JPH11270761A - 細径金属配管相互の接続継手 - Google Patents

細径金属配管相互の接続継手

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JPH11270761A
JPH11270761A JP10094118A JP9411898A JPH11270761A JP H11270761 A JPH11270761 A JP H11270761A JP 10094118 A JP10094118 A JP 10094118A JP 9411898 A JP9411898 A JP 9411898A JP H11270761 A JPH11270761 A JP H11270761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の継手本体を不要となし、接続部全体を
コンパクトとなして狭い場所での接続、配設を容易とな
してその適応性を高めるとともに、シート部材を介在し
たナット相互の直接螺合締付けによって接続、取外し時
の作業上の煩わしさをなくし、また接続部を相手部材に
固定可能となして使用時の振れや揺動を皆無となして継
手部材の耐久性を確保する。 【解決手段】 接続端部にそれぞれフレアーを形成した
管体の接続頭部の対向面間に、軸芯部に連通孔を貫設し
て両側面を傾斜受圧面となしかつ直径が袋ナットまたは
スリーブの雌ねじの山径より大きく谷径より小さい寸法
を有する算盤珠上のシート部材を、前記頭部の一方側に
組込まれた袋ナットまたはスリーブに内装した状態をも
って、それぞれの接続頭部を該シート部材のなす受圧面
と、袋ナットおよび締付けナットまたは一対のフレアー
ナットのなす押圧面により、これらナット相互の螺合締
付けに伴って一括挟圧して接続構成する。また、袋ナッ
トまたはスリーブにブラケットを設けて相手部材に固定
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に自動車ある
いは各種の機械、装置等に給油、給気の供給路として配
設される管径20m/m程度以下の比較的細径からなる
金属配管相互の接続継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管相互の接続継手とし
ては、例えば図9に示すごとく、軸芯内部に連通孔13
−1並びに該連通孔の周りの内部底壁に位置して両側に
突起した傾斜状の受圧面13−2、13−3を一体に設
けた筒状継手本体13を使用し、接続端部にフレアーを
形成したそれぞれの管体11、12の接続頭部11−
1、12−1を前記筒状継手本体13の左右の凹部に挿
入して前記受圧面13−2、13−3に当接した状態
で、それぞれの締付けナット14、15による押圧面1
4−1、15−1によりこれらナットの前記継手本体へ
の螺合締付けによって両接続頭部11−1、12−1を
挟圧して接続、構成するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記受圧面13−2、13
−3を切削加工により、しかも小径からなる左右の内部
底壁に一体に設ける継手本体13によって、凹部でのこ
れら成形加工を極めて複雑となして加工性を著しく阻害
することとなり、また製品形状を概して太径となす継手
本体13自体の構造と、ナット14、15による両側か
らの螺合締付けによる接続部全体のなす軸芯方向への長
尺構造とによって、総じて製品重量を増して狭い場所で
の使用上の制限を余儀なくされることとなった。さら
に、前記両側での螺合締付けによってその接続、取外し
時に作業上の煩わしさを招く問題を有するものであっ
た。
【0004】本発明は、従来技術の前記問題を解決すべ
くなされたもので、通常の継手本体での凹部における受
圧座面の切削加工を不要となすとともに、シート部材単
体の内装構造と、ナット相互の直接的もしくは間接的な
螺合締付けによる該シート部材の挟圧構造とにより、接
続部全体をコンパクトとなして狭い場所での接続、配設
を容易となしてその適応性を高めると共に、接続、取外
し時の作業上の煩わしさをなくし、迅速かつ確実に接続
することができ、さらに接続部を相手部材に容易に固定
可能となして使用時の揺動や振れによる接続部の損傷を
防止することができる細径金属配管相互の接続継手を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1の実施態様は、接続端部にそれぞれフレア
ーを形成した管体の接続頭部の対向面間に、軸芯部に連
通孔を貫設して両側面を傾斜受圧面となし、かつ直径d
が下記条件を満足する算盤珠状のシート部材を、前記頭
部の一方側に組込まれた袋ナットに内装した状態をもっ
て、それぞれの接続頭部を前記シート部材のなす受圧面
と、袋ナットおよび他方側の締付けナットのなす押圧面
により、これらナット相互の螺合締付けに伴って一括挟
圧して接続、構成した細径金属配管相互の接続継手を特
徴とするものである。 D<d<D d:算盤珠状シート部材の直径(mm) D:袋ナットの雌ねじの山径(mm) D:袋ナットの雌ねじの谷径(mm)
【0006】また本発明の第2の実施態様は、接続端部
にそれぞれフレアーを形成した管体の接続頭部の対向面
間に、軸芯部に連通孔を貫設して両側面を傾斜受圧面と
なし、かつ直径dが下記条件を満足する算盤珠状のシー
ト部材を、前記頭部に組込まれた一対のフレアーナット
が螺合されるスリーブに内装した状態をもって、それぞ
れの接続頭部を前記シート部材のなす受圧面と、一対の
フレアーナットのなす押圧面により、これらフレアーナ
ットの前記スリーブへの相互の螺合締付けに伴って一括
挟圧して接続、構成した細径金属配管相互の接続継手を
特徴とするものである。 D<d<D d:算盤珠状シート部材の直径(mm) D:スリーブの雌ねじの山径(mm) D:スリーブの雌ねじの谷径(mm)
【0007】さらに本発明は前記条件を d−D≦0.5、 好ましくは d−D≦0.3 としたことを特徴とし、また前記袋ナットまたはスリー
ブと一体的に固定用ブラケットを設け、該ブラケットを
介して接続継手を相手部材にボルト・ナット方式にて固
定する構造となしたことを特徴とするものである。
【0008】本発明において、袋ナットと締付けナット
または一対のフレアーナットに内装する算盤珠状のシー
ト部材の直径dを袋ナットまたはスリーブの雌ねじの山
径より大きく、同雌ねじの谷径より小さい寸法に限定し
たのは、以下に示す理由による。すなわち、 D<d<D d:算盤珠状シート部材の直径(mm) D:袋ナットまたはスリーブの雌ねじの山径(mm) D:袋ナットまたはスリーブの雌ねじの谷径(mm) としたのはシート部材の挿入が可能で、挿入後抜出すこ
とがないからで、また好ましくは d−D≦0.5 とした理由は挿入力は大きいが、抜けに対する信頼性が
高いからで、さらに好ましくは d−D≦0.3 とした理由は小さな挿入力でセット可能となるからであ
る。
【0009】本発明でこのような構成を有するために、
袋ナットまたはスリーブの端部よりシート部材を挿入す
るときに、シート部材の最外周の薄肉の尖端状頂部およ
び雌ねじの螺旋状の谷部の頂部は接触しても主として弾
性変形して僅かな押込み力で挿入できるとともに、前記
弾性変形は挿入後に回復して振動などによってはシート
部材が抜出すことがないからである。
【0010】また、袋ナットまたはスリーブに設けたブ
ラケットにて接続継手を相手部材に固定する手段を講じ
たのは、該接続継手使用時における振れや揺動を防止す
るためであり、これにより接続継手の損傷や配管の変
形、損傷を防ぐことができる。
【0011】以上のように本発明では、直径dが上記条
件を満足する算盤珠状のシート部材の作用と、該シート
部材を介在したナット相互の直接的または間接的な螺合
締付けによりシート部材の受圧面と両ナットの押圧面と
により管体のフレアーを挟圧する構造とによって、接続
部全体のコンパクト化がはかられるとともに、接続、取
外し作業を簡易迅速に行うことができ、さらに狭い場所
にあっても配設を簡便となしてその適応性を高めること
ができることとなる。また、接続継手はブラケットを介
して相手部材に固定することができるので、接続継手使
用時における振れや揺動を皆無となして継手部材の耐久
性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る細径金属配管
相互の接続継手の一構造例を一部切欠いて示す縦断側面
図、図2は同上の接続継手における袋ナットを示す拡大
縦断側面図、図3は同上の接続継手におけるシート部材
単体を示す図で、(a)は拡大正面図、(b)は同上の
シート部材単体の拡大側面図、図4は本発明に係る細径
金属配管相互の接続継手の他の構造例を示す図で、
(a)は一部切欠いて示す縦断側面図、(b)は(a)
で用いたスリーブの縦断面図、図5〜図8は同上の接続
継手におけるブラケット付き袋ナットあるいはスリーブ
を例示したもので、図5はナット本体と一体成型したブ
ラケットを有する袋ナットあるいはスリーブを示す斜視
図、図6はナット本体に溶接またはろう付けにて取付け
たブラケットを有する袋ナットあるいはスリーブを示す
斜視図、図7はナット本体に着脱可能に外嵌したL字形
のブラケットを有する袋ナットあるいはスリーブを示す
斜視図、図8はナット本体に一体的に外嵌したクランプ
形のブラケットを有する袋ナットあるいはスリーブを示
す斜視図であり、1、2は管径20m/m程度以下の比
較的細径からなる金属管体、1−1、2−1はフレアー
からなる接続頭部、3は算盤珠状のシート部材、3−1
は連通孔、3−2、3−3は傾斜受圧面、4は袋ナッ
ト、5は締付けナット、6−1〜6−4はブラケット、
7はスリーブ、8a、8bは一対のフレアーナットであ
る。
【0013】金属管体1、2は、それぞれ接続端部にフ
レアーからなる接続頭部1−1、2−1を形成したもの
で、この両金属管体1、2の接続頭部1−1、2−1の
なす対向面間に、軸芯部に連通孔3−1を貫設してその
両側面を傾斜受圧面3−2、3−3となす算盤珠状のシ
ート部材3を、前記接続頭部1−1側に組込まれた袋ナ
ット4の内側底部付近に内装する。
【0014】袋ナット4は、図2に拡大して示すごと
く、軸芯部に金属管体1の挿入孔4−1と、締付けナッ
ト5のねじ孔4−2が貫設され、かつ挿入孔4−1とね
じ孔4−2の間には前記接続頭部1−1の傾斜押圧面4
−4が形成されている。ここで、ねじ孔4−2の雌ねじ
4−3は、特に限定するものではないが、算盤珠状のシ
ート部材3の大きさとの関係で切削ねじよりも転造ねじ
とすると、ねじ山の頂部に切削によるバリがなくて好ま
しい。
【0015】算盤珠状のシート部材3は、図3に拡大し
て示すごとく、直径dを前記袋ナットの雌ねじ4−3の
山径より大きく、同雌ねじの谷径より小さい寸法とす
る。このシート部材3は、前記接続頭部1−1側に組込
まれた袋ナット4の内側底部付近に内装した状態で、そ
れぞれの接続頭部1−1、2−1をシート部材の傾斜受
圧面3−2、3−3と、袋ナット4および他方側の締付
けナット5のなす押圧面4−4、5−1により、これら
ナット相互の直接の螺合締付けによって各管体1、2の
接続頭部1−1、2−1を一括挟圧して接続するもので
ある。
【0016】図1〜図3は袋ナット4と締付けナット5
との相互の直接の螺合締付けによって各管体1、2の接
続頭部1−1、2−1を一括挟圧して接続する例を示し
たが、本発明はこのような例に限らず図4のような構成
にも適用できる。図4においては、図1と同様に構成さ
れた金属管体1、2の接続頭部1−1、2−1のなす対
向面間に、図3と同様に構成されたシート部材3を、例
えば接続頭部1−1側に組込まれた一方のフレアーナッ
ト8aの傾斜押圧面8a−4およびシート部材3の傾斜
受圧面3−2と当接するよう該フレアーナット8aをそ
の一端に螺合したスリーブ7に内装する。なお該スリー
ブ7の内周面には前記袋ナットと同様に転造ねじなどに
よる雌ねじ7−3が形成されている。
【0017】一方金属管体2の接続頭部2−1側に組込
まれた他方のフレアーナット8bをスリーブ7の他端に
螺合し、その傾斜押圧面8b−4をシート部材3の傾斜
受圧座面3−3に当接してこれらフレアーナット8a、
8bをスリーブ7にさらに螺合締付けることによって各
管体1、2の接続頭部1−1、2−1を一括挟圧して接
続するものである。なお図4に示す例では一対のフレア
ーナット8a、8bを必要とするが、スリーブ7の雌ね
じ7−3は貫通孔部分に形成するために図1および図2
に示す袋ナット4に雌ねじを形成する場合に比べて加工
性は優れている。
【0018】つぎに、接続継手を相手部材に固定する手
段としては、図5〜図8に例示したごとく、袋ナット4
またはスリーブ7と一体的に固定用ブラケット6−1〜
6−4を設け、該ブラケットを介して接続継手を相手部
材にボルト・ナット方式にて固定する手段を用いる。す
なわち、図5に示す固定手段は、袋ナット4はたはスリ
ーブ7とブラケット6−1を一体成型し、ブラケット6
−1に穿設したボルト孔6−1aに締結ボルト(図示せ
ず)を挿入して相手部材に固定する構造となしたもので
ある。つぎに図6に示す固定手段は、ボルト孔6−2a
を穿設したブラケットを袋ナット4またはスリーブ7に
溶接またはろう付けにて取付けた構造となしたものであ
る。また図7に示す固定手段は、断面L字形のブラケッ
ト6−3の垂直片部を袋ナット4またはスリーブ7に着
脱可能に外嵌固定し、水平片部に穿設したボルト孔6−
3aに締結ボルトを挿入して相手部材に固定する構造と
なしたものである。さらに図8に示す固定手段は、一枚
の金属板を折曲げて形成したクランプ形構造のブラケッ
ト6−4を袋ナット4またはスリーブ7に着脱可能に外
嵌固定し、ボルト孔6−4aに締結ボルトを挿入して相
手部材に固定する構造となしたものである。なお各ブラ
ケットに穿設するボルト孔6−1a〜6−4aは相手部
材のボルト孔との位置決めを容易にするために長孔とし
てもよい。
【0019】そして本発明では図2〜図4に詳細に示す
ように袋ナット4と締付けナット5またはスリーブ7に
内装する算盤珠状のシート部材3の直径dを袋ナット4
またはスリーブ7の雌ねじの山径Dより大きく、同雌
ねじの谷径Dより小さい寸法に限定したのは前述の通
り、シート部材3の袋ナット4またはスリーブ7への挿
入が可能で、挿入後僅かな振動などによって袋ナット4
またはスリーブ7からのシート部材3の抜出しが起こら
ないからである。なお d−D≦0.5 とすることが好ましく、さらに好ましくは d−D≦0.3 とすることである。
【0020】本発明でシート部材3と袋ナット4または
スリーブ7の寸法を上記のように規定することにより、
袋ナット4またはスリーブ7の端部よりシート部材3を
挿入するときに、シート部材3の最外周の薄肉の尖端状
頂部および雌ねじの谷部における螺旋状頂部は接触して
も主に弾性変形して僅かな押込み力で挿入できるととも
に、前記変形は挿入後に弾性回復し振動などによっては
抜出すことがないからである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る細径金
属配管相互の接続継手は、大きさを特定した算盤珠状の
シート部材単体の内装構造と、袋ナット、締付けナット
相互の直接螺合締付けあるいはスリーブへのフレアーナ
ット相互の間接螺合締付けによる前記シート部材を介在
した一括挟圧構造とにより構成されるため、継手本体を
不要となして接続部全体をコンパクトとなすことがで
き、したがって狭い場所での接続、配設を容易となして
その適応性を高めることができるとともに、接続、取外
し時の作業上の煩わしさをなくし、着脱作業を簡易迅速
に行うことができ、また該接続継手はブラケットを介し
て相手部材に固定することができるので、接続継手使用
時における振れや揺動を皆無となして継手部材の耐久性
を確保することができる等、多くの優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る細径金属配管相互の接続継手の構
造例を一部切欠いて示す縦断側面図である。
【図2】同上の接続継手における袋ナットを示す拡大縦
断側面図である。
【図3】同上の接続継手におけるシート部材単体を示す
図で、(a)はシート部材単体の拡大正面図、(b)は
シート部材単体の拡大側面図である。
【図4】本発明の対象とする従来の接続継手の構造例を
示す図で、(a)は一部切欠いて示す縦断側面図、
(b)は(a)で用いたスリーブの縦断面図である。
【図5】ナット本体と一体成型したブラケットを有する
袋ナットまたはスリーブを示す斜視図である。
【図6】ナット本体に溶接またはろう付けにて取付けた
ブラケットを有する袋ナットまたはスリーブを示す斜視
図である。
【図7】ナット本体に着脱可能に外嵌したL字形のブラ
ケットを有する袋ナットまたはスリーブを示す斜視図で
ある。
【図8】ナット本体に一体的に外嵌したクランプ形のブ
ラケットを有する袋ナットまたはスリーブを示す斜視図
である。
【図9】本発明の対象とする従来の接続継手の構造例を
一部切欠いて示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1、2 金属管体 1−1、2−1 接続頭部 3 シート部材 3−1 連通孔 3−2、3−3 受圧面 4 袋ナット 4−3 雌ねじ 5 締付けナット 6−1〜6−4 ブラケット 7 スリーブ 7−3 雌ねじ 8a、8b 一対のフレアーナット 8a−4、8b−4 傾斜押圧面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続端部にそれぞれフレアーを形成した
    管体の接続頭部の対向面間に、軸芯部に連通孔を貫設し
    て両側面を傾斜受圧面となし、かつ直径dが下記条件を
    満足する算盤珠状のシート部材を、前記頭部の一方側に
    組込まれた袋ナットに内装した状態をもって、それぞれ
    の接続頭部を前記シート部材のなす受圧面と、袋ナット
    および他方側の締付けナットのなす押圧面により、これ
    らナット相互の螺合締付けに伴って一括挟圧して接続、
    構成したことを特徴とする細径金属配管相互の接続継
    手。 D<d<D d:算盤珠状シート部材の直径(mm) D:袋ナットの雌ねじの山径(mm) D:袋ナットの雌ねじの谷径(mm)
  2. 【請求項2】 接続端部にそれぞれフレアーを形成した
    管体の接続頭部の対向面間に、軸芯部に連通孔を貫設し
    て両側面を傾斜受圧面となし、かつ直径dが下記条件を
    満足する算盤珠状のシート部材を、前記頭部に組込まれ
    た一対のフレアーナットが螺合されるスリーブに内装し
    た状態をもって、それぞれの接続頭部を前記シート部材
    のなす受圧面と、一対のフレアーナットのなす押圧面に
    より、これらフレアーナットの前記スリーブへの相互の
    螺合締付けに伴って一括挟圧して接続、構成したことを
    特徴とする細径金属配管相互の接続継手。 D<d<D d:算盤珠状シート部材の直径(mm) D:スリーブの雌ねじの山径(mm) D:スリーブの雌ねじの谷径(mm)
  3. 【請求項3】 前記条件を d−D≦0.5 としたことを特徴とする請求項1または2記載の細径金
    属配管相互の接続継手。
  4. 【請求項4】 前記条件を d−D≦0.3 としたことを特徴とする請求項3記載の細径金属配管相
    互の接続継手。
  5. 【請求項5】 前記袋ナットまたはスリーブと一体的に
    固定用ブラケットを設け、該ブラケットを介して接続継
    手を相手部材にボルト・ナット方式にて固定する構造と
    なしたことを特徴とする請求項1または2記載の細径金
    属配管相互の接続継手。
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EP1178255B1 (en) * 2000-06-28 2006-06-07 Pegler Limited Tube coupling
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