JPH1126937A - 多層配線基板の製造方法 - Google Patents

多層配線基板の製造方法

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JPH1126937A
JPH1126937A JP18118797A JP18118797A JPH1126937A JP H1126937 A JPH1126937 A JP H1126937A JP 18118797 A JP18118797 A JP 18118797A JP 18118797 A JP18118797 A JP 18118797A JP H1126937 A JPH1126937 A JP H1126937A
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JP
Japan
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hole
insulating layer
layer
forming
wiring board
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Pending
Application number
JP18118797A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tenmyo
浩之 天明
Tetsuya Yamazaki
哲也 山崎
Yasunori Narizuka
康則 成塚
Akiko Mizushima
明子 水島
Kyoko Amamiya
恭子 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スルーホール内部に未充填部分を発生させるこ
となく、スルーホールの充填物と配線を一括して電気め
っきで形成することができる多層配線基板の製造方法を
提供する。 【解決手段】配線層2上に絶縁層3を形成し、絶縁層3
に、層間接続を行なうためのスルーホール4を形成し、
絶縁層表面及びスルーホール側壁に導電性膜5を形成
し、レジストマスク6をめっきガイドとし、導電性膜5
を電極とする電気めっきを行い、スルーホール4の充填
物および新たな配線層を一括して形成する。そして、こ
の際、スルーホール4の上径dと深さtの比(t/d)
を、1≦t/d≦2に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線層と絶縁層を
有する多層配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多層配線基板の製造方法の一つとして、
スルーホールの充填物と配線層を一括して形成する方法
がある。特開平8−78846号公報に記載の製造方法
もその一つであり、ここでは、スルーホールの最適形状
に関する検討も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、スルーホールの
上径dと深さtの比(t/d)が大きいと、電気めっき
を行った際にスルーホールの上部がはじめに塞がってし
まい、図4に示すように、スルーホール中にめっき未充
填部分101が残ってしまうことがある。同図におい
て、102は、めっき金属、103は、めっきに必要な
給電膜、104は、配線層、105は、めっきガイドで
ある。
【0004】しかし、前述の従来技術におけるスルーホ
ール形状の最適化では、スルーホールの上径dと深さt
の比(t/d)が小さい場合については考慮されている
ものの、この比が大きい場合については触れられていな
い。
【0005】このようなことに鑑み、本発明の目的は、
めっき金属中にめっき未充填部分が残らない多層配線基
板の製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の多層配線基板の製造方法の一態様によれば、
配線層上に絶縁層を形成すると共に、該絶縁層に、層間
接続を行なうためのスルーホールを形成する第一の工程
と、前記絶縁層の表面及び前記スルーホールの側壁に導
電性膜を形成する第二の工程と、前記スルーホールの形
成位置に対応する開口部を有するレジストマスクを、前
記絶縁層上に存在する導電性膜の上に形成する第三の工
程と、前記レジストマスクをめっきガイドとし、かつ、
前記導電性膜を電極とする電気めっきを行い、スルーホ
ール内の充填物および新たな配線層を一括して形成する
第四の工程を有し、前記スルーホールを形成する際に、
該スルーホールの上径dと深さtの比(t/d)を、1
≦t/d≦2に設定することを特徴とする多層配線基板
の製造方法が提供される。
【0007】上記目的を達成するための本発明の多層配
線基板の製造方法のその他の態様によれば、配線層上に
絶縁層を形成すると共に、該絶縁層に、層間接続を行な
うためのスルーホールを形成する第一の工程と、前記絶
縁層の表面及び前記スルーホールの側壁に導電性膜を形
成する第二の工程と、前記導電性膜を電極として電気め
っきを行い、スルーホール内の充填物および自身の一部
が新たな配線層となる金属層を一括して形成する第三の
工程を有し、前記スルーホールを形成する際に、該スル
ーホールの上径dと深さtの比(t/d)を、1≦t/
d≦2に設定することを特徴とする多層配線基板の製造
方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多層配線基板
の製造方法の一実施形態について図面を参照しながら説
明する。
【0009】図1(a):アルミナ基板1の上に、第一
配線層2を形成した。第一配線層2は、例えば、次のよ
うに形成する。
【0010】アルミナ基板上に、スパッタにより、クロ
ム(75nm)、銅(5μm)、クロム(50nm)を
成膜し、その上にレジストを塗布する。その後、露光、
現像を行って該レジストのパターニングを行い、このレ
ジストパターンを用いて、先に成膜したクロム/銅/ク
ロムをウエットエッチングする。最後にレジストを剥離
する。
【0011】図1(b):第一配線層2の上からポリイ
ミドワニスを塗布し、これを第一絶縁層3とした。
【0012】図1(c):レーザ加工の手法を用いて、
スルーホール4を形成した。スルーホール4は、上径d
と深さtの比(t/d)が異なるものを幾つか形成し
た。具体的には、上径dと深さtの比(t/d)が、1
以上のスルーホールを幾つか形成した。レーザ加工によ
るスルーホールの形成方法としては、例えば、次の二つ
がある。
【0013】一つは、レーザ光と被加工物の間に誘電体
マスクを配置し、その透過光を用いて被加工物を加工す
る方法である。他の一つは、被加工物の上に、スパッ
タ、蒸着等を用いて金属膜を形成し、この金属膜を加工
してマスクとし、マスクの開口部分を通してレーザを照
射する方法である。金属膜の加工では、金属膜上へのレ
ジスト形成、レジストのパターニング、金属膜のエッチ
ング等が順に行なわれる。スルーホールを形成した後
は、マスクとして用いた金属膜をウエットエッチングの
手法等を用いて除去する。本実施形態では、この後者の
レーザ加工を用いた。
【0014】図1(d):絶縁層3の表面とスルーホー
ル4の側壁に、めっきに用いる導電性金属膜5を形成し
た。導電性金属膜5は、例えば、スパッタ、蒸着、無電
解めっき等、何れの手法を用いても構わない。本実施形
態では、スパッタにより、クロム(75nm)/銅(1
μm)の導電性金属膜5を形成した。
【0015】図1(e):目的とする配線パターンの逆
パターンを持つレジスト6を形成した。使用するレジス
トは、ワニス状のレジストでもドライフィルムでもよい
が、本実施形態では、ドライフィルムを用いた。ドライ
フィルムを用いると、先に形成したスルーホールの内部
にまでレジストが充填されてしまうようなことがないた
め、ワニス状のレジストよりも有利である。
【0016】図1(f):電気めっきを行い、スルーホ
ール4の内部とレジスト6の開口部に金属(ここでは
銅)7を充填した。
【0017】ここで、各スルーホールの金属の充填状況
を観察した。結果は、図3に示す通りである。
【0018】図3において、各軸は、そのスルーホール
の上径と深さを示しており、○印は、金属の充填が正常
に行なわれたものであり、×印は、スルーホール内に巣
等の未充填部分が存在するものである。
【0019】同図からわかるように、○印は、1≦t/
d≦2の間に分布しており、この領域内では、スルーホ
ールへの金属の充填を確実に行うことができた。なお、
ここでは、スルーホールの側壁と水平面の為す角度
(α)をほぼ90°に設定したが、60°程度までは、
同様な試験結果となった。
【0020】図1(g):レジストを剥離し、その後、
導電性金属膜5のエッチングを行い、配線8を形成し
た。
【0021】以後、同様な方法を繰り返すことにより、
多層配線基板が完成する。
【0022】なお、図1(e)〜図1(g)にかえて、
図2(a)〜図2(d)を採用してもよい。
【0023】図2(a): 図1(d)の後、導電性金
属膜5上にパターンを形成することなく、全面銅めっき
を行い、銅の薄膜を形成した。
【0024】図2(b):薄膜9の上に、配線パターン
を有するレジスト10を形成した。
【0025】図2(c):レジスト10を用いて、薄膜
9のウエットエッチングを行った。
【0026】図2(d):レジストの剥離、パターン分
離を行い、配線8を形成した。
【0027】このような工程を採用しても、多層配線基
板を形成することができる。
【0028】そして、この場合においても、各スルーホ
ールの金属の充填状況は、図3に示すものとほぼ同様な
結果となった。すなわち、1≦t/d≦2のときに、ス
ルーホールへの金属の充填を確実に行うことができた。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、スルーホール内に未充
填部分を残すことなく、スルーホールの充填物と配線を
一括して電気めっきで形成することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層配線基板の製造方法の一実施
形態を示す説明図。
【図2】本発明に係る多層配線基板の製造方法のその他
の実施形態を示す説明図。
【図3】本発明に係る多層配線基板の製造方法の一実施
形態において検討した、スルーホールの上径dと深さt
の比(t/d)と、めっき状態の関係を示す図。
【図4】従来の多層配線基板の電気めっきの様子を示す
説明図。
【符号の説明】
1…基板、2…第一配線層、3…第一絶縁層、4…スル
ーホール、5、103…給電膜、6、10…レジスト、
7…金属充填物、8…第二配線層、9…銅薄膜、101
…めっき未充填部分、102…めっき金属、104…配
線層、105…めっきガイド
フロントページの続き (72)発明者 水島 明子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 雨宮 恭子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線層と絶縁層を有する多層配線基板の製
    造方法において、 配線層上に絶縁層を形成すると共に、該絶縁層に、層間
    接続を行なうためのスルーホールを形成する第一の工程
    と、 前記絶縁層の表面及び前記スルーホールの側壁に導電性
    膜を形成する第二の工程と、 前記スルーホールの形成位置に対応する開口部を有する
    レジストマスクを、前記絶縁層上に存在する導電性膜の
    上に形成する第三の工程と、 前記レジストマスクをめっきガイドとし、かつ、前記導
    電性膜を電極とする電気めっきを行い、スルーホール内
    の充填物および新たな配線層を一括して形成する第四の
    工程を有し、 前記スルーホールを形成する際に、該スルーホールの上
    径dと深さtの比(t/d)を、1≦t/d≦2に設定
    することを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】配線層と絶縁層を有する多層配線基板の製
    造方法において、 配線層上に絶縁層を形成すると共に、該絶縁層に、層間
    接続を行なうためのスルーホールを形成する第一の工程
    と、 前記絶縁層の表面及び前記スルーホールの側壁に導電性
    膜を形成する第二の工程と、 前記導電性膜を電極として電気めっきを行い、スルーホ
    ール内の充填物および自身の一部が新たな配線層となる
    金属層を一括して形成する第三の工程を有し、 前記スルーホールを形成する際に、該スルーホールの上
    径dと深さtの比(t/d)を、1≦t/d≦2に設定
    することを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記スルーホールの上径dが、10μm以上、80μm
    以下であり、かつ、前記スルーホールの側壁と水平面の
    為す角度が60°以上、90°以下であることを特徴と
    する多層配線基板の製造方法。
JP18118797A 1997-07-07 1997-07-07 多層配線基板の製造方法 Pending JPH1126937A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002261440A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Sony Chem Corp フレキシブル配線基板の製造方法及びフレキシブル配線基板
US6689641B2 (en) 2000-10-24 2004-02-10 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Wiring board and method of producing wiring board

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US6689641B2 (en) 2000-10-24 2004-02-10 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Wiring board and method of producing wiring board
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