JPH11268400A - インクジェット記録用シート - Google Patents
インクジェット記録用シートInfo
- Publication number
- JPH11268400A JPH11268400A JP10070007A JP7000798A JPH11268400A JP H11268400 A JPH11268400 A JP H11268400A JP 10070007 A JP10070007 A JP 10070007A JP 7000798 A JP7000798 A JP 7000798A JP H11268400 A JPH11268400 A JP H11268400A
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- JP
- Japan
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- ink
- silica
- jet recording
- ink jet
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- Pending
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】印字後のニジミ、コックリング、印字濃度、表
面強度等の品質に優れたインクジェット記録用シートを
提供すること。 【解決手段】支持体上に、非晶質微粉シリカと水性高分
子接着剤を含有するインク受容層を設けたインクジェッ
ト記録用シートにおいて、前記インク受容層に含有され
るシリカの粒子径が６．０μｍ以上であり、且つシリカ
の吸油量が300ml/100g以上であることを特徴とするイン
クジェット記録用シート。
面強度等の品質に優れたインクジェット記録用シートを
提供すること。 【解決手段】支持体上に、非晶質微粉シリカと水性高分
子接着剤を含有するインク受容層を設けたインクジェッ
ト記録用シートにおいて、前記インク受容層に含有され
るシリカの粒子径が６．０μｍ以上であり、且つシリカ
の吸油量が300ml/100g以上であることを特徴とするイン
クジェット記録用シート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式を利用したプリンター、特にプロッターに利用さ
れる被記録材に関するものであり、詳しくは、印字部の
波打ち（コックリング）がなく、インク吸収性、表面強
度に優れ、かつインクのニジミのないインクジェット記
録用シートに関するものである。
録方式を利用したプリンター、特にプロッターに利用さ
れる被記録材に関するものであり、詳しくは、印字部の
波打ち（コックリング）がなく、インク吸収性、表面強
度に優れ、かつインクのニジミのないインクジェット記
録用シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】水性インクを用いるインクジェット記録
方式は、記録時の騒音が少なく、カラー化が容易である
こと、高速記録が可能であること等の理由から、端末用
プリンター、ファクシミリ、プロッター、あるいは帳票
印刷などへの応用が進められている。一般の印刷に使用
される上質紙やコーテッド紙はインクの吸収性が劣るた
め、印字されたインクが紙表面で乾燥せずに長時間残
り、装置や連続して印字されたシートを汚染したり画像
が汚れたりするため実用性に乏しい。こうした問題を解
決するために、サイズ度の低い記録紙を用いる（特開昭
５２−５３０１２号公報）ことや尿素−ホルマリン樹脂
を内添した原紙に水溶性高分子を含浸させる（特開昭５
３−４９１１３号公報）といった提案が開示されてい
る。更に、インクの発色性や再現性を高める目的で表面
に無定形シリカを始めとする種々の多孔質無機顔料類を
塗布した記録用紙（特開昭５５−５１５８３号公報、特
開昭５６−１４８５８５号公報）が開示されている。ま
た、にじみを抑えた高精細の画像を得る目的でこれらの
多孔質顔料の物性を規定（特開昭５８−１１０２８７号
公報、特開昭５９−１８５６９０号公報、特開昭６１−
１４１５８４号公報）する等の改良が提案されている。
方式は、記録時の騒音が少なく、カラー化が容易である
こと、高速記録が可能であること等の理由から、端末用
プリンター、ファクシミリ、プロッター、あるいは帳票
印刷などへの応用が進められている。一般の印刷に使用
される上質紙やコーテッド紙はインクの吸収性が劣るた
め、印字されたインクが紙表面で乾燥せずに長時間残
り、装置や連続して印字されたシートを汚染したり画像
が汚れたりするため実用性に乏しい。こうした問題を解
決するために、サイズ度の低い記録紙を用いる（特開昭
５２−５３０１２号公報）ことや尿素−ホルマリン樹脂
を内添した原紙に水溶性高分子を含浸させる（特開昭５
３−４９１１３号公報）といった提案が開示されてい
る。更に、インクの発色性や再現性を高める目的で表面
に無定形シリカを始めとする種々の多孔質無機顔料類を
塗布した記録用紙（特開昭５５−５１５８３号公報、特
開昭５６−１４８５８５号公報）が開示されている。ま
た、にじみを抑えた高精細の画像を得る目的でこれらの
多孔質顔料の物性を規定（特開昭５８−１１０２８７号
公報、特開昭５９−１８５６９０号公報、特開昭６１−
１４１５８４号公報）する等の改良が提案されている。
【０００３】インクジェット方式のプリンターおよびプ
ロッターの性能、特にプリント速度、印字濃度、彩度な
どの向上によって、インク受容性塗工層を表面に設けた
いわゆる塗工紙が開発されている。この塗工紙の要求特
性として、印字ドットの高濃度化、インクの高吸収性、
インクの速乾性、印字ドットが重なった場合においても
インクが滲まない等が挙げられる。
ロッターの性能、特にプリント速度、印字濃度、彩度な
どの向上によって、インク受容性塗工層を表面に設けた
いわゆる塗工紙が開発されている。この塗工紙の要求特
性として、印字ドットの高濃度化、インクの高吸収性、
インクの速乾性、印字ドットが重なった場合においても
インクが滲まない等が挙げられる。
【０００４】例えば、特開昭６２−１５８０８４号公報
には、微粒子シリカを用い、高いインク吸収性、色再現
性および色濃度を持つインクジェット記録媒体の製造方
法が開示されている。即ち、前記した要求特性に応じる
ために、微粒子合成シリカのような吸液性の優れた白色
顔料を主成分とする塗工層をセルロースパルプを主成分
とする支持体の表面に設けることが通常実施されてい
る。
には、微粒子シリカを用い、高いインク吸収性、色再現
性および色濃度を持つインクジェット記録媒体の製造方
法が開示されている。即ち、前記した要求特性に応じる
ために、微粒子合成シリカのような吸液性の優れた白色
顔料を主成分とする塗工層をセルロースパルプを主成分
とする支持体の表面に設けることが通常実施されてい
る。
【０００５】しかしながら、インクジェット記録装置の
中でも、卓上型のプリンターと呼ばれるものに対して大
型のプロッターと呼ばれるものは、特にインクの吐出量
が多く、従来から使用されているインクジェット記録用
紙は、プロッターで印字した場合、印字部にコックリン
グやニジミが生じ実用上問題があった。紙を支持体とす
る記録媒体に水性インクで記録すると、記録媒体がボコ
ついたり波打ったりする場合がある。この現象をコック
リングと呼ぶ。コックリングが発生すると記録媒体に対
する記録ヘッドの距離や角度が部分的に変わり、打ち込
まれたインク滴の間隔が変化して不揃いになったり位置
がずれたりすることにより本来の記録精度が得られず、
結果として記録物の品位が低下する。さらに甚だしい場
合はボコついた記録媒体にヘッドが衝突し記録画像を汚
したり、記録媒体が破れたり、さらには記録ヘッドを破
損したりする。
中でも、卓上型のプリンターと呼ばれるものに対して大
型のプロッターと呼ばれるものは、特にインクの吐出量
が多く、従来から使用されているインクジェット記録用
紙は、プロッターで印字した場合、印字部にコックリン
グやニジミが生じ実用上問題があった。紙を支持体とす
る記録媒体に水性インクで記録すると、記録媒体がボコ
ついたり波打ったりする場合がある。この現象をコック
リングと呼ぶ。コックリングが発生すると記録媒体に対
する記録ヘッドの距離や角度が部分的に変わり、打ち込
まれたインク滴の間隔が変化して不揃いになったり位置
がずれたりすることにより本来の記録精度が得られず、
結果として記録物の品位が低下する。さらに甚だしい場
合はボコついた記録媒体にヘッドが衝突し記録画像を汚
したり、記録媒体が破れたり、さらには記録ヘッドを破
損したりする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット方式の記録装置、なかでもインクの吐出量が多い大
型のプロッターを用いて高品位の画像を高速でプリント
することができ、しかもコックリングや印字ニジミがな
くインク吸収性に優れたインクジェット記録用シートを
提供することを目的とする。
ット方式の記録装置、なかでもインクの吐出量が多い大
型のプロッターを用いて高品位の画像を高速でプリント
することができ、しかもコックリングや印字ニジミがな
くインク吸収性に優れたインクジェット記録用シートを
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の発明は、
支持体上に非晶質微粉シリカと水性高分子接着剤を含有
するインク受容層を設けたインクジェット記録用シート
において、前記インク受容層に含有されるシリカの粒子
径が６．０μｍ以上であり、且つシリカの吸油量が300m
l/100g以上であることを特徴とするインクジェット記録
用シートに関するものである。本発明の第２の発明は上
記第１の発明において、インク受容層に含有されるシリ
カの量が、非晶質微粉シリカと水性高分子接着剤の合計
に対して50〜70重量%の範囲にあるインクジェット記録
用シートに関するものである。本発明の第３の発明は上
記第１又は第２の発明において、インク受容層に含有さ
れる水性高分子接着剤が鹸化度が９０mole％以下のポリ
ビニルアルコールであるインクジェット記録用シートに
関するものである。さらに本発明の第４の発明は、イン
ク吐出量が３５ｇ／ｍ2以上のインクジェット記録装置
に使用される上記第１〜３のいずれかの発明に記載され
たインクジェット記録用シートに関するものである。
支持体上に非晶質微粉シリカと水性高分子接着剤を含有
するインク受容層を設けたインクジェット記録用シート
において、前記インク受容層に含有されるシリカの粒子
径が６．０μｍ以上であり、且つシリカの吸油量が300m
l/100g以上であることを特徴とするインクジェット記録
用シートに関するものである。本発明の第２の発明は上
記第１の発明において、インク受容層に含有されるシリ
カの量が、非晶質微粉シリカと水性高分子接着剤の合計
に対して50〜70重量%の範囲にあるインクジェット記録
用シートに関するものである。本発明の第３の発明は上
記第１又は第２の発明において、インク受容層に含有さ
れる水性高分子接着剤が鹸化度が９０mole％以下のポリ
ビニルアルコールであるインクジェット記録用シートに
関するものである。さらに本発明の第４の発明は、イン
ク吐出量が３５ｇ／ｍ2以上のインクジェット記録装置
に使用される上記第１〜３のいずれかの発明に記載され
たインクジェット記録用シートに関するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。
なお本明細書中で、「シリカの粒子径」とあるのはすべ
て「シリカの平均粒子径」を意味する。インク受容層に
は、多孔性でインクの吸収性が高く、かつ鮮明な発色を
可能とする、JIS K-5101の記載に基づく吸油量が300ml/
100g以上で、粒子径が６．０μm以上の非晶質微粉シリ
カを含有させる。本発明の非晶質微粉シリカは吸油量が
300ml/100g以上で、粒子径が６．０μmの２つの条件を
同時に満足することが必要であり、どちらか一方の条件
のみを満足する非晶質微粉シリカを用いても、所期の目
的を達成することはできない。このような非晶質微粉シ
リカを用いることにより、ニジミ、コックリングのない
インクジェット記録用シートが得られる。この理由とし
ては、シリカの吸油量が300ml/100g以上であれば、シリ
カ粒子内に十分な空隙を有するために塗工層のインク吸
収能力が上がり、粒子径が６．０μm以上であれば、塗
工層中のシリカとシリカの粒子間に十分な空隙が生ずる
ために塗工層のインク吸収能力が上がることによると考
えられる。
なお本明細書中で、「シリカの粒子径」とあるのはすべ
て「シリカの平均粒子径」を意味する。インク受容層に
は、多孔性でインクの吸収性が高く、かつ鮮明な発色を
可能とする、JIS K-5101の記載に基づく吸油量が300ml/
100g以上で、粒子径が６．０μm以上の非晶質微粉シリ
カを含有させる。本発明の非晶質微粉シリカは吸油量が
300ml/100g以上で、粒子径が６．０μmの２つの条件を
同時に満足することが必要であり、どちらか一方の条件
のみを満足する非晶質微粉シリカを用いても、所期の目
的を達成することはできない。このような非晶質微粉シ
リカを用いることにより、ニジミ、コックリングのない
インクジェット記録用シートが得られる。この理由とし
ては、シリカの吸油量が300ml/100g以上であれば、シリ
カ粒子内に十分な空隙を有するために塗工層のインク吸
収能力が上がり、粒子径が６．０μm以上であれば、塗
工層中のシリカとシリカの粒子間に十分な空隙が生ずる
ために塗工層のインク吸収能力が上がることによると考
えられる。
【０００９】シリカの吸油量が300ml/100g未満であると
塗工層単位体積あたりのインク吸収容量が不足し、たと
え塗工量を増加させてもインク吸収速度が上がらずニジ
ミが発生し、同塗工量であればコックリングも悪化す
る。また、粒子径が６．０μm未満であるとニジミ、コ
ックリング共に悪化する。シリカの平均粒子径が９０μ
mを越えると、実用上問題ないものの塗工面が荒れ外観
が悪化するので、好ましくは９０μm以下のシリカを含
有させる。
塗工層単位体積あたりのインク吸収容量が不足し、たと
え塗工量を増加させてもインク吸収速度が上がらずニジ
ミが発生し、同塗工量であればコックリングも悪化す
る。また、粒子径が６．０μm未満であるとニジミ、コ
ックリング共に悪化する。シリカの平均粒子径が９０μ
mを越えると、実用上問題ないものの塗工面が荒れ外観
が悪化するので、好ましくは９０μm以下のシリカを含
有させる。
【００１０】シリカの配合割合は、非晶質微粉シリカと
水性高分子接着剤の合計に対して50〜70重量%の範囲に
あるのが好ましい。シリカの含有量が、５０重量％未満
であると、インクのニジミの悪化、インク乾燥性の悪化
の原因となり、７０重量％を越える場合は、インク受容
層の強度が低下し、粉落ち、折り割れ等の問題が生じ
る。
水性高分子接着剤の合計に対して50〜70重量%の範囲に
あるのが好ましい。シリカの含有量が、５０重量％未満
であると、インクのニジミの悪化、インク乾燥性の悪化
の原因となり、７０重量％を越える場合は、インク受容
層の強度が低下し、粉落ち、折り割れ等の問題が生じ
る。
【００１１】インク受容層に含有される水性高分子接着
剤としては、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメ
タクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重
合体ラテックス、アクリル酸エステルおよびメタクリル
酸エステルの重合体または共重合体等のアクリル系重合
体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニ
ル系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体の
カルボキシル基、カチオン性基等の官能基含有変性重合
体ラテックス、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化樹脂
等の合成樹脂系の水性接着剤、無水マレイン酸共重合樹
脂系、ポリアクリルアミド系 、ポリメチルメタクリレ
ート系、ポリウレタン樹脂系、不飽和ポリエステル樹脂
系、ポリビニルブチラール系、アルキッド樹脂系等の合
成樹脂系接着剤、ポリビニルアルコールおよびその誘導
体、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロー
ス、ゼラチン、カゼイン等の蛋白質、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドキシプ
ロピルセルロース、澱粉、およびその澱粉誘導体等の水
溶性高分子接着剤などが使用される。特に鹸化度が９０
mole％以下のポリビニルアルコールはインクに対する保
持性が良好であり、印字後のニジミやコックリングの良
好なシートが得られる。
剤としては、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメ
タクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重
合体ラテックス、アクリル酸エステルおよびメタクリル
酸エステルの重合体または共重合体等のアクリル系重合
体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニ
ル系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体の
カルボキシル基、カチオン性基等の官能基含有変性重合
体ラテックス、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化樹脂
等の合成樹脂系の水性接着剤、無水マレイン酸共重合樹
脂系、ポリアクリルアミド系 、ポリメチルメタクリレ
ート系、ポリウレタン樹脂系、不飽和ポリエステル樹脂
系、ポリビニルブチラール系、アルキッド樹脂系等の合
成樹脂系接着剤、ポリビニルアルコールおよびその誘導
体、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロー
ス、ゼラチン、カゼイン等の蛋白質、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドキシプ
ロピルセルロース、澱粉、およびその澱粉誘導体等の水
溶性高分子接着剤などが使用される。特に鹸化度が９０
mole％以下のポリビニルアルコールはインクに対する保
持性が良好であり、印字後のニジミやコックリングの良
好なシートが得られる。
【００１２】これらの高分子接着剤は、通常非晶質微粉
シリカと水性高分子接着剤の合計に対して３０〜５０重
量％の範囲で使用される。また、これらの高分子接着剤
は必要に応じて二種以上を併用することも可能である。
高分子接着剤の含有量が、３０％に満たない場合は塗膜
の結着性の低下が起こり、５０重量％を超えるとシリカ
の含有比率の低下に伴うインクの吸収性低下の恐れがあ
る。
シリカと水性高分子接着剤の合計に対して３０〜５０重
量％の範囲で使用される。また、これらの高分子接着剤
は必要に応じて二種以上を併用することも可能である。
高分子接着剤の含有量が、３０％に満たない場合は塗膜
の結着性の低下が起こり、５０重量％を超えるとシリカ
の含有比率の低下に伴うインクの吸収性低下の恐れがあ
る。
【００１３】インク受容層には、他に架橋剤、消泡剤、
増粘剤、蛍光染料、界面活性剤等を含有してもよい。
増粘剤、蛍光染料、界面活性剤等を含有してもよい。
【００１４】また、支持体上にインク受容層を設ける方
法としては、特に限定されるものではなく、従来から公
知の、バーコーター、エアナイフコーター、ブレードコ
ーター、カーテンコーターなどの塗工機や印刷機によっ
て設けることができる。本発明で得られるインク受容層
の塗工量は、最終用途によって決定され 、塗膜耐水
性、記録特性、保存性等を満足させるかぎり不必要に多
くする必要はなく、３．０〜４０．０ｇ／ｍ2の範囲か
ら適宜選択して使用される。インク受容層の塗工量が
３．０ｇ／ｍ2満たないと多くの場合、十分な吸収性が
得られずニジミが発生する場合がある。また、インク受
容層の塗工量が４０．０ｇ／ｍ2を越えると、インク受
容層の表面強度が低下し、実用上問題のないものの、記
録紙の取り扱い上注意を要する。また乱暴に扱うと引っ
かき等による塗工層の破損が生ずる恐れがある。
法としては、特に限定されるものではなく、従来から公
知の、バーコーター、エアナイフコーター、ブレードコ
ーター、カーテンコーターなどの塗工機や印刷機によっ
て設けることができる。本発明で得られるインク受容層
の塗工量は、最終用途によって決定され 、塗膜耐水
性、記録特性、保存性等を満足させるかぎり不必要に多
くする必要はなく、３．０〜４０．０ｇ／ｍ2の範囲か
ら適宜選択して使用される。インク受容層の塗工量が
３．０ｇ／ｍ2満たないと多くの場合、十分な吸収性が
得られずニジミが発生する場合がある。また、インク受
容層の塗工量が４０．０ｇ／ｍ2を越えると、インク受
容層の表面強度が低下し、実用上問題のないものの、記
録紙の取り扱い上注意を要する。また乱暴に扱うと引っ
かき等による塗工層の破損が生ずる恐れがある。
【００１５】また、必要に応じてインク受容層と基材の
間にアンダーコート層、あるいはインク受容層の上にオ
ーバーコート層を設けても良い。
間にアンダーコート層、あるいはインク受容層の上にオ
ーバーコート層を設けても良い。
【００１６】本発明に用いられる支持体は、従来公知の
紙、塗工紙が使用されるが、必要に応じて合成紙および
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体等のフィルムシ
ートを使用してもよい。支持体の坪量は２０〜２００g
／ｍ2が好ましく、必要に応じカレンダー処理を施す。
紙、塗工紙が使用されるが、必要に応じて合成紙および
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体等のフィルムシ
ートを使用してもよい。支持体の坪量は２０〜２００g
／ｍ2が好ましく、必要に応じカレンダー処理を施す。
【００１７】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるもの
ではない。尚、以下において部および%とあるのは、す
べて固形重量部および固形重量%を示す。
説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるもの
ではない。尚、以下において部および%とあるのは、す
べて固形重量部および固形重量%を示す。
【００１８】実施例１ インクジェット記録用シートの作成 非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）60部の分
散体に、ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420、鹸化度
７９．５mole％）３0部とポリジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド系カチオン樹脂（センカ製ユニセンスCP-103）
１０部を加え、濃度が20%になるよう水で希釈し撹拌し
た。上記塗料を、米坪８０g/ｍ2の上質紙の片面に乾燥
後の塗工重量が２０g／ｍ2となるようにバーコーターで
塗工し、110℃下で乾燥して白色のインクジェット記録
用シートを作成した。
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）60部の分
散体に、ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420、鹸化度
７９．５mole％）３0部とポリジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド系カチオン樹脂（センカ製ユニセンスCP-103）
１０部を加え、濃度が20%になるよう水で希釈し撹拌し
た。上記塗料を、米坪８０g/ｍ2の上質紙の片面に乾燥
後の塗工重量が２０g／ｍ2となるようにバーコーターで
塗工し、110℃下で乾燥して白色のインクジェット記録
用シートを作成した。
【００１９】実施例２ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカを、シリカ
（グレースデビソン製サイロジェットP416、吸油量：31
0ml/100g、粒子径：12.0μm）に変更した以外は、実施
例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
（グレースデビソン製サイロジェットP416、吸油量：31
0ml/100g、粒子径：12.0μm）に変更した以外は、実施
例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
【００２０】実施例３ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカを、シリカ
（徳山曹達 製ファインシールＦ-60、吸油量：330ml/100g、粒
子径：6.8μm）に変更した以外は、実施例1と同様にし
てインクジェット記録用シートを得た。
（徳山曹達 製ファインシールＦ-60、吸油量：330ml/100g、粒
子径：6.8μm）に変更した以外は、実施例1と同様にし
てインクジェット記録用シートを得た。
【００２１】実施例４ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカと接着剤を
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）２５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）６５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）２５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）６５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
【００２２】実施例５ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカと接着剤を
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）４５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）４５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）４５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）４５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
【００２３】実施例６ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカ（グレース
デビソン製サイロジェットP412、吸油量：310ml/100g、
粒子径：7.5μm）６０部、ポリビニルアルコール（クラレ
製PVA420）３0部を非晶質微粉シリカ（グレースデビソ
ン製サイロジェットP412、吸油量：310ml/100g、粒子
径：7.5μm）５５部、ポリビニルアルコール（クラレ製PVA
420）３５部に変更した以外は、実施例1と同様にしてイ
ンクジェット記録用シートを得た。
デビソン製サイロジェットP412、吸油量：310ml/100g、
粒子径：7.5μm）６０部、ポリビニルアルコール（クラレ
製PVA420）３0部を非晶質微粉シリカ（グレースデビソ
ン製サイロジェットP412、吸油量：310ml/100g、粒子
径：7.5μm）５５部、ポリビニルアルコール（クラレ製PVA
420）３５部に変更した以外は、実施例1と同様にしてイ
ンクジェット記録用シートを得た。
【００２４】実施例７ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカと接着剤を
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）６５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）２５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）６５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）２５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
【００２５】実施例８ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカと接着剤を
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）７５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）１５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）７５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）１５部に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
【００２６】実施例９ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカと接着剤を
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）８５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）５部に変更した
以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シ
ートを得た。
非晶質微粉シリカ（グレースデビソン製サイロジェット
P412、吸油量：310ml/100g、粒子径：7.5μm）８５部、
ポリビニルアルコール（クラレ製PVA420）５部に変更した
以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シ
ートを得た。
【００２７】実施例１０ インク受容層に使用される水性高分子接着剤をポリビニ
ルアルコール（クラレ製PVA420）から、ポリビニルアルコ
ール（クラレ製PVA204、鹸化度８８．０）に変更した以外
は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シート
を得た。
ルアルコール（クラレ製PVA420）から、ポリビニルアルコ
ール（クラレ製PVA204、鹸化度８８．０）に変更した以外
は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シート
を得た。
【００２８】実施例１１ インク受容層に使用される水性高分子接着剤をポリビニ
ルアルコール（クラレ製PVA420）から、ポリビニルアルコ
ール（クラレ製PVA117、鹸化度９８．５）に変更した以外
は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シート
を得た。
ルアルコール（クラレ製PVA420）から、ポリビニルアルコ
ール（クラレ製PVA117、鹸化度９８．５）に変更した以外
は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シート
を得た。
【００２９】実施例１２ インク受容層に使用される水性高分子接着剤をポリビニ
ルアルコール（クラレ製PVA420）から、酢酸ビニル−エチ
レン系ラテックス（住友化学製スミカフレックス473）に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
ルアルコール（クラレ製PVA420）から、酢酸ビニル−エチ
レン系ラテックス（住友化学製スミカフレックス473）に変更し
た以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用
シートを得た。
【００３０】比較例１ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（トクヤマ製ファインシールＪ−３０、吸油量：270ml/100g、粒子
径：7.6μm）に変更した以外は、実施例1と同様にして
インクジェット記録用シートを得た。
（トクヤマ製ファインシールＪ−３０、吸油量：270ml/100g、粒子
径：7.6μm）に変更した以外は、実施例1と同様にして
インクジェット記録用シートを得た。
【００３１】比較例２ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（日本シリカ工業製ニップシールＥＲ、吸油量：190ml/
100g、粒子径：11.0μm）に変更した以外は、実施例１
と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
（日本シリカ工業製ニップシールＥＲ、吸油量：190ml/
100g、粒子径：11.0μm）に変更した以外は、実施例１
と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
【００３２】比較例３ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（トクヤマ製ファインシールX-65、吸油量：320ml/100g、粒子
径：5.1μm）に変更した以外は、実施例１と同様にして
インクジェット記録用シートを得た。
（トクヤマ製ファインシールX-65、吸油量：320ml/100g、粒子
径：5.1μm）に変更した以外は、実施例１と同様にして
インクジェット記録用シートを得た。
【００３３】比較例４ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（トクヤマ製ファインシールF-40、吸油量：330ml/100g、粒子
径：1.6μm）に変更した以外は、実施例１と同様にして
インクジェット記録用シートを得た。
（トクヤマ製ファインシールF-40、吸油量：330ml/100g、粒子
径：1.6μm）に変更した以外は、実施例１と同様にして
インクジェット記録用シートを得た。
【００３４】比較例５ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（シオノギ製薬製カープレックスＣＳ−７、吸油量：23
0ml/100g、粒子径：2.3μm）に変更した以外は、実施例
１と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
（シオノギ製薬製カープレックスＣＳ−７、吸油量：23
0ml/100g、粒子径：2.3μm）に変更した以外は、実施例
１と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
【００３５】比較例６ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（日本シリカ工業 製ニップシールＮＡ−Ｒ、吸油量：2
50ml/100g、粒子径：85.0μm）に変更した以外は、実施
例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
（日本シリカ工業 製ニップシールＮＡ−Ｒ、吸油量：2
50ml/100g、粒子径：85.0μm）に変更した以外は、実施
例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
【００３６】比較例７ インク受容層に使用される非晶質微粉シリカをシリカ
（日本シリカ工業 製ニップシールＫＱ、吸油量：230ml
/100g、粒子径：100.0μm）に変更した以外は、実施例1
と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
（日本シリカ工業 製ニップシールＫＱ、吸油量：230ml
/100g、粒子径：100.0μm）に変更した以外は、実施例1
と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
【００３７】得られた各種類のシートのにじみ、コック
リング、印字濃度、表面強度、外観について以下の方法
で評価した。結果を表1に示す。 （ニジミ１）インク吐出量約４５ｇ／ｍ2のインクジェ
ットプロッター（NOVA JET PRO:ENCAD社製）を用い、GA
インク（ENCAD社製染料インク）を使用して印字し、シアン
100%、マゼンタ100%の200%重色印字部の印字後のニジミ
を官能評価した。ニジミがなく良好なものを◎、実用上
問題のないものの若干悪いものを○、不十分なものを
△、更に不良なものを×で示した。 ＊インク吐出量の測定方法：インクタンクからインクカ
ートリッジへのインク供給ラインを閉鎖した後一定面積
（１ｍ2）のベタパターンを坪量１６０ｇ／ｍ2の上質紙
に１０枚印刷し、印字前と印字後のインクカートリッジ
の重量差によりインク吐出量を算出した。 （ニジミ２）インク吐出量約２９ｇ／ｍ2のインクジェ
ットプリンター（ＢＪＣ−６１０ＪＷ:CANNON社製）を
用いて印字し、シアン100%、マゼンタ100%の100%重色印字
部の印字後のニジミを官能評価した。ニジミがなく良好
なものを◎、実用上問題のないものの若干悪いものを
○、不十分なものを△、更に不良なものを×で示した。 ＊インク吐出量の測定方法：一定面積（１ｍ2）のベタ
パターンを坪量１６０ｇ／ｍ2の上質紙に１０枚印刷
し、印字前と印字後のインクカートリッジの重量差によ
りインク吐出量を算出した。 （コックリング１）インクジェットプロッター（NOVA J
ET PRO:ENCAD社製）を用い、GAインク（ENCAD社製染料
インク）を使用して印字し、シアン100%、マゼンタ100%の2
00%重色印字部の印字後のコックリングを官能評価し
た。コックリングがなく良好なものを◎、実用上問題の
ないものの若干悪いものを○、不十分なものを△、更に
不良なものを×で示した。 （コックリング２）インクジェットプリンター（ＢＪＣ
−６１０ＪＷ:CANNON社製）を用いて印字し、シアン100%、
マゼンタ100%の200%重色印字部の印字後のコックリング
を官能評価した。コックリングがなく良好なものを◎、
実用上問題のないものの若干悪いものを○、不十分なも
のを△、更に不良なものを×で示した。 （印字濃度）インクジェットプロッター（NOVA JET PR
O:ENCAD社製）を用い、GAインク（ENCAD社製染料イン
ク）を使用して印字し、ブラック100%印字部の印字後の
印字濃度を官能評価し、印字濃度の非常に良いものを
◎、良いものを○、不十分なものを△、更に不良なもの
を×で示した。 （表面強度）試作したシートの塗工層表面を爪で引っか
き塗工層が破損するかどうかを観察し官能評価した。塗
工層の破損が全くなく表面強度の強いものを◎、塗工層
の破損がなく表面強度の強いものを○、不十分なものを
△、更に不良なものを×で示した。 （外観）試作したシートの塗工層表面を観察し官能評価
した。塗工層表面の外観が非常に滑らかで、美しいもの
を◎、外観が滑らかで、美しいものを○、不十分なもの
を△、更に不良なものを×で示した。
リング、印字濃度、表面強度、外観について以下の方法
で評価した。結果を表1に示す。 （ニジミ１）インク吐出量約４５ｇ／ｍ2のインクジェ
ットプロッター（NOVA JET PRO:ENCAD社製）を用い、GA
インク（ENCAD社製染料インク）を使用して印字し、シアン
100%、マゼンタ100%の200%重色印字部の印字後のニジミ
を官能評価した。ニジミがなく良好なものを◎、実用上
問題のないものの若干悪いものを○、不十分なものを
△、更に不良なものを×で示した。 ＊インク吐出量の測定方法：インクタンクからインクカ
ートリッジへのインク供給ラインを閉鎖した後一定面積
（１ｍ2）のベタパターンを坪量１６０ｇ／ｍ2の上質紙
に１０枚印刷し、印字前と印字後のインクカートリッジ
の重量差によりインク吐出量を算出した。 （ニジミ２）インク吐出量約２９ｇ／ｍ2のインクジェ
ットプリンター（ＢＪＣ−６１０ＪＷ:CANNON社製）を
用いて印字し、シアン100%、マゼンタ100%の100%重色印字
部の印字後のニジミを官能評価した。ニジミがなく良好
なものを◎、実用上問題のないものの若干悪いものを
○、不十分なものを△、更に不良なものを×で示した。 ＊インク吐出量の測定方法：一定面積（１ｍ2）のベタ
パターンを坪量１６０ｇ／ｍ2の上質紙に１０枚印刷
し、印字前と印字後のインクカートリッジの重量差によ
りインク吐出量を算出した。 （コックリング１）インクジェットプロッター（NOVA J
ET PRO:ENCAD社製）を用い、GAインク（ENCAD社製染料
インク）を使用して印字し、シアン100%、マゼンタ100%の2
00%重色印字部の印字後のコックリングを官能評価し
た。コックリングがなく良好なものを◎、実用上問題の
ないものの若干悪いものを○、不十分なものを△、更に
不良なものを×で示した。 （コックリング２）インクジェットプリンター（ＢＪＣ
−６１０ＪＷ:CANNON社製）を用いて印字し、シアン100%、
マゼンタ100%の200%重色印字部の印字後のコックリング
を官能評価した。コックリングがなく良好なものを◎、
実用上問題のないものの若干悪いものを○、不十分なも
のを△、更に不良なものを×で示した。 （印字濃度）インクジェットプロッター（NOVA JET PR
O:ENCAD社製）を用い、GAインク（ENCAD社製染料イン
ク）を使用して印字し、ブラック100%印字部の印字後の
印字濃度を官能評価し、印字濃度の非常に良いものを
◎、良いものを○、不十分なものを△、更に不良なもの
を×で示した。 （表面強度）試作したシートの塗工層表面を爪で引っか
き塗工層が破損するかどうかを観察し官能評価した。塗
工層の破損が全くなく表面強度の強いものを◎、塗工層
の破損がなく表面強度の強いものを○、不十分なものを
△、更に不良なものを×で示した。 （外観）試作したシートの塗工層表面を観察し官能評価
した。塗工層表面の外観が非常に滑らかで、美しいもの
を◎、外観が滑らかで、美しいものを○、不十分なもの
を△、更に不良なものを×で示した。
【００３８】
【表１】
【００３９】表1からわかるように、本発明のインクジ
ェット記録用シートは、インクジェット印字後のニジ
ミ、コックリング、印字濃度、表面強度等の品質に優れ
ることが確認された。特にインク吐出量が大きなインク
ジェットプロッターの場合のにじみ、コックリング等に
おいてこの差が顕著である。
ェット記録用シートは、インクジェット印字後のニジ
ミ、コックリング、印字濃度、表面強度等の品質に優れ
ることが確認された。特にインク吐出量が大きなインク
ジェットプロッターの場合のにじみ、コックリング等に
おいてこの差が顕著である。
【００４０】
【発明の効果】本発明によれば、印字後のニジミ、コッ
クリング、印字濃度、表面強度等の品質に優れたインク
ジェット記録用シートを得ることができる。なかでもイ
ンク吐出量が多い大型のプロッターを用いて高品位の画
像を高速でプリントすることが可能なインクジェット記
録用シートを提供することができる。
クリング、印字濃度、表面強度等の品質に優れたインク
ジェット記録用シートを得ることができる。なかでもイ
ンク吐出量が多い大型のプロッターを用いて高品位の画
像を高速でプリントすることが可能なインクジェット記
録用シートを提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項１】支持体上に、非晶質微粉シリカと水性高分
子接着剤を含有するインク受容層を設けたインクジェッ
ト記録用シートにおいて、前記インク受容層に含有され
るシリカの粒子径が６．０μｍ以上であり、且つシリカ
の吸油量が300ml/100g以上であることを特徴とするイン
クジェット記録用シート。 - 【請求項２】インク受容層に含有されるシリカの量が、
非晶質微粉シリカと水性高分子接着剤の合計に対して50
〜70重量%の範囲にある請求項１に記載のインクジェッ
ト記録用シート。 - 【請求項３】インク受容層に含有される水性高分子接着
剤が鹸化度が９０mole％以下のポリビニルアルコールで
ある請求項１または２に記載のインクジェット記録用シ
ート。 - 【請求項４】インク吐出量が３５g/ｍ2以上のインクジ
ェット記録装置に使用される請求項１〜３のいずれかに
記載されたインクジェット記録用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10070007A JPH11268400A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | インクジェット記録用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10070007A JPH11268400A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | インクジェット記録用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11268400A true JPH11268400A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13419127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10070007A Pending JPH11268400A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | インクジェット記録用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11268400A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001089853A1 (fr) * | 2000-05-22 | 2001-11-29 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Moyen de reproduction a jet d'encre |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070007A patent/JPH11268400A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001089853A1 (fr) * | 2000-05-22 | 2001-11-29 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Moyen de reproduction a jet d'encre |
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040616 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060925 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |