JPH11268695A - 航行体の液体燃料タンク - Google Patents

航行体の液体燃料タンク

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JPH11268695A
JPH11268695A JP7428298A JP7428298A JPH11268695A JP H11268695 A JPH11268695 A JP H11268695A JP 7428298 A JP7428298 A JP 7428298A JP 7428298 A JP7428298 A JP 7428298A JP H11268695 A JPH11268695 A JP H11268695A
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collector
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JP7428298A
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Kazushige Nishi
一茂 西
Keiji Koda
慶治 幸田
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Japan Steel Works Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 航行体の航行姿勢に関わらずタンク内の燃料
をエンジン側に安定仕手供給することができる燃料タン
クを提供する。 【解決手段】 燃料タンク本体2の内部に内装した断面
円筒状のコレクタータンク3の上部側壁と側壁中央部と
に燃料の吸入管4と送出管5とを接続し、コレクタータ
ンク3内に、送出管5の開口部と接続する旋回可能なス
イングバルブ14を設け、このスイングバルブ14の先
端に燃料吸込口14aと平板状の重錘部材15を設け、
スイングバルブ14の燃料吸込口14aが、コレクター
タンク3内の残燃料駅の位置にかかわらず常時燃料液面
内に位置して燃料を吸引できるように構成した航行体の
液体燃料タンク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空中或いは水中を
航行する航行体に使用される液体燃料タンクに係わり、
更に詳しくは航行体の航行姿勢に関わらずタンク内の燃
料をエンジンに安定して供給することができる航行体の
液体燃料タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、航行体に搭載されている液体燃料
タンクにおいては、航行体の航行姿勢に関わらず液体燃
料タンク内の燃料をエンジン側に安定して供給できるよ
うに工夫されている。ところで、ある種の航行体は、機
体を傾けずにスキッドターン方式によって旋回を行うた
めに、燃料タンク内の燃料が十分に有る場合には航行姿
勢にかかわらず、燃料をエンジン側に安定して供給する
ことができるが、燃料タンク内の燃料が少なくなって来
ると、航行姿勢によっては、横方向の加速度のために燃
料が液体燃料タンクの左右どちらか一方に偏って、送出
管の燃料吸込口が燃料部分に位置しなくなり、この結果
エンジン側には燃料が供給されなくなると言う問題があ
る。
【0003】そこで、従来は航行姿勢に関わらず燃料タ
ンク内の燃料を、エンジン側に供給できるように、燃料
の出口部分に、先端に錘を設けたフレキシブルホースを
接続し、燃料タンクの横方向へ加速度が働いた時には、
錘の質量によって燃料タンクの底面に沿ってフレキシブ
ルホースの先端が燃料の移動に追従し、フレキシブルホ
ースの先端から吸引した燃料を燃料の出口部分からエン
ジン側へ送るような構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなフレキシブルホースを使用する構造の場合には、
フレキシブルホースの先端が自由に動き廻ることが可能
なスペースが燃料の最低点付近に必要であり、このスペ
ースの確保が不可能の場合は成立せず、またフレキシブ
ルホースの先端が、燃料タンクの底面に摺動、または転
動するため、燃料移動に対する追従性が悪く、燃料が少
なくなった状態では、エアーを吸い込む等の不安定な現
象が起きる問題がある。
【0005】本発明は、かかる従来の課題に着目して案
出されたもので、航行体の航行姿勢に関わらずタンク内
の燃料をエンジン側に安定して供給することができる液
体燃料タンクを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、燃料タンク本体の内部に内装した断面円筒状
のコレクタータンクの上部側壁と側壁中央部とに燃料の
吸入管と送出管とを接続し、コレクタータンク内に送出
管の開口部と接続する断面方向へ旋回可能なスイングバ
ルブを設け、このスイングバルブの先端に燃料吸込口
と、平板状の重錘部材を設け、スイングバルブの燃料吸
込口が、コレクタータンク内の残燃料液にかかわらず常
時燃料液面内に位置して燃料を吸引できるように構成し
たことを要旨とするものである。
【0007】本発明は上記の構成により、吸入管によっ
て燃料タンク本体の最低点から吸い上げた燃料をコレク
タータンクへ送り、重錘効果と燃料揺動の動圧を受ける
平板によって、コレクタータンク内の残燃料液が集中す
る付近に移動するようにしたスイングバルブの燃料吸入
口から燃料を吸入して、送出管から送り出すように作用
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の一実施の形態を説明する。図1は、本発明の液体燃料
タンクを装備した航行体1の一部断面図を示し、この航
行体1の燃料タンク部は、航行方向に対して誘導部とエ
ンジン部との間に設けられている。また、図1は燃料タ
ンク本体2の給油時を示しており、燃料タンク本体2の
誘導部側には、断面円筒状のコレクタータンク3が内装
されている。
【0009】前記コレクタータンク3の上部側壁と、側
壁中央部とには、燃料Gの吸込管4と送出管5との一端
が接続され、この吸込管4の他端部は、メインタンクの
通常航行時に最低部となる付近に開口し、送出管5の他
端部は、サブタンク6に接続されている。このサブタン
ク6には、エンジン部に燃料Gを供給する供給口7が設
けられ、またサブタンク6には、外部給油口8から燃料
Gが供給されるように構成されている。また、9はエア
ーインテーク、10はエアーインテークダクトを示して
いる。
【0010】前記コレクタータンク3内には、図2及び
図3に示すようにジョイント11と12を介して吸込管
4と接続するパイプ13と、送出管5の開口部に接続す
るスイングバルブ14とが内装され、スイングバルブ1
4はジョイント12を介して円筒壁に沿って旋回可能に
接続されると共に、その先端の燃料吸込口14aには、
平板状の重錘部材15が接続され、更にスイングバルブ
14の先端の燃料吸込口14aは、航行体1の通常航行
姿勢時においてコレクタータンク3の燃料最低点付近と
なるように設定されている。本実施の形態の場合は、若
干の仰角をもって航行するので、吸入管4の開口部、及
び燃料吸入口14aはいずれも最後方に近い位置となっ
ている。
【0011】燃料タンク本体2へ燃料Gを給油する時に
は、図1に示すように給油口8から燃料Gをサブタンク
6内に供給し、そしてサブタンク6から送出管5で燃料
Gを矢印方向に圧送させてコレクタータンク3内に供給
する。コレクタータンク3内が燃料Gで略満たされる
と、吸込管4の他端部から燃料タンク本体2内に順次供
給される。
【0012】次に、上記のように燃料タンク本体2,サ
ブタンク6及びコレクタータンク3内に燃料Gが満たさ
れた状態で航行する時の燃料Gの供給は、図4に示すよ
うにエンジン部の上方から燃料タンク本体2内に圧縮空
気が導入され、燃料タンク本体2の燃料Gは、吸込管4
を介してコレクタータンク3内に供給される。コレクタ
ータンク3内の燃料Gは、スイングバルブ14の燃料吸
込口14aから燃料を吸込んで送出管5によりサブタン
ク6に供給され、サブタンク6の供給口7を介してエン
ジン部に燃料Gが供給される。
【0013】このような燃料Gの供給で航行している間
にコレクタータンク3内の燃料Gが少なくなり、しかも
航行体1が旋回した場合には、コレクタータンク3内の
燃料Gは横方向の加速度により一方に偏るが、図5に示
すようにスイングバルブ14の先端の燃料吸込口14a
もジョイント12を介して旋回し、偏ったコレクタータ
ンク3内の燃料G側に追従するので、少残量の燃料Ga
であっても確実に燃料Gを吸込んでエンジン部に燃料G
を供給することができるのである。特にスイングバルブ
14の先端の燃料吸込口14aに設けられた平板状の重
錘部材15は、その重錘効果によって加速度方向、即ち
液面と直角の方向へスイングバルブ14を向けるように
働き、また燃料Gが少なくなった時に起きる旋回に伴う
燃料液面の左右の動揺に対しては、重錘の平板部が液の
揺動の動圧を受けてスイングバルブ14の燃料吸込口1
4aを燃料Gの最も集中している部分へ追従させて確実
に燃料Gの吸込ができ、残燃料が少ない状態で航行体が
激しい運動を行っても確実に燃料Gの吸込ができるもの
である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように燃料タン
ク本体の内部に内装した断面円筒状のコレクタータンク
の上部側壁と、側壁中央部とに、燃料の吸入管と、送出
管とを接続して燃料がコレクタータンクを通過するよう
にし、コレクタータンク内に、前記送出管の開口部と接
続する旋回可能なスイングバルブを設け、このスイング
バルブの先端に燃料吸込口と、平板状の重錘部材を設
け、スイングバルブの燃料吸込口が、コレクタータンク
内の残燃料液にかかわらず重錘と平板の効果によって常
時燃料液面内に位置して燃料を吸引できるように構成し
たので、航行体の航行姿勢により、側方への加速度が大
きくなったとしても、コレクタータンク内の燃料をエン
ジン側に安定して供給することができ、特に燃料が少な
くなった場合において、航行姿勢により燃料が側方から
の加速度でコレクタータンクの一方に偏ったとしても、
常に燃料の位置する場所にスイングバルブの燃料吸込口
が追従して移動することにより、微少残量になるまで燃
料をエンジン側に確実に供給することができるものであ
る。また燃料Gは、一旦コレクタータンク内を通過する
ので、航行時における側方への加速度の発生する時間の
消費燃料の合計が、コレクタータンクの有効容積以下で
あれば、側方への加速度の大きさにかかわらず確実に燃
料の供給を行うことができる効果がある。
【0015】また、スイングバルブの先端に設けられた
平板状の重錘部材は、燃料が少なくなった時に起きる燃
料液面の激しい左右の動揺にスイングバルブの燃料吸込
口を燃料に追従させ、低燃料状態においても安定して燃
料の吸込が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体燃料タンクを装備した航行体の一
部断面図で、燃料タンク本体の給油時を示している。
【図2】コレクタータンク拡大断面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】航行体の航行時における燃料供給ラインを示す
説明図である。
【図5】航行体の航行姿勢により、側方からの加速度が
大きくなった場合の燃料供給状態を示すコレクタータン
クの断面図である。
【符号の説明】
1 航行体 2 燃料タン
ク本体 3 コレクタータンク 4 吸込管 5 送出管 6 サブタン
ク 7 供給口 8 給油口 13 パイプ 14 スイン
グバルブ 14a 燃料吸込口 15 重錘部
材 G 燃料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク本体の内部に内装した断面円
    筒状のコレクタータンクの上部側壁と側壁中央部とに燃
    料の吸入管と送出管とを接続し、前記コレクタータンク
    内に前記送出管の開口部と接続する旋回可能なスイング
    バルブを設け、該スイングバルブの先端に燃料吸込口と
    平板状の重錘部材を設け、前記スイングバルブの燃料吸
    込口が、前記コレクタータンク内の残燃料液にかかわら
    ず常時燃料液面内に位置して燃料を吸引できるようにし
    たことを特徴とする航行体の液体燃料タンク。
JP7428298A 1998-03-23 1998-03-23 航行体の液体燃料タンク Expired - Lifetime JP2905876B1 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104527987A (zh) * 2015-01-07 2015-04-22 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种飞机主油箱保压通气系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104527987A (zh) * 2015-01-07 2015-04-22 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种飞机主油箱保压通气系统

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