
【図5】無電極放電灯点灯装置の概略正面図を示し、
(a)は比較例の概略正面図、(b)は従来例の概略正
面図、(c)は実施形態の概略正面図である。
【図6】同上の水平偏波ノイズの測定結果の説明図であ
る。
【図7】同上の垂直偏波ノイズの測定結果の説明図であ
る。
【図8】図5(c)の無電極放電灯点灯装置の概略斜視
図である。
【図9】実施形態2を示す概略正面図である。
【図10】上記比較例にさらにシールドケージを装着し
たときの概略正面図である。
【図11】(a)〜(i)は種々のシールドケージの形
状説明図である。
【図12】図11(a)〜(i)の各シールドケージを
比較例に装着したときの水平偏波ノイズのノイズ低減量
の説明図である。
【図13】図11(a)〜(i)の各シールドケージを
比較例に装着したときの垂直偏波ノイズのノイズ低減量
の説明図である。
【図14】実施形態3を示し、(a)は要部斜視図、
(b)は要部正面図である。
【図15】実施形態4の要部正面図である。
【図16】実施形態5の要部正面図である。
【図17】従来例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 無電極放電灯 1a バルブ 1b 誘導コイル 2 外殻ケース 3 シールドケージ 3a 第1の導体 3b 第2の導体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電気体が封入された透光性のバルブの
    外部に近接して誘導コイルを巻回した無電極放電灯と、
    無電極放電灯を囲む仮想円筒の一部を形成するシールド
    ケージとを備え、誘導コイルは前記仮想円筒と軸方向同
    士を平行とするように配設され、シールドケージは、前
    記仮想円筒の底面に平行であって前記仮想円筒の側面の
    一部を形成する円環状の複数本の第1の導体と、前記仮
    想円筒の軸方向に平行であって前記仮想円筒の側面の一
    部を形成するとともに第1の導体間を電気的に接続する
    複数本の第2の導体とで構成されて成ることを特徴とす
    る無電極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 シールドケージは、無電極放電灯の光取
    り出し側の底面が、メッシュ状の蓋体で覆われているこ
    とを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 蓋体の中央部は、無電極放電灯の光取り
    出し側の底面に対してバルブから離れる向きに膨らんだ
    曲面状に形成されて成ることを特徴とする請求項2記載
    の無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 シールドケージは、前記第1の導体であ
    って前記仮想円筒の軸方向の両端に位置する一対のリン
    グ部と、少なくとも2本の前記第2の導体により構成さ
    れて成ることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯
    点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記仮想円筒の軸方向における誘導コイ
    ルの位置と略同じ位置に第1の導体が設けられ、該第1
    の導体と、上記リング部のうち誘導コイルへの電力供給
    側のリング部とが第2の導体により連結されて成ること
    を特徴とする請求項4記載の無電極放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 シールドケージは、仮想円筒の軸方向に
    おける誘導コイルの位置よりも無電極放電灯の光取り出
    し側の部位に複数本の第1の導体が形成されて成ること
    を特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
JP29473197A 1997-10-28 1997-10-28 無電極放電灯点灯装置 Withdrawn JPH11135285A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364545B1 (ko) * 2000-12-18 2002-12-18 엘지전자 주식회사 마이크로파를 이용한 조명기구의 공진기 보호 장치
KR100548277B1 (ko) * 2003-09-08 2006-02-02 엘지전자 주식회사 무전극 조명기기의 램프커버구조
WO2015046458A1 (ja) * 2013-09-27 2015-04-02 東京計器株式会社 放電ランプ装置

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