JPH11270032A - 給食厨房施設等の隔壁 - Google Patents
給食厨房施設等の隔壁Info
- Publication number
- JPH11270032A JPH11270032A JP10079242A JP7924298A JPH11270032A JP H11270032 A JPH11270032 A JP H11270032A JP 10079242 A JP10079242 A JP 10079242A JP 7924298 A JP7924298 A JP 7924298A JP H11270032 A JPH11270032 A JP H11270032A
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- Japan
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- room
- food
- area
- partition wall
- contaminated area
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- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 食品加工過程における各段階で危害要素を排
除するプロセス管理を確実に行う。 【解決手段】 給食厨房施設等の隔壁2は、2つの区域
3・4間を仕切る壁体5に形成せられた3つの食品待機
室6を備えており、各食品待機室6は、一方の区域3に
面する側に設けられた両開き戸7付き入口8と、他方の
区域4に面する側に設けられた両開き戸7付き出口9
と、内部の高さの真中に設けられた棚10とを有する。一
方の区域3は、汚染区域であり、他方の区域4は、清浄
な非汚染区域であって、両区域3・4それぞれに戸11付
き出入口12・13があり、隔壁2には人が通過する出入口
は設けられていない。
除するプロセス管理を確実に行う。 【解決手段】 給食厨房施設等の隔壁2は、2つの区域
3・4間を仕切る壁体5に形成せられた3つの食品待機
室6を備えており、各食品待機室6は、一方の区域3に
面する側に設けられた両開き戸7付き入口8と、他方の
区域4に面する側に設けられた両開き戸7付き出口9
と、内部の高さの真中に設けられた棚10とを有する。一
方の区域3は、汚染区域であり、他方の区域4は、清浄
な非汚染区域であって、両区域3・4それぞれに戸11付
き出入口12・13があり、隔壁2には人が通過する出入口
は設けられていない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給食厨房施設や食
品加工工場に用いられる隔壁に関する。
品加工工場に用いられる隔壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種隔壁は、単に2つの区域間
を仕切るものであり、順次加工せられた食品は、隔壁に
設けられた人の出入口により、一方の区域から他方の区
域に搬入せられていた。
を仕切るものであり、順次加工せられた食品は、隔壁に
設けられた人の出入口により、一方の区域から他方の区
域に搬入せられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、食品
加工上の衛生管理ないし品質保証は、従来の加工終了時
点における最終検査重視型から、食品加工過程における
各段階で危害要素を排除するプロセス管理重視型に変っ
てきている。プロセス管理のためには、汚染区域と非汚
染区域とを確実に隔絶することが基本となる。それに
は、加工途中の食品が汚染区域と非汚染区域間を往復す
ることのないようにしなければならないし、両区域間に
おいて汚染源となる人の移動および空調空気の移動を遮
断する必要がある。本発明の目的は、上記の要請にこた
えた給食厨房施設等の隔壁を提供することにある。
加工上の衛生管理ないし品質保証は、従来の加工終了時
点における最終検査重視型から、食品加工過程における
各段階で危害要素を排除するプロセス管理重視型に変っ
てきている。プロセス管理のためには、汚染区域と非汚
染区域とを確実に隔絶することが基本となる。それに
は、加工途中の食品が汚染区域と非汚染区域間を往復す
ることのないようにしなければならないし、両区域間に
おいて汚染源となる人の移動および空調空気の移動を遮
断する必要がある。本発明の目的は、上記の要請にこた
えた給食厨房施設等の隔壁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る給食厨房施設等の隔壁は、2つの区域間を仕切る壁体
に形成せられた少なくとも1つの食品待機室を備えてお
り、食品待機室は、一方の区域に面する側に設けられた
戸付き入口と、同他方の区域に面する側に設けられた戸
付き出口とを有しているものである。
る給食厨房施設等の隔壁は、2つの区域間を仕切る壁体
に形成せられた少なくとも1つの食品待機室を備えてお
り、食品待機室は、一方の区域に面する側に設けられた
戸付き入口と、同他方の区域に面する側に設けられた戸
付き出口とを有しているものである。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
食厨房施設等の隔壁において、2つの区域のうち一方の
区域が汚染区域であり、同他方の区域が非汚染区域であ
る。
食厨房施設等の隔壁において、2つの区域のうち一方の
区域が汚染区域であり、同他方の区域が非汚染区域であ
る。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の給食厨房施設等の隔壁において、2つの区域のう
ち一方の区域が汚染区域であり、同他方の区域が準汚染
区域である。
記載の給食厨房施設等の隔壁において、2つの区域のう
ち一方の区域が汚染区域であり、同他方の区域が準汚染
区域である。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の給食厨房施設等の隔壁において、2つの区域
のうち一方の区域が準汚染区域であり、同他方の区域が
非汚染区域である。
は3記載の給食厨房施設等の隔壁において、2つの区域
のうち一方の区域が準汚染区域であり、同他方の区域が
非汚染区域である。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一項記載の給食厨房施設等の隔壁において、
食品待機室が、常温保管室、冷蔵室、冷蔵・冷凍室、冷
凍室、温蔵室および保冷室のうちのいずれか1つよりな
るものである。
のいずれか一項記載の給食厨房施設等の隔壁において、
食品待機室が、常温保管室、冷蔵室、冷蔵・冷凍室、冷
凍室、温蔵室および保冷室のうちのいずれか1つよりな
るものである。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一項記載の給食厨房施設等の隔壁において、
食品待機室が、壁体の高さの中程にあるものである。
のいずれか一項記載の給食厨房施設等の隔壁において、
食品待機室が、壁体の高さの中程にあるものである。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一項記載の給食厨房施設等の隔壁において、
食品待機室が、所要数の棚を備えているものである。
のいずれか一項記載の給食厨房施設等の隔壁において、
食品待機室が、所要数の棚を備えているものである。
【0011】また、壁体に待機室を形成するには、壁体
と食品待機室を一体につくったものでもよいし、壁体に
開口部を設けて別個に形成したたとえば冷蔵庫を食品待
機室としてこれを開口部にはめ込み、開口部の全周にシ
ールを施したものでもよい。上記壁体は、必要に応じて
断熱性を有する構成となされることがある。また、食品
待機室に対する食品の搬入および搬出を簡便かつ能率化
するため、食品待機室の底、同入口の外および同出口の
外にコンベヤを配置してもよい。また戸は、対向する入
口と出口のそれぞれ開閉状態を確認しうるように、透明
の方が好ましい。なお、「準汚染区域」とは「汚染区
域」に比べて汚染度の低いものをいう。
と食品待機室を一体につくったものでもよいし、壁体に
開口部を設けて別個に形成したたとえば冷蔵庫を食品待
機室としてこれを開口部にはめ込み、開口部の全周にシ
ールを施したものでもよい。上記壁体は、必要に応じて
断熱性を有する構成となされることがある。また、食品
待機室に対する食品の搬入および搬出を簡便かつ能率化
するため、食品待機室の底、同入口の外および同出口の
外にコンベヤを配置してもよい。また戸は、対向する入
口と出口のそれぞれ開閉状態を確認しうるように、透明
の方が好ましい。なお、「準汚染区域」とは「汚染区
域」に比べて汚染度の低いものをいう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下図面
を参照して説明する。 実施形態1 この実施形態は、図1および図2に示されている。同図
は、食品加工工場を単純化して示すもので、この工場
(1) には、本発明による隔壁(2) が使用されている。隔
壁(2) は、2つの区域(3)(4)間を仕切る壁体(5) に形成
せられた3つの食品待機室(6) を備えており、各食品待
機室(6) は、一方の区域(3) に面する側に設けられた両
開き戸(7) 付き入口(8) と、他方の区域(4) に面する側
に設けられた両開き戸(7) 付き出口(9) と、内部の高さ
の真中に設けられた棚(10)とを有する。
を参照して説明する。 実施形態1 この実施形態は、図1および図2に示されている。同図
は、食品加工工場を単純化して示すもので、この工場
(1) には、本発明による隔壁(2) が使用されている。隔
壁(2) は、2つの区域(3)(4)間を仕切る壁体(5) に形成
せられた3つの食品待機室(6) を備えており、各食品待
機室(6) は、一方の区域(3) に面する側に設けられた両
開き戸(7) 付き入口(8) と、他方の区域(4) に面する側
に設けられた両開き戸(7) 付き出口(9) と、内部の高さ
の真中に設けられた棚(10)とを有する。
【0013】一方の区域(3) は、汚染区域であり、他方
の区域(4) は、清浄な非汚染区域であって、両区域(3)
(4)それぞれに戸(11)付き出入口(12)(13)があり、隔壁
(2) には人が通過する出入口は設けられていない。
の区域(4) は、清浄な非汚染区域であって、両区域(3)
(4)それぞれに戸(11)付き出入口(12)(13)があり、隔壁
(2) には人が通過する出入口は設けられていない。
【0014】出入口(12)から汚染区域(3) に搬入された
素材食品を清浄な非汚染区域(4) に移動させる場合に
は、食品の種類毎に分けてまず3つの食品待機室(6) に
入れる。このさい、各食品待機室(6) の出口(9) の戸
(7) を閉じたままにしておき、汚染区域(3) と非汚染区
域(4) とを遮断した状態で入口(8) の戸(7) を開き、食
品を食品待機室(6) に入れる。つぎに、入口(8) の戸
(7) を閉じ、汚染区域(3) と非汚染区域(4) とを遮断し
た状態で出口(9) の戸(7) を開き、食品を各食品待機室
(6) から出すのである。食品は、各食品待機室(6) に必
ずいったんは入れられるが、直ぐに取り出してもよい
し、必要な時間ないし日数そこに保管しておいてもよ
い。
素材食品を清浄な非汚染区域(4) に移動させる場合に
は、食品の種類毎に分けてまず3つの食品待機室(6) に
入れる。このさい、各食品待機室(6) の出口(9) の戸
(7) を閉じたままにしておき、汚染区域(3) と非汚染区
域(4) とを遮断した状態で入口(8) の戸(7) を開き、食
品を食品待機室(6) に入れる。つぎに、入口(8) の戸
(7) を閉じ、汚染区域(3) と非汚染区域(4) とを遮断し
た状態で出口(9) の戸(7) を開き、食品を各食品待機室
(6) から出すのである。食品は、各食品待機室(6) に必
ずいったんは入れられるが、直ぐに取り出してもよい
し、必要な時間ないし日数そこに保管しておいてもよ
い。
【0015】実施形態2 この実施形態は、図3ないし図5に示されている。同図
は、給食厨房施設(82)を示すもので、同施設には、本発
明による第1〜第4隔壁(12)〜(15)が使用されている。
第1隔壁(12)は、汚染区域(16)である素材食品納入室
と、準汚染区域(17)である洗浄等を行なう下処理室とを
仕切る壁体(18)に、第1〜第4食品待機室(19)〜(22)が
形成せられたものである。第2隔壁(13)は、準汚染区域
(17)である下処理室と、清浄な非汚染区域(23)である下
ごしらえ調理室とを仕切る壁体(24)に、第1〜第2食品
待機室(25)(26)が形成せられたものである。第3隔壁(1
4)は、非汚染区域(23)である下ごしらえ調理室と、清浄
な非汚染区域(27)である加熱調理室兼盛り付け室とを仕
切る壁体(28)に、第1〜第3食品待機室(29)〜(31)が形
成せられたものである。第4隔壁(15)は、非汚染区域(2
7)である加熱調理室兼盛り付け室と、人が自由に出入り
するので汚染区域(32)である給食搬出室とを仕切る壁体
(33)に、第1〜第6食品待機室(34)〜(39)が形成せられ
たものである。
は、給食厨房施設(82)を示すもので、同施設には、本発
明による第1〜第4隔壁(12)〜(15)が使用されている。
第1隔壁(12)は、汚染区域(16)である素材食品納入室
と、準汚染区域(17)である洗浄等を行なう下処理室とを
仕切る壁体(18)に、第1〜第4食品待機室(19)〜(22)が
形成せられたものである。第2隔壁(13)は、準汚染区域
(17)である下処理室と、清浄な非汚染区域(23)である下
ごしらえ調理室とを仕切る壁体(24)に、第1〜第2食品
待機室(25)(26)が形成せられたものである。第3隔壁(1
4)は、非汚染区域(23)である下ごしらえ調理室と、清浄
な非汚染区域(27)である加熱調理室兼盛り付け室とを仕
切る壁体(28)に、第1〜第3食品待機室(29)〜(31)が形
成せられたものである。第4隔壁(15)は、非汚染区域(2
7)である加熱調理室兼盛り付け室と、人が自由に出入り
するので汚染区域(32)である給食搬出室とを仕切る壁体
(33)に、第1〜第6食品待機室(34)〜(39)が形成せられ
たものである。
【0016】第1隔壁(12)の第1〜第4食品待機室(19)
〜(22)は、原材料保管用であり、汚染区域(16)である素
材食品納入室に面する側に設けられた両開き戸(40)付き
入口(41)と、準汚染区域(17)である下処理室に面する側
に設けられた両開き戸(40)付き出口(42)と、内部に設け
られた上下2つの棚(43)とを有する(図4)。第1食品
待機室(19)は、肉類冷凍・冷蔵室、第2食品待機室(20)
は、魚類冷凍・冷蔵室、第3食品待機室(21)は、野菜・
果実冷蔵室、第4食品待機室(22)は、米・乾物・調味料
常温保管室となっている。
〜(22)は、原材料保管用であり、汚染区域(16)である素
材食品納入室に面する側に設けられた両開き戸(40)付き
入口(41)と、準汚染区域(17)である下処理室に面する側
に設けられた両開き戸(40)付き出口(42)と、内部に設け
られた上下2つの棚(43)とを有する(図4)。第1食品
待機室(19)は、肉類冷凍・冷蔵室、第2食品待機室(20)
は、魚類冷凍・冷蔵室、第3食品待機室(21)は、野菜・
果実冷蔵室、第4食品待機室(22)は、米・乾物・調味料
常温保管室となっている。
【0017】第2隔壁(13)の第1および第2食品待機室
(25)(26)は、準汚染区域(17)である下処理室に面する側
に設けられた両開き戸(40)付き入口(43)と、非汚染区域
(23)である下ごしらえ調理室に面する側に設けられた両
開き戸(40)付き出口(44)とを有する。第1および第2食
品待機室(25)(26)は、野菜の場合は洗浄、魚肉類の場合
は洗浄・解凍等の下処理せられた食品を準汚染区域(17)
から下ごしらえのために非汚染区域(23)に移し替えるさ
い、いったん食品を待機させるところである。
(25)(26)は、準汚染区域(17)である下処理室に面する側
に設けられた両開き戸(40)付き入口(43)と、非汚染区域
(23)である下ごしらえ調理室に面する側に設けられた両
開き戸(40)付き出口(44)とを有する。第1および第2食
品待機室(25)(26)は、野菜の場合は洗浄、魚肉類の場合
は洗浄・解凍等の下処理せられた食品を準汚染区域(17)
から下ごしらえのために非汚染区域(23)に移し替えるさ
い、いったん食品を待機させるところである。
【0018】第3隔壁(14)の第1〜第3食品待機室(29)
〜(31)は、下ごしらえした食品を加熱調理する前に一時
保冷しておくところであり、非汚染区域(23)である下ご
しらえ調理室に面する側に設けられた透明引違い戸(45)
付き入口(46)と、同じく非汚染区域(27)である加熱調理
室兼盛り付け室に面する側に設けられた透明引違い戸(4
5)付き出口(47)と、内部に設けられた上中下3つの棚(4
8)とを有する(図5)。第1食品待機室(29)は肉類保冷
室、第2食品待機室(30)は魚類保冷室、第3食品待機室
(31)は野菜・果実保冷室となっている。
〜(31)は、下ごしらえした食品を加熱調理する前に一時
保冷しておくところであり、非汚染区域(23)である下ご
しらえ調理室に面する側に設けられた透明引違い戸(45)
付き入口(46)と、同じく非汚染区域(27)である加熱調理
室兼盛り付け室に面する側に設けられた透明引違い戸(4
5)付き出口(47)と、内部に設けられた上中下3つの棚(4
8)とを有する(図5)。第1食品待機室(29)は肉類保冷
室、第2食品待機室(30)は魚類保冷室、第3食品待機室
(31)は野菜・果実保冷室となっている。
【0019】第4隔壁(15)の第1および第6食品待機室
(34)〜(39)は、加熱調理した食品を給食のために食器・
食缶に盛り付けし、給食排出口(83)に運ぶ前にこれらを
待機させるところであり、非汚染区域(27)である加熱調
理室兼盛り付け室に面する側に設けられた片開き戸(40)
付き入口(79)と、汚染区域(32)である給食搬出室に面す
る側に設けられた片開き戸(40)付き出口(80)と、所要数
の棚(図示略)とを有する。第1食品待機室(34)は米飯
温蔵室、第2〜第4食品待機室(35)〜(37)は副食温蔵
室、第5食品待機室(38)はしる類温蔵室、第6食品待機
室(39)は果物保冷室となっている。
(34)〜(39)は、加熱調理した食品を給食のために食器・
食缶に盛り付けし、給食排出口(83)に運ぶ前にこれらを
待機させるところであり、非汚染区域(27)である加熱調
理室兼盛り付け室に面する側に設けられた片開き戸(40)
付き入口(79)と、汚染区域(32)である給食搬出室に面す
る側に設けられた片開き戸(40)付き出口(80)と、所要数
の棚(図示略)とを有する。第1食品待機室(34)は米飯
温蔵室、第2〜第4食品待機室(35)〜(37)は副食温蔵
室、第5食品待機室(38)はしる類温蔵室、第6食品待機
室(39)は果物保冷室となっている。
【0020】食品を一方の区域から他方の区域へと上記
各待機室を順次通過させる仕方は、実施例1の場合と同
様である。
各待機室を順次通過させる仕方は、実施例1の場合と同
様である。
【0021】その他、図3において、(49)は引違い戸を
有する食器・食缶返却口、(50)は食器・食缶洗浄室、(5
1)は残飯廃棄室であり、食器・食缶洗浄室(50)に面する
側と、外部に面する側に、それぞれ片開き戸を有する出
入口(52)(53)が設けられている。(54)は食器・食缶高温
乾燥室であり、食器・食缶洗浄室(50)に面する側と、非
汚染区域(27)である加熱調理室兼盛り付け室に面する側
に、それぞれ片開き戸を有する出入口(55)(56)が設けら
れている。(57)は管理・休憩室であり、汚染区域(16)で
ある素材食品納入室に面する側と、非汚染区域(27)であ
る加熱調理室兼盛り付け室に面する側とにそれぞれ片開
き戸を有する出入口(58)(59)が設けられている。(60)は
エア・シャワー室であり、準汚染区域(17)である下処理
室に面する側と、非汚染区域(27)である加熱調理室兼盛
り付け室に面する側とに、それぞれ片開き戸を有する出
入口(61)(62)が設けられている。エア・シャワー室(60)
の中間には仕切壁(63)があり、片開き戸を有する通過口
(64)が設けられている。(65)は殺菌室であり、準汚染区
域(17)である下処理室に面する側と、非汚染区域(23)で
ある下ごしらえ調理室に面する側とに、それぞれ片開き
戸を有する出入口(66)(67)が設けられており、常温保管
室(22)の米・乾物・調味料が、使用都度必要なだけ殺菌
室(65)に移され、気相オゾン管によって殺菌処理され
る。殺菌中は、出入口(66)(67)は閉じられている。(68)
は下屑廃棄室であり、準汚染区域(17)である下処理室に
面する側と、外部に面する側とに、それぞれ片開き戸を
有する出入口(69)(70)が設けられている。(71)は上屑廃
棄室であり、非汚染区域(23)である下ごしらえ調理室に
面する側と、外部に面する側とに、それぞれ片開き戸を
有する出入口(72)(73)が設けられている。(74)は汚染区
域(16)である素材食品納入室の外部に面する側に設けら
れた両開き戸を有する出入口、(75)は汚染区域(16)であ
る素材食品納入室と準汚染区域(17)である下処理室との
間に設けられた片両開き戸を有する出入口、(81)は非汚
染区域(23)である下ごしらえ調理室と、非汚染区域(27)
である加熱用調理室兼盛り付け室との間に設けられた両
開き戸を有する出入口であり、非汚染区域(23)で汚染さ
れた米が通過するところである。乾物・調味料はそのま
ま通過する。(76)(77)(78)は準汚染区域(17)である下処
理室、非汚染区域(23)である下ごしらえ調理室および非
汚染区域(27)である加熱調理室兼盛り付け室それぞれに
設けられた外部に通じる非常口であり、各非常口は片開
き戸を有する。
有する食器・食缶返却口、(50)は食器・食缶洗浄室、(5
1)は残飯廃棄室であり、食器・食缶洗浄室(50)に面する
側と、外部に面する側に、それぞれ片開き戸を有する出
入口(52)(53)が設けられている。(54)は食器・食缶高温
乾燥室であり、食器・食缶洗浄室(50)に面する側と、非
汚染区域(27)である加熱調理室兼盛り付け室に面する側
に、それぞれ片開き戸を有する出入口(55)(56)が設けら
れている。(57)は管理・休憩室であり、汚染区域(16)で
ある素材食品納入室に面する側と、非汚染区域(27)であ
る加熱調理室兼盛り付け室に面する側とにそれぞれ片開
き戸を有する出入口(58)(59)が設けられている。(60)は
エア・シャワー室であり、準汚染区域(17)である下処理
室に面する側と、非汚染区域(27)である加熱調理室兼盛
り付け室に面する側とに、それぞれ片開き戸を有する出
入口(61)(62)が設けられている。エア・シャワー室(60)
の中間には仕切壁(63)があり、片開き戸を有する通過口
(64)が設けられている。(65)は殺菌室であり、準汚染区
域(17)である下処理室に面する側と、非汚染区域(23)で
ある下ごしらえ調理室に面する側とに、それぞれ片開き
戸を有する出入口(66)(67)が設けられており、常温保管
室(22)の米・乾物・調味料が、使用都度必要なだけ殺菌
室(65)に移され、気相オゾン管によって殺菌処理され
る。殺菌中は、出入口(66)(67)は閉じられている。(68)
は下屑廃棄室であり、準汚染区域(17)である下処理室に
面する側と、外部に面する側とに、それぞれ片開き戸を
有する出入口(69)(70)が設けられている。(71)は上屑廃
棄室であり、非汚染区域(23)である下ごしらえ調理室に
面する側と、外部に面する側とに、それぞれ片開き戸を
有する出入口(72)(73)が設けられている。(74)は汚染区
域(16)である素材食品納入室の外部に面する側に設けら
れた両開き戸を有する出入口、(75)は汚染区域(16)であ
る素材食品納入室と準汚染区域(17)である下処理室との
間に設けられた片両開き戸を有する出入口、(81)は非汚
染区域(23)である下ごしらえ調理室と、非汚染区域(27)
である加熱用調理室兼盛り付け室との間に設けられた両
開き戸を有する出入口であり、非汚染区域(23)で汚染さ
れた米が通過するところである。乾物・調味料はそのま
ま通過する。(76)(77)(78)は準汚染区域(17)である下処
理室、非汚染区域(23)である下ごしらえ調理室および非
汚染区域(27)である加熱調理室兼盛り付け室それぞれに
設けられた外部に通じる非常口であり、各非常口は片開
き戸を有する。
【0022】
【発明の効果】本発明による給食厨房施設等の隔壁は、
2つの区域間を仕切る壁体に形成せられた少なくとも1
つの食品待機室を備えており、食品待機室は、一方の区
域に面する側に設けられた戸付き入口と、同他方の区域
に面する側に設けられた戸付き出口とを有しているか
ら、汚染源となる人の移動および空調空気の移動を可及
的に遮断しながら、食品のみを一方の区域から他方の区
域へ移動でき、しかも移動待機中に必要な冷蔵、冷蔵・
冷凍、冷凍、温蔵、保冷等による食品保管が可能であ
り、食品加工過程における各段階で危害要素を排除する
プロセス管理を確実に行なうことができ、食品衛生上な
いし品質保証上優れたものである。
2つの区域間を仕切る壁体に形成せられた少なくとも1
つの食品待機室を備えており、食品待機室は、一方の区
域に面する側に設けられた戸付き入口と、同他方の区域
に面する側に設けられた戸付き出口とを有しているか
ら、汚染源となる人の移動および空調空気の移動を可及
的に遮断しながら、食品のみを一方の区域から他方の区
域へ移動でき、しかも移動待機中に必要な冷蔵、冷蔵・
冷凍、冷凍、温蔵、保冷等による食品保管が可能であ
り、食品加工過程における各段階で危害要素を排除する
プロセス管理を確実に行なうことができ、食品衛生上な
いし品質保証上優れたものである。
【図1】本発明の実施形態1を示す垂直縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II線にそう断面図である。
【図3】本発明の実施形態2を示す水平断面図である。
【図4】第1隔壁を汚染区域である素材納品室側からみ
た斜視断面図である。
た斜視断面図である。
【図5】第3隔壁を非汚染区域である下ごしらえ調理室
側からみた斜視断面図である。
側からみた斜視断面図である。
(3)(16)(32) :汚染区域 (17):準汚染区域 (4)(23)(27) :非汚染区域 (5)(18)(24)(28)(33) :壁体 (6)(19) 〜(22)(29)〜(31)(34)〜(39):食品待機室 (7)(40)(45) :戸 (8)(41)(43)(46)(79) :入口 (9)(42)(44)(47)(80) :出口 (2)(12) 〜(15):隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A47B 81/00 A47B 81/00 A
Claims (7)
- 【請求項1】 2つの区域間を仕切る壁体に形成せられ
た少なくとも1つの食品待機室を備えており、食品待機
室は、一方の区域に面する側に設けられた戸付き入口
と、同他方の区域に面する側に設けられた戸付き出口と
を有している給食厨房施設等の隔壁。 - 【請求項2】 2つの区域のうち一方の区域が汚染区域
であり、同他方の区域が非汚染区域である、請求項1記
載の給食厨房施設等の隔壁。 - 【請求項3】 2つの区域のうち一方の区域が汚染区域
であり、同他方の区域が準汚染区域である、請求項1ま
たは2記載の給食厨房施設等の隔壁。 - 【請求項4】 2つの区域のうち一方の区域が準汚染区
域であり、同他方の区域が非汚染区域である、請求項
1、2または3記載の給食厨房施設等の隔壁。 - 【請求項5】 食品待機室が、常温保管室、冷蔵室、冷
蔵・冷凍室、冷凍室、温蔵室および保冷室のうちのいず
れか1つよりなる請求項1ないし4のいずれか一項記載
の給食厨房施設等の隔壁。 - 【請求項6】 食品待機室が、壁体の高さの中程にある
請求項1ないし5のいずれか一項記載の給食厨房施設等
の隔壁。 - 【請求項7】 食品待機室が、所要数の棚を備えている
請求項1ないし6のいずれか一項記載の給食厨房施設等
の隔壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079242A JPH11270032A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 給食厨房施設等の隔壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079242A JPH11270032A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 給食厨房施設等の隔壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270032A true JPH11270032A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13684398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079242A Withdrawn JPH11270032A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 給食厨房施設等の隔壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11270032A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008199934A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Kyudensha:Kk | ラックオーブン |
JP2013059592A (ja) * | 2011-09-10 | 2013-04-04 | Vity Inc | 配膳カウンターで区画する厨房施設 |
CN105066550A (zh) * | 2015-08-10 | 2015-11-18 | 孙明成 | 一种挂式专用排酸肉冷藏保鲜柜 |
KR20220090785A (ko) * | 2020-12-23 | 2022-06-30 | 동건화학 주식회사 | 독립구간 및 독립구간별 이송수단을 갖춘 교차오염 방지형 조리실 구조 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10079242A patent/JPH11270032A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008199934A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Kyudensha:Kk | ラックオーブン |
JP2013059592A (ja) * | 2011-09-10 | 2013-04-04 | Vity Inc | 配膳カウンターで区画する厨房施設 |
CN105066550A (zh) * | 2015-08-10 | 2015-11-18 | 孙明成 | 一种挂式专用排酸肉冷藏保鲜柜 |
KR20220090785A (ko) * | 2020-12-23 | 2022-06-30 | 동건화학 주식회사 | 독립구간 및 독립구간별 이송수단을 갖춘 교차오염 방지형 조리실 구조 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |