JPH11268817A - 物品の受渡方法及び物品の受渡装置 - Google Patents

物品の受渡方法及び物品の受渡装置

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JPH11268817A
JPH11268817A JP26287098A JP26287098A JPH11268817A JP H11268817 A JPH11268817 A JP H11268817A JP 26287098 A JP26287098 A JP 26287098A JP 26287098 A JP26287098 A JP 26287098A JP H11268817 A JPH11268817 A JP H11268817A
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JP26287098A
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Hiroaki Fukuzaki
博昭 福崎
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Tenchi Kikai Co Inc
Original Assignee
Tenchi Kikai Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給装置から供給される物品を下流側の搬送
装置に一定間隔になるように移替える物品の受渡方法又
は装置において、前記供給装置から順次供給される各物
品の間隔が一定しなくても下流側の搬送装置に確実に且
高速度で受け渡しできるようにすること。 【解決手段】 供給装置と前記搬送装置との間に中継装
置を介在させる。前記供給装置(A) の物品受取位置(P1)
で物品(M) を受け取って保持するための複数の受取部(2
0)(20)をループ状に連続させて走行させた中継装置(B)
で、且、前記物品受取位置(P1)で前記物品(M) と同方
向、同速度で走行しながら物品を受け取った後移替える
装置であり、前記物品受取位置(P1)に達する前の物品
(M) を事前に検知する検知手段(16)の検知信号を判断し
て、前記物品受取位置(P1)に達する直前の位置にある前
記受取部(20)の走行速度を増減又は停止させることによ
って前記各受取部(20)と各物品(M) を前記物品受取位置
(P1)で一致させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は物品の受渡方法及
び物品の受渡装置に関するもので、例えば、回転円板の
周縁部に周方向に連続する物品収容部に収容された物品
を下流側の搬送装置に等間隔で受け渡す方法及び装置に
適用することができる。
【0002】
【従来の技術】菓子片等の物品は、高速度で搬送されて
包装される。このため、一旦でき上がった未包装のまま
菓子片群を1つづつに整列した状態で包装装置に供給す
る必要がある。このため、従来から、菓子片群を前記整
列状態に区分するために回転円板装置と搬送装置たる搬
送コンベアとの組み合わせが利用される。例えば、特開
平5−178326号のものでは、周速度が波状に変化
する扁平な円錐形の回転円板の周縁に前記菓子片がちょ
うど収容される切欠部を一定間隔で周方向に連続させる
と共に、この切欠部の移動軌跡の下方には前記切欠部に
収容された菓子片を下方から支持し且前記回転円板を囲
む外周壁を具備させた支持板を設け、この支持板を前記
軌跡の物品受取位置で切除して前記切欠部の下方が開放
するようにし、この物品受取位置の下方に前記搬送コン
ベアの始点部を臨ませた構成としている。
【0003】このものでは、前記回転円板の周速度が波
状に高速−低速をくり返すことから、これによる遠心力
の差により前記菓子片群が各菓子片毎に前記切欠部には
まり込んた状態に区分される。そして、各菓子片が物品
受取位置に達すると、前記支持板は切除されていること
から、下方の搬送コンベアに移替えられる。前記切欠部
の夫々に菓子片が収容されている場合には、搬送コンベ
ア上には菓子片が一定の間隔で整列されることとなり、
下流側に設けられる包装装置等の動作との連動が円滑で
ある。ところが、前記切欠部の一部に菓子片が収容され
ていない場合には、前記搬送コンベアには菓子片が等間
隔で整列されないこととなり、前記包装装置等の動作と
の連動に不都合を来す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、『供給装置から供給される
物品を下流側の搬送装置に一定間隔になるように移替え
る物品の受渡方法又は装置』において、前記供給装置か
ら物品が不連続に供給されたとしても下流側の搬送装置
上に高速且確実に一定ピッチで物品を整列させられるよ
うにすることをその課題とする。 [物品の受渡方法の発明について] *A1項
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
講じた本発明の物品の受渡方法の技術的手段は、『前記
供給装置と前記搬送装置との間に中継装置を介在させ、
この中継装置は、前記供給装置から順次供給される物品
を物品受取位置で各別に受け取って保持するための複数
の受取部をループ状に連続させて走行させると共に、前
記受取部が前記物品受取位置で前記物品の移動方向に沿
って該物品とほぼ同速度で走行しながら物品を受け取っ
た後前記搬送装置の移替え位置に前記各受取部が一定時
間間隔で順次到達する装置であり、前記物品受取位置に
達する前の物品を事前に検知する検知手段の検知信号を
判断して、前記物品受取位置に達する直前の位置にある
前記受取部の走行速度を増減又は停止させることによっ
て前記各受取部と各物品を前記物品受取位置で一致させ
る』ことである。
【0006】ここで、前記「ほぼ同速度」とは、供給装
置による物品の供給速度と受取部の移動速度とが一致す
る場合及びほぼ近似する場合を含む。上記解決手段は次
のように作用する。供給装置から供給される物品は中継
装置を介して搬送装置に受け渡される。このとき、供給
装置から順次供給される物品の間隔にばらつきがあって
も物品受取位置に達する直前の位置にある受取部の走行
速度を増減又は停止させることによって物品と受取部を
物品受取位置で一致させるから、間隔にばらつきがある
供給装置からの各物品を、受取部で一個ずつ各別に受け
取ることができる。
【0007】一方、上記技術的手段によれば物品を保持
している各受取部を一定の時間間隔で移替え位置に順次
到達させる構成を採用しているから、各受取部から搬送
装置には一定ピッチで物品を受け渡すことができる。
又、物品受取位置で物品と受取部がほぼ同速度で走行し
ながら、該物品が前記受取部に受け取られるから、供給
装置から物品の供給速度と受取部の走行速度が共に高速
であっても確実に物品を移替えられる。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。順次供給される各物品相互の間隔にば
らつきがあっても、該物品を各受取部で一個ずつ各別に
受け取る共に、各受取部を一定の時間間隔で移替え位置
に順次到達させるから、物品が搬送装置上に不均一に配
列されることはなく、確実に一定ピッチで整列される。
【0009】供給装置から中継装置への物品の受け取り
動作及び中継装置から搬送装置への物品の移替え動作が
何れも円滑に且高速に行えるから物品の区分、整列動作
が高速化できる。 〈その他〉 *A2項 回転円板の周縁部に物品収容部が周方向に連続する円板
式分離装置が前記物品供給装置である場合には、『回転
円板の周縁部に物品収容部が周方向に連続する円板式分
離装置から下流側の搬送装置に前記物品収容部に収容さ
れる物品を一定時間間隔で移替える物品の受渡方法にお
いて、前記円板式分離装置と前記搬送装置との間に中継
装置を介在させ、この中継装置は、前記物品収容部の物
品を前記円板式分離装置の物品受取位置で受け取って保
持するための複数の受取部をループ状に連続させて走行
させると共に、前記受取部が前記物品収容部の移動方向
に沿ってほぼ同速度で走行しながら物品を受け取った後
前記搬送装置の移替え位置に前記各受取部が一定時間間
隔で順次到達する装置であり、前記物品収容部に於ける
物品の有無を前記物品受取位置に達する前に事前に検知
し、前記検知により前記物品収容部に物品がないと判定
された場合には、前記物品受取位置に達する直前の位置
にある前記受取部の走行を停止させ、前記検知により前
記物品収容部に物品があると判定された場合には前記走
行を再開する』構成とすることができる。
【0010】ここで、前記「ほぼ同速度」とは、回転円
板の物品収容部の周速度と受取部の移動とがほぼ近似す
る場合を含む。また、回転円板の物品収容部の移動の接
線方向の速度と受取部の直線移動速度とが正確に一致す
る場合、あるいは、前者の周速度が波状に変化する場合
にその平均速度と後者の直線移動速度とが一致する場
合、さらには、前者の物品収容部の移動方向及び周速度
と全く正確に一致するように受取部が移動する場合を含
む。
【0011】上記解決手段は次のように作用する。この
解決手段によれば、回転円板の物品収容部は例えば上記
従来のもののような切欠部であるが、この物品収容部の
一部に物品が収容されていない場合には、中継装置の受
取部は停止しているから、中継装置の受取部群の一部、
つまり、円板式分離装置から搬送装置の移替え位置まで
の間の受取部群には確実に物品が保持されており、これ
が、前記移替え位置にて搬送装置に移替えられる。従っ
て、搬送装置には、一定間隔で物品が連続することとな
る。
【0012】また回転円板の物品収容部と中継装置の受
取部は同方向にほぼ同速度で移動しながら、物品を前記
受取部に受け取るから、回転円板の周速と受取部の移動
速度とが共に高速であっても確実に物品を移替えられ
る。このように、前記A2項のものでは、前記回転円板
の物品収容部に物品がある場合にのみ円板式分離装置か
ら中継装置への物品の受け取り動作が実行されるから、
物品が搬送装置上に不均一に配列されることはなく、確
実に一定ピッチで整列される。
【0013】又、円板式分離装置から中継装置への物品
の受け取り動作及び中継装置から搬送装置への物品の移
替え動作が何れも円滑に且高速に行えるから物品の区
分、整列動作が高速化できる。 *A3項 前記A2項のものにおいて、『前記受取部は前記物品受
取位置及びその近傍では前記物品収容部の下方を走行す
ると共に、前記搬送装置は前記受取部の走行域の下方に
位置し、前記物品受取位置では前記物品収容部から物品
が落下して前記受取部に受け取られ、この受取状態のま
まで前記搬送装置の前記移替え位置に移動されて該移替
え位置で受取部から下方に落下される』ものでは、物品
収容部から受取部への物品の受け取り、及び、前記受取
部から搬送装置への移替えが重力によって落下されるも
のであるから、動作が円滑である。また、この方法を実
施する装置が簡単になる。
【0014】*A4項 前記A1〜A3項のものにおいて、『前記中継装置から
搬送装置への物品の移替えの際、受取部と搬送装置とが
同方向に移動する構成である』ものでは、受取部から搬
送装置への移替えの際にも前記作用が得られる。 *A5項 前記A1〜A4項のものに於いて、『前記受取部群のう
ちの物品受取状態にある受取部の数の比率を調節可能と
し、受取部への物品の受取頻度と搬送装置への物品の移
替え頻度との差に応じて前記比率を調節することによ
り、前記中継装置から搬送装置へは物品が一定時間間隔
で移替えられる構成とした』ものでは、中継装置に保持
されて溜っている物品の数が前記比率の調節により制御
されることとなり、「受取部への物品の受取頻度と搬送
装置への物品の移替え頻度との差が生じないように前記
比率を調節することにより」、つまり、「前記受取頻度
が移替え頻度よりも多い時には物品受取状態にある受取
部の数の比率を小さくし、逆の場合には、前記比率を大
きくするように調節することにより」前記受取部群のう
ちの物品受取状態にある受取部の数がほぼ一定に保てる
こととなる。従って、物品受取状態にある受取部の数に
過不足が生じることによる動作の不都合が解消できる。
尚、中継装置から搬送装置へ物品を一定時間間隔で移替
える為には、既述のように移替え位置に受取部を一定時
間間隔で到達させる構成が採用されている。
【0015】*A6項 前記A5項のものにおいて、『受取部群のうちの物品受
取状態にある受取部の前記数の多少に応じて前記供給装
置による物品供給速度又は前記回転円板の回転速度を制
御し、物品受取状態にある受取部の前記数を所定の範囲
内に保つ構成とした』ものでは、前記効果を維持した上
で受け渡し動作を高速化できる利点がある。
【0016】[物品の受渡装置の発明]について
【0017】
【課題を解決するための手段】*B1項 上記A1の物品の受渡方法を実施する受渡装置におい
て、上記課題を解決する為に採用される技術的手段は、
『供給装置から供給される物品を下流側の搬送装置に一
定間隔になるように移替える物品の受渡装置において、
前記供給装置と前記搬送装置との間に中継装置を介在さ
せ、この中継装置は、前記供給装置から順次供給される
物品を物品受取位置で各別に受け取って保持するための
複数の受取部をループ状に連続させて走行させると共
に、前記受取部が前記物品受取位置で前記物品の移動方
向に沿って該物品とほぼ同速度で走行しながら物品を受
け取った後前記搬送装置の移替え位置に前記各受取部が
一定時間間隔で順次到達する装置であり、前記物品受取
位置に達する前の物品を事前に検知する検知手段の検知
信号を判断して、前記物品受取位置に達する直前の位置
にある前記受取部の走行速度を増減又は停止させること
によって前記各受取部と各物品を前記物品受取位置で一
致させるように前記中継装置を制御する中継動作制御装
置を設けた』ことである。
【0018】この手段によれば、前記検知手段からの出
力に基づいて作動する中継動作制御装置の出力により、
中継装置が、上記受渡方法の発明の場合に記載したと同
様に動作する。これにより、搬送装置には、一定間隔で
物品が連続する態様に移替えられる。また、供給装置か
ら供給される物品と中継装置の受取部は前記受取部で同
方向にほぼ同速度で移動する。従って、供給装置の物品
供給速度と受取部の移動速度とが共に高速であっても確
実に物品を移替えられる。
【0019】
【発明の効果】前記B1項の発明によれば、A1項の物
品の受渡方法が円滑に実行されると共に上記受渡方法の
発明との同様の効果を発揮するものとなる。 〈その他〉 *B2項 B1項の発明特定事項たる中継装置と中継動作制御装置
の具体的な構成としては、『前記中継装置は、前記物品
受取位置と移替え位置を循環する屈曲変形自在なループ
部材と、該ループ部材に一定ピッチで取付けられた複数
の前記受取部と、前記物品受取位置に達する直前での前
記ループ部材の走行速度を設定する受取側モータと、前
記物品移替え位置での前記ループ部材の速度を一定に保
つ移替側モータと、前記受取側モータと移替側モータの
速度差で物品受取位置と移替え位置の間に生じる前記ル
ープ部材の弛み度合いの変化を吸収するテンション装置
とを具備し、前記中継動作制御装置は、前記受取側モー
タの回転速度を増減又は停止させると共に、前記移替側
モータの回転速度を一定に保つ制御を行う』ものを採用
することができる。
【0020】このものでは、供給装置からの物品供給頻
度が変化したときに中継動作制御装置が受取側モータの
速度を増減させる制御を行うと、物品受取位置と移替え
位置の間に位置する屈曲変形自在なループ部材の弛み度
合いが変化しそうになる。ところが、この弛み度合いは
テンション装置で吸収され、これにより、受取側モータ
と移替側モータの間でループ部材が弛むことがなく、該
ループ部材を適正に走行させることができる。
【0021】*B3項 回転円板の周縁部に物品収容部が周方向に連続する円板
式分離装置が前記物品供給装置である場合には、『回転
円板の周縁部に物品収容部が周方向に連続する円板式分
離装置から下流側の搬送装置に前記物品収容部に収容さ
れる物品を一定間隔になるように移替える物品の受渡装
置において、前記円板式分離装置と前記搬送装置との間
に中継装置を介在させ、この中継装置は、前記物品収容
部の物品を前記円板式分離装置の物品受取位置で受け取
って保持するための複数の受取部をループ状に連続させ
て走行させると共に、前記受取部が前記物品収容部の移
動方向に沿ってほぼ同速度で走行しながら物品を受け取
った後前記搬送装置の移替え位置に前記各受取部が一定
時間間隔で順次到達する装置であり、前記物品受取位置
に達する前に前記物品収容部に於ける物品の有無を検知
する検知手段を設け、前記物品収容部に物品がないこと
と対応する信号が前記検知手段から入力された場合に
は、前記物品受取位置に達する直前の位置にある前記受
取部の走行を停止させ、前記物品収容部に物品があるこ
とと対応する信号が前記検知手段から入力された場合に
は前記走行を再開する中継動作制御装置を設けた』構成
を採用することによって既述課題を解決することができ
る。
【0022】この構成によれば、前記検知手段からの出
力に応答して中継動作制御装置の出力により中継装置
が、上記受渡方法の発明の場合に記載したと同様の動作
により搬送装置には、一定間隔で物品が連続する態様に
移替えられる。また、回転円板の物品収容部と中継装置
の受取部は同方向にほぼ同速度で移動しながら、物品を
前記受取部に受け取るから、回転円板の周速と受取部の
移動速度とが共に高速であっても確実に物品を移替えら
れる。
【0023】*B4項 上記B3項のものに於いて、『前記回転円板の物品収容
部は上下に貫通する切欠又は孔部とし、前記物品収容部
の下方には前記物品受取位置を外れた位置に前記物品の
落下を防止する支持板を設け、前記中継装置は、物品を
一定時間間隔で搬送装置の移替え位置に落下させる構成
であって、各受取部がループ状に連結されて回転円板の
物品収容部の前記物品受取位置の下方と前記搬送装置の
前記移替え位置の上方との間を連続的に走行するように
構成され、前記各受取部は前記物品収容部から落下する
物品を受け入れるために上方に開放した構成であって前
記搬送装置に達したときには下方が開放して物品を前記
のように落下させる構成とし、前記受取部群の前記ルー
プ状の走行軌跡は、前記物品受取位置とその近傍部で
は、前記物品収容部と同一方向に走行すると共に、前記
移替え位置とこれの近傍部では、前記搬送装置による搬
送方向と同一方向に走行するように形成され、前記物品
受取位の下流側近傍には信号入力に応じて前記受取部
を走行軌跡に沿って移動させるための第1サーボモータ
が、前記移替え位置の下流側近傍には前記移替え時間間
隔に応じて前記受取部を走行させる第2サーボモータ
が、夫々設けられ、前記第1サーボモータと前記移替え
位置の上流側近傍との間の走行軌跡、及び、前記第2サ
ーボモータと前記物品受取位置の上流側近傍部との間の
走行軌跡を屈曲自在とし、前記中継動作制御装置からの
信号入力により前記第1サーボモータが制御される構成
とした』ものでは、中継装置の受取部への物品の受取動
作、及び、前記受取部から搬送装置への物品の移替えが
高速度で且円滑に実行できる。
【0024】そして、中継装置の受取部への物品の受取
は、第1サーボモータの動作によって受取部が回転円板
の物品収容部とほぼ同方向に移動されながら行われる。
また前記移替えは第2サーボモータの動作によって実行
される。そして、物品を収容状態に保持する受取部群の
比率は、前記第1、第2サーボモータの個別の動作によ
って調整され、これに伴って、前記第1サーボモータと
前記移替え位置の上流側近傍との間の受取部の走行域、
及び、前記第2サーボモータと前記物品受取位置の上流
側近傍部との間の受取部の走行域の屈曲度合いが変化す
る。これにより、上記効果に加えて、受取部群のうちの
物品受取状態にある受取部の数が常に適正の値に維持さ
れるとの効果が生じる。
【0025】尚、『受取部群のうちの物品受取状態にあ
る受取部の数の多少に応じて前記回転円板の回転速度を
制御し、物品受取状態にある受取部の前記数を所定の範
囲内に保つ構成とした』場合には、既述の作用により、
前記効果が一層顕著なものとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施の形態を図1〜
図7に基づいて説明する。 A.実施の形態1 実施の形態1は、回転円板(1) の周縁部に物品収容部と
しての切欠部(10)(10)が周方向に連続する供給装置とし
ての円板式分離装置(A) から下流側の搬送装置(C) に前
記切欠部に収容される物品としての菓子片(M) を中継装
置(B) を介して受け渡す装置である。また、この装置
は、ブロック状の菓子片(M) を分離整列する為の受渡装
置として実施している。
【0027】以下、各部に分けて詳述する。 [供給装置たる円板式分離装置(A) ]について この装置は、扁平な円錐形の回転円板(1) の周縁に前記
切欠部(10)(10)を一定ピッチで配設し、この周縁部を環
状枠(12)とその下縁に連設された支持板(11)とで包囲し
た構成であり、前記支持板(11)は前記切欠部(10)(10)の
走行域に対して下方から隣接する。
【0028】また、前記回転円板(1) の周縁部の物品受
取位置(P1)から一定範囲は、前記支持板(11)は切除され
ており、前記物品受取位置(P1)にある切欠部(10)とこれ
に隣接する下流側(切欠部(10)の走行方向に於ける)の
切欠部(10)との下方は開放している。また、前記物品受
取位置(P1)の近傍の一定範囲では前記環状枠(12)の高さ
は低く設定されており、前記切欠部(10)の走行方向(回
転円板(1) の回転方向に一致する)における前記物品受
取位置(P1)の上流側には回転円板(1) に貯留される物品
を、切欠部(10)(10)側に押し出す為のブラシ(13)が前記
回転円板(1) の表面に添うように且斜め外向となる姿勢
で設けられ、このブラシ(13)はモータによって常時回転
駆動されている。この回転駆動の方向はブラシ(13)の断
面の下方(回転円板(1) の表面との接触部)が回転円板
(1) の中心に向かう方向に設定されている。これは、回
転円板(1) の回転に伴って切欠部(10)(10)に分離されな
かった菓子片(M) (M) が切欠部(10)(10)側に移動されな
いようにするためである。また、前記ブラシ(13)の先端
部に連続するように仕切り板(14)が前記回転円板(1) の
上面に沿って前記環状枠(12)に連設固定されている。な
お、この仕切り板(14)と回転円板(1) の表面との間には
菓子片(M) が通過できない程度の僅かの間隙がある。こ
の仕切り板(14)も回転円板(1) 内で切欠部(10)(10)に分
離されなかった菓子片(M) (M) を回転円板(1) の周縁側
に移動させないようにするためである。
【0029】なお、前記回転円板(1) は、上記した従来
のものと同様にその回転速度が波状に変化する構成であ
り、環状枠(12)によって囲まれた範囲内に貯留された菓
子片(M) (M) 群は回転円板(1) の前記動作によって遠心
力により周縁に移動されて切欠部(10)(10)にはまり込む
ことにより1つづつに分離される。なお、切欠部(10)の
走行方向に於ける前記物品受取位置(P1)の上手側には前
記支持板(11)の切欠開放部(111) があり、これを下方か
ら閉塞する可動板(112) が前記支持板(11)と同一平面に
摺動自在に支持され、エアーシリンダ(15)の出力軸に取
付けられている。
【0030】さらに、前記切欠開放部(111) の上手側に
は図4のように切欠部(10)に菓子片(M) が収容されてい
るかどうかと、切欠部(10)に収容された菓子片(M) に欠
けがある等の不良品かどうかを検知する検知手段たるセ
ンサー(16)がある。このセンサー(16)の出力は、後述の
中継装置(B) の制御装置(C0)に入力され、この制御装置
(C0)の出力により前記エアーシリンダ(15)、及び回転円
板(1) の駆動モータ(100) が制御されている。
【0031】前記エアーシリンダ(15)は、前記センサー
(16)から菓子片(M) が不良品であるとの検知信号が前記
制御装置(C0)に入力されると、この制御装置(C0)からの
所定の信号出力に応答して、可動板(112) を進出位置
(切欠開放部(111) を閉塞した位置)から後退位置(切
欠部(10)の下方を開放した位置)に移動して不良品の菓
子片(M) を下方に落下させるように動作する。 [中継装置(B) について]この中継装置(B) は、固定基
板(B0)から垂下するように支持された2つの固定スプロ
ケット(S11)(S12)と、前記固定基板(B0)によって水平移
動自在に支持された一対の可動スプロケット(S2)(S2)
と、前記固定基板(B0)に取付けた第1サーボモータ(2a)
(受け取り側モータ)によって駆動される駆動スプロケ
ット(S3)及び第2サーボモータ(2b)(移し替え側モー
タ)によって駆動される駆動スプロケット(S4)にループ
状に掛け回され且水平面状を移動するように支持された
ループ部材たる中継チェーン(2c)と、前記中継チェーン
(2c)に一定ピッチで取付けられた受取部としての枠体(2
0)(20)と、前記枠体(20)(20)の下端縁に接触する受け板
(21)と、前記可動スプロケット(S2)(S2)を前記受け板(2
1)に沿って水平移動自在となるように支持する支持装置
(2d)とからなる。
【0032】前記枠体(20)は、上下に開放する構成で前
記物品受取位置(P1)の上流側近傍部分から移替え位置ま
での間では、前記枠体(20)の下方はこれを支持する前記
受け板(21)によって閉塞されている。また、前記物品受
取位置(P1)での前記枠体(20)の走行軌跡は、中継チェー
ン(2c)における前記一方の固定スプロケット(S11) と前
記駆動スプロケット(S3)間に張設される部分であり、切
欠部(10)の中心の走行軌跡たる円の接線に一致する直線
となっている。そして、前記物品受取位置(P1)では前記
枠体(20)の下方が受け板(21)によって閉塞され、上方が
開放された状態にあり、しかも、この部分での中継チェ
ーン(2c)の走行速度は前記回転円板(1)の波状回転によ
る切欠部(10)(10)の走行速度の平均値に一致させてい
る。
【0033】そして、前記切欠部(10)(10)はこの物品受
取位置(P1)を通過する前記直線状軌跡の部分では第1サ
ーボモータ(2a)の駆動によってその動作が決定される。
前記動作の速度、及び、動作停止のタイミング等は制御
装置(C0)からの信号によって制御される。前記物品受取
位置(P1)の反対側には、後述の直線状の搬送装置(C) が
前記受け板(21)の下方に設けられており、前記中継チェ
ーン(2c)の内の他方の固定スプロケット(S12) と第2サ
ーボモータ(2b)の駆動スプロケット(S4)との間の直線状
の部分が前記搬送装置(C) と一致し、この部分で前記中
継チェーン(2c)に取付けた枠体(20)(20)は前記搬送装置
(C) の上方を直線状に移動する。そして、この部分の下
方であって前記受け板(21)が切除された切除部の端縁(2
11) (前記搬送装置(C) 及び中継チェーン(2c)の走行軌
跡に直角な端縁)の下流側近傍の所定の位置が移替え位
置(P2)となる。そして、この移替え位置(P2)では、枠体
(20)の下方が開放状態になるから、前記枠体(20)に保持
されていた菓子片(M) は前記枠体(20)から一定のタイミ
ングで移し替えられる。移替え位置(P2)の部分を通過す
る中継チェーン(2c)の速度は第2サーボモータ(2b)の動
作によって決定され、この例では、中継動作制御装置(C
1)からの信号により前記第2サーボモータ(2b)の出力軸
は一定速度で回転することから、前記移替えのタイミン
グは一定になる。
【0034】なお、前記可動スプロケット(S2)(S2)は固
定基板(B0)の下面に設けた一対のアングル材からなる支
持装置(2d)に移動自在に設けたスライダー(B2)により回
転自在に支持されている。そして前記スライダー(B2)(B
2)相互は、図5に示すように、両者間に介装されるバネ
(22)により接近する方向に付勢されている。従って、こ
のスライダー(B2)(B2)が前記固定基板(B0)に沿って移動
したとしても中継チェーン(2c)には常に所定の張力が付
与されたものとなる。よって、本実施の形態ではスライ
ダー(B2)(B 2),可動スプロケット(S2)(S2)及びバネ(22)
が既述したテンション装置に対応する。 [搬送装置(C) について]この例の搬送装置(C) は、図
2,図3に示すように、移送棒(31)(31)が一定のピッチ
で取付けられた搬送チェーン(30)と、これら移送棒(31)
(31)を走行できるスリット(32)を底部に具備させた断面
U字状の走行ガイド(33)とからなり、前記移送棒(31)(3
1)のピッチは前記菓子片(M) の長手方向寸法よりも大き
く、且、前記枠体(20)(20)の配列ピッチに一致させてい
る。
【0035】そして、前記移替え位置(P2)に前記枠体(2
0)が達した時点で前記移送棒(31)が前記移替え位置(P2)
よりも後方の所定の位置(前記走行ガイド(33)に落下し
て移し替えられた菓子片(M) の後端よりも僅かに後方)
に達するように前記搬送チェーン(30)の走行速度と第2
サーボモータ(2b)による中継チェーン(2c)の送り速度と
を一致させている。 [動作について]上記一連の装置の動作について詳述す
る。
【0036】円板式分離装置(A) では、回転円板(1) の
中央部に投入された菓子片(M) (M)群は回転円板(1) の
波状回転によって周縁の切欠部(10)(10)に嵌り込む。そ
して不完全に嵌り込んだ状態にある菓子片(M) (M) は回
転円板(1) の回転に伴ってブラシ(13)の部分に来ると、
回転円板(1) の中心側に戻される。また、回転円板(1)
の回転方向にける前記ブラシ(13)の下流側には仕切り板
(14)があって、切欠部(10)に嵌っていない菓子片(M) が
回転円板(1) の周縁に移動するのを防止する。
【0037】前記ブラシ(13)を越えた切欠部(10)(10)に
は菓子片(M) が収容されたものと空のものとがあるが、
前記ブラシ(13)の近傍下流側では前記切欠部(10)の真上
に検知手段たるセンサー(16)が設けられて前記切欠部(1
0)内を監視している。このセンサー(16)は光学的センサ
ーで、切欠部(10)に菓子片(M) が収容されていない場合
にはそれに対応した不存在信号を、また、切欠部(10)に
収容された菓子片(M)に欠けがあるかどうかを判定して
不良品の場合には不良品信号を制御装置(C0)に入力す
る。
【0038】そして、前記制御装置(C0)に前記不良品信
号が入力されると、この入力時点から切欠部(10)が切欠
開放部(111) の上方に移動するまでの所定時間(この例
では切欠部(10)(10)が1ピッチ移動する時間)経過後に
エアーシリンダ(15)を作動させて可動板(112) を後退さ
せる。これにより、欠けのある菓子片(M) 等は、前記切
欠開放部(111) の部分から脱出される。
【0039】前記制御装置(C0)には中継動作制御装置(C
1)が設けられており、前記不良品信号が入力された場
合、又は、不存在信号が入力された場合には、中継動作
制御装置(C1)の出力により、その信号入力後所定時間経
過時(切欠部(10)が回転円板(1) の回転によってセンサ
ー(16)の位置から物品受取位置(P1)の1ピッチ手前に達
するまでの時間経過時)に第1サーボモータ(2a)の動作
を所定時間停止し、その後に第1サーボモータ(2a)の動
作を再開させる。この動作は前記不良品信号、又は、不
存在信号が連続しているかぎり再開されない。そしてこ
れらの信号が消失すると前記再開がなされる。
【0040】なお、前記第1サーボモータ(2a)は上記の
ように前記不良品信号、又は、不存在信号の有無に応じ
て動作することとなるが、第2サーボモータ(2b)は中継
動作制御装置(C1)からの出力により所定の速度で回転す
るように制御されている。そして、物品受取位置(P1)で
は切欠部(10)が菓子片(M) を保持している場合にはその
下方にある枠体(20)に菓子片(M) が落下して、枠体(20)
に受け取られる。この受取動作は、前記切欠部(10)と枠
体(20)とが同方向にほぼ一致する速度で移動しながら行
われるから、切欠部(10)及び枠体(20)の移動速度が速く
ても確実なものとなる。また、重力による落下であるか
ら、受け取り動作が簡単である。
【0041】そしてこのように枠体(20)に受け取られた
菓子片(M) は受け板(21)によって下方から支持された状
態で移替え位置(P2)の位置まで移動され、この移替え位
置(P 2)では菓子片(M) が走行ガイド(33)に移し替えられ
て、この走行ガイド(33)に支持された状態で搬送チェー
ン(30)の移送棒(31)によって下流側に搬送される。な
お、前記不良品信号、又は、不存在信号がある場合には
その分だけ中継チェーン(2c)の物品受取位置(P1)の部分
での送りが停止されるが、移替え位置(P2)では、移し替
えの為に第2サーボモータ(2b)は一定の速度で走行す
る。従って、駆動スプロケット(S3)から固定スプロケッ
ト(S12) までの枠体(20)(20)の数と、駆動スプロケット
(S4)から固定スプロケット(S11) までの数の比率が変わ
るが、これらの経路は第1サーボモータ(2a)と第2サー
ボモータ(2b)の動作量の差に応じて屈曲度合いが変化す
る。そして、この変化量に応じて可動スプロケット(S2)
(S 2)が支持装置(2d)に沿って移動し、前記のように変化
した比率に応じた状態に前記中継チェーン(2c)の屈曲度
合いが変化する。これにより、ループ部材たる中継チェ
ーン(2c)の弛み度合いがテンション装置を構成する可動
スプロケット(S2)(S 3)等で吸収される。
【0042】なお、この例では、初期設定では、図1に
示すように、可動スプロケット(S2)(S2)のユニットが支
持装置(2d)において同図の右側に移動しており、菓子片
(M)を保持した枠体(20)(20)の数が空の枠体(20)(20)の
数よりも多く設定している。従って、空の切欠部(10)(1
0)が一部に生じたとしても、受渡の為に菓子片(M) を収
容保持した枠体(20)(20)が過小になりにくい。
【0043】また、この例では、制御装置(C0)からの出
力により回転円板(1) の回転数を制御するようにしてい
る。つまり、この制御装置(C0)では、一定時間内に於け
る菓子片(M) の良品数に対する「前記不良品信号と不存
在信号の総和」との比率が所定の値よりも大きくなる
と、後者の値が増えて駆動スプロケット(S3)から固定ス
プロケット(S12) までの枠体(20)(20)の数が少なくなる
こととなるが、この場合には、前記回転円板(1) の駆動
モータ(100) の回転数を高くする。これにより前記枠体
(20)(20)の数が増える傾向となる。逆に、一定時間内に
於ける菓子片(M)の良品数に対する「前記不良品信号と
不存在信号の総和」との比率が所定の値よりも小さくな
ると、前記回転円板(1) の回転数を低くする。これによ
り、前記枠体(20)(20)の数が減る傾向となる。このよう
にして、駆動スプロケット(S3)から固定スプロケット(S
12) までの枠体(20)(20)の数がほぼ一定に保たれること
となる。尚、本実施の形態では、上記のように回転円板
(1) の回転数を変化させることによって、駆動スプロケ
ット(S3)から固定スプロケット(S12) までの枠体(20)(2
0)の数を調整しているが、搬送装置(C) による菓子片
(M) の搬送速度と第2サーボモータ(2b)の速度を同期し
て増減させることによって、上記枠体(20)(20)の数を調
節することも可能である。
【0044】この回転円板(1) の回転数の制御を前記比
率によって制御する構成に代えて、駆動スプロケット(S
3)から固定スプロケット(S12) までの枠体(20)(20)をカ
ウントするようにしてもよいし、スライダー(B2)(B2)の
位置が支持装置(2d)の中心から何れの方向にどれだけズ
レているかを検知することによって前記比率に相当する
値を求め、これに応じて回転円板(1) の速度を制御する
ようにしてもよい。 B.実施の形態2 上記実施の形態では、中継装置(B) として、可動スプロ
ケット(S2)(S2)が固定スプロケット(S11) (S12) 及び駆
動スプロケット(S3)(S4)によって囲まれる範囲で水平移
動する構成としたが、図6に示すように、ガイド(G1)(G
1)と摺動杆(G2)からなるすすみ対偶機構により、水平移
動自在に支持された一対の可動スプロケット(S2)(S2)の
中継チェーン(2c)の直線走行部の一方を回転円板(1) の
切欠部(10)(10)の走行軌跡に沿って設け、他方を搬送装
置(C) に沿って設け、前記物品受取位置(P1)に沿う直線
走行部に第1サーボモータ(2a)に設けた駆動スプロケッ
ト(S3)をかみ合わせ、他方の直線走行部に第2サーボモ
ータ(2b)に設けた駆動スプロケット(S4)をかみ合わせ
て、上記実施の形態1と同様に制御するようにしてもよ
い。
【0045】この例でも、中継チェーン(2c)に設けた枠
体(20)(20)は走行しながら回転円板(1) の切欠部(10)か
ら菓子片(M) を受け取り、移替え位置(P2)側では前記枠
体(20)から菓子片(M) を搬送装置(C) に移し替えること
となる。また、切欠部(10)の一部が空の場合には、前記
第1サーボモータ(2a)が停止されることにより中継チェ
ーン(2c)の物品受取位置(P1)側の直線走行部が停止して
いても可動スプロケット(S2)(S2)の支持部が第2サーボ
モータ(2b)の動作によりこの動作方向に移動されて移替
え位置(P2)では菓子片(M) が移し替えられる。
【0046】この場合にも実施の形態1と同様に機能す
る。尚、この実施の形態2の場合にも、実施の形態1と
同様に、枠体(20)内の菓子片(M) を受け板(21)(図示せ
ず)によって支持しながら物品受取位置(P1)と移替え位
置(P2)との間で移動される構成としてもよく、この枠体
(20)自体に、保持状態と開放状態を切替えられるように
してもよい。
【0047】センサー(16)からの不良品信号又は不存在
信号がある場合、上記実施の形態に代えて、回転円板
(1) の回転角度を検知する回転角センサーを設けると共
に、前記各信号が入力された時点から、前記回転角セン
サーからの信号値(例えばカウンターの出力値)が所定
の値に達した時点で第1サーボモータ(2a)を停止するよ
うにしてもよい。 C.実施の形態3 図7に示す実施の形態3では、供給装置として直線状の
ベルトコンベア(119)を採用したものであり、該ベルト
コンベア(119) の下流端の前方隣接部の物品供給位置(P
1)から枠体(20)内に物品たる菓子片(M) が落下する。
【0048】このものでは、ベルトコンベア(119) の上
面に載置された状態で物品供給位置(P1)に供給される菓
子片(M) (M) の相互間隔が一定していない場合でも、物
品供給位置(P1)を一定時間間隔で通過する枠体(20)(20)
に前記菓子片(M) (M) を一個ずつ投入することができ
る。即ち、センサー(16)の配設部から物品供給位置(P1)
までの距離と、ベルトコンベア(119) の走行速度が決ま
れば、検知手段たるセンサ(16)で各菓子片(M) (M)が検
知された時からこれら菓子片(M) (M) が物品供給位置(P
1)に到達するまでの所要時間は計算で求められる。従っ
て、係る所要時間を予め制御装置のメモリー内に格納し
ておき、センサ(16)が菓子片(M) を検知してから前記所
要時間が経過したときに受取部たる枠体(20)(20)が物品
供給位置(P1)を通過するように制御する。即ち、受け取
り側モータたる第1サーボモータ(2a)の速度を増減又は
停止させることにより、物品供給位置(P1)に達する直前
の枠体(20)(本実施の形態では駆動スプロケット(S3)と
固定スプロケット(S11) の間にある全ての枠体(20)(2
0))の速度を増減又は停止させる。これにより、ベルト
コンベア(119) 上の菓子片(M) (M) の供給間隔が一定し
なくても、物品供給位置(P1)を順次通過する各枠体(20)
(20)に菓子片(M) (M) を一個ずつ収容することができ
る。
【0049】尚、上記いずれの実施の形態でも、物品受
取部として枠体(20)(20)を採用したが、該枠体(20)(20)
に代えて菓子片(M) (M) を吸着保持する吸引パイプを使
用することもできる。即ち、回転円板(1) やベルトコン
ベア(119) の上方に中継装置(B) の中継チェーン(2c)を
走行させると共に該中継チェーン(2c)に一定ピッチで空
気吸引要の吸引パイプを取付けると共に、該吸引パイプ
の空気吸引口を下向きに設定してこれで菓子片(M) (M)
を吸着する。
【0050】実施の形態3では搬送チェーン(30)に対し
てベルトコンベア(119) が平行に走行しているが、搬送
チェーン(30)に対してベルトコンベア(119) を非平行に
走行させてもよい。この場合に於いても、中継チェーン
(2c)の内、駆動スプロケット(S3)と固定スプロケット(S
11) の間の直線領域がベルトコンベア(119) の走行方向
と平行になるように構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の平面図
【図2】要部の右側面図
【図3】搬送装置(C) 側からの側面図
【図4】不良品排出装置部の要部の斜視図
【図5】可動スプロケット(S2)(S2)支持部の詳細図
【図6】本発明の実施の形態2の平面図
【図7】本発明の実施の形態3の平面図
【符号の説明】
(1) :回転円板 (A) :円板式分離装置 (B) :中継装置 (C) :搬送装置 (2a):第1サーボモータ (2b):第2サーボモー
タ (S11)(S12):固定スプロケット (S3)(S4):駆動スプロ
ケット (S2):可動スプロケット (2c):中継チェーン (20):枠体 (尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 47/84 B65G 47/84 B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給装置から供給される物品を下流側の
    搬送装置に一定間隔になるように移替える物品の受渡方
    法において、 前記供給装置と前記搬送装置との間に中継装置を介在さ
    せ、 この中継装置は、前記供給装置から順次供給される物品
    を物品受取位置で各別に受け取って保持するための複数
    の受取部をループ状に連続させて走行させると共に、前
    記受取部が前記物品受取位置で前記物品の移動方向に沿
    って該物品とほぼ同速度で走行しながら物品を受け取っ
    た後前記搬送装置の移替え位置に前記各受取部が一定時
    間間隔で順次到達する装置であり、 前記物品受取位置に達する前の物品を事前に検知する検
    知手段の検知信号を判断して、前記物品受取位置に達す
    る直前の位置にある前記受取部の走行速度を増減又は停
    止させることによって前記各受取部と各物品を前記物品
    受取位置で一致させる物品の受渡方法。
  2. 【請求項2】 回転円板の周縁部に物品収容部が周方向
    に連続する円板式分離装置から下流側の搬送装置に前記
    物品収容部に収容される物品を一定間隔になるように移
    替える物品の受渡方法において、 前記円板式分離装置と前記搬送装置との間に中継装置を
    介在させ、 この中継装置は、前記物品収容部の物品を前記円板式分
    離装置の物品受取位置で受け取って保持するための複数
    の受取部をループ状に連続させて走行させると共に、前
    記受取部が前記物品収容部の移動方向に沿ってほぼ同速
    度で走行しながら物品を受け取った後前記搬送装置の移
    替え位置に前記各受取部が一定時間間隔で順次到達する
    装置であり、 前記物品収容部に於ける物品の有無を前記物品受取位置
    に達する前に事前に検知し、前記検知により前記物品収
    容部に物品がないと判定された場合には、前記物品受取
    位置に達する直前の位置にある前記受取部の走行を停止
    させ、前記検知により前記物品収容部に物品があると判
    定された場合には前記走行を再開する物品の受渡方法。
  3. 【請求項3】 前記受取部は前記物品受取位置及びその
    近傍では前記物品収容部の下方を走行すると共に、前記
    搬送装置は前記受取部の走行域の下方に位置し、前記物
    品受取位置では前記物品収容部から物品が落下して前記
    受取部に受け取られ、この受取状態のままで前記搬送装
    置の前記移替え位置に移動されて該移替え位置で受取部
    から下方に落下される請求項2に記載の物品の受渡方
    法。
  4. 【請求項4】 前記中継装置から搬送装置への物品の移
    替えの際、受取部と搬送装置とが同方向に移動する構成
    である請求項1から3の何れかに記載の物品の受渡方
    法。
  5. 【請求項5】 前記受取部群のうちの物品受取状態にあ
    る受取部の数の比率を調節可能とし、受取部への物品の
    受取頻度と搬送装置への物品の移替え頻度との差に応じ
    て前記比率を調節することにより、前記中継装置から搬
    送装置へは物品が一定時間間隔で移替えられる構成とし
    た請求項1から4までの何れかに記載の物品の受渡方
    法。
  6. 【請求項6】 受取部群のうちの物品受取状態にある受
    取部の前記数の多少に応じて前記供給装置による物品供
    給速度又は前記回転円板の回転速度を制御し、物品受取
    状態にある受取部の前記数を所定の範囲内に保つ構成と
    した請求項5に記載の物品の受渡方法。
  7. 【請求項7】 供給装置から供給される物品を下流側の
    搬送装置に一定間隔になるように移替える物品の受渡装
    置において、 前記供給装置と前記搬送装置との間に中継装置を介在さ
    せ、 この中継装置は、前記供給装置から順次供給される物品
    を物品受取位置で各別に受け取って保持するための複数
    の受取部をループ状に連続させて走行させると共に、前
    記受取部が前記物品受取位置で前記物品の移動方向に沿
    って該物品とほぼ同速度で走行しながら物品を受け取っ
    た後前記搬送装置の移替え位置に前記各受取部が一定時
    間間隔で順次到達する装置であり、 前記物品受取位置に達する前の物品を事前に検知する検
    知手段の検知信号を判断して、前記物品受取位置に達す
    る直前の位置にある前記受取部の走行速度を増減又は停
    止させることによって前記各受取部と各物品を前記物品
    受取位置で一致させるように前記中継装置を制御する中
    継動作制御装置を設けた物品の受渡装置。
  8. 【請求項8】 前記中継装置は、前記物品受取位置と移
    替え位置を循環する屈曲変形自在なループ部材と、該ル
    ープ部材に一定ピッチで取付けられた複数の前記受取部
    と、前記物品受取位置に達する直前での前記ループ部材
    の走行速度を設定する受取側モータと、前記物品移替え
    位置での前記ループ部材の速度を一定に保つ移替側モー
    タと、前記受取側モータと移替側モータの速度差で物品
    受取位置と移替え位置の間に生じる前記ループ部材の弛
    み度合いの変化を吸収するテンション装置とを具備し、 前記中継動作制御装置は、前記受取側モータの回転速度
    を増減又は停止させると共に、前記移替側モータの回転
    速度を一定に保つ制御を行う、請求項7に記載の物品の
    受渡装置。
  9. 【請求項9】 回転円板の周縁部に物品収容部が周方向
    に連続する円板式分離装置から下流側の搬送装置に前記
    物品収容部に収容される物品を一定間隔になるように移
    替える物品の受渡装置において、 前記円板式分離装置と前記搬送装置との間に中継装置を
    介在させ、この中継装置は、前記物品収容部の物品を前
    記円板式分離装置の物品受取位置で受け取って保持する
    ための複数の受取部をループ状に連続させて走行させる
    と共に、前記受取部が前記物品収容部の移動方向に沿っ
    てほぼ同速度で走行しながら物品を受け取った後前記搬
    送装置の移替え位置に前記各受取部が一定時間間隔で順
    次到達する装置であり、 前記物品受取位置に達する前に前記物品収容部に於ける
    物品の有無を検知する検知手段を設け、 前記物品収容部に物品がないことと対応する信号が前記
    検知手段から入力された場合には、前記物品受取位置に
    達する直前の位置にある前記受取部の走行を停止させ、
    前記物品収容部に物品があることと対応する信号が前記
    検知手段から入力された場合には前記走行を再開する中
    継動作制御装置を設けた物品の受渡装置。
  10. 【請求項10】 前記回転円板の物品収容部は上下に貫
    通する切欠又は孔部とし、前記物品収容部の下方には前
    記物品受取位置を外れた位置に前記物品の落下を防止す
    る支持板を設け、 前記中継装置は、物品を一定時間間隔で搬送装置の移替
    え位置に落下させる構成であって、各受取部がループ状
    に連結されて回転円板の物品収容部の前記物品受取位置
    の下方と前記搬送装置の前記移替え位置の上方との間を
    連続的に走行するように構成され、 前記各受取部は前記物品収容部から落下する物品を受け
    入れるために上方に開放した構成であって前記搬送装置
    に達したときには下方が開放して物品を前記のように落
    下させる構成とし、 前記受取部群の前記ループ状の走行軌跡は、前記物品受
    取位置とその近傍部では、前記物品収容部と同一方向に
    走行すると共に、前記移替え位置とこれの近傍部では、
    前記搬送装置による搬送方向と同一方向に走行するよう
    に形成され、 前記物品受取位置の下流側近傍には信号入力に応じて前
    記受取部を走行軌跡に沿って移動させるための第1サー
    ボモータが、前記移替え位置の下流側近傍には前記移替
    え時間間隔に応じて前記受取部を走行させる第2サーボ
    モータが、夫々設けられ、 前記第1サーボモータと前記移替え位置の上流側近傍と
    の間の走行軌跡、及び、前記第2サーボモータと前記物
    品受取位置の上流側近傍部との間の走行軌跡を屈曲自在
    とし、 前記中継動作制御装置からの信号入力により前記第1サ
    ーボモータが制御される構成とした請求項9に記載の物
    品の受渡装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6622852B2 (en) 2000-06-26 2003-09-23 Toyo Jidoki Co., Ltd. Continuous container-supplying apparatus
JP2012246117A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Shibuya Kogyo Co Ltd 容器整列供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6622852B2 (en) 2000-06-26 2003-09-23 Toyo Jidoki Co., Ltd. Continuous container-supplying apparatus
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