JPH11266091A - 電気機器の強制空冷装置 - Google Patents

電気機器の強制空冷装置

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JPH11266091A
JPH11266091A JP6700798A JP6700798A JPH11266091A JP H11266091 A JPH11266091 A JP H11266091A JP 6700798 A JP6700798 A JP 6700798A JP 6700798 A JP6700798 A JP 6700798A JP H11266091 A JPH11266091 A JP H11266091A
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JP
Japan
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air
cooling
heat source
air cooling
housing
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Pending
Application number
JP6700798A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Nakazawa
幸弘 中澤
Yuichi Morita
裕一 森田
Tomohiro Saitou
智寛 斉藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、発熱源を高効率で空冷す
ることができる電気機器の強制空冷装置を提供する。 【解決手段】 筐体内部に発熱源を有する電気機器の強
制空冷装置であって、発熱部品24に熱伝導結合された
空冷ダクト23と、防塵対応をしていない空気流を空冷
ダクト23に直接導入して、これを空冷する排気ファン
22を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ店等、比較
的埃が多い場所に設置され、メインテナンスが定常的に
行なわれない電気機器、例えば大出力増幅装置等の内部
に発熱源を有する電気機器の強制空冷装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】発熱源を持つ電子機器,電気機械器具等
の電気機器において、電気機器が高温にならないように
電気ファン等のファンで強制的に空気を吸気または排気
してその空気流によって発熱源を空冷するようにした装
置は多くの商品に用いられている。
【0003】以下、図面を参照しながらこれらの従来例
について説明する。
【0004】(従来例1)図4は従来の電気機器の強制
空冷装置の従来例1における構成を示す模式図であり、
発熱源となる増幅装置1を内装した電子機器等の筐体2
の背面あるいは側面に排気ファン3を設け、筐体2内の
空気を排出空気4として強制排気し、これにより筐体2
に備えられた通風孔より吸い込まれた流入空気5を排気
ファン3により強制排気するというサイクルを繰り返す
ことにより、筐体2内の発熱源周囲の空気を還流させ、
その際の気化熱により発熱源を空冷するようにしたもの
である。
【0005】(従来例2)図5は従来の電気機器の強制
空冷装置の従来例2における構成を示す模式図であり、
発熱源となる増幅装置6を内装した電子機器の筐体7の
上面あるいは底面における増幅装置6の対応位置に排気
ファン8を設け、筐体7内の空気を排出空気9として強
制排気し、これにより筐体7に備えられた通風孔より吸
い込まれる流入空気10を排気ファン8により強制排気
するというサイクルを繰り返すことにより、前例同様気
化熱により発熱源を強制空冷するようにしたものであっ
て、排気ファン8を発熱源に近いところに備えて空気を
吸気または排気できるため、前例のものより効率的に発
熱源を冷却することができる。
【0006】(従来例3)図6は従来の電気機器の強制
空冷装置の従来例3における構成を示す模式図であり、
発熱源となる増幅装置11を内装した筐体12の背面あ
るいは側面にファン13を設け、筐体12外部の空気を
吸入空気14として強制吸入し、その吸い込んだ吸入空
気14を各所に備えた孔より外部に排出するというサイ
クルを繰り返すことにより、空気の流れが筐体12内の
発熱源を通過する時にこれが空冷されるようにしたもの
である。この例は前記の従来例1の吸気排気の関係を逆
にしたもので、このようにするとファン前面あるいは後
面に防塵フィルターをつけることができるので、筐体1
2内に埃がフィルターされた空気を吸気することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では次のような問題点がある。
【0008】(従来例1)この例のように、ファンの力
で外気を排出して空気を動かすものは発熱源のみならず
冷却しなくても良いところまで空気を動かすので、排気
ファンの排気力に対して大変効率が悪く、また、無差別
に外気を吸気するために電気機器の周囲の埃が筐体内に
空気と同時に吸気され、この埃は筐体内における流体抵
抗の多い所、例えば部品の間において、空気流から落下
して堆積する。更に、このように埃が堆積している所は
流体抵抗が上昇するのでより埃が落ち易くなり、筐体内
は埃の溜まり場になってついには装置の動作にも悪影響
をもたらす。
【0009】(従来例2)排気ファンを発熱源に近いと
ころに備えて空気を吸引あるいは排気できるため、前例
のものより効率的に発熱源を冷やすことはできるが装置
の上下を塞げないので、筐体の上下に他の機器を置くこ
とができない。
【0010】(従来例3)この例のように防塵フィルタ
ーを設けたものは、使用時間が長くなると、防塵フィル
ターに埃が溜り、空気の吸気量が減り、発熱源に対する
空気の流速が弱まるので冷却効果が弱まってしまう外、
前記従来例1の場合と同様に発熱源に対しての空冷効率
が非常に悪い。
【0011】このように各従来例においてはファンで強
制的に空気を流して温度上昇を防ぐようにするのが普通
であるが、そのようにしても発熱源の温度が下がらない
場合は、放熱板の形状で空気の接触面積を増加させた
り、ファンの馬力を上げて冷却効率を向上させるような
手段が取られている。このようにすると装置は大型化し
消費電力は上昇する等、商品の価値を下げるばかりでな
く、無駄な電力を使用するので、省資源化に逆行する結
果となってしまう。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、消費電力が少なく、発熱源を高効率で空冷する
ことができる電気機器の強制空冷装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の電気機器の強制
空冷装置は、筐体内部に発熱源を有する電気機器の強制
空冷装置であって、発熱源に熱伝導結合された空冷部材
と、外気空気流を前記空冷部材に直接導入して、これを
空冷するファン装置を備えたものである。
【0014】この発明によれば、電気機器内の発熱源に
対して効率的に冷却用の空気流を流せるので消費電力が
少なく発熱源を高効率で空冷することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の電気機器の強制空冷装置の
一実施の形態における構成を示す模式図であり、図中、
20は筐体で、その周囲壁面には通気孔が設けられてい
ない構成である。21は筐体20の前面に設けられた前
面パネル、22は筐体20の背面に設けられたファン装
置となる排気ファン、23は空冷部材となる空冷ダク
ト、24はこの空冷ダクト23に取り付けられたパワー
トランジスタ,パワーLSI等、発熱源となる発熱部
品、25は電源トランス、26はこの電源トランス25
に空気流が当たるようにするための流入空気反射板であ
る。なお、排気ファン22は複数個使用しても良く、ま
た、その取付け場所も筐体20の横面,天面,前面に設
けることもある。
【0017】次に前面パネル21と空冷ダクト23の更
に具体的な構成について説明する。図2は本発明の電気
機器の強制空冷装置の一実施の形態における前面パネル
の構成を示す概略正面図及び要部断面図、図3は本発明
の電気機器の強制空冷装置の一実施の形態における空冷
ダクトの構成を示す概略断面図であり、図2(a)に示
すように、前面パネル21はその前面の一部に流入空気
孔27が設けられ、この流入空気孔27部分の断面構造
は図2(b)に示すように空気を吸入しやすくするため
に最も空気流入インピーダンスが低くなるように開孔
し、安全基準を満たすように構成されている。また、こ
こにはいかなる防塵対策もされておらず流入空気28は
矢印のように直接空冷ダクト23に導入される。空冷ダ
クト23は流入空気孔27に近接して配置され、その断
面構造はその中を通る空気との接触面積を大きくするた
めにフィンを設ける等の加工を行なっているが、2つの
例として図3(a)と図3(b)に示すような形状を挙
げておく。前者は断面櫛目状の空気通過路30を設けた
ものであり、後者は断面長方形の空気通過路31の一側
面に開口部32を設けたものである。
【0018】なお、上述のように防塵対策を施さないこ
とによって流入空気孔27より埃を吸引してしまうが、
吸引された埃は空冷ダクト23内に付着するものの空冷
ダクト23外に出た空気は埃のない空気流となり筐体2
0内に埃を拡散しないので発熱部品24に埃が付着する
ことを防止することができ、付着埃による絶縁抵抗の劣
化、埃の湿度の吸収による部品の性能劣化等を防ぐこと
ができる。
【0019】ここで、流入空気孔27に防塵対策をしな
いで空冷ダクト23内に埃を落とす前記の構成では、堆
積した埃による性能劣化が考えられるが、この点に関し
て埃の多い場所でテストした結果、商品寿命内では何ら
問題のないことが確認され、また流入空気孔27に防塵
フィルターを装置したモデルはフィルターに埃が付着し
て著しく流入空気が減少し発熱源の温度上昇が認めら
れ、商品寿命内での品質が問題になることが確認されて
いる。
【0020】以下動作について説明する。まず、電気機
器を動作状態にして排気ファン22を回転させると、筐
体20は密閉構造であるから外気空気流、すなわち外部
よりの流入空気28は、唯一の開口部である流入空気孔
27から集中的に空冷ダクト23に吸い込まれ、その中
を高速度で通過し、発熱部品24よりの熱伝導で熱せら
れている空冷ダクト23を冷却しながら熱せられた排出
空気29となって外部に排出される。電源トランス25
の発熱に関しては流入空気孔27の流入空気28の一部
を空冷ダクト23に設けた流入空気反射板26により反
射させて電源トランス25に当るたるようにして少ない
吸入で効率良く冷却するようにしている。このようにし
て発熱部品24や電源トランス25を効率良く冷却する
ことができる。
【0021】以上のように本実施の形態によれば、筐体
を密閉構造として発熱源を取り付けた空冷ダクトにのみ
空気流入を行ない易い構成とし、その流入した空気を排
気することによって、ファンのパワーによる流入空気を
すべて発熱源の冷却に向けることができるため、従来の
ファンより少ないパワーで同様の効果が得られる。な
お、筐体の周辺に通気孔を形成しないということは当然
ながら筐体周辺に通気孔を明ける作業を省略できること
からプレスを使用しなくても良く、加工時の消費電力、
無駄な加工工程を省くことができるばかりでなく、各国
の安全規格にも適合し易くなる。また、防塵フィルター
を用いないのでフィルターの目づまりによる空気の吸気
量の減少等の問題も発生せず、これによる冷却効果の低
減が起こることはない。
【0022】なお、上記の実施の形態においては、通常
の100W―400Wクラスの増幅装置に本発明を適用
した場合について説明したが、更に大きな増幅装置ある
いは小型の増幅装置またはその他発熱源を有する電子機
器、電気機械器具等にも応用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、消費電力
が少なく、発熱源を高効率で空冷することができるとい
う有利な効果が得られる。
【0024】さらに、筐体を密閉構造として発熱源を取
り付けた空冷ダクトにのみ空気流入を行ない易い構成と
し、その流入した空気を排気するようにすれば、ファン
のパワーによる流入空気をすべて発熱源の冷却に向ける
ことができるため、従来のファンより少ないパワーで同
様の効果が得られる。なお、筐体の周辺に通気孔を形成
しないということは当然ながら筐体周辺に通気孔を明け
る作業を省略できることからプレスを使用しなくても良
く、加工時の消費電力、無駄な加工工程を省くことがで
きるばかりでなく、各国の安全規格にも適合し易くな
る。また、防塵フィルターを用いないのでフィルターの
目づまりによる空気の吸気量の減少等の問題も発生せ
ず、これによる冷却効果の低減が起こることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気機器の強制空冷装置の一実施の形
態における構成を示す模式図
【図2】本発明の電気機器の強制空冷装置の一実施の形
態における前面パネルの構成を示す概略正面図及び要部
断面図
【図3】本発明の電気機器の強制空冷装置の一実施の形
態における空冷ダクトの構成を示す概略断面図
【図4】従来の電気機器の強制空冷装置の従来例1にお
ける構成を示す模式図
【図5】従来の電気機器の強制空冷装置の従来例2にお
ける構成を示す模式図
【図6】従来の電気機器の強制空冷装置の従来例3にお
ける構成を示す模式図
【符号の説明】
20 筐体 21 前面パネル 22 排気ファン 23 空冷ダクト 24 発熱部品 25 電源トランス 26 流入空気反射板 27 流入空気孔 28 流入空気 29 排出空気 30 空気通過路 31 空気通過路 32 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に発熱源を有する電気機器の強
    制空冷装置であって、発熱源に熱伝導結合された空冷部
    材と、外気空気流を前記空冷部材に直接導入して、これ
    を空冷するファン装置を備えたことを特徴とする電気機
    器の強制空冷装置。
  2. 【請求項2】 空冷部材には、これに熱伝導結合されて
    いない他の発熱源に空気流を通すための反射板を更に備
    えていることを特徴とする請求項1記載の電気機器の強
    制空冷装置。
  3. 【請求項3】 筐体内部に発熱源を有する電気機器の強
    制空冷装置であって、複数系統の発熱源にそれぞれ系統
    別に熱伝導結合された複数系統の空冷部材と、防塵対応
    をしていない空気流を前記複数系統の空冷部材に直接導
    入して、これを空冷する1系統のファン装置を備えたこ
    とを特徴とする電気機器の強制空冷装置。
JP6700798A 1998-03-17 1998-03-17 電気機器の強制空冷装置 Pending JPH11266091A (ja)

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JP6700798A JPH11266091A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 電気機器の強制空冷装置

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JP (1) JPH11266091A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012005951A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Amano Corp 集塵装置
CN108684192A (zh) * 2018-06-01 2018-10-19 潍坊学院 一种电厂电力供电线路控制设备用散热柜

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JP2012005951A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Amano Corp 集塵装置
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