JPH11272975A - 防犯システム - Google Patents

防犯システム

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JPH11272975A
JPH11272975A JP10070425A JP7042598A JPH11272975A JP H11272975 A JPH11272975 A JP H11272975A JP 10070425 A JP10070425 A JP 10070425A JP 7042598 A JP7042598 A JP 7042598A JP H11272975 A JPH11272975 A JP H11272975A
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open
signal
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JP10070425A
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English (en)
Inventor
Hideki Kawai
秀規 河合
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Nittan Co Ltd
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Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔操作によって配線に異常があるかどうか
を試験できる防犯システムを提供する。 【解決手段】 侵入者の検知を行う複数の検知器(3、
4)と、検知器(3、4)による検知に関する情報を送
信する検知信号線19,21とを備える。検知器(3)
の検知に基づき検知信号線19(19a−19b)間を
閉から開に切り換える閉−開切換手段11と、検知器
(4)の検知に基づき検知信号線21(21a−19
b)間を開から閉に切り換える開−閉切換手段12とを
備える。試験信号を出力する試験信号出力手段40と、
試験信号の入力に基づき開−閉切換手段11および閉−
開切換手段12を間欠的に閉/開動作させる試験手段5
0とを備える。試験信号出力手段40と試験手段50と
を接続し前記試験信号の送信を行う試験信号線44を備
える。検知信号線19,21の状態を検出して試験結果
を判定する判定手段33を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線に異常がある
かどうかを遠隔操作により試験することができる防犯シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】防犯システムとしては、検知器により監
視空間への侵入者があったことを検知した際に、音響装
置や警報表示などの警報手段により警報を発したり、あ
るいは、電話回線などを介して例えば警備センター(警
備会社)等に通報したりするものがある。
【0003】防犯システムは、監視空間への侵入者を検
知した際に、接点等の切り替わりにより侵入者を検知し
たことを信号として出力する検知器と、これら検知器か
らの信号の変化によって警報を発したり、警報表示を行
ったり等の処理を行う制御手段と、検知器と制御手段と
を接続する信号線等により構成されている。
【0004】このような防犯システムにおいては、監視
空間の性質上、特定の時間帯(例えば昼間)には監視空
間への人の出入りが自由で、それ以外の時間帯(例えば
夜間)には人の出入りがなく無人になり、監視空間を警
戒状態におくような場合がある。この場合、前記特定の
時間帯に、侵入者が監視空間へ侵入したことを検知器が
検知した際には、検知器から制御手段にその旨を信号と
して出力するものの、制御手段では警報処理を行わない
ように設定しておき、例えば、夜間等の、異常監視が必
要な時間帯に、最終退出者や警備員等が切換スイッチを
操作して警戒動作を実行させることで、検知器が侵入者
を検知した際に警報や警備センターへの通報が行われる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の検知
器には、錠装置のように正常時に接点が閉で、異常時に
接点が開になるものと、侵入者からの赤外線等を検出す
る人体検出器のように、正常時に接点が開で、異常時に
接点が閉になるものとがある。
【0006】しかしながら、正常時に接点が閉の検知器
では、何らかの原因により検知器と制御手段との間の信
号線が短絡してしまっている場合には、侵入者の検知に
より検知器の接点が閉から開に変化しても、制御手段に
出力される接点情報が常に閉のままとなり変化しないた
め、正しい接点情報が制御手段に出力されないという問
題がある。
【0007】逆に、正常時に接点が開の検知器では、何
らかの原因により制御手段との間の信号線が断線してし
まっていると、検知器の接点が開から閉に変化しても制
御手段に出力される接点情報が常に開のままとなり、や
はり変化しないため、正しい接点情報が制御手段に出力
されないという問題がある。
【0008】このような防犯システムでは、例えば、監
視空間への人の出入りが自由なときに、犯罪者が信号線
を短絡させたり、信号線を断線させたりして、防犯シス
テムを不能とし、夜間になって悠々と監視空間に侵入す
るといった事態がありうる。
【0009】従来は、定期試験等によって信号線の短絡
や断線をチェックしていたが、定期試験では、試験者が
検知器の設置場所まで行き、個々の検知器を試験する必
要があったため、手間がかかっていた。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記のような従
来の問題点を解決するため、遠隔操作によって配線に異
常があるかどうかを試験できる防犯システムを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、防犯に関する監視を行う中央装
置と、侵入者の検知等の防犯に関する検知を行う複数の
検知器と、少なくとも一対の配線を有し、前記検知器に
よる検知に関する検知情報を前記中央装置側に送信する
検知信号線と、前記検知器の検知に基づき前記検知信号
線の一対の配線間を閉から開に切り換えて前記検知情報
を出力する閉−開切換手段と、前記検知器の検知に基づ
き前記検知信号線の一対の配線間を開から閉に切り換え
て前記検知情報を出力する開−閉切換手段と、を備えた
防犯システムにおいて、前記検知信号線の試験を行うべ
く所定の試験信号を出力する試験信号出力手段と、前記
試験信号の入力に基づき前記開−閉切換手段および閉−
開切換手段を間欠的に閉/開動作させる試験手段と、前
記試験信号出力手段と前記試験手段とを接続し前記試験
信号の送信を行う試験信号線と、前記検知信号線の試験
実行時に、該検知信号線に出力された信号を検出して該
検知信号線の状態を判定する判定手段と、を備えたこ
と、を特徴としている。
【0012】以上のような構成の請求項1記載の発明に
よれば、前記試験信号出力手段により前記試験信号を出
力し、前記試験手段により前記各検知信号線を間欠的に
閉/開動作させようとした(試験動作をした)場合に、
試験を行った配線(検知信号線および試験信号線)が全
て正常であれば、該各検知信号線がともに間欠的に閉/
開動作を交互に行い、これら閉/開動作に伴う試験動作
信号、即ち、ハイとローとが交互に繰り返される信号の
入力があることを前記判定手段が判定し、例えば、警報
表示を行わない。これによって試験を行った配線が全て
正常であることが判る。
【0013】また、通常時に開である前記検知信号線が
断線していれば、前記試験動作をした場合に、該検知信
号線が間欠的に閉/開動作しても、該検知信号線が断線
しているために、この閉/開動作に伴う前記試験動作信
号の入力がなく該検知信号線が常に開のままであると該
判定手段が判定する。従って、該検知信号線が断線して
いることを該判定手段が判定し、例えば、このことを警
報表示することによって該検知信号線が断線しているこ
とが判る。
【0014】さらに、通常時に閉である前記検知信号線
が短絡していれば、前記試験動作をした場合に、該検知
信号線が間欠的に閉/開動作しても、該検知信号線が短
絡しているために、この閉/開動作に伴う前記試験動作
信号の入力がなく該検知信号線が常に閉のままであると
該判定手段が判定する。従って、該検知信号線が短絡し
ていることを前記判定手段が判定し、例えば、このこと
を警報表示することによって該検知信号線が短絡してい
ることが判る。
【0015】従って、通常時に閉状態となっている検知
信号線と、通常時に開状態となっている検知信号線とが
混在している防犯システムであっても、同一の試験動作
により、上記両種類の検知信号線の試験を共に行うこと
ができる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の防
犯システムであって、1つの前記試験信号線を介した試
験信号の出力に基づき閉/開動作される前記開−閉切換
手段および閉−開切換手段は合わせて複数あり、前記判
定手段は、これら全ての前記開−閉切換手段及び閉−開
切換手段について前記間欠的な閉/開動作の信号が検出
されない場合に、前記試験信号線の異常を判定するこ
と、を特徴としている。
【0017】上述の請求項1記載の発明の構成では、試
験信号線に異常があって試験信号の送信が行われない場
合、検知信号線に異常がなくても、全ての前記開−閉切
換手段および閉−開切換手段について前記間欠的な閉/
開動作の情報が出力されないという事態が生じ得る。そ
こで、この請求項2記載の発明によれば、全ての前記開
−閉切換手段および閉−開切換手段について前記間欠的
な閉/開動作の情報が送信されない場合に前記試験信号
線の異常を判定するので、現実に即したより正確な試験
判定を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る防犯システ
ムの実施の全体構成を図1から図5に基づいて説明す
る。
【0019】<第一の実施の形態例>図1は本発明に係
る防犯システムの適用例を示すシステム概要図である。
【0020】この図1に示すように、本発明に係る防犯
システムは、中央装置1、中継器2、検知器3,…、検
知器4,…等により概略構成されている。中継器2から
は2系統の検知器回線7,9が延出され、これら検知器
回線7,9のそれぞれに検知器3,…と検知器4,…と
が接続されている。中央装置1と中継器2との間には、
上記2系統の検知器回線7,9にそれぞれ対応する2系
統の検知信号線19,21と、本発明に係る試験信号線
44とが配設されている。
【0021】検知器回線7,9、検知信号線19,21
および試験信号線44は、それぞれ一対の配線(信号線
7a,9a,19a,21a,44aとコモン線7b、
9b、19b、21b,44b)から構成され、これら
一対の配線間の電圧を変化させて信号を送信するもので
ある。
【0022】検知器3,…、検知器4,…は、それぞれ
が設置された監視空間において侵入者等の検知を行うも
のである。これらのうち、検知器3,…は、例えば、錠
装置で、通常時には1対の検知器回線7a,7b間を閉
(close)にしているが、侵入者を検知した場合
に、該検知器回線7a,7b間を開(open)にする
タイプのものである。一方、検知器4,…は、例えば、
侵入者からの赤外線等を検出する人体検知器で、検知器
3,…とは逆に通常時には一対の検知器回線9a,9b
間を開(open)にしているが、侵入者を検知した場
合に、該検知器回線9a,9b間を閉(close)に
するタイプのものである。
【0023】図2は図1の防犯システムの中継器の詳細
を示す概略回路図、図3は図1の防犯システムの中央装
置の信号線試験に関する構成を示す概略回路図である。
【0024】前記中継器2は、図2に示すように、前記
検知器3,…からの検知情報により接点15が開動作す
る閉−開切換手段11と、前記検知器4,…からの検知
情報により接点16が閉動作する開−閉切換手段12と
を備えている。
【0025】また本発明の特徴として、該中継器2は、
後述するように中央装置1に設けられた試験信号出力手
段40からの試験信号が入力される試験信号入力手段4
9と、該試験信号入力手段49に試験信号が入力される
ことで、前記閉−開切換手段11の接点15を間欠的に
閉/開動作させたり、前記閉−開切換手段12の接点1
6を間欠的に開−閉動作させたり等の試験動作を行う試
験手段50と、を備えている。
【0026】前記中央装置1は、図3に示すように、前
記閉−開切換手段11の接点15の閉/開動作により制
御手段31に該閉/開動作の情報を送信する切換信号入
力手段23と、前記開−閉切換手段12の接点16の閉
/開動作により制御手段31に該閉/開動作の情報を送
信する切換信号入力手段24と、前記検知器3,…、
4,…からの検知情報により例えば、音響装置などの警
報手段により警報を発したり、あるいは、電話回線など
を介して例えば警備センター等に通報したりする制御手
段31と、を備えている。
【0027】また、本発明の特徴として、該中央装置1
は、前記試験信号入力手段49に対して試験信号を出力
する試験信号出力手段40と、試験信号線の後述する試
験動作の結果を判定する判定手段33と、を備えてい
る。
【0028】図2及び図3に示すように、端子c−c’
間には信号線19aが、端子d−d’間にはコモン線1
9bが、端子e−e’間には信号線21aが、端子f−
f’間にはコモン線21bが、端子a−a’間には信号
線44aが、端子b−b’間にはコモン線44bがそれ
ぞれ設けられている。
【0029】図2の端子g,hには検知器3,…が、検
知器回線7a,7bにより接続され、端子i,jには検
知器4,…が、検知器回線9a,9bにより接続されて
いる。
【0030】検知器3,…が侵入者の検知等の防犯に関
する検知を行うと、検知器3,…の図示しない接点が開
となり、検知器回線7a,7b間が開となる。これによ
り、中継器2に設けられた閉−開切換手段11にむけて
検知情報を送信し、リレー13が動作して接点15が閉
から開へと動作する。この接点15の動作により、検知
信号線19を通して中央装置1に設けられた切換信号入
力手段23に向けて切換信号が出力される。前記切換信
号入力手段23では、前記切換信号に連動して、PC
(フォトカプラー)25のLED27が点灯し、フォト
トランジスタ28がオンされる。
【0031】一方、検知器4,…が侵入者の検知等の防
犯に関する検知を行うと、検知器4,…の図示しない接
点が閉となり、検知器回線9a,9b間が閉となる。こ
れにより、中継器2に設けられた閉−開切換手段12に
むけて検知情報を送信し、リレー14が動作して接点1
6が開から閉へと動作する。この接点16の動作によ
り、検知信号線21を通して中央装置1に設けられた切
換信号入力手段24に向けて切換信号が出力される。前
記切換信号入力手段24では、前記切換信号に連動し
て、PC25のLED27が消灯し、フォトトランジス
タ28がオンされる。
【0032】これらにより、制御手段31では、前記入
力端子Aがハイからローに変わった場合、又は、入力端
子Bがローからハイに変わった場合に検知器の作動を判
断するようになっている。
【0033】制御手段31で、検知器3,…、検知器
4,…により侵入者を検知したと判断した場合は、例え
ば、音響装置から警報音を発音させたり、表示器に警報
表示をさせたり、あるいは、警備会社に通報を行ったり
等の警報処理を行うようになっている。
【0034】次に、ある一定の期間に行われる検知信号
線の試験についての動作説明を行う。この検知信号線の
試験は、例えば、防犯システムの定期点検を行うタイミ
ングや監視空間を中央装置による監視状態に切り換える
タイミングで行われる。
【0035】前記検知信号線の試験が開始されると、前
記中央装置1に設けられた試験信号出力手段40の試験
開始スイッチ41が作動され、リレー42が作動して接
点43が開から閉へと切り替わる。すると、試験信号入
力手段49へと試験信号が送信される。この試験信号
は、例えば、ロー信号で、前記検知信号線の試験中連続
して出力される。この試験信号の出力に基づき、中央装
置による監視空間の監視が解除され、試験判断を行う状
態に準備される。
【0036】前記試験信号入力手段49に前記試験信号
が入力された場合には、該試験信号入力手段49のPC
(フォトカプラー)46のLED47が点灯し、フォト
トランジスタ48がオンされる。
【0037】前記フォトトランジスタ48のオンによ
り、試験手段50が動作する。そして、試験手段50に
より、例えば、閉−開切換手段11の接点15と開−閉
切換手段の接点16とがともに開となる(信号線19a
−コモン線19b間と信号線21a−コモン線21b間
がともに開となる)状態と、閉−開切換手段11の接点
15と開−閉切換手段の接点16とがともに閉となる
(信号線19a−コモン線19b間と信号線21a−コ
モン線21b間がともに閉となる)状態とを間欠的に交
互に作り出すといった試験動作が行われる。なお、上記
試験手段50による試験動作は、例えば、試験判断を行
う期間のうちの一定の期間に、閉−開切換手段11の接
点15を間欠的に閉/開動作させ、該試験動作中の別な
一定の期間に、開−閉切換手段12の接点16を間欠的
に閉/開動作させる、即ち、検知信号線19,21の系
統毎にタイミングをずらして閉/開動作させるといった
試験動作としてもよい。
【0038】前記中央装置1の制御手段31に設けられ
た判定手段33では、前記試験動作を行うことで、接点
15を間欠的に閉/開動作させようとした場合に、該接
点15が間欠的に閉/開動作を交互に行い、これら閉/
開動作に伴う試験動作信号(ハイとローとが繰り返され
る信号)の入力があるかどうかの判定と、前記試験手段
50により接点16を間欠的に閉/開動作させようとし
た場合に、該接点16が間欠的に閉/開動作を交互に行
い、これら閉/開動作に伴う前記試験動作信号の入力が
あるかどうかの判定とを、それぞれ個別に行うことがで
きるようになっている。
【0039】これにより本発明に係る防犯システムは、
各検知信号線19,21や試験信号線44の短絡や断線
があるかないかを試験できるようになっている。
【0040】試験の結果、これらの配線(検知信号線1
9,21、試験信号線44)に何らかの異常があること
が判ると、異常の種類毎に個別に警報表示ができるよう
になっている。
【0041】表1に、試験信号線44、信号線19,2
1の異常によって、警報表示がどのようになるかを示
す。
【表1】 試験信号線44、信号線19,21の異常によって、警
報表示がどのようになるかを表1に基づいて場合別に以
下に説明する。
【0042】A:配線が全て正常である場合。 前記試験動作中に各検知信号線19,21(接点15,
16)がともに所定の間欠的な閉−開動作をし、このこ
とを前記判定手段33が判定し、判定手段33は試験を
行った配線が全て正常であると判定し、従って、なにも
警報表示を行わない。これによって、配線が全て正常で
あることが判る。
【0043】B:配線の異常が検知信号線21(信号線
21aまたはコモン線21b)の断線のみの場合。 通常時に開である信号線21aまたはコモン線21bが
断線していれば、前記試験動作をした場合に、前記試験
手段50により信号線21aとコモン線21bとを(接
点16を)間欠的に閉/開動作させようとした場合に、
該接点16が間欠的に閉/開動作しても、信号線21a
またはコモン線21bが断線しているために、接点16
の閉/開動作に伴う試験動作信号が前記切換信号入力手
段24に入力されず、該判定手段33は該接点16が常
に開のままであると判定し、判定手段33は信号線21
aまたはコモン線21bが断線していると判定する。例
えば、この判定結果を警報表示することによって、信号
線21aまたはコモン線21bが断線していることが判
る。
【0044】C:配線の異常が検知信号線19(信号線
19aとコモン線19b)の短絡のみの場合。 通常時に閉である信号線19aとコモン線19bとが短
絡していれば、前記試験動作をした場合に、前記試験手
段50により信号線19aとコモン線19bとを(接点
15を)間欠的に閉/開動作させようとした場合に、該
接点15が間欠的に閉/開動作しても、信号線19aと
コモン線19bとが短絡しているために、接点15の閉
/開動作に伴う試験動作信号が前記切換信号入力手段2
3に入力されず、該判定手段33は該接点15が常に閉
のままであると判定し、判定手段33は信号線19aと
コモン線19bとが短絡していると判定する。例えば、
この判定結果を警報表示することによって、信号線19
aとコモン線19bとが短絡していることが判る。
【0045】D〜I:試験以前には、前記閉−開切換手
段11からも前記開−閉切換手段12からもともに切換
信号が出力されず、しかも、いずれかの配線に異常があ
ることは判るが、どの配線に異常があるかを特定できな
い場合。 例えば、表1に示されるE,F,G,Hのように試験信
号線44(信号線44aまたはコモン線44b)が断線
していた場合、試験動作をしようとしても試験動作が行
われず、したがって、前記接点15,16がともに所定
の閉/開動作を行わず、いずれかの配線に異常があるこ
とが判るが、例えば、表1に示されるDのように検知信
号線19(信号線19aとコモン線19bと)が短絡
し、かつ、検知信号線21(信号線21aまたはコモン
線21b)が断線しているといった可能性もあり、どの
配線に異常があるかの特定はできないので、前記判定手
段33は試験を行った全配線が異常であると判定し、こ
のことを警報表示する。よって、いずれかの配線に異常
があることが判る。表1に示されるIの場合も同様であ
る。
【0046】以上のようにして、特にA、B、Cの場合
は、異常がないことや、あるいは、どの配線に異常があ
るかを特定することができる。また、D〜Iの場合は、
いずれかの配線に異常があることが判る。
【0047】なお、本発明に係る防犯システムは上記の
ような第一の実施の形態例に示される構成のものに限ら
れず、検知器3,…に対応する系統を複数系統備えた
り、検知器4,…に対応する系統を複数系統備えたりし
てもよい。また、試験信号線は2本である必然性はな
く、例えば、試験信号線は1本にしてもよい。
【0048】加えて、試験信号出力手段40、接点切り
替わり信号入力手段23,24、検知信号入力手段1
1,12、試験信号入力手段手段49、試験手段50等
の具体的回路の構成も任意であり、その他、具体的な細
部構造等についても適宜に変更可能である。
【0049】また、閉−開切換手段11、開−閉切換手
段12、試験信号出力手段40、試験手段50、判定手
段33の位置には、次に示すようなバリエーションがあ
り得る。
【0050】図4、図5は本発明に係る防犯システムの
バリエーションを示すシステム概要図である。図4は、
中継器70に判定手段33および試験信号出力手段40
を設け、中継器70と各検知器71,…との間に試験信
号線73と検知信号線77とを、中継器70と各検知器
72,…との間に試験信号線75と検知信号線79とを
それぞれ設け、各検知器71,…、72,…に試験手段
50を設けた構成の本発明に係る防犯システムの一例を
示している。このシステムによれば、上述の検知信号線
の試験と同様の動作により検知信号線77,79、試験
信号線73,75の試験を行うことができる。
【0051】図5は、図4に示される防犯システムをさ
らに変形したものであり、中継器を省略して、中央装置
90に閉−開切換手段11、開−閉切換手段12を設
け、中央装置90と各検知器71,…との間に試験信号
線73と検知信号線77とを、中央装置90と各検知器
72,…との間に試験信号線75と検知信号線79とを
それぞれ設けた構成の本発明に係る防犯システムの一例
を示している。このシステムによっても、上述の検知信
号線の試験と同様の動作により検知信号線77,79、
試験信号線73,75の試験を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る防犯システム
によれば、通常時に閉状態となっている検知信号線と、
通常時に開状態となっている検知信号線とが混在してい
る防犯システムであっても、同一の試験動作により、上
記両種類の検知信号線の試験を共に行うことができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、全ての前記
開−閉切換手段および閉−開切換手段について前記間欠
的な閉/開動作の情報が送信されない場合に前記試験信
号線の異常を判定するので、現実に即したより正確な試
験判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防犯システムの適用例を示すシス
テム概要図である。
【図2】図1の防犯システムの中継器の詳細を示す概略
回路図である。
【図3】図1の防犯システムの中央装置の信号線試験に
関する構成を示す概略回路図である。
【図4】本発明に係る防犯システムのバリエーションを
示すシステム概要図である。
【図5】本発明に係る防犯システムのバリエーションを
示すシステム概要図である。
【符号の説明】
1,90 中央装置 3,4,71,72 検知器 11 閉−開切換手段 12 開−閉切換手段 19,21,77,79 検知信号線 33 判定手段 40 試験信号出力手段 44,73,75 試験信号線 50 試験手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防犯に関する監視を行う中央装置と、 侵入者の検知等の防犯に関する検知を行う複数の検知器
    と、 少なくとも一対の配線を有し、前記検知器による検知に
    関する検知情報を前記中央装置側に送信する検知信号線
    と、 前記検知器の検知に基づき前記検知信号線の一対の配線
    間を閉から開に切り換えて前記検知情報を出力する閉−
    開切換手段と、 前記検知器の検知に基づき前記検知信号線の一対の配線
    間を開から閉に切り換えて前記検知情報を出力する開−
    閉切換手段と、を備えた防犯システムにおいて、 前記検知信号線の試験を行うべく所定の試験信号を出力
    する試験信号出力手段と、 前記試験信号の入力に基づき前記開−閉切換手段および
    閉−開切換手段を間欠的に閉/開動作させる試験手段
    と、 前記試験信号出力手段と前記試験手段とを接続し前記試
    験信号の送信を行う試験信号線と、 前記検知信号線の試験実行時に、該検知信号線に出力さ
    れた信号を検出して該検知信号線の状態を判定する判定
    手段と、を備えたこと、を特徴とする防犯システム。
  2. 【請求項2】1つの前記試験信号線を介した試験信号の
    出力に基づき閉/開動作される前記開−閉切換手段およ
    び閉−開切換手段は合わせて複数あり、 前記判定手段は、これら全ての前記開−閉切換手段及び
    閉−開切換手段について前記間欠的な閉/開動作の信号
    が検出されない場合に、前記試験信号線の異常を判定す
    ること、を特徴とする請求項1記載の防犯システム。
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