JPH06295464A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JPH06295464A JPH06295464A JP5105896A JP10589693A JPH06295464A JP H06295464 A JPH06295464 A JP H06295464A JP 5105896 A JP5105896 A JP 5105896A JP 10589693 A JP10589693 A JP 10589693A JP H06295464 A JPH06295464 A JP H06295464A
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Abstract
ータの重量を軽減し、薄型化を容易にする。 【構成】 固定光学系SSから出力された直線偏光のレ
ーザ光は、移動光学系MSの反射型(1/4)波長板2
0により反射されるとともに、円偏光に変換され、対物
レンズ6に導かれる。したがって、反射型(1/4)波
長板20を用いて、固定光学系SSからのレーザ光を対
物レンズ6に入射するとともに、レーザ光を直線偏光か
ら円偏光に変換しているので、従来装置に比べて移動光
学系MSを構成する光学部品の点数を削減することがで
き、また、移動光学系MSの厚さ方向の寸法を低減する
ことができる。したがって、装置コストを低減できると
ともに、光ピックアップ装置の薄型化を容易にすること
ができる。
Description
出力されるレーザ光を用いて光記録媒体にデータを記録
/再生する光ピックアップ装置に関する。
記録媒体にデータを記録/再生するために用いられてい
る光ピックアップ装置の従来例を図8に示す。
源光学系および検出光学系などを備えた固定光学系SS
と、対物レンズおよび偏向プリズムなどを備えた移動光
学系MSに分割されている。
光は、コリメートレンズ2によって平行なレーザビーム
に変換され、偏光ビームスプリッタ3の分割面3aを透
過した後に、移動光学系MSの偏向プリズム4の反射面
4aで反射され、1/4波長板5を透過して円偏光の光
に変換された後に、対物レンズ6に入射され、光ディス
ク7に結像される。
信号光という)は、対物レンズ6を通過したのちに、1
/4波長板5を通過して、入射光と方位が直交する直線
偏光に変換される。したがって、偏向プリズム4の反射
面4aを反射した信号光は、偏光ビームスプリッタ3の
分割面3aに対してS偏光となるので、この分割面3a
射される。
光ビームスプリッタ3の反射面3bで 反射されて偏光
ビームスプリッタ3より出射され、集束レンズ8によっ
て集束された状態で、シリンドリカルレンズ9を通過
し、受光面(図示略)が4分割された受光素子10に集
束される。
れる受光信号を用いて、周知の非点収差法によるフォー
カシング誤差信号、トラッキング誤差信号、および、再
生信号などが形成される。
移動光学系MSの筐体に取りつけるためのものであり、
対物レンズ移動機構12は、対物レンズ6をその光軸方
向およびトラッキング方向に移動するためのものであ
る。また、1/4波長板5は、対物レンズ移動機構12
において、対物レンズ6を保持するための対物レンズホ
ルダ13の下面に取り付けられている。また、光ディス
ク74、図示しない回転機構に着脱自在に取り付けられ
ている。
リズム4と対物レンズ6との間に位置させているため、
偏向プリズム4の反射面4aの位相差が原因となる戻り
光が半導体レーザ素子1に入射されることを防止でき
る。
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
レンズホルダ13に1/4波長板5を取り付けているた
め、対物レンズ移動機構12が駆動する対象(可動部)
の重量が増大するという不都合を生じる。また、移動光
学系MSの厚さ方向の寸法を低減して薄型化するときの
障害となる。
のであり、対物レンズ移動機構の可動部の重量を低減で
きるとともに、薄型化が容易な光ピックアップ装置を提
供することを目的としている。
素子から出力されるレーザ光を用いて光記録媒体にデー
タを記録/再生する光ピックアップ装置において、光源
光を偏向して光記録媒体にレーザ光を集束する対物レン
ズに入射させるとともに直線偏光を円偏光に変換する波
長板を備えたものである。また、前記波長板は、前記対
物レンズの光軸に対して略45度傾斜して配設するとよ
い。また、前記波長板のレーザ光の反射面には増反射膜
を形成し、この増反射膜の位相差を20度以下に設定す
るとよい。また、前記波長板のレーザ光の入射面には反
射防止膜を形成するとともに、その反射面には増反射膜
を形成し、上記入射面での反射光と、上記入射面で屈折
し上記反射面で反射し再度上記入射面で屈折して射出さ
れる光の位相差を、(90±20)度に設定するとよ
い。また、前記波長板として、1/7波長板を用いるこ
とができる。
ンズに偏向するとともに、光源光の偏光を直線偏光から
円偏光に変換するようにしているので、従来必要であっ
た偏向プリズムのような光学素子を省略することができ
るので、装置の薄型化が容易になる。また、従来のよう
に、1/4波長板を対物レンズホルダに取りつける必要
がないので、対物レンズ移動機構の可動部の重量が増大
するような事態を回避することができる。
施例を詳細に説明する。
クアップ装置の光学系の要部を示している。なお、同図
において、図8と同一部分および相当する部分には、同
一符号を付している。
れた直線偏光のレーザ光は、移動光学系MSの反射型
(1/4)波長板20により反射されるとともに、円偏
光に変換され、対物レンズ6に導かれる。また、反射型
(1/4)波長板20は、取り付け部材21を介して、
移動光学系MSの筐体に取り付けられている。
(1/4)波長板20を用いて、固定光学系SSからの
レーザ光を対物レンズ6に入射するとともに、レーザ光
を直線偏光から円偏光に変換しているので、従来装置に
比べて移動光学系MSを構成する光学部品の点数を削減
することができ、また、移動光学系MSの厚さ方向の寸
法を低減することができる。また、図8に示した従来装
置のように、対物レンズホルダ13に波長板を取り付け
ていないので、対物レンズ移動機構12の可動部の重量
が増大することを防止することができる。したがって、
装置コストを低減できるとともに、光ピックアップ装置
の薄型化を容易にすることができる。
光の屈折および反射の状況を示している。
型(1/4)波長板20の面20aから入射され、この
面20aで屈折され、反射型(1/4)波長板20の内
部を通過し、反射型(1/4)波長板20の反対の面2
0bで反射され、反射型(1/4)波長板20の内部を
通過し、面20aで屈折されて出射光LOとして出射さ
れる。この出射光LOは、入射光LIと90度の角度を
なす。
4)波長板20の光学軸(f軸)20pは、x方向およ
びy方向と45度の方向に設定されているため、x方向
の直線偏光は、円偏光に変換される。
4)波長板20への入射光LIの面20aでの入射点を
A、面20bでの反射点をB、面20aからの出射光L
Oの出射点をCとすると、この場合、入射光LIは、点
Aに入射角θ1=45゜で入射して屈折する。
(I)の関係が成り立つ。
は、No=1.53859(波長λ=790(nm)の
とき)なので、θ2=27.36゜になる。
示す。
晶を、結晶軸zを含む面でカットして形成しており、こ
の場合、反射型(1/4)波長板20に直角に光を入射
すると、同図(b)に示したように、常光線屈折率がN
oでかつ異常光線屈折率がNeとなる。
4)波長板20に対して、角度φで光を入射すると、こ
の場合、水晶を結晶軸zに対してφの角度でカットして
形成した反射型(1/4)波長板20に対して光を直角
に入射したこととと等価となり、したがって、同図
(c)に示したように、この場合、常光線屈折率がNo
でかつ異常光線屈折率がNe’となる。ここで、Ne’
<Neである。
20に光を斜め方向から入射したとき、異常光線の屈折
率が小さくなる方向に変化する。
20へ光を入射したときの屈折角がθ2なので、次式
(II)の関係が成立する。
わす演算子である。
をd、光が光路ABC(図4参照)を進むときの光路長
をtとすると、この反射型(1/4)波長板20の位相
差Δ(θ2)は、次式(III)のようになる。
式(IV)なる関係が成り立つ。
垂直入射したときの位相差Δ(0)は、次式(V)のよ
うになる。
(V)より、次式(VI)が得られる。
は、1/7波長板を用いることができる。
射型(1/4)波長板20の面20aで入射光LIの一
部が反射し、その反射光Lrが出射光LOと干渉すると
期待した光学特性が得られないため、同図(b)に示し
たように、面20aには、誘電体多層膜による反射防止
膜22を形成するとよい。これにより、反射型(1/
4)波長板20の面20aでの反射率を0.5%程度に
低減することができる。また、面20bで光を反射する
ために、面20bには、誘電体多層膜による増反射膜2
3を形成するとよい。これにより、面20bでの反射率
を99%程度にすることができる。
いると、半導体レーザ素子1への戻り光が生じ、位相差
と戻り光との関係は、図7に示したようになる。通常の
使用では、戻り光が6%程度あっても差し支えない場合
があるので、増反射膜23の位相差を(±)20゜以下
に抑制するとよい。なお、この位相差は、小さくするこ
とが望ましく、例えば、±5゜程度に抑えることが好ま
しい。
法を用いた光ピックアップ装置に本発明を適用した場合
について説明したが、それ以外のフォーカシング誤差検
出方法を用いる光ピックアップ装置についても本発明を
同様にして適用することができる。
波長板を用いて、光源光を対物レンズに偏向するととも
に、光源光の偏光を直線偏光から円偏光に変換するよう
にしているので、従来必要であった偏向プリズムのよう
な光学素子を省略することができるので、装置の薄型化
が容易になる。また、従来のように、1/4波長板を対
物レンズホルダに取りつける必要がないので、対物レン
ズ移動機構の可動部の重量が増大するような事態を回避
することができるという効果を得る。
の光学系を示した概略構成図。
明するための概略図。
するための概略図。
て説明するための概略図。
光線屈折率を説明するための概略図。
止膜および増反射膜について説明するための概略図。
ラフ図。
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体レーザ素子から出力されるレーザ
光を用いて光記録媒体にデータを記録/再生する光ピッ
クアップ装置において、 光源光を偏向して光記録媒体にレーザ光を集束する対物
レンズに入射させるとともに直線偏光を円偏光に変換す
る波長板を備えたことを特徴とする光ピックアップ装
置。 - 【請求項2】 前記波長板は、前記対物レンズの光軸に
対して略45度傾斜されて配設されていることを特徴と
する請求項1記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項3】 前記波長板のレーザ光の反射面には増反
射膜が形成され、この増反射膜の位相差は、20度以下
に設定されていることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 前記波長板のレーザ光の入射面には反射
防止膜が形成されるとともに、その反射面には増反射膜
が形成され、上記入射面での反射光と、上記入射面で屈
折し上記反射面で反射し再度上記入射面で屈折して射出
される光の位相差が、(90±20)度に設定されてい
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項5】 前記波長板が、1/7波長板であること
を特徴とする請求項1または請求項2または請求項3ま
たは請求項4記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10589693A JP3545008B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 光ピックアップ装置 |
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JPH06295464A true JPH06295464A (ja) | 1994-10-21 |
JP3545008B2 JP3545008B2 (ja) | 2004-07-21 |
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JP10589693A Expired - Fee Related JP3545008B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 光ピックアップ装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3545008B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100234245B1 (ko) * | 1995-05-13 | 2000-01-15 | 윤종용 | 광픽업장치 |
JP2003098350A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Ricoh Co Ltd | 光学素子、該光学素子を用いた光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 |
US7050380B2 (en) | 2000-04-18 | 2006-05-23 | Ricoh Company, Ltd. | Optical element, optical pickup unit, and optical disk drive unit |
JP2011248213A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Ricoh Opt Ind Co Ltd | 反射型波長板 |
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-
1993
- 1993-04-09 JP JP10589693A patent/JP3545008B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7197003B2 (en) | 2000-04-18 | 2007-03-27 | Ricoh Company, Ltd. | Optical element, optical pickup unit, and optical disk drive unit |
US7457222B2 (en) | 2000-04-18 | 2008-11-25 | Ricoh Company, Ltd. | Optical element, optical pickup unit, and optical disk drive unit |
JP2003098350A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Ricoh Co Ltd | 光学素子、該光学素子を用いた光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 |
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