JPH11269052A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH11269052A JPH11269052A JP8920498A JP8920498A JPH11269052A JP H11269052 A JPH11269052 A JP H11269052A JP 8920498 A JP8920498 A JP 8920498A JP 8920498 A JP8920498 A JP 8920498A JP H11269052 A JPH11269052 A JP H11269052A
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- Japan
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- skin
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- preparation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紫外線による肌荒れ防止効果の持続性と使用
性に優れた皮膚外用剤を提供すること。 【解決手段】 チオール化合物とシリコーンと有機系紫
外線吸収剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
性に優れた皮膚外用剤を提供すること。 【解決手段】 チオール化合物とシリコーンと有機系紫
外線吸収剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚外用剤に関す
る。さらに詳しくは、紫外線による肌荒れ防止効果の持
続性に優れた皮膚外用剤に関する。
る。さらに詳しくは、紫外線による肌荒れ防止効果の持
続性に優れた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、屋外でのレジャーが盛んになり、
屋外で過ごす時間が増えたことから、化粧料等の皮膚外
用剤には、紫外線や乾燥等による肌荒れ防止効果の向上
が求められている。
屋外で過ごす時間が増えたことから、化粧料等の皮膚外
用剤には、紫外線や乾燥等による肌荒れ防止効果の向上
が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような目的で使用
される皮膚外用剤は、暑い夏や屋外でのスポーツ、海水
浴などで使用されるため水や汗によって肌荒れ防止効果
が低下してしまう問題がある。
される皮膚外用剤は、暑い夏や屋外でのスポーツ、海水
浴などで使用されるため水や汗によって肌荒れ防止効果
が低下してしまう問題がある。
【0004】皮膚外用剤の肌荒れ防止効果の持続性を高
める方法としては、水に落ちにくい油性の基剤を用いる
方法が行われている。
める方法としては、水に落ちにくい油性の基剤を用いる
方法が行われている。
【0005】しかしながら、油性基剤を使用すると、べ
たつきなどを生じ、使用感的に満足行くものではなかっ
た。
たつきなどを生じ、使用感的に満足行くものではなかっ
た。
【0006】本発明者らは使用性を損なわずに皮膚外用
剤の肌荒れ防止効果の持続性を向上させるべく鋭意研究
した結果、チオール化合物をシリコーンと一緒に紫外線
吸収剤を含有する皮膚外用剤中に配合すると、使用性を
損なうことなく肌荒れ防止効果の持続性が向上すること
を見出し本発明を完成するに至った。
剤の肌荒れ防止効果の持続性を向上させるべく鋭意研究
した結果、チオール化合物をシリコーンと一緒に紫外線
吸収剤を含有する皮膚外用剤中に配合すると、使用性を
損なうことなく肌荒れ防止効果の持続性が向上すること
を見出し本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、使用性を損なわずに紫外線によ
る肌荒れ防止効果の持続性を向上させた皮膚外用剤を提
供することを目的とする。
る肌荒れ防止効果の持続性を向上させた皮膚外用剤を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、チ
オール化合物とシリコーンと紫外線吸収剤とを含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
オール化合物とシリコーンと紫外線吸収剤とを含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
【0009】また、本発明は、前記チオール化合物が、
グルタチオン及びその誘導体の1種または2種以上であ
ることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するもので
ある。
グルタチオン及びその誘導体の1種または2種以上であ
ることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するもので
ある。
【0010】さらに、本発明は、前記チオール化合物
が、システイン及びその誘導体の1種または2種以上で
あることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するもの
である。
が、システイン及びその誘導体の1種または2種以上で
あることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するもの
である。
【0011】また、本発明は、前記チオール化合物の含
有量が、皮膚外用剤全量に対して、0.001〜20.
0重量%であることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提
供するものである。
有量が、皮膚外用剤全量に対して、0.001〜20.
0重量%であることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提
供するものである。
【0012】さらに、本発明は、前記シリコーンが、不
揮発性シリコーンの1種または2種以上であることを特
徴とする前記の皮膚外用剤を提供するものである。
揮発性シリコーンの1種または2種以上であることを特
徴とする前記の皮膚外用剤を提供するものである。
【0013】また、本発明は、前記シリコーンの含有量
が、皮膚外用剤全量に対して、2〜10.0重量%であ
ることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するもので
ある。
が、皮膚外用剤全量に対して、2〜10.0重量%であ
ることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について説明
する。
する。
【0015】本発明に用いるチオール化合物は、例え
ば、グルタチオン、アセチル化グルタチオン、グルタチ
オン塩酸塩、グルタチオンリン酸塩、グルタチオン硫酸
塩、システイン、N−アセチルシステイン、塩酸システ
イン、硫酸システイン、リン酸システイン等のシステイ
ン含有アミノ酸誘導体、メルカプト酢酸、メルカプトプ
ロピオン酸、アンモニウムチオラクテート、モノエタノ
ールアミンチオラクテート等が挙げられる。
ば、グルタチオン、アセチル化グルタチオン、グルタチ
オン塩酸塩、グルタチオンリン酸塩、グルタチオン硫酸
塩、システイン、N−アセチルシステイン、塩酸システ
イン、硫酸システイン、リン酸システイン等のシステイ
ン含有アミノ酸誘導体、メルカプト酢酸、メルカプトプ
ロピオン酸、アンモニウムチオラクテート、モノエタノ
ールアミンチオラクテート等が挙げられる。
【0016】皮膚外用剤へ配合するチオール化合物は、
皮膚外用剤の使用用途により適宜選択されて配合される
が、一般に、チオール化合物は還元作用をもつため抗酸
化剤として用いられるが、使用性、安全性、有効性の点
から、アミノ酸系の化合物であるグルタチオン及びその
誘導体、または、システイン及びその誘導体が好まし
く、特に、グルタチオン、N−アセチルシステインが最
も好ましい。
皮膚外用剤の使用用途により適宜選択されて配合される
が、一般に、チオール化合物は還元作用をもつため抗酸
化剤として用いられるが、使用性、安全性、有効性の点
から、アミノ酸系の化合物であるグルタチオン及びその
誘導体、または、システイン及びその誘導体が好まし
く、特に、グルタチオン、N−アセチルシステインが最
も好ましい。
【0017】チオール化合物の配合量は、皮膚外用剤の
使用用途により異なるが、通常、皮膚外用剤全量に対し
て、0.001〜20.0重量%の範囲で配合される。
本発明の皮膚外用剤においては、0.1重量%以上、さ
らには、1重量%以上の高い配合量の時に本発明の効果
を好ましく発揮する。
使用用途により異なるが、通常、皮膚外用剤全量に対し
て、0.001〜20.0重量%の範囲で配合される。
本発明の皮膚外用剤においては、0.1重量%以上、さ
らには、1重量%以上の高い配合量の時に本発明の効果
を好ましく発揮する。
【0018】本発明に用いるシリコーンは、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン,テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成
しているシリコン樹脂、シリコンゴム等のシリコン類等
が挙げられる。
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン,テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成
しているシリコン樹脂、シリコンゴム等のシリコン類等
が挙げられる。
【0019】皮膚外用剤に配合するシリコーンは、皮膚
外用剤の使用用途により適宜選択されて配合されるが、
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリ
シロキサン、デカメチルポリシロキサン,3次元網目構
造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴム等の不揮
発性シリコーンが好ましい。
外用剤の使用用途により適宜選択されて配合されるが、
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリ
シロキサン、デカメチルポリシロキサン,3次元網目構
造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴム等の不揮
発性シリコーンが好ましい。
【0020】シリコーンの配合量としては、皮膚外用剤
の用途によっても異なるが、皮膚外用剤全量に対して、
2〜10.0重量%が好ましい。2重量%以下では効果
が十分に発揮されない場合があり、また、10重量%以
上配合すると基剤の安定性や使用感に対して悪影響を与
えてしまう場合がある。
の用途によっても異なるが、皮膚外用剤全量に対して、
2〜10.0重量%が好ましい。2重量%以下では効果
が十分に発揮されない場合があり、また、10重量%以
上配合すると基剤の安定性や使用感に対して悪影響を与
えてしまう場合がある。
【0021】本発明に用いる有機系紫外線吸収剤は、特
に制限がなく、例えば、2−4−6−トリアニリノ−P
−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)1
−3−5−トリアジン等のトリアゾール誘導体、パラメ
トキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシケイヒ酸モノ−
2−エチルヘキサン酸グリセリル等の桂皮酸誘導体、2
-ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ヒドロキ
シメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム等のベ
ンゾフェノン誘導体、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、サリチル酸オク
チル等のサリチル酸誘導体、4−tert−ブチル−4’−
メトキシジベンゾイルメタン等のベンゾイルメタン誘導
体が挙げられる。
に制限がなく、例えば、2−4−6−トリアニリノ−P
−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)1
−3−5−トリアジン等のトリアゾール誘導体、パラメ
トキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシケイヒ酸モノ−
2−エチルヘキサン酸グリセリル等の桂皮酸誘導体、2
-ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ヒドロキ
シメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム等のベ
ンゾフェノン誘導体、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、サリチル酸オク
チル等のサリチル酸誘導体、4−tert−ブチル−4’−
メトキシジベンゾイルメタン等のベンゾイルメタン誘導
体が挙げられる。
【0022】紫外線吸収剤の配合量としては、皮膚外用
剤の用途によっても異なるが、皮膚外用剤全量に対し
て、0.01〜50.0重量%が好ましい。0.01重
量%未満では日焼け止め効果が十分に発揮されない場合
があり、また、50重量%を超えて配合すると基剤の安
定性に対して悪影響を与えてしまう場合がある。
剤の用途によっても異なるが、皮膚外用剤全量に対し
て、0.01〜50.0重量%が好ましい。0.01重
量%未満では日焼け止め効果が十分に発揮されない場合
があり、また、50重量%を超えて配合すると基剤の安
定性に対して悪影響を与えてしまう場合がある。
【0023】本発明の皮膚外用剤には、所望する剤形及
び製品形態に応じて、上記必須成分に加えて、本発明の
効果が損なわれない範囲で、化粧品、医薬品に一般に用
いられる各種基剤成分、すなわち水性成分、粉末成分、
油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、酸化防止剤、香
料、色剤、紫外線防止剤、薬剤等を配合することができ
る。
び製品形態に応じて、上記必須成分に加えて、本発明の
効果が損なわれない範囲で、化粧品、医薬品に一般に用
いられる各種基剤成分、すなわち水性成分、粉末成分、
油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、酸化防止剤、香
料、色剤、紫外線防止剤、薬剤等を配合することができ
る。
【0024】また、本発明の皮膚外用剤の剤形は任意で
あり、例えば、化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム等
の乳化系、あるいは軟膏などの剤形をとることができ
る。
あり、例えば、化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム等
の乳化系、あるいは軟膏などの剤形をとることができ
る。
【0025】
【実施例】次に、本発明を、実施例によりさらに具体的
に説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施
例により限定されるものではない。なお、配合量につい
ては、他に断りのない限り重量%を表す。
に説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施
例により限定されるものではない。なお、配合量につい
ては、他に断りのない限り重量%を表す。
【0026】「皮膚外用剤の使用性の評価」皮膚外用剤
の使用性の評価は次のようにして実施した。すなわち、
専門パネル20名が皮膚外用剤を夏の間使用して、べたつ
きを官能評価した。評価は以下の基準で行った。
の使用性の評価は次のようにして実施した。すなわち、
専門パネル20名が皮膚外用剤を夏の間使用して、べたつ
きを官能評価した。評価は以下の基準で行った。
【0027】「判定基準」 ◎:20名中16名以上がべたつかないと答えた。 ○:20名中10名以上がべたつかないと答えた。 △:20名中4名以上がべたつかないと答えた。 ×:20名中4名未満がべたつかないと答えた。
【0028】「皮膚外用剤の肌荒れ防止効果の持続性評
価」皮膚外用剤の肌荒れ防止効果の持続性は次のように
して評価した。すなわち、専門パネル20名が皮膚外用剤
を夏の間使用して、肌荒れ防止効果の持続性を官能評価
した。評価は以下の基準で行なった。
価」皮膚外用剤の肌荒れ防止効果の持続性は次のように
して評価した。すなわち、専門パネル20名が皮膚外用剤
を夏の間使用して、肌荒れ防止効果の持続性を官能評価
した。評価は以下の基準で行なった。
【0029】「判定基準」 ◎:20名中16名以上が持続性があると答えた。 ○:20名中10名以上が持続性があると答えた。 △:20名中4名以上が持続性があると答えた。 ×:20名中4名未満が持続性があると答えた。
【0030】下記の「表1」「表2」に記載の処方によ
り、クリームを製造し、上記の評価試験をおこなった。
り、クリームを製造し、上記の評価試験をおこなった。
【0031】
【表1】 ------------------------------------------------------------ 実施例1 比較例1 比較例2 比較例3 ------------------------------------------------------------ A:油相部 セタノール 2 2 2 2 ステアリン 酸 3 3 3 3 スクワラン 5 5 5 5 ホホハ゛ 油 10 10 10 10 自己乳化型モノステ アリン酸ク゛リセリン 3 3 3 3 ハ゜ラメトキシ 桂皮酸オクチル 7 7 7 7 シ゛メチルホ゜リシロキサン 8 - 8 - 香料 適量 適量 適量 適量 ----------------------------------------------------------- B:水相部 精製水 残余 残余 残余 残余 フ゜ロヒ゜レンク゛リコール 7 7 7 7 モンモリロナイト 1 1 1 1 ク゛ルタチオン 1 1 - - エテ゛ト 酸二ナトリウム 0.05 0.05 0.05 0.05 トリエタノールアミン 99% 1 1 1 1 ----------------------------------------------------------- 使用性(べたつき) ◎ ○ ◎ ○ 肌荒れ防止効果持続性 ◎ × × × ----------------------------------------------------------- (製法)A(油相)とB(水相)をそれぞれ70℃に加熱
し、完全溶解する。AをBに加えて、乳化機で乳化する。
乳化物を熱交換機を用いて冷却して、O/W乳化クリー
ムを得た。
し、完全溶解する。AをBに加えて、乳化機で乳化する。
乳化物を熱交換機を用いて冷却して、O/W乳化クリー
ムを得た。
【0032】
【表2】 ------------------------------------------------------------ 実施例2 比較例4 比較例5 比較例6 ------------------------------------------------------------ A:油相部 ハ゜ラメトキシ 桂皮酸オクチル 7 7 7 7 有機変性モンモリロナイト 1.5 1.5 1.5 1.5セタノール 2 2 2 2 シ゛イソステアリン 酸ク゛リセリン 3 3 3 3 スクワラン 10 10 10 10 シ゛メチルホ゜リシロキサン 8 - 8 - 香料 適量 適量 適量 適量 ----------------------------------------------------------- B:水相部 精製水 残余 残余 残余 残余 1、3ーフ゛チレンク゛リコール 7 7 7 7 モンモリロナイト 1 1 1 1 ク゛ルタチオン 1 1 - - エテ゛ト 酸二ナトリウム 0.05 0.05 0.05 0.05 ----------------------------------------------------------- 使用性(べたつき) ◎ × ◎ × 肌荒れ防止効果持続性 ◎ ○ × × ----------------------------------------------------------- (製法)A(油相部)とB(水相部)をそれぞれ70℃に
加熱し、完全溶解する。BをAに加えて、乳化機で乳化
する。乳化物を熱交換機を用いて冷却して、W/O乳化
クリームを得た。
加熱し、完全溶解する。BをAに加えて、乳化機で乳化
する。乳化物を熱交換機を用いて冷却して、W/O乳化
クリームを得た。
【0033】「表1」及び「表2」から分かるように、シ
リコーンとチオール化合物とを配合した実施例の皮膚外
用剤は、比較例の皮膚外用剤を使用した場合と比較して
べたつかず、肌荒れ防止効果の持続性が認められた。
リコーンとチオール化合物とを配合した実施例の皮膚外
用剤は、比較例の皮膚外用剤を使用した場合と比較して
べたつかず、肌荒れ防止効果の持続性が認められた。
【0034】以下に、本発明のその他の実施例を挙げ
る。
る。
【0035】「実施例3:日中用クリーム」A(油相)
とB(水相)をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。A
をBに加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換機を
用いて冷却して日中用クリームを得た。 A:油相部 セタノール 1.0 ワセリン 1.0 セチルイソオクタノエート 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレン(20)オレイルアルコールエーテル 1.2 ジパラメトキシ桂皮酸オクチルグリセリルオクチル 2.0 ジメチルポリシロキサン 9.5 ビタミンEアセテート 0.03 ブチルヒドロキシトルエン 適 量 香料 適 量 B:水相部 精製水 残 余 エタノール 3.0 プロピレングリコール 7.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 グルタチオン 10.0 チオタウリン 2.0 エデト酸二ナトリウム 適 量
とB(水相)をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。A
をBに加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換機を
用いて冷却して日中用クリームを得た。 A:油相部 セタノール 1.0 ワセリン 1.0 セチルイソオクタノエート 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレン(20)オレイルアルコールエーテル 1.2 ジパラメトキシ桂皮酸オクチルグリセリルオクチル 2.0 ジメチルポリシロキサン 9.5 ビタミンEアセテート 0.03 ブチルヒドロキシトルエン 適 量 香料 適 量 B:水相部 精製水 残 余 エタノール 3.0 プロピレングリコール 7.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 グルタチオン 10.0 チオタウリン 2.0 エデト酸二ナトリウム 適 量
【0036】「実施例4:日焼け止めクリーム」以下に
示す処方の日焼け止めクリームを、水相成分を油性成分
に添加しながら乳化機で乳化することにより調整した。 A:油相 スクワラン 10.0 オクチルメトキシシンナメート 15.0 オキシベンゾン 0.5 デカメチルシクロペンタシロキサン 7.0 メチルポリキサン 2.5 POEク゛リセロールトリイソステアリン酸エステル 1.5 モンモリロナイト 0.5 シリコーンレジン 0.3 ビタミンEアセテート 0.05 パラベン 0.5 香料 適 量 B.水相 1、3−ブチレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 EDTA・3Na−2H2O 0.5 N-アセチルシステイン 0.1 ヒポタウリン 1.0 精製水 残 余
示す処方の日焼け止めクリームを、水相成分を油性成分
に添加しながら乳化機で乳化することにより調整した。 A:油相 スクワラン 10.0 オクチルメトキシシンナメート 15.0 オキシベンゾン 0.5 デカメチルシクロペンタシロキサン 7.0 メチルポリキサン 2.5 POEク゛リセロールトリイソステアリン酸エステル 1.5 モンモリロナイト 0.5 シリコーンレジン 0.3 ビタミンEアセテート 0.05 パラベン 0.5 香料 適 量 B.水相 1、3−ブチレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 EDTA・3Na−2H2O 0.5 N-アセチルシステイン 0.1 ヒポタウリン 1.0 精製水 残 余
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、使用性に優れ、紫外線
による肌荒れ防止効果の持続性に優れた皮膚外用剤を提
供できる。
による肌荒れ防止効果の持続性に優れた皮膚外用剤を提
供できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 チオール化合物とシリコーンと紫外線吸
収剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 前記チオール化合物が、グルタチオン及
びその誘導体の1種または2種以上であることを特徴と
する請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 前記チオール化合物が、システイン及び
その誘導体の1種または2種以上であることを特徴とす
る請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項4】 前記チオール化合物の含有量が、皮膚外
用剤全量に対して、0.001〜20.0重量%である
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の皮膚外用
剤。 - 【請求項5】 前記シリコーンが、不揮発性シリコーン
の1種または2種以上であることを特徴とする請求項
1、2、3または4記載の皮膚外用剤 - 【請求項6】 前記シリコーンの含有量が、皮膚外用剤
全量に対して、2〜10.0重量%であることを特徴と
する請求項1、2、3、4または5記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8920498A JPH11269052A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8920498A JPH11269052A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269052A true JPH11269052A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13964198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8920498A Withdrawn JPH11269052A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269052A (ja) |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP8920498A patent/JPH11269052A/ja not_active Withdrawn
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