JPH1126655A - 集積回路素子、icカード及び集積回路素子の製造方 法 - Google Patents
集積回路素子、icカード及び集積回路素子の製造方 法Info
- Publication number
- JPH1126655A JPH1126655A JP18153897A JP18153897A JPH1126655A JP H1126655 A JPH1126655 A JP H1126655A JP 18153897 A JP18153897 A JP 18153897A JP 18153897 A JP18153897 A JP 18153897A JP H1126655 A JPH1126655 A JP H1126655A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- integrated circuit
- silicone rubber
- rubber film
- piece
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/26—Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/31—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
- H01L2224/32—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
- H01L2224/321—Disposition
- H01L2224/32151—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/32221—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/32225—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48225—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
- H01L2224/48227—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73251—Location after the connecting process on different surfaces
- H01L2224/73265—Layer and wire connectors
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
イヤをシリコーンゴムフィルムにより封止して、ICカ
ード製造用のIC素子を得る。 【解決手段】 ICモジュールのIC片3及びボンディ
ングワイヤ4上に部分加硫されたシリコーンゴムフィル
ムを置き、次にIC片3及びボンディングワイヤ4を型
枠により包囲する。次に、フィルムを押圧して型枠の内
部形状と合致するように変形させる。次に、加熱硬化さ
せ、シリコーンフィルム11によりIC片3等を封止し
てIC素子10を得る。この硬化したフィルム11によ
り、湿気、振動等からIC片3等が保護される。
Description
好ましくない外的要因から集積回路を保護でき、集積回
路素子の信頼性が高めることができる集積回路素子に関
する。又、本発明は、前記集積回路素子を用いたICカ
ードやLSIカードに関する。さらに、本発明は、前記
集積回路素子の製造方法に関する。
気カードに代わって、ICやLSIを内蔵したICカー
ドやLSIカードが開発され、一部では実用化されてい
る。これらのICカードやLSIカードは記録容量が大
きく、多目的及び多機能用途に対して1枚のカードで対
応することができるようになるため、使用及び携帯時の
煩雑さが回避されること等、利用者が得る利益は非常に
大きなものとなる。
基本的構造としては、製造方法に応じて、図11及び1
2に示すような、はめ込み方式のICカード30とラミ
ネート方式のICカード40が知られている。はめ込み
方式のICカード30は、カード基材となるセンターコ
ア31の一部分に形成された凹部内にICモジュール3
2をはめ込み、固着してなるものである。33はオーバ
ーコートである。また、ラミネート方式のICカード4
0は、センターコア41の一部分に打ち抜いた窓にIC
モジュール42を入れ、両側からオーバーシート43、
44によりラミネートして、ICモジュール42を保持
するものである。45は接続端子である。
常の使用状態において継続して発揮させるためには、外
部から加えられる可能性のある、水、湿気、振動、静電
気、衝撃等の不適要因から、カード内のIC片等を保護
することが重要となる。この保護手段が不十分である
と、前記した不適要因によりIC片等が損傷を受け、カ
ードが使用不能になってしまう。
としては、従来より、IC片等を樹脂やゴムにより封止
する方法が採用されている。この封止法において要求さ
れることは、IC片等を外部雰囲気から完全に遮断し、
不適要因の悪影響を排除できること、さらに封止の際に
薄膜パターンの剥離やボンディングワイヤの断線を引き
起こさないことである。
動等の不適要因による悪影響を排除し、継続して所望の
機能を発揮することにより高い信頼性を保持できる、I
CカードやLSIカードの製造用として好適な集積回路
素子を提供することを目的とする。また、本発明は、前
記集積回路素子を内蔵したICカードあるいはLSIカ
ードを提供することを他の目的とする。さらに、本発明
は、前記集積回路素子の製造方法を提供することを他の
目的とする。
成するため、請求項1として、基板上に集積回路片が搭
載されており、ワイヤボンディングによる実装接続方式
を採用した集積回路モジュールが封止されてなる集積回
路素子において、少なくとも前記集積回路モジュールに
おける集積回路片及びボンディングワイヤがシリコーン
ゴムフィルムにより封止されていることを特徴とする集
積回路素子を提供する。
項2として、基板上に集積回路片が搭載されており、ワ
イヤレスボンディングによる実装接続方式を採用した集
積回路モジュールが封止されてなる集積回路素子におい
て、少なくとも前記集積回路モジュールにおける集積回
路片がシリコーンゴムフィルムにより封止されているこ
とを特徴とする集積回路素子を提供する。
項3として、シリコーンゴムフィルムが透明である請求
項1又は2記載の集積回路素子を提供する。
項4として、請求項1、2又は3記載の集積回路素子を
内蔵することを特徴とするICカードを提供する。請求
項4において、ICカードの用語には大規模又は高密度
集積回路を有するLSIカード類を包含するものであ
る。
項5として、基板、集積回路片及びボンディングワイヤ
を備えた集積回路モジュールを配置し、集積回路片及び
ボンディングワイヤ上に部分加硫されたシリコーンゴム
フィルムを置く第1工程、型枠により、少なくとも集積
回路片及びボンディングワイヤを包囲する第2工程、部
分加硫されたシリコーンゴムフィルムを押圧し、変形さ
せる第3工程並びに加熱により加硫し、少なくとも集積
回路片及びボンディングワイヤを封止する第4工程を具
備することを特徴とする集積回路素子の製造方法を提供
する。
項6として、基板及び集積回路片を備え、ワイヤレスボ
ンディング実装接続方式を採用した集積回路モジュール
を配置し、集積回路片上に部分加硫されたシリコーンゴ
ムフィルムを置く第1工程、型枠により、少なくとも集
積回路片を包囲する第2工程、部分加硫されたシリコー
ンゴムフィルムを押圧し、変形させる第3工程並びに加
熱により加硫し、少なくとも集積回路片を封止する第4
工程を具備することを特徴とする集積回路素子の製造方
法を提供する。
項7として、集積回路モジュールが、長尺状基板上に所
要数の集積回路片を搭載した形態のものである請求項5
又は6記載の集積回路素子の製造方法を提供する。
項8として、第1工程と第2工程の処理を逆にする請求
項5又は6記載の集積回路素子の製造方法を提供する。
項9として、第1工程と第2工程の処理を同時にする請
求項5又は6記載の集積回路素子の製造方法を提供す
る。
項10として、第3工程において型枠を取り除いて第4
工程に移行する請求項5又は6記載の集積回路素子の製
造方法を提供する。
項11として、第3工程において型枠を取り除かずに第
4工程に移行する請求項5又は6記載の集積回路素子の
製造方法を提供する。
項12として、第3工程において、離型用フィルムを介
在させて部分加硫されたシリコーンゴムフィルムを押圧
する請求項5又は6記載の集積回路素子の製造方法を提
供する。
項13として、第4工程において、封止後のシリコーン
ゴムが透明である請求項5又は6記載の集積回路素子の
製造方法を提供する。
路)又はLSI(大規模又は高密度集積回路)の両方を
含むものである。また、本発明において集積回路モジュ
ールは、基板と、その上に搭載された集積回路片及びボ
ンディングワイヤを備えたものであるが、ボンディング
ワイヤを備えていない実装接続方式(ワイヤレスボンデ
ィング方式)のもの、例えば、フリップチップ方式、T
AB又はBTAB方式、マイクロメカニカル方式のもの
も含まれる。さらに、本発明において集積回路素子は、
少なくとも集積回路モジュールにおける集積回路片及び
ボンディングワイヤがシリコーンゴムフィルムにより封
止された状態のものをいうものであり、ワイヤレスボン
ディング方式の集積回路モジュールの場合には、少なく
とも集積回路片がシリコーンフィルムで封止された状態
のものをいうものである。
素子の製造方法を図に基づいて工程ごとに説明し、あわ
せて集積回路素子の構成についても説明する。なお、以
下においては、集積回路モジュールにおいてボンディン
グワイヤを備えたものについて説明するが、ワイヤレス
ボンディング方式の集積回路モジュールを用いた場合で
も全く同様に適用でき、同等の効果が得られるものであ
る。図1乃至図7は本発明の製造方法を説明するための
一部断面図を含むことのある概略図であり、図8は集積
回路素子の概略正面図であり、図9は集積回路素子の概
略平面図であり、図10は集積回路素子を組み込んだI
Cカードの一部断面図を含む概略正面図であり、図11
及び図12はICカードの製造方法を説明するための一
部断面図を含む該略正面図である。
に、集積回路モジュール1を配置する。この集積回路モ
ジュール1は、所望パターンの配線が印刷された基板2
と、その一面上に搭載された集積回路片3と、基板2の
配線と集積回路片3とを連結するボンディングワイヤ4
を備えたものである。
上に配置するが、このとき、例えば個々の集積回路モジ
ュール1ごとに処理するような場合には、取扱を容易に
して作業を円滑に進行させるため、必要に応じて集積回
路モジュール1を乗せて保持できるような、容易には変
形しないプラスチック板、金属板等を支持体5として用
いることができる。また、集積回路モジュール1とし
て、複数の集積回路モジュール1をシート状に一体成形
したものを用いる場合には、シート状の集積回路モジュ
ール1自体が全体として支持体と同様な作用をするた
め、前記したような支持体5は必要ない。さらに、集積
回路モジュール1として、連続的な集積回路素子の製造
に対応させるため、テープ状のような長尺状基板上に所
要数の集積回路片が搭載され、それらに対応したボンデ
ィングワイヤを備えているような形態のものを用いるこ
とができる(以下、このような形態の集積回路モジュー
ルを「長尺状集積回路モジュール」という)。この長尺
状集積回路モジュールには、その連続的な送り出しを円
滑になすため、その一端側又は両端側において、送り穴
として長さ方向に複数の穴を断続的に形成することがで
きる。
ように、集積回路片3及びボンディングワイヤ4上に部
分加硫されたシリコーンゴムフィルム7を置く。このよ
うにフィルム状のシリコーンゴムを用いた場合、液状の
シリコーンゴムと比べて取扱が容易である点で優れてい
る。
リコーンゴムフィルムは、加硫反応を完結させずに途中
で停止させ、得られるフィルムが作業性に支障を来さな
い程度の保形性を有し、圧力を加えることにより容易に
変形できるような性質を有するシリコーンゴムフィルム
を意味するものである。
えば、次に示すような方法により得ることができる。未
加硫のシリコーンゴム原料に必要に応じて他の成分を配
合したのち、型に入れ、押圧しながら加熱して、部分的
に加硫する。この部分加硫の条件はシリコーンゴムの種
類等により異なるものであるが、その一例としては、付
加型液状のシリコーンゴム(2液型)の場合、20℃で
は約8時間で加硫反応が完了し、60℃では約1時間で
加硫反応が完了するため、前記性質を付与できるよう
に、いずれも半分以下の時間で加硫反応を停止させる。
このように反応停止させたとき、さらに加硫反応が進行
することを防止するため、直ちに冷所で保存する。ま
た、この部分加硫反応の進行は、時間のほかに、加熱温
度の調節び反応抑制剤の添加によっても制御することが
できる。なお、この部分加硫の程度は、例えばJIS
Aに規定する硬度を目安とすることもできる。
は、一般に市販されている加熱硬化型又は室温硬化型、
1液又は2液型、付加型又は縮合型のものを用いること
ができる。また、他の成分としては、メチルビニルシク
ロテトラシロキサン、アセチレンアルコール類、シロキ
サン変性アセチレンアルコール、ハイドロパーオキサイ
ドのような反応抑制剤;補強性シリカ、石英粉、酸化
鉄、アルミナ、ビニル基含有シリコーンレジンのような
補強剤;顔料、耐熱剤、難燃剤、接着性向上剤のような
各種添加剤を挙げることができる。
フィルム7として、市販されている商品名SOTEFA
50(JIS A硬度50)、SOTEFA70(JI
SA硬度70)、SH861U(JIS A硬度60)
(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社)、商
品名TSE260−7U(東芝シリコーン社)、商品名
KE565K−U(JIS A硬度60;信越化学工業
社)等を用いることができる。なお、ここで示したJI
S A硬度は、いずれも加硫完了後の硬度である。
は、その平面形状として、集積回路片3及びボンディン
グワイヤ4を合わせた平面積よりも大きいことが好まし
い。また、部分加硫されたシリコーンゴムフィルム7
は、型枠6の開口部分の平面積よりも小さなものを用い
ることが好ましいが、場合により、型枠6の開口部分の
平面積よりも大きなものを用いることができる。部分加
硫されたシリコーンゴムフィルム7の大きさについて一
例を挙げれば、部分加硫されたシリコーンゴムフィルム
7が正方形の場合、集積回路片3及びボンディングワイ
ヤ4を包み込むことができ、かつその状態において周縁
部が基板2に接触できるような大きさであることが必要
となる。よって、このような大きさの部分加硫されたシ
リコーンゴムフィルム7の適用を考慮して、次工程にお
いて型枠6の開口部の大きさを決定する。
すように、型枠6により、集積回路モジュール1の少な
くとも集積回路片3及びボンディングワイヤ4を包囲す
る。
及びボンディングワイヤ4を包囲したとき、型枠6と基
板2との接触面は、間隙が生じないように密着させるこ
とが好ましい。このようにして型枠6を設置することに
より、集積回路片3及びボンディングワイヤ4の封止が
円滑になされるととともに、基板2の反対面(集積回路
片3が搭載されていない面)のような封止が不要な部分
が封止されることを防止できる。又、集積回路片3を入
れる溝部分を小さな形状としたときに、型枠6により小
さな形状に合わせて封止される。
基板2との密着性を考慮すると、適度な自重のある金
属、プラスチック等からなるものが好ましいが、密着手
段として磁着や吸引等を適用する場合には、重量は特に
要求される要素ではない。このような型枠6としては、
図3、4に示すように上方から集積回路モジュール1に
被せる方式のもののほか、図5に示すように、上下で一
対の型枠6a、6bにより、集積回路モジュール1を挟
み込むような方式のものも用いることができる。このと
き、下側の型枠6aは実質的に支持体を兼ねることにも
なる。さらに、上記したような形態の長尺状集積回路モ
ジュールを用いた連続的な製造に対応させるため、連続
的に送り出すことができるような、所要大きさの穴を有
するロール巻きされた長尺シート状の型枠6を用いるこ
ともできる。
順序を逆にすることができる。即ち、第1工程におい
て、集積回路モジュール1を配置したのち、型枠6を設
置し、第2工程において、部分加硫されたシリコーンゴ
ムフィルム7を置くことができる。また、第1工程と第
2工程を一つの工程として処理することもできる。即
ち、型枠6の開口部分に、予めそれよりも大きな部分加
硫されたシリコーンゴムフィルム7を置いたものによ
り、集積回路片及びボンディングワイヤを包囲すること
ができる。
すように、部分加硫されたシリコーンゴムフィルム7を
押圧手段8により押圧して変形させたのち、型枠6を取
り除く。また、支持体5を用いた場合にはそれも取り除
く。なお、この工程において、型枠6を取り除かずに、
第4工程に移行することもできる。この場合には、型枠
6と加硫後のシリコーンフィルムとの剥離を円滑になす
ため、型枠6の内側面にフッ素樹脂層を形成するような
離型性を付与する処理をすることが好ましい。
分加硫されたシリコーンゴムフィルム7は次第に変形し
ていき、最終的に型枠6の内部形状に近似するような形
状にまで変形して、集積回路片3及びボンディングワイ
ヤ4を完全に包み込む。
るものではなく、プレス機のような機械的な手段及び人
為的な手段のいずれでもよく、このプレス機としては図
6に示すような形状のもののほか、ロール状のもの等を
用いることができる。また、この押圧処理に際して、加
硫が終了した場合における押圧手段8と加硫後のシリコ
ーンフィルムとの剥離を円滑になすため、押圧手段8と
部分加硫シリコーンゴムフィルム7との間にポリエチレ
ンテレフタレートフィルムなどの離型用フィルム9を介
在させることもできる。
してシリコーンゴムを硬化させ、少なくとも集積回路片
3及びボンディングワイヤ4を封止する。第3工程にお
いて説明したとおり、集積回路片3及びボンディングワ
イヤ4は部分加硫されたシリコーンゴムフィルム7によ
り包み込まれた状態にあり、さらに部分加硫されたシリ
コーンゴムフィルム7の周縁部が基板2と接触した状態
にある。よって、加熱して加硫することによりシリコー
ンゴムが硬化して、集積回路片3及びボンディングワイ
ヤ4は完全に外部雰囲気と遮断され、封止が完了し、集
積回路素子10(図8及び9参照)を得ることができ
る。
シリコーンゴムフィルム7の製造時における加硫条件を
考慮して決定する。例えば、既に説明したとおり、付加
型液状のシリコーンゴム(2液型)の場合、20℃では
約8時間で加硫反応が完了し、60℃では約1時間で加
硫反応が完了する。よって、例えば、20℃で約4時間
部分加硫したもの又は60℃で30分間部分加硫したも
のは、それぞれの残存時間、所定温度で保持することに
より、加硫を完了させる。もちろん、これらの場合にお
いて、前記した所定温度よりも高い温度で加熱すること
により、加硫時間を短縮することもできる。
ーンゴムを用いているので、加熱硬化時においても液状
のシリコーンゴムに比べると収縮が少ないため、集積回
路片3上の薄膜パターンを剥離させたり、ボンディング
ワイヤ4を断線させたりすることが少ない。さらに、透
明性の高いシリコーンゴムでは、前記したような剥離や
断線が発生したかどうかを容易に確認できる。
回路モジュール1における集積回路片3とボンディング
ワイヤ4が、外部雰囲気と完全に遮断されるように、即
ち、水、湿気、振動、静電気等の不適要因からの悪影響
を受けないように、透明なシリコーンゴムフィルム11
により封止され、保護されているものである。このと
き、シリコーンゴムフィルム11は、基板2の表面に密
着しており、集積回路片3及びボンディングワイヤ4と
も直接接触した状態で存在している。このような集積回
路素子10の厚み及び大きさ等は、それを組み込もうと
するICカード又はLSIカードの厚み及び大きさ等を
考慮して決定する。
法においては、個々の集積回路モジュール1ごとに上記
した各工程の処理をなすこともでき、さらに、複数の集
積回路モジュール1を長尺のシート状に一体成形したも
のを用い、連続的に上記した各工程の処理をなすように
することでもできる。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
Cモジュール1のIC片3及びボンディングワイヤ4の
上に、厚みが0.5mmの部分加硫されたシリコーンゴム
フィルム7(大きさ8.0×8.0mm;商品名SOTE
FA70)を置いた(図1及び2参照)。ICモジュー
ル1として、基板2の大きさが11.0×12.0mm
で、基板2の厚みが0.16mmで、IC片3を含めた最
大厚みが0.60mmのものを用いた。
ることにより、IC片3及びボンディングワイヤ4を包
囲した(図3乃至5参照)。
リコーンゴムフィルム7の上方から約650g/cm2 の
圧力で約10秒間押圧した(図6及び7参照)。このと
き、プレス機8とシリコーンフィルム7との間には、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム9を介在させた。
ポリエチレンテレフタレートフィルム9を取り除いたの
ち、加熱炉に入れ、約150℃で20〜30分間加硫し
て、シリコーンゴムフィルムによる封止を完了し、IC
素子を得た(図8及び9参照)。このIC素子の厚みは
約0.44mmであった。また、硬化したシリコーンフィ
ルム11のJIS Aで規定する硬度は70であった。
図10に示すようなはめ込み方式のICカード20(厚
み0.75mm)を製造した。このIC素子10は、予め
ICカード20に設けた凹部の内部形状と一致するよう
にして製造している。よって、図10からも明らかなと
おり、IC素子10は、硬化したシリコーンゴムフィル
ム11によりセンターコア21に形成された凹部内に完
全に密着した状態で、即ち、ICモジュールがシリコー
ンゴム11により保護された状態ではめ込まれている。
よって、水及び湿気が侵入することはなく、同時に外部
からの振動や静電気により、IC片が悪影響を受けるこ
ともない。なお、22はオーバーコートである。
びボンディングワイヤが、あるいはワイヤレスボンディ
ングによる集積回路片が、シリコーンゴムフィルムによ
り封止・保護されており、これにより、集積回路片等
が、水、湿気、振動、静電気等の影響を受けることがな
い。よって、この集積回路素子を組み込んだICカード
やLSIカードは所望の機能を長期間継続して発揮する
ことができるため、カードの信頼性が高められ、より広
い分野での利用ができるようになるものである。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
断面図である。
ある。
ある。
Claims (13)
- 【請求項1】 基板上に集積回路片が搭載されており、
ワイヤボンディングによる実装接続方式を採用した集積
回路モジュールが封止されてなる集積回路素子におい
て、少なくとも前記集積回路モジュールにおける集積回
路片及びボンディングワイヤがシリコーンゴムフィルム
により封止されていることを特徴とする集積回路素子。 - 【請求項2】 基板上に集積回路片が搭載されており、
ワイヤレスボンディングによる実装接続方式を採用した
集積回路モジュールが封止されてなる集積回路素子にお
いて、少なくとも前記集積回路モジュールにおける集積
回路片がシリコーンゴムフィルムにより封止されている
ことを特徴とする集積回路素子。 - 【請求項3】 シリコーンゴムフィルムが透明である請
求項1又は2記載の集積回路素子。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の集積回路素子
を内蔵することを特徴とするICカード。 - 【請求項5】 基板、集積回路片及びボンディングワイ
ヤを備えた集積回路モジュールを配置し、集積回路片及
びボンディングワイヤ上に部分加硫されたシリコーンゴ
ムフィルムを置く第1工程、型枠により、少なくとも集
積回路片及びボンディングワイヤを包囲する第2工程、
部分加硫されたシリコーンゴムフィルムを押圧し、変形
させる第3工程並びに加熱により加硫し、少なくとも集
積回路片及びボンディングワイヤを封止する第4工程を
具備することを特徴とする集積回路素子の製造方法。 - 【請求項6】 基板及び集積回路片を備え、ワイヤレス
ボンディング実装接続方式を採用した集積回路モジュー
ルを配置し、集積回路片上に部分加硫されたシリコーン
ゴムフィルムを置く第1工程、型枠により、少なくとも
集積回路片を包囲する第2工程、部分加硫されたシリコ
ーンゴムフィルムを押圧し、変形させる第3工程並びに
加熱により加硫し、少なくとも集積回路片を封止する第
4工程を具備することを特徴とする集積回路素子の製造
方法。 - 【請求項7】 集積回路モジュールが、長尺状基板上に
所要数の集積回路片を搭載した形態のものである請求項
5又は6記載の集積回路素子の製造方法。 - 【請求項8】 第1工程と第2工程の処理を逆にする請
求項5又は6記載の集積回路素子の製造方法。 - 【請求項9】 第1工程と第2工程の処理を同時にする
請求項5又は6記載の集積回路素子の製造方法。 - 【請求項10】 第3工程において型枠を取り除いて第
4工程に移行する請求項5又は6記載の集積回路素子の
製造方法。 - 【請求項11】 第3工程において型枠を取り除かずに
第4工程に移行する請求項5又は6記載の集積回路素子
の製造方法。 - 【請求項12】 第3工程において、離型用フィルムを
介在させて部分加硫されたシリコーンゴムフィルムを押
圧する請求項5又は6記載の集積回路素子の製造方法。 - 【請求項13】 第4工程において、封止後のシリコー
ンゴムが透明である請求項5又は6記載の集積回路素子
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18153897A JP3672149B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 集積回路素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18153897A JP3672149B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 集積回路素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126655A true JPH1126655A (ja) | 1999-01-29 |
JP3672149B2 JP3672149B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=16102536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18153897A Expired - Fee Related JP3672149B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 集積回路素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3672149B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7026742B2 (en) | 2002-04-01 | 2006-04-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Stator mounting for a double rotor electric motor |
JP2009060031A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Nitto Denko Corp | 光半導体装置の製造方法 |
JP2011243170A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Nippon Signal Co Ltd:The | Rfidタグ |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP18153897A patent/JP3672149B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7026742B2 (en) | 2002-04-01 | 2006-04-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Stator mounting for a double rotor electric motor |
JP2009060031A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Nitto Denko Corp | 光半導体装置の製造方法 |
JP2011243170A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Nippon Signal Co Ltd:The | Rfidタグ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3672149B2 (ja) | 2005-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU627124B2 (en) | Personal data card construction | |
JP5209602B2 (ja) | 電子カードおよび電子タグ用の電子埋込物モジュール | |
TWI488276B (zh) | 埋入式電子裝置及其之製造方法 | |
US7244967B2 (en) | Apparatus and method for attaching an integrating circuit sensor to a substrate | |
EP1866846B1 (en) | Method for manufacturing a smart card | |
KR100712588B1 (ko) | 전자 장치 및 그 제조 방법 | |
US7049166B2 (en) | Methods and apparatus for making integrated circuit package including opening exposing portion of the IC | |
US20100130288A1 (en) | Rfid-incorporated game token and manufacturing method thereof | |
ES2191690T3 (es) | Soporte de datos con circuito integrado y procedimiento para la fabricacion de un soporte de datos. | |
TW201201109A (en) | A pre-lamination core and method for making a pre-lamination core for electronic cards and tags | |
JPH1126655A (ja) | 集積回路素子、icカード及び集積回路素子の製造方 法 | |
TW201743116A (zh) | 載體釋脫技術 | |
CA2061965A1 (en) | Integrated circuit card | |
JP4152855B2 (ja) | 樹脂封止型の電子デバイスの製造方法。 | |
TWM551398U (zh) | 電子卡 | |
JP2008210344A (ja) | Icタグ及びその製造方法 | |
JP2002141444A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2001319211A (ja) | Icカードおよびその製造方法 | |
CN112135991A (zh) | 防水构件 | |
JPH0214193A (ja) | Icカードとその製造方法 | |
JPH05151424A (ja) | 集積回路トークン | |
TWI656816B (zh) | 電子卡及其製作方法 | |
JPH01145197A (ja) | 1cカードの製造方法 | |
JPH09240178A (ja) | 通信icカードの製造方法 | |
JPS58165333A (ja) | 半導体装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050414 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |