JPH11270701A - スロットルバルブ - Google Patents

スロットルバルブ

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JPH11270701A
JPH11270701A JP9060298A JP9060298A JPH11270701A JP H11270701 A JPH11270701 A JP H11270701A JP 9060298 A JP9060298 A JP 9060298A JP 9060298 A JP9060298 A JP 9060298A JP H11270701 A JPH11270701 A JP H11270701A
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hole
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heater
bonnet
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Toshiaki Iwabuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業能率の向上、ミニマム流量制御性の
向上、マキシマム流量制御性の向上等を図り、ボディと
弁体の加熱温度分布の向上により排ガス中の副生成物の
付着防止等を図る。 【解決手段】 ボディ1に流路2と直交方向の円筒状の
穴3を形成する。ボディ1に穴3を塞ぐボンネット8を
取付ける。方形板状の弁体13を一体に設けた軸部14
により穴3内で回転可能に支持する。ボディ1の穴3の
内壁に穴3の軸方向に沿って弁体13とで流路2を制御
し得る仕切体22を対向して設ける。ボディ1における
弁体13を囲む部分を被覆するように外部加熱用ヒータ
23を設ける。弁体13の穴18に内部加熱用ヒータ2
7を接触状態で内蔵させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流れを調節
するために用い、特に、半導体製造装置のプロセスチャ
ンバーの真空排気系に用いるのに適するスロットルバル
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいては、例え
ば、メタルCVDのように析出される材料を構成する元
素から成る一種、またはそれ以上の化合物・単体のガス
をチャンバー内に供給し、気相、または基板表面での化
学反応により基板上に所望の薄膜を形成し、また、シリ
コンナイトライドのようにエッチングガスをチャンバー
内に供給し、基板上の薄膜をエッチングする。このよう
な真空排気系でプロセスチャンバーの圧力制御を行うス
ロットルバルブとしては、一般的にバタフライバルブ構
造が採用されている。
【0003】上記のようなスロットルバルブにおいて
は、ガス中に含まれる副生成物(微粒子)がボディの内
面や弁体の外面等に付着し、この副生成物の付着量が増
加するのに伴って適切な開度調整を行うことができなく
なる。このようなスロットルバルブにおいてはボディお
よび弁体を180℃程度に加熱することにより、副生成
物がボディや弁体に付着し難いことが知られている。
【0004】従来におけるバタフライバルブ構造のスロ
ットルバルブとしては、例えば、特開平6−18567
1号公報に記載されているように、ボディの溝に半円板
状ヒータを挿入し、弁体の回転中心部にロッド状ヒータ
を内蔵させ、半円板状ヒータによりボディを加熱し、ロ
ッド状ヒータにより弁体を加熱するようにした構成が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例のバタフライバルブ構造のスロットルバル
ブでは、弁体と駆動軸とを別々に形成し、弁体の穴に駆
動軸の一側部を挿入し、これら弁体と駆動軸とをピンに
より固定するようになっているため、ボディに弁体を組
み込む際にボディの軸心と弁体の回転中心が一致するよ
うに調整する必要があり、その作業は煩わしく、組立作
業能率に劣る。また、上記弁体と駆動軸の組立て、ボデ
ィと弁体の中心の調整等が不良である場合には、弁体が
ボディとこすれてかじりを生じ、動作不良を起こすこと
があった。そのため、ボディと弁体との隙間を微小とな
るように設定することができず、嵌め合い公差が大きく
なるため、ミニマム流量制御特性が良くなかった。
【0006】また、上記のような従来例のスロットルバ
ルブでは、半円板状ヒータにおけるボディとの接触面積
が狭いため、熱伝導効率に劣り、また、ロッド状ヒータ
は導線の断線を防止するように弁体の回転中心の穴内に
穴壁とに隙間をあけて挿入し、弁体のみを回転させるよ
うに構成しているため、熱伝導効率に劣る。その結果、
接ガス面、特に、弁体の温度分布が均一とならず、悪い
ために依然として副生成物の付着を防止することができ
ず、動作不良を起こすおそれがあった。
【0007】本発明の目的は、上記のような従来例の問
題を解決しようとするもので、弁体をボディに組み込む
際の調整を不要とすることができ、しかも、弁体の回転
時にボディとこすれないようにしてボディと弁体との隙
間を最小にすることができ、したがって、組立作業能率
を向上させることができ、しかも、、ミニマム流量制御
性を向上させることができ、更に、弁体の開放時に長方
形の開口を得ることができて流体の通過開口面積を大き
くすることができ、したがって、マキシマム流量制御性
を向上させることができるようにしたスロットルバルブ
を提供するにある。
【0008】本発明の他の目的は、ボディと弁体との加
熱温度分布を良好にすることができ、したがって、副生
成物が付着し難く、動作不良を防止することができるよ
うにしたスロットルバルブを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスロットルバルブは、流体の流れ方向と直交
方向に軸を有する円筒状の穴が形成されたボディと、こ
のボディにおける上記穴を塞ぐボンネットと、方形板状
に形成された弁体と、この弁体と一体的に設けられ、上
記ボディの穴内で上記弁体が回転し得るように上記ボン
ネットに支持された軸部と、上記ボディの穴の内壁に沿
うように突設され、上記弁体とで流体の流れを制御し得
る仕切体とを備えたものである。
【0010】上記課題を解決するために本発明の他のス
ロットルバルブは、上記構成において、上記ボディにお
ける弁体を囲む部分の外面を被覆するように外部加熱用
ヒータを備え、上記弁体に接触状態で内蔵するように内
部加熱用ヒータを備え、上記内部加熱用ヒータの導線を
一方の軸部からボンネットの外方へ導き、この導線の外
方へ導いた部分を上記弁体と内部加熱用ヒータの一体的
な90度の角度範囲での正逆回転を許すようにコイル状
に取り出したものである。
【0011】上記構成において、上記仕切体をボディに
リブ状に一体的に設け、または上記仕切体を棒状に形成
し、各仕棒状切体の両端部をボンネット間に組み込むこ
とができ、または上記仕切体を棒状に形成し、一方のボ
ンネットから一体的に突設させることができる。
【0012】また、上記弁体の方形板状部の角部を面取
り状に切欠き、この切欠き部の隣接部が、流路を閉じた
状態で仕切体における弁体の開放側回転方向の端部に対
応するように構成することができる。
【0013】上記のように構成された本発明によれば、
弁体と軸部とを一体的に設けているので、弁体をボディ
に組み込む際の調整を不要とすることができ、しかも、
弁体の回転時にボディとこすれないようにしてボディと
弁体との隙間を最小に設定することができ、更に、弁体
を方形板状に形成し、ボディにおける流体の流れ方向と
直交方向の円筒状の穴壁に仕切体を設けているので、弁
体の開放時に長方形状の流路開口を得ることができて流
体の通過開口面積を大きくとることができる。
【0014】また、ボディにおける弁体を囲む部分の外
面を被覆するように外部加熱用ヒータを備えることによ
り、接ガス面の温度分布を良好にすることができ、更
に、弁体に内部加熱用ヒータを接触状態で内蔵させるこ
とにより、接ガス面の温度分布を一層良好にすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。図1ないし図4は本発明の
第1の実施形態によるスロットルバルブを示し、図1は
縦断面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図1
のB−B矢視断面図、図4は要部の分解斜視図である。
【0016】図1ないし図4に示すように、ボディ1は
流体の流路2と、この流路2と直交方向に軸が向けられ
た円筒状の穴3を有している。ボディ1の穴3の両端部
外周の端壁4は外形が四隅を面取りされた正方形状に形
成され、両端壁4の内周には環状溝5が形成され、両端
壁4の四隅部にはねじ穴6が形成されている。両端壁4
の環状溝5にOリング7が挿入され、両端壁4にはボン
ネット8の板状部9が重ねられるとともに、ボンネット
8の短い円筒状部10が穴3内に挿入されている。ボン
ネット8の板状部9の四隅には取付け穴11が形成さ
れ、この取付け穴11から端壁4のねじ穴6にねじ12
が螺入されてボンネット8がボディ1に対してOリング
7によりシールされた状態で取外し可能に固定され、穴
3の両端開放部が閉塞されている。
【0017】弁体(フラッパー)13は方形板状に形成
され、この弁体13の両端に軸部14が一体に設けられ
ている。各軸部14は弁体13の両端に一体的に設けら
れた大径の円板状部15と各円板状部15の外面に同一
軸心上で一体的に設けられた小径部16とから構成され
ている。方形板状の弁体13の厚さ方向の両側面は円弧
状に形成され、弁体13の一角部には面取り状に切欠き
部17が形成されている。切欠き部17は弁体13の肉
厚方向の中央部から一方の扁平面側へ向かって約45度
の傾斜角度に形成されている。一方の軸部14から弁体
13の中央部を貫通して他の軸部14の中間部に至る穴
18が形成され、他方の軸部14の先端部には長円形状
の連結用穴19が形成されている。弁体13と軸部14
とはステンレス、アルミニウム等の円柱体から切削加工
により形成され、若しくはダイカスト成形されて一体的
に設けられている。そして、各円板状部15がボンネッ
ト8の円筒状部10により形成された円形の凹所に回転
可能に挿入されるとともに、各小径部16がボンネット
8の中央部に形成された貫通穴20に軸受21を介して
回転可能に支持され、弁体13が穴3内で回転されるよ
うになっている。
【0018】ボディ1の流路2の流体の流れ方向に沿う
両側で円筒状の穴3の内壁に軸方向に沿って2本のリブ
状の仕切体22が対向して一体的に設けられている。各
仕切体22は弁体13と協力して流路2を閉塞し、若し
くは弁体13の90度の角度範囲での回転(図3の実線
矢印および点線矢印参照)により開口面積、すなわち、
流体の流量を調整することができ、対向面が弁体13の
円弧状面に対応する円弧状面に形成されている。そし
て、弁体13の切欠き部17に隣接する円弧状面が弁体
13の回転により流路3を閉じた状態で仕切体22にお
ける弁体13の開放側回転方向(図3における実線矢印
方向)の下流側の端部に対応するように構成されてい
る。したがって、弁体13が開放側へ少し回転すること
により、その円弧状面が仕切体22の円弧状面から離脱
し、切欠き部17により仕切体22と弁体13とに隙間
が形成されて流体の流れを開始させることができるよう
になっている。
【0019】ボディ1における穴3を囲む外面を被覆す
るように外部加熱用ヒータ23が設けられている。この
外部加熱用ヒータ23は面状ヒータ(シリコンゴムヒー
タ)24とその外側を覆うシリコンスポンジ製の保温カ
バー25とを有し、面状ヒータ24がボディ1における
穴3を囲む外面に接触状態に設けられ、面状ヒータ24
の発熱線(図示省略)に接続された導線26が保温カバ
ー25に挿通され、電源(図示省略)に接続されるよう
になっている。
【0020】一方の軸部16から弁体13を通って他方
の軸部16の中間部に至る穴18に内部加熱用ヒータ2
7として丸棒状のカートリッジヒータが内蔵されてい
る。この内部加熱用ヒータ17の導線28は内部加熱用
ヒータ27の端部に設けられたカバー29の側方に形成
された穴30から外方へ導かれ、カバー29およびカバ
ー29側のボンネット8の筒状部31の外周でコイル状
にされている。導線28のコイル状部はボンネット8の
下側に取外し可能に取付けられた保護カバー32により
被覆されている。導線28のコイル状部の先方は保護カ
バー32の基部側の穴33からボンネット8の板状部9
の外面に沿って外部へ導かれ、電源(図示省略)に接続
されるようになっている。そして、導線28のコイル状
部により内部加熱用ヒータ27が弁体13等と一体に回
転するのを許すようになっており、これにより内部加熱
用ヒータ27を弁体13の穴18の内壁面に密接させた
状態に内蔵させることができる。また、高価なスリップ
リングを不要とすることができる。
【0021】小径部16の長穴19を有する軸部14側
のボンネット8の外側には接続筒34を介してアクチュ
エータ35が取り付けられ、アクチュエータ35の出力
軸(図示省略)に連係された動力伝達軸36の長円形突
出部37が小径部16の長穴19に挿入され、一体的に
回転し得るように連係されている。そして、アクチュエ
ータ35の駆動により動力伝達軸36を介して軸部14
および弁体13が図3に実線矢印、点線矢印で示すよう
に90度の角度範囲で正逆回転されるようになってい
る。
【0022】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。上記のように弁体13と軸部14とを一
体的に設けているので、ボディ1の仕切体22と弁体1
3との嵌め合い公差はボンネット8の円筒状部10に対
する円板状部15の嵌め合い公差だけであるので、ボデ
ィ1、ボンネット8、軸受21の組立てがたにより弁体
13が軸部14の軸方向にずれても弁体13はボディ1
の仕切体22とこすれない。また、上記のように弁体1
3と軸部14とは一体的に設けているので、組立て作業
が容易であることは勿論のこと、組立時の調整が不要で
あり、しかも、ボディ1、ボンネット8、弁体13、仕
切体22の嵌め合い部は旋盤加工等により高精度に仕上
げることができる。したがって、弁体13と仕切体22
との隙間を最小にすることができる。
【0023】そして、アクチュエータ35の駆動により
上記のように動力伝達軸36を介して軸部14および弁
体13を90度の角度範囲で正逆回転させ、仕切体22
と弁体13とで流路2の開口面積を制御することによ
り、流体の流量を制御することができる。このとき、上
記のように弁体13と仕切体22の隙間を最小にするこ
とができるので、ミニマム流量制御性を向上させること
ができる。また、上記のように弁体13を方形板状に形
成し、ボディ1における流体の流れ方向と直交方向の円
筒状の穴3の壁面に穴3の軸に沿って仕切体22を設け
ているので、弁体13の開放時に長方形状の流路開口を
得ることができて流体の通過開口面積を大きくとること
ができ、したがって、マキシマム流量制御性を向上させ
ることができる。しかも、上記従来例におけるバタフラ
イバルブ構造のスロットルバルブと流体の通過面積を同
じに設定する場合には、弁体13の外形を上記従来例の
弁体の外形よりも小さくすることができ、全体の小型化
を図ることができる。
【0024】また、ボディ1が弁体13を囲む形状に形
成され、この弁体13を囲む部分に外部加熱用ヒータ2
3を設けることにより、外部加熱用ヒータ23の加熱面
積を大きくとって弁体13を囲むことができるので、ボ
ディ1および弁体13の温度分布が良好となる。しか
も、上記のように弁体13の外形を小さくすることによ
り、弁体13の温度分布が更に良好となる。また、弁体
13に内部加熱用ヒータ27を内蔵させているので、弁
体13の温度分布が一層良好となり、更に、この内部加
熱用ヒータ27の導線28を弁体13の外方にコイル状
に取り出して弁体13と内部加熱用ヒータ27とを一体
的に回転させるのを可能とすることにより、内部加熱用
ヒータ27を弁体13の穴18の内周面に密接させて熱
伝達効率を向上させることができ、弁体13の温度分布
が更に一層良好となる。このように接ガス面の温度分布
に優れているので、排ガス中に含まれる副生成物がボデ
ィ1の内面、仕切体22の外面および弁体13の外面等
に付着し難く、弁体13を円滑に回転動作させることが
できる。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図5ないし図7は本発明の第2の実施形態にお
けるスロットルバルブを示し、図5は図3と同様の断面
図、図6は図2と同様の断面図、図7は要部の分解斜視
図である。
【0026】本実施形態においては、主として、上記第
1の実施形態とは異なる構成について説明し、上記第1
の実施形態と同一部分については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0027】本実施形態の特徴とするところは、図5な
いし図7に示すように、ボディ1内の流路2の開口面積
を弁体13との協力により調整する仕切体として2本の
丸棒38が用いられ、各丸棒状仕切体38の両端に係合
用突部39が一体的に設けられ、これらの係合用突部3
9がボンネット8の円筒状部10に形成された係合用凹
部40に係合され、丸棒状仕切体38がボディ1の穴3
の内壁に沿うように突設される点にある。
【0028】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図8は本発明の第3の実施形態におけるスロッ
トルバルブを示す要部の分解斜視図である。
【0029】本実施形態においては、主として、上記第
1の実施形態とは異なる構成について説明し、上記第1
の実施形態と同一部分については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0030】本実施形態の特徴とするところは、図8に
示すように、ボディ1内の流路2の開口面積を弁体13
との協力により調整する仕切体として2本の丸棒41が
用いられ、各丸棒状仕切体41が一方のボンネット8の
円筒状部10と一体的に設けられ、各丸棒状仕切体41
の先端に係合用突部42が一体的に設けられ、これらの
係合用突部42が他方のボンネット8の円筒状部10に
形成された係合用凹部43に係合され、丸棒状仕切体4
1がボディ1の穴3の内壁に沿うように突設される点に
ある。
【0031】なお、上記実施形態においては、弁体13
に内蔵させる内部加熱用ヒータ27として丸棒状のカー
トリッジヒータを用いているが、弁体13と軸部14と
を一体的に成形しているので、各種のヒータを内蔵させ
ることができる。このほか、本発明は、その基本的技術
思想を逸脱しない範囲で種々設計変更することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弁
体と軸部とを一体的に設けているので、弁体をボディに
組み込む際の調整を不要とすることができ、しかも、弁
体の回転時にボディとこすれないようにしてボディと弁
体との隙間を最小に設定することができ、したがって、
組立作業能率を向上させ、ミニマム流量制御性を向上さ
せることができる。更に、弁体を方形板状に形成し、ボ
ディにおける流体の流れ方向と直交方向の円筒状の穴壁
に仕切体を設けているので、弁体の開放時に長方形状の
流路開口を得ることができて流体の通過開口面積を大き
くとることができる。したがって、マキシマム流量制御
性を向上させることができる。
【0033】また、ボディにおける弁体を囲む部分の外
面を被覆するように外部加熱用ヒータを備えることによ
り、接ガス面の温度分布を良好にすることができ、更
に、弁体に内部加熱用ヒータを接触状態で内蔵させるこ
とにより、接ガス面の温度分布を一層良好にすることが
できる。したがって、副生成物がボディの内面、弁体の
外面等に付着し難く、動作不良を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるスロットルバ
ルブを示す縦断面図である。
【図2】同スロットルバルブを示し、図1のA−A矢視
断面図である。
【図3】同スロットルバルブを示し、図1のB−B矢視
断面図である。
【図4】同スロットルバルブを示す要部の分解斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態によけるスロットルバ
ルブを示し、図3と同様の断面図である。
【図6】同スロットルバルブを示し、図2と同様の断面
図である。
【図7】同スロットルバルブを示す要部の分解斜視図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施形態によけるスロットルバ
ルブを示す要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 流路 3 円筒状の穴 8 ボンネット 13 弁体 14 軸部 17 切欠き部 22 仕切体 23 外部加熱用ヒータ 27 内部加熱用ヒータ 35 アクチュエータ 38 仕切体 41 仕切体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れ方向と直交方向に軸を有する
    円筒状の穴が形成されたボディと、このボディにおける
    上記穴を塞ぐボンネットと、方形板状に形成された弁体
    と、この弁体と一体的に設けられ、上記ボディの穴内で
    上記弁体が回転し得るように上記ボンネットに支持され
    た軸部と、上記ボディの穴の内壁に沿うように突設さ
    れ、上記弁体とで流体の流れを制御し得る仕切体とを備
    えたスロットルバルブ。
  2. 【請求項2】 ボディにおける弁体を囲む部分の外面を
    被覆するように外部加熱用ヒータを備え、上記弁体に接
    触状態で内蔵するように内部加熱用ヒータを備え、上記
    内部加熱用ヒータの導線が一方の軸部からボンネットの
    外方へ導かれ、この導線の外方へ導かれた部分が上記弁
    体と内部加熱用ヒータの一体的な90度の角度範囲での
    正逆回転を許すようにコイル状に取り出された請求項1
    記載のスロットルバルブ。
  3. 【請求項3】 仕切体がボディにリブ状に一体的に設け
    られた請求項1または2記載のスロットルバルブ。
  4. 【請求項4】 仕切体が棒状に形成され、各棒状仕切体
    の両端部がボンネット間に組み込まれた請求項1または
    2記載のスロットルバルブ。
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