JPH11271356A - 半導体加速度センサ及びその自己診断駆動方法 - Google Patents

半導体加速度センサ及びその自己診断駆動方法

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JPH11271356A
JPH11271356A JP7693498A JP7693498A JPH11271356A JP H11271356 A JPH11271356 A JP H11271356A JP 7693498 A JP7693498 A JP 7693498A JP 7693498 A JP7693498 A JP 7693498A JP H11271356 A JPH11271356 A JP H11271356A
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JP
Japan
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electric signal
semiconductor
sensor
fixed contact
self
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JP7693498A
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Inventor
Kazuya Nohara
一也 野原
Masami Hori
正美 堀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常動作しているかどうかを診断する自己診
断駆動を、容易にかつ安価に達成できる半導体加速度セ
ンサを提供する。 【解決手段】 重り部11と、重り部11に加速度が印
加されることによって撓むよう一端を重り部11に接続
した撓み部12と、撓み部12の撓みに基づいて加速度
を電気信号に変換するよう撓み部12に形成されたセン
サ部13とが半導体基板に形成された半導体センサ部
1、及び正常動作を診断する電気信号の診断電気信号を
センサ部13が出力するよう重り部11を駆動する自己
診断駆動手段と、を備えた半導体加速度センサにおい
て、前記自己診断駆動手段はコモン端子34に接続され
た可動接点34aが励磁されたコイルによって、固定接
点に接触して振動を発生する電磁リレー3でもって形成
された構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車又は家電製
品等に用いられて、正常動作を診断する自己診断駆動機
能を備えた半導体加速度センサ、及びその自己診断駆動
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体加速度センサとし
て、特開平4−134022号公報に提案されて、図7
及び図8に示す構成のものが存在する。このものは、重
り部A1と、重り部A1に加速度が印加されることによっ
て撓むよう一端を重り部に接続した撓み部A2と、撓み
部A2の撓みに基づいて加速度を電気信号に変換するよ
う撓み部A2に形成されたセンサ部A3と、重り部A1の
外周縁を空間を設けて外囲して撓み部A2の他端を支持
する支持部A4とが半導体基板に形成された半導体セン
サ部A、及び正常動作を診断する電気信号の診断電気信
号をセンサ部A3が出力するよう重り部A1を駆動する自
己診断駆動手段Bとを備えている。
【0003】さらに詳しくは、重り部A1の撓みを規制
する第1ストッパC1及び第2ストッパC2が支持部A4
の両面に固着される。そして、自己診断駆動手段Bは、
重り部A1の両面にほぼ平行で、第1ストッパC1及び第
2ストッパC2にそれぞれ配置された第1電極B1、及び
第2電極B2からなる両電極B1,B2でもって形成され
る。そして、両電極B1,B2は、重り部A1との間に電
圧を印加して重り部A1に静電力を与えることによっ
て、重り部A1が駆動されて擬似的に加速度を加えられ
た状態を生じさせる。
【0004】そして、自己診断駆動時には、第1電極B
1と重り部A1との間に、図8(a)に示すように、例え
ば数十ボルト以上の高電圧V1が印加されると共に、第
2電極B2と重り部A1との間に、図8(b)に示すよう
な高電圧V2が印加される。すなわち、高電圧V1が存
在するときには、第1電極B1と重り部A1との間に吸引
力が発生して、重り部A1が一方へ駆動される。また、
高電圧V2が存在するときには、第2電極B2と重り部
との間に吸引力が発生して、重り部A1が他方に駆動さ
れる。そして、重り部A1を一方及び他方の双方向から
交互に吸引して、重り部を効率良く駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
加速度センサでは、自己診断駆動手段Bが第1電極B1
及び第2電極B2でもって形成されて、静電力によって
重り部A1を駆動し、センサ部A3が電気信号である診断
電気信号を出力して、正常動作するかどうかを診断でき
る。
【0006】しかしながら、第1電極B1及び第2電極
B2を第1ストッパC1及び第2ストッパC2にそれぞれ
形成する必要があるとともに、数十ボルト以上の高電圧
V1及び高電圧V2を第1電極B1及び第2電極B2に印
加しなければならない。したがって、半導体センサ部A
が動作する電源電圧5Vから高電圧V1,V2まで昇圧す
る必要があって、昇圧回路を設けなければならず、コス
トアップを招くという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、正常動作しているかどう
かを診断する自己診断を、容易にかつ安価に達成できる
半導体加速度センサ、及びその自己診断駆動方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、重り部と、重り部に加
速度が印加されることによって撓むよう一端を重り部に
接続した撓み部と、撓み部の撓みに基づいて加速度を電
気信号に変換するよう撓み部に形成されたセンサ部とが
半導体基板に形成された半導体センサ部、及び正常動作
を診断する電気信号である診断電気信号をセンサ部が出
力するよう重り部を駆動する自己診断駆動手段と、を備
えた半導体加速度センサにおいて、前記自己診断駆動手
段は、コモン端子に接続された可動接点が励磁されたコ
イルによって、固定接点に接触して振動を発生する電磁
リレーでもって形成された構成にしてある。
【0009】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記電磁リレーは、前記半導体センサ部を
内蔵したハウジングに設けられた構成にしてある。
【0010】請求項3記載のものは、請求項1又は請求
項2記載のものにおいて、常閉固定接点及び常開固定接
点を有した前記電磁リレーは、前記可動接点が励磁され
たコイルによって常閉固定接点から常開固定接点に接触
するとともに、前記コモン端子が前記電気信号を入力さ
れる構成にしてある。
【0011】請求項4記載のものは、請求項3記載のも
のにおいて、前記診断電気信号を増幅処理する信号処理
回路は、前記電磁リレーの常開固定接点に接続された構
成にしてある。
【0012】請求項5記載のものは、請求項1乃至請求
項4記載の半導体加速度センサを用いた半導体加速度セ
ンサの自己診断駆動方法であって、重り部と、重り部に
加速度が印加されることによって撓むよう一端を重り部
に接続した撓み部と、撓み部の撓みに基づいて加速度を
電気信号に変換するよう撓み部に形成されたセンサ部と
が半導体基板に形成された半導体センサ部、及び正常動
作を診断する電気信号である診断電気信号をセンサ部が
出力するよう重り部を駆動する自己診断駆動手段と、を
備えた半導体加速度センサにおいて、前記自己診断駆動
手段を形成する電磁リレーは、コモン端子に接続された
可動接点が励磁されたコイルによって固定接点に接触し
て振動を発生し、前記重り部が発生した振動によって駆
動され、前記センサ部が前記診断電気信号を出力する構
成にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図4、及び図6に基づいて以下に説明する。
【0014】重り部11、撓み部12、センサ部13、
及び支持部14とを有して電源電圧5Vで動作する半導
体センサ部1が、シリコン半導体基板に形成されるとと
もに、ハウジング2に内蔵される。
【0015】重り部11は、外周縁を有した略四角状に
形成され、加速度が印加されると、加速度印加方向と逆
方向へ駆動される。
【0016】撓み部12は、薄膜状に形成され、一端を
重り部11に接続して、重り部11に加速度が印加され
ることによって撓む。また、温度補償用の抵抗部(図示
せず)が、後述するピエゾ抵抗と同じ構造を有して撓み
部12の一面側に形成される。
【0017】センサ部13は、導電型がP型のピエゾ抵
抗により、撓み部12の一面側へ形成されて、加速度を
印加すると撓み部12の撓みに基づいて抵抗が変化し、
加速度を電気信号に変換して、その電気信号を後述する
ハウジング2に設けられた出力端子24に出力する。そ
して、抵抗部と互いに接続されてブリッジ回路(図示せ
ず)を形成する。
【0018】支持部14は、略四角状に形成され、重り
部11の外周縁を空間14aを設けて外囲するととも
に、撓み部12の他端を支持して撓み部12を片持ち支
持する。
【0019】第1ストッパ15aは、略四角形状に形成
されたパイレックスガラスにより、中央部に重り部11
が当接し得る第1当接面を有して、その第1当接面と重
り部11との間で空隙が形成され、一面側の支持部14
に固着されている。同様に、第2ストッパ15bは、略
四角形状に形成されたパイレックスガラスにより、中央
部に重り部11が当接し得る第2当接面を有して、その
第2当接面と重り部11との間で空隙が設けられ、他面
側の支持部14に固着されている。
【0020】2はハウジングで、絶縁性の樹脂により、
四角状で側壁21aを有した第1筒部21と、略楕円形
状の第2筒部22とを有して形成され、第1筒部21及
び第2筒部22が底部23を共通にして両側へ開口し、
両フランジ部21bが第1筒部21の開口端部から側壁
21aに沿った両方向へ突設される。また、円形状の取
り付け孔が両フランジ部21bに設けられる。
【0021】ここで、重り部11、撓み部12、センサ
部13、及び支持部14とを有した半導体センサ部1
が、ハウジング2の第1筒部21に内蔵されて、出力端
子24が第1筒部21から第2筒部22に突設されて、
センサ部13からの電気信号を伝達する。また、係合突
起21cが第1筒部21の側壁21aから突設される。
【0022】3は電磁リレーで、松下電工製で商品名が
TFリレーであって、自己診断駆動手段を形成し、ボデ
ィ31と、そのボディ31に載置されて5Vの動作電圧
で動作するコイル(図示せず)と、ボディ31に嵌着さ
れたカバー32とを有して構成される。コイルと接続さ
れたコイル端子33、可動接点板(図示せず)を介して
可動接点34aを接続したコモン端子34、常閉固定接
点35aを接続した常閉固定端子35、及び常開固定接
点36aを接続した常開固定端子36がそれぞれボディ
31から導出される。
【0023】そして、図3及び図4に示すように、四角
状の係合孔32aがカバー32に設けられて、ハウジン
グ2の係合突起21cに係合して、ハウジング2と一体
化されるとともに、動作電圧でコイルが励磁されると、
可動接点板がそのコイルによって駆動されて、可動接点
34aが常閉固定接点35aから常開固定接点36aに
接触して振動を発生する。
【0024】このものの動作を説明する。ハウジング2
は加速度を検知する自動車等に取り付け孔でもって取り
付けられる。正常に動作するかどうか、すなわち正常動
作を診断する時、半導体センサ部1の電源電圧と同一電
圧である動作電圧5Vをコイル端子33に印加すると、
コイル端子33に接続されたコイルは励磁されて、可動
接点板がそのコイルによって駆動され、可動接点34a
が常開固定接点36aに接触して振動を発生する。
【0025】その振動がハウジング2に伝達されて、半
導体センサ部1の重り部11を駆動して擬似的に加速度
が加わった状態を生じさせ、撓み部12を撓ませて、電
気信号を、すなわち正常動作を診断する診断電気信号を
センサ部13に出力させる。その診断電気信号を計測し
て、正常動作を診断する。
【0026】また、自動車に印加された加速度を検知す
る時、重り部11が加速度の印加方向と反対方向へ駆動
されて撓み部12を撓ませ、その撓み部12に形成され
たセンサ部13であるピエゾ抵抗が撓んで、ピエゾ抵抗
の抵抗値が変化する。すなわち、センサ部13は撓み部
12の撓みに基づくピエゾ抵抗の抵抗値変化によって、
加速度を電気信号に変換して、その電気信号を出力端子
24に出力する。そして、電気信号を計測することによ
って加速度を検知する。
【0027】また、過大な加速度が印加されたときに
は、重り部11が第1ストッパ15aの第1当接面に、
また逆方向の過大な加速度が印加されたときは、第2当
接面に当接する。つまり、第1ストッパ15a及び第2
ストッパ15bは、撓み部12の撓みが一定値以上にな
るのを防ぎ、撓み部12の破損を防止する。
【0028】かかる第1実施形態の半導体加速度センサ
にあっては、上記したように、自己診断駆動手段がコモ
ン端子34に接続された可動接点34a、及び常開固定
接点36aを有した電磁リレー3でもって形成されて、
可動接点34aが励磁されたコイルによって常開固定接
点36aに接触して振動を発生するから、その振動でも
って重り部11が駆動され、センサ部13が電気信号で
ある診断電気信号を出力して、正常動作しているかどう
かを診断する自己診断を、容易にかつ安価に達成するこ
とができる。
【0029】なお、第1実施形態では、自己診断駆動手
段を形成する電磁リレー3を、可動接点34a、常閉固
定接点35a、及び常開固定接点36aを有したものと
したが、常閉固定接点35a、又は常開固定接点36a
のうちどちらか一方のみを有したものとしてもよく、可
動接点34aが固定接点に接触して、振動を発生すれば
よく限定されない。
【0030】本発明の第2実施形態を図5に基づいて以
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
【0031】第2実施形態では、半導体センサ部1及び
電磁リレー3が、ガラスエポキシ基板からなるプリント
基板1aに実装される。そして、電磁リレー3は半導体
センサ部1と当接した状態で、ポッティング材25によ
ってポッティングされて、それぞれがハウジング2の第
1筒部21に内蔵される。すなわち、自己診断駆動手段
である電磁リレー3は、半導体センサ部1を内蔵したハ
ウジング2に設けられる。
【0032】かかる第2実施形態の半導体加速度センサ
にあっては、上記したように、電磁リレー3が半導体セ
ンサ部1を内蔵したハウジング2に設けられたから、半
導体センサ部1及び電磁リレー3をハウジング2内部で
一体化して小型化することができる。
【0033】本発明の第3実施形態を図6に基づいて以
下に説明する。なお、第3実施形態では第2実施形態と
異なる機能について述べることとし、第2実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。第2実施形態では、センサ部13
からの電気信号が電磁リレー3のコモン端子34に入力
される。
【0034】4は信号処理回路で、プリント基板1aに
実装されるとともに、電磁リレー3の常開固定接点36
aに接続されて、診断電気信号の極性を例えばプラス側
のみへ整流処理、又は診断電気信号のピーク値を保持す
るピークホールド処理して、診断電気信号を増幅するよ
う信号処理する。
【0035】このものの動作を説明する。正常動作を診
断する時、5Vの動作電圧をコイル端子33に印加する
と、半導体センサ部1及び電磁リレー3は同時に動作
し、電磁リレー3は可動接点34aが、常閉固定接点3
5aから常開固定接点36aに接触して振動を発生す
る。振動がハウジング2に伝達されて、半導体センサ部
1の重り部11を駆動し、撓み部12を撓ませて、診断
電気信号をセンサ部13に出力させる。その診断電気信
号がコモン端子34から可動接点34aを介して常開固
定接点36aに伝達されて、信号処理回路4で信号処理
され増幅された状態で計測される。
【0036】また、加速度を検知する時、コイル端子3
3に印加された電圧を除荷すると、電磁リレー3は可動
接点34aが反転し、常開固定接点36aから常閉固定
接点35aに接触する。そして、センサ部13からの電
気信号が信号処理回路4と切断されて、コモン端子34
を介して常閉固定接点35aに、信号処理回路4を経由
することなく伝達される。
【0037】かかる第3実施形態の半導体加速度センサ
にあっては、上記したように、電磁リレー3が常閉固定
接点35a及び常開固定接点36aを設け、可動接点3
4aが励磁されたコイルによって常閉固定接点35aか
ら常開固定接点36aに接触するとともに、コモン端子
34がセンサ部13からの電気信号を入力されるから、
自己診断する時、診断電気信号がコモン端子34から可
動接点34aを介して常開固定接点36aに、自己診断
ではなく加速度を検知するとき、電気信号が常閉固定接
点35aにそれぞれ伝達されて、診断電気信号と電気信
号とをコイルの励磁によって容易に切り替えることがで
きる。
【0038】また、診断電気信号を増幅処理する信号処
理回路4が電磁リレー3の常開固定接点36aに接続さ
れたから、診断電気信号が信号処理回路4でもって整流
処理又はピークホールド処理され増幅されて、電磁リレ
ー3の振動が短時間であっても、精度よく自己診断する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のものは、自己診断駆動手
段がコモン端子に接続された可動接点、及び固定接点を
有した電磁リレーでもって形成されて、可動接点が励磁
されたコイルによって固定接点に接触して振動を発生す
るから、その振動でもって重り部が駆動され、センサ部
が電気信号である診断電気信号を出力して、正常動作し
ているかどうかを診断する自己診断を、容易にかつ安価
に達成することができる。
【0040】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、電磁リレーが半導体センサ部を内蔵
したハウジングに設けられたから、電磁リレー及び半導
体センサ部をハウジング内部で一体化して小型化するこ
とができる。
【0041】請求項3記載のものは、請求項1又は請求
項2記載のものの効果に加えて、電磁リレーが常閉固定
接点及び常開固定接点を設け、可動接点が励磁されたコ
イルによって常閉固定接点から常開固定接点に接触する
とともに、コモン端子がセンサ部からの電気信号を入力
されるから、自己診断する時、診断電気信号がコモン端
子から可動接点を介して常開固定接点に、自己診断では
なく加速度を検知するとき、電気信号が常閉固定接点に
それぞれ伝達されて、診断電気信号と電気信号とをコイ
ルの励磁によって容易に切り替えることができる。
【0042】請求項4記載のものは、請求項3記載のも
のの効果に加えて、診断電気信号を増幅処理する信号処
理回路が電磁リレーの常開固定接点に接続されたから、
診断電気信号が信号処理回路でもって整流処理又はピー
クホールド処理され増幅されて、電磁リレーの振動が短
時間であっても、精度よく自己診断することができる。
【0043】請求項5記載の半導体加速度センサの自己
診断駆動方法は、自己診断駆動手段がコモン端子に接続
された可動接点、及び固定接点を有した電磁リレーでも
って形成されて、可動接点が励磁されたコイルによって
固定接点に接触して振動を発生し、その振動でもって重
り部を駆動し、電気信号である診断電気信号をセンサ部
から出力して、正常動作しているかどうかを容易にかつ
安価に自己診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す半導体センサ部の
正断面図である。
【図2】同上のハウジングの斜視図である。
【図3】同上の電磁リレーの斜視図である。
【図4】同上の電磁リレーがハウジングに嵌合した状態
の平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示すハウジングの正部
分断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す概念構成図であ
る。
【図7】従来例を示す半導体センサ部の正断面図であ
る。
【図8】同上の自己診断駆動手段に印加される電圧のパ
ルス図である。
【符号の説明】
1 半導体センサ部 11 重り部 12 撓み部 13 センサ部 2 ハウジング 3 電磁リレー(自己診断駆動手段) 34 コモン端子 34a 可動接点 35a 常閉固定接点(固定接点) 36a 常開固定接点(固定接点) 4 信号処理回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重り部と、重り部に加速度が印加される
    ことによって撓むよう一端を重り部に接続した撓み部
    と、撓み部の撓みに基づいて加速度を電気信号に変換す
    るよう撓み部に形成されたセンサ部とが半導体基板に形
    成された半導体センサ部、及び正常動作を診断する電気
    信号である診断電気信号をセンサ部が出力するよう重り
    部を駆動する自己診断駆動手段と、を備えた半導体加速
    度センサにおいて、 前記自己診断駆動手段は、コモン端子に接続された可動
    接点が励磁されたコイルによって、固定接点に接触して
    振動を発生する電磁リレーでもって形成されたことを特
    徴とする半導体加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記電磁リレーは、前記半導体センサ部
    を内蔵したハウジングに設けられたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体加速度センサ。
  3. 【請求項3】 常閉固定接点及び常開固定接点を有した
    前記電磁リレーは、前記可動接点が励磁されたコイルに
    よって常閉固定接点から常開固定接点に接触するととも
    に、前記コモン端子が前記電気信号を入力されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体加速度セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記診断電気信号を増幅処理する信号処
    理回路は、前記電磁リレーの常開固定接点に接続された
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体加速度センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載の半導体加速
    度センサを用いた半導体加速度センサの自己診断駆動方
    法であって、重り部と、重り部に加速度が印加されるこ
    とによって撓むよう一端を重り部に接続した撓み部と、
    撓み部の撓みに基づいて加速度を電気信号に変換するよ
    う撓み部に形成されたセンサ部とが半導体基板に形成さ
    れた半導体センサ部、及び正常動作を診断する電気信号
    である診断電気信号をセンサ部が出力するよう重り部を
    駆動する自己診断駆動手段と、を備えた半導体加速度セ
    ンサにおいて、 前記自己診断駆動手段を形成する電磁リレーは、コモン
    端子に接続された可動接点が励磁されたコイルによって
    固定接点に接触して振動を発生し、前記重り部が発生し
    た振動によって駆動され、前記センサ部が前記診断電気
    信号を出力することを特徴とする半導体加速度センサの
    自己診断駆動方法。
JP7693498A 1998-03-25 1998-03-25 半導体加速度センサ及びその自己診断駆動方法 Pending JPH11271356A (ja)

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JPH11271356A true JPH11271356A (ja) 1999-10-08

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JP7693498A Pending JPH11271356A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 半導体加速度センサ及びその自己診断駆動方法

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JP (1) JPH11271356A (ja)

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