JPH11273156A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH11273156A
JPH11273156A JP10075731A JP7573198A JPH11273156A JP H11273156 A JPH11273156 A JP H11273156A JP 10075731 A JP10075731 A JP 10075731A JP 7573198 A JP7573198 A JP 7573198A JP H11273156 A JPH11273156 A JP H11273156A
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JP
Japan
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pits
signal
pit
optical disk
minute
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JP10075731A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Terasaki
均 寺崎
Yoichi Tsuchiya
洋一 土屋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピットで信号を記録する光ディスクの高密度
化を容易に達成できる光ディスクを提供する。 【解決手段】 微小ピット31を、光ディスクのトラッ
キング方向に所定の方式で配列してピット31、32、
33、34、35、36、37、38、39を作製す
る。各ピット31、32、33、34、35、36、3
7、38、39は各変調方式の最短ピット長に相当する
ピット長を有する。そして、作製したピット31、3
2、・・・、39を、その長さに等しい間隔で配列して
信号を記録した光ディスクを作製する。また、各ピット
31、32、33、34、35、36、37、38、3
9は、同一の深さを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピットで情報を記
録した再生専用の光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録面に凹状のピットを配
列し、この凹状のピットの寸法を記録情報に応じて変調
させることによりデジタルオーディオ信号やビデオ信号
を再生できるようにした光ディスク(CD等)が広く普
及している。また、最近ではカラオケシステムやゲーム
機等に用いられるCDより記録密度が高い2倍密度のC
Dが開発されている。
【0003】更に、CD−ROMと同じ直径12cmの
光ディスクに、片面で4.7Gbytesの情報を記録
するDVDが販売されている。DVDのディスク厚は約
0.6mmであり、これを両面貼り合わせることによ
り、1枚で9.4Gbytesの情報を記録できる。ま
た、DVDフォーマットによる記録密度より記録密度が
高い次世代のDVDも開発されてようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの光ディスクの
高密度化は、再生波長の短波長化に伴い信号を記録する
ピットの幅、長さを縮小することにより達成されてい
る。DVDの再生に用いるレーザ光は635〜650n
mの波長を有するが、これより短波長の400〜500
nmの波長を有するブルーレーザが実用化されても、光
ディスク上でのビームスポット径は0.6μm程度であ
り、単一幅を有するピットで信号を記録した光ディスク
の高密度化には限界がある。
【0005】そこで、本発明は、ピットで信号を記録す
る光ディスクの高密度化を容易に達成できる光ディスク
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る発明は、ピット列で信号を記録した光ディスク
において、所定の幅を有するピットをその幅方向に複数
の微小ピットに分割し、微小ピットをピット列の幅方向
に所定の方式で配列することによりピット列を形成した
光ディスクである。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載された光ディスクにおいて、微小ピットを配列する
所定の方式は、ピット列を走査するレーザ光の反射光強
度がn段階に変化する配列である光ディスクである。ま
た、請求項3に係る発明は、ピット列で信号を記録した
光ディスクにおいて、反射光強度がn段階に変化する単
一の長さを有するピットにより信号を記録した光ディス
クである。
【0008】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
記載された光ディスクにおいて、ピットは、ピット列方
向の間隔が単一の長さに相当するように形成される光デ
ィスクである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。図1を参照して、本発明に係る光ディス
クの平面構造について説明する。光ディスク10は、螺
旋状のトラック1を配して成る平面構造を有する。トラ
ックは同心円状であってもよい。本発明に係る光ディス
ク10においては、信号記録はピット長を変化させるの
ではなく、ピットをその幅方向に微小なピットに分割
し、その分化した微小ピットの配列を変化させることに
より信号を多値記録するものである。即ち、図2を参照
して、CD(Compact Disk)の最短ピット
である3Tのピット2の長さL1と同じ長さL1を有
し、ピット2の幅W1の4分の1の幅W2を有する微小
ピット3を、ピット2の幅方向に所定の方式により配列
することにより信号を記録するものである。
【0010】図3を参照して、本発明に係る光ディスク
10に信号を記録するピットの種類について説明する。
微小ピット3を幅方向に4個並べたものがピット31で
あり、微小ピット3を幅方向に3個並べたものがピット
32、33であり、微小ピット3を幅方向に2個並べた
ものがピット34、35、36、37であり、微小ピッ
ト3を幅方向に1個並べたものがピット38、39であ
る。また、各ピット31、32、・・・・、39は、全
て同じ長さL1を有し、L1は、通常、各変調方式の最
短ピット長に相当する長さに設定する。CDの信号記録
に使用するピットのうち、最短ピットである3Tのピッ
トを基準に微小ピット3を形成するときは、その長さは
0.83μm程度であり、その幅は3Tのピットの幅
0.5μmの4分の1に相当する0.12μm程度に設
定される。
【0011】また、図4を参照して、本発明において信
号を記録するピットの断面構造について説明する。ピッ
ト31は、微小ピット3を幅方向に4個並べたものであ
り、A−B間における断面構造は、微小ピット3の4個
分に相当する幅に亘って一定の深さ41を有する断面構
造である。また、ピット33は、微小ピット3を幅方向
に3個並べたものであって、A側の端に1個、それから
微小ピット3の幅W2だけ開けて2個連続して微小ピッ
ト3を形成したものであり、A−B間における断面構造
は、微小ピット3の1個分の幅W2に亘って一定の深さ
を有する部分42とランド43と微小ピット3の2個分
の幅に亘って一定の深さを有する部分44とを有する断
面構造である。更に、ピット36は、微小ピット3を幅
方向に2個並べたものであって、Aの端から微小ピット
3の1個分に相当する幅を開けて微小ピット3が1個形
成され、その形成された微小ピット3から1個分開け
て、また微小ピット3を形成したものであり、A−B間
における断面構造は、ランド45と、微小ピット3の1
個分に亘って一定の深さを有する部分46と、ランド4
7と、微小ピット3の1個分に亘って一定の深さを有す
る部分48とから成る断面構造である。また、更に、ピ
ット37は、微小ピット3を幅方向に2個並べたもので
あって、A側の端から微小ピット3の1個分に相当する
幅を開けて微小ピット3が2個連続して形成されたもの
であり、A−B間における断面構造は、ランド49と、
微小ピット3の1個分に亘って一定の深さを有する部分
50と、ランド51とから成る構造である。図3に示す
その他のピット32、34、35、38、39について
も同様に形成される。また、上記形成される各ピット3
1、32、33、34、35、36、37、38、39
の深さは再生波長の6分の1から4分の1の値にされ、
例えば、再生波長が780nmの場合、120nmから
200nmの範囲に設定される。
【0012】微小ピット3を幅方向に3個、2個、1個
並べて形成したピットの種類が図3に示すものしか存在
しない理由について、図5を参照して説明する。本発明
に係る光ディスク10をレーザ光により再生するとき
は、レーザ光の光ディスク10での反射光強度を検出し
て行う。通常、レーザ光52の強度分布はガウス分布と
なり、実際の再生に用いられるのは、ガウス分布のうち
一定の強度53以上を有するレーザ光である。また、一
定の強度53以上を有するレーザ光の幅54は、ピット
31、32、・・・、39の幅と一致している。従っ
て、レーザ光52の中心軸55に対して微小ピット3が
対称の位置に存在するように微小ピット3を配列して形
成したピットは、レーザ光52の反射光強度により識別
することができない。そこで、レーザ光52の中心軸5
5に対して対称の位置に微小ピット3が存在しないよう
に微小ピット3を配列して形成したピットが意味のある
ピットとなる。微小ピット3を幅方向に2個並べた形成
したピット34、35、36、37は、中心軸55に対
して微小ピット3が対称の位置に存在しない。その結
果、微小ピット3を幅方向に3個並べて形成したピット
としては、ピット32、33mの2種類であり、微小ピ
ット3を幅方向に2個並べて形成したピットとしては、
ピット34、35、36、37の4種類であり、微小ピ
ット3を幅方向に1個並べて形成したピットとしてはピ
ット38、39の2種類である。
【0013】図6は、微小ピット3を幅方向に配列して
形成したピット31、32、・・・、39の光ディスク
10での配列の一例を示したものである。ピット列の幅
であるトラックピッチTPは、例えば、CDのトラック
ピッチと同じ1.6μmであってもよい。また、各ピッ
ト31、32、・・・、39のトラック方向の間隔は、
各ピット31、32、・・・、39の長さL1と同じで
ある。
【0014】図7を参照して、本発明に係る光ディスク
10の原盤の作製について説明する。光ディスク10の
作製は、まず、原盤をカッティングにより作製して、そ
の後、原盤に基づいて基板を成形することにより行う。
原盤をカッティングする装置は、反射ミラー71、7
3、75、77、82、83、84と、ハーフミラー7
2、74、76、85、86、87と、変調器78、7
9、80、81と、光源88と、ドライバ89、90、
91、92と、メモリ93と、パルス発生回路94と、
エンコーダ95と、制御装置96と、スピンドルモータ
97とから成る。
【0015】反射ミラー71、73、75、77、8
2、83、84は、レーザ光を反射し、ハーフミラー7
2、74、76、85、86、87は、レーザ光の半分
を90度の方向に反射し、半分を透過する。また、変調
器78、79、80、81は、所定の信号に基づいてレ
ーザ光を変調し、ドライバ89、90、91、92は、
メモリ93からの信号を電圧値に変換して変調器78、
79、80、91に出力する。メモリ93は、エンコー
ダ95からの信号を入力し、入力した信号から記録デー
タの情報を示す各信号を抽出し、その抽出した信号を上
記ピット31、32、・・・、39を形成するための信
号に変換した後、その変換した信号の位相をパルス発生
回路94からのパルス信号の位相に合わせてドライバ8
9、90、91、92へ出力する。パルス発生回路94
は、スピンドルモータ97から回転同期信号を検出し、
その同期信号に同期したパルス信号を生成し、メモリ9
3へ出力する。エンコーダ95は、記録データを所定の
方式に変調して出力する。制御装置96は、原盤のカッ
ティング装置の各部を制御する。図7に示す原盤のカッ
ティング装置は、4本のレーザ光で原盤をカッティング
するため光源88から出射されたレーザ光は、ハーフミ
ラー85、86、87により分離され4本のレーザ光に
分けられる。
【0016】原盤のカッティング装置の動作について説
明する。記録データ95はエンコーダ95に入力され、
エンコーダ95は、入力した記録データを所定の方式で
変調し、図8に示す各種の長さを有する信号c1、c
2、・・・、c9から成る信号(c)をメモリ93に出
力する。また、パルス発生回路94は、スピンドルモー
タ97から、図8に示すスピンドルモータの同期信号
(a)を入力し、その入力した同期信号(a)に同期し
たパルス信号(b)を生成し、メモリ93へ出力する。
メモリ93は、入力した信号(c)から各信号c1、c
2、・・・、c9を抽出し、その抽出した信号c1、c
2、・・・、c9の長さに対応して上記ピット31、3
2、・・・、39のいずれかを選択した後、その選択し
たピットを形成するための信号(d)、(e)、
(f)、(g)をパルス信号(b)の位相に合わせて生
成し、ドライバ89、90、91、92へ出力する。
【0017】信号(d)、(e)、(f)、(g)の生
成について詳細に説明する。例えば、図9に示すピット
31、33、36、37、35、39、38の配列を形
成するためには、信号(d)、(e)、(f)、(g)
は図8に示す信号となる。即ち、信号(d)は、信号d
1、d2、d5から成り、信号(e)は、信号e1、e
3、e4、e6から成り、信号(f)は、信号f1、f
2、f4から成り、信号(g)は、信号g1、g2、g
3、g5、g7から成る。ここで、信号d1、d2、d
5、e1、e3、e4、e6、f1、f2、f4、g
1、g2、g3、g5、g7は、微小ピット3を形成す
るための信号である。従って、ピット31を形成すると
きは、微小ピット3を幅方向に4個並べるため、信号
(d)、(e)、(f)、(g)の各々の1番目の信号
は微小ピット3を形成するための信号d1、e1、f
1、g1となる。即ち、ピット31は、信号d1、e
1、f1、g1により形成される。ピット31を形成し
た後は、ピット31と同じ長さを有するランド部が存在
するため、信号d1、e1、f1、g1の次の1周期に
は微小ピット3を形成する信号は、信号(d)、
(e)、(f)、(g)のいずれにも存在しない。その
次の1周期にはピット33を形成する信号が存在する。
即ち、信号(d)には信号d2が、信号(f)には信号
f2が、信号(g)には信号g2が、それぞれ、存在す
る。即ち、ピット33は、信号d2、f2、g2により
形成される。更にその次の1周期には、ピットが存在し
ない領域が形成されるため、微小ピット3を形成する信
号は、信号(d)、(e)、(f)、(g)のいずれに
も存在しない。以下、同様にして、ピット36、35、
39、38を形成するための信号(e3、g3)、(e
3、f4)、(d5、g5)、(e6)、(g7)が生
成される。信号(d)は、図9に示す第1列100に微
小ピット3を形成するための信号を生成し、また、信号
(e)は、第2列101に、信号(f)は、第3列10
2に、信号(g)は、第4列103に微小ピット3を形
成するための信号を生成する。
【0018】メモリ93により生成された信号(d)、
(e)、(f)、(g)のうち、第1列100を形成す
るための信号(d)はドライバ89へ出力され、第2列
101を形成するための信号(e)はドライバ90へ出
力され、第3列102を形成するための信号(f)はド
ライバ91へ出力され、第4列103を形成するための
信号(g)はドライバ92へ出力される。ドライバ8
9、90、91、92は、それぞれ、信号(d)、
(e)、(f)、(g)に基づいて、電圧値に変化した
後、変調器81、80、79、78へ出力する。一方、
光源88から出射されたレーザ光は、ハーフミラー87
で半分が90度の方向に反射され、半分を透過する。ハ
ーフミラー87で反射されたレーザ光は反射ミラー82
で90度の方向に反射され、変調器81へ入射する。変
調器81に入射したレーザ光は、信号(d)を電圧値に
変換した信号に基づいて変調される。また、ハーフミラ
ー87を透過したレーザ光は、ハーフミラー86で半分
が90度の方向に反射され、半分が透過する。ハーフミ
ラー86で反射されたレーザ光は、反射ミラー83で9
0度の方向に反射され、変調器80に入射し、変調器8
0で信号(e)を電圧値に変換した信号に基づいて変調
される。ハーフミラー86を透過したレーザ光は、ハー
フミラー85で半分が90度の方向に反射され、半分が
透過する。ハーフミラー85で反射されたレーザ光は反
射ミラー84で90度の方向に反射され、変調器79へ
入射し、変調器79で信号(f)を電圧値に変換した信
号に基づいて変調される。ハーフミラー85を透過した
レーザ光は、変調器78へ入射し、変調器78で信号
(g)を電圧値に変換した信号に基づいて変調される。
変調器81で変調されたレーザ光は、反射ミラー73、
ハーフミラー72、反射ミラー71を介してディスク原
盤70に照射される。また、変調器80で変調されたレ
ーザ光は、反射ミラー75、ハーフミラー74、72、
反射ミラー71を介してディスク原盤70に照射され
る。更に、変調器79で変調されたレーザ光は、反射ミ
ラー77、ハーフミラー76、74、72、反射ミラー
71を介してディスク原盤70に照射される。また更
に、変調器78で変調されたレーザ光は、ハーフミラー
76、74、72、反射ミラー71を介してディスク原
盤70に照射される。ディスク原盤70に照射されるレ
ーザ光のスポット径は0.1μm程度であり、波長は、
・・・nmである。また、スピンドルモータ97はディ
スク原盤70を所定の回転数で回転させる。これによ
り、ピット31、32、・・・、39がディスク原盤7
0上に形成され、ディスク原盤のカッティングが終了す
る。
【0019】図10を参照して、光ディスク10の信号
再生を行う光ピックアップについて説明する。光ピック
アップは、半導体レーザ110と、回折格子111と、
コリメータレンズ112と、ハーフミラー113と、対
物レンズ114と、集光レンズ115と、光検出器11
6とを備える。半導体レーザ110は、波長780nm
のレーザ光を生成する。回折格子111は、レーザ光を
回折して3ビームを生成する。コリメータレンズ112
は、レーザ光を平行光にする。ハーフミラー113は、
コリメータレンズ112からのレーザ光を透過し、光デ
ィスク10からの反射光を90度の方向に反射する。対
物レンズ114は、レーザ光を集光して光ディスク10
に照射する。集光レンズは、ハーフミラー113からの
反射光っを集光して光検出器116に照射する。光検出
器116は、反射光強度を検出して所定の演算を行う。
【0020】半導体レーザ110から出射されたレーザ
光は、回折格子11で3ビームに変換され、コリメータ
レンズ112で平行光にされた後、ハーフミラー113
を介して対物レンズ114に入射し、対物レンズ114
で集光され、光ディスク10に照射される。光ディスク
10に照射されたレーザ光は、信号記録面に形成された
ピット31、32、・・・、39に起因した強度で反射
され、対物レンズ114を介してハーフミラー113ま
で戻り、ハーフミラー113で半分が反射され、集光レ
ンズ115に入射し、集光レンズ115で集光されて光
検出器116に照射される。光検出器116は、反射光
強度を検出して所定の演算を行う。
【0021】図11を参照して、光検出器116の平面
構造を説明する。光検出器116は矢印120で示す方
向が光ディスク10のトラック方向に、矢印121で示
す方向が光ディスク10のとトラッキング方向になるよ
うに配置されている。光検出器116は、検出部122
A、122B、122C、122D、122E、122
Fの6つに分割されており、検出部122A、122B
で3ビームのうちのサブビームLL1、LL2を検出
し、その検出したビームLL1の強度と、LL2の強度
との差を演算することによりトラッキングエラー信号を
生成する。また、メインビームLL3は、検出部122
C、122D、122E、122Fで検出され、各検出
部で検出された光強度の和を演算することにより信号を
検出する。また、検出部122C、122D、122
E、122Fは、トラッキング方向に長方形となるよう
に形成されている。これは、ピット31、32、・・
・、39は、トラッキング方向に微小ピット3を配列し
て形成されるため、ピット31、32、・・・、39の
各々においてトラッキング方向に4分割された各領域か
らの反射光の強度の違いを正確に検出するためである。
【0022】図12を参照して、光検出光116の検出
部122C、122D、122E、122Fで検出され
た光強度の和は、図12の(a)に示す波形として検出
され、その後、9段階のレベルのうち各ピークに最も近
いレベルでコンパレートすることにより検出した波形を
2値化した2値化信号を生成して(図12の(b)参
照)、信号を再生する。これにより、光ディスク10に
記録された信号が再生される。
【0023】上記の説明においては、微小ピット3を光
ディスク10のトラッキング方向に4個並べて、ピット
31、32、・・・、39を形成して信号を記録した例
について説明した。各ピット31、32、・・・、39
は、各変調方式におけるピットの内、最短ピット長に相
当するピット長を有するため、従来の記録方式で記録し
た光ディスクより高密度の光ディスクを容易に作製する
ことができ、また、その信号再生も容易に行うことがで
きる。
【0024】また、本発明に係る光ディスクは、微小ピ
ットを光ディスクのトラッキング方向に4個並べて作製
したものに限らず、4個以上並べて作製した光ディスク
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクの平面図である。
【図2】微小ピットと従来のピットとの比較を説明する
図である。
【図3】微小ピットを用いて作製できるピットの種類を
説明する図である。
【図4】微小ピットを用いて作製したピットの断面構造
を説明する図である。
【図5】微小ピットを用いて作製したピットとレーザ光
の強度分布との関係を説明する図である。
【図6】微小ピットを用いて作製したピットの配列例を
示す図である。
【図7】ディスク原盤のカッティング装置のブロック図
である。
【図8】ディスク原盤のカッティングを行う際の信号を
示す図である。
【図9】ディスク原盤にカッティングを行う際の信号を
説明する図である。
【図10】本発明に係る光ディスクを再生する光ピック
アップのブロック図である。
【図11】光検出器の平面図である。
【図12】光検出器で検出された光強度を2値化信号へ
変換することを説明する図である。
【符号の説明】
1・・・トラック 2・・・従来ピット 3・・・微小ピット 10・・・光ディスク 31、32、33、34、35、36、37、38、3
9・・・ピット 52・・・レーザ光 53・・・基準 54・・・ビーム幅 55・・・中心軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピット列で信号を記録した光ディスクに
    おいて、 所定の幅を有するピットをその幅方向に複数の微小ピッ
    トに分割し、前記微小ピットを前記ピット列の幅方向に
    所定の方式で配列することにより前記ピット列を形成し
    た光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記所定の方式は、前記ピット列を走査
    するレーザ光の反射光強度がn段階に変化する配列であ
    る請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 ピット列で信号を記録した光ディスクに
    おいて、 反射光強度がn段階に変化する単一の長さを有するピッ
    トにより信号を記録した光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記ピットは、前記ピット列方向の間隔
    が前記単一の長さに相当するように形成される請求項3
    記載の光ディスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008226436A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Thomson Licensing 光記録媒体とデータ読み出し装置

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JP2008226436A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Thomson Licensing 光記録媒体とデータ読み出し装置

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