JPH11270818A - 廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用方法及び装置 - Google Patents

廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用方法及び装置

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JPH11270818A
JPH11270818A JP9068398A JP9068398A JPH11270818A JP H11270818 A JPH11270818 A JP H11270818A JP 9068398 A JP9068398 A JP 9068398A JP 9068398 A JP9068398 A JP 9068398A JP H11270818 A JPH11270818 A JP H11270818A
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residue
pyrolysis
melting
exhaust gas
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JP9068398A
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Mikio Mogi
幹夫 茂木
Yuichi Tago
祐一 田子
Munetaka Hagitani
宗高 萩谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱分解残渣に含まれる活性炭状残渣を、高価
な活性炭に代えて活性炭充填吸着塔で使用し、ダイオキ
シンを高度に処理する。 【解決手段】 廃棄物5を外熱キルン炉1で熱分解ガス
化し、熱分解残渣7を溶融炉10で溶融処理し、溶融排
ガス15を、バグフィルタ18と活性炭充填吸着塔19
を通してダイオキシンを高度に処理する。活性炭充填吸
着塔19には、溶融炉10に送る前の熱分解残渣7を選
別して分離させた活性炭状残渣7aを供給し、活性炭に
代えて吸着剤として使用する。使用済みの活性炭状残渣
7aを回収して溶融炉10で燃焼溶融処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみなどの廃棄
物を熱分解ガス化すると共に熱分解残渣を溶融させるよ
うにした廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の廃棄物の処理方式としては、焼却
炉にて廃棄物を燃焼するようにした燃焼方式が採用され
ている。
【0003】しかしながら、上記燃焼方式の場合には、
燃焼排ガス中に含まれるダイオキシン発生の問題があ
ること、ガス量が多く熱エネルギーの利用効率が悪い
こと、灰が多量に出るのでその処理が大変であるこ
と、埋立地の容量が限界に近付いてきていること、等
の問題が提起されている。
【0004】そのため、次世代の廃棄物処理方式とし
て、廃棄物を不活性雰囲気下で加熱して熱分解し、発生
した熱分解ガスと熱分解残渣を溶融炉で空気比1.3程
度の少ない空気量で高温にして燃焼させ、廃棄物中の灰
分を溶融スラグとして取り出すようにしたガス化・溶融
方式が開発され、一部で実証運転が行われている。かか
る方式では、廃棄物を熱分解ガス化するために、外熱キ
ルン方式を採用し、外部からの熱で廃棄物を間接的に加
熱、乾燥させて熱分解させるようにしている。
【0005】廃棄物を熱分解ガス化・溶融するために用
いられている熱分解ガス化溶融装置は、図3にその一例
の概要を示す如く、横向きに配置したロータリー型の外
熱キルン炉1の長手方向一端の入口に、投入ホッパ3を
備えた給じん機4を設けると共に、上記外熱キルン炉1
の長手方向他端の出口に、廃棄物5の熱分解ガス6と熱
分解残渣7とを分離する分離室2を設け、外熱キルン炉
1を低速で回転させた状態において、投入ホッパ3内へ
投入された廃棄物5を給じん機4によって外熱キルン炉
1内に徐々に供給しつつ、廃棄物5を外熱により加熱、
乾燥させて熱分解し、発生した熱分解ガス6を、分離室
2の上部に接続した熱分解ガスライン9を通して下流の
溶融炉10に送るようにし、一方、金属類を含む熱分解
残渣7は、有価金属8を回収してから熱分解残渣ライン
11により上記溶融炉10へ送り、更に高温燃焼させて
灰分を溶融スラグ12として取り出すようにしてある。
【0006】上記熱分解ガス化溶融装置では、熱分解残
渣7を溶融炉10で1300℃以上の高温で燃焼させる
ことにより、ダイオキシンの発生を抑えることができる
ものであるが、通常は、溶融炉10の溶融排ガスライン
13に廃熱回収ボイラ14を設けて溶融排ガス15の熱
エネルギーを回収するようにしているため、溶融排ガス
15の温度が下げられてしまうことによりダイオキシン
が再合成されてしまう。
【0007】そのため、廃熱回収ボイラ14の下流に、
ガス冷却室16を置いて溶融排ガス15の温度を更に低
下させ、ガス冷却室16で冷却した溶融排ガス15を、
消石灰17を添加した状態で排ガス処理装置としてのバ
グフィルタ18を通すようにしている。
【0008】しかし、上記バグフィルタ18は低温域で
運転することでダイオキシン除去率が高くなることが知
られており、ダイオキシンの処理に有効とされている
が、バグフィルタ18だけではダイオキシンを高度に処
理することはできない。そのため、排ガス処理装置とし
て、バグフィルタ18の更に下流に、活性炭充填吸着塔
(層)19を設置し、バグフィルタ18を通過した後の
溶融排ガス15を、活性炭充填吸着塔19を通して溶融
排ガス中のダイオキシンを活性炭に吸着させた後、必要
に応じて集じん機20で集じんしてから大気へ放出させ
る方式が提案されている。21は煙突を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、溶融排ガス
15中のダイオキシンを高度に処理する場合、バグフィ
ルタ18の下流で活性炭充填吸着塔19を通過させるこ
とは非常に有効ではあるものの、市販の活性炭は非常に
高価で且つ寿命も短いため、膨大な運転費用が掛かるこ
とになる。又、使用済みの活性炭にはダイオキシンが吸
着しているため、その処分が大きな問題となる。したが
って、上記提案されている方式は、有効でありながらほ
とんど採用されていないのが実状である。
【0010】そこで、本発明は、熱分解残渣が固定炭素
と灰分とからなる炭状であることに着目し、高価な活性
炭を使用しなくても活性炭充填吸着塔等の吸着剤の代わ
りとして使用することができるような廃棄物熱分解ガス
化溶融装置の熱分解残渣利用方法及び装置を提供しよう
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化し
た後の熱分解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に
送るようにしてある熱分解ガス化溶融装置の上記熱分解
残渣を、溶融炉に送る前に粒度選別して熱分解残渣ライ
ン外へ活性炭状残渣を取り出し、排ガスの処理を行わせ
るようにする廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣
利用方法とする。
【0012】溶融炉に送る前の熱分解残渣を粒度選別す
ると、活性炭に近い粒径成分の活性炭状残渣を取り出す
ことができるので、排ガス処理のために活性炭を使用す
る装置で活性炭の代わりに有効に活用することができる
ようになる。
【0013】又、廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化
した後の熱分解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉
に送り、溶融排ガスを排ガス処理装置に設けた活性炭充
填吸着塔を通してから放出させるようにしてある熱分解
ガス化溶融装置の上記熱分解残渣を、溶融炉に送る前に
粒度選別して、活性炭に近い粒径成分の活性炭状残渣を
熱分解残渣ライン外へ取り出し、該活性炭状残渣を上記
活性炭充填吸着塔に供給して溶融排ガスを処理するよう
にさせる廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用
方法とし、又、廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化し
た後の熱分解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に
送り、溶融排ガスを排ガス処理装置に設けた活性炭充填
吸着塔を通してから放出させるようにしてある熱分解ガ
ス化溶融装置の上記熱分解残渣ラインに、外熱キルン炉
から取り出された熱分解残渣を粒度選別する選別機を設
置し、且つ該粒度選別機で選別した活性炭状残渣を上記
活性炭充填吸着塔へ供給するための活性炭状残渣供給ラ
インを設け、該活性炭状残渣を溶融排ガスの処理に用い
るようにした構成を有する廃棄物熱分解ガス化溶融装置
の熱分解残渣利用装置とすることにより、活性炭充填吸
着塔で活性炭状残渣を活性炭の代わりに使用することが
でき、溶融排ガス中のダイオキシンを高度に処理するこ
とができるようになる。
【0014】更に、活性炭充填吸着塔で使用済みの活性
炭状残渣を、熱分解残渣ラインに戻して他の熱分解残渣
とともに溶融炉に導いて燃焼溶融処理するようにする廃
棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用方法と、
又、活性炭充填吸着塔で使用済みの活性炭状残渣を熱分
解残渣ラインに戻すようにする活性炭状残渣回収ライン
を、活性炭充填吸着塔と粒度選別機の下流側位置との間
に設けて吸着後の活性炭状残渣を溶融炉で燃焼溶融処理
させるようにした構成を有する廃棄物熱分解ガス化溶融
装置の熱分解残渣利用装置とすることにより、活性炭充
填吸着塔で使用した後のダイオキシンが吸着している活
性炭状残渣を、全量回収して溶融炉で高温燃焼溶融させ
ることができるので、処分上の問題がなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、図3に示したと同様に、廃棄物5を外熱キルン炉1
で熱分解ガス化した後の熱分解残渣7を、熱分解残渣ラ
イン11を通して溶融炉10に送り、溶融排ガス15
を、排ガス処理装置として溶融排ガスライン13に順次
設置したバグフィルタ18と活性炭充填吸着塔19を通
してから放出させるようにしてある廃棄物熱分解ガス化
溶融装置において、上記熱分解残渣ライン11の上流位
置に、外熱キルン炉1から取り出された熱分解残渣7中
から有価金属8を選別回収できると共に粒度選別により
活性炭に近い粒径成分の活性炭状残渣7aを分離できる
ようにした選別機22を設置し、且つ該選別機22で分
離された活性炭状残渣7aを上記活性炭充填吸着塔19
へ供給するための活性炭状残渣供給ライン23を設けた
構成とする。図3と同一部分には同一符号が付してあ
る。
【0017】外熱キルン炉1で廃棄物5が熱分解された
後の熱分解残渣7は分離室2の下部から外部に抜き出さ
れ、選別機22によって有価金属8が選別回収されると
共に、活性炭に近い粒形成分の活性炭状残渣7aが選別
分離される。その結果、活性炭状残渣7aが分離除去さ
れた後の熱分解残渣7が熱分解残渣ライン11を通って
溶融炉10に送られることになる。一方、上記活性炭状
残渣7aを、活性炭状残渣供給ライン23により活性炭
充填吸着塔19に供給し、活性炭の代わりに使用させる
ようにする。
【0018】したがって、溶融炉10から排出された溶
融排ガス15は廃熱回収ボイラ14、ガス冷却室16を
通過してから、バグフィルタ18で処理された後、活性
炭充填吸着塔19で熱分解残渣7aに溶融排ガス中のダ
イオキシンが吸着されることにより溶融排ガスが高度に
処理される。
【0019】上記において、市販の活性炭に代えて、活
性炭状残渣7aを活性炭充填吸着塔19で使用すること
により、活性炭が自給でき、又、交換も容易で設備費用
や運転費用はほとんどかからず、極めて有利である。
【0020】次に、図2は本発明の他の実施の形態を示
すもので、図1に示したものと同様な構成において、活
性炭充填吸着塔19でダイオキシンを吸着した使用済み
の活性炭状残渣7aを熱分解残渣ライン11に戻して溶
融炉10で燃焼溶融処理させるようにするための活性炭
状残渣回収ライン24を設けたものである。
【0021】活性炭充填吸着塔19内で使用した活性炭
状残渣7aにはダイオキシンが吸着された状態となって
いるが、この活性炭状残渣7aは本来、溶融炉10で高
温燃焼溶融処理すべきものを一時的に取り出したもので
あり、これを再び元のラインに戻すことにより、ダイオ
キシン吸着後の活性炭状残渣7aを全量回収することが
でき、設備規模を大型化する必要がなく処分上の問題も
全くなくなる。
【0022】なお、上記実施の形態では、廃棄物熱分解
ガス化溶融装置の溶融排ガスライン13中に設置した活
性炭充填吸着塔19に、選別機22で選別分離させた活
性炭状残渣7aを供給するようにした場合を示したが、
余剰分の該活性炭状残渣7aを、たとえば、他の焼却プ
ラントの排ガスライン中に設置した活性炭充填吸着塔等
の如き他の施設における排ガス処理のために活性炭を使
用する装置に、全量回収を前提として一時的に供給する
ようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、次の
如き優れた効果を発揮する。 (1) 廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化した後の熱分
解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に送るように
してある熱分解ガス化溶融装置の上記熱分解残渣を、溶
融炉に送る前に粒度選別して熱分解残渣ライン外へ活性
炭状残渣を取り出し、排ガスの処理を行わせるようにす
る廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣処理方法と
してあるので、活性炭を使用する装置で活性炭状残渣を
高価な活性炭の代りに有効に活用することができる。 (2) 廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化した後の熱分
解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に送り、溶融
排ガスを排ガス処理装置に設けた活性炭充填吸着塔を通
してから放出させるようにしてある熱分解ガス化溶融装
置の上記熱分解残渣を、溶融炉に送る前に粒度選別し
て、活性炭に近い粒径成分の活性炭状残渣を熱分解残渣
ライン外へ取り出し、該活性炭状残渣を上記活性炭充填
吸着塔に供給して溶融排ガスを処理するようにさせる廃
棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用方法とし、
又、廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化した後の熱分
解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に送り、溶融
排ガスを排ガス処理装置に設けた活性炭充填吸着塔を通
してから放出させるようにしてある熱分解ガス化溶融装
置の上記熱分解残渣ラインに、外熱キルン炉から取り出
された熱分解残渣を粒度選別する選別機を設置し、且つ
該粒度選別機で選別した活性炭状残渣を上記活性炭充填
吸着塔へ供給するための活性炭状残渣供給ラインを設
け、該活性炭状残渣を溶融排ガスの処理に用いるように
した構成を有する廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解
残渣利用装置とすることにより、活性炭充填吸着塔で活
性炭状残渣を活性炭の代りに使用することができるの
で、設備費用や運転費用の面で極めて有利であり、溶融
排ガスを活性炭充填吸着塔を通すことでダイオキシンを
高度に処理することができる。 (3) 活性炭充填吸着塔で使用済みの活性炭状残渣を熱分
解残渣ラインに戻して全量回収させるようにすることに
より、ダイオキシンを吸着した活性炭状残渣を溶融炉で
高温燃焼溶融させることができ、設備規模を大型化する
必要がなく処分上の問題をなくすことができる。更に、
余剰分は一時的に他施設に供給し、回収処理することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物熱分解ガス化溶融装置の実施の
一形態を示す概略図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す概略図である。
【図3】廃棄物熱分解ガス化溶融装置の一例を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 外熱キルン炉 5 廃棄物 7 熱分解残渣 7a 活性炭状残渣 10 溶融炉 11 熱分解残渣ライン 13 溶融排ガスライン 18 バグフィルタ 19 活性炭充填吸着塔 22 選別機 23 活性炭状残渣供給ライン 24 活性炭状残渣回収ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/20 ZAB F23G 5/20 ZABA 5/44 ZAB 5/44 ZABZ F23J 15/00 ZAB F23J 15/00 ZABJ (72)発明者 萩谷 宗高 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化し
    た後の熱分解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に
    送るようにしてある熱分解ガス化溶融装置の上記熱分解
    残渣を、溶融炉に送る前に粒度選別して熱分解残渣ライ
    ン外へ活性炭状残渣を取り出し、排ガスの処理を行わせ
    るようにすることを特徴とする廃棄物熱分解ガス化溶融
    装置の熱分解残渣利用方法。
  2. 【請求項2】 廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化し
    た後の熱分解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に
    送り、溶融排ガスを排ガス処理装置に設けた活性炭充填
    吸着塔を通してから放出させるようにしてある熱分解ガ
    ス化溶融装置の上記熱分解残渣を、溶融炉に送る前に粒
    度選別して、活性炭に近い粒径成分の活性炭状残渣を熱
    分解残渣ライン外へ取り出し、該活性炭状残渣を上記活
    性炭充填吸着塔に供給して溶融排ガスを処理するように
    させることを特徴とする廃棄物熱分解ガス化溶融装置の
    熱分解残渣利用方法。
  3. 【請求項3】 活性炭充填吸着塔で使用済みの活性炭状
    残渣を、熱分解残渣ラインに戻して他の熱分解残渣とと
    もに溶融炉に導いて燃焼溶融処理するようにする請求項
    2記載の廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用
    方法。
  4. 【請求項4】 廃棄物を外熱キルン炉で熱分解ガス化し
    た後の熱分解残渣を熱分解残渣ラインを通して溶融炉に
    送り、溶融排ガスを排ガス処理装置に設けた活性炭充填
    吸着塔を通してから放出させるようにしてある熱分解ガ
    ス化溶融装置の上記熱分解残渣ラインに、外熱キルン炉
    から取り出された熱分解残渣を粒度選別する選別機を設
    置し、且つ該粒度選別機で選別した活性炭状残渣を上記
    活性炭充填吸着塔へ供給するための活性炭状残渣供給ラ
    インを設け、該活性炭状残渣を溶融排ガスの処理に用い
    るようにした構成を有することを特徴とする廃棄物熱分
    解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用装置。
  5. 【請求項5】 活性炭充填吸着塔で使用済みの活性炭状
    残渣を熱分解残渣ラインに戻すようにする活性炭状残渣
    回収ラインを、活性炭充填吸着塔と粒度選別機の下流側
    位置との間に設けて吸着後の活性炭状残渣を溶融炉で燃
    焼溶融処理させるようにした請求項4記載の廃棄物熱分
    解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用装置。
JP9068398A 1998-03-20 1998-03-20 廃棄物熱分解ガス化溶融装置の熱分解残渣利用方法及び装置 Pending JPH11270818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100337059C (zh) * 2003-06-27 2007-09-12 清华大学 一种回转窑垃圾气化、炭灰共融的多级焚烧方法及其系统
CN114806613A (zh) * 2021-01-28 2022-07-29 柯世苑 废弃物处理炉及具有该废弃物处理炉的处理设备

Cited By (3)

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