JPH11268262A - マルチパスバンド化記録 - Google Patents
マルチパスバンド化記録Info
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- JPH11268262A JPH11268262A JP11027724A JP2772499A JPH11268262A JP H11268262 A JPH11268262 A JP H11268262A JP 11027724 A JP11027724 A JP 11027724A JP 2772499 A JP2772499 A JP 2772499A JP H11268262 A JPH11268262 A JP H11268262A
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Abstract
スタデータを記録媒体に記録する方法において、記録出
力が従来の方法よりも水平アライメント誤差の影響を受
けない方法を提供する。 【解決手段】 第1のセットのラスタの第1のラスタデ
ータを第1の記録パス中に記録する複数のインクジェッ
トノズルに割り当て、第2のセットのラスタの第2のラ
スタデータを第2の記録パス中に記録する複数のインク
ジェットノズルに割り当て、第1のラスタデータを第1
の記録パス中に記録し、記録媒体を特定の距離だけ送
り、第2のラスタデータを第2の記録パス中に記録し、
記録媒体を特定の距離だけ送る工程を含み、ラスタデー
タの第1の領域を記録媒体に記録するために、これらの
工程を繰り返す。
Description
素データを記録するインクジェット記録システムに関す
る。特に、本発明は、複数の記録パスを使用して、イン
クジェットノズルから得られる解像度よりも高い解像度
でラスタ化された画素データを記録するインクジェット
記録システムに関する。
記録媒体上に画素を記録するインクジェット記録ヘッド
を使用する。インクジェット記録ヘッドは、記録媒体を
横切る記録パスの間に記録媒体上にインク液滴を吐出す
るインクジェットノズルを含んでいる。インクジェット
ノズルはインクジェット記録ヘッドにおいて決められた
垂直距離だけ互いに離されている。この決められた垂直
距離により、一度の記録パスでインクジェット記録ヘッ
ドが記録可能な最大垂直画素解像度である、ノズル解像
度が決定される。従って、従来の記録システムでは、一
度の記録パスでノズル解像度より高い解像度で画素記録
を行なうことができない。
では、記録した画像データ内の「バンディング」を減少
するために、複数の記録パスを使用する場合がある。バ
ンディングは通常、例えば、1から24のラスタを記録
し、次に25から48のラスタ、のようにして記録を行
なう時に発生する。その結果、24と25のラスタの間
にギャップが発生することがある。これとは逆に、アラ
イメント誤差により24と25のラスタが重なり、重な
った領域が暗い部分となることもある。「マルチパス」
記録は、少なくとも2つの異なったノズルを使用して各
ラスタの画素を記録することによって、この問題を解決
しようとするものである。
は、第1の記録パス中に記録すべき画素データを識別
し、第2の記録パス中に記録すべき画素データを識別す
るためにマルチパスマスクを使用する。このようなマス
クにより得られる記録データを図1に示した。以下での
検討において、図1の記録データは、36個の、1/7
20×1/720平方インチの領域に重ね合わされたも
のとする。
した画素は第1の記録パス中に記録されたものであり、
数字「2」を中心とした画素は第2の記録パス中に記録
されたものである。さらに、数字は吐出されたそれぞれ
のインク液滴が向けられた正確な位置に描かれている。
従って、入力画素データを使用するノズル解像度のデー
タに変換した後で、従来のシステムでは、第1の記録パ
ス中に記録すべき画素を識別するためにマスクをデータ
に適用し、第2の記録パス中に記録すべき画素を識別す
るためにデータに第2のマスクを適用する。
グによって得られた記録出力は、第1および第2の記録
パス間の水平アライメント誤差に大きく影響される。例
えば、図1(b)は、第1および第2の記録パス間に、
1画素の水平アライメント誤差があるときの、マルチパ
ス・マスキングによって記録媒体上に得られた記録出力
を示す。また、図1)c)は、第1および第2の記録パ
ス間に、2画素のアライメント誤差があるときの記録出
力である。図示されたように、図1(c)においては、
理想的状態を示す図1(a)と比べて、記録媒体上のイ
ンクカバレッジが著しく減少している。
から得られる解像度よりも高い水平方向解像度でラスタ
化データを記録するシステムであって、記録出力が従来
のシステムよりも水平アライメント誤差の影響を受けな
いシステムを提供することを目的とする。
に本発明では、第1の記録パス中に第1のセットのラス
タの画素データを記録し、第2の記録パス中に第2のセ
ットのラスタの画素データを記録し、第2のラスタが第
1のセットのラスタ間にインターリーブされる。その結
果、本発明は単一の記録パスで得られる垂直解像度より
も高い垂直解像度の出力を提供し、かつ従来のマルチパ
ス記録よりも水平アライメント誤差に影響を受けること
がない。
数のインクジェットノズルを使用して記録媒体上にラス
タデータを記録するシステムに関する。このシステム
は、複数のインクジェットノズルに、第1の記録パス中
に記録する第1のセットのラスタの第1のラスタデー
タ、および第2の記録パス中に記録する第2のセットの
ラスタの第2のラスタデータを割り当て、第1の記録パ
ス中に第1のラスタデータを記録し、記録媒体を特定距
離だけ送り、第2の記録パス中に第2のラスタデータを
記録し、記録媒体を特定距離だけ送り、記録媒体上にラ
スタデータの第1の領域を記録するためにこれらの処理
を繰り返す。
処理を行ない、インク制限されたラスタデータを生成
し、このインク制限処理は、記録媒体の最大吸収率およ
びインク液滴のサイズに応じて行われる。また、これに
関して、システムは小さなインク液滴または大きなイン
ク液滴を使用した記録をオプションで提供するのが好ま
しい。
によって、本発明は、与えられたノズル解像度よりも高
い解像度の画像出力を提供する。さらに、出力画像は従
来のマルチパス記録によって生成された画像よりも、水
平アライメント誤差の影響を受けない。加えて、上記の
処理を行なうことによって、マルチパス記録する間の記
録媒体送り距離が等しくなるという機械的な利点ももた
らされる。
ラスタデータの次の領域の記録に使用するノズルがラス
タデータの第1の領域の記録に使用するノズルと異なる
か否かを判定し、ラスタデータの次の領域の記録に使用
するノズルがラスタデータの第1の領域の記録に使用す
るノズルと異なると判定された場合、第2のセットのラ
スタの第2のラスタデータおよび次の領域の第3のセッ
トのラスタの第3のラスタデータを第2の記録パス中に
記録する。この態様によれば、本発明は、異なったイン
クジェットノズルを使用して記録する領域間の境界にお
けるバンディングを減少することができる。
易に理解されるであろう。以下の好ましい実施形態の詳
細な記述を添付図面と共に参照することにより、本発明
をよりよく理解することができるであろう。
好適な実施形態について詳細に説明する。
ンピュータシステムの外観を示す図である。パーソナル
コンピュータ1は、マイクロソフトのウィンドウズ95
などのウィンドウ環境を有する、IBM PCコンパチ
ブルコンピュータであることが好ましい。コンピュータ
1には、記録した文書等を出力するインクジェットプリ
ンタ2と、カラーモニタなどを備える表示装置4と、テ
キストデータやユーザコマンドを入力するキーボード
と、表示装置に表示されたオブジェクトを指示し操作す
るためのポインティングデバイスとが接続されている。
り可能な記憶装置を提供する、ハードディスク7などの
コンピュータで読み取り可能な記憶媒体を備えている。
ハードディスク7は、ファイルに加え、それによってコ
ンピュータ1がファイルを生成するアプリケーションプ
ログラムを格納し、これらのファイルのハードディスク
7上での操作および記憶を行い、これらのファイルのデ
ータを表示装置4を介してオペレータに提示し、プリン
タ2を介してこれらのファイルのデータを記録する。ハ
ードディスク7は、好ましくはウィンドウ型OSである
上記のようなOSも格納する。
納されている。格納されたデバイスドライバには、少な
くともプリンタ2のファームウェアへのインタフェース
を提供するプリンタドライバが含まれ、これによりコン
ピュータ1とプリンタ2の間のデータ転送が容易とな
る。このデータ転送については、以下により詳細に述べ
る。
ロッピーデイスクに格納されたデータファイル、アプリ
ケーションプログラムファイル等に、コンピュータがア
クセスすることができる。CD−ROMに格納されたプ
ログラムファイルやデータファイルにコンピュータ1が
アクセスできるように、同様なCD−ROMインタフェ
ース(図示せず)がコンピュータ1に設けられていても
よい。
ジタル総合サービス網(ISDN)接続などで、データ
ファイル、画像ファイル、アプリケーションプログラム
ファイルや、コンピュータで実行可能な本願発明を実施
する処理ステップをインターネットからダウンロードで
きるように、インターネットにも接続されている。
れているスキャナ12を介しても得られる。
示すブロック図である。図3に示されているように、コ
ンピュータ1は、コンピュータで実行可能な処理ステッ
プを実行する、インテルのPentium(TM)マイ
クロプロセッサなどのCPU20を含んでいる。CPU
20は、コンピュータバス21へのインタフェース機能
を有する。コンピュータバス21には、スキャナインタ
フェース22、プリンタインタフェース23、インター
ネットインタフェース26、表示インタフェース27、
キーボードインタフェース28、ポインティングデバイ
スインタフェース29、およびハードディスクが接続さ
れている。
ク7は、OSプログラムファイルを格納する部分、アプ
リケーションプログラムファイルを格納する部分、プリ
ンタ2へのインタフェースを行なうプリンタインタフェ
ースなどのデバイスドライバを格納する部分、およびプ
リンタ2を介して記録するための画像ファイルなどのデ
ータファイルを格納する部分とを有している。アプリケ
ーションとして、ラスタ化された画素データを本発明に
従って記録するコンピュータで実行可能な処理ステップ
を含むことが好ましい。
0も、コンピュータバス21に接続されており、格納さ
れた情報をCPU20からアクセスできる。詳細には、
ディスク7に格納された(またはフロッピーディスクド
ライブ9でアクセスする媒体などの他の記憶媒体に格納
されたり、インターネット接続11でダウンロードされ
る)コンピュータで実行可能な処理ステップを、RAM
30の内部に移したり、あるいはこれらの記憶された処
理ステップをRAM30の外部で実行する。RAM30
はまた、本発明を実施するプリンタドライバで使用する
プリントバッファも提供する。ウィンドウ型OSで使用
可能な標準的ディスクスワッピング技術により、上記プ
リントバッファを含むメモリ領域をハードディスク7の
内部または外部にスワップできることが理解できるであ
ろう。
タートアップ指示シーケンスやキーボード5の操作のた
めの基本入出力OS(BIOS)シーケンスなどの変化
しない指示シーケンスを格納する。
間の相互作用を示すハイレベル機能ブロック図である。
図示されているように、ハードディスク7に格納された
アプリケーション37から記録命令が出されると、OS
35はプリンタドライバ36にグラフィックデバイスイ
ンタフェースの呼び出しを指示する。プリンタドライバ
36はこれに応答して、記録命令に対応した記録データ
を生成し、記録データ記憶部39に記録データを格納す
る。記録データ記憶39は、RAM30やハードディス
ク7内にあってもよく、あるいはOS35のディスクス
ワッピング操作によって、当初はRAM30に格納され
ハードディスク7の内部または外部にスワップされても
よい。
タ記憶部39から記録データを入手し、記録データをプ
リンタインタフェース23を介して双方向通信ライン4
0およびプリンタ制御部42を介してプリントバッファ
41に送信する。プリンタ制御部42は、記録媒体上に
データを記録するプリントエンジン44に適切な信号を
提供するように、コンピュータ1から受信したコマンド
に応じてプリントバッファ41の記録データを処理し、
記録タスクを実行する。プリントバッファ41、プリン
タ制御部42およびプリントエンジン44は、プリンタ
2内に含まれるものとみなされる。
ジェット記録ヘッドのインクジェットノズルの配置を示
す正面拡大図である。ここで、記録ヘッド50は、カラ
ー記録に使用され、ほぼ垂直に配列された136個のイ
ンクジェットノズルを含んでいる。ノズルはわずかに傾
けられて配列されており、これにより記録ヘッド50が
記録媒体を横切って移動するときに、ノズルを同時に駆
動するのではなく、連続的に素早く駆動することにより
垂直線を記録することができる。このような構成を採用
することにより、全てのノズルを同時に駆動する場合と
比べて、ノズル駆動の電力および制御に関する要件が緩
和される。解像度360 dpiでの好ましい傾斜角の例
は、垂直方向16個のノズル毎に水平方向に1画素ずつ
変化させる角度に相当する。
ズルがイエローインク液滴を吐出するのに使用され、2
4個のノズルがマゼンタインク液滴を吐出するのに使用
され、24個のノズルがシアンインク液滴を吐出するの
に使用され、64個のノズルがブラックインク液滴を吐
出するのに使用されるのが好ましい。各カラーグループ
において、各ノズルの中心は、最も近くにあるノズルの
中心から1/360インチだけ垂直方向に離されてい
る。
ズルから1/360インチだけ垂直方向に離されてほぼ
垂直に配列された128個のノズルを含んでいる。この
記録ヘッド51の配列は、(黒のような)単色での記録
に適している。
いずれも小さなインク液滴または大きなインク液滴を選
択的に吐出することができる、キヤノンBC−21eお
よびキヤノンBC−22eのいずれかである。
さはほぼ80ナノグラムであり、360 dpi×360 d
piの大きさの画素1つに相当する。一方、上記記録ヘッ
ドによって吐出された小さなブラックインク液滴の重さ
はほぼ40ナノグラムであり、720 dpi×720 dpi
の大きさの画素1つに相当する。カラーインクに関して
は、小さなインク液滴および大きなインク液滴のサイズ
は、対応するブラックインク液滴サイズのほぼ2分の1
である。
くつかのサイズのインク液滴を吐出することのできる、
1つまたは複数の記録ヘッドを使用できる。さらに、本
発明では、図5に示した構成以外の構成を有する1つま
たは複数の記録ヘッドを使用しても良い。
タを記録する処理ステップを示すフローチャートであ
る。図6に示した処理ステップは、ハードディスク7か
らRAM30にロードされ、そこからCPU20によっ
て実行されるのが好ましい。
像の各画素をマルチレベルでラスタ化したデータが入力
される。各画素を表すのにマルチレベルデータを使用す
ると、各画素に4つ以上の異なった値の1つを割り当て
ることができる。これと比べてバイナリ画素データの場
合は、各画素に2つの異なった値の1つを割り当てるこ
としかできない。例えば、入力マルチレベル画素データ
が黒と白またはグレースケールデータである場合、入力
画像の各画素にはいくつかのグレー階調の一つが割り当
てられる。また、入力データが8ビットデータの場合、
各画素には255のグレー階調の一つが割り当てられ
る。
素データを記録するのに起用される。従って、入力マル
チレベルラスタ化画素データで表された各画素は、各バ
イトがレッド、グリーンまたはブルーのカラーレベル
(RGB)の一つに対応する、3つの8ビットデータで
表される。
づき、ステップS602で液滴サイズが決定される。必
要な記録パスの数も、ノズル解像度およびユーザによっ
て選択可能な記録出力解像度に基づき、ステップS60
2で決定される。ノズル解像度は、上記のように、記録
に使用される記録ヘッドの隣接するインクジェットノズ
ルの中心間の垂直方向間隔を反映する。記録ヘッド50
では、図5に示し以下で述べるように、ノズル解像度は
360 dpiである。液滴サイズおよび必要な記録パス数
の決定については、図8、11および13を参照して以
下でより詳細に述べる。
プS604で入力補正またはガンマ補正される。好まし
くは、ガンマ補正は、式、 出力=(入力/最大値)γ×最大値 を使用して行われる。ここで、ガンマ(γ)は使用する
記録ヘッドの組み合せによって決まる1.0または1.
2のデフォルト値を有するが、ユーザ選択によって変化
させても良い。また、最大値は255である。
カラーデータをシアン、マゼンタおよびイエロー(CM
Y)の値に変換するため、および必要ならばソース特性
を補正するために、ソース補正も行なわれる。好ましく
は、ソース補正は以下の式、 C=h(R) M=h(G) Y=h(B) によって計算される。ここで、 h(x)=255−x (x=1,2,...,255) であり、使用されるRGB値は、コンピュータによって
生成されたグラフィック値である。それ以外の場合、ビ
デオやモニタで生成された書類などの他のソースからの
入力データに対して、h(x)は、特定の入力ソースに
特別に適応されたルックアップテーブルを介して提供さ
れる。
からブラック(k)インクの値を抽出するべく、入力補
正された多値CMYデータに下色除去(UCR)処理が
行なわれる。好ましくは、この処理は以下の式、 K=min(C,M,Y) C=C−K M=M−K Y=Y−K に従って行われる。
プ、人間の色知覚、およびライティングなどの要因に基
づいて、ステップS605で得られた多値CMYKデー
タを補正するように、色補正が行なわれる。特に、相互
依存型の色処理(すなわち、少なくとも一つの原色を、
別の原色の値に基づいて修正する処理)が行われる。好
ましくは、このステップでは、以下の2つのサブステッ
プを使用して行われる。最初に、以下の式を用いて2次
色が生成される。
決定される。
−Rc(R)+Gc(G)+Bc(B) M=Cm(C1)+Mm(M1)+Ym(Y1)+Rm(R)
−Gm(G)+Bm(B) Y=Cy(C1)+My(M1)+Yy(Y1)+Ry(R)
+Gy(G)−By(B) ここで、i=c,m,yに対するCi,Mi,Yi,Ri,
GiおよびBiは、それぞれが0から255の範囲の整数
値の入力に対して0から255の範囲の出力値を算出す
るルックアップテーブルを使用して決定される。検出さ
れたおよび/またはユーザによって指定されたパラメー
タに基づいて、特定のルックアップテーブルが使用され
る。代替的に、Ci,Mi,Yi,Ri,GiおよびBiを処
理中に計算し、上記の式から色補正されたCMYの値を
求めてもよい。
もよい。例えば、記録中にカラー領域へのブラックイン
クのブリーディングを減少させるための技法が用いられ
る。これは、特定の画素に対応するブラックインクの値
をプロセスブラック値(すなわち、CMYインクの合成
によるブラックインクの値)に変換し、ブラックインク
のブリーディングを減少させるようにブラックインクの
ノズルを記録に割り当ててもよい。このような技法につ
いては、以下の第4、第5および第6の実施形態に関し
てより詳細に検討する。
録媒体の吸収特性に基づいたインク制限を含んでいる。
従って、このインク制限は、ステップS606に関する
上記のルックアップテーブルによってもたらされるか、
代替的に処理中の計算に組み込まれる。このインク制限
機能は、画素に割り当てられた特定のインクの量だけで
なく、その画素に割り当てられた残りのインクの量にも
基づいて、画素毎に特定のインクの量を調整する。
記録媒体のある領域に吐出される全てのインクの合計
が、その領域の最大吸収容量を越えないようにする。こ
れは、ほとんどの記録媒体は、単位面積あたり限定され
た量のインクしか適切に吸収できないためである。普通
紙の場合は、1/360×1/360平方インチの各領
域が吸収できるインクの量は、最大で80ナノグラムで
ある。1/720×1/720平方インチの領域に対す
る最大容量は20ナノグラムであり、1/720×1/
1440平方インチの領域に対する最大容量は10ナノ
グラムである。一部の特別にコートした紙にたいして
は、1/360×1/360平方インチの領域に対する
最大インク容量は120ナノグラムである。従って、特
別にコートした紙の1/720×1/720平方インチ
の領域および1/720×1/1440平方インチの領
域に対する最大インク容量は、それぞれ30ナノグラム
および15ナノグラムである。もちろん、これらのイン
ク量の値は、およその値であり、個々の紙の特性に応じ
て変化する。
ピュアイエローのとき、ステップS606中で通常は出
力されるイエローインクの量を調整する必要はない。同
様に、ステップS606の入力カラーがピュアマゼンタ
のとき、出力されるマゼンタインクの量を調整する必要
はない。しかし、入力カラーがレッドのときは、レッド
はイエローインクおよびマゼンタインクの両方を用いて
作られるので、状況が異なる。この場合には、イエロー
およびマゼンタインクの合計の量が記録媒体の最大吸収
容量を越えないように、レッドに対応するイエローおよ
びマゼンタインクの両方の量を制限する必要が生じる。
ときを示している。特に、図7(a)は、入力画素値が
レッドカラーであるときの、特定の記録媒体に対する好
ましい実施形態のステップS606におけるインク制限
を示している。もちろん、好ましい実施形態では、CM
YおよびKインクの入力値に色補正/インク制限のマッ
ピングが行われる。図7(a)は、単色に対する色補正
のインク制限の観点からの効果を示しているので有効で
ある。
強度レベルを示し、縦軸はマゼンタおよびイエローイン
クの対応する出力インク量を示している。R_Mmax
およびR_Ymaxは、レッドを生成するために組み合
わせるマゼンタおよびイエローインクの合計量が、記録
媒体の最大吸収容量と等しいかまたはほぼ等しくなると
きのマゼンタおよびイエローインクの量を示している。
maxおよびY_Mmaxの正確な値は、インク特性や
記録媒体の吸収特性などの要因によって決定される。
ンク平面に対応した単一のマッピングを使用して、イン
ク制限および色補正が行なわれる。この点で、図7
(b)およの(c)はそれぞれ、マゼンタインクおよび
イエローインクに対してステップS607で使用される
マッピングを示している。従って、図7(b)のマッピ
ングは、値255までの入力マゼンタ値に対応する出力
マゼンタ値を示している。しかしながら、入力カラーが
レッドの場合には、上記のようにステップS606でマ
ゼンタの最大値がR_Mmaxに制限される。このよう
に、ステップS607で、マゼンタの入力値がR_Mm
axに等しい時、対応する出力をMAGENTA'とする。同様
に、図7(c)は、入力カラーがレッドであるときに、
ステップS606でイエローインクの最大値がR_Ym
axに制限された場合を示している。従って、ステップ
S607では、入力イエロー値がR_Ymaxのときに
出力補正/インク制限されたイエローインクレベルYELL
OW' が得られる。
maxはステップS606で選択された値であるので、
MAGENTA'+YELLOW' は記録媒体の最大吸収容量以下とな
る。
例は、2つのインク(マゼンタおよびイエロー)を用い
て生成されるカラー(レッド)に関するものであるが、
上記インク制限マッピングで同様に、3つのインクを用
いて生成されるカラーに対する記録媒体の最大吸収容量
を使用して全てのインクの合計量を制限する。このよう
に、上記により、1つまたは1つより多いインクを用い
て生成される記録すべきカラーのいずれに対しても、適
切なインク制限を提供することができる。さらに、上記
の2段階のインク制限処理により、従来の手法よりもよ
り効果的に適切なインク制限を行なうことができる場合
が多い。ステップS606およびS607について
は、"Density Separation For Multi-density Printin
g" というタイトルの本願と譲渡人が同一の米国出願0
9/019312号の明細書に詳述されている。
る場合には、上記のインク制限は単純化できる。例え
ば、ブラックの文字でページを記録する場合、インク制
限は、記録媒体の最大吸収容量を越えないように入力デ
ータを減少させなければならない程度を表す、デューテ
ィサイクルを計算することによって行われる。この場
合、デューティサイクルは、記録媒体の最大吸収度、所
望の出力のラスタ化状態、およびステップS602で決
定されたインク液滴のサイズに基づいて計算される。こ
のデューティサイクルの計算および対応するインク制限
処理は、図8、11および13に関して以下でより詳細
に記述する。
09へ進み、ここではインク制限されたマルチレベルデ
ータが二値化処理される。各出力画素の各プレーンの制
限されたマルチレベルデータは、インクジェットプリン
タ2に画素を記録するか否かを命令すべく、二値化処理
によって二値に変換される。この二値化処理は、得られ
る出力画像の品質を改善するために、中間調処理、誤差
拡散処理、またはディザ処理を含んでいても良い。次に
ステップS610に進む。
われ、このラスタ選択で、記録すべき各ラスタのデータ
が、ステップS602で決定された必要なパス数に応じ
て適切なインクジェットノズルに割り当てられる。
化されたデータがマルチ記録パスによって記録される。
より詳細には、2パス記録の場合には、第1の記録パス
中に記録する記録ヘッドのノズルに割り当てられたラス
タのセットのデータが、第1の記録パス中に記録媒体に
記録される。記録媒体は次に、ノズル解像度、各記録パ
ス中に使用するノズルの数および所望の出力解像度によ
って決定される距離だけ前方に送られる。最後に、第2
の記録パス中に記録する記録ヘッドのノズルに割り当て
られたラスタのセットのデータが、第2の記録パス中に
記録媒体に記録される。ステップS611については、
図8、11および13を参照して以下でより詳細に記述
する。
12へ進み、ここではページの記録が完了したかどうか
が判定される。完了していれば、図6の処理は終了す
る。完了していなければ、記録すべき次の領域のラスタ
データを適切なインクジェットノズルに割り当てるため
に、ステップS610へ戻る。そして上記のような処理
が行なわれる。
画像の画素データを、普通紙の記録媒体上に出力解像度
720 dpi×720 dpiで、記録ヘッド50から吐出さ
れた大きな液滴によって記録を行なうときの、コンピュ
ータで実行可能な処理ステップを示すフローチャートで
ある。図8のコンピュータで実行可能な処理ステップ
は、ハードディスク7からRAM30にロードされ、そ
こからCPU20によって実行されるのが好ましい。
×720 dpiのマルチレベルでラスタ化されたブラック
の画素データが入力される。好ましい実施形態では、入
力データの解像度は、記録モードのユーザ選択によって
決定される。例えば、プリンタ2にあるか表示装置4に
表示されたユーザインタフェースを介して、「通常」記
録モードが選択されると、ステップS801で720 d
pi×720 dpiのラスタ化されたデータが入力される。
一方、「下書き (draft)」記録モードが選択されると、
360 dpi×360 dpiのラスタ化されたデータが入力
される。
イズも選択された記録モードに基づいて選択される。こ
こでは「通常」記録モードで、大きな液滴サイズがステ
ップS802で選択されるものとする。
数も、ステップS802で決定される。パスの数は、所
望の垂直方向の出力解像度をノズル解像度で割ることで
決定される。記録ヘッド50のノズル解像度が所望の出
力解像度(720 dpi)の半分であるので、ステップS
802では2つの記録パスが必要であると決定される。
ク容量を越えないように、最大デューティパーセントが
計算される。最大デューティパーセントは以下の式、ラ
スタ単位面積あたりの最大インク容量/インク液滴サイ
ズにより計算される。ラスタ単位面積は、所望の出力の
水平および垂直記録解像度によって定義される。この例
では、ラスタ単位面積は1/720×1/720平方イ
ンチの矩形領域である。従って、720 dpi×720 d
piのブラック画素データを大きな液滴を用いて普通紙に
記録するとき、最大デューティパーセントは、20ナノ
グラム(近似値)/80ナノグラム=25%となる。
れたデューティパーセントに応じてインク制限される。
この例ではブラックのみで記録を行なうので、ステップ
S801でのデータ入力が元々示す値が25%に制限さ
れる。ステップS804では、データは記録媒体のあら
ゆる領域で最大インク容量を越えないことを確実にする
ためのみに制限され、それ以外の場合には、プリンタ2
によって画像を正確に再現するように入力画像を保存す
ることを意図している。
データのみで記録するものであるが、マルチカラーデー
タのカラー記録の場合には、データの各プレーンの合計
インク出力量が記録媒体のあらゆる領域で最大インク容
量を越えないことを確実にするために、ステップS60
6およびS607に関して上記で記載したように、各画
素データのプレーンをインク制限することが好ましい。
04から得られたインク制限されたデータは、インク制
限されたデータによって表される各画素に対する二値デ
ータを提供するように、二値化処理される。
ラックインク吐出用ノズル1から63は、第1のパス中
に記録するデータの第1のラスタおよび第2の記録パス
中に記録する第2のラスタに割り当てられる。
録ヘッドのノズルと記録したラスタとの関係を示してい
る。便宜上、図9Aおよび)Bに示したラスタは、ブラ
ック画像データのページ中央付近に位置するラスタを表
している。
に、記録ヘッド50のノズル31および32はそれぞ
れ、x−3およびx−1のラスタに並べられ、33、3
4、35および63のノズルはそれぞれ、x+1、x+
3、x+5およびx+61のラスタに並べられる。図9
Aはページのある部分を記録した後、ステップS806
に達したときの記録ページの状態を示している。このよ
うに、図9Aのラスタx−4およびx−2は、以下に記
載するステップS807からS811に従ってこの前に
記録されている。
データx+1、x+3、x+5およびx+61はそれぞ
れ、ノズル34、35、35および63に割り当てられ
る。図示していないが、ノズル1から30にもそれらの
ノズルが並べられたラスタからのデータが割り当てられ
る。ステップS806では、以下でより詳細に記載する
が、ステップS809で記録する第2のラスタのデータ
もノズル1から63に割り当てられる。
S806で割り当てられた第1のラスタデータに対応す
る63のラスタが記録される。次に、ステップS808
で、記録媒体が、32×1/360インチ−1/720
インチ=0.0875インチだけ送られる。これによっ
て得られるラスタ/ノズルの構成を図9Bに示す。図9
Bに示されているように、記録ヘッド50のノズルは既
に記録されたラスタの間に並べられている。しかしなが
ら、ラスタx+63はまだ記録されていないので、ノズ
ル32の位置は既に記録されたラスタ間にはない。これ
は、ラスタx+63は、図9Aおよび図9Bに示したラ
スタxと同様に記録されるからである。図9Bに示され
ているように、ラスタxのデータは次の記録パス中に記
録される。従って、ラスタx+63のデータは、図9B
に示した記録パスの次の記録パス中に記録される。
では記録媒体が再度0.0875インチだけ送られる。
次に、ステップS811で、ページ全体が記録されたか
どうかが判定される。ページ全体が記録されていれば図
8の処理は終了するページ全体が記録されていない場
合、更にラスタ選択を行なうためステップS806へ戻
る。
ラックの画素を記録するために、記録ヘッド50の64
個のブラックノズルの内、63個のノズルを使用するの
が好ましい。このようにすることにより、ステップS8
08およびS810で記録媒体を同じ距離だけ送ること
ができる。従って、機械的構成を記録媒体を0.087
5インチ送るのに適したものとできるので、従来のマル
チパス記録システムと比べて垂直アライメント誤差の可
能性を大幅に減少させることができる。
のノズルおよび24個のノズルを有する記録ヘッドに対
しても適用できる。これらの場合にはそれぞれ、127
個のノズルおよび23個のノズルを記録に使用する。
グ技法と比べて、本発明は、特定の記録パス中に領域内
のどの画素を記録するかを決定するために、記録すべき
領域内の各画素に対してマスクする必要がない。より適
切には、本発明は、特定の記録パス中にいくつかのラス
タのどれを記録すべきかだけを決定し、これらのラスタ
のデータを適切なノズルに割り当てる。従って、本発明
は従来のマルチパスマスキングよりも計算に関する負荷
が小さい。本発明の他の利点が図10に示されている。
1で使用したものと同じ意味に使用しており、36個の
1/720×1/720平方インチで表したグリッド上
に重ねられて示されている。図示されたように、ステッ
プS803で計算された最大デューティパーセントの2
5%制限に従って、画素は4つの1/720平方インチ
の領域に対して1つの割合で記録されている。
カバレッジの合計は、図1(a)に示したものよりも少
ない。図10(b)は、第1のパスに対して第2のパス
の水平アライメント誤差が1/720インチである場合
に、図8の処理ステップによって得られた記録領域を示
している。この場合、得られたインクカバレッジは図1
(b)に示したものにほとんど相当している。図10
(c)では、第1のパスと第2のパスとの水平アライメ
ント誤差は1/360インチである。この場合、インク
カバレッジは図1(c)のものよりかなり大きい。ま
た、図10(d)は、ステップS805で誤差拡散処理
を適用し、水平アライメント誤差が1/720インチで
ある場合に、図8の処理ステップによって得られた記録
領域を示している。従って、第1のパスと第2のパスと
のアライメント誤差の可能性を考慮すると、本願発明は
図1に示した従来のマルチパスマスキングによるものよ
りも、実質的に良好な結果を提供する。
ック画素データを小さなブラックインク液滴を用いて普
通紙記録媒体上に記録する処理を示すフローチャートで
ある。最初に、ステップS1101で、720 dpi×7
20 dpiのマルチレベルラスタデータがユーザ選択の
「高画質」記録モードに基づいて入力される。次に、ス
テップS1102で、高画質記録モードの選択に基づい
て小さな液滴サイズが選択される。ステップS1102
では、(要求された出力解像度)/(ノズル解像度)=
720 dpi/360 dpi=2、として必要なパス数も計
算される。
ーセントが計算される。720 dpi×720 dpiのの画
素を普通紙に記録するこの例では、デューティパーセン
トは、20ナノグラム/40ナノグラム(小さなブラッ
ク液滴サイズ)=50%である。従って、ステップS1
104で、ステップS804に関して上記したように、
入力ラスタデータが最大50%デューティに制限され
る。制限されたデータはステップS1105で二値化処
理される。
50の1から63の各ブラックノズルは、第1の記録パ
ス中にデータの第1のラスタを記録し、第2の記録パス
中にデータの第2のラスタを記録するように割り当てら
れる。ステップS1107で、63個のブラックノズル
のそれぞれは、第1の記録パス中にそれぞれの割り当て
られた第1ラスタデータを記録する。ステップS110
8で、記録媒体は0.875インチだけ送られる。
ノズルは第2の記録パス中に第2のラスタデータを記録
し、ステップS1110で記録媒体は再度0.875イ
ンチだけ送られる。ステップS1111でページ全体が
記録されたと判定されたときは、図11に示した処理ス
テップは終了する。ページ全体が記録されていなかった
ら、ステップS1106に戻り上記の処理を続ける。
1は、ステップS1107とS1109で小さなインク
液滴で記録すること以外は、ステップS806からS8
12と同様に進められる。
れた記録出力を示している。図12(a)は、本発明に
よる小さな液滴を用いた720 dpi×720 dpiの画素
データの記録の理想的場合を示している。図12(a)
に示されているように、ステップS1104およびS1
105のインク制限により、720 dpi×720 dpiの
画素領域の50%だけが記録された画素を含んでいる。
しかしながら、しかしながら、好ましい実施形態では、
小さな液滴サイズは720インチ×720インチよりも
大きい領域をカバーする。結果として、図12(a)に
示された各720 dpi×720 dpiの領域は記録された
インクでカバーされる。
を含んでいること、および図12(a)に示された液滴
サイズは40ナノグラムであり図10(a)に示された
液滴サイズ80ナノグラムの半分の大きさであることに
留意されたい。従って、両方の図は記録媒体上に等しい
量のインクが付着されたことを表している。しかしなが
ら、記録媒体上のインクの広がり特製により、図12
(a)に示された付着されたインクは図10(a)に示
されたものよりも大きな表面積をカバーしている。この
ため、図12(a)は、システムが図10(a)に示さ
れたシステムよりも高い解像度で大きな記録媒体カバレ
ッジを提供することを示している。
2の記録パス間に1/720インチの水平アライメント
誤差がある場合の図11の処理ステップの結果を示して
いる。図示されているように、図11の処理ステップの
結果からはこのアライメント誤差は容易には検出できな
い。図1(b)と比べて、同じアライメント誤差による
顕著な効果を示している。
および第2の記録パス間に1/360インチの水平アラ
イメント誤差がある場合の図11の処理ステップの結果
を示している。同じアライメント誤差がある従来のマル
チパスマスキングシステムから得られた結果である図1
(c)と比べて、十分に充填された出力領域が得られて
いる。
5で誤差拡散処理を用いたときにも、図11の処理ステ
ップが良好な記録媒体カバレッジをもたらすことを示し
ている。
ラック画素データを小さなブラックインク液滴を用いて
記録媒体上に記録する処理を示すフローチャートであ
る。ここでは、720 dpi×1440 dpiのラスタデー
タが、「フォト」記録モードのユーザ選択に応じてステ
ップS1301で入力される。選択された記録モードに
基づいて、小さな液滴サイズもステップS1302で選
択される。更に、記録ヘッド50の360 dpiのノズル
解像度および所望の出力解像度1440 dpiにより、必
要な記録パス数がステップS1302で、1440 dpi
/360 dpi=4、として計算される。
セントが計算される。上記のように、360 dpi×36
0 dpiの領域に対する最大インク容量80ナノグラムに
基づいて、720 dpi×1440 dpiの領域の最大イン
ク容量は10ナノグラムに等しい。従って、40ナノグ
ラムのサイズの小さなインク液滴を使用すると、最大記
録デューティは、10ナノグラム/40ナノグラム=2
5%である。これにより、入力ラスタデータはステップ
S1305で25%の最大デューティパーセントに従っ
て制限される。
S1306で二値化処理される。次に、ステップS13
07で、記録ヘッド50の各ブラックノズル1から63
に、第1の記録パス中に記録するデータの第1のラス
タ、第2の記録パス中に記録すべきデータの第2のラス
タ、第3の記録パス中に記録すべきデータの第3のラス
タ、および第4の記録パス中に記録すべきデータの第4
のラスタが割り当てられる。従って、ステップS130
9で、63個のブラックノズルの各々は第1の記録パス
中にデータの第1のラスタを記録する。次に記録媒体
は、16×1/360インチ−1/1440インチ=
0.04375インチだけステップS1310で送られ
る。
ットノズルを、ステップS1310の後で記録媒体上に
記録されたまたは記録されていないラスタと関連させて
示した図である。ここで「x」は、x−1、x+3、x
+7およびx+59を含むラスタが、ステップS130
9で第1の記録パス中にノズル48、49および50で
それぞれ記録されたことを表している。図14Aに示さ
れているように、S1310の実行後、ノズル33、3
4および48はラスタx+2、x+6およびx+62に
並べられる。
ルはそれぞれ第2の記録パス中で第2のラスタを記録す
る。次にステップS1312で記録媒体は再度0.04
375インチだけ送られる。
ステップS1312実行後の記録媒体のラスタと関連さ
せて示した図である。ここで「+」は、ステップS13
11で記録されたラスタを示している。また、ノズル3
3、34および48は、ステップS1311でそれぞれ
ラスタx+2、x+5およびx+62を記録するために
使用された。図14Bに示されているように、ノズル1
7、18および32は、ステップS1314で行われる
第3の記録パス中に、ラスタx+1、x+4およびx+
61に並べられる。第4のセットの63個のラスタをノ
ズル1から63を使用して記録するように、ステップS
1315およびS1316の処理が行われる。例えば、
ラスタx、x+4およびx+60が、記録ヘッド50の
ノズル1、2および16を使用して第4の記録パス中に
記録される。
04375インチだけ送られる。図14Cは、先に記載
したステップS1301からS1318の実行後の記録
媒体を部分的に示している。図14Cで、「…」はステ
ップS1314で記録されたラスタを示し、「/」はス
テップS1316で記録されたラスタを示している。ノ
ズル1がラスタx+63に並べられていることに留意さ
れたい。従って、次の記録パス中にノズル1はラスタx
+63を記録するために使用される。ここで処理はステ
ップS1318からS1319へ進み、そこではページ
全体が記録されたがどうかが判定される。記録されてい
れば、図13の処理ステップは終了する。記録されてい
なければ、ステップS1307へ戻り、上記のようなラ
スタ選択を実行する。
03およびS1104、S1304およびS1305の
デューティパーセント計算およびデータ制限ステップ
は、選択された液滴サイズおよび必要なパス数に対応し
た出力テーブルを選択するステップ、および出力テーブ
ルをラスタ化された入力データに適用してインク制限さ
れたラスタ化データを生成するステップに置き換えても
良い。このような置き換えはより速い処理を可能とする
が、事前の計算および複数の出力テーブル等の記憶を必
要とする。
ブラック画素データのページを記録する処理について記
述した。しかしながら、現在に文書は、いくつかのカラ
ーおよび画素データのタイプを含んでいることがよくあ
る。例えば、文書が、カラー写真、高解像度の白黒画像
および低解像度のブラックの文字を含むことがある。従
って、元の文書内にあるデータのいくつかのタイプを正
確に再現するように文書を記録することが望まれる場合
が多々ある。
書画像60を示している。特に、画像60は、低解像度
のブラック文字の領域61、高解像度のカラー画像であ
るカラー領域62、ブラック画素だけを含みカラー領域
62と同じラスタ上に位置する領域64、および低解像
度のブラック文字からなるブラック領域65を含んでい
る。
C−21eに相当する上記で検討した記録ヘッド50の
ようなインクジェット記録ヘッドのインクジェットノズ
ルが表されている。
および65が、上記の直接ラスタ化技法と記録ヘッド5
0の63個のブラックノズルを用いて記録されることが
好ましいことを示している。上記のように、記録ヘッド
50は小さなインク液滴および大きなインク液滴で記録
ができる。従って、ブラック領域61は、小さなブラッ
クインク液滴または大きなブラックインク液滴で記録さ
れても良い。同様に、ブラック領域65も、小さなブラ
ックインク液滴または大きなブラックインク液滴で記録
されても良い。
50の下部23個のブラックノズルで記録されることを
示している。ここで、領域64とカラー領域62は共通
のラスタ上に位置している。このような場合、領域64
から領域62へのブラックインクのブリーディングを防
止する事が望まれる。従って、記録ヘッド50の下部2
4個のブラックノズルは記録ヘッド50のカラーノズル
から距離がオフセットされており、このようなノズル構
成を使用することによって記録の際のブリーディングを
減少させることとなる。更に、領域64の上記の記録
は、記録すべき領域62のラスタを等しい幅の記録バン
ドを使用して記録することを可能とする。従って、上記
の配列は処理要求を減少させる。
のブラックノズルのどの23個を使用した時にも処理要
求が減少されることが分かるであろう。しかしながら、
先に記述したように、下部の23個のノズルの使用はカ
ラー領域62へのブリーディングを減少させる。好まし
くは、高解像度となるように小さなインク液滴を用いて
カラー領域62および領域64が記録される。
を、記録ヘッドの様々なノズル構成を用いて記録媒体上
に記録する処理ステップを示すフローチャートである。
1から始まり、ここでユーザはプリンタドライバ36に
含まれるユーザインタフェースによって情報の入力を促
される。特に、ステップS1602では、記録媒体のタ
イプを入力する。同様に、ステップS1604では所望
の記録モードを入力する。
記録ヘッドの構成が判定される。図17および18に関
して以下で記載するように、記録ヘッドの構成は図16
のフローチャートにおける引き続くステップの内容を決
定する。次に、ステップS1606で、カラーフラグが
0にセットされる。
る。より詳細には、ステップS1607は、記録すべき
ラスタ化されたデータのバンドが入力される入力補正ル
ーチン(S1609)からなる。好ましくは入力補正ル
ーチンは、上記ステップS604に応じて作動する。次
にステップS1610で、入力補正されたデータがカラ
ー情報を含むかどうか判定される。含まれている時に
は、カラーフラグが1にセットされ、ステップS161
2へ進む。含まない時には直接ステップS1612に進
む。
4からS1619を含む出力補正ステップである。ステ
ップS1614は、好ましくは上記のステップS607
に相当する出力補正ルーチンである。出力補正ルーチン
の適用後、ステップS1615でカラーフラグが1であ
るかどうかが判定される。1でない時には、ステップS
1616に進む。
ドが使用されている図15に示したケースに対しては、
図8、11および13に関して先に記載したように、ス
テップS1616で、画素データを記録ヘッド50の6
4個の内の63個のブラックノズルを用いて記録するよ
う示される。このような場合は、ステップS1609で
領域61または65のデータが入力された時に生じる。
あると判定された時、処理はS1617へ進み、ここで
対象画素が(ブラックだけでない)カラー画素であるか
どうか判定される。画素が領域64内の画素のようにカ
ラー画素でなければ、処理はステップS1618へ進
み、ここで対象カラーラスタのブラック画素を、図15
の矢印68で示したように、記録ヘッド50の下部の2
3個のブラックノズルを用いて記録するかどうか判定さ
れる。
はS1619へ進み、ここでカラー画素を記録ヘッドの
23個のシアンノズル、23個のマゼンタノズル、23
個のイエローノズルおよび下部の23個のブラックノズ
ルを用いて記録すべきかどうか判定される。処理は次に
中間調処理を行なうステップS1620へ進む。ステッ
プS1620は、ステップS1621からS1626を
含んでいる。
プS609に相当する中間調処理ルーチンを含んでい
る。次に処理は、ステップS1612で決定された画素
出力に基づいて、ステップS1624、ステップS16
25、またはステップS1626のいずれかへ進む。詳
細には、記録ヘッド50の64個の内の63個のブラッ
クノズルを用いて記録すべき画素(ケース1)に対して
は、適切なノズル割り当てが行われる。記録ヘッド50
の下部の23個のブラックノズルを用いて記録すべき画
素(ケース2)に対しては、ステップS1625で適切
なノズル割り当てが行われる。最後に、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、およびブラックの各23個のノズルを用
いて記録すべき画素に対しては、ステップS1626で
適切なノズル割り当てが行われる。
に対する記録データがプリンタ2に送信される。ステッ
プS1628では、ページ60の全てのラスタが記録さ
れたならば、図16の処理ステップは終了する。そうで
ないときは、記録データの次のバンドの入力のため、処
理はステップS1606に戻る。
ページの高解像度部分は高解像度用インク液滴を用いて
記録され、同じ文書ページの低解像度部分は低解像度用
インク液滴を用いて記録されることにより、文書ページ
の高解像度部分を記録するために文書ページ全体を高解
像度で記録する必要のあるシステムと比べて、文書ペー
ジをより高速に記録することができる。
共に使用すると、付加的な効果がもたらされる。このよ
うなシステムは、同じ記録ヘッドを2つ使用する時には
高速な記録という効果をもたらし、異なった特性の記録
ヘッドを使用する時には他の効果をもたらす。そのよう
な場合を図17に示した。
うに、領域61、62、64および65を含む、図15
の文書画像60を示している。文書画像60に隣接し
て、本実施形態により文書画像60の記録に使用する2
つの記録ヘッドが示されている。文書画像60のすぐ右
には、上記のように好ましくはキヤノンBC−21e型
記録ヘッドである記録ヘッド50が示されている。記録
ヘッド50の右には、上記のように好ましくは顔料ベー
スインクの大きな液滴での記録が可能な、キヤノンBC
−20型記録ヘッドである記録ヘッド51が示されてい
る。図5に関して先に記載したように、記録ヘッド51
は128個のインクジェットノズルを含んでいる。
の実施例に関して記載したのと同様に、ブラック領域6
1が、記録ヘッド51の127個のノズルから吐出され
る顔料インクの大きなブラック液滴によって記録される
ことを示している。また、矢印71および72は、領域
64および65も、記録ヘッド51の127個のノズル
から吐出される顔料インクの大きなブラック液滴によっ
て記録されることを示している。矢印73は、カラー領
域62が、記録ヘッド50のイエロー、シアン、マゼン
タおよびブラックノズルの各23個のノズルを用いて記
録されることを示している。図17に示されているよう
に、カラー領域62の記録に使用する23個のブラック
ノズルは、記録ヘッド50の下部の23個のブラックノ
ズルであるのが好ましい。好ましい実施形態ではまた、
カラー領域62は、記録ヘッド50の使用する各ノズル
から吐出される小さな液滴によって記録される。
像60の記録について、以下に図16の処理ステップを
考慮して記載する。先に記載したように、記録媒体のタ
イプおよび記録モードがステップS1601で入力され
る。ステップS1605では、BC−21e型記録ヘッ
ドおよびBC−20型記録ヘッドが文書画像60の記録
に使用されると判定する。次に、ステップS1606
で、カラーフラグが0にセットされる。ステップS16
07で、画像データのバンドが入力され、入力補正が行
なわれ、バンドがカラー情報を含むかどうか判定され
る。含む時はカラーフラグが1にセットされてステップ
S1612に処理が進む。含まない時は単にステップS
1612に進む。
14で出力補正が行なわれる。記録ヘッド50が記録媒
体の特定部分に小さな染料液滴を吐出し、記録ヘッド5
1が記録媒体の互いに排他的な他の部分に大きな顔料液
滴を吐出するので、ステップS1614の出力補正は、
小さな液滴受容領域および大きな液滴受容領域に独立的
に適用するようにすべきである。
であるかどうか判定される。1でないときは、ステップ
S1616で入力バンドの各画素を、記録ヘッド51の
127個のノズルから吐出される大きな顔料液滴で記録
するよう決定される。ステップS1615でカラーフラ
グが1であると、バンド内のカラーでない(ブラック)
画素を、記録ヘッド51の127個のノズルから吐出さ
れる顔料インクの大きな液滴で記録するよう決定され
る。カラー領域62内のカラー画素のようなバンド内の
カラー画素を記録するために、ステップS1619で、
カラー画素を記録ヘッド50のイエロー、マゼンタ、シ
アン、及びブラックノズルの各23個のノズルを用いて
記録することが決定される。好ましくは、領域62の記
録に使用される23個のブラックノズルは、記録ヘッド
50の下部の23個のブラックノズルである。
素値に中間調処理が施され、出力補正ステップS161
2のステップS1616、S1618およびS1619
での決定に基づいて、各画素に対するノズル割り当てが
行われれる。次に、ステップS1627で、画素のバン
ドに対する記録データがプリンタ2に送信される。ペー
ジ60の全てのラスタが記録されてなければ、処理はス
テップS1628からS1606に戻る。記録されてい
れば、図16の処理ステップは終了する。
ッド構成と共に使用すると、高速な高解像度記録をカラ
ー間のブリーディングがほとんどなく、ブラック顔料を
用いて高コントラストで行なえるので有利である。
録方法を示している。図18に示されているように、文
書画像60の様々な領域が、記録ヘッド50および記録
ヘッド51を用いて記録される。しかしながら、矢印7
5で示されているように、領域64のブラック画素は記
録ヘッド51の下部23個のノズルを用いて記録される
のが有利である。このようにすると、領域64から記録
された領域62へのブラック顔料のブリーディングが減
少される。特に、記録ヘッド51の下部23個のブラッ
クインクジェトノズルを使用して領域64を記録する
と、上部23個のブラックノズルを使用するのと比べ
て、領域64の記録と領域62の記録との間に大きな時
間間隔を設けることができるので、これにより領域間の
ブリーディングを減少させることができる。
択を用いて文書60を記録するために、図16の処理ス
テップを図17に関して記載したのと同様に実行する。
ここで、記録ヘッド50および51のそれぞれに対する
出力補正(インク制限)は、各記録ヘッドが文書画像6
0の異なった領域を記録するので別々に行なわれるよう
にする必要がある。しかしながら、ステップS1618
およびS1625は、ページ60を図18に示したよう
に記録するため、図17に関して記載したのとは異なっ
たように実行される。特に、ステップS1618および
S1625では、領域64の画素のようなカラー領域内
のブラック画素が、記録ヘッド51の下部23個のノズ
ルを用いて記録されるように決定される。
ジの高速な記録を提供すると共に、顔料インクで記録さ
れた領域と染料インクで記録された領域間のブリーディ
ングの減少をもたらすので有利である。
ラスタ化マルチパス記録は、本願の従来の技術に記載し
たバンディングの問題を減少させるのにきわめて有効で
ある場合が多い。マルチパスの直接ラスタ化記録は、先
に記録した領域にオーバーラップする領域を記録するこ
とによってこの問題に対処する。
うに、文書60の領域64のブラック画素データは、記
録ヘッド50の下方23個のブラックノズルを用いて第
1のスキャン中に記録される。23個のノズルの上半分
は先に記録された領域上に記録し、下半分は新しい領域
上に記録する。次に、第2のパスで、第1のパスで新た
に記録された領域は重ねて記録され、次のまだ記録され
ていない領域が記録される。
領域65は、記録ヘッド50の64個のブラックノズル
の内63個を使用して記録するのが好ましい。従って、
領域xは第3のパス中に第1および第2のパスで使用さ
れたノズルのほぼ半分のノズルを用いて重ねて記録され
る。次に、第4のパスで、次の記録パス中に重ねて記録
される領域を記録するために63個のほぼ半分のノズル
が使用される。
ると、主に境界80は記録中に重ねて記録されていない
ので、領域xと領域yの境界80にバンディングが現れ
る。更に、領域yおよび領域zは第5の記録パス中で記
録され、この第5のパスにより領域xと領域yとの間の
境界80でバンドが更に暗くされる。
間のバンディングを減少する方法を示している。しかし
ながら、図20に示した方法は、他の記録状態における
バンディングを減少させるためにも同様に適用できると
理解すべきである。図20に示されているように、第1
および第2の記録パスは図19に関して記載したものと
同様に行われる。しかしながら、第3のパス中に、領域
xと領域yとの両方が記録され、これによって領域xと
領域yの間の境界80が重ねて記録される。次に、領域
yに重ねて記録し領域zを新たに記録する第4のパスが
実行される。
ブラック領域と次に記録されるカラー領域間の境界での
バンディングに対処する方法を示している。ここで、文
書90は、ブラック領域91および95、カラー領域9
2、および領域94内にブラック画素を含んでいる。図
15に従って、領域94内のブラック画素を記録ヘッド
50の下部23個のブラックノズルを用いて記録するの
が望ましい。図21に示されているように、マルチパス
の直接ラスタ化記録は、第1、第2、および第3の実施
形態に関して記載されたように、第1の記録パスおよび
第2の記録パス中に行われる。しかしながら、第2の記
録パスの後で境界に達するので、第3の記録パスは、オ
ーバーラップする領域と領域oに23のラスタを記録す
るようにノズルを使用して記録を行なう。従って、領域
nと領域oの間の境界100は単一の記録スキャン中に
重ねて記録され、これによって境界100でのバンディ
ングを減少させる。第4の記録パス中に、23個のノズ
ルでの記録が第1、第2、および第3の実施形態に関し
て記載したように行われる。
でバンディングを減少させる処理ステップを記載したフ
ローチャートである。
ば、次の領域のラスタデータの記録の使用ノズルが、第
1の領域のラスタデータの記録の使用ノズルと異なるか
どうかが判定され、次の領域のラスタデータの記録の使
用ノズルが、第1の領域のラスタデータの記録の使用ノ
ズルと異なると判定された場合、第2のセットのラスタ
の第2のラスタデータと次の領域の第3のセットのラス
タデータの第3のラスタデータが、第2の記録パス中に
記録される。
バンドが入力され入力補正される、ステップS2201
で処理が始まる。ステップS2201での入力補正は、
ステップS604に関して記載したように進められるの
が好ましい。同様に、ステップS2202、S2203
およびS2204も、ステップS606、S607およ
びS609に関して記載したように進められる。
2201で入力されたバンドのデータの記録ヘッドの使
用ノズルが決定される。バンドを記録するのに23個の
ノズルが必要であれば、ステップS2206へ進む。ス
テップS2206で、次の記録パス中に記録すべきバン
ドのデータに必要な使用ノズルが決定される。次の記録
パス中に23個のノズルでの記録が必要であれば、ステ
ップS2207へ進み、そこで現在のバンドが記録され
る。このような状況は、図20の第1のパスによって示
されている。次に、ステップS2209で、図20の第
2の記録パスに示されているように、記録媒体を23個
のノズルでの記録に適切な距離だけ送る。図8、11お
よび13に関して先に記載したように直接ラスタ化が行
われる場合は、ステップS2209で記録媒体を、23
×1/360インチ−1/720インチ=0.0625
インチだけ送る。次に、ステップS2210で、ページ
全体が記録されたかどうか判定する。記録されていれ
ば、図22の処理ステップは終了する。記録されていな
ければ、次のバンドの画素データの入力のためステップ
S2201へ戻る。
63個のノズルを使用する必要があると決定されると、
処理はステップS2211へ進む。図20の第2のパス
は、ステップS2211の前の記録状態を示している。
ステップS2211で、記録媒体は63個のノズルでの
記録に適するように送られる。次にステップS2212
で、現在のバンドおよび次のバンドが単一の記録パス中
に記録される。ステップS2211およびS2212の
結果は、図20の第3のパスに示されている。処理は次
に上記のようにステップS2210に進む。
録するのに63個のノズルが必要であると決定される
と、処理はステップS2214へ進み、そこでは次のバ
ンドに必要な使用ノズルが決定される。次のバンドで2
3個のノズルが必要であれば、ステップS2215へ進
み、そこではステップS2209に関して先に記載した
ように、記録媒体を23個のノズルでの記録に従って送
る。図21の第2のパスは、図22の処理ステップでス
テップS2215に達したときの状態を表わしている。
び次のバンドのデータが単一の記録パス中に記録され
る。このような記録パスの例は、図21に示されている
第3のパスである。処理はステップS2216からS2
210へ進む。
63個のノズルが必要であると決定されると、処理はス
テップS2217へ進む。ステップS2217で、現在
のバンドが63個の記録ノズルを用いて記録される。こ
の状態は図21に第1のパスとして示されている。次に
ステップS2219で、記録媒体は63個のノズル記録
に適切な距離である0.0625インチだけ送られ、ス
テップS2210へ進む。
ったノズル構成を用いて記録された領域間の境界でのバ
ンディングが減少される。ここで記載した処理ステップ
は、23個と127個、24個と64個、あるいは24
個と128個などを含むがこれらに限定されない、23
個と63個以外の使用ノズルと共に使用することができ
る点に留意されたい。更に、図22の処理ステップは、
マルチパス記録のあらゆる方法にも適用できる。
単方向式であってもよい。更に、上記の処理ステップ
は、記録されるラスタのある部分が第1の記録ヘッドで
記録され、ラスタの残りの部分が第2の記録ヘッドで記
録されるデュアルヘッドインクジェットプリンタを用い
て実施されてもよい。加えて、本発明は、上記で挙げた
以外のノズル解像度、様々な液滴サイズ、および所望の
記録解像度を有するシステムで使用されてもよい。
いて、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであると
して説明し、さらにインクタンクに収容される液体はイ
ンクであるとして説明したが、その収容物はインクに限
定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐
水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記
録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインク
タンクに収容されていても良い。
ット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利
用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用
いることにより記録の高密度化、高精細化が達成でき
る。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
は、インクが液体であることを前提として説明している
が、室温やそれ以下で固化するインクであっても、室温
で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいは
インクジェット方式ではインク自体を30°C以上70
°C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安
定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であ
るから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすもの
であればよい。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
ンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体
または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミ
リ装置の形態を取るものであっても良い。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
態に関して記載したが、本発明は上記の実施形態に限定
されるものではない。また、これとは反対に、特許請求
の範囲の要旨に沿っているものであれば、様々な変更を
施したものや同等物も本発明に含まれる。
与えられたノズル解像度よりも高い解像度の画像出力を
提供する記録システムにおいて、出力画像は従来のマル
チパス記録によって生成された画像よりも、水平アライ
メント誤差の影響を受けることがなく、水平アライメン
ト誤差が大きい場合にも良好なインクカバレッジが得ら
れる。加えて、マルチパス記録する間の記録媒体送り距
離が等しくなるという機械的な利点ももたらされる。
記録した画素の例を示す図である。
を示す図である。
ブロック図である。
ットプリンタとの通信を表すブロック図である。
ジェットノズルの構成を示す図である。
録する処理の全体的フローチャートである。
を説明するグラフである。
して、720dpi×720dpiの黒の画素データを記録す
る処理を示すフローチャートである。
よび記録を示す第1の図である。
よび記録を示す第2の図である。
す図である。
用して、720dpi×720dpiの画素データを記録する
処理を示すフローチャートである。
示す図である。
20dpi×1440dpiの画素データを記録する処理を示
すフローチャートである。
および記録を示す第1の図である
および記録を示す第2の図である
および記録を示す第3の図である
異なった領域の記録を説明する図である。
ページの異なった領域に記録する処理を示すフローチャ
ートである。
用した異なった領域の記録方法を説明する図である。
用したページの異なった領域の代替的記録方法を説明す
る図である。
ージの隣接領域のバンディング結果を示す図である。
ージの記録領域間のバンディングを減少する方法を説明
する図である。
ージの記録領域間のバンディングを減少する別の方法を
説明する図である。
ページを記録する処理を示すフローチャートである。
Claims (25)
- 【請求項1】 複数のインクジェットノズルを使用して
ラスタデータを記録媒体に記録する方法であって、前記
方法は、 (a)第1のセットのラスタの第1のラスタデータを第
1の記録パス中に記録する複数のインクジェットノズル
に割り当て、第2のセットのラスタの第2のラスタデー
タを第2の記録パス中に記録する複数のインクジェット
ノズルに割り当てる工程と、 (b)前記第1のラスタデータを前記第1の記録パス中
に記録する工程と、 (c)前記記録媒体を特定の距離だけ送る工程と、 (d)前記第2のラスタデータを前記第2の記録パス中
に記録する工程と、 (e)前記記録媒体を前記特定の距離だけ送る工程とを
備えており、ラスタデータの第1の領域を前記記録媒体
に記録するために、(a)から(e)の工程を繰り返す
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 ラスタ化されたデータにインク制限処理
を行って、インク制限されたラスタデータを生成する工
程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 前記インク制限処理が前記記録媒体の最
大吸収度およびインク液滴サイズに応じて行われること
を特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記第1の記録パス中の前記第1のラス
タデータおよび前記第2の記録パス中の前記第2のラス
タデータを、小さなインク液滴または大きなインク液滴
のどちらを使用して記録するかを決定する工程を更に備
えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項5】 小さなインク液滴および大きなインク液
滴の両方を前記記録媒体への記録に使用することを特徴
とする請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 ノズル解像度および所望の垂直出力解像
度に応じて必要な記録パス数を決定する工程を更に備え
ることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記
載の方法。 - 【請求項7】 前記第1の記録パス中に使用されるノズ
ルの数、前記第1の記録パス中に使用されるノズルのノ
ズル解像度、および所望の出力解像度に基づいて前記特
定の距離を決定する工程を更に備えることを特徴とする
請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項8】 ラスタデータの次の領域の記録の使用ノ
ズルが、ラスタデータの第1の領域の記録の使用ノズル
と異なっているかどうか決定する工程と、 ラスタデータの次の領域の記録の使用ノズルが、ラスタ
データの第1の領域の記録の使用ノズルと異なっている
と決定された場合に、前記第2のセットのラスタの前記
第2のラスタデータおよび次の領域の第3のセットのラ
スタの第3のラスタデータを、前記第2の記録パス中に
記録する工程とを更に備えることを特徴とする請求項1
から7のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項9】 複数のインクジェットノズルを使用して
ラスタデータを記録媒体に記録するためのコンピュータ
で実行可能な処理工程を格納するコンピュータで読み取
り可能な記憶媒体であって、前記処理工程が、 (a)第1のセットのラスタの第1のラスタデータを第
1の記録パス中に記録する複数のインクジェットノズル
に割り当て、第2のセットのラスタの第2のラスタデー
タを第2の記録パス中に記録する複数のインクジェット
ノズルに割り当てる工程と、 (b)前記第1のラスタデータを前記第1の記録パス中
に記録する工程と、 (c)前記記録媒体を特定の距離だけ送る工程と、 (d)前記第2のラスタデータを前記第2の記録パス中
に記録する工程と、 (e)前記記録媒体を前記特定の距離だけ送る工程とを
備えており、 ラスタデータの第1の領域を前記記録媒体に記録するた
めに、(a)から(e)の工程を繰り返すことを特徴と
する記憶媒体。 - 【請求項10】 前記処理工程が、ラスタ化されたデー
タにインク制限処理を行って、インク制限されたラスタ
データを生成する工程を更に備えることを特徴とする請
求項9に記載の記憶媒体。 - 【請求項11】 前記インク制限処理が前記記録媒体の
最大吸収度およびインク液滴サイズに応じて行われるこ
とを特徴とする請求項10に記載の記憶媒体。 - 【請求項12】 前記処理工程が、前記第1の記録パス
中の前記第1のラスタデータおよび前記第2の記録パス
中の前記第2のラスタデータを、小さなインク液滴また
は大きなインク液滴のどちらを使用して記録するかを決
定する工程を更に備えることを特徴とする請求項9から
11のいずれか1項に記載の記憶媒体。 - 【請求項13】 小さなインク液滴および大きなインク
液滴の両方を前記記録媒体への記録に使用することを特
徴とする請求項12に記載の記憶媒体。 - 【請求項14】 前記処理工程が、ノズル解像度および
所望の垂直出力解像度に応じて必要な記録パス数を決定
する工程を更に備えることを特徴とする請求項9から1
2のいずれか1項に記載の記憶媒体。 - 【請求項15】 前記処理工程が、前記第1の記録パス
中に使用されるノズルの数、前記第1の記録パス中に使
用されるノズルのノズル解像度、および所望の出力解像
度に基づいて前記特定の距離を決定する工程を更に備え
ることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に
記載の記憶媒体。 - 【請求項16】 前記処理工程が、 ラスタデータの次の領域の記録の使用ノズルが、ラスタ
データの第1の領域の記録の使用ノズルと異なっている
かどうか決定する工程と、 ラスタデータの次の領域の記録の使用ノズルが、ラスタ
データの第1の領域の記録の使用ノズルと異なっている
と決定された場合に、前記第2のセットのラスタの前記
第2のラスタデータおよび次の領域の第3のセットのラ
スタの第3のラスタデータを、前記第2の記録パス中に
記録する工程とを更に備えることを特徴とする請求項9
から15のいずれか1項に記載の記憶媒体。 - 【請求項17】 複数のインクジェットノズルを使用し
て記録媒体にラスタデータを記録するための記録手段で
あって、大きなインク液滴または小さなインク液敵を選
択的に記録することができる記録手段と、 記録媒体を送る行送り手段と、 1)第1のセットのラスタの第1のラスタデータを第1
の記録パス中に記録する複数のインクジェットノズルに
割り当て、第2のセットのラスタの第2のラスタデータ
を第2の記録パス中に記録する複数のインクジェットノ
ズルに割り当てる工程と、2)前記第1のラスタデータ
を前記第1の記録パス中に記録する工程と、3)前記記
録媒体を特定の距離だけ送る工程と、4)前記第2のラ
スタデータを前記第2の記録パス中に記録する工程と、
および、5)前記記録媒体を前記特定の距離だけ送る工
程とからなるコンピュータで実行可能な処理工程を実行
する制御装置とを備え、ラスタデータの第1の領域を前
記記録媒体に記録するために、1)から5)の工程を繰
り返すことを特徴とする記録装置。 - 【請求項18】 前記制御装置によって実行される前記
処理工程が、ラスタ化されたデータにインク制限処理を
行って、インク制限されたラスタデータを生成する工程
を更に備えることを特徴とする請求項17に記載の記録
装置。 - 【請求項19】 前記インク制限処理が前記記録媒体の
最大吸収度およびインク液滴サイズに応じて行われるこ
とを特徴とする請求項18に記載の記録装置。 - 【請求項20】 前記制御装置によって実行される前記
処理工程が、前記第1の記録パス中の前記第1のラスタ
データおよび前記第2の記録パス中の前記第2のラスタ
データを、小さなインク液滴または大きなインク液滴の
どちらを使用して記録するかを決定する工程を更に備え
ることを特徴とする請求項17から19のいずれか1項
に記載の記録装置。 - 【請求項21】 小さなインク液滴および大きなインク
液滴の両方を前記記録媒体への記録に使用することを特
徴とする請求項20に記載の記録装置。 - 【請求項22】 前記制御装置によって実行される前記
処理工程が、ノズル解像度および所望の垂直出力解像度
に応じて必要な記録パス数を決定する工程を更に備える
ことを特徴とする請求項17から21のいずれか1項に
記載の記録装置。 - 【請求項23】 前記制御装置によって実行される前記
処理工程が、前記第1の記録パス中に使用されるノズル
の数、前記第1の記録パス中に使用されるノズルのノズ
ル解像度、および所望の出力解像度に基づいて前記特定
の距離を決定する工程を更に備えることを特徴とする請
求項17から22のいずれか1項に記載の記録装置。 - 【請求項24】 前記制御装置によって実行される前記
処理工程が、 ラスタデータの次の領域の記録の使用ノズルが、ラスタ
データの第1の領域の記録の使用ノズルと異なっている
かどうか決定する工程と、 ラスタデータの次の領域の記録の使用ノズルが、ラスタ
データの第1の領域の記録の使用ノズルと異なっている
と決定された場合に、前記第2のセットのラスタの前記
第2のラスタデータおよび次の領域の第3のセットのラ
スタの第3のラスタデータを、前記第2の記録パス中に
記録する工程とを更に備えることを特徴とする請求項1
7から23のいずれか1項に記載の記録装置。 - 【請求項25】 前記記録手段は、熱エネルギーを利用
してインクを吐出するように、インクに与える熱エネル
ギーを発生するための熱エネルギー変換体を備えている
ことを特徴とする請求項17から24のいずれか1項に
記載の記録装置。
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