JPH11271508A - 光学部品 - Google Patents

光学部品

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JPH11271508A
JPH11271508A JP10079160A JP7916098A JPH11271508A JP H11271508 A JPH11271508 A JP H11271508A JP 10079160 A JP10079160 A JP 10079160A JP 7916098 A JP7916098 A JP 7916098A JP H11271508 A JPH11271508 A JP H11271508A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
absorption
microprism
optical component
absorption surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP10079160A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotsugu Tanaka
清嗣 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の反射や屈折などに用いられる光学部品の
迷光抑制能力を高くする。 【解決手段】 マイクロプリズム20の吸収面24は、
中心を点P0、曲率半径をRとする曲面状に形成されて
いる。すなわち、吸収面24は、半径Rの円柱の側面の
一部と同じ形状となっている。中心の点P0は、吸収面
24に入射する主光線の延長上に決められる。また、曲
率半径Rは、レーザ光L3の主光線がレーザダイオード
10から出力されて吸収面24に入射するまでの光路長
r1+r2+r3と同じ長さに設定されている。このよ
うな構成のマイクロプリズム20では、マイクロプリズ
ム20の内部に進入したレーザ光L3の主光線が、吸収
面24に直角に入射する。また、レーザ光L3の拡がり
成分も、主光線と同様に吸収面24に対して直角に入射
する。これにより、吸収膜25を単一角度の吸収特性と
しても、高い迷光抑制能力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光の反射や屈折など
に用いられる光学部品に関し、特に迷光を防ぐための光
吸収膜を有する光学部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクなどの光ピックアップ
においては、ビームスプリッタやマイクロプリズムなど
の光学部品が設けられている。これらの光学部品を光が
通過する際、迷光が発生する。迷光は、信号のS/N比
などの特性を劣化させる原因となるため、極力抑えるこ
とが重要である。特に、光学部品に信号受光部を直接設
けた光集積デバイス(例えばレーザカプラ)では、迷光
の大小がデバイス特性に与える影響が大きく、これを低
減することが最重要となっている。
【0003】従来、迷光を防止するため、反射や屈折と
関係のない面に光の吸収膜を施す方法がとられていた。
図5は光の吸収膜を備えた従来の光学部品の構成例を示
す図である。ここでは、光学部品として、コンパクトデ
ィスク用のレーザカプラに用いられるマイクロプリズム
の構成を示す。レーザダイオード51から出力されたレ
ーザ光L11は、マイクロプリズム52の反射面52a
で反射し、反射光L12としてコンパクトディスク側に
出力される。
【0004】また、反射面52aで反射しきれずに透過
した透過光L13は、マイクロプリズム52内部に進入
後、反射面52b、部分反射面52cを反射して吸収面
52dに入射する。吸収面52dには吸収膜52eが形
成されており、この吸収膜52eによって透過光L13
を吸収し、迷光を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、透過光L1
3は、拡がりを持っており、かつマイクロプリズム52
内部で多重反射する。このため、吸収膜52eには、様
々な角度から光が入射する。
【0006】しかし、通常、吸収膜52eは、単一の入
射角度(例えば主光線の入射角度)に対して最大の吸収
特性を持つように設計されているため、様々な角度で入
射する透過光L13を十分に吸収しきれなかった。ま
た、加工公差によっても透過光L13の入射角度もずれ
ることもあった。このため、迷光抑制能力が低かった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、迷光抑制能力の高い光学部品を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、光の反射や屈折などに用いられる光学部
品において、迷光を防ぐための光吸収膜が設けられた吸
収面を、入射光側に対して凹面形状とする、ことを特徴
とする光学部品が提供される。
【0009】このような光学部品では、内部に進入して
きた光は吸収面に入射する。吸収面は、入射光側に対し
て凹面形状なので、主光線の周りの拡がり光も、主光線
と大きく違いのない角度で吸収面に入射する。
【0010】よって、吸収膜を単一角度の吸収特性とし
ても、高い迷光抑制能力が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2は本形態の光学部品の構成例
を示す図である。ここでは、光学部品として、光ディス
ク用のレーザカプラに用いられるマイクロプリズムの構
成を示す。レーザダイオード10から出力されたレーザ
光L1は、マイクロプリズム20の反射面21で反射
し、反射光L2としてコンパクトディスク側に出力され
る。一方、反射面21で反射しきれなかった透過光L3
は、マイクロプリズム20内部に進入する。
【0012】マイクロプリズム20は、その上面が反射
面22、下面が部分反射面23として形成されている。
また、マイクロプリズム20の吸収面24は、曲面状に
モールド成形されている。この吸収面24には、吸収膜
25が形成されており、透過光L3を吸収する。吸収膜
25には、酸化クロム(CrOX )などの金属膜が一般
に使用され、必要に応じてSiOなどのindex整合
膜を介して形成される。
【0013】次に、マイクロプリズム20の吸収面24
の具体的な形状を説明する。図1はマイクロプリズム2
0の吸収面24の具体的な形状を示す図である。マイク
ロプリズム20の吸収面24は、中心を点P0、曲率半
径をRとする曲面状に形成されている。すなわち、吸収
面24は、半径Rの円柱の側面の一部と同じ形状となっ
ている。中心の点P0は、吸収面24に入射する主光線
の延長上に決められる。また、曲率半径Rは、レーザ光
L3の主光線がレーザダイオード10から出力されて吸
収面24に入射するまでの光路長r1+r2+r3と同
じ長さに設定されている。ここで半径Rの実際の数値
は、例えば2mm程度である。
【0014】なお、吸収面24の曲率中心点は、点P
1,P2のように曲率半径R上を動かすことにより、面
241,242などのように吸収面24の位置をデバイ
ス特性が最適になるように変えることができる。
【0015】このような構成のマイクロプリズム20で
は、マイクロプリズム20の内部に進入したレーザ光L
3の主光線が、吸収面24に直角に入射する。また、曲
率半径R=r1+r2+r3としたことにより、図3に
示すように、レーザ光L3の拡がり成分L3b,L3c
も、主光線L3aと同様に吸収面24に対して直角に入
射する。
【0016】このように、様々な角度の光でも一定の角
度で受けることができるので、吸収膜25に単一角度に
強い吸収特性を持たせても、高い迷光抑制能力が得られ
る。よって、マイクロプリズム20の部材の加工公差の
許容度が向上するとともに、組立プロセスの許容度およ
び歩留まりが向上する。また、これらのことから、製造
コストが低減できる。
【0017】図4は本発明の他の形態の光学部品の構成
例を示す図である。ここでは、光学部品として光ディス
クのピックアップ部に設けられるビームスプリッタの構
成例を示す。ビームスプリッタ30は、光源からのレー
ザ光L4を光ディスク面への照射光L5として透過させ
る。一方、照射光L5の反対側からは、光ディスク面に
反射した反射光L6がビームスプリッタ30に入射す
る。ビームスプリッタ30は、この反射光L6を屈折さ
せ、読み取り光L7として読み取り部へ出力する。
【0018】ビームスプリッタ30において、レーザ光
の反射および透過と関係のない面には、吸収面31が形
成されている。この吸収面31には、吸収膜32が設け
られている。吸収面31は、図1で示したマイクロプリ
ズム20と同様に、レーザ光L8の主光線光路長と同じ
長さの曲率半径をもつ曲面状に形成されている。また、
曲率の中心点は、入射光L8の主光線の延長線上に位置
している。なお、形成の方法は、モールド成形が好まし
い。また、吸収面31は、球面状であることが好まし
い。
【0019】このような構成により、ビームスプリッタ
30は、前述の形態と同様に、入射光L8の主光線のみ
ならず、その周りの拡がり成分も吸収面31に対してほ
ぼ直角に入射させることができる。
【0020】よって、吸収膜32を単一角度の吸収特性
としても、高い迷光抑制能力が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、迷光を
防ぐための光吸収膜が設けられた吸収面を、入射光側に
対して凹面形状としたので、主光線の周りの拡がり光
も、主光線と大きく違いのない角度で吸収面に入射させ
ることができる。
【0022】これにより、吸収膜に単一角度に強い吸収
特性持たせても、高い迷光抑制能力が得られる。よっ
て、光学部品の加工公差の許容度が向上するとともに、
組立プロセスの許容度および歩留まりが向上する。
【0023】また、これらのことから、光学部品の製造
コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクロプリズムの吸収面の具体的な形状を示
す図である。
【図2】本形態の光学部品の構成例を示す図である。
【図3】吸収面とレーザ光の入射角度との関係を示す図
である。
【図4】本発明の他の形態の光学部品の構成例を示す図
である。
【図5】光の吸収膜を備えた従来の光学部品の構成例を
示す図である。
【符号の説明】
10……レーザダイオード、20……マイクロプリズ
ム、24……吸収面、25……吸収膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の反射や屈折などに用いられる光学部
    品において、 迷光を防ぐための光吸収膜が設けられた吸収面を、入射
    光側に対して凹面形状とする、ことを特徴とする光学部
    品。
  2. 【請求項2】 前記吸収面は、前記吸収する光の光路長
    と同じ長さの曲率半径を有する曲率面であることを特徴
    とする請求項1記載の光学部品。
  3. 【請求項3】 前記曲率半径の中心点は、前記入射光の
    主光線の延長線上に位置することを特徴とする請求項2
    記載の光学部品。
  4. 【請求項4】 前記光吸収膜は、酸化クロムであること
    を特徴とする請求項1記載の光学部品。
JP10079160A 1998-03-26 1998-03-26 光学部品 Pending JPH11271508A (ja)

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JP10079160A JPH11271508A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 光学部品

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JP10079160A JPH11271508A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 光学部品

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JPH11271508A true JPH11271508A (ja) 1999-10-08

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JP10079160A Pending JPH11271508A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 光学部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064051A1 (ja) * 2003-01-14 2004-07-29 Sony Corporation 半導体集積装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064051A1 (ja) * 2003-01-14 2004-07-29 Sony Corporation 半導体集積装置
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