JPH11270994A - 自動車用複合型熱交換器の支持部構造 - Google Patents
自動車用複合型熱交換器の支持部構造Info
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- JPH11270994A JPH11270994A JP10095490A JP9549098A JPH11270994A JP H11270994 A JPH11270994 A JP H11270994A JP 10095490 A JP10095490 A JP 10095490A JP 9549098 A JP9549098 A JP 9549098A JP H11270994 A JPH11270994 A JP H11270994A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/0408—Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids
- F28D1/0426—Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids with units having particular arrangement relative to the large body of fluid, e.g. with interleaved units or with adjacent heat exchange units in common air flow or with units extending at an angle to each other or with units arranged around a central element
- F28D1/0435—Combination of units extending one behind the other
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2215/00—Fins
- F28F2215/02—Arrangements of fins common to different heat exchange sections, the fins being in contact with different heat exchange media
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２つの熱交換器を一体化した自動車用複合型
熱交換器において、エンジンルーム内に簡単な構造でバ
ランス良く支持できる支持部構造の提供。 【解決手段】 第一端板10と第二端板11との隣接する部
分の一部のみが互いに接続されて二重になる。或いは、
第一チューブプレート３と第二チューブプレート４との
隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重にな
る。そしてそれらの二重部に支持部12，14が形成され、
その支持部12，14に熱交換器支持用のボルト挿通孔13，
15が穿設される。
熱交換器において、エンジンルーム内に簡単な構造でバ
ランス良く支持できる支持部構造の提供。 【解決手段】 第一端板10と第二端板11との隣接する部
分の一部のみが互いに接続されて二重になる。或いは、
第一チューブプレート３と第二チューブプレート４との
隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重にな
る。そしてそれらの二重部に支持部12，14が形成され、
その支持部12，14に熱交換器支持用のボルト挿通孔13，
15が穿設される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてエンジン
冷却水冷却用の熱交換器と、車内冷房用コンデンサとを
一体化した自動車用複合型熱交換器であって、その熱交
換器をバランス良く支持する支持部構造に関する。
冷却水冷却用の熱交換器と、車内冷房用コンデンサとを
一体化した自動車用複合型熱交換器であって、その熱交
換器をバランス良く支持する支持部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のエンジン冷却水冷却用熱交換器
と車内冷房用のコンデンサとは、自動車のエンジンルー
ム内で互いに並列して夫々支持部材に支持されていた。
また、２つの熱交換器を一体化した複合型熱交換器も提
案されていたが、その支持構造は１つの熱交換器の支持
構造と同様のものであると推測できる。
と車内冷房用のコンデンサとは、自動車のエンジンルー
ム内で互いに並列して夫々支持部材に支持されていた。
また、２つの熱交換器を一体化した複合型熱交換器も提
案されていたが、その支持構造は１つの熱交換器の支持
構造と同様のものであると推測できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】２つの熱交換器が一体
化した自動車用複合型熱交換器をバランス良く且つ、簡
単な構造で支持できる量産型の支持部構造が求められて
いた。そこで本発明は、これらの課題を解決するために
案出されたものである。
化した自動車用複合型熱交換器をバランス良く且つ、簡
単な構造で支持できる量産型の支持部構造が求められて
いた。そこで本発明は、これらの課題を解決するために
案出されたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、夫々第一タンク本体１および第二タンク本体２の開
口縁に第一チューブプレート３および第二チューブプレ
ート４が被嵌された一対づつの第一タンク５および第二
タンク６を有し、一対の第一タンク５どうしおよび第二
タンク６どうしは夫々そのチューブプレート側の対向面
が互いに大きく離間して配置され、第一タンク５と第二
タンク６とは夫々その幅方向に近接し、互いに接触する
ことなく配置され且つ、夫々の第一タンク５どうしを連
通する多数の第一偏平チューブ７と、第二タンク６どう
しを連通する多数の第二偏平チューブ８とが、互いにそ
の平面が面一になるように並列され、並列された第一偏
平チューブ７と第二偏平チューブ８とに跨がるようにコ
ルゲートフィン９が各偏平チューブ間に配置され、第一
偏平チューブ７の並列方向の最端位置に前記コルゲート
フィン９を介して第一端板10が配置され、第二偏平チュ
ーブ８の並列方向の最端位置に前記コルゲートフィン９
を介して第二端板11が配置され、両端板10，11は実質的
に互いに離間して配置され、前記第一端板10と第二端板
11との隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重
になると共に、その接続部が夫々の端板の平面に直交す
る方向に突設されて支持部12を構成し、その支持部12に
熱交換器支持用のボルト挿通孔13が穿設されたことを特
徴とする自動車用複合型熱交換器の支持部構造である。
は、夫々第一タンク本体１および第二タンク本体２の開
口縁に第一チューブプレート３および第二チューブプレ
ート４が被嵌された一対づつの第一タンク５および第二
タンク６を有し、一対の第一タンク５どうしおよび第二
タンク６どうしは夫々そのチューブプレート側の対向面
が互いに大きく離間して配置され、第一タンク５と第二
タンク６とは夫々その幅方向に近接し、互いに接触する
ことなく配置され且つ、夫々の第一タンク５どうしを連
通する多数の第一偏平チューブ７と、第二タンク６どう
しを連通する多数の第二偏平チューブ８とが、互いにそ
の平面が面一になるように並列され、並列された第一偏
平チューブ７と第二偏平チューブ８とに跨がるようにコ
ルゲートフィン９が各偏平チューブ間に配置され、第一
偏平チューブ７の並列方向の最端位置に前記コルゲート
フィン９を介して第一端板10が配置され、第二偏平チュ
ーブ８の並列方向の最端位置に前記コルゲートフィン９
を介して第二端板11が配置され、両端板10，11は実質的
に互いに離間して配置され、前記第一端板10と第二端板
11との隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重
になると共に、その接続部が夫々の端板の平面に直交す
る方向に突設されて支持部12を構成し、その支持部12に
熱交換器支持用のボルト挿通孔13が穿設されたことを特
徴とする自動車用複合型熱交換器の支持部構造である。
【０００５】この構造は、第一端板10と第二端板11との
隣接部分の一部のみが互いに接続されて二重になると共
に、その接続部が端板の平面に直交する方向に突設され
て支持部12を構成し、その支持部12に熱交換器支持用の
ボルト挿通孔13が穿設されたものである。従って、第一
端板10と第二端板11との一部を利用し、両者の中間をバ
ランス良く且つ、２つの熱交換器を簡単な構造で同時に
支持することができる。しかも、第一端板10と第二端板
11との接続部が二重となり、その二重の部分に支持部12
が構成されているから、強度が強く信頼性の高い支持部
構造を提供できる。次に請求項２記載の本発明は、前記
請求項１記載の発明の実施の形態であって、前記第一端
板10と第二端板11とが同一金属板からなり、前記支持部
12の位置のみで両者が一体化されている自動車用複合型
熱交換器の支持部構造である。この構造は、第一端板10
と第二端板11とが同一金属板からなり、その一部を突設
させて支持部12としたから、構造がさらに簡単となり、
量産性の高い自動車用複合型熱交換器の支持部構造とな
る。
隣接部分の一部のみが互いに接続されて二重になると共
に、その接続部が端板の平面に直交する方向に突設され
て支持部12を構成し、その支持部12に熱交換器支持用の
ボルト挿通孔13が穿設されたものである。従って、第一
端板10と第二端板11との一部を利用し、両者の中間をバ
ランス良く且つ、２つの熱交換器を簡単な構造で同時に
支持することができる。しかも、第一端板10と第二端板
11との接続部が二重となり、その二重の部分に支持部12
が構成されているから、強度が強く信頼性の高い支持部
構造を提供できる。次に請求項２記載の本発明は、前記
請求項１記載の発明の実施の形態であって、前記第一端
板10と第二端板11とが同一金属板からなり、前記支持部
12の位置のみで両者が一体化されている自動車用複合型
熱交換器の支持部構造である。この構造は、第一端板10
と第二端板11とが同一金属板からなり、その一部を突設
させて支持部12としたから、構造がさらに簡単となり、
量産性の高い自動車用複合型熱交換器の支持部構造とな
る。
【０００６】次に請求項３記載の本発明は、夫々第一タ
ンク本体１および第二タンク本体２の開口縁に第一チュ
ーブプレート３および第二チューブプレート４が被嵌さ
れた一対づつの第一タンク５および第二タンク６を有
し、一対の第一タンク５どうしおよび第二タンク６どう
しは夫々そのチューブプレート側の対向面が互いに大き
く離間して配置され、第一タンク５と第二タンク６とは
夫々その幅方向に近接し、互いに接触することなく配置
され且つ、夫々の第一タンク５どうしを連通する多数の
第一偏平チューブ７と、第二タンク６どうしを連通する
多数の偏平チューブ８とが、互いにその平面が面一にな
るように並列され、並列された第一偏平チューブ７と第
二偏平チューブ８とに跨がるようにコルゲートフィン９
が各偏平チューブ間に配置され、第一偏平チューブ７の
並列方向の最端位置に前記コルゲートフィン９を介して
第一端板10が配置され、第二偏平チューブ８の並列方向
の最端位置に前記コルゲートフィン９を介して第二端板
11が配置され、両端板10，11は実質的に互いに離間して
配置され、前記第一チューブプレート３と第二チューブ
プレート４との隣接する部分の一部のみが互いに接続さ
れて二重になると共に、夫々のチューブプレートの平面
に直交する方向に突設されて支持部14が構成され、その
支持部14に熱交換器支持用のボルト挿通孔15が穿設され
たことを特徴とする自動車用複合型熱交換器の支持部構
造である。
ンク本体１および第二タンク本体２の開口縁に第一チュ
ーブプレート３および第二チューブプレート４が被嵌さ
れた一対づつの第一タンク５および第二タンク６を有
し、一対の第一タンク５どうしおよび第二タンク６どう
しは夫々そのチューブプレート側の対向面が互いに大き
く離間して配置され、第一タンク５と第二タンク６とは
夫々その幅方向に近接し、互いに接触することなく配置
され且つ、夫々の第一タンク５どうしを連通する多数の
第一偏平チューブ７と、第二タンク６どうしを連通する
多数の偏平チューブ８とが、互いにその平面が面一にな
るように並列され、並列された第一偏平チューブ７と第
二偏平チューブ８とに跨がるようにコルゲートフィン９
が各偏平チューブ間に配置され、第一偏平チューブ７の
並列方向の最端位置に前記コルゲートフィン９を介して
第一端板10が配置され、第二偏平チューブ８の並列方向
の最端位置に前記コルゲートフィン９を介して第二端板
11が配置され、両端板10，11は実質的に互いに離間して
配置され、前記第一チューブプレート３と第二チューブ
プレート４との隣接する部分の一部のみが互いに接続さ
れて二重になると共に、夫々のチューブプレートの平面
に直交する方向に突設されて支持部14が構成され、その
支持部14に熱交換器支持用のボルト挿通孔15が穿設され
たことを特徴とする自動車用複合型熱交換器の支持部構
造である。
【０００７】この支持部構造は、第一チューブプレート
３と第二チューブプレート４との隣接する部分の一部を
二重にして、そこに支持部14が突設されたものであるか
ら、請求項１記載の発明同様に、複合型熱交換器のバラ
ンスを保ちつつ簡単な構造で複合型熱交換器の中間が確
実に支持される。それと共に、その支持構造が強固とな
る。また、請求項４記載の本発明は、請求項３記載の発
明の実施の形態であって、前記第一チューブプレート３
と第二チューブプレート４とが同一金属板からなり、前
記支持部14の位置のみで両者が一体化されている自動車
用複合型熱交換器の支持部構造である。この発明によれ
ば、部品点数が少なく簡単な構造で製造し易い支持部14
を形成することができる。
３と第二チューブプレート４との隣接する部分の一部を
二重にして、そこに支持部14が突設されたものであるか
ら、請求項１記載の発明同様に、複合型熱交換器のバラ
ンスを保ちつつ簡単な構造で複合型熱交換器の中間が確
実に支持される。それと共に、その支持構造が強固とな
る。また、請求項４記載の本発明は、請求項３記載の発
明の実施の形態であって、前記第一チューブプレート３
と第二チューブプレート４とが同一金属板からなり、前
記支持部14の位置のみで両者が一体化されている自動車
用複合型熱交換器の支持部構造である。この発明によれ
ば、部品点数が少なく簡単な構造で製造し易い支持部14
を形成することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の各
実施の形態を説明する。図１は本発明の支持部構造を有
する自動車用複合型熱交換器の要部分解斜視図であり、
図２は同組立図である。これらの図面は、熱交換器の上
部で且つ右端部を示してあり、下端部及び左端部はこれ
らの図とほぼ対称な構造を有する。この実施の形態にお
いては、夫々第一タンク本体１及び第二タンク本体２の
開口縁に第一チューブプレート３及び第二チューブプレ
ート４が夫々被嵌されて、一対づつの第一タンク５，第
二タンク６を有する。そして一対の第一タンク５どうし
及び第二タンク６どうしは、そのチューブプレート側の
対向面が互いに大きく離間して配置され、第一タンク５
と第二タンク６とは夫々その幅方向に近接して互いに接
触することなく配置されている。そして夫々の第一タン
ク５どうしを多数の並列された第一偏平チューブ７で連
通すると共に、第二タンク６どうしを多数の第二偏平チ
ューブ８により連通する。そして第二偏平チューブ８と
第一偏平チューブ７とは、その夫々の平面が面一になる
ように配置されている。
実施の形態を説明する。図１は本発明の支持部構造を有
する自動車用複合型熱交換器の要部分解斜視図であり、
図２は同組立図である。これらの図面は、熱交換器の上
部で且つ右端部を示してあり、下端部及び左端部はこれ
らの図とほぼ対称な構造を有する。この実施の形態にお
いては、夫々第一タンク本体１及び第二タンク本体２の
開口縁に第一チューブプレート３及び第二チューブプレ
ート４が夫々被嵌されて、一対づつの第一タンク５，第
二タンク６を有する。そして一対の第一タンク５どうし
及び第二タンク６どうしは、そのチューブプレート側の
対向面が互いに大きく離間して配置され、第一タンク５
と第二タンク６とは夫々その幅方向に近接して互いに接
触することなく配置されている。そして夫々の第一タン
ク５どうしを多数の並列された第一偏平チューブ７で連
通すると共に、第二タンク６どうしを多数の第二偏平チ
ューブ８により連通する。そして第二偏平チューブ８と
第一偏平チューブ７とは、その夫々の平面が面一になる
ように配置されている。
【０００９】そして並列された第一偏平チューブ７と第
二偏平チューブ８とに跨がるように、夫々のコルゲート
フィン９が各偏平チューブ間に配置されている。第一偏
平チューブ７の最上位置及び最下位置にはコルゲートフ
ィン９を介して第一端板10が配置され、第二偏平チュー
ブ８の最上位置及び最下位置にはコルゲートフィン９を
介して第二端板11が配置されている。この第一端板10と
第二端板11は夫々同一材料からなり、その両端部のみで
両者が接続されている。その接続部は夫々の平面に垂直
に立ち上げられて、二重構造の支持部12を構成する。そ
の支持部12の基部は段付状に広がり、第一端板10及び第
二端板11の縁部に一体化されている。そして支持部12に
は、ボルト挿通孔13が穿設されている。このように第一
端板10と第二端板11との大部分を互いに分離するのは、
エンジン冷却水冷却用の熱交換器に流通する冷却水温度
が、車内冷房用コンデンサに流通する冷媒温度よりも高
温であるので、端板を介して両熱交換器間に熱伝導が生
じないように所定の間隔を空けたものである。
二偏平チューブ８とに跨がるように、夫々のコルゲート
フィン９が各偏平チューブ間に配置されている。第一偏
平チューブ７の最上位置及び最下位置にはコルゲートフ
ィン９を介して第一端板10が配置され、第二偏平チュー
ブ８の最上位置及び最下位置にはコルゲートフィン９を
介して第二端板11が配置されている。この第一端板10と
第二端板11は夫々同一材料からなり、その両端部のみで
両者が接続されている。その接続部は夫々の平面に垂直
に立ち上げられて、二重構造の支持部12を構成する。そ
の支持部12の基部は段付状に広がり、第一端板10及び第
二端板11の縁部に一体化されている。そして支持部12に
は、ボルト挿通孔13が穿設されている。このように第一
端板10と第二端板11との大部分を互いに分離するのは、
エンジン冷却水冷却用の熱交換器に流通する冷却水温度
が、車内冷房用コンデンサに流通する冷媒温度よりも高
温であるので、端板を介して両熱交換器間に熱伝導が生
じないように所定の間隔を空けたものである。
【００１０】次に、第一端板10及び第二端板11の先端に
は爪部21が突設されている。そして夫々の爪部21に整合
する係止孔22が、第一チューブプレート３，第二チュー
ブプレート４に穿設されている。また、第一タンク本体
１及び第二タンク本体２の上下両端には端蓋19，20が嵌
着する。夫々の端蓋19，20には爪部21が突設され、その
爪部21に整合する係止孔22が、第一タンク本体１、第二
タンク本体２、第一チューブプレート３並びに第二チュ
ーブプレート４に夫々穿設されている。第一タンク本体
１にはエンジン冷却水用の出入口パイプ24が、第二タン
ク本体２には冷媒用の出入口パイプ25が接続される。な
お、この例では熱交換器の各部品はアルミニュームまた
はその合金材からなり、互いに接続される少なくとも一
方の部品に予めろう付け用のろう材が被覆されている。
は爪部21が突設されている。そして夫々の爪部21に整合
する係止孔22が、第一チューブプレート３，第二チュー
ブプレート４に穿設されている。また、第一タンク本体
１及び第二タンク本体２の上下両端には端蓋19，20が嵌
着する。夫々の端蓋19，20には爪部21が突設され、その
爪部21に整合する係止孔22が、第一タンク本体１、第二
タンク本体２、第一チューブプレート３並びに第二チュ
ーブプレート４に夫々穿設されている。第一タンク本体
１にはエンジン冷却水用の出入口パイプ24が、第二タン
ク本体２には冷媒用の出入口パイプ25が接続される。な
お、この例では熱交換器の各部品はアルミニュームまた
はその合金材からなり、互いに接続される少なくとも一
方の部品に予めろう付け用のろう材が被覆されている。
【００１１】而して、夫々の第一偏平チューブ７，第二
偏平チューブ８の端部を第一チューブプレート３，第二
チューブプレート４のチューブ挿通孔18に挿通すると共
に、各チューブ間にコルゲートフィン９を配置し、それ
らの上下両端に第一端板10，第二端板11を配置する。そ
して第一端板10，第二端板11の爪部21を第一チューブプ
レート３，第二チューブプレート４の係止孔22に挿通
し、その先端部をカシメることにより第１の熱交換器コ
アと第二の熱交換器コアとを夫々位置決めする。次い
で、第一タンク本体１，第二タンク本体２を第一チュー
ブプレート３，第二チューブプレート４に被嵌すると共
に、夫々の上下両端に端蓋19，20を嵌入し、その爪部21
を係止孔22に挿入する。そして爪部21の先端を図２に示
す如くカシメることにより、第一タンク５，第二タンク
６を位置決め固定する。
偏平チューブ８の端部を第一チューブプレート３，第二
チューブプレート４のチューブ挿通孔18に挿通すると共
に、各チューブ間にコルゲートフィン９を配置し、それ
らの上下両端に第一端板10，第二端板11を配置する。そ
して第一端板10，第二端板11の爪部21を第一チューブプ
レート３，第二チューブプレート４の係止孔22に挿通
し、その先端部をカシメることにより第１の熱交換器コ
アと第二の熱交換器コアとを夫々位置決めする。次い
で、第一タンク本体１，第二タンク本体２を第一チュー
ブプレート３，第二チューブプレート４に被嵌すると共
に、夫々の上下両端に端蓋19，20を嵌入し、その爪部21
を係止孔22に挿入する。そして爪部21の先端を図２に示
す如くカシメることにより、第一タンク５，第二タンク
６を位置決め固定する。
【００１２】このように組立てられた複合型熱交換器
は、高温の炉内に挿入され、各部品に被覆されたろう材
を溶融し、次いでそれを冷却固化することより、各部品
間を一体的に且つ液密にろう付け固定し、複合型熱交換
器を完成する。そして図２の如く完成された熱交換器
は、エンジンルーム内の支持体16が支持部12に被嵌さ
れ、ボルト17を介して両者間が一体的に固定される。な
お、熱交換器の下端は適宜な公知の支持方法により支持
される。次に、図３は本発明の支持構造において、第一
端板10，第二端板11の他の例であり、この例では両者が
別の板材からなり、支持部12において両者が一体的に接
合固定されるものである。そしてその他の構造は、図１
及び図２のそれと同様である。
は、高温の炉内に挿入され、各部品に被覆されたろう材
を溶融し、次いでそれを冷却固化することより、各部品
間を一体的に且つ液密にろう付け固定し、複合型熱交換
器を完成する。そして図２の如く完成された熱交換器
は、エンジンルーム内の支持体16が支持部12に被嵌さ
れ、ボルト17を介して両者間が一体的に固定される。な
お、熱交換器の下端は適宜な公知の支持方法により支持
される。次に、図３は本発明の支持構造において、第一
端板10，第二端板11の他の例であり、この例では両者が
別の板材からなり、支持部12において両者が一体的に接
合固定されるものである。そしてその他の構造は、図１
及び図２のそれと同様である。
【００１３】次に、図４及び図５に示す支持部構造は、
その支持部14が第一チューブプレート３，第二チューブ
プレート４の接続部に形成された例である。即ち、図４
において第一チューブプレート３と第二チューブプレー
ト４とが上下両端部において一体化され、夫々の平面に
直交して支持部14が突設される。この支持部14の長さ
は、第一タンク５，第二タンク６の側方幅よりも長くな
っている。そしてこの支持部14の先端部に、ボルト挿通
孔15が穿設されている。そして支持部14は、図５に示す
如く第一タンク５と第二タンク６との境界部に突出さ
れ、夫々の第一チューブプレート３，第二チューブプレ
ート４に各タンク本体が被着され、第一タンク５，第二
タンク６を構成する。そして各部品間が一体的に且つ液
密にろう付け固定され、支持部14のボルト挿通孔15を介
し且つ、グロメット23及び適宜な締結具を介してこの複
合型熱交換器がエンジンルーム内に支持される。
その支持部14が第一チューブプレート３，第二チューブ
プレート４の接続部に形成された例である。即ち、図４
において第一チューブプレート３と第二チューブプレー
ト４とが上下両端部において一体化され、夫々の平面に
直交して支持部14が突設される。この支持部14の長さ
は、第一タンク５，第二タンク６の側方幅よりも長くな
っている。そしてこの支持部14の先端部に、ボルト挿通
孔15が穿設されている。そして支持部14は、図５に示す
如く第一タンク５と第二タンク６との境界部に突出さ
れ、夫々の第一チューブプレート３，第二チューブプレ
ート４に各タンク本体が被着され、第一タンク５，第二
タンク６を構成する。そして各部品間が一体的に且つ液
密にろう付け固定され、支持部14のボルト挿通孔15を介
し且つ、グロメット23及び適宜な締結具を介してこの複
合型熱交換器がエンジンルーム内に支持される。
【００１４】次に、図６は本発明の他の支持構造であっ
て、図５のそれと異なる点は支持部14が鈎型に曲折され
た点である。これは、エンジンルーム内の支持体の位置
に合わせて支持部14を曲折したものである。次に、図７
は第一チューブプレート３，第二チューブプレート４が
夫々別のプレート材からなり、両者が支持部14において
一体的に接続固定されるものである。なお、支持部14ど
うしの接続はろう付けに限ることなく、適宜なカラー及
び締結具を介して強固に締結固定されれば足りる。
て、図５のそれと異なる点は支持部14が鈎型に曲折され
た点である。これは、エンジンルーム内の支持体の位置
に合わせて支持部14を曲折したものである。次に、図７
は第一チューブプレート３，第二チューブプレート４が
夫々別のプレート材からなり、両者が支持部14において
一体的に接続固定されるものである。なお、支持部14ど
うしの接続はろう付けに限ることなく、適宜なカラー及
び締結具を介して強固に締結固定されれば足りる。
【００１５】
【発明の効果】本発明の自動車用複合型熱交換器の支持
部構造は、夫々多数の第一偏平チューブ７と第二偏平チ
ューブ８とを有する一対の第一タンク本体１及び一対の
第二タンク本体２が並列して配置され、第一偏平チュー
ブ７と第二偏平チューブ８とに跨がるようにコルゲート
フィン９が配置されて、二つの熱交換器コアが一体化さ
れた複合型熱交換器であって、第一端板10と第二端板11
との隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重に
なると共に、その接続部が突設されて支持部12を構成
し、その支持部12に熱交換器支持用のボルト挿通孔13が
穿設されたものである。従って、支持部12は第一端板10
と第二端板11との隣接部に突設され、二つの熱交換器の
中間部をバランス良く支持できるように構成され、信頼
性の高い支持部構造となる。それと共に、その支持部は
第一端板10と第二端板11との隣接する部分の一部が互い
に接合された部分であるため、支持部12は板材が二重に
形成され、強度の強い支持部構造となる。
部構造は、夫々多数の第一偏平チューブ７と第二偏平チ
ューブ８とを有する一対の第一タンク本体１及び一対の
第二タンク本体２が並列して配置され、第一偏平チュー
ブ７と第二偏平チューブ８とに跨がるようにコルゲート
フィン９が配置されて、二つの熱交換器コアが一体化さ
れた複合型熱交換器であって、第一端板10と第二端板11
との隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重に
なると共に、その接続部が突設されて支持部12を構成
し、その支持部12に熱交換器支持用のボルト挿通孔13が
穿設されたものである。従って、支持部12は第一端板10
と第二端板11との隣接部に突設され、二つの熱交換器の
中間部をバランス良く支持できるように構成され、信頼
性の高い支持部構造となる。それと共に、その支持部は
第一端板10と第二端板11との隣接する部分の一部が互い
に接合された部分であるため、支持部12は板材が二重に
形成され、強度の強い支持部構造となる。
【００１６】また、請求項３記載の本発明は、一体化さ
れた複合型熱交換器において、第一チューブプレート３
と第二チューブプレート４との隣接部分の一部のみが互
いに接続されると共に、そのチューブプレートの平面に
直交する方向に支持部14が突設され、その支持部14に熱
交換器支持用のボルト挿通孔15が穿設されたものであ
る。この発明によっても、前記第１発明と同様に複合型
熱交換器をバランス良く支持できると共に、強度が大き
く信頼性の高い支持部構造を提供できる。
れた複合型熱交換器において、第一チューブプレート３
と第二チューブプレート４との隣接部分の一部のみが互
いに接続されると共に、そのチューブプレートの平面に
直交する方向に支持部14が突設され、その支持部14に熱
交換器支持用のボルト挿通孔15が穿設されたものであ
る。この発明によっても、前記第１発明と同様に複合型
熱交換器をバランス良く支持できると共に、強度が大き
く信頼性の高い支持部構造を提供できる。
【図１】本発明の支持部構造を有する自動車用複合型熱
交換器の要部分解斜視図。
交換器の要部分解斜視図。
【図２】同組立状態を示す斜視図。
【図３】本発明の支持部構造の他の例を示す分解斜視
図。
図。
【図４】本発明の支持部構造の他の例を示す斜視図。
【図５】同支持部構造の組立状態を示す斜視図。
【図６】本発明の支持部構造の組立状態の他の例を示す
斜視図。
斜視図。
【図７】本発明の支持部構造のさらに他の例を示す斜視
図。
図。
１ 第一タンク本体 ２ 第二タンク本体 ３ 第一チューブプレート ４ 第二チューブプレート ５ 第一タンク ６ 第二タンク ７ 第一偏平チューブ ８ 第二偏平チューブ ９ コルゲートフィン 10 第一端板 11 第二端板 12，14 支持部 13，15 ボルト挿通孔 16 支持体 17 ボルト 18 チューブ挿通孔 19，20 端蓋 21 爪部 22 係止孔 23 グロメット 24，25 出入口パイプ
Claims (4)
- 【請求項１】 夫々第一タンク本体１および第二タンク
本体２の開口縁に第一チューブプレート３および第二チ
ューブプレート４が被嵌された一対づつの第一タンク５
および第二タンク６を有し、 一対の第一タンク５どうしおよび第二タンク６どうしは
夫々そのチューブプレート側の対向面が互いに大きく離
間して配置され、第一タンク５と第二タンク６とは夫々
その幅方向に近接し、互いに接触することなく配置され
且つ、 夫々の第一タンク５どうしを連通する多数の第一偏平チ
ューブ７と、第二タンク６どうしを連通する多数の第二
偏平チューブ８とが、互いにその平面が面一になるよう
に並列され、 並列された第一偏平チューブ７と第二偏平チューブ８と
に跨がるようにコルゲートフィン９が各偏平チューブ間
に配置され、 第一偏平チューブ７の並列方向の最端位置に前記コルゲ
ートフィン９を介して第一端板10が配置され、第二偏平
チューブ８の並列方向の最端位置に前記コルゲートフィ
ン９を介して第二端板11が配置され、両端板10，11は実
質的に互いに離間して配置され、 前記第一端板10と第二端板11との隣接する部分の一部の
みが互いに接続されて二重になると共に、その接続部が
夫々の端板の平面に直交する方向に突設されて支持部12
を構成し、その支持部12に熱交換器支持用のボルト挿通
孔13が穿設されたことを特徴とする自動車用複合型熱交
換器の支持部構造。 - 【請求項２】 請求項１において、前記第一端板10と第
二端板11とが同一金属板からなり、前記支持部12の位置
のみで両者が一体化されている自動車用複合型熱交換器
の支持部構造。 - 【請求項３】 夫々第一タンク本体１および第二タンク
本体２の開口縁に第一チューブプレート３および第二チ
ューブプレート４が被嵌された一対づつの第一タンク５
および第二タンク６を有し、 一対の第一タンク５どうしおよび第二タンク６どうしは
夫々そのチューブプレート側の対向面が互いに大きく離
間して配置され、第一タンク５と第二タンク６とは夫々
その幅方向に近接し、互いに接触することなく配置され
且つ、 夫々の第一タンク５どうしを連通する多数の第一偏平チ
ューブ７と、第二タンク６どうしを連通する多数の偏平
チューブ８とが、互いにその平面が面一になるように並
列され、 並列された第一偏平チューブ７と第二偏平チューブ８と
に跨がるようにコルゲートフィン９が各偏平チューブ間
に配置され、 第一偏平チューブ７の並列方向の最端位置に前記コルゲ
ートフィン９を介して第一端板10が配置され、第二偏平
チューブ８の並列方向の最端位置に前記コルゲートフィ
ン９を介して第二端板11が配置され、両端板10，11は実
質的に互いに離間して配置され、 前記第一チューブプレート３と第二チューブプレート４
との隣接する部分の一部のみが互いに接続されて二重に
なると共に、夫々のチューブプレートの平面に直交する
方向に突設されて支持部14が構成され、その支持部14に
熱交換器支持用のボルト挿通孔15が穿設されたことを特
徴とする自動車用複合型熱交換器の支持部構造。 - 【請求項４】 請求項３において、前記第一チューブプ
レート３と第二チューブプレート４とが同一金属板から
なり、前記支持部14の位置のみで両者が一体化されてい
る自動車用複合型熱交換器の支持部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10095490A JPH11270994A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 自動車用複合型熱交換器の支持部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10095490A JPH11270994A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 自動車用複合型熱交換器の支持部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270994A true JPH11270994A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14139052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10095490A Pending JPH11270994A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 自動車用複合型熱交換器の支持部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270994A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1191298A2 (en) * | 2000-09-20 | 2002-03-27 | Visteon Global Technologies, Inc. | Heat exchanger construction |
| KR100851503B1 (ko) * | 2001-09-06 | 2008-08-08 | 한라공조주식회사 | 알루미늄 라디에이터 |
| JP2010019522A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Japan Climate Systems Corp | 熱交換器 |
| JP2022548216A (ja) * | 2019-09-20 | 2022-11-17 | 浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司 | 熱交換器 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10095490A patent/JPH11270994A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1191298A2 (en) * | 2000-09-20 | 2002-03-27 | Visteon Global Technologies, Inc. | Heat exchanger construction |
| EP1191298A3 (en) * | 2000-09-20 | 2004-01-14 | Visteon Global Technologies, Inc. | Heat exchanger construction |
| KR100851503B1 (ko) * | 2001-09-06 | 2008-08-08 | 한라공조주식회사 | 알루미늄 라디에이터 |
| JP2010019522A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Japan Climate Systems Corp | 熱交換器 |
| JP2022548216A (ja) * | 2019-09-20 | 2022-11-17 | 浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司 | 熱交換器 |
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