JPH11102667A - 無電極放電ランプ - Google Patents
無電極放電ランプInfo
- Publication number
- JPH11102667A JPH11102667A JP26056197A JP26056197A JPH11102667A JP H11102667 A JPH11102667 A JP H11102667A JP 26056197 A JP26056197 A JP 26056197A JP 26056197 A JP26056197 A JP 26056197A JP H11102667 A JPH11102667 A JP H11102667A
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- JP
- Japan
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- induction coil
- bulb
- discharge lamp
- electrodeless discharge
- lamp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信頼性の高い無電極放電ランプを提供する。
【解決手段】 シールド筒３を電気的な絶縁物のスペー
サ１０にて固定する。シールド筒３の変形がないので、
点灯回路とバルブ１のインピーダンス整合がずれず、ラ
ンプの点灯不良や、ランプ点灯中の電力ロスが大きくな
ったりすることがない。また、シールド筒３かバルブ１
の管壁を擦りガラスに傷をつけることがなくなり、バル
ブ１が破損することもない。
サ１０にて固定する。シールド筒３の変形がないので、
点灯回路とバルブ１のインピーダンス整合がずれず、ラ
ンプの点灯不良や、ランプ点灯中の電力ロスが大きくな
ったりすることがない。また、シールド筒３かバルブ１
の管壁を擦りガラスに傷をつけることがなくなり、バル
ブ１が破損することもない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ガスを封入し
たバルブ（電球）内に電極を備えることなく、バルブの
外部の誘導コイルに高周波電流を通電することによって
形成した高周波電磁界を放電ガスに作用させることによ
り放電ガスを放電させる無電極放電ランプに関するもの
である。
たバルブ（電球）内に電極を備えることなく、バルブの
外部の誘導コイルに高周波電流を通電することによって
形成した高周波電磁界を放電ガスに作用させることによ
り放電ガスを放電させる無電極放電ランプに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来より、バルブ内に封入した放電ガス
に高周波電磁界を作用させることによって、放電ガスを
励起して発光させるようにした無電極放電ランプが知ら
れている。この種の無電極ランプは、小型、高出力、超
寿命などの特徴を有しているものであるから、各所で研
究開発がなされている。
に高周波電磁界を作用させることによって、放電ガスを
励起して発光させるようにした無電極放電ランプが知ら
れている。この種の無電極ランプは、小型、高出力、超
寿命などの特徴を有しているものであるから、各所で研
究開発がなされている。
【０００３】この種の無電極ランプとしては、例えば図
７に示すように、電球型のバルブ１を誘導コイル２を囲
む形状に形成したものが知られている〔特開昭５３ー１
１７２６９号〕。バルブ１の中には水銀蒸気を含む放電
ガスが封入され、誘導コイル２に高周波電流を流すこと
により形成される高周波電磁界を放電ガスに作用させる
ことによって、放電ガスを励起して紫外線を発光させる
のである。また、バルブ１の周壁に蛍光体層を形成して
あり、放電ガスから放射された紫外線を可視光に変換し
て照明に供する。
７に示すように、電球型のバルブ１を誘導コイル２を囲
む形状に形成したものが知られている〔特開昭５３ー１
１７２６９号〕。バルブ１の中には水銀蒸気を含む放電
ガスが封入され、誘導コイル２に高周波電流を流すこと
により形成される高周波電磁界を放電ガスに作用させる
ことによって、放電ガスを励起して紫外線を発光させる
のである。また、バルブ１の周壁に蛍光体層を形成して
あり、放電ガスから放射された紫外線を可視光に変換し
て照明に供する。
【０００４】ところで、無電極ランプでは点灯に用いる
誘導コイル２の線間に高電界が発生する。この電界によ
ってプラズマ中のイオンなどが管壁に衝突しバルブ１を
黒化させバルブ１の寿命を短くする。また、誘導コイル
２は自己発熱とバルブ１からの輻射熱を受けて高温にな
り誘導コイル２の線材が劣化したりする。
誘導コイル２の線間に高電界が発生する。この電界によ
ってプラズマ中のイオンなどが管壁に衝突しバルブ１を
黒化させバルブ１の寿命を短くする。また、誘導コイル
２は自己発熱とバルブ１からの輻射熱を受けて高温にな
り誘導コイル２の線材が劣化したりする。
【０００５】そこで、この電界を遮蔽する目的と、誘導
コイル２を放熱する目的で誘導コイル２とバルブ１の管
壁の間に図８の様に遮蔽金属（シールド筒）３を挿入す
る。しかし、このシールド筒３は、誘導コイル２の磁界
による渦電流が発生し、電力損失をまねく。そこで、図
９の様にシールド筒３には誘導コイル２の軸方向にスリ
ット５を数本入れてある。このスリット５により、シー
ルド筒３での渦電流損を防ぐ。
コイル２を放熱する目的で誘導コイル２とバルブ１の管
壁の間に図８の様に遮蔽金属（シールド筒）３を挿入す
る。しかし、このシールド筒３は、誘導コイル２の磁界
による渦電流が発生し、電力損失をまねく。そこで、図
９の様にシールド筒３には誘導コイル２の軸方向にスリ
ット５を数本入れてある。このスリット５により、シー
ルド筒３での渦電流損を防ぐ。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記無電極
放電ランプを製造する場合やランプを交換する場合、ま
たは運搬中の衝撃等により、金属製で円筒状のシールド
筒３が変形する場合があり、変形が生じると、誘導コイ
ル２とシールド筒３の電磁結合が変化するため、点灯回
路とランプのインピーダンス整合がずれ、ランプが点灯
しなくなったり、ランプ点灯中の電力ロスが大きくなっ
たりする。
放電ランプを製造する場合やランプを交換する場合、ま
たは運搬中の衝撃等により、金属製で円筒状のシールド
筒３が変形する場合があり、変形が生じると、誘導コイ
ル２とシールド筒３の電磁結合が変化するため、点灯回
路とランプのインピーダンス整合がずれ、ランプが点灯
しなくなったり、ランプ点灯中の電力ロスが大きくなっ
たりする。
【０００７】また、シールド筒３がバルブ１の管壁を擦
り、ガラスに傷をつける場合があり、その傷が原因でラ
ンプが破損するという間題があった。本発明は上記の問
題に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性の
高い無電極放電ランプを提供することにある。
り、ガラスに傷をつける場合があり、その傷が原因でラ
ンプが破損するという間題があった。本発明は上記の問
題に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性の
高い無電極放電ランプを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１においては、高
周波電流が通電される誘導コイル２と、内部に放電ガス
が封入されるとともに透光性材料で形成されて誘導コイ
ル２を挿入する略円筒形の窪み部４を有するバルブ１
と、誘導コイル２とバルブ１の窪み部４との間に電気的
に接地されて配設されていて円筒の軸方向に少なくとも
１つ以上のスリット５を設けた金属製のシールド筒３
と、誘導コイル２に高周波電流を供給するための高周波
電源と整合回路からなる点灯回路部と、バルブ１と点灯
回路部を接続するための口金１１とからなっていて、誘
導コイル２により形成される高周波電磁界の作用により
放電ガスを放電させる無電極放電ランプにおいて、前記
シールド筒３を電気的な絶縁物のスペーサ１０にて固定
して成ることを特徴とするものである。
周波電流が通電される誘導コイル２と、内部に放電ガス
が封入されるとともに透光性材料で形成されて誘導コイ
ル２を挿入する略円筒形の窪み部４を有するバルブ１
と、誘導コイル２とバルブ１の窪み部４との間に電気的
に接地されて配設されていて円筒の軸方向に少なくとも
１つ以上のスリット５を設けた金属製のシールド筒３
と、誘導コイル２に高周波電流を供給するための高周波
電源と整合回路からなる点灯回路部と、バルブ１と点灯
回路部を接続するための口金１１とからなっていて、誘
導コイル２により形成される高周波電磁界の作用により
放電ガスを放電させる無電極放電ランプにおいて、前記
シールド筒３を電気的な絶縁物のスペーサ１０にて固定
して成ることを特徴とするものである。
【０００９】請求項２においては、シールド筒３の内壁
と窪み部４の壁面間に電気的な絶縁物のスペーサ１０を
介装して成ることを特徴とするものである。請求項３に
おいては、スペーサ１０に、バルブ１に設けてあるラン
プ排気管７を覆う保護管１７を一体的に設けて成ること
特徴とするものである。請求項４においては、バルブ１
の窪み部４の底部に流し込まれて固化された電気的な絶
縁物によってシールド筒３を固定して成ることを特徴と
するものである。
と窪み部４の壁面間に電気的な絶縁物のスペーサ１０を
介装して成ることを特徴とするものである。請求項３に
おいては、スペーサ１０に、バルブ１に設けてあるラン
プ排気管７を覆う保護管１７を一体的に設けて成ること
特徴とするものである。請求項４においては、バルブ１
の窪み部４の底部に流し込まれて固化された電気的な絶
縁物によってシールド筒３を固定して成ることを特徴と
するものである。
【００１０】請求項５においては、スペーサ１０は、誘
導コイル２が巻かれたボビン１３であることを特徴とす
るものである。これらの構成によれば、シールド筒３の
変形がないので、点灯回路とバルブ１のインピーダンス
整合がずれず、ランプの点灯不良や、ランプ点灯中の電
力ロスが大きくなったりすることがない。また、シール
ド筒３かバルブ１の管壁を擦りガラスに傷をつけること
がなくなり、バルブ１が破損することもない。したがっ
て、信頼性の高い無電極放電ランプを提供するのであ
る。
導コイル２が巻かれたボビン１３であることを特徴とす
るものである。これらの構成によれば、シールド筒３の
変形がないので、点灯回路とバルブ１のインピーダンス
整合がずれず、ランプの点灯不良や、ランプ点灯中の電
力ロスが大きくなったりすることがない。また、シール
ド筒３かバルブ１の管壁を擦りガラスに傷をつけること
がなくなり、バルブ１が破損することもない。したがっ
て、信頼性の高い無電極放電ランプを提供するのであ
る。
【００１１】
（実施の形態１）本実施の形態は、図１に示すように、
誘導コイル２を囲む形に形成したバルブ１を用いるもの
である。バルブ１はガラス等の透光性材料によって略球
状に形成されるとともに周壁の一部に内方へ凹入した窪
み部４が形成され、窪み部４の内部に誘導コイル２の挿
入方向に突出する管状の内部突出部６が形成され、窪み
部４が環状で円筒状になり、このようなバルブ１の内部
に気密空間が構成されている。
誘導コイル２を囲む形に形成したバルブ１を用いるもの
である。バルブ１はガラス等の透光性材料によって略球
状に形成されるとともに周壁の一部に内方へ凹入した窪
み部４が形成され、窪み部４の内部に誘導コイル２の挿
入方向に突出する管状の内部突出部６が形成され、窪み
部４が環状で円筒状になり、このようなバルブ１の内部
に気密空間が構成されている。
【００１２】内部突出部６には細いランプ排気管７を取
り付けてある。バルブ１の主体部の内周面に蛍光体層８
が形成される。蛍光体層８は必要に応じて窪み部４の内
周面及び内部突出部６の内周面にも形成してもよい。誘
導コイル２は窪み部４と内部突出部６の間に挿入される
ことになる。バルブ１の内部には放電ガスが封入され
る。放電ガスとしては、例えばアルゴンやクリプトンの
ような希ガスと、少なくとも水銀が封入される。
り付けてある。バルブ１の主体部の内周面に蛍光体層８
が形成される。蛍光体層８は必要に応じて窪み部４の内
周面及び内部突出部６の内周面にも形成してもよい。誘
導コイル２は窪み部４と内部突出部６の間に挿入される
ことになる。バルブ１の内部には放電ガスが封入され
る。放電ガスとしては、例えばアルゴンやクリプトンの
ような希ガスと、少なくとも水銀が封入される。
【００１３】ところで、誘導コイル２に高周波電流を流
すことによってランプを点灯させる無電極放電ランプ
は、誘導コイル２から発生する高圧電界によって蛍光体
層８やバルブ１が衝撃を受けて劣化・黒化を引き起こす
のである。そこで、この高圧電界を遮蔽するために誘導
コイル２とバルブ１の内管との間に円筒形の金属のシー
ルド筒３を接地して配設する。このシールド筒３は、周
方向に渦電流が流れて電力ロスを起こさないように軸方
向に数カ所のスリット５を設けてある。
すことによってランプを点灯させる無電極放電ランプ
は、誘導コイル２から発生する高圧電界によって蛍光体
層８やバルブ１が衝撃を受けて劣化・黒化を引き起こす
のである。そこで、この高圧電界を遮蔽するために誘導
コイル２とバルブ１の内管との間に円筒形の金属のシー
ルド筒３を接地して配設する。このシールド筒３は、周
方向に渦電流が流れて電力ロスを起こさないように軸方
向に数カ所のスリット５を設けてある。
【００１４】また、このシールド筒３は誘導コイル２で
発生した熱やバルブ１からの輻射熱を、誘導コイル２部
分から外へ放熱するようになっており、これにより誘導
コイル２の線材の劣化を防ぐ効果もある。点灯回路部
は、ランプを受ける部位を持ったインピーダンス整合回
路１４と、高周波電力を供給する高周波ケーブル９と高
周波電源（図示せず）からなる。
発生した熱やバルブ１からの輻射熱を、誘導コイル２部
分から外へ放熱するようになっており、これにより誘導
コイル２の線材の劣化を防ぐ効果もある。点灯回路部
は、ランプを受ける部位を持ったインピーダンス整合回
路１４と、高周波電力を供給する高周波ケーブル９と高
周波電源（図示せず）からなる。
【００１５】ところで、シールド筒３の上端部には図１
に示すように、テフロンやシリコン等の耐熱性を備えて
電気的な絶縁物から形成された環状のスペーサ１０がシ
ールド筒３の内壁と窪み部４の壁面である内部突出部６
の外壁面間に挿入されている。そのため、無電極放電ラ
ンプを製造する場合や無電極放電ランプを交換する場
合、または運搬中の衝撃等により、シールド筒３が変形
することがない。従って、誘導コイル２とシールド筒３
の電磁結合の変化がなく、点灯回路とランプのインピー
ダンス整合もずれず、ランプが点灯しなくなったり、ラ
ンプ点灯中の電力ロスが大きくなったりしない。これに
より、信頼性の高い無電極放電灯を提供することができ
る。
に示すように、テフロンやシリコン等の耐熱性を備えて
電気的な絶縁物から形成された環状のスペーサ１０がシ
ールド筒３の内壁と窪み部４の壁面である内部突出部６
の外壁面間に挿入されている。そのため、無電極放電ラ
ンプを製造する場合や無電極放電ランプを交換する場
合、または運搬中の衝撃等により、シールド筒３が変形
することがない。従って、誘導コイル２とシールド筒３
の電磁結合の変化がなく、点灯回路とランプのインピー
ダンス整合もずれず、ランプが点灯しなくなったり、ラ
ンプ点灯中の電力ロスが大きくなったりしない。これに
より、信頼性の高い無電極放電灯を提供することができ
る。
【００１６】（実施の形態２）本実施の形態は、図２と
図３に示すように、バルブ１を点灯回路部に固定するた
めの口金１１が、シールド筒３と一体の構造にしてあ
る。そして、バルブ１にシールド筒３を取り付けた後か
ら、シールド筒３の端部にはテフロンやシリコン等の耐
熱性を備えて電気的な絶縁物から形成されたスペーサ１
０が、シールド筒３を若千広げる形で挿入されている。
図３に示すように、バルブ１を点灯回路部に固定するた
めの口金１１が、シールド筒３と一体の構造にしてあ
る。そして、バルブ１にシールド筒３を取り付けた後か
ら、シールド筒３の端部にはテフロンやシリコン等の耐
熱性を備えて電気的な絶縁物から形成されたスペーサ１
０が、シールド筒３を若千広げる形で挿入されている。
【００１７】このような構成にすることにより、実施の
形態１の作用効果に加えて、無電極放電ランプの製造時
にシールド筒３を挿入するとき、バルブ１に傷をつける
可能性を低くできる。 （実施の形態３）本実施の形態は、図４に示すように、
シールド筒３をバルブ１に押し付けて固定しているスペ
ーサ１０に円筒状の保護管１７を延出し、保護管１７に
てランプ排気管７を覆って、ランプ排気管７を保護する
ようになっている。他の構成は、実施の形態２と同様で
ある。
形態１の作用効果に加えて、無電極放電ランプの製造時
にシールド筒３を挿入するとき、バルブ１に傷をつける
可能性を低くできる。 （実施の形態３）本実施の形態は、図４に示すように、
シールド筒３をバルブ１に押し付けて固定しているスペ
ーサ１０に円筒状の保護管１７を延出し、保護管１７に
てランプ排気管７を覆って、ランプ排気管７を保護する
ようになっている。他の構成は、実施の形態２と同様で
ある。
【００１８】このような構造にすることにより、実施の
形態２の作用効果に加えて、無電極放電ランプの製造時
や無電極放電ランプの交換時にランプ排気管７を破損す
ることがない。 （実施の形態４）本実施の形態は、図５に示すように、
バルブ１にシールド筒３を取り付けた後、窪み部４の底
部に液状のテフロンやシリコン等の耐熱性を備えた電気
的な絶縁物を流し込み、固化したスペーサ１０にて窪み
部４の底部とシールド筒３の端部を固めている。他の構
成は実施形態２と同様である。
形態２の作用効果に加えて、無電極放電ランプの製造時
や無電極放電ランプの交換時にランプ排気管７を破損す
ることがない。 （実施の形態４）本実施の形態は、図５に示すように、
バルブ１にシールド筒３を取り付けた後、窪み部４の底
部に液状のテフロンやシリコン等の耐熱性を備えた電気
的な絶縁物を流し込み、固化したスペーサ１０にて窪み
部４の底部とシールド筒３の端部を固めている。他の構
成は実施形態２と同様である。
【００１９】このような構成にすることで、実施の形態
２の作用効果に加えて、窪み部４の底部の曲がりの大き
い部分を被覆し、この部分がリークしても、ガラスが飛
散することがない。 （実施の形態５）本実施の形態は、図６に示すように、
誘導コイル２をテフロンやシリコンからなり耐熱性を備
えた電気的な絶縁物のボビン１３に巻き付けて固定して
いる。この場合、ボビン１３の外径は誘導コイル２の外
径よりも若干大きくなっている。しかして、シールド筒
３が若干広がるように、ボビン１３とともに誘導コイル
２を挿入する。
２の作用効果に加えて、窪み部４の底部の曲がりの大き
い部分を被覆し、この部分がリークしても、ガラスが飛
散することがない。 （実施の形態５）本実施の形態は、図６に示すように、
誘導コイル２をテフロンやシリコンからなり耐熱性を備
えた電気的な絶縁物のボビン１３に巻き付けて固定して
いる。この場合、ボビン１３の外径は誘導コイル２の外
径よりも若干大きくなっている。しかして、シールド筒
３が若干広がるように、ボビン１３とともに誘導コイル
２を挿入する。
【００２０】このような構成にすることで、実施の形態
２の作用効果に加えて、誘導コイル２の変形がなくな
り、さらに、インピーダンス整合のずれがなくなる。
２の作用効果に加えて、誘導コイル２の変形がなくな
り、さらに、インピーダンス整合のずれがなくなる。
【００２１】
【発明の効果】本発明においては、上述の構成によっ
て、金属製のシールド筒の変形がないので、点灯回路と
ランプのインピーダンス整合がずれず、ランプの点灯不
良や、ランプ点灯中の電力ロスが大きくなったりするこ
とがない。また、シールド筒か管壁を擦りガラスに傷を
つけることがなく、ランプが破損することもない。した
がって、信頼性の高い無電極放電ランプシステムを提供
することができる。
て、金属製のシールド筒の変形がないので、点灯回路と
ランプのインピーダンス整合がずれず、ランプの点灯不
良や、ランプ点灯中の電力ロスが大きくなったりするこ
とがない。また、シールド筒か管壁を擦りガラスに傷を
つけることがなく、ランプが破損することもない。した
がって、信頼性の高い無電極放電ランプシステムを提供
することができる。
【図１】本発明の実施の形態１を示す概略断面図であ
る。
る。
【図２】実施の形態２の概略断面図である。
【図３】同上の概略分解断面図である。
【図４】実施の形態３の概略断面図である。
【図５】実施の形態４の概略断面図である。
【図６】実施の形態５の概略分解断面図である。
【図７】従来例の概略断面図である。
【図８】他の従来例の概略断面図である。
【図９】他の従来例の部分概略斜視図である。
１ バルブ ２ 誘導コイル ３ シールド筒 ５ スリツト ７ ランプ排気管 ８ 蛍光体層 １０ スペーサ １１ 口金 １３ ボビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 潤 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 平松 宏司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 河野 謙司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 高周波電流が通電される誘導コイルと、
内部に放電ガスが封入されるとともに透光性材料で形成
されて誘導コイルを挿入する略円筒形の窪み部を有する
バルブと、誘導コイルとバルブの窪み部との間に電気的
に接地されて配設されていて円筒の軸方向に少なくとも
１つ以上のスリットを設けた金属製のシールド筒と、誘
導コイルに高周波電流を供給するための高周波電源と整
合回路からなる点灯回路部と、バルブと点灯回路部を接
続するための口金とからなっていて、誘導コイルにより
形成される高周波電磁界の作用により放電ガスを放電さ
せる無電極放電ランプにおいて、前記シールド筒を電気
的な絶縁物のスペーサにて固定して成ることを特徴とす
る無電極放電ランプ。 - 【請求項２】 シールド筒の内壁と窪み部の壁面間に電
気的な絶縁物のスペーサを介装して成ることを特徴とす
る請求項１記載の無電極放電ランプ。 - 【請求項３】 スペーサに、バルブに設けてあるランプ
排気管を覆う保護管を一体的に設けて成ること特徴とす
る請求項２記載の無電極放電ランプ。 - 【請求項４】 バルブの窪み部の底部に流し込まれて固
化された電気的な絶縁物によってシールド筒を固定して
成ることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の無電
極放電ランプ。 - 【請求項５】 スペーサは、誘導コイルが巻かれたボビ
ンであることを特徴とする請求項１記載の無電極放電ラ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26056197A JPH11102667A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 無電極放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26056197A JPH11102667A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 無電極放電ランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11102667A true JPH11102667A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17349671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26056197A Withdrawn JPH11102667A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 無電極放電ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11102667A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002007483A1 (fr) * | 2000-07-14 | 2002-01-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lampe a decharge sans electrode |
| JP2004327391A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 無電極放電灯 |
| US7088056B2 (en) | 2002-07-30 | 2006-08-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Bulb type electrodeless fluorescent lamp |
| JP2015076092A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | タッチ入力装置 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP26056197A patent/JPH11102667A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2002007483A1 (fr) * | 2000-07-14 | 2002-01-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lampe a decharge sans electrode |
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