JPH11270401A - 並列2気筒エンジン - Google Patents

並列2気筒エンジン

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JPH11270401A
JPH11270401A JP10074459A JP7445998A JPH11270401A JP H11270401 A JPH11270401 A JP H11270401A JP 10074459 A JP10074459 A JP 10074459A JP 7445998 A JP7445998 A JP 7445998A JP H11270401 A JPH11270401 A JP H11270401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列2気筒エンジンの一対のシリンダボアの
間隔を可及的に狭めてエンジンのクランクシャフト軸線
方向の寸法を小型化する。 【解決手段】 並列2気筒エンジンEは、分割面P1
おいて分割されたクランクケース左半体3L およびクラ
ンクケース右半体3R よりなるクランクケース2と、一
対のシリンダボア15L ,15R を有するシリンダブロ
ック4とを備える。前記分割面P1 は、一対のシリンダ
ボア15L ,15R の中間面Cに対して右方向に距離D
だけ偏倚しており、シリンダブロック4をクランクケー
ス2に結合すべく前記中間面C上に配置されたボルト4
3 は、前記分割面P1 と干渉することなくクランクケ
ース左半体3L に螺入される。これにより、一対のシリ
ンダボア15L ,15R を接近させてエンジンEの軸線
L方向の寸法を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランクシャフト
の軸線方向に2分割されたクランクケースと、一対のシ
リンダボアを有するシリンダブロックとを備え、該シリ
ンダボアと平行に延びる複数本のボルトでシリンダブロ
ックをクランクケースに結合してなる並列2気筒エンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる並列2気筒エンジンは、例えば自
動二輪車のパワーユニット用として使用されている。一
般に、この種の並列2気筒エンジンは、2分割されたク
ランクケース左半体およびクランクケース右半体の分割
面が、シリンダブロックに形成された一対のシリンダボ
アの中間面(両シリンダボアの軸線から等距離にある
面)と同一平面上に位置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、シリンダブロックをクランクケースに結合するボ
ルトを両シリンダボアの中間面上に配置しようとする
と、そのボルトがクランクケース左半体およびクランク
ケース右半体の分割面と干渉して螺入できなくなる問題
がある。そこで従来は、シリンダブロックをクランクケ
ースに結合するボルトを前記中間面の左右にそれぞれ配
置し、それらのボルトがクランクケース左半体およびク
ランクケース右半体の分割面と干渉するのを防止してい
た。
【0004】しかしながら、一対のシリンダボアの中間
面の左右にそれぞれボルトを配置すると、ボルトの配置
スペースを確保するために一対のシリンダボアの間隔が
必然的に広がってしまい、これがエンジンの寸法の大型
化を招く要因となる問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、並列2気筒エンジンの一対のシリンダボアの間隔を
可及的に狭めてエンジンのクランクシャフト軸線方向の
寸法を小型化することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、クランクシャフトの
軸線方向に2分割されたクランクケースと、一対のシリ
ンダボアを有するシリンダブロックとを備え、該シリン
ダボアと平行に延びる複数本のボルトでシリンダブロッ
クをクランクケースに結合してなる並列2気筒エンジン
において、クランクケースの分割面を一対のシリンダボ
アの中間面に対してクランクシャフトの軸線方向の一方
に偏倚させるとともに、前記複数本のボルトのうち前記
シリンダボアの中間面の近傍に配置されたボルトを、前
記分割面を避けてクランクケースに螺入したことを特徴
とする。
【0007】上記構成によれば、クランクケースの分割
面が一対のシリンダボアの中間面に対してクランクシャ
フトの軸線方向の一方に偏倚しているので、シリンダブ
ロックをクランクケースにボルトで結合する際に、一対
のシリンダボアの中間面の近傍に配置されたボルトを、
前記分割面と干渉することなくクランクケースに螺入す
ることができる。これにより、ボルトの本数を増加させ
ることなく均一な締結力を発生させることが可能になる
だけでなく、一対のシリンダボアを接近させてエンジン
の前記軸線方向の寸法を小型化することができ、しかも
クランクケースおよびシリンダブロックの結合面の面積
を減少させてシール性を高めることができる。
【0008】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記クランクシャフトは一対のシリ
ンダボアの外側に一対のジャーナルを備えており、それ
ら一対のジャーナルを2分割したクランクケースの各々
に支持したことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、クランクシャフトが一
対のシリンダボアの外側に設けた一対のジャーナルでク
ランクケースに支持されるので、クランクシャフトの中
央のジャーナルを廃止して一対のシリンダボアを可及的
に接近させ、エンジンの一層の小型化を図ることができ
る。
【0010】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、シリンダヘッドに設けたカムシャフ
トにクランクシャフトの駆動力を伝達するカム駆動手段
を、クランクケースおよびシリンダブロックの前記軸線
方向の一方の端部に配置したことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、カムシャフトにクラン
クシャフトの駆動力を伝達するカム駆動手段を一対のシ
リンダボアの中間位置に配置する必要がないため、両シ
リンダボアを可及的に接近させてエンジンの一層の小型
化を図ることができる。しかもカム駆動手段をクランク
ケースおよびシリンダブロックの前記軸線方向の一方の
端部に配置したので、前記分割面において2分割された
クランクケースの各々の半部の寸法を均等化して製造を
容易にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は並列2気筒エンジンの縦断面図、図2は図1
の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図であ
る。
【0014】図1に示す自動二輪車用の並列2気筒エン
ジンEは、そのクランクシャフト1を左右方向に配置し
た状態で図示せぬ車体に搭載される。エンジンEのクラ
ンクケース2は、クランクシャフト1の軸線L方向に2
分割されて第1分割面P1 において結合されたクランク
ケース左半体3L およびクランクケース右半体3R から
構成される。クランクケース左半体3L およびクランク
ケース右半体3R に跨がるように形成された第2分割面
2 に車体前上方に傾斜するシリンダブロック4が結合
され、そのシリンダブロック4の上面に更にシリンダヘ
ッド5およびヘッドカバー6が結合される。
【0015】クランクシャフト1は左右一対のジャーナ
ル7L ,7R と、それらジャーナル7L ,7R の内側に
位置する左右一対のピン8L ,8R とを備えており、左
側のジャーナル7L がクランクケース左半体3L に設け
たジャーナル支持部9L に支持されるとともに、右側の
ジャーナル7R がクランクケース右半体3R に設けたジ
ャーナル支持部9R に支持される。クランクシャフト1
の左端に設けられたジェネレータ10は、クランクケー
ス左半体3L にボルト11で固定されたジェネレータカ
バー12により覆われる。またクランクケース右半体3
R にボルト13で固定されたクラッチカバー14の内部
に、図示せぬ発進用クラッチが収納される。
【0016】シリンダブロック4の内部に左右一対のシ
リンダボア15L ,15R が並設されており、各シリン
ダボア15L ,15R に摺動自在に勘合するピストン1
L,16R が、それぞれコネクティングロッド1
L ,17R を介してクランクシャフト1のピン8L
R に連接される。クランクシャフト1の右端に、トラ
ンスミッション18に駆動力を伝達するインプットギヤ
19と、バランサーシャフト駆動ギヤ20と、カムシャ
フト駆動スプロケット21と、クランクシャフト1の位
相を検出するためのロータ22とが固定される。前記ロ
ータ22の外周部が、クラッチカバー14の内面に固定
した電磁ピックアップ23に対向する。
【0017】図2を併せて参照すると明らかなように、
シリンダヘッド5に形成したカムシャフト支持部51
1 ;52 ,52 ;53 ,53 と、シリンダヘッド5に
ボルト41…で結合されたカムシャフトホルダー42と
の間に、吸気カムシャフト43iおよび排気カムシャフ
ト43oが回転自在に支持される。吸気カムシャフト4
3iおよび排気カムシャフト43oの右端にそれぞれ設
けられたカムシャフト従動スプロケット44i,44o
が、クランクケース2,シリンダブロック4およびシリ
ンダヘッド5を上下に貫通する無端チェーン室40に収
納された無端チェーン45を介してカムシャフト駆動ス
プロケット21に接続される。無端チェーン45は本発
明のカム駆動手段を構成する。カムシャフト従動スプロ
ケット44i,44oの歯数はカムシャフト駆動スプロ
ケット21の歯数に2倍に設定されており、従ってクラ
ンクシャフト1の2回転につき吸気カムシャフト43i
および排気カムシャフト43oはそれぞれ1回転する。
【0018】吸気カムシャフト43iには4個の吸気カ
ム46i…が設けられており、それら4個の吸気カム4
6i…が各シリンダに2個ずつ設けられた吸気弁47i
…のステムエンドに当接する。また排気カムシャフト4
3oには4個の排気カム46o…が設けられており、そ
れら4個の排気カム46o…が各シリンダに2個ずつ設
けられた排気弁47o…のステムエンドに当接する。
【0019】図3を併せて参照すると明らかなように、
第1分割面P1 において結合されたクランクケース左半
体3L およびクランクケース右半体3R は、クランクケ
ース左半体3L 側から挿入されてクランクケース右半体
R に螺入される複数本のボルト48…で一体に固定さ
れる。それら複数本のボルト48…のうちの1本が図1
に示され、また2本が図3に示される。
【0020】クランクケース2の第2分割面P2 に結合
されたシリンダブロック4は、シリンダヘッド5と共に
8本のボルト491 〜498 で固定される。前記8本の
ボルト491 〜498 のうちの2本のボルト497 ,4
8 はシリンダヘッド5およびシリンダブロック4の右
端部を上から下に貫通し、クランクケース右半体3R
第2分割面P2 に螺入される。他の6本のボルト491
〜496 はクランクケース2の第2分割面P2 に予め螺
入されたスタッドボルトからなり、そこに嵌合するシリ
ンダブロック4およびシリンダヘッド5が袋ナット50
…により上方から締結される。このとき、2本のボルト
493 ,494 が貫通するカラー51,51をクランク
ケース2およびシリンダブロック4の両方に嵌合させる
ことにより、クランクケース2およびシリンダブロック
4が相互に位置決めされる。またクランクケース2から
シリンダブロック4を経てシリンダヘッド5に潤滑油を
供給すべく、1本のボルト496 の外周とクランクケー
ス2の第2分割面P2 とに油路52,53,54が形成
される。
【0021】図1および図3から明らかなように、一対
のシリンダボア15L ,15R の中間面C(一対のシリ
ンダボア15L ,15R の軸線から等距離にある面)
は、クランクケース左半体3L およびクランクケース右
半体3R の第1分割面P1 に対して距離Dだけ左方向に
偏倚している。換言すると、両シリンダボア15L ,1
R の中間面Cに対して、クランクケース左半体3L
よびクランクケース右半体3R の第1分割面P1 は距離
Dだけ右方向に偏倚している。従って、シリンダブロッ
ク4をクランクケース2に結合する8本のボルト491
〜498 のうち、両シリンダボア15L ,15R の中間
面C上に配置された2本のボルト493 ,494 は、第
1分割面P1 と干渉せずにクランクケース左半体3L
螺入可能になる。
【0022】仮に、両シリンダボア15L ,15R の中
間面Cと、クランクケース左半体3 L およびクランクケ
ース右半体3R の第1分割面P1 とが同一平面上にある
と、前記第1分割面P1 と干渉するために前記中間面C
上にボルト493 ,494 を配置することができなくな
る。従って、両シリンダボア15L ,15R の中間面C
の左側および右側に各々2本のボルトを配置しなければ
ならず、その結果として必要なボルトの本数が増加する
だけでなく、それらボルトを配置するスペースを確保す
るには両シリンダボア15L ,15R の間隔を広げる必
要があり、そのためにエンジンEの軸線L方向の寸法が
大型化してしまう問題がある。
【0023】しかしながら本実施例によれば、両シリン
ダボア15L ,15R の中間面Cとクランクケース左半
体3L およびクランクケース右半体3R の第1分割面P
1 とを偏倚させたことにより、前記中間面C上に2本の
ボルト493 ,494 を配置して、両シリンダボア15
L ,15R の近傍の第2分割面P2 に左右均等な締付力
を発生させることができるだけでなく、両シリンダボア
15L ,15R の間隔を可及的に狭めてエンジンEの軸
線L方向の寸法を小型化することができる。更に、エン
ジンEの軸線L方向の寸法の小型化により前記第2分割
面P2 も小さくなるため、その第2分割面P2 のシール
性の確保も容易になる。
【0024】またクランクシャフト1はその両端に設け
た一対のジャーナル7L ,7R でクランクケース2に支
持されているため、クランクシャフト1の中央のジャー
ナルと、そのジャーナルを支持するジャーナル支持部と
を廃止することができ、これにより両シリンダボア15
L ,15R の間隔を狭めてエンエンジンEの軸線L方向
の寸法を一層小型化することができるだけでなく、クラ
ンクシャフト1自体を小型化して剛性を高めることがで
きる。同様に、吸気カムシャフト43iおよび排気カム
シャフト43oを駆動する無端チェーン45をクランク
ケース2およびシリンダブロック4の端部に配置したこ
とにより、両シリンダボア15L ,15 R の間隔を狭め
てエンジンEを小型化することができる。
【0025】またクランクケース2およびシリンダブロ
ック4の右側面には無端チェーン室40が張り出してい
るが、クランクケース左半体3L およびクランクケース
右半体3R の第1分割面P1 が、両シリンダボア1
L ,15R の中間面Cに対して右側に、即ち無端チェ
ーン室40側に偏倚しているので、クランクケース左半
体3L の軸線L方向の寸法WL と、クランクケース右半
体3R の軸線L方向の寸法WR とを均一化することがで
きる。その結果、両半体3L ,3R の一方が大型になる
のを防止し、ダイキャスト用の金型を小型化して製造コ
ストを削減することができる。
【0026】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0027】例えば、実施例では2本のボルト493
494 を一対のシリンダボア15L,15R の中間面C
上に配置しているが、それらボルト493 ,494 を前
記中間面Cの近傍に配置しても同様の作用効果を得るこ
とができる。また実施例では一対のシリンダボア1
L ,15R の中間面Cが、クランクケース左半体3L
およびクランクケース右半体3R の第1分割面P1 に対
して左方向に偏倚しているが、それを右方向に偏倚させ
ることも可能である。また前記中間面Cの近傍に配置さ
れるボルトの数は2本に限定されるものではなく、その
ボルトはスタッドボルトでなくても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、クランクケースの分割面が一対のシリンダボ
アの中間面に対してクランクシャフトの軸線方向の一方
に偏倚しているので、シリンダブロックをクランクケー
スにボルトで結合する際に、一対のシリンダボアの中間
面の近傍に配置されたボルトを、前記分割面と干渉する
ことなくクランクケースに螺入することができる。これ
により、ボルトの本数を増加させることなく均一な締結
力を発生させることが可能になるだけでなく、一対のシ
リンダボアを接近させてエンジンの前記軸線方向の寸法
を小型化することができ、しかもクランクケースおよび
シリンダブロックの結合面の面積を減少させてシール性
を高めることができる。
【0029】また請求項2に記載された発明によれば、
クランクシャフトが一対のシリンダボアの外側に設けた
一対のジャーナルでクランクケースに支持されるので、
クランクシャフトの中央のジャーナルを廃止して一対の
シリンダボアを可及的に接近させ、エンジンの一層の小
型化を図ることができる。
【0030】また請求項3に記載された発明によれば、
カムシャフトにクランクシャフトの駆動力を伝達するカ
ム駆動手段を一対のシリンダボアの中間位置に配置する
必要がないため、両シリンダボアを可及的に接近させて
エンジンの一層の小型化を図ることができる。しかもカ
ム駆動手段をクランクケースおよびシリンダブロックの
前記軸線方向の一方の端部に配置したので、前記分割面
において2分割されたクランクケースの各々の半部の寸
法を均等化して製造を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】並列2気筒エンジンの縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【符号の説明】
1 クランクシャフト 2 クランクケース 4 シリンダブロック 5 シリンダヘッド 7L ,7R ジャーナル 15L ,15R シリンダボア 43L ,43R カムシャフト 45 無端チェーン(カム駆動手段) 491 〜498 ボルト C 中間面 L 軸線 P1 第1分割面(分割面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフト(1)の軸線(L)方
    向に2分割されたクランクケース(2)と、一対のシリ
    ンダボア(15L ,15R )を有するシリンダブロック
    (4)とを備え、該シリンダボア(15L ,15R )と
    平行に延びる複数本のボルト(491 〜498 )でシリ
    ンダブロック(4)をクランクケース(2)に結合して
    なる並列2気筒エンジンにおいて、 クランクケース(2)の分割面(P1 )を一対のシリン
    ダボア(15L ,15 R )の中間面(C)に対してクラ
    ンクシャフト(1)の軸線(L)方向の一方に偏倚させ
    るとともに、前記複数本のボルト(491 〜498 )の
    うち前記シリンダボア(15L ,15R )の中間面
    (C)の近傍に配置されたボルト(493 ,494
    を、前記分割面(P1 )を避けてクランクケース(2)
    に螺入したことを特徴とする並列2気筒エンジン。
  2. 【請求項2】 前記クランクシャフト(1)は一対のシ
    リンダボア(15L,15R )の外側に一対のジャーナ
    ル(7L ,7R )を備えており、それら一対のジャーナ
    ル(7L ,7R )を2分割したクランクケース(2)の
    各々に支持したことを特徴とする、請求項1に記載の並
    列2気筒エンジン。
  3. 【請求項3】 シリンダヘッド(5)に設けたカムシャ
    フト(43i,43o)にクランクシャフト(1)の駆
    動力を伝達するカム駆動手段(45)を、クランクケー
    ス(2)およびシリンダブロック(4)の前記軸線
    (L)方向の一方の端部に配置したことを特徴とする、
    請求項1に記載の並列2気筒エンジン。
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