JPH11269858A - ゲート弁体 - Google Patents

ゲート弁体

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Publication number
JPH11269858A
JPH11269858A JP7403398A JP7403398A JPH11269858A JP H11269858 A JPH11269858 A JP H11269858A JP 7403398 A JP7403398 A JP 7403398A JP 7403398 A JP7403398 A JP 7403398A JP H11269858 A JPH11269858 A JP H11269858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate valve
valve body
air
air passage
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7403398A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Yoguchi
正敏 与口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP7403398A priority Critical patent/JPH11269858A/ja
Publication of JPH11269858A publication Critical patent/JPH11269858A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動や騒音及びエロージョンの発生を効果的
に防止できるゲート弁体を提供すること。 【解決手段】 高圧水1の流路2に設けられるゲート弁
体11である。ゲート弁体11の背面上部に配設された
水密金物12の直下に開口13を設ける。開口13に連
通する空気通路14をゲート弁体11に形成する。水密
金物12の近傍を高速流が通過した際、空気通路14を
介して高速流に空気が吸引される。 【効果】 効果的にキャビテーションの発生を防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高圧水が流
れる流路に配置されるゲート弁体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばダムの導水管のような高圧水1が
流れる流路2中にゲート弁体3を設置するような場合、
図4に示すように、ボンネット2a内に収納されたゲー
ト弁体3を、駆動軸4を降下させて、ボンネット2aか
ら流路2内に降下させて流路2を遮断してゆくと、ゲー
ト弁体3の下流側が大気圧、或いは、それに近い場合に
は、ゲート弁体3の上流側の高圧部からボンネット2a
を経てゲート弁体3の背面側に至る高速流が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高速流が発生すると、
ゲート弁体3の背面側上部に突出状に設置された水密金
物3aの下方にキャビテーションが発生し易くなる。キ
ャビテーションが発生すると、振動や騒音が起こると共
に、ゲート弁体3の背面側に激しい損傷が発生する(エ
ロージョン)。超高圧ゲートの場合には、必ずキャビテ
ーションが発生するといっても良いほどである。
【0004】なお、ダムの導水管に設置されるゲート弁
体では、キャビテーションによる損傷が発生し難いよう
な金属で製作し、また、ゲート弁体を収納するボンネッ
トをダム堤体のコンクリートに埋設することで、振動や
騒音を防止しているものもあるが、このようにダム堤体
に埋設した場合にはメンテナンスが困難になる。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、メンテナンスが容易で、振動や騒
音及びエロージョンの発生を効果的に防止できるゲート
弁体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のゲート弁体は、ゲート弁体の背面上部
に配設された水密金物の直下に開口を設け、この開口に
連通する空気通路をゲート弁体に形成することとしてい
る。そして、このようにすることで、水密金物近傍を高
速流が通過した際には、空気通路を介して高速流に空気
が供給されるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のゲート弁体は、高圧水流
路に設けられるゲート弁体であって、ゲート弁体の背面
上部に配設された水密金物の直下に開口を設けると共
に、この開口に連通する空気通路をゲート弁体に形成
し、前記水密金物近傍を高速流が通過した際、前記空気
通路を介して高速流に空気を供給するように構成したも
のである。
【0008】上記した本発明のゲート弁体において、空
気通路を、ゲート弁体の背面下部に設けた空気の取入れ
口に連通させると共に、この空気の取入れ口の直上位置
に庇部材を配置すれば、簡易な構成で、特別な動力を必
要とすることもなく目的を達成することができる。
【0009】本発明のゲート弁体を流路内に降下させて
流路を遮断してゆくと、ゲート弁体の上流側の高圧部か
らゲート弁体の背面側に至る高速流が発生する。この高
速流は、ゲート弁体の背面側上部に突出状に設置された
水密金物を通ってゲート弁体の下流側の流路に至る際
に、水密金物の直下に設けた開口近傍を負圧にし、空気
通路を介して空気を吸引し、キャビテーションの発生を
防止する。
【0010】
【実施例】以下、本発明のゲート弁体を図1〜図3に示
す一実施例に基づいて説明する。図1は高圧水流路に設
けた請求項1に対応する本発明のゲート弁体の1実施例
を示す図、図2は高圧水流路に設けた請求項2に対応す
る本発明のゲート弁体の1実施例を示す図、図3は図2
の要部拡大図で、(a)は、側面方向から見た断面図、
(b)は(a)図における空気の取入れ口近傍を正面方
向から見た図である。
【0011】図1において、11は高圧水1の流路2に
設けられた本発明のゲート弁体であり、背面上部に配設
された水密金物12の直下に、例えば円形状の開口13
を幅方向(図1における紙面前後方向)に複数個設けて
いる。
【0012】14は前記開口13に連通すべく、ゲート
弁体11に設けられた空気通路であり、例えばゲート弁
体11を上下移動させる駆動軸4を介して、外部空間と
つながっている。
【0013】本発明のゲート弁体11は上記した構成で
あり、流路2内を降下させて流路2内を流れる高圧水1
を遮断してゆくと、ゲート弁体11の上流側の高圧部か
らゲート弁体11の背面側に高速流が流れる。
【0014】この高速流は、ゲート弁体11の背面側上
部に突出状に設置された水密金物12を通ってゲート弁
体11の下流側の流路に戻る際に、水密金物12の直下
に設けた開口13の近傍を負圧にする。
【0015】負圧が発生すると、空気通路14を介して
外部空間から大気が吸引され、キャビテーションの発生
を防止すると共に、このキャビテーションに起因して発
生する流体騒音や振動の発生を防止する。
【0016】図2は図1に示した本発明のゲート弁体1
1の背面下部に、空気の取入れ口15をゲート弁体11
の幅方向に複数個設け、これらの空気の取入れ口15に
上記した空気通路14を連通させるようにしたもので、
大気の吸引は高圧水流を遮断したゲート弁体11の下流
側から行うようにしたものである。
【0017】但し、この図2に示した構成では、大気を
吸引して速度が低下し、水滴流となって空気の取入れ口
15近傍に落下してきた場合には、水滴流を吸い込んで
しまう虞があるので、図3に示すように、この空気の取
入れ口15の直上位置に庇部材16を配置する必要があ
る。
【0018】この庇部材16は空気の取入れ口15から
水滴流が吸い込まれないできるものであれば、形状や大
きさ等は特に限定されるものではないが、例えば図3に
示すように、角に面取りや丸みを付けた、水密金物12
と同じ高さの三角柱形状のものを、頂点を上方に向けて
は位置しておけば、水滴流の吸い込みを効果的に防止す
ることができる。なお、図1及び図2中の5はボンネッ
ト2aに設置された水密金物である。
【0019】本実施例では、開口13部近傍に負圧が発
生したら自動的に空気を吸引するものを開示したが、請
求項1に対応する発明では、これに限らず、ポンプ等を
用いて強制的に空気を送り込むものでも良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゲート弁
体では、キャビテーションの発生部に給気を供給するよ
うに構成したので、効果的にキャビテーションの発生を
防止することができる。この時、請求項2のゲート弁体
では、簡易な構成で、特別な動力を必要とすることもな
く目的を達成することができる。加えて、本発明のゲー
ト弁体はメンテナンスも容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】高圧水流路に設けた請求項1に対応する本発明
のゲート弁体の1実施例を示す図である。
【図2】高圧水流路に設けた請求項2に対応する本発明
のゲート弁体の1実施例を示す図である。
【図3】図2の要部拡大図で、(a)は、側面方向から
見た断面図、(b)は(a)図における空気の取入れ口
近傍を正面方向から見た図である。
【図4】高圧水流路に設けた従来のゲート弁体の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 高圧水 2 流路 11 ゲート弁体 12 水密金物 13 開口 14 空気通路 15 空気の取入れ口 16 庇部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水流路に設けられるゲート弁体であ
    って、ゲート弁体の背面上部に配設された水密金物の直
    下に開口を設けると共に、この開口に連通する空気通路
    をゲート弁体に形成し、前記水密金物近傍を高速流が通
    過した際、前記空気通路を介して高速流に空気を供給す
    るように構成したことを特徴とするゲート弁体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゲート弁体において、空
    気通路を、ゲート弁体の背面下部に設けた空気の取入れ
    口に連通させると共に、この空気の取入れ口の直上位置
    に庇部材を配置したことを特徴とするゲート弁体。
JP7403398A 1998-03-23 1998-03-23 ゲート弁体 Pending JPH11269858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7403398A JPH11269858A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ゲート弁体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7403398A JPH11269858A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ゲート弁体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11269858A true JPH11269858A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13535443

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7403398A Pending JPH11269858A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ゲート弁体

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JP (1) JPH11269858A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109183742A (zh) * 2018-10-17 2019-01-11 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种平板潜孔闸门通气管的改进方法及结构

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CN109183742A (zh) * 2018-10-17 2019-01-11 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种平板潜孔闸门通气管的改进方法及结构

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