JPH11272107A - 塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH11272107A
JPH11272107A JP10089604A JP8960498A JPH11272107A JP H11272107 A JPH11272107 A JP H11272107A JP 10089604 A JP10089604 A JP 10089604A JP 8960498 A JP8960498 A JP 8960498A JP H11272107 A JPH11272107 A JP H11272107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
release agent
side portions
sliding contact
amount regulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10089604A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Horikoshi
堀越  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10089604A priority Critical patent/JPH11272107A/ja
Priority to US09/267,705 priority patent/US6104906A/en
Publication of JPH11272107A publication Critical patent/JPH11272107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、寿命の長期化が図られた塗布量規
制体、この塗布量規制体を備える定着装置又は画像形成
装置の提供を目的とする。 【解決手段】 摺接部材25に固着される側の端部にお
ける両側部位25Aが滑らかにカットされた支持部材2
4を備える規制ブレード19により定着ローラ15の外
周面におけるシリコーンオイルの塗布量が規制されるこ
とにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに圧接された
定着体及び加圧体の少なくとも定着体に塗布される離型
剤の塗布量を規制する塗布量規制体、この塗布量規制体
を備える定着装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】前記定着装置として、従来にあっては、
互いに圧接された定着体及び加圧体の間に形成されたニ
ップ部に未定着像を担持した記録媒体を通紙しながら、
商用電源からの電力供給により発熱する加熱手段により
前記記録媒体を加熱処理するという形態が、一般的であ
る。
【0003】定着体及び加圧体にあっては、定着処理後
に残留物が生じることがあり、特に、転写紙の未定着像
担持面に圧接される定着体にあっては、前記残留物の発
生が顕著であった。
【0004】そこで、従来にあっては、残留物の定着体
からの離型性を向上する離型剤を定着体及び加圧体のう
ちの少なくとも定着体に塗布する離型剤塗布手段と、定
着体における離型剤の塗布量を規制する塗布量規制体と
を定着装置に備えることにより、定着体等からの残留物
の離型性の向上が図られていた。
【0005】塗布量規制体として、従来にあっては、例
えば、図8に示すように、規制ブレード100が知られ
ており、実用に供されている。尚、図8は、規制ブレー
ド100の概略構成を示す正面図である。
【0006】規制ブレード100は、鉄等の金属を主成
分とする薄板状の支持部材101と、定着体に摺接する
ことにより定着体への離型剤塗布量を規制する摺接部材
102とを備えている。
【0007】支持部材101は、定着体に摺接する側の
端部における両側部位101A及び中央部位101Bの
各々における規制ブレード100の長手の垂直方向に対
する幅が同じ若しくはほぼ同じに採られている。
【0008】又、支持部材101は、一方の端部が定着
装置の本体に支持され他方の端部が摺接部材102を固
着されるようになっており、以て、支持部材101は、
自身の撓み等から生じた応力を摺接部材102に付与す
ることにより摺接部材102を定着体に摺接せしめるよ
うになっている。
【0009】摺接部材102は、支持部材101に固着
される側の端部における両側部位102Aが中央部位1
02Bよりも突出して成形されてている。
【0010】即ち、支持部材101が両側部位102A
(自由長LA)及び中央部位102B(自由長LB)を
定着体に摺接せしめることにより、定着体から過剰な離
型剤が取り除かれると共に定着体と摺接部材102の両
側部位102Aとの間に形成される隙間から前記離型剤
が漏れ出すのを両側部位102Aにより防止するように
なっている。
【0011】よって、従来にあっては、支持部材101
の撓み等から生じた応力により摺接部材102を定着体
に摺接せしめ、以て、摺接部材102が定着体に摺接し
ながら定着体の過剰な離型剤を取り除くことにより、定
着体における離型剤の塗布量の規制が行われていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、規制ブ
レード100にあっては、支持部材101の両側部位1
01A及び中央部位101Bの各々における規制ブレー
ド100の長手の垂直方向に対する幅が同じ若しくはほ
ぼ同じに採られている。
【0013】故に、摺接部材102の両側部位102A
を定着体に充分に摺接せしめるには摺接部材102に大
きな応力を加える必要があったことから、定着体と摺接
部材102との摺接に起因する摺接部材102の摩耗が
著しくなり、以て、規制ブレード101の寿命を長期に
亘り維持することは困難であった。
【0014】そこで、本発明は、寿命の長期化が図られ
た塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置又
は画像形成装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、上記目
的は、互いに圧接された定着体及び加圧体のいずれかに
塗布された離型剤の塗布量を規制する塗布量規制体であ
って、定着体及び加圧体を支持する定着装置の本体に一
方の端部が支持される薄板状の支持部材と、支持部材の
他方の端部に固着されることにより定着体又は加圧体に
摺接して過剰な離型剤を定着体又は加圧体から取り除く
摺接部材とを備える塗布量規制体において、支持部材の
他方の端部は、一端部と他端部とを結ぶ方向に対して側
方に位置する両側部位から前記両側部位間に位置する中
央部位に向けて凸状であるという第一の発明によっても
達成される。
【0016】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、支持部材の他方の端部は、
前記端部における中央部位から両側部位にかけて滑らか
にカットされているという第二の発明によっても達成さ
れる。
【0017】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明において、支持部材の他方の端部
は、前記端部における中央部位から両側部位にかけて段
差を有する形状に成形されているという第三の発明によ
っても達成される。
【0018】又、本出願に依れば、上記目的は、互いに
圧接された定着体及び加圧体のいずれかに塗布された離
型剤の塗布量を規制する塗布量規制体であって、定着体
及び加圧体を支持する定着装置の本体に一方の端部が支
持される薄板状の支持部材と、支持部材の他方の端部に
固着されることにより定着体又は加圧体に摺接して過剰
な離型剤を定着体又は加圧体から取り除く摺接部材とを
備える塗布量規制体において、支持部材の他方の端部
は、一端部と他端部とを結ぶ方向に対して側方に位置す
る両側部位の弾性率が、前記両側部位間に位置する中央
部位の弾性率より小さくなるよう設定されているという
第四の発明によっても達成される。
【0019】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明乃至第四の発明のいずれかにおい
て、摺接部材の一端部たる摺接端部は、一端部と他端部
とを結ぶ方向に対して側方に位置する両側部位が、前記
両側部位間に位置する中間部位より前記方向に突出する
形状であるという第五の発明によっても達成される。
【0020】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、
摺接部材は、耐熱性を有する弾性素材を主成分とすると
いう第六の発明によっても達成される。
【0021】更に、本出願に依れば、上記目的は、互い
に圧接された定着体及び加圧体の間に形成されたニップ
部に未定着像を担持したシート状の記録媒体を通紙しな
がら、商用電源からの電力供給により発熱する加熱手段
により前記記録媒体に加熱処理を施す定着装置であっ
て、定着体又は加圧体のいずれかに離型剤を塗布する離
型剤塗布手段及び本出願に係る第一の発明に記載の塗布
量規制体を備えるという第七の発明によっても達成され
る。
【0022】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第七の発明において、支持部材の他方の端部は、
前記端部における中央部位から両側部位にかけて滑らか
にカットされているという第八の発明によっても達成さ
れる。
【0023】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第七の発明において、支持部材の他方の端部
は、前記端部における中央部位から両側部位にかけて段
差を有する形状に成形されているという第九の発明によ
っても達成される。
【0024】又、本出願に依れば、上記目的は、互いに
圧接された定着体及び加圧体の間に形成されたニップ部
に未定着像を担持したシート状の記録媒体を通紙しなが
ら、商用電源からの電力供給により発熱する加熱手段に
より前記記録媒体に加熱処理を施す定着装置であって、
定着体又は加圧体のいずれかに離型剤を塗布する離型剤
塗布手段及び本出願に係る第四の発明に記載の塗布量規
制体を備えるという第十の発明によっても達成される。
【0025】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第七の発明乃至第十の発明のいずれかにおい
て、摺接部材の一端部たる摺接端部は、一端部と他端部
とを結ぶ方向に対して側方に位置する両側部位が、前記
両側部位間に位置する中間部位より前記方向に突出する
形状であるという第十一の発明によっても達成される。
【0026】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第七の発明乃至第十一の発明のいずれかにおい
て、摺接部材は、耐熱性を有する弾性素材を主成分とす
るという第十二の発明によっても達成される。
【0027】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第七の発明乃至第十二の発明のいずれかにおい
て、塗布量規制体により定着体から取り除かれた離型剤
は離型剤塗布手段に回収されるという第十三の発明によ
っても達成される。
【0028】又、本出願に依れば、上記目的は、外部か
らの画像情報に応じて画像を形成しシート状の記録媒体
に記録する画像形成装置であって、本出願に係る第七の
発明に記載の定着装置を備えるという第十四の発明によ
っても達成される。
【0029】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第十四の発明において、支持部材の他方の端部
は、前記端部における中央部位から両側部位にかけて滑
らかにカットされているという第十五の発明によっても
達成される。
【0030】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十四の発明において、支持部材の他方の端部
は、前記端部における中央部位から両側部位にかけて段
差を有する形状に成形されているという第十六の発明に
よっても達成される。
【0031】更に、本出願に依れば、上記目的は、外部
からの画像情報に応じて画像を形成しシート状の記録媒
体に記録する画像形成装置であって、本出願に係る第十
の発明に記載の定着装置を備えるという第十七の発明に
よっても達成される。
【0032】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十四の発明乃至第十七の発明のいずれかにおい
て、摺接部材の一端部たる摺接端部は、一端部と他端部
とを結ぶ方向に対して側方に位置する両側部位が、前記
両側部位間に位置する中間部位より前記方向に突出する
形状であるという第十八の発明によっても達成される。
【0033】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第十四の発明乃至第十八の発明のいずれかにお
いて、摺接部材は、耐熱性を有する弾性素材を主成分と
するという第十九の発明によっても達成される。
【0034】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十四の発明乃至第十九の発明のいずれかにおい
て、塗布量規制体により定着体から取り除かれた離型剤
は離型剤塗布手段に回収されるという第二十の発明によ
っても達成される。
【0035】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの凸状に成形された端部に
摺接部材が固着されている塗布量規制体により定着体又
は加圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0036】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけ
て滑らかにカットされた端部に摺接部材が固着されてい
る塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤
の塗布量が規制される。
【0037】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位に
かけて段差を有する形状に成形された端部に摺接部材が
固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体に
おける離型剤の塗布量が規制される。
【0038】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
支持部材の両端部のうちの両側部位の弾性率が中央部位
の弾性率より小さくなるよう設定された端部に摺接部材
が固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体
における離型剤の塗布量が規制される。
【0039】更に、本出願に係る第五の発明にあって
は、一端部と他端部とを結ぶ方向に対して摺接端部にお
ける両側部位が前記摺接端部における中間部位より突出
する形状である摺接部材を備える塗布量規制体により定
着体又は加圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0040】又、本出願に係る第六の発明にあっては、
耐熱性を有する弾性素材を主成分とする摺接部材を備え
る塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤
の塗布量が規制される。
【0041】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの凸状に成形された端部に
摺接部材が固着されている塗布量規制体により定着体又
は加圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0042】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけ
て滑らかにカットされた端部に摺接部材が固着されてい
る塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤
の塗布量が規制される。
【0043】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位に
かけて段差を有する形状に成形された端部に摺接部材が
固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体に
おける離型剤の塗布量が規制される。
【0044】又、本出願に係る第十の発明にあっては、
支持部材の両端部のうちの両側部位の弾性率が中央部位
の弾性率より小さくなるよう設定された端部に摺接部材
が固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体
における離型剤の塗布量が規制される。
【0045】更に、本出願に係る第十一の発明にあって
は、一端部と他端部とを結ぶ方向に対して摺接端部にお
ける両側部位が前記摺接端部における中間部位より突出
する形状である摺接部材を備える塗布量規制体により定
着体又は加圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0046】又、本出願に係る第十二の発明にあって
は、耐熱性を有する弾性素材を主成分とする摺接部材を
備える塗布量規制体により定着体又は加圧体における離
型剤の塗布量が規制される。
【0047】更に、本出願に係る第十三の発明にあって
は、塗布量規制体により定着体又は加圧体から取り除か
れた離型剤が離型剤塗布手段に回収される。
【0048】又、本出願に係る第十四の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの凸状に成形された端部に
摺接部材が固着されている塗布量規制体により定着体又
は加圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0049】更に、本出願に係る第十五の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位に
かけて滑らかにカットされた端部に摺接部材が固着され
ている塗布量規制体により定着体又は加圧体における離
型剤の塗布量が規制される。
【0050】又、本出願に係る第十六の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位に
かけて段差を有する形状に成形された端部に摺接部材が
固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体に
おける離型剤の塗布量が規制される。
【0051】更に、本出願に係る第十七の発明にあって
は、支持部材の両端部のうちの両側部位の弾性率が中央
部位の弾性率より小さくなるよう設定された端部に摺接
部材が固着されている塗布量規制体により定着体又は加
圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0052】又、本出願に係る第十八の発明にあって
は、一端部と他端部とを結ぶ方向に対して摺接端部にお
ける両側部位が前記摺接端部における中間部位より突出
する形状である摺接部材を備える塗布量規制体により定
着体又は加圧体における離型剤の塗布量が規制される。
【0053】更に、本出願に係る第十九の発明にあって
は、耐熱性を有する弾性素材を主成分とする摺接部材を
備える塗布量規制体により定着体又は加圧体における離
型剤の塗布量が規制される。
【0054】又、本出願に係る第二十の発明にあって
は、塗布量規制体により定着体又は加圧体から取り除か
れた離型剤が離型剤塗布手段に回収される。
【0055】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態に関して説明する。
【0056】(第一の実施形態)先ず、本発明における
第一の実施形態に関して図1乃至図6に基づき説明す
る。
【0057】図1は、本実施形態の画像形成装置を好適
に示す一例たる電子写真レーザビームプリンタ1(以
下、プリンタ1と略称する。)の概略構成を示す模式的
断面図である。
【0058】プリンタ1は、プリンタ1の本体の外部に
設けられたホストコンピュータ等の画像情報提供装置
(図示せず)から提供された画像情報に応じた画像をシ
ート状の記録媒体Pに形成し記録するという一連の画像
形成プロセスを公知の電子写真方式に沿って行う形態の
画像形成装置である。
【0059】プリンタ1は、図1に示すように、ドラム
状の回転自在な潜像担持体2及び現像装置3を保持する
プロセスカートリッジ4と、画像情報提供装置からの画
像情報に応じた露光処理工程により潜像担持体2の外周
面に前記画像情報に応じた静電潜像を形成するためのレ
ーザスキャナユニット5(以下、スキャナ5と略称す
る。)と、記録媒体Pに転写処理工程を施すためのロー
ル状の回転自在な転写体6と、転写処理済みの記録媒体
Pに加熱及び加圧により定着処理を施すようになってい
る定着装置7とを備えている。
【0060】プロセスカートリッジ4は、潜像担持体2
及び現像装置3に加えて、スキャナ5による露光処理前
に潜像担持体2の外周面を規定電位分布に帯電せしめる
一次帯電機構8を保持していると共にプリンタ1の本体
にて取り外し自在に支持されており、潜像担持体2の修
理及び現像装置3への現像剤補給等のメンテナンスが必
要であるときには、前記本体にて開閉自在に支持されて
いるカバー9を開いたのち、プロセスカートリッジ4ご
と交換することによりメンテナンスの迅速化及び簡易化
等が図られている。
【0061】一次帯電機構8は、スキャナ5による露光
処理前において商用電源等から規定バイアスを印加され
ることにより潜像担持体2の外周面を規定電位分布に帯
電せしめるようになっている回転自在な帯電ローラ10
を備えており、帯電ローラ10は、潜像担持体2の外周
面に当接若しくはほぼ当接して配置されるようになって
いる。
【0062】スキャナ5は、画像情報提供装置からの画
像情報の時系列的電気デジタル画素信号に応じたレーザ
Laにより、プロセスカートリッジ4の本体に設けられ
た窓を介して潜像担持体2の外周面の帯電処理済みの部
位を走査し露光することにより前記画像情報に応じた静
電潜像を前記外周面に形成するようになっている。
【0063】次に、プリンタ1における一連の画像形成
プロセスに関して説明する。
【0064】先ず、プリンタ1への一連の画像形成プロ
セスの開始指示のためにプリンタ1の本体に設けられた
スタートボタン等(図示せず)が押されるなどにより、
潜像担持体2が矢印K1方向に規定周速度にて回転駆動
を開始されると共に、規定バイアスが印加されている帯
電ローラ11と潜像担持体2とが互いに摺接し合うこと
により潜像担持体2の外周面が規定電位分布に帯電せし
められる。
【0065】次に、画像情報提供装置からの画像情報に
応じて潜像担持体2の外周面の帯電処理済みの部位がス
キャナ5により走査及び露光されることにより前記画像
情報に応じた静電潜像が前記部位に形成されたのち、現
像装置3の現像剤により前記静電潜像が顕像に可視像化
され、所定枚数の記録媒体Pを収容可能であると共にプ
リンタ1の本体にて取り外し自在に支持されたカセット
11から回転自在な給紙ローラ12等により潜像担持体
2と転写体6との間に形成された空間へと所定のタイミ
ング等にて搬送されてきた記録媒体Pに転写体6により
前記顕像が転写される。
【0066】そして、転写処理済みの記録媒体Pは、定
着装置7により定着処理が施されたのちプリンタ1の本
体にて回転自在に支持された排紙ローラ13により機外
へと排紙され前記本体の一側面に取り付けられたトレイ
14上に積層されることにより、一連の画像形成プロセ
スが終了することとなる。
【0067】次に、定着装置7に関して図2に基づき説
明する。尚、図2は、定着装置7の概略構成を示す模式
的断面図である。
【0068】定着装置7は、図2に示すように、定着体
たる円筒状若しくは略円筒状の回転自在な定着ローラ1
5と、加圧体たる円柱状若しくは略円柱状の回転自在な
加圧ローラ16と、加熱手段たるヒータ17と、離型剤
塗布手段たるオイル塗布機構18と、塗布量規制体たる
規制ブレード19とを備えている。
【0069】定着ローラ15は、定着装置7の外部に設
置された駆動機構(図示せず)から駆動力を受けること
により時計回りに回転駆動されるようになっており、定
着ローラ15に形成された中空部には、定着ローラ15
の軸線方向に沿ってヒータ17が配置されている。
【0070】加圧ローラ16は、定着装置7の外部に設
置された加圧機構(図示せず)から加圧されることによ
り定着ローラ15に圧接されるようになっており、以
て、互いに圧接された定着ローラ15と加圧ローラ16
との間に未定着像を担持した記録媒体(図示せず)が通
紙されるニップ部Nが形成されることとなる。
【0071】ヒータ17は、定着装置7の外部に設置さ
れた商用電源(図示せず)から通電を受けることにより
発熱するようになっており、以て、商用電源からヒータ
17への通電を適宜調整することにより、ニップ部Nの
目標温度への昇温及び維持が図られることとなる。
【0072】オイル塗布機構18は、離型剤の一種たる
シリコーンオイル(以下、オイルと略称する。)を定着
ローラ15の外周面に塗布することにより、定着処理後
における前記外周面の残留物の発生量を低下するための
機構である。
【0073】即ち、オイル塗布機構は、所定量のオイル
を貯蔵可能なオイルパン20と、パイプ21を介してオ
イルパン20からオイルを汲み上げたのちパイプ22を
介して前記オイルを定着ローラ15の外周面に滴下する
ポンプ23とを備えている。
【0074】規制ブレード19は、図2に示すように、
定着ローラ15の外周面のうちのオイル滴下点から時計
方向における下流側の部位に摺接するよう配置されてい
る。
【0075】又、規制ブレード19は、図3に示すよう
に、鉄等の金属を主成分とする支持部材24と、フッ素
ゴム等の弾性素材を主成分とし定着ローラ15の外周面
に摺接することにより前記外周面へのオイル塗布量を規
制する摺接部材25とを備えている。
【0076】尚、図3は、規制ブレード19の概略構成
を示す模式的正面図である。
【0077】支持部材24は、図2に示すように、一方
の端部が定着装置7の本体に支持され他方の端部が摺接
部材25を固着されるようになっており、以て、支持部
材24は、自身の撓み等から生じた応力を摺接部材25
に付与することにより摺接部材25を定着ローラ15の
外周面に摺接せしめるようになっている。
【0078】又、支持部材24は、図4に示すように、
摺接部材25が固着される側の端部における両側部位2
4Aが斜めにカットされた形状に成形されている。
【0079】摺接部材25は、図3に示すように、定着
ローラ15の外周面に摺接される側の端部における両側
部位25Aが中央部位25Bよりも突出するよう成形さ
れている。
【0080】即ち、本実施形態にあっては、両側部位2
5Aの自由長LAが中央部位25Bの自由長LBより充
分に長く採られている。
【0081】又、本実施形態にあっては、規制ブレード
19により定着ローラ15の外周面から取り除かれたオ
イルは、規制ブレードの背面及びパイプ21,22等を
介してオイルパン20に回収されるようになっている。
【0082】尚、本実施形態にあっては、摺接部材が固
着される側における支持部材の端部の形状として両側部
位24Aを斜めにカットされた形状が選択されている
が、支持部材の形状は前記形状に限定されるものではな
く、他に有効な支持部材の形状として、例えば、図5及
び図6に示す形状が挙げられる。
【0083】よって、本実施形態にあっては、支持部材
24の両端部のうちの摺接部材25が固着される側の端
部における両側部位24Aが滑らかにカットされている
ので、最低限の応力を支持部材24から摺接部材25に
加えることにより容易に摺接部材25を定着ローラ15
の外周面に摺接せしめることができ、以て、規制ブレー
ド19の寿命を長期に亘り維持することができる。
【0084】又、本実施形態にあっては、摺接部材25
の両端部のうちの定着ローラ15の外周面に摺接する側
の端部における両側部位25Aが前記端部における中央
部位25Bより突出する形状に成形されているるので、
前記外周面から取り除かれたオイルが、定着ローラ15
と両側部位25Aとの間に形成される隙間から漏れ出す
のを防止することができるという利点が得られる。
【0085】更に、本実施形態にあっては、規制ブレー
ド19により定着ローラ15の外周面から取り除かれた
オイルがオイルパン20に回収されるので、オイル剤消
費の節約を図ることができる。
【0086】(第二の実施形態)次に、本発明における
第二の実施形態に関して図7に基づき説明する。尚、本
実施形態における定着装置の概略構成は、第一の実施形
態における定着装置7と同様であることから、図2に代
えて説明を省略する。
【0087】図7は、本実施形態の塗布量規制体の好適
な一例を示す規制ブレード26の概略構成を示す図であ
って、(A)は規制ブレード26の模式的正面図であ
り、一方、(B)は規制ブレード26の模式的側面図で
ある。
【0088】規制ブレード26は、図7に示すように、
支持部材27と、定着ローラ15の外周面に摺接するこ
とにより前記外周面へのオイル塗布量を規制する摺接部
材28とを備えている。
【0089】支持部材27は、図7(A)に示すよう
に、一方の端部が定着装置7の本体に支持され他方の端
部が摺接部材28を固着されるようになっており、以
て、支持部材27は、自身の撓み等から生じた応力を摺
接部材28に付与することにより摺接部材28を定着ロ
ーラ15の外周面に摺接せしめるようになっている。
【0090】又、支持部材27は、図7(B)に示すよ
うに、フッ素ゴム等の弾性素材を主成分とする弾性部材
27Aにステンレス又はリン青銅等を主成分とする金属
部材27Bが固着されて構成されている。
【0091】即ち、本実施形態にあっては、図7(A)
に示すように、弾性部材27Aの長手方向における長さ
W1が金属部材27Bの長手方向における長さW2より
長く採ることにより、支持部材27の両端部のうちの摺
接部材28が固着される側の端部における両側部位の弾
性率が前記端部における中央部位における弾性率より小
さくなるよう設定されている。
【0092】摺接部材28は、図7(A)に示すよう
に、定着ローラ15の外周面に摺接される側の端部にお
ける両側部位が中央部位よりも突出するよう成形されて
いる。
【0093】よって、本実施形態にあっても第一の実施
形態と同様の効果及び利点が得られた。
【0094】尚、第一及び第二の実施形態にあっては、
塗布量規制体が定着体における離型剤の塗布量のみを規
制する構成に関して説明してきたが、加圧体に離型剤を
塗布するための離型剤塗布手段及び加圧体における離型
剤の塗布量を規制するための塗布量規制体を備える構成
にあっても、第一又は第二の実施形態を応用することに
より、加圧体に対して同様の効果及び利点が得られるこ
とは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に
係る第一の発明に依れば、支持部材の両端部のうちの凸
状に成形された端部に摺接部材が固着されている塗布量
規制体により定着体又は加圧体における離型剤の塗布量
が規制されるので、最低限の応力を支持部材から摺接部
材に加えることにより容易に摺接部材を定着体又は加圧
体に摺接せしめることができ、以て、塗布量規制体の寿
命を長期に亘り維持することができる。
【0096】又、本出願に係る第二の発明に依れば、支
持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけて
滑らかにカットされた端部に摺接部材が固着されている
塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤の
塗布量が規制されるので、最低限の応力を支持部材から
摺接部材に加えることにより容易に摺接部材を定着体又
は加圧体に摺接せしめることができ、以て、塗布量規制
体の寿命を長期に亘り維持することができる。
【0097】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけ
て段差を有する形状に成形された端部に摺接部材が固着
されている塗布量規制体により定着体又は加圧体におけ
る離型剤の塗布量が規制されるので、最低限の応力を支
持部材から摺接部材に加えることにより容易に摺接部材
を定着体又は加圧体に摺接せしめることができ、以て、
塗布量規制体の寿命を長期に亘り維持することができ
る。
【0098】又、本出願に係る第四の発明に依れば、支
持部材の両端部のうちの両側部位の弾性率が中央部位の
弾性率より小さくなるよう設定された端部に摺接部材が
固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体に
おける離型剤の塗布量が規制されるので、最低限の応力
を支持部材から摺接部材に加えることにより容易に摺接
部材を定着体又は加圧体に摺接せしめることができ、以
て、塗布量規制体の寿命を長期に亘り維持することがで
きる。
【0099】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、
一端部と他端部とを結ぶ方向に対して摺接端部における
両側部位が前記摺接端部における中間部位より突出する
形状である摺接部材を備える塗布量規制体により定着体
又は加圧体における離型剤の塗布量が規制されるので、
定着体又は加圧体から取り除かれた離型剤が、定着体又
は加圧体と前記両側部位との間に形成される隙間から漏
れ出すのを防止することができる。
【0100】又、本出願に係る第六の発明に依れば、耐
熱性を有する弾性素材を主成分とする摺接部材を備える
塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤の
塗布量が規制されるので、塗布量規制体の使用可能な温
度領域を拡張することができる。
【0101】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
支持部材の両端部のうちの凸状に成形された端部に摺接
部材が固着されている塗布量規制体により定着体又は加
圧体における離型剤の塗布量が規制されるので、最低限
の応力を支持部材から摺接部材に加えることにより容易
に摺接部材を定着体又は加圧体に摺接せしめることがで
き、以て、塗布量規制体の寿命の長期化が図られた定着
装置を提供することができる。
【0102】又、本出願に係る第八の発明に依れば、支
持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけて
滑らかにカットされた端部に摺接部材が固着されている
塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤の
塗布量が規制されるので、最低限の応力を支持部材から
摺接部材に加えることにより容易に摺接部材を定着体又
は加圧体に摺接せしめることができ、以て、塗布量規制
体の寿命の長期化が図られた定着装置を提供することが
できる。
【0103】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけ
て段差を有する形状に成形された端部に摺接部材が固着
されている塗布量規制体により定着体又は加圧体におけ
る離型剤の塗布量が規制されるので、最低限の応力を支
持部材から摺接部材に加えることにより容易に摺接部材
を定着体又は加圧体に摺接せしめることができ、以て、
塗布量規制体の寿命の長期化が図られた定着装置を提供
することができる。
【0104】又、本出願に係る第十の発明に依れば、支
持部材の両端部のうちの両側部位の弾性率が中央部位の
弾性率より小さくなるよう設定された端部に摺接部材が
固着されている塗布量規制体により定着体又は加圧体に
おける離型剤の塗布量が規制されるので、最低限の応力
を支持部材から摺接部材に加えることにより容易に摺接
部材を定着体又は加圧体に摺接せしめることができ、以
て、塗布量規制体の寿命の長期化が図られた定着装置を
提供することができる。
【0105】更に、本出願に係る第十一の発明に依れ
ば、一端部と他端部とを結ぶ方向に対して摺接端部にお
ける両側部位が前記摺接端部における中間部位より突出
する形状である摺接部材を備える塗布量規制体により定
着体又は加圧体における離型剤の塗布量が規制されるの
で、定着体又は加圧体から取り除かれた離型剤が、定着
体又は加圧体と前記両側部位との間に形成される隙間か
ら漏れ出すことの防止が図られた定着装置を提供するこ
とができる。
【0106】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、
耐熱性を有する弾性素材を主成分とする摺接部材を備え
る塗布量規制体により定着体又は加圧体における離型剤
の塗布量が規制されるので、塗布量規制体の使用可能な
温度領域の拡張が図られた定着装置を提供することがで
きる。
【0107】更に、本出願に係る第十三の発明に依れ
ば、塗布量規制体により定着体又は加圧体から取り除か
れた離型剤が離型剤塗布手段に回収されるので、離型剤
消費の節約を図ることができ、以て、離型剤塗布手段へ
の離型剤補給の回数の低減化が図られた定着装置を提供
することができる。
【0108】又、本出願に係る第十四の発明に依れば、
支持部材の両端部のうちの凸状に成形された端部に摺接
部材が固着されている塗布量規制体により定着体又は加
圧体における離型剤の塗布量が規制されるので、最低限
の応力を支持部材から摺接部材に加えることにより容易
に摺接部材を定着体又は加圧体に摺接せしめることがで
き、以て、塗布量規制体の寿命の長期化が図られた定着
装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0109】更に、本出願に係る第十五の発明に依れ
ば、支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位に
かけて滑らかにカットされた端部に摺接部材が固着され
ている塗布量規制体により定着体又は加圧体における離
型剤の塗布量が規制されるので、最低限の応力を支持部
材から摺接部材に加えることにより容易に摺接部材を定
着体又は加圧体に摺接せしめることができ、以て、塗布
量規制体の寿命の長期化が図られた定着装置を備える画
像形成装置を提供することができる。
【0110】又、本出願に係る第十六の発明に依れば、
支持部材の両端部のうちの中央部位から両側部位にかけ
て段差を有する形状に成形された端部に摺接部材が固着
されている塗布量規制体により定着体又は加圧体におけ
る離型剤の塗布量が規制されるので、最低限の応力を支
持部材から摺接部材に加えることにより容易に摺接部材
を定着体又は加圧体に摺接せしめることができ、以て、
塗布量規制体の寿命の長期化が図られた定着装置を備え
る画像形成装置を提供することができる。
【0111】更に、本出願に係る第十七の発明に依れ
ば、支持部材の両端部のうちの両側部位の弾性率が中央
部位の弾性率より小さくなるよう設定された端部に摺接
部材が固着されている塗布量規制体により定着体又は加
圧体における離型剤の塗布量が規制されるので、最低限
の応力を支持部材から摺接部材に加えることにより容易
に摺接部材を定着体又は加圧体に摺接せしめることがで
き、以て、塗布量規制体の寿命の長期化が図られた定着
装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0112】又、本出願に係る第十八の発明に依れば、
一端部と他端部とを結ぶ方向に対して摺接端部における
両側部位が前記摺接端部における中間部位より突出する
形状である摺接部材を備える塗布量規制体により定着体
又は加圧体における離型剤の塗布量が規制されるので、
定着体又は加圧体から取り除かれた離型剤が、定着体又
は加圧体と前記両側部位との間に形成される隙間から漏
れ出すことの防止が図られた定着装置を備える画像形成
装置を提供することができる。
【0113】更に、本出願に係る第十九の発明に依れ
ば、耐熱性を有する弾性素材を主成分とする摺接部材を
備える塗布量規制体により定着体又は加圧体における離
型剤の塗布量が規制されるので、塗布量規制体の使用可
能な温度領域の拡張が図られた定着装置を備える画像形
成装置を提供することができる。
【0114】又、本出願に係る第二十の発明に依れば、
塗布量規制体により定着体から取り除かれた離型剤が離
型剤塗布手段に回収されるので、離型剤消費の節約を図
ることができ、以て、離型剤塗布手段への離型剤補給の
回数の低減された定着装置を備える画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1に示す定着装置の概略構成を示す模式的断
面図である。
【図3】図2に示す規制ブレードの概略構成を示す模式
的正面図の一例である。
【図4】図3に示す支持部材の概略形状を示す模式的正
面図である。
【図5】本出願に係る第一の実施形態の支持部材の概略
形状を示す模式的正面図の他の一例である。
【図6】本出願に係る第一の実施形態の支持部材の概略
形状を示す模式的正面図の他の一例である。
【図7】本出願に係る第二の実施形態の規制ブレードの
概略構成を示す図であって、(A)は規制ブレードの模
式的正面図であり、一方、(B)は規制ブレードの模式
的側面図である。
【図8】従来における塗布量規制体の概略構成を示す模
式的正面図である。
【符号の説明】
7 定着装置 15 定着ローラ(定着体) 16 加圧ローラ(加圧体) 17 ヒータ(加熱手段) 18 オイル塗布機構(離型剤塗布手段) 19 規制ブレード(塗布量規制体) 20 オイルパン 21 パイプ 22 パイプ 23 ポンプ 24 支持部材 25 摺接部材 26 規制ブレード(塗布量規制体) 27 支持部材 28 摺接部材 100 規制ブレード(塗布量規制体) 101 支持部材 102 摺接部材 24A 両側部位 25A 両側部位 25B 中央部位 27A 弾性部材 27B 金属部材 101A 両側部位 101B 中央部位 102A 両側部位 102B 中央部位 N ニップ部 P 記録媒体

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接された定着体及び加圧体のい
    ずれかに塗布された離型剤の塗布量を規制する塗布量規
    制体であって、定着体及び加圧体を支持する定着装置の
    本体に一方の端部が支持される薄板状の支持部材と、支
    持部材の他方の端部に固着されることにより定着体又は
    加圧体に摺接して過剰な離型剤を定着体又は加圧体から
    取り除く摺接部材とを備える塗布量規制体において、支
    持部材の他方の端部は、一端部と他端部とを結ぶ方向に
    対して側方に位置する両側部位から前記両側部位間に位
    置する中央部位に向けて凸状であることを特徴とする塗
    布量規制体。
  2. 【請求項2】 支持部材の他方の端部は、前記端部にお
    ける中央部位から両側部位にかけて滑らかにカットされ
    ていることとする請求項1に記載の塗布量規制体。
  3. 【請求項3】 支持部材の他方の端部は、前記端部にお
    ける中央部位から両側部位にかけて段差を有する形状に
    成形されていることとする請求項1に記載の塗布量規制
    体。
  4. 【請求項4】 互いに圧接された定着体及び加圧体のい
    ずれかに塗布された離型剤の塗布量を規制する塗布量規
    制体であって、定着体及び加圧体を支持する定着装置の
    本体に一方の端部が支持される薄板状の支持部材と、支
    持部材の他方の端部に固着されることにより定着体又は
    加圧体に摺接して過剰な離型剤を定着体又は加圧体から
    取り除く摺接部材とを備える塗布量規制体において、支
    持部材の他方の端部は、一端部と他端部とを結ぶ方向に
    対して側方に位置する両側部位の弾性率が、前記両側部
    位間に位置する中央部位の弾性率より小さくなるよう設
    定されていることを特徴とする塗布量規制体。
  5. 【請求項5】 摺接部材の一端部たる摺接端部は、一端
    部と他端部とを結ぶ方向に対して側方に位置する両側部
    位が、前記両側部位間に位置する中間部位より前記方向
    に突出する形状であることとする請求項1乃至請求項4
    のいずれか一項に記載の塗布量規制体。
  6. 【請求項6】 摺接部材は、耐熱性を有する弾性素材を
    主成分とすることとする請求項1乃至請求項5のいずれ
    か一項に記載の塗布量規制体。
  7. 【請求項7】 互いに圧接された定着体及び加圧体の間
    に形成されたニップ部に未定着像を担持したシート状の
    記録媒体を通紙しながら、商用電源からの電力供給によ
    り発熱する加熱手段により前記記録媒体に加熱処理を施
    す定着装置であって、定着体又は加圧体のいずれかに離
    型剤を塗布する離型剤塗布手段及び請求項1に記載の塗
    布量規制体を備えることを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 支持部材の他方の端部は、前記端部にお
    ける中央部位から両側部位にかけて滑らかにカットされ
    ていることとする請求項7に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 支持部材の他方の端部は、前記端部にお
    ける中央部位から両側部位にかけて段差を有する形状に
    成形されていることとする請求項7に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 互いに圧接された定着体及び加圧体の
    間に形成されたニップ部に未定着像を担持したシート状
    の記録媒体を通紙しながら、商用電源からの電力供給に
    より発熱する加熱手段により前記記録媒体に加熱処理を
    施す定着装置であって、定着体又は加圧体のいずれかに
    離型剤を塗布する離型剤塗布手段及び請求項4に記載の
    塗布量規制体を備えることを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 摺接部材の一端部たる摺接端部は、一
    端部と他端部とを結ぶ方向に対して側方に位置する両側
    部位が、前記両側部位間に位置する中間部位より前記方
    向に突出する形状であることとする請求項7乃至請求項
    10のいずれか一項に記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 摺接部材は、耐熱性を有する弾性素材
    を主成分とすることとする請求項7乃至請求項11のい
    ずれか一項に記載の定着装置。
  13. 【請求項13】 塗布量規制体により定着体から取り除
    かれた離型剤は離型剤塗布手段に回収されることとする
    請求項7乃至請求項12のいずれか一項に記載の定着装
    置。
  14. 【請求項14】 外部からの画像情報に応じて画像を形
    成しシート状の記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項7に記載の定着装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  15. 【請求項15】 支持部材の他方の端部は、前記端部に
    おける中央部位から両側部位にかけて滑らかにカットさ
    れていることとする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 支持部材の他方の端部は、前記端部に
    おける中央部位から両側部位にかけて段差を有する形状
    に成形されていることとする請求項14に記載の画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】 外部からの画像情報に応じて画像を形
    成しシート状の記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項10に記載の定着装置を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  18. 【請求項18】 摺接部材の一端部たる摺接端部は、一
    端部と他端部とを結ぶ方向に対して側方に位置する両側
    部位が、前記両側部位間に位置する中間部位より前記方
    向に突出する形状であることとする請求項14乃至請求
    項17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 摺接部材は、耐熱性を有する弾性素材
    を主成分とすることとする請求項14乃至請求項18の
    いずれか一項に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 塗布量規制体により定着体から取り除
    かれた離型剤は離型剤塗布手段に回収されることとする
    請求項14乃至請求項19のいずれか一項に記載の画像
    形成装置。
JP10089604A 1998-03-19 1998-03-19 塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置 Pending JPH11272107A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089604A JPH11272107A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置
US09/267,705 US6104906A (en) 1998-03-19 1999-03-15 Blade device and fixing apparatus having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089604A JPH11272107A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11272107A true JPH11272107A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13975372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10089604A Pending JPH11272107A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6104906A (ja)
JP (1) JPH11272107A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8290410B2 (en) 2008-12-01 2012-10-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing unit of image forming apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10037835B4 (de) * 2000-08-03 2005-10-20 Voith Paper Patent Gmbh Verfahren zum Betreiben eines Kalanders und Kalander
KR100609906B1 (ko) * 2005-07-23 2006-08-08 삼성전자주식회사 화상형성장치용 현상기
US9539605B2 (en) * 2012-02-28 2017-01-10 Toray Plastics (America), Inc. Gravure roll edge masking system for in-line film coating

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3759220A (en) * 1970-11-04 1973-09-18 Canon Kk Cleaning device in electrophotography
GB1468085A (en) * 1974-05-24 1977-03-23 Serox Corp Cleaning blade
DE2834264A1 (de) * 1978-08-04 1980-02-21 Hoechst Ag Magnetbuersten-entwicklungsvorrichtung fuer elektrostatische ladungsbilder
JPS57165866A (en) * 1981-04-07 1982-10-13 Toshiba Corp Developing device
JP3064436B2 (ja) * 1991-02-06 2000-07-12 株式会社リコー 現像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8290410B2 (en) 2008-12-01 2012-10-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing unit of image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6104906A (en) 2000-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004184814A (ja) 加熱装置
JP4696845B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
EP0046849A1 (en) Hot roll fuser for a xerographic machine
JP2018060177A (ja) 画像形成装置
JPH11272107A (ja) 塗布量規制体、この塗布量規制体を備える定着装置及び画像形成装置
JPH11149230A (ja) 画像形成装置
WO2017122525A1 (ja) 分離部材、分離装置、定着装置及び画像形成装置
KR100708171B1 (ko) 정착장치 및 화상형성장치
JP6004647B2 (ja) 画像加熱装置
JP2005300732A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007233201A (ja) 定着装置およびニップ部の形成方法
JP2005221652A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2004093842A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2002229371A (ja) 駆動された離型剤供給ロールを持つ定着離型剤管理システム
US6265694B1 (en) Sheet stripping method and apparatus and a fusing mechanism including same
JP3450604B2 (ja) 定着装置
JP2001005280A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP3619009B2 (ja) 塗布量規制機構
JP2008040359A (ja) 定着装置及びこれを使用する画像形成装置
JP2005300642A (ja) 定着装置
JP2002162849A (ja) 定着装置
JP2001066885A (ja) 現像剤量規制手段、現像装置及びこの現像装置を備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2748888B2 (ja) 電子写真記録装置
JP2015045785A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2006030354A (ja) 定着装置