JPH11269921A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

Info

Publication number
JPH11269921A
JPH11269921A JP7442898A JP7442898A JPH11269921A JP H11269921 A JPH11269921 A JP H11269921A JP 7442898 A JP7442898 A JP 7442898A JP 7442898 A JP7442898 A JP 7442898A JP H11269921 A JPH11269921 A JP H11269921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
inspection port
inspection
opening
hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7442898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3393987B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Yugawa
勝彦 湯川
Masamitsu Date
正光 伊達
Junichi Fujiwara
純一 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP07442898A priority Critical patent/JP3393987B2/ja
Publication of JPH11269921A publication Critical patent/JPH11269921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3393987B2 publication Critical patent/JP3393987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンネットや点検口の形状に合わせてカバー
を容易に取りつけることができるようにする。 【解決手段】 旋回台4上に点検必要機器11,31を
搭載するとともに該機器11,31を旋回台4に対して
固定のボンネット13で覆い、該ボンネット13に前記
機器11,31に対する点検口53を形成して該点検口
53を開閉自在に閉鎖するカバー54を設け、該カバー
54を、弾性変形可能な部材にて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー、パワ
ーショベル等の旋回作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の旋回作業機として特開平6−21
2665号公報に記載された技術がある。この技術は、
旋回台上にエンジン、タンク、電装品、油圧機器等を搭
載するとともに、これら機器をボンネットで覆い、点検
や補給が必要な機器に対しては共通の点検口を形成し
て、これをカバーによって開閉自在にしたものであっ
た。
【0003】また、ボンネット上に運転席を搭載し、運
転席の両側にキャノピの支柱を立設したものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に旋回作業機のボ
ンネットはデザイン性の向上等を図るべく3次元的な曲
面によって形成されているが、上記のような点検口を形
成した場合、該点検口の周端も弯曲した形状となってい
る。そのため、点検窓の開閉するカバーの外周も点検口
にあった弯曲形状に形成する必要があり、寸法が狂うと
カバーと点検口との間に隙間が生じて見栄えを損なった
り、隙間から雨水等が浸入する恐れがあった。
【0005】特に、上記点検口は複数の機器に対する共
通の大きい開口を有するものであるために、該点検口周
端の弯曲形状も複雑となり、高い寸法精度が要求される
ものとなっていた。また、ボンネット内の機器は、それ
ぞれ点検頻度、補給頻度が異なるものであるが、共通の
大きい点検口を備えてカバーによって全体を開閉するも
のとなっているため各機器に対する点検等を行う際にそ
の都度カバー全体を開閉する必要があり、作業が煩雑な
ものとなっていた。
【0006】また、前記キャノピ支柱は、ボンネット内
のキャノピマウントを介してボンネットを貫通する構成
となっているため、ボンネットには支柱用の貫通孔を別
途形成する必要があるとともにボンネット内への浸水を
防止するシール構造を備える必要があった。本発明は、
ボンネットや点検口の形状に合わせてカバーを容易に取
りつけることができるようにした旋回作業機を提供する
ことを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、旋回台上に点検必要機器を搭載するとともに該機器
を旋回台に対して固定のボンネットで覆い、該ボンネッ
トに前記機器に対する点検口を形成して該点検口を開閉
自在に閉鎖するカバーを設けている旋回作業機におい
て、前記カバーが、弾性変形可能な部材にて形成されて
いることを特徴とするものである。
【0008】これによれば、前記カバーを弾性変形させ
ることにより、点検口周端の弯曲形状に合わせて隙間無
く取り付けることが可能となり、見栄えを損なったり雨
水等が浸入するのを防止できる。なお、本発明における
点検とは、電装品や油圧機器等の点検に限らず、各種タ
ンクに対する給油、給水等を含む概念で用いたものであ
る。
【0009】また、本発明に係る旋回作業機は、旋回台
上に運転席の上方を覆う日除け部を備え、該日除け部の
支柱を前記点検口に挿通して前記ボンネット内に固定す
るととともに、前記カバーに支柱の貫通孔を形成したこ
とを特徴とするものである。これによれば、日除け部の
支柱を点検口を利用してボンネットを貫通させることが
できるとともに、弾性変形可能なカバーに対して支柱を
貫通していることから支柱に対して貫通孔を密着させる
ことができ、カバーそのものにシール機能をもたせて貫
通孔からの浸水等を防止できるようになる。
【0010】そして、本発明に係る旋回作業機は、前記
点検口は、複数の点検必要機器を点検可能に形成され、
前記カバーは、複数の前記機器のいずれかに対応して部
分的に開閉自在とするべくヒンジ部を備えていることを
特徴とするものである。これによれば、点検頻度の高い
機器に対してはカバーを部分的に開閉してカバー全体を
開くという煩雑な作業を無くし、点検頻度の低い機器に
対してはカバー全体を開くことにより点検可能としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図6には、バックホーで例示する
本発明に係る旋回作業機1を示しており、該旋回作業機
1は、左右一対のクローラ走行体2を備えた走行装置3
上に、縦方向(上下方向)の旋回軸心P1回りに旋回自
在に旋回台4を備えて主構成されたものである。
【0012】図1〜図5にも示すように、旋回台4の前
端部には、バックホー装置(作業装置)5が設けられ、
旋回台4上の前部左側には操作部6、ステップ部7等を
備えた操縦フロア8が設けられ、該操縦フロア8の後方
及び右側方には、エンジン9、タンク10,11等の機
器を覆うボンネット12,13が設けられ、該ボンネッ
ト12上に運転席14が設けられている。また、運転席
14の前方で旋回台4の左側部には運転席14への乗降
口15が形成されている。
【0013】前記バックホー装置5は、旋回台4の前端
の支持ブラケット16に、上下方向の揺動軸心(揺動支
点)P2回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラ
ケット17と、該スイングブラケット17に左右方向の
軸心回りに上下揺動自在に支持されたブーム18と、該
ブーム18の先端に左右方向の軸心回りに前後揺動自在
に支持されたアーム19と、該アーム19の先端に左右
方向の軸心回りに揺動自在に支持されたバケット20と
を有し、前記スイングブラケット17、ブーム18、ア
ーム19及びバケット20は、それぞれ油圧シリンダよ
りなるスイングシリンダ21、ブームシリンダ22、ア
ームシリンダ23及びバケットシリンダ24により揺動
駆動されるようになっている。
【0014】前記旋回台4は、走行装置3の中央に設け
られた軸受体25を介して前記旋回軸心P1回りに回動
自在に支持されており、旋回台4下部のベースフレーム
26上に設けた旋回モータ27により旋回駆動されるよ
うになっている。旋回台4の後部は、前記旋回軸心P1
を中心とした円弧壁面に形成されており、この旋回台4
の後部が描く旋回軌跡が走行装置3の左右及び前後幅内
に収められている。また、旋回台4の左右側部は前後方
向の直壁面に形成されており、旋回台4の左右幅が前記
旋回軌跡の直径よりも幅狭に形成されている。
【0015】このような構成によって、旋回台4が走行
装置3からはみ出ることなく旋回でき、狭路での走行や
掘削作業が容易に行えるようになっているのである。前
記ベースフレーム26の後端には、前端のバックホー装
置5との重量バランスを図るカウンタウエイト28が設
けられている。また、カウンタウエイト28より前側の
旋回台4の左右側部及び前側部には板金製のスカート
(側壁部材)29が設けられている。
【0016】前記ベースフレーム26の後部上には、エ
ンジン9が横置き配置され、該エンジン9に付設する油
圧ポンプ30がエンジンの左側に配置され、ラジエータ
31が右側に配置されている。また、エンジン9の後方
のウエイト28部分には凹陥部28aが形成されてお
り、該凹陥部28aに作動油タンク10が収納されると
ともに該作動油タンク10の上方にバッテリ32が設け
られている。
【0017】前記油圧ポンプ30の上方には、エアクリ
ーナ33、マフラー34等が配置され、前記ラジエータ
31の前側で操縦フロア8の右側には燃料タンク11が
配置されている。前記ボンネット12,13は、板金製
又は硬質樹脂製よりなり、旋回台4に対して固定の固定
ボンネット13と、開閉自在な開閉ボンネット12とか
ら構成されており、該開閉ボンネット12は、前記操縦
フロア8の後方に配置されていて、前記エンジン9、油
圧ポンプ30等を覆っている。また、開閉ボンネット1
2は、ウエイト28の左右中間部に設けたヒンジ部材3
5を介して後端部が左右方向の軸心P3回りに開閉揺動
自在に枢結されている。
【0018】前記開閉ボンネット12内の左側、すなわ
ち乗降口15の後方側には、前記エアクリーナ33や油
圧ポンプ30の他、日常点検が必要な燃料系の機器(燃
料フィルター,電磁ポンプ等)61や電装品等が納めら
れている。従って、開閉ボンネット12を開くことで、
乗降口15側からボンネット12内の左側に納めされた
日常点検機器を容易に点検できるようになっている。
【0019】また、前記作動油タンク10の給油パイプ
10aは、タンク上面左側から左前斜め上方に延伸して
その給油口10bがボンネット12内の左側部に寄せら
れ、該給油パイプ10aにラジエータ31のリザーバタ
ンク36が取付け固定されている。これによって、開閉
ボンネット12を開くことで作動油タンク10やリザー
バタンク36への補給を好適に行えるのである。
【0020】前記開閉ボンネット12上面には、下向き
の凹部12aが形成され、該凹部12aに前記運転席1
4が搭載されて開閉ボンネット12と一体に開閉揺動す
るようになっている。また、前記凹部12aの中央には
更に一段下向きに凹んだ第2凹部12bが設けられてお
り、該第2凹部12bにグリースガン等の工具37を収
納可能としている。そして、運転席14の前部を左右方
向の支点回りに回動させることで第2凹部12bを開放
し、工具37の出し入れができるようになっている。
【0021】前記固定ボンネット13は、開閉ボンネッ
ト12及び操縦フロア8の右側方で旋回台4の後部から
前部に亘る範囲で設けられており、該固定ボンネット1
3により前記ラジエータ31及び燃料タンク11を覆っ
ている。前記操縦フロア8の操作部6には、操作レバー
38等を備えた操作ボックス39が立設され、該操作ボ
ックス39の下方の旋回台4内には、旋回モータ27や
バックホー装置5の各油圧シリンダ等を油圧制御する制
御弁ブロック40が配置されている。また、操作ボック
ス39の下部の左右両側には、それぞれスイングペダ
ル,増速ペダル,サービスポートペダル等のペダル装置
41が設けられている。
【0022】そして、操縦フロア8の後部のステップ部
7の左側部がオペレータが乗降する乗降口15とされて
いる。ここで、旋回台4の構造について詳説すると、旋
回台4の左右側部及び前側部を構成する前記スカート2
9は、バックホー装置5の支持ブラケット16を挟んで
左右個別の側壁部材29L,29Rにて形成され、それ
ぞれベースフレーム26及び該ベースフレーム26に備
えたブラケット等を介して固定されている。
【0023】一方、前記ステップ部7は、前記乗降口1
5から開閉ボンネット12と操作部6との間を左右方向
に延伸し、且つ延伸端から操作部6と固定ボンネット1
3との間を前方に張り出した、平面略L字状の金属製の
ステップ部材42を有し、該ステップ部材42は、前記
側壁部材29L,29Rとは別構成とされていて、該側
壁部材29L,29Rやベースフレーム26から立設し
たブラケット等を介してボルト等で固定されている。
【0024】また、操作ボックス39の下部は、ゴム等
の弾性材料よりなるブーツ43により構成され、該ブー
ツ43は、平面L字状のステップ部材42と左側部材2
9Lとによって囲まれた空間を埋めるべく操縦フロア8
の一部をなす床部材を構成している。すなわち、操縦フ
ロア8は、ステップ部材42とブーツ43との別構成の
部材によって前後に分割して形成されることとなってい
る。
【0025】上記のように左右の側壁部材29L,29
Rと、操縦フロア8を構成するステップ部材42とブー
ツ43とをそれぞれ個別の部材で形成していることか
ら、個別に着脱することが可能であり、個々の部材の補
修、交換等の作業が容易に行え、また必要箇所のみを取
り外すことで旋回台4内部の機器のメンテナンスも容易
に行えるようになっているのである。
【0026】前記操作ボックス39及びブーツ43は、
ベースフレーム26から立設して操作レバー38のリン
ク機構やパイロットバルブ等を支持する枠体44の外周
を囲うように設けられており、ブーツ43の中央部には
枠体44等を挿通する開口部43aが形成されている。
また、前記ブーツ43には、前記開口部43aと外周部
とに亘る分割部43bを形成しており、これによって、
ブーツ43を弾性変形することにより分割部43bを介
して開口部43aを広げ、枠体44の外側方から着脱す
ることができるようになっている。このような構造を備
えることから、操作ボックス39を枠体44側に取付け
た状態でブーツ43のみを着脱するといった構成を採用
することも可能で、この場合には、ブーツ43のみを取
り外して制御弁40等のメンテナンス等を行えるように
なる。
【0027】また、前記ステップ部材42は、操作部6
と固定ボンネット12との間で前方に張り出した張出部
42aを形成しているため、操作ボックス39の右側の
操作ペダル41を使用していないとき等に張出部42a
を足置きスペースとして利用できるようになっている。
なお、前記ステップ部材42の上面には、該ステップ部
材42の形状に倣った平面視L字状のゴム製マット45
が設けられており、ステップ部材42の全体にわたり滑
り止め機能等をもたせている。
【0028】また、前記張出部42aは、バックホー装
置5の支持ブラケット16(揺動軸心P2)の後方に配
置されている。すなわち、従来においては、揺動軸心P
2の後方に運転席が左右にオーバーラップして設けられ
ていたため揺動軸心P2と運転席との間に操作ボックス
等が立設し、該操作ボックス等が障害となってバックホ
ー装置の基部近傍を視認しずらかったが、本発明におい
ては上記のような配置とすることで、張出部42aの上
方空間によってバックホー装置5を視認でき、特にバッ
クホー装置5の左右の揺動状態等を確認しやすくなって
いる。また、前記空間から走行装置3の足元を確認し易
くなっている。
【0029】図5及び図6に示すように、前記運転席1
4の上方には日除け部46が設けられている。該日除け
部46は、運転席14の右側方で前記固定ボンネット1
3から上方に延伸する一本の支柱47を介して右側部が
片持ち状に支持されており、該支柱47の基部は、固定
ボンネット13内に設けられたフレーム48に取付け固
定されている。
【0030】このフレーム48は、金属製の板材によっ
て形成されており、側面視において、前記ラジエータ3
1の上方及び前後側方を覆う門型に形成されている。そ
して、フレーム48の前側の脚部48aが前記ラジエー
タ31と燃料タンク11との間を上下に挿通してベース
フレーム26側に固定され、後側の脚部48bがウエイ
ト28から上方に突出した支持台28bに固定され、前
後脚部48a,48bの上端に、前後に延びるベースプ
レート48cが固定されている。そして、このベースプ
レート48cの上面に前記支柱47の基部がボルト等に
よって固定されているのである。
【0031】また、平面視において、前記フレーム48
はラジエータ31の左側近傍位置に配置されており、前
記ベースプレート48cがエンジン9とラジエータ31
との間のラジエータファン49に上方に重なるように配
置されている。上記のようにフレーム48をラジエータ
31の近傍位置で外周を覆う門型に形成することでフレ
ーム48がラジエータ31のガードの機能を奏し、また
フレーム48からラジエータ31にサポート部材50等
を設けることでラジエータ31の防振を図ることができ
るのである。また、ラジエータ31の前側に隣接する燃
料タンク11に対しても、前脚部48aから燃料タンク
11の上方を押さえるサポート部材51を設けることで
燃料タンク11の支持や防振等を図っているのである。
【0032】また、前記フレーム48は、ラジエータフ
ァン49とラジエータ31の間で前後方及び上方を囲っ
ているため、ファン49からの冷却風をラジエータ41
に導く導流板としての作用も有している。前記フレーム
48の前脚部48a,48bは板材によって形成されて
いることから燃料タンク11とラジエータ31との狭い
隙間を挿通することができ、またベースプレート48c
も板材により形成されていることからラジエータ31等
と固定ボンネット12との狭い隙間を前後に挿通できる
ようになっている。
【0033】前記支柱47は、旋回台4の右側で前後方
向に延びるフレーム48に固定されているため、この支
柱47が存在する固定ボンネット13は、左右幅が狭く
前後に長い形状に形成され、支柱47を避けた旋回台4
左側の大部分を開閉ボンネット12で覆うことができる
ようになり、内部のエンジン9等の機器の大きく露出し
て点検作業等を行い易くしているのである。
【0034】上記に説明した旋回台4上の各部の配置
を、図1を参照して更に詳細に説明すると、旋回台4の
略中央に配置された旋回軸心P1に対して、運転席14
は若干左側に偏心して配置されている。一方、バックホ
ー装置5の左右揺動軸心P2は旋回軸心P1よりも右側
に配置され、日除け部46の支柱47も右側に配置され
ている。また、運転席14への乗降口15が、支柱47
に対して旋回軸心P1及び運転席14を挟んだ旋回台4
の左側部に設けられている。
【0035】上記のような配置とすることで、バックホ
ー装置5の揺動支点P2と、運転席14とが左右方向に
位置ずれした配置となり、これによって揺動支点P2を
可及的に後方位置に配置して運転席14側に近づけるこ
とができるようになり、運転席14からバケット20ま
でのリーチを小さくしてバケット20による作業状態を
左斜め後方の運転席14から確認し易くできるのであ
る。
【0036】また、バケット20までのリーチを短くで
きることから、バックホー装置5の旋回台4からの延伸
量が小さくでき、旋回台とバックホー装置との前後重量
バランスを良くすることができるのである。そして、前
記乗降口15が、支柱47に対して運転席14及び旋回
軸心P1を挟んで離れた位置にあることからオペレータ
が乗降する際に支柱47が障害となることもなくなって
いる。
【0037】また、図7に示すように、塀際の側溝掘り
作業を行う場合において、旋回台4に対して左側に揺動
したバックホー装置5のバケット20を運転席14から
確認する際に、運転席14に対して揺動軸心P2が右方
向に位置ずれしているためにバケット20が運転席14
側に近づき、支柱47が運転席14の右側に配置されて
いることからオペーレタの視界に入ることもなくなって
作業状態の確認が容易に行えるのである。
【0038】図1,図4及び図5に示すように、前記固
定ボンネット13には、ラジエータ31への給水や燃料
タンク11への給油を可能とする点検口53が設けられ
ており、該点検口53は、ラジエータ31の給水口31
a、燃料タンク11の給油口11a及び前記日除け部4
6の支柱47を含む範囲で広く形成されている。また、
前記点検口53には、該点検口53を開閉自在に閉鎖す
るカバー54が設けられている。
【0039】該カバー54は、ゴム、合成樹脂等の弾性
変形可能な材料にて形成されていて、その外周が点検口
53の周端に凹凸嵌合構造やボルト等により着脱自在に
取付けられており、取り外すことにより給水、給油が行
えるようになっている。また、カバー54における燃料
タンク11の給油口11aの上方は、ヒンジ部55を介
してカバー54を部分的に開閉自在とする開閉部56と
されている。
【0040】前記ヒンジ部55は、カバー54に薄肉部
を形成することにより構成されており、該薄肉部を介し
て弾性変形させることで開閉部56を開閉できるように
し、閉じたときには固定ボンネット13に対して開閉部
56をロックするロック手段57が備えられている。こ
のような開閉部56を備えることで、比較的補給頻度の
高い燃料タンク11に対して部分的にカバーを開閉でき
るようになり、カバー全体を取り外すといった面倒な作
業が省略できるようになっているのである。
【0041】また、固定ボンネット13の外面は、3次
元的に弯曲した曲面構造であり、点検口53の周端も弯
曲することとなるが、カバー54が弾性変形可能である
ために、点検口53の周端に合わせて弾性変形すること
で隙間なく点検口53を塞ぐことができ、浸水等を確実
に防止できるのである。そのため、カバー54に厳密な
寸法精度が要求されずに制作が容易になるのである。
【0042】前記カバー54には支柱47が挿通する貫
通孔58が形成されており、該貫通孔58の周囲には支
柱47の外周に密着して囲繞する蛇腹部59が一体に形
成されている。この蛇腹部59を備えることにより、支
柱47と貫通孔58との位置が若干ずれていたとしても
弾性変形することで位置ずれに対応でき、しかもカバー
54が支柱47に密着することでシール構造を構成し、
貫通孔58からの雨水等の浸入を防止しているのであ
る。
【0043】なお、前記支柱挿通部分と開閉部56との
前後間には、アクセルレバー、メインスイッチ、その他
電装品等を備えた操作盤60が設けられている。また、
薄肉に形成したヒンジ部に代えて、開閉部を別体に形成
してカバー本体に対して蝶番等で連結したものとしても
よい。本発明は上記実施形態に限ることなく適宜設計変
更可能であり、例えば、旋回軸心に対するボンネット,
運転席,日除け支柱,作業装置の揺動軸心等の配置を上
記実施形態と左右反対とした配置とすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ボ
ンネットに形成した点検口を弾性変形可能なカバーによ
って閉鎖したので、点検口周端に合わせてカバーを弾性
変形して隙間無く点検口を閉鎖することが可能となり、
見栄えを損なったり雨水等が浸入するのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る旋回作業機の平面図で
ある。
【図2】同旋回台内部の平面図である。
【図3】同旋回台の左側面図(一部断面図)である。
【図4】同旋回台の右側面図(一部断面図)である。
【図5】同旋回台の正面図(一部断面図)である。
【図6】同旋回作業機の全体側面図である。
【図7】旋回作業機を用いて側溝掘り作業を行う状態を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 旋回作業機 4 旋回台 5 バックホー装置(作業装置) 11 燃料タンク 13 固定ボンネット 31 ラジエータ 46 日除け部 47 支柱 48 フレーム 53 点検口 54 カバー 55 ヒンジ部 56 開閉部 58 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台上に点検必要機器を搭載するとと
    もに該機器を旋回台に対して固定のボンネットで覆い、
    該ボンネットに前記機器に対する点検口を形成して該点
    検口を開閉自在に閉鎖するカバーを設けている旋回作業
    機において、 前記カバーが、弾性変形可能な部材にて形成されている
    ことを特徴とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 旋回台上に運転席の上方を覆う日除け部
    を備え、該日除け部の支柱を前記点検口に挿通して前記
    ボンネット内に固定するととともに、前記カバーに支柱
    の貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    旋回作業機。
  3. 【請求項3】 前記点検口は、複数の点検必要機器を点
    検可能に形成され、前記カバーは、複数の前記機器のい
    ずれかに対応して部分的に開閉自在とするべくヒンジ部
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    旋回作業機。
JP07442898A 1998-03-23 1998-03-23 旋回作業機 Expired - Fee Related JP3393987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07442898A JP3393987B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 旋回作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07442898A JP3393987B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 旋回作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11269921A true JPH11269921A (ja) 1999-10-05
JP3393987B2 JP3393987B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=13546941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07442898A Expired - Fee Related JP3393987B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 旋回作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3393987B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298355A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械
KR101050643B1 (ko) 2006-01-13 2011-07-19 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 건설 기계의 차열 구조
JP2014156725A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298355A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械
KR101050643B1 (ko) 2006-01-13 2011-07-19 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 건설 기계의 차열 구조
JP2014156725A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP3393987B2 (ja) 2003-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100328999B1 (ko) 선회식건설기계
EP1582635B1 (en) Swiveling work machine
JPH08311926A (ja) 油圧作業機
EP2107168B1 (en) Upper assembly structure of work machine
JP4057542B2 (ja) 建設機械
JP5254821B2 (ja) 旋回作業機
JPH08151660A (ja) バックホー
JP2002061222A (ja) 旋回式建設機械
JPH09296481A (ja) 油圧ショベルにおける上部旋回体の機器取付構造
JP3393987B2 (ja) 旋回作業機
JP3471600B2 (ja) 旋回作業機
JP2003064724A (ja) 旋回作業機
JP3403630B2 (ja) 旋回作業機
JP3461440B2 (ja) 旋回作業機
JP3836728B2 (ja) 旋回作業機
JP2001011898A (ja) 旋回作業機の日除け装置
JPH09316929A (ja) 作業機の支持フレーム構造
JP3576832B2 (ja) 旋回作業機
JP3459352B2 (ja) 旋回作業機
JPH10219741A (ja) 旋回作業車
JP3737998B2 (ja) 旋回作業機
JPH06212665A (ja) 旋回作業車
JP4246028B2 (ja) エンジンルームのカバー装置
JP4101849B2 (ja) 旋回作業機
JP2004156334A (ja) 作業機械

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees