JPH11270572A - トリポ―ド系等速ジョイント - Google Patents

トリポ―ド系等速ジョイント

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JPH11270572A
JPH11270572A JP1886399A JP1886399A JPH11270572A JP H11270572 A JPH11270572 A JP H11270572A JP 1886399 A JP1886399 A JP 1886399A JP 1886399 A JP1886399 A JP 1886399A JP H11270572 A JPH11270572 A JP H11270572A
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JP
Japan
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tripod
lubricating oil
rolling element
roller
grease
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Withdrawn
Application number
JP1886399A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yoshida
和彦 吉田
Hiroshi Tone
宏 登根
Takemi Konomoto
武美 此本
Hisaaki Kura
久昭 藏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
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Publication of JPH11270572A publication Critical patent/JPH11270572A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
    • F16D3/205Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリポード系等速ジョイントの軸方向の誘起
スラストを低減させる。 【解決手段】 トリポード部材1のトラニオン軸2にニ
ードルまたはコロの転動体3を介して回転自在にローラ
4を取り付けてなるトリポードキット6における転動体
3の周囲に潤滑油11を介在させる。トリポードキット
6をシャフト10に組み付けて或いはシャフト10に組
み付ける前の状態で、潤滑油11に浸漬して転動体3の
周囲に潤滑油11を浸透させ、このトリポードキット6
を外輪8に組み込んで外輪8内にグリースを封入するこ
とにより、転動体3の周囲に介在させた潤滑油11をグ
リースでシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や産業機械
等に使用されるトリポード系等速ジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】トリポード系等速ジョイントは、図3に
示すように、半径方向に突出した3本のトラニオン軸を
円周方向に等間隔に配置したトリポード部材1を備えて
いる。各トラニオン軸2にニードルまたはコロの転動体
3を介して回転自在にローラ4が取り付けてあり、この
ローラ4が外輪8の軸方向に形成したローラ溝9に収容
させてある。トリポード部材1は、図示するようにシャ
フト10とスプライン結合している。図3のローラ4
は、外周が球面の単一ローラ形であるが、この種のロー
ラには内ローラと外ローラを組み合わせた二重ローラ形
も知られている。
【0003】上記トリポード系等速ジョイントは、転動
体3とローラ4およびワッシャをトリポード部材1のト
ラニオン軸2に組み付けてなるトリポードキット6を防
錆油で防錆処理してから外輪8に組み付けた後、外輪8
内にグリース(図示せず)を封入して製造されるのが通
常である。また、図示しないが外輪8とシャフト10の
間に弾性のブーツが装着され、グリースの洩れ防止や等
速ジョイントの外部衝撃に対する保護等が図られる。こ
のようなトリポード系等速ジョイントは、滑り運動が少
なく、スライド抵抗が小さいことから、前輪駆動車や4
輪駆動車の駆動軸、推進軸等に適用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3のよう
な摺動(プランジング)式のトリポード系等速ジョイン
トにおいては、外輪8に対してトリポード部材1(シャ
フト10)が作動角θをとった状態で相互に回転トルク
伝達を行う場合、ローラ4とローラ溝9が斜交状態にあ
って、ローラ4がローラ溝9内を外輪8の軸方向に移動
するときに軸方向のスラスト力を誘起する。このトリポ
ード系等速ジョイント特有の誘起スラストは、機械振動
発生の要因となり、特に自動車の場合はNVH特性を低
下させることがある。自動車のNVH特性の場合は、3
本のローラ溝9とローラ4の相互間で発生する三次誘起
スラストに影響を受け易く、この三次誘起スラストの低
減のための様々な技術開発がなされている。
【0005】上記技術開発は、例えば図3の単一ローラ
を二重ローラ形に切り換えることや、構成部品の形状や
材質を変更すること等で行われている。しかし、このよ
うな技術開発は、既存の製造設備に新たな投資を必要と
するなど、製造設備や製品の大幅なコスト増加、重量増
加の弊害を伴っているのが現状である。
【0006】かかる現状に鑑み、本発明者等は別の観点
からトリポード系等速ジョイントの誘起スラストの発生
メカニズムを究明した結果、トラニオン軸とローラの間
の転動体収納部の潤滑状態が悪くなるほど誘起スラスト
が増大し、特に、転動体収納部の潤滑が枯渇すると三次
誘起スラストが急激に増大するという知見を得た。
【0007】すなわち、通常のトリポード系等速ジョイ
ントは、組立最終段階で外輪内にグリースを封入してト
ラニオン軸とローラの間の転動体収納部の潤滑性をグリ
ースで確保するようにしている。ところが、転動体収納
部は複数のニードルまたはコロの在る狭い部所であり、
かつ、転動体収納部は転動体の抜け防止のためのワッシ
ャ類で半ば塞がれた状態にあって、外輪に封入したグリ
ースが転動体収納部に入り難い構造となっている。その
ため、転動体収納部が潤滑の枯渇化等で潤滑不良が発生
して誘起スラストが増大する可能性が大きい。
【0008】そこで、トリポード系等速ジョイントの誘
起スラストを低減させる解決策として、トリポードキッ
トを外輪に組み込む前に転動体収納部にグリースを強制
的に充填する方策が考えられる。しかし、この解決策で
は、転動体収納部にグリースを充填するための特別な設
備と作業工程が必要となるという不具合や、転動体収納
部とその周辺にグリースが付着してトリポードキットの
外輪への組込み等の作業性が悪化するといった問題が発
生して、現実的な解決策にはならない。
【0009】また、上記誘起スラストを低減させる別の
解決策として、外輪にトリポードキットを組み付けた
後、外輪内に潤滑油を封入して、トリポードキットのト
ラニオン軸とローラの間の転動体収納部を油潤滑する方
策が考えられる。この場合、転動体収納部の潤滑性が潤
滑油で良好に確保されて誘起スラストの低減が確実とな
る(後述の実験データの図4グラフd参照)。しかし、
この解決策の場合は、外輪に封入された潤滑油の外部へ
の洩れの問題が新たに発生して、この場合も現実的な解
決策にはならない。
【0010】それ故に本発明の目的とするところは、ト
ラニオン軸とローラの間の転動体収納部の潤滑性を技術
的、製造設備的に簡単な方策で良好にし得たトリポード
系等速ジョイントを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、トリポード部
材の3本のトラニオン軸にニードルまたはコロの転動体
を介して回転自在にローラを取り付けてなるトリポード
キットを、前記ローラを収容するための軸方向に延びる
ローラ溝を形成した外輪内に組み込んで構成され、外輪
内にグリースを封入して使用されるトリポード系等速ジ
ョイントにおいて、前記転動体の周囲に潤滑油を介在さ
せることによって課題を解決せんとするものである。
【0012】ここで、トリポードキットのニードルまた
はコロの転動体収納部への潤滑油の充填は、外輪に組み
込む前のトリポードキットの状態で行えばよい。外輪に
組み込む前のトリポードキットは、ニードルまたはコロ
の転動体とローラおよびワッシャ類をトラニオン軸に取
り付けたもので、このトリポードキットの少なくともニ
ードルまたはコロの在る転動体収納部を潤滑油に浸漬す
ると、潤滑油が転動体収納部に浸透して充填され、トリ
ポードキットを潤滑油から引き上げた後も転動体収納部
に残る。このようにして転動体収納部に充填した潤滑油
は、トリポードキットを外輪に組み付けてグリースを封
入した後も転動体収納部に残り、而も、グリースで転動
体収納部から漏洩しないようにシールされて転動体収納
部の潤滑性を良好に維持する。
【0013】本発明においては、上記潤滑油をトリポー
ドキットの防錆油の代用油としても使用することが、ト
リポードキットの防錆油による防錆処理工程を省略する
上で望ましい。すなわち、上記潤滑油はトリポードキッ
トの防錆油としても使用できることから、転動体収納部
に潤滑油を上記浸漬法等で充填するときに、潤滑油にト
リポードキットの防錆処理をしたい部分を浸漬しておけ
ば、等速ジョイント製造工程から防錆油による特別な防
錆処理工程が省略できる。
【0014】また、本発明においては、上記潤滑油とし
て、外輪に封入するグリースの基油又は同グリースから
増調剤成分を抜いた潤滑油を使用することが、トリポー
ドキットの転動体収納部に充填される潤滑油と外輪内に
封入されるグリースとの相性、適合性を良好にする上で
望ましい。この場合、グリースは基油に増調剤や添加剤
等を混合させて加熱処理したものであるが、このグリー
スの基油だけを潤滑油として使用するか、或いは、基油
にグリース中の添加剤(1種類以上)を混合させたもの
を潤滑油として使用すればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、図1は図3のトリポード系等速ジョイント
に本発明を適用した実施例を示し、図2は本発明品の製
造過程を示すもので、図3と同一部分には同一符号が付
してある。
【0016】図3に関連して既に述べたように、トリポ
ード系等速ジョイントにおけるトリポードキット6は、
通常はトリポード部材1の3本のトラニオン軸2にニー
ドルまたはコロの転動体3とローラ4およびワッシャ類
を組み付けて製造される。本発明においては、図1
(B)に示すようにトリポードキット6のトラニオン軸
2とローラ4の間の転動体収納部5に潤滑油11を充填
して、トリポードキット6を外輪8に組み付け、外輪8
内にグリース(図示せず)を封入した構造を特徴とす
る。転動体収納部5への潤滑油11の充填は、例えば図
2に示すような浸漬法で行えばよい。
【0017】すなわち、トリポード系等速ジョイントに
おけるトリポードキット6は、トリポード部材1の3本
のトラニオン軸2にニードルまたはコロの転動体3とロ
ーラ4およびワッシャ類を組み付けて製造され、この
後、通常はトリポードキット6を防錆油で防錆処理して
から外輪8に組み付けて、外輪8内にグリースを封入す
るが、図1に示す本発明品においてはトリポードキット
6を外輪8に組み付ける前に、図2に示すようにトリポ
ードキット6を油槽12内の潤滑油11に浸漬する。こ
の油浸漬は、トリポードキット6の少なくとも3本のト
ラニオン軸2とローラ4の在る部分の全部が潤滑油11
に浸漬されるように行って、トラニオン軸2とローラ4
の間の転動体収納部5に潤滑油11を十分に浸透させ
る。
【0018】なお、図2ではトリポードキット6をシャ
フト10に組み付けた状態で浸漬をする場合を例示した
が、シャフト10に組み付ける前のトリポードキット6
のみを浸漬することもできる。
【0019】次に、潤滑油浸透済みのトリポードキット
6の各ローラ4を外輪8のローラ溝9に嵌挿し、外輪8
内のグリース封入とブーツ(図示せず)装着を行ってト
リポード系等速ジョイントを製造する。この最終製造段
階で外輪8内に封入されたグリースは、トリポードキッ
ト6の転動体収納部5をシールして転動体収納部5に充
填された潤滑油11の漏洩を防止する。このように転動
体収納部5に充填されグリースでシールされる潤滑油1
1は、トリポードキット6の転動体収納部5の潤滑性を
良好に確保するものであればよく、特に、防錆油を兼ね
た潤滑油や、外輪8に封入されるグリースと同系の油が
望ましい。
【0020】すなわち、上記トリポードキット6は、従
来同様に外輪8に組み込む前に防錆油で防錆処理する必
要があるが、この防錆油の代わりに上記潤滑油11を使
用することが可能である。したがって、トリポードキッ
ト6を潤滑油11に浸漬してから外輪8に組み込むよう
にすれば、防錆油による防錆処理工程を実施する必要が
なくなる。
【0021】また、上記潤滑油11に後工程で使用され
る封入グリースと同系の油を使用する。例えば、封入グ
リースは基油と増調剤と添加剤等を混合して加熱処理し
たもので、本発明においてはこの封入グリースの基油だ
けを使用、或いは、封入グリースの増調剤を除いた基油
と添加剤の混合油を使用する。このようにトリポードキ
ット6の転動体収納部5に浸透させる潤滑油11に等速
ジョイントの封入グリースと同系の油を使用すると、潤
滑油11と封入グリースとの相性、耐久性等の相関関係
が適正となる。
【0022】以上のように転動体収納部5に潤滑油11
を浸透させたトリポードキット6を外輪8に組み込み、
グリース封入を行って製造されたトリポード系等速ジョ
イントの誘起スラスト特性は、転動体収納部5が潤滑油
11で油潤滑されてローラ4の回転が円滑となることか
ら一段と改善されることが実験で確認された。その実験
データを図4に示し、これを説明する。
【0023】図4はトリポード系等速ジョイントの三次
誘起スラスト[kgf]と測定時間の実験データをグラ
フ化したもので、同図のグラフa〜dにおいて、グラフ
cが本発明品、グラフaとグラフbがグリース封入だけ
の従来品、グラフdが潤滑油を封入した実験品の三次誘
起スラスト特性を示すものである。
【0024】グラフaとグラフbのグリース封入した従
来品は、10本の等速ジョイントの三次誘起スラストの
最大値の1本(グラフa)と最小値(グラフb)の1本
だけが示されている。すなわち、トリポード系等速ジョ
イントを同一方法、同一設備で製造しても、その誘起ス
ラスト測定値には多少のバラツキが生じ、このバラツキ
の最大値と最小値が図4に示される。ここで、誘起スラ
スト最大値のグラフaの等速ジョイントのトリポードキ
ットに代わり、本発明により外輪に組み込む前に潤滑油
に浸漬したトリポードキットを使用して製造し、誘起ス
ラストを測定したのがグラフcの本発明品である。この
グラフaとグラフcから明確なように、本発明品は三次
誘起スラストが従来品の半分程度まで大幅に低減され、
振動の少ない高品質な等速ジョイントが得られることが
分かる。
【0025】なお、三次誘起スラストの最も小さいグラ
フdの実験品は、トリポードキットを外輪に組み込ん
で、外輪内に潤滑油を封入したもので、トリポードキッ
トの転動体収納部とその周辺が油潤滑されてローラの回
転がより円滑に行われることから、三次誘起スラストが
本発明品より小さくなる。しかし、この実験品の場合
は、外輪に封入される潤滑油の完全なシール構造が難し
くて潤滑油の洩れの問題があり、現実的でない。これに
対して本発明品の場合は、トリポードキットの転動体収
納部に浸透した潤滑油は、後で外輪に封入されるグリー
スでシールされる形となって、潤滑油の洩れの心配がな
く、信頼性に優れる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、トリポードキ
ットの転動体の周囲に介在させた潤滑油が転動体の転動
とローラの回転を常に円滑なものにして、転動体収納部
の潤滑性を安定した良好なものにするので、トリポード
系等速ジョイント特有の三次誘起スラストの大幅な低減
を可能にする。とりわけ、運転初期にはグリースが粘稠
で、脚軸とローラの間の転動体周囲にまで潤滑剤が行き
渡らないため、潤滑剤を転動体の周囲に予め介在させて
おくことにより、初期段階から良好な潤滑作用が得られ
るものである。また、転動体の周囲に介在する潤滑油
は、外輪内に封入されるグリースでシールされることに
なるので、事前に漏れ出す心配はない。さらに、転動体
の周囲に潤滑油を介在させるには、トリポードキットを
潤滑油に浸漬するだけでよく、新たな特別の設備を必要
とすることなく簡単、確実に行える。また、上記の誘起
スラストの低減効果でもって、トリポード系等速ジョイ
ントの品種によってはトリポードキットのローラ構造を
単一ローラ形等の簡略なものにして軽量化、低コスト化
を図ることが可能となる。
【0027】請求項2の発明によれば、トリポードキッ
トの転動体の周囲に介在させるための潤滑油浸漬等の作
業でトリポードキットの防錆処理を同時に行うことがで
きるため、トリポードキットを防錆油で防錆処理する工
程が省略できて等速ジョイント製造工程の簡略化が図れ
る。
【0028】請求項3および請求項4の発明によれば、
トリポードキットの転動体の周囲に介在させた潤滑油
と、外輪の内部空間に封入されるグリースとの相性や、
耐久性等の物性が適正となって、耐久性に優れた高品質
なトリポード系等速ジョイントが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施例を示すトリポード系等
速ジョイントの要部の断面図である。(B)は(A)の
一部の拡大断面図である。
【図2】図1のトリポードキットに潤滑油を充填する製
造工程での断面図である。
【図3】作動角をとった状態の従来のトリポード系等速
ジョイントの要部の断面図である。
【図4】三次誘起スラストと測定時間の関係を示すグラ
フ図である。
【符号の説明】
1 トリポード部材 2 トラニオン軸 3 転動体 4 ローラ 5 転動体収納部 6 トリポードキット 8 外輪 9 ローラ溝 10 シャフト 11 潤滑油 12 油槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリポード部材の3本のトラニオン軸に
    ニードルまたはコロの転動体を介して回転自在にローラ
    を取り付けてなるトリポードキットを、前記ローラを収
    容するための軸方向に延びるローラ溝を形成した外輪内
    に組み込んで構成され、外輪内にグリースを封入して使
    用されるトリポード系等速ジョイントにおいて、前記転
    動体の周囲に潤滑油を介在させたことを特徴とするトリ
    ポード系等速ジョイント。
  2. 【請求項2】 前記潤滑油が防錆油であることを特徴と
    する請求項1のトリポード系等速ジョイント。
  3. 【請求項3】 前記潤滑油が、前記グリースの基油であ
    ることを特徴とする請求項1のトリポード系等速ジョイ
    ント。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油が、前記グリースから増調剤
    成分を抜いた潤滑油であることを特徴とする請求項1の
    トリポード系等速ジョイント。
JP1886399A 1999-01-27 1999-01-27 トリポ―ド系等速ジョイント Withdrawn JPH11270572A (ja)

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JP1886399A JPH11270572A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 トリポ―ド系等速ジョイント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7316620B2 (en) 2000-03-31 2008-01-08 Ntn Corporation Constant velocity universal joint

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7316620B2 (en) 2000-03-31 2008-01-08 Ntn Corporation Constant velocity universal joint
US7354347B2 (en) 2000-03-31 2008-04-08 Ntn Corporation Constant velocity universal joint

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Effective date: 20041102