JPH11268924A - 車両のフロントガラス切断装置 - Google Patents

車両のフロントガラス切断装置

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JPH11268924A
JPH11268924A JP7432298A JP7432298A JPH11268924A JP H11268924 A JPH11268924 A JP H11268924A JP 7432298 A JP7432298 A JP 7432298A JP 7432298 A JP7432298 A JP 7432298A JP H11268924 A JPH11268924 A JP H11268924A
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JP
Japan
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windshield
cutting
guide rail
glass
moving body
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JP7432298A
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English (en)
Inventor
Toyoaki Hayashi
豊明 林
Mitsuo Kurihara
満生 栗原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/061Lifting, gripping, or carrying means, for one or more sheets forming independent means of transport, e.g. suction cups, transport frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のフロントガラスGを自動的に切断する
ガラス切断装置を提供すること。 【解決手段】 フロントガラスGの周縁に沿うように配
置される環状のガイドレール2に沿って移動する移動体
3にハンマリング機5を取り付けて、移動体3をガイド
レール2に沿って移動させることにより、フロントガラ
スGを自動的に切断する。従って、作業者は、切断中、
切断作業現場から離れることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の合わせガラ
スから成るフロントガラスを切断するガラス切断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】合わせガラスから成るフロントガラスを
切断する方法としては、往復動する鋸歯を有するジグゾ
ーを用い、合わせガラスに形成した孔を起点として鋸歯
をガラスの所望の切断ラインに沿って押し進め、鋸歯の
往復動によりガラスを切断して切り取った部分を回収す
る方法が知られている(特願平6-21960号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ジグゾーな
どでフロントガラスを切断すると、切断時にガラス破片
が生じてこれが周囲に飛散するため、切断作業環境は必
ずしもよくない。このようなことから、フロントガラス
の切断の自動化が望まれている。
【0004】本発明は、このような要望に応えるもので
あり、自動的にガラスを切断するフロントガラス切断装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明の車両のフロントガラス切断装置は、車
両のフロントガラスの周縁に沿うように配置される環状
のガイドレールと、ガイドレールに沿って移動する移動
体と、該移動体に取り付けられたガラス切断手段とを備
える。
【0006】このように構成すれば、移動体をガイドレ
ールに沿って移動させることにより、自動的にガラス切
断手段によりフロントガラスを切断できる。従って、作
業者は、切断中、切断作業現場から離れることができ
る。
【0007】そして、ガラス切断手段を、先端に刃具を
取付けた工具取付軸と、工具取付軸を軸方向に振動させ
る駆動源とを有するハンマリング機からなり、前記刃具
が移動体の移動方向に沿う方向からフロントガラスに当
接し、且つ工具取付軸の軸線がフロントガラスに対し所
定の鋭角をなすように軸支して、振動する刃具によりフ
ロントガラスを切断するようにすると、振動する刃具の
衝突によりフロントガラスが破砕され切断される。この
ものでは、駆動源からハンマリング機にこれを移動させ
る力を加えれば切断が進む。従って、駆動源の小形軽量
化が可能であり、装置の軽量化が可能になる。また、フ
ロントガラスの表面に直交する方向への刃具の動きによ
り、合わせガラスに介挿されるガラス飛散防止用のシー
トなどの破砕しにくいものを切断でき、より切断動作が
スムーズになる。
【0008】ところで、刃具は一方向に振動するものな
ので、切断ラインを曲げる場合、曲率半径を小さくすれ
ばするほど、そのために必要な力が大きくなり、曲げに
くくなる。このため、ガイドレールの湾曲部分で移動体
をガイドして切断ラインを湾曲させる場合に、移動体の
移動方向と刃具が進もうとする方向との間にずれが生ず
ることがある。ずれが生ずると、ガイドレールと移動体
との間など、フロントガラス切断装置に無理な力が加わ
り、動作上好ましくない。
【0009】この点、ハンマリング機を、移動体に、移
動方向に直交する横方向に揺動自在に軸支すれば、刃具
位置の予定の切断ラインからのずれにハンマリング機の
揺動により対応できるため、フロントガラス切断装置に
無理な力が加わることがない。また、軸支位置を刃具よ
りも移動方向前方にすれば、ガラス切断手段を、移動体
で引っ張ように移動させることになるので、刃具による
切断位置が予定の切断ラインからずれると、このずれを
解消する方向にガラス切断手段を揺動させる力が生ず
る。従って、刃具の切断位置にずれが生じても、切断を
続けていれば、刃具は自律的に予定の切断ラインに近づ
く。なお、一方向に振動する刃具で切断する場合、実際
の切断ラインのずれは、一般に予定のラインを大回りす
る側に生ずるが、これは切断面積の増大につながるた
め、ガラス回収効率を向上させるという面では有利に作
用する。
【0010】また、移動体をガイドレールに沿って転動
自在なゴムローラを駆動手段により回転させて移動体を
移動させるようにすれば、ガイドローラに移動阻止力が
作用しても、ゴムローラのスリップにより、ガイドレー
ルへの力の伝達が抑えられる。従って、何らかの原因で
移動体が移動できなくなっても、ガイドレールには無理
な力は加わらず保護される。
【0011】なお、ガイドレールにフロントガラスに吸
着させる吸盤を備えれば、切断終了後のフロントガラス
の落下が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は車両のフロ
ントガラスGを切断するガラス切断装置であり、ガラス
切断時にフロントガラスGの周縁に沿うように配置され
る略台形の環状のガイドレール2と、ガイドレール2に
沿って移動自在な移動体3と、移動体3に取り付けられ
たガラス切断手段としてのハンマリング機5とを備え
る。ガラス切断装置1は、所定位置に設置されたスタン
ド6により吊持されている。スタンド6は、適宜の位置
に据え付けられた支柱6aと、支柱6aの上端に回転自
在に軸支されたアーム6bと、アーム6bの先端部に一
端で固定されたワイヤ6cとから構成されており、ワイ
ヤ6cの他端にガイドレール2のフレーム2aが連結さ
れている。なお、図1中、C1は移動体3に搭載される
後述のモータ37(図3参照)の電源コードであり、C
2はハンマリング機5の駆動源54(図4参照)を動作
させるエアの供給用ホースである。
【0013】移動体3は、図2から図4に示すように、
ガイドレール2に沿って転動可能な複数のコロ30,…
を軸支する移動方向Z前側の第1枠体31及び後側の第
2枠体32と、第1枠体31の外側に取り付けられた駆
動ローラ支持体33と、駆動ローラ支持体33の後方に
取り付けられた切断ユニット支持体34とを備える。
【0014】各枠体31,32は、コロ30,…によっ
て断面長方形のガイドレール2を移動方向Zに直交する
四方から挟圧する。各コロ30,…はその外周にゴム材
からなる厚肉部を備える。これにより、ガイドレール2
に摩擦接触する。また、ガイドレール2に対する各枠体
31,32の位置ずれがゴム材の弾性変形の範囲でがた
つくことなく許容される。いわば両枠体31,32はガ
イドレール2に柔構造で取り付けられている。なお、第
2枠体32は第1枠体31に上下の連結アーム35を介
して揺動自在に連結されており、ガイドレール2の湾曲
部での移動はスムーズである。
【0015】駆動ローラ支持体33は、その上部の天板
33aと側板33bとを有しており、天板33aでガイ
ドレール2の外側面に当接する駆動ローラ36を軸支す
る。また天板33aには駆動手段であるモータ37が取
り付けられており、その出力軸が減速機38を介して駆
動ローラ軸36aに連結されている。他方、側板33b
は嵌合孔33cを有しており、第1枠体31のベースプ
レート31aに固定された4本の支持棒39に摺動自在
に嵌合されて横方向X(図2及び図3参照)にスライド
可能に支持されている。なお、実施形態の横方向Xは、
移動体3の移動方向Zに直交し、環状のガイドレール2
を環内外に貫く方向である。
【0016】また4本の支持棒39はその先端部でプレ
ート40を支持する。プレート40には側板33bをガ
イドレール2側に押し付ける押しネジ41が螺合されて
おり、該押しネジ41にはプレートと側板33bとの間
に位置するように押しバネ42が挿着されている。これ
らの押しネジ41及び押しバネ42からの押し力で駆動
ローラ36をガイドレール2に押し付けて必要な接触摩
擦を得るので、駆動ローラ36を回転させると移動体3
がガイドレールGに沿って移動する。押しバネ42を用
いると、押しネジ41のねじ込み量を調整して押し力を
調整するときに、より細かい調整が可能になる。なお、
支持棒39は、ガイドローラ36を取り囲むように配置
されており、押し力が確実に駆動ローラ36に作用す
る。
【0017】ユニット支持体34は、図2及び図3に示
すように、ゴムブッシュ43を介してベースプレート3
1aに締結固定されるガイドベース部44と、該ガイド
ベース部44に上下方向Y(移動方向Z及び横方向Xに
直交する方向)に摺動自在に保持されるリニアガイドレ
ール45と、リニアガイドレール45の下方への脱落を
防止するストッパ46と、リニアガイドレール45の下
端に固定された延長プレート47とを備える。延長プレ
ート47は、図4に示すように、移動方向Z前方に延び
ており、その前部でハンマリング機5を支持する。
【0018】ハンマリング機5は、延長プレート47の
前部に横方向Xに揺動自在に軸支されたアーム51を介
して軸支されている。ハンマリング機5の本体部5a
は、図5に示すように、先端に刃具52が取付けられた
工具取付軸53と、工具取付軸53をその軸方向(軸線
53aの方向)に振動させる駆動源54と、フロントガ
ラスGを切断する刃具52の刃先部52aを取り囲んで
切断時に生ずるガラス破片の飛散を防止するカバー55
と、カバー55の前方部に取り付けられたガイドローラ
56とを有する。そしてカバー55の内側部にアーム5
1の基端部が固着されている。
【0019】工具取付軸53は、その軸線53aが延長
プレート47に対して鋭角をなすように本体部5aに取
り付けられており、切断時に、フロントガラスGの表面
に対して所定の鋭角αをなす。なお、実施形態の鋭角α
は12度である。
【0020】刃具52は、工具取付軸53に軸方向に向
けて取り付けられており、先端が非先鋭の刃先部52a
を備える。実施形態では刃先部52aの先端面52tは
軸線53aに対して直角の平面である。フロントガラス
Gなどの合わせガラスを先鋭の工具で打撃すると、この
ときに生ずる亀裂に先鋭の先端が食い込んで切断の妨げ
になるおそれがあるが、非先鋭の刃先部52aであれば
亀裂が生じにくく、亀裂が生じても刃先部52aが食い
込みにくい。従って切断がスムーズに進む。なお、先端
面52tの横方向Xの幅は3mm以上であることが好ま
しい。また先端面52tは非先鋭であればよく、先端面
52tでフロントガラスGの切断部を安定して捉え得る
ように、凹状の円弧面にしたり波打ち面にしたりしても
良い。
【0021】そして、刃先部52aは先端から尾端にな
るほど幅狭であり、尾方ほど刃先部52aがその両側に
存するフロントガラスGの切断面に当たりにくい。従っ
て、本実施形態のように、ハンマリング機5を刃先部5
2aの移動方向Z前方で軸支すると、ハンマリング機5
の揺動範囲が広がる。
【0022】駆動源54は、エア圧を受けて工具取付軸
53を先方に押し出すシリンダ54a内のピストン54
bと、刃具52及び工具取付軸53を尾方に付勢するバ
ネ54cとを構成要素としており、エアホースC2(図
1参照)及びシリンダ54aの基部に備わるバルブ54
dを介して間欠的にシリンダ54a内にエアを供給する
と、刃具52が軸方向に振動する。なお、シリンダ54
a内のエアは、その側部の放出用の通孔54eから放出
される。このように刃具52の振動でフロントガラスG
を打撃して切断すると、モータ37は移動体3を前方に
移動させる力を付与するものであればよく、モータ37
の小形軽量化が可能になる。
【0023】ガイドローラ56は、フロントガラスGの
表面に当接して、刃先部52aをフロントガラスGに当
接するようにガイドするものであり、上下方向Yに摺動
可能に保持されるリニアガイドレール45の動きと相俟
って、刃先部52aをフロントガラスGに当接するよう
にガイドする。また、ガイドローラ56は、図3及び図
5に示すように、フロントガラスGとの当接位置が刃先
部52aの移動方向Z前方になるように位置されてお
り、ハンマリング機5がフロントガラスGに対して横方
向Xに傾いても、刃先部52aの先端面52tが常にフ
ロントガラスGに当接する。従って、ガイドローラ56
をこの位置に取り付けておけば、ハンマリング機5を左
右に傾斜できない構造で延長プレート47を取り付けて
も、フロントガラスGの曲面部分の切断が可能である。
つまり、ハンマリング機5の支持構造を簡素化できる。
【0024】また、ガイドレール2のフレーム2aには
吸盤7が都合三つ取り付けられている。各吸盤7の吸着
面7aは、図3に示すように、フロントガラスGが配置
されるガイドレール2の下側に向けられており、吸盤
7,7,7をフロントガラスGに吸着させると、環状の
ガイドレール2がフロントガラスGの周縁に沿うように
配置され、フロントガラスGに対して直接固定される。
なお、吸盤7,7,7は柔軟性を備えており、フロント
ガラスGの表面が緩やかな曲面であっても確実に吸着す
る。このように、ガイドレール2を直接フロントガラス
Gに固定すれば、切断作業時の車両搬入位置の精度がガ
ラス切断装置1との関係で問題になることがなく、車両
搬入作業が容易である。また、ガラス切断装置1の支持
手段は、ガラス切断装置1をフロントガラスGのところ
まで移動可能に支持するものであればよいので、吊持手
段であるスタンド6など簡易なものでよくなる。
【0025】以上のような構成のガラス切断装置1でフ
ロントガラスGを切断する場合は、まずフロントガラス
Gの適当な位置に切断のきっかけとする開孔を打撃具等
で形成する。この後、吊持されたガイドレール2を移動
させて吸盤7,7,7をフロントガラスGに吸着させ、
ガイドレール2がフロントガラスGの周縁に沿うよう
に、ガラス切断装置1を固定する。なお、切断のきっか
けにする開孔を、刃先部52aをフロントガラスGに突
き立てて形成できればそれでもよい。
【0026】この後、刃具52の刃先部52aを開孔の
部分でフロントガラスGに当接させた状態で、駆動源5
4を作動させて刃具52を振動させ、かつモータ37で
移動体3をガイドレール2に沿って前方に移動させる
と、自動的にフロントガラスGが切断される。従って、
作業者は、切断中、切断作業現場から離れることができ
る。なお、エアの供給開始やモータ37の電源操作は遠
隔操作で行い得る方が好ましい。
【0027】切断が終了すると、エアの供給及びモータ
37を停止させる。フロントガラスGの切り離された部
分は、吸盤7,7,7に吸着状態で吊持され、落下が防
止される。この状態でガラス切断装置1を移動させて、
フロントガラスGの切断した部分を車両から離れた作業
性のよい場所に搬送して、各吸盤7を取り外す。吊持さ
れたガラス切断装置1を直接フロントガラスGに固定す
るものでは、ガラス切断装置1を移動させることでフロ
ントガラスGの切り離された部分を搬送できるので、後
作業の作業性に優れる。また、固定手段である吸盤7,
7,7が保持手段を兼ねるので、別途保持手段を設ける
必要がなく構造が簡素になる。
【0028】ところで、フロントガラスGのコーナ部を
切断するとき、刃具52が枠体31,32に固定されて
いると刃先部52aが真っ直ぐ進もうとするので、図6
に示すように、実際の切断ラインR1は予定のラインR
0を大回りする側にずれがちであるが、本実施形態のよ
うに、ハンマリング機5を揺動自在に取り付ければ揺動
によりずれに対応でき、ガイドレール2と移動体3との
間など、ガラス切断装置1を構成する部材間に無理な力
が加わることがなく、装置の故障等を防止できる。ま
た、ガラス切断装置1の移動方向Zと刃先部52aの進
路とのずれが原因で移動体3が停止することがなく、切
断作業効率が向上する。
【0029】そして、ハンマリング機5を、刃具52の
移動方向前方で軸支し、移動体3により引っ張る力で移
動させれば、刃先部52aの先端面52tが常に前方に
向くことになり、刃具52が移動体3の移動方向Zに沿
う方向からフロントガラスGに当接する。従って、刃具
52が予定の切断ラインR0からずれると、ずれを解消
する向きXrの揺動力がハンマリング機に作用し、切断
を続けていれば、刃先部52aは自律的に予定の切断ラ
インR0に近づき、ずれが修正される。
【0030】さらに、刃先部52aとして、その先端か
ら尾端になるほど幅狭のものを用いれば、ハンマリング
機5の揺動容易な範囲が広がるので、迅速なずれの修正
が可能になる。また、揺動範囲が広がれば、フロントガ
ラスGのコーナ部における切断ラインをより小さい曲率
半径にして隅々まで切り取ることができるようになり、
ガラス回収効率を向上させることができる。
【0031】なお、切断時にカバー55内のガラス破片
を吸引する吸引手段を取り付けて、周囲へのガラス破片
の飛散量が減ずれば、その後のガラス破片の回収作業が
容易になる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動的
にガラスを切断できるので、切断時、作業者は切断作業
現場から離れ流ことができ、結果的により良い作業環境
を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガラス切断装置の全体構成を示す斜視図
【図2】 ガラス切断装置の要部を示す平面図
【図3】 ガラス切断装置の要部を示す背面図
【図4】 ガラス切断装置の要部を示す部分的に切断さ
れた側面図
【図5】 ハンマリング機を示す側断面図
【図6】 切断ラインの修正作用を説明する概念図
【符号の説明】
1 ガラス切断装置(車両のフロントガラス切断装置) 2 ガイドレール 3 移動体 5 ハンマリング機(ガラス切断手段) 6 スタンド 7 吸盤 36 駆動ローラ(ゴムローラ) 37 モータ(駆動手段) 52 刃具 53 工具取付軸 54 駆動源 G フロントガラス(切断対象物) X 横方向 Y 上下方向 Z 移動方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントガラスの周縁に沿うよう
    に配置される環状のガイドレールと、ガイドレールに沿
    って移動する移動体と、該移動体に取り付けられたガラ
    ス切断手段とを備えることを特徴とする車両のフロント
    ガラス切断装置。
  2. 【請求項2】 前記ガラス切断手段は、先端に刃具を取
    付けた工具取付軸と、工具取付軸を軸方向に振動させる
    駆動源とを有するハンマリング機からなり、前記刃具が
    移動体の移動方向に沿う方向からフロントガラスに当接
    し、且つ工具取付軸の軸線がフロントガラスに対し所定
    の鋭角をなすように軸支されていることを特徴とする請
    求項1に記載の車両のフロントガラス切断装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンマリング機は、移動体に、移動
    方向に直交する横方向に揺動自在に軸支されており、軸
    支位置が刃具よりも移動方向前方であることを特徴とす
    る請求項2に記載の車両のフロントガラス切断装置。
  4. 【請求項4】 前記移動体は、ガイドレールに沿って転
    動自在なゴムローラを回転させて移動体を移動させる駆
    動手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載の車両のフロントガラス切断装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイドレールは、フロントガラスに
    吸着される吸盤を備えることを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれかに記載の車両のフロントガラス切断
    装置。
JP7432298A 1998-03-23 1998-03-23 車両のフロントガラス切断装置 Withdrawn JPH11268924A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4566472B2 (ja) * 2001-07-23 2010-10-20 カワサキプラントシステムズ株式会社 板ガラスの割断機構およびトリミング装置
CN105458656A (zh) * 2016-01-07 2016-04-06 安徽江淮汽车股份有限公司 玻璃的输送安装装置
GB2554766A (en) * 2016-10-10 2018-04-11 Donut Safety Systems Ltd Glass scoring apparatus
CN112935497A (zh) * 2021-02-02 2021-06-11 江西辽燚环保产业有限公司 一种汽车挡风玻璃拆解自动化机器人及其控制系统

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