JPH11265878A - 残留ガス分析により終点検出を提供する方法及び装置 - Google Patents

残留ガス分析により終点検出を提供する方法及び装置

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JPH11265878A
JPH11265878A JP11013094A JP1309499A JPH11265878A JP H11265878 A JPH11265878 A JP H11265878A JP 11013094 A JP11013094 A JP 11013094A JP 1309499 A JP1309499 A JP 1309499A JP H11265878 A JPH11265878 A JP H11265878A
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ジョン・エム・ベーカー
Douglas Clark Harry
ハリー・ダグラス・クラーク
A Cobb Michael
マイケル・エイ・コブ
Dominica Dimilia Doreen
ドリーン・ドミニカ・ディミリア
Young Hoon Lee
ヤング・フーン・リー
Leland Rees Mark
マーク・リーランド・リース
Marion Sikorski Edmund
エドモンド・マリオン・シコルスキ
Zhang In
イン・ザング
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過剰エッチングを回避するために、エッチン
グ・プロセスが終了されるべきポイントを正確に決定す
る、終点検出のための方法及び装置を提供することであ
る。 【解決手段】 残留ガス分析により、処理チャンバ内の
ガス(例えばエッチング種、エッチャント、添加ガスな
ど)を分析することにより、モニタされるプロセスが完
了するポイントを決定する。残留ガス分析は更に、処理
プロファイルのパラメータまたは期待される種の欠如に
もとづき、チャンバ内に存在することが予想されない質
量種の検出により、エラー検出にも有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体プロセスに関
して、特に多層半導体構造内に微細なフィーチャを画定
するときのエッチング・プロセスの終点検出に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体プロセスでは、フィーチャを多層
構造内にエッチングすることにより、高精度なフィーチ
ャが画定されなければならない。特に、露出されるべき
下側の材料まで過剰にエッチングすること無しに、多層
構造内の隣接する材料層の接合部において、エッチング
・プロセスを停止する能力がきわめて重要である。エッ
チング・プロセス(例えばプラズマ・プロセスなど)の
時間を調節することが明白な解決策であるが、温度や気
圧などのエッチング・プロセス変数または材料の特性の
僅かな変化が、エッチングが進行するスピードに根本的
に影響し得る。
【0003】過剰エッチングに対する1つの解決策は、
多層構造内にエッチング停止層を提供することである。
エッチング停止層は、先行する層をエッチングする同一
のプロセスにより容易にエッチングされない材料から成
る。しかしながら、電界効果トランジスタを用いるCM
OS技術及び他の技術では、構造の最も厳密な層は、導
電ゲート層を下側の導電基板から分離するゲート酸化物
である。この層はスピード性能を直接決定し、エッチン
グ・プロセスに対するその選択性に関する問題点を排除
するように最適化されなければならない。層の厚さは技
術世代の進化と共に薄くなり、2nmの厚さに近づきつ
つあり、ゲート材料が除去されるポイントを越えてエッ
チングするための公差がほとんど残されていない。厳密
度の点で劣る他の構造では、追加のエッチング停止層ま
たはより厚い下層を追加することが可能である。しかし
ながら、これは素子性能に悪影響を及ぼす潜在性の他
に、プロセスの複雑度及びコストを増す欠点がある。
【0004】多層構造のエッチング・プロセスを停止さ
せるポイントを決定する好適なアプローチは、光学発光
分光法(OES)により、界面に関連付けられるプラズ
マ化学の変化をモニタすることである。別のアプローチ
は、光干渉法によりエッチングされる層の消滅を検出す
ることである。両方の技術からの信号が、プロセスが終
了されるべきポイントを決定するために使用される。し
かしながら、層の厚さの低減が新たな技術により要求さ
れるにつれ、前述のいずれのアプローチも過剰エッチン
グの問題を完全に取り除くには厳密性に欠ける。
【0005】正確に構造をエッチングする要求に加え、
半導体メーカにとって益々重要となりつつある要求は、
生産性の向上である。生産性に対する阻害要因は、処理
チャンバの調節及び適合化に関する時間である。チャン
バ洗浄ステップ及び調節ステップの終点を最適化する方
法を提供することが望ましい。
【0006】生産性の別の阻害要因は、前のステップで
不正に処理されたウエハによる1つ以上のチャンバの汚
染であり、これは追加の費用、並びに追加のツール洗浄
のために失われるツール時間を招く。ツールへの影響を
最小化するように、プロセスが終了されるように、こう
したウエハを検出する方法を提供することが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、過剰エッチングを回避するために、エッチング・プ
ロセスが終了されるべきポイントを正確に決定する、終
点検出のための方法及び装置を提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、追加の材料または構
造の処理の必要性を排除する終点検出のための方法及び
装置を提供することである。
【0009】更に本発明の別の目的は、特定のフェーズ
のプロセスが継続または終了されるべき時期を正確に決
定する、プロセス・モニタリング方法及びシステムを提
供することである。
【0010】更に本発明の別の目的は、チャンバ洗浄及
び調節のために、終点検出を最適化する方法を提供する
ことである。
【0011】更に本発明の別の目的は、プロセスが開始
される以前に、処理チャンバ内の潜在的な汚染ウエハの
存在を検出するために使用され得る技術を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの及び他
の目的が、残留ガス分析を用いて、処理チャンバ内のガ
ス(例えばエッチング種、エッチャント、添加ガスな
ど)を分析することにより、モニタされるプロセスが完
了するポイントを決定することにより実現される。残留
ガス分析は更に、処理プロファイルのパラメータまたは
期待される種の欠如にもとづき、チャンバ内に存在する
ことが予想されない質量種の検出によりエラー検出にも
有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の残留ガス分析装置(RG
A)終点システムが図1に示される。RGAプロセス・
モニタリング・システムは、質量分析計11、真空バル
ブV1、V2、V3それぞれ2、3、4、リアル・タイム
校正用の独立型ガス・ユニット5、制御バルブV4
6、及びRGA制御ユニット7を含む。RGA制御ユニ
ット7は、少なくとも1つの制御プロセッサと、高速デ
ータ獲得、データ分析コマンド及びプロセス制御コマン
ドの生成のための関連ソフトウェアとを含む。RGA装
置は処理チャンバ8または排気口10に装着される。幾
分非現実的ではあるが、RGAのイオン化装置(図示せ
ず)をチャンバ自身内に設けることも可能である。図示
のように、チャンバ上のRGA装着ポートは、ウエハ・
チャック及び排気口の近くに位置するように選択され、
その構成は検出感度を向上させる。実際には、潜在的な
装置故障のための冗長性の提供、並びに定義された質量
範囲に渡る非常に多くの異なるガスのモニタリングのた
めに、1チャンバ当たり2つ以上のRGAを使用するこ
とが望ましい。
【0014】図示のシステム内の全てのバルブは、シス
テムの制御ユニット7により自動的に制御され、制御ユ
ニット7はRGAフィラメントを保護するために、RG
A内の総残留ガス圧を動的に制御し、圧力測定範囲を増
加し、システムのサービス性を容易にする。装置は10
-7トル乃至1トルの広い範囲の圧力の下で動作可能であ
り、また装置の圧力範囲が毛管式ステージャまたは差動
ポンプ式ステージャを用いて、より高い圧力に拡張され
得る。装置は、フッ素、塩素及び臭素を含むハロゲン・
ガス・プラズマなどの、非腐食性または腐食性のガスと
共に使用され得る。本発明は特に、CMOSプロセスの
ためのポリシリコン・ゲート・スタックのプラズマ処理
に関連して述べられるが、当業者であれば、関連材料、
プロセス及び構造への本発明の拡張性が容易に理解でき
よう。
【0015】電気加熱ブランケットまたはラップなどの
加熱装置(図示せず)が、最初に質量分析計システム
を、例えば100℃乃至300℃の高温にベーキングす
るために使用され、それによりバックグラウンド残留ガ
ス圧を低減し、また質量分析計の内壁表面に吸収される
種及び関連成分を最小化する。加熱装置は更に、質量分
析計の動作中、温度を例えば80℃乃至85℃に維持す
るために使用され、それにより質量分析計の内壁表面に
おけるガス種の吸収を阻止または低減し、結果的に検出
分解能及び感度を向上させる。
【0016】制御ユニットに関連付けられる、または組
み込まれる独立のプログラマブル制御装置(PLC)
(図示せず)が、処理チャンバとRGA間の全体操作に
関する柔軟な制御を提供する。特に、処置チャンバ内で
RGAを極度な圧力から保護するように(例えばバルブ
の作動により圧力が上昇するとき、RGAをチャンバか
ら分離する)、及びRGA上でプロセス・ツールを真空
故障から保護するように、更にモニタされるツールのス
テータス行が状態を変えるとき、プロセス・ステージに
関するメッセージをRGAに中継するように、PLCを
プログラムすることが最適である。プログラマブル制御
装置を提供することにより、ユニットが様々なツール及
び様々なプロセスの特質に個別に適合化され、製造環境
において必要な信頼性レベルを達成することができる。
【0017】PLCはRGA制御プログラムからコマン
ドを受信し、バルブ調整及びツール操作の異なる状態に
関連付けられる定義された状態間を遷移するようにプロ
グラムされる。この能力により、適切な保護レベルを維
持しながら、異なるサンプリング条件を実現することが
可能である。こうした情報が、RS232接続などの好
適な通信路を介して伝達される。
【0018】更に、PLCは自身が制御するバルブ調整
の状態、またはツールから受信されるステータス入力の
状態を中継し、それらを好適な通信路を介して、RGA
制御装置に状況パケットとして提供する。ツール・ステ
ータスは多くの理由から、プロセス・モニタリングにと
って極めて重要である。終点検出のためにRGA信号を
解釈するアルゴリズムを開発及び呼び出すとき、アルゴ
リズムを特定のプロセス・ステップと厳密に同調させる
ことが重要である。多重ステップ・プロセスでは、アル
ゴリズムを呼び出す時期を決定することが、しばしば困
難または不可能である。なぜなら、プロセスにおいて不
適切な時期に呼び出すと、誤った結果を提供することに
なるからである。例えば、ポリシリコン・エッチング終
点アプリケーションでは、豊富なSiBrが存在する、
初期のエッチング・ステップの間に終点アルゴリズムが
呼び出されると、システムはSiBrレベルまたはSi
Br信号の時間プロファイルのフィーチャを、下側の酸
化物層の割れ目を示すものと誤って解釈する。従って、
チャンバ内のプロセス・ステップをRGA分析と同調さ
せることにより、信号データの誤った解釈が回避され
る。
【0019】RGA制御ソフトウェアが、続くプロセス
・フローのステージだけでなく、チャンバ内でのプロセ
スの間に使用または生成される材料及び環境を知らさせ
るように保証することが必要である。必要な質量種がモ
ニタされ、適切なアルゴリズムが使用されることを保証
するために、ツールにおいて実施されるプロセスの"レ
シピ(recipe)"が、好適にはRGA制御ユニットに中
継される。このようにRGAは、プロセスの間にチャン
バ内に存在すべきでない材料や、例えばウエハ上の残留
フォトレジストの存在などの、エラー状況を示す材料の
存在、及び不要な周囲ガスの存在などを検出するように
装備される。
【0020】プロセスからのガス種をモニタするとき、
または気体不純物をモニタするときの別のエラー要因
は、ツールの正規の操作がしばしば、短い期間、干渉信
号を生じることである。干渉信号は、信号データの誤っ
た解釈や、モニタリング・アルゴリズムを妨害する人為
結果を生じ得る。ツールから得られる信号は、無関係な
信号を除去し、所望の情報を含むフィルタリングされた
信号を生成するために、RGAモニタリング・プログラ
ムにより使用され得る。
【0021】PLCは独立の制御装置であるので、サン
プリング・バルブの状態を変化させるなど、しばしば保
護動作を実行する。RGAモニタリング・プログラム
は、RGAツーリングと一緒に、或いは(図示のよう
に)制御ユニット内に配置されて、変化を認識し、適切
なルーチンを呼び出すことにより、正規の操作を再度確
立したり、プロセス・ツールにそれがもはやRGAの制
御下にないことを知らせなければならない。同様に、R
GAプログラムは、終点条件または無制御状況を検出す
るとき、コマンドをPLCに送信し、電気的手段または
他の手段により、PLCにツール操作を禁止させ得る。
最後に、PLCは制御プログラムからの信号またはメッ
セージをモニタし、それが作動状態か否かを判断でき
る。作動状態でない場合、PLCはプロセスがRGAに
よりモニタされていないことを示す警報を伝える。
【0022】RGA信号は、モニタされるガスの濃度を
反映するトレースまたは曲線を提供する。RGA信号を
受信し、信号を解釈するためのアルゴリズムを呼び出
し、モニタされるプロセス条件の変化を示す信号の変化
に反応することが、個別化すなわちカスタマイズ化され
たRGA制御ソフトウェアの役割である。例えばこうし
た信号は、ポリシリコン・エッチングが完了し、酸化物
エッチングがまだ開始していないポイントを示す。この
時、制御ユニットが、プロセスの停止につながるステッ
プを実行することにより応答する。
【0023】RGA装置または制御ユニットは、更にR
GAスペクトル・トレースまたはスペクトル情報を有す
るPLCステータス・ストリングを記憶する記憶手段を
提供され得る。こうした情報は、プロセスまたはツーリ
ングの状況の評価以外に、モニタリング・プロセスを微
調整するために有用である。当業者には明らかなよう
に、更に記憶能力を最大化するために、信号情報を圧縮
する手段を提供することが望ましい。
【0024】図2は、本発明に従う代表的なプロセス・
フローを示す。当業者であれば、本プロセスを表す基本
機能から逸脱することなく、多くのプロセス・フロー・
ステップが増補され、結合され、或いは変更され得るこ
とが理解できよう。RGA制御プログラムは一般に、遊
休状態において、プロセスが開始したことの指示を待機
する。こうした指示は、例えばキー押下などの手動操作
に基づいて、または"プロセス・ガス・バルブのオープ
ン"などのツール上の構成要素によって発生される信号
に基づいて、あるいはLANまたは他の通信形態を介し
て工場制御システムから受信されるメッセージに基づい
て、得られる。一旦予備ステップとして開始されると、
RGAプログラムがPLCに、校正用ガスの容器に通じ
るバルブを開き、ガスのスペクトルを獲得するように指
令する。ガスの分析は、RGAの適切な操作を保証し、
その感度を校正する役割をする。RGAソフトウェアが
問題を検出すると、それは矯正操作を試みる。矯正操作
が可能でない場合、RGAソフトウェアは自身が機能不
能であることを知らせ、遊休状態に戻る。RGA機能が
プロセスにとって極めて重要な場合、ツールはプロセス
の開始を阻止される。
【0025】RGAシステムが良好に機能している場
合、RGAはPLCに、ツールに通じるバルブの1つを
開き、プロセス・ガスをサンプリングするように指令す
る(ステップ201)。ステップ202で、PLCがバ
ルブのオープンを許可しない場合(例えば、圧力がRG
Aが安全にサンプリングできるレベルを越える場合な
ど)、RGAプログラムはPLCがバルブのオープンを
許可するまで待機する。正規の操作ではバルブが開か
れ、RGAがガスのスペクトルを測定する(ステップ2
03)。図示の代表的なプロセス・フローでは、次にス
テップ204で、モニタされたスペクトルが、当業者に
は周知の信号処理アルゴリズムを用いて分析され(例え
ば、エッチング生成物のイオン化部分の信号を調査し、
それが最小値に達したか否かを確認することによる)、
プロセスの特定のステージを示すチャンバ内の条件を検
出する。検出条件が存在する場合(例えば信号が最小値
に達した場合)、それがステップ205で判断され、情
報がPLCまたは通信ポートを介してツールに中継され
る(ステップ206)。その情報の受信に応答して、ツ
ールはステップ207で応答ルーチンに入る(例えば、
終点が示された場合、プロセスを終了する)。RGAは
モニタされるプロセスが完了するまで、走査情報の収集
を継続する。
【0026】適切な待機期間の後、もはやプロセスが指
示されないか、ツールがプロセスの完了を示すメッセー
ジを伝える場合、RGAプログラムは最終フェーズ(図
示せず)に入り、RGAシステムの適切な性能を保証す
るための追加のRGA特有の診断情報を収集する。RG
Aプログラムは次に、ツール及び丁度完了したプロセス
の総合性能を決定するために獲得されたデータの事後分
析を実行し、理想的には事後分析または問題解決のため
に、この情報をプロセス・データの概要または全データ
・セットと一緒に、データベースまたは統計的プロセス
制御システムに送信し、これらがデータ貯蔵部に記憶さ
れる。
【0027】図3は、塩素及び臭素ベースのプラズマを
用いて、5nmの酸化物を有するポリシリコン全面付着
ウエハをエッチングする間に、選択的にモニタリングさ
れた幾つかの質量種のサンプル・トレースを示す。図示
のように、RGAはプラズマ内の様々な質量種の濃度を
検出及びモニタすることができる。それらには例えば、
Cl(例えば12で示される70AMU(AMUは原子
質量単位を表す))などの供給ガスまたは供給ガスによ
り運搬されるエッチャントのクラッキング(分解)パタ
ーンの追跡や、例えばシリコンのエッチングの間に生成
されるSiCl(例えば13で示される63AMU)ま
たはSiBr(例えば14で示される107AMU)な
どの、エッチングの間に生成されるエッチング種の検出
や、SiOまたはCO2(例えば15で示される44A
MU)の検出や、または壁衝突反応から生成される種
(例えばHCl(図示せず))などの、エッチングのた
めに使用される反応性プラズマからの副産物の検出が含
まれる。
【0028】光学的終点検出に勝るRGAの重要な利点
の1つは、終点検出のためにモニタされるガスの特定の
質量数を識別する上で、曖昧性がめったにないことであ
る。図3に示されるトレースからわかるように、RGA
終点はエッチングの間に何が起こっているかに関する正
確な情報を含む。終点アプリケーションでは、エッチン
グ生成物またはエッチャントの種の選択を、当初は質量
スペクトル内で非常に低いバックグラウンドを有し、エ
ッチングが発生するとき、ピーク強度において大きな増
加(理想的には少なくとも2桁乃至3桁の大きさ)を示
すように最適に選択する。
【0029】エッチャント種の変化の分析もエッチング
の終点の検出に役立つが、エッチング生成物種がモニタ
リングのための好適な選択であることが判明した。例え
ば、臭素ベースのプラズマ内でのポリシリコンのエッチ
ングの間、SiBrエッチング生成物に相当する質量数
107AMUが、当初は10-12A程度の非常に低いバ
ックグラウンドを有するが、Siエッチングの間に10
-8Aのレベルのピーク強度の大きな増加を示し、Siエ
ッチングが停止するや否や、図3の14で示されるよう
に、急速に初期のバックグラウンド・レベルに戻る。R
GAはSiBr強度の1%の変化を容易に検出でき、こ
れはSiエッチングの状況を直接反映する。SiClは
13で示されるように、塩素ベースのプラズマ内で類似
に振る舞う。エッチャント、添加ガス、及びマスクや下
側にある材料のエッチング生成物(例えばSiO、44
AMU)などの他の種は、遥かに小さな強度の変化を示
した。SiOの検出のためのRGA分析は、エッチング
生成物種RGAほど終点検出のために有効ではないが、
それでもこうした分析は終点検出を可能にする結果を生
成し得る。このアプローチは、強度が通常非常に低い質
量において、分子断片(フラグメント)を生じる材料を
下層が含む場合(例えば下層TiNにおいて86AMU
のTiF2+)、特に好適である。
【0030】モニタされる特定の同位体または分子断
片、及びエッチング・プロセスの間のその振舞いによ
り、モニタリングの間に干渉が生じ得る。従って、異な
る同位体または分子断片が直ちにモニタされ、干渉にも
とづく誤った検出を回避したり、信号対雑音比を向上さ
せることができる。操作に際して、RGA終点システム
による正確で高速の高感度の終点検出は、高速RGA測
定と共に、モニタされる種の注意深い選択を要求する。
RGA測定応答時間は、エッチング条件に応じて変化す
る。例えば、厚い下側の酸化物層を有するポリシリコン
全面付着ウエハの、臭素ベースのプラズマ内でのエッチ
ングの間のRGA信号の時間応答が図4に示される。図
4のフロー・オフ応答曲線16は、RFパワーが遮断さ
れ、供給ガスHBr用のバルブが閉じられたときの時間
応答を示す。モニタされるエッチング生成物SiBr
は、3秒以内に10-12Aの初期レベルまで減少する。
RFパワーだけがオフで、HBrが一定圧力で流れてい
る時には、図4のフロー・オン応答曲線17で示される
ように、SiBrが前の場合とほぼ同じ速度で減少す
る。従って、RGA応答時間は約2秒乃至3秒と予測さ
れる。しかしながら、Siエッチングが継続し、SiO
2内まで過剰エッチングするようになると、SiBrは
曲線18(「SiO2までエッチング」と示されてい
る)で示されるように、3秒以下のRGA時定数よりも
ゆっくりと減少する(RGA信号が約20秒で1桁減少
する)。SiBrの低下速度は、ウエハに渡るSiエッ
チング速度の均一性に直接相関付けられる。すなわち、
エッチングの均一性が厳格であるほど、SiBr濃度の
減少は鋭くなる。SiBrはSiエッチングだけからで
はなくSiO2のエッチングからも生成されるが、それ
らのエッチング速度の既知の差を考慮すると前者の成分
が支配的である。従って、前述の実験条件を前提にする
と、SiBrの量または濃度はSiエッチングの直接測
定となる。
【0031】図5は、臭素ベースのプラズマを用いるゆ
っくりしたエッチング・ステップから得られた、SiB
r(19で示される107AMU)のRGA終点トレー
スを示す。直接比較として、2つのOES終点トレース
がウエハ上の異なるポイントから同時に得られ、OES
はゆっくりしたプラズマ・エッチングの間に、482n
m波長(もっぱら20及び21で示されるCO発光)を
モニタした。エッチングされたサンプルは、2.5nm
の厚さのゲート酸化物上の200nmの厚さのポリシリ
コンであった。図5の検査から理解されるように、2.
5nmの酸化物により、光干渉のフリンジ(明暗の縞模
様)がかろうじて検出可能であった。OES終点は、薄
いゲート酸化物がHBrプラズマにより侵されていたと
き、恐らくCO発光の増加を検出したと思われる。しか
しながら、OES終点検出情報は極めてあいまいで、定
性的であり、酸化物のエッチングが開始したときの明白
な指示を提供しない。他方、RGAトレースは明白な時
間情報を提供する。エッチングがSi/酸化物界面に近
づくと、ポイントAとポイントBの間のSiBr強度の
初期の低下が、酸化物からのポリシリコンの除去を反映
し、これがポイントBで完了する。ポイントBとポイン
トCの間のSiBrの上昇は、ゲート酸化物の突破及び
下側のSiのエッチングを示し、ゲート酸化物がポイン
トCまでに完全に失われる。従って理想的には、ゲート
酸化物を保護するために、エッチングはRGAトレース
19の最小レベルのポイントBで停止しなければならな
い。OESトレースは、A'及びA''においてゲート酸
化物の突破の開始を曖昧に示すだけで、酸化物の突破が
完了した時期の明確な指示を提供しない。
【0032】図5のRGAトレース19の時間勾配は、
ウエハに渡るエッチング速度の均一性により決定され
る。従って、ポイントAとBの間の勾配は、ポリシリコ
ンのエッチングの均一性を示し、ポイントBとCの間の
勾配は、ゲート酸化物のエッチングの均一性を反映す
る。集積回路のサイズが減少し(すなわちより小さな垂
直寸法及び水平寸法)、同時に要求回路密度が増加する
につれ(すなわち高密度なトポグラフィ)、2つの材料
の界面におけるエッチング速度及びエッチング均一性が
極めて重要な値となり、単にバルク材料の振舞いから推
測され得ない。例えば、RGA終点技術により検出され
るゲート酸化物の初期の速いエッチング(すなわち、ポ
リシリコンとゲート酸化物の界面における、最初の1n
m乃至1.5nmのゲート酸化物の速い除去速度)は、
界面における酸化物上のポリシリコンの選択性が、同一
の2つのバルク材料をエッチングする選択性よりも約5
倍低いことを示す。エッチング均一性は、RGA終点技
術によりリアル・タイムにモニタできる、すなわち、ゲ
ート酸化物の突破以前に、全てのポリシリコンが除去さ
れるほどエッチング均一性が十分に良好であるか否かを
示すリアル・タイム標識として、RGAトレースのポイ
ントAからポイントBへの低下の勾配及び値をモニタす
ることができる。RGAトレースは更に、例えば下側に
ある材料がピンホールを有するか否か、或いは完全に除
去されたか否かなど、ポリシリコン・ゲート・スタック
構造の完全性を評価するリアル・タイム方法を提供す
る。更に、ツールの状態が複数のサンプル/ウエハ間の
勾配の変化から検出され、勾配の変化がツールの老朽化
または不整合を示し得る。
【0033】図6は、ゲート酸化物が僅かに2nmの厚
さで、ゲート長が100nm以下の場合の、CMOS素
子の製造ランの間に獲得されたRGA及びOESの両方
の終点トレースを示す。ポリシリコン・エッチング・プ
ロセスは、図6に示されるように、SiBr22の初期
の立ち下がりAを生じるHBr/Cl2/O2による主エ
ッチング・ステップ(MAIN)と、SiBrの立ち上
がり部分Bおよび低下部分Cを与えるHBr/O2によ
るゆっくりしたエッチング・ステップ(SLOW)とを
含む。エッチングは、SiBrが最小点Dを通過した
後、上昇し始めたとき停止された。走査電子顕微鏡(S
EM)検査は、全てのポリシリコンが除去され、酸化物
の突破が観察されなかったことを示した。別のラン(図
示せず)では、SiBrの最小点の後、過剰エッチング
が故意に15秒間実施された。SiBrが15秒の間
に、4分の1の回復から4分の4(すなわち完全な)回
復に達した。続くSEM検査は、Siエッチング速度が
より速いウエハのエッジ付近の薄いゲート酸化物の突破
を示した。比較のために、2つの異なるスポットから獲
得された2つのOES信号23及び24がモニタされ、
それらが図6に示される。OESトレースは、薄いゲー
ト酸化物が侵された時期の明白な指示を提供しない。
【0034】要するに、RGAをCMOS形成(但しこ
れに限られるわけでない)に好適な終点検出手段として
使用可能な、データ取得ソフトウェアを有するRGA装
置が開発された訳である。RGA終点は、100nm以
下のゲート長を有する実際のCMOS素子により立証さ
れたように、CMOS素子の超薄型ゲート酸化物を保護
する方法を提供する。この終点検出技術は、使用可能な
最小のリソグラフィック・フィーチャ(例えば50nm
以下のゲート長)、及びCMOS技術の今日の限界にお
けるゲート酸化物の厚さにも拡張可能であることが示さ
れた。本方法は更に、エッチング・チャンバの洗浄をモ
ニタするためにも使用可能で、それによりチャンバの摩
耗及び破損を救い、ガスのコストを節約し、不要な発光
を低減することができる。RGA装置及び方法の別の潜
在的なアプリケーションは、例えば残留フォトレジスト
を有するウエハなど、不注意にチャンバ内に挿入された
汚染されたウエハを検出することである。被覆されたウ
エハに対して処理が開始されると、フォトレジストの分
解から生じる異物が、ツール及び続いて処理されるウエ
ハの完全性に悪影響を及ぼす。更に、処理の不正なステ
ージにおけるエッチング・チャンバ内へのガスの導入
や、不正なガスの不注意な導入などの、他のツーリング
・エラーがRGA装置により検出され、災害を回避する
ための情報が中継され得る。
【0035】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0036】(1)関連チャンバ内のプロセスをモニタ
するプロセス・モニタリング装置であって、前記チャン
バ内の少なくとも1つのガスのレベルをモニタし、該レ
ベルに応答する信号を生成する残留ガス分析装置手段
と、前記信号を受信し、該信号にもとづき前記チャンバ
内の状態を判断する制御手段とを含む、装置。 (2)前記残留ガス分析装置が少なくとも1つの質量分
析計と、該質量分析計の出力を解釈する手段とを含む、
前記(1)記載の装置。 (3)前記残留ガス分析装置が、前記チャンバと前記残
留ガス分析装置間のガス・フローを制御する複数のバル
ブを含む、前記(1)記載の装置。 (4)前記制御手段が前記複数のバルブにおけるガス・
フローを制御する手段を含む、前記(3)記載の装置。 (5)前記残留ガス分析装置が、前記複数のバルブの少
なくとも1つにおけるガス・フローを制御する手段を含
む、前記(3)記載の装置。 (6)関連エッチング・チャンバ内のエッチング・プロ
セスをモニタする終点検出装置であって、前記チャンバ
内の少なくとも1つのガスのレベルをモニタし、該レベ
ルに応答する信号を生成する残留ガス分析装置手段と、
前記信号を受信し、該信号にもとづき前記エッチング・
プロセスを終了する制御手段とを含む、装置。 (7)前記残留ガス分析装置が少なくとも1つの質量分
析計と、該質量分析計の出力を解釈する手段とを含む、
前記(6)記載の装置。 (8)前記残留ガス分析装置が、前記信号を生成する少
なくとも1つの質量分析計を含み、前記制御手段が、前
記質量分析計信号を分析するソフトウェアを含む、前記
(6)記載の装置。 (9)前記エッチング・チャンバと前記残留ガス分析装
置間のガス・フローを制御する複数のバルブを含む、前
記(6)記載の装置。 (10)前記制御手段が前記複数のバルブにおけるガス
・フローを制御する手段を含む、前記(9)記載の装
置。 (11)前記残留ガス分析装置が、前記複数のバルブの
少なくとも1つにおけるガス・フローを制御する手段を
含む、前記(9)記載の装置。 (12)処理チャンバ内の状態をモニタする方法であっ
て、前記チャンバ内の少なくとも1つのガスを分析する
ステップと、前記分析されたガスを表す信号を生成する
ステップと、前記信号にもとづき、前記チャンバ内の状
態を判断するステップとを含む、方法。(13)前記分
析するステップがエッチング・プロセスの間に実行され
る、前記(12)記載の方法。(14)前記分析するス
テップがチャンバ洗浄の間に実行される、前記(12)
記載の方法。 (15)前記少なくとも1つのガスを分析するステップ
が、前記チャンバ内の残留ガス分析を実行するステップ
を含む、前記(12)記載の方法。 (16)エッチング均一性の測定として、前記信号の時
間勾配を分析するステップを含む、前記(13)記載の
方法。 (17)エッチング・チャンバ内でエッチング・プロセ
スによりエッチングされる材料の除去を検出する方法で
あって、前記エッチング・チャンバ内の少なくとも1つ
のガスを分析するステップと、前記分析されたガスを表
す信号を生成するステップと、前記信号にもとづき、前
記エッチング・プロセスを終了するステップとを含む、
方法。 (18)前記少なくとも1つのガスを分析するステップ
が、前記エッチング・チャンバ内の残留ガス分析を実行
するステップを含む、前記(17)記載の方法。 (19)前記分析するステップが、前記エッチング・プ
ロセスのための少なくとも1つのエッチャントの残留ガ
ス分析を含む、前記(18)記載の方法。 (20)前記分析するステップが、前記エッチング・プ
ロセスにより生成される少なくとも1つのエッチング種
の残留ガス分析を含む、前記(18)記載の方法。 (21)前記分析するステップが、前記エッチング・プ
ロセスからの少なくとも1つのエッチング副産物の残留
ガス分析を含む、前記(18)記載の方法。 (22)エッチングされる前記材料の下側にある材料を
含み、前記分析するステップが、前記下側にある材料の
残留ガス分析を含む、前記(18)記載の方法。 (23)エッチング均一性の測定として、前記信号の時
間勾配を分析するステップを含む、前記(18)記載の
方法。 (24)前記終了するステップが、前記信号の少なくと
も1変化を検出し、前記変化の検出にもとづき、前記エ
ッチング・プロセスを終了するステップを含む、前記
(18)記載の方法。 (25)エッチング・チャンバ内でエッチング・プロセ
スに晒されるポリシリコン・ゲート構造の完全性を検出
する方法であって、前記エッチング・チャンバ内の少な
くとも1つのガスを分析するステップと、前記分析され
たガスを表す信号を生成するステップと、前記信号にも
とづき、前記エッチング・プロセスの進行を判断するス
テップと、前記エッチング・プロセスの進行を前記構造
の完全性に相関付けるステップとを含む、方法。 (26)前記少なくとも1つのガスを分析するステップ
が、前記エッチング・チャンバ内の残留ガス分析を実行
するステップを含む、前記(25)記載の方法。 (27)前記分析するステップが、前記エッチング・プ
ロセスのための少なくとも1つのエッチャントの残留ガ
ス分析を含む、前記(26)記載の方法。 (28)前記分析するステップが、前記エッチング・プ
ロセスにより生成される少なくとも1つのエッチング種
の残留ガス分析を含む、前記(26)記載の方法。 (29)前記分析するステップが、前記エッチング・プ
ロセスからの少なくとも1つのエッチング副産物の残留
ガス分析を含む、前記(26)記載の方法。 (30)エッチングされる前記材料の下側にある材料を
含み、前記分析するステップが、前記下側にある材料の
残留ガス分析を含む、前記(26)記載の方法。 (31)前記終了するステップが、前記信号の少なくと
も1変化を検出し、前記変化の検出にもとづき、前記エ
ッチング・プロセスを終了するステップを含む、前記
(26)記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの概略図である。
【図2】本発明に従う代表的なプロセス・フローを示す
図である。
【図3】様々なエッチング生成物、エッチャント及び材
料のモニタリングからのRGA信号のプロットである。
【図4】様々なプロセス条件の下でのSiエッチングの
モニタリングから生じるRGA信号の比較を示す図であ
る。
【図5】1エッチング・サイクルの間に獲得されるRG
A信号とOES信号との比較を示す図である。
【図6】2.2nmのゲート酸化物を有するパターニン
グされたSiウエハのエッチングの間の、RGA信号及
びOES信号の比較トレースを示す図である。
【符号の説明】
2、3、4、6 バルブ 16 フロー・オフ 17 フロー・オン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハリー・ダグラス・クラーク アメリカ合衆国12589、ニューヨーク州ウ ォールキル、ロッサ・ロード 19 (72)発明者 マイケル・エイ・コブ アメリカ合衆国、ニューヨーク州クロトン −オン−ハドソン、モーニングサイド・ド ライブ 97 (72)発明者 ドリーン・ドミニカ・ディミリア アメリカ合衆国10570、ニューヨーク州プ レザントビル、グレート・オーク・レーン 69 (72)発明者 ヤング・フーン・リー アメリカ合衆国10589、ニューヨーク州ソ マーズ、パルマ・ロード 3 (72)発明者 マーク・リーランド・リース アメリカ合衆国05478、バーモント州セン ト・アルバンズ、メドーブルック・レーン 14 (72)発明者 エドモンド・マリオン・シコルスキ アメリカ合衆国10921、ニューヨーク州フ ロリダ、モリス・ドライブ 6 (72)発明者 イン・ザング アメリカ合衆国10598、ニューヨーク州ヨ ークタウン・ハイツ、ロダー・ロード 180

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関連チャンバ内のプロセスをモニタするプ
    ロセス・モニタリング装置であって、 前記チャンバ内の少なくとも1つのガスのレベルをモニ
    タし、該レベルに応答する信号を生成する残留ガス分析
    装置手段と、 前記信号を受信し、該信号にもとづき前記チャンバ内の
    状態を判断する制御手段とを含む、装置。
  2. 【請求項2】前記残留ガス分析装置が少なくとも1つの
    質量分析計と、該質量分析計の出力を解釈する手段とを
    含む、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記残留ガス分析装置が、前記チャンバと
    前記残留ガス分析装置間のガス・フローを制御する複数
    のバルブを含む、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段が前記複数のバルブにおける
    ガス・フローを制御する手段を含む、請求項3記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記残留ガス分析装置が、前記複数のバル
    ブの少なくとも1つにおけるガス・フローを制御する手
    段を含む、請求項3記載の装置。
  6. 【請求項6】関連エッチング・チャンバ内のエッチング
    ・プロセスをモニタする終点検出装置であって、 前記チャンバ内の少なくとも1つのガスのレベルをモニ
    タし、該レベルに応答する信号を生成する残留ガス分析
    装置手段と、 前記信号を受信し、該信号にもとづき前記エッチング・
    プロセスを終了する制御手段とを含む、装置。
  7. 【請求項7】前記残留ガス分析装置が少なくとも1つの
    質量分析計と、該質量分析計の出力を解釈する手段とを
    含む、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】前記残留ガス分析装置が、前記信号を生成
    する少なくとも1つの質量分析計を含み、前記制御手段
    が、前記質量分析計信号を分析するソフトウェアを含
    む、請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】前記エッチング・チャンバと前記残留ガス
    分析装置間のガス・フローを制御する複数のバルブを含
    む、請求項6記載の装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段が前記複数のバルブにおけ
    るガス・フローを制御する手段を含む、請求項9記載の
    装置。
  11. 【請求項11】前記残留ガス分析装置が、前記複数のバ
    ルブの少なくとも1つにおけるガス・フローを制御する
    手段を含む、請求項9記載の装置。
  12. 【請求項12】処理チャンバ内の状態をモニタする方法
    であって、 前記チャンバ内の少なくとも1つのガスを分析するステ
    ップと、 前記分析されたガスを表す信号を生成するステップと、 前記信号にもとづき、前記チャンバ内の状態を判断する
    ステップと を含む、方法。
  13. 【請求項13】前記分析するステップがエッチング・プ
    ロセスの間に実行される、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】前記分析するステップがチャンバ洗浄の
    間に実行される、請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】前記少なくとも1つのガスを分析するス
    テップが、前記チャンバ内の残留ガス分析を実行するス
    テップを含む、請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】エッチング均一性の測定として、前記信
    号の時間勾配を分析するステップを含む、請求項13記
    載の方法。
  17. 【請求項17】エッチング・チャンバ内でエッチング・
    プロセスによりエッチングされる材料の除去を検出する
    方法であって、 前記エッチング・チャンバ内の少なくとも1つのガスを
    分析するステップと、前記分析されたガスを表す信号を
    生成するステップと、 前記信号にもとづき、前記エッチング・プロセスを終了
    するステップとを含む、方法。
  18. 【請求項18】前記少なくとも1つのガスを分析するス
    テップが、前記エッチング・チャンバ内の残留ガス分析
    を実行するステップを含む、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】前記分析するステップが、前記エッチン
    グ・プロセスのための少なくとも1つのエッチャントの
    残留ガス分析を含む、請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】前記分析するステップが、前記エッチン
    グ・プロセスにより生成される少なくとも1つのエッチ
    ング種の残留ガス分析を含む、請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】前記分析するステップが、前記エッチン
    グ・プロセスからの少なくとも1つのエッチング副産物
    の残留ガス分析を含む、請求項18記載の方法。
  22. 【請求項22】エッチングされる前記材料の下側にある
    材料を含み、前記分析するステップが、前記下側にある
    材料の残留ガス分析を含む、請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】エッチング均一性の測定として、前記信
    号の時間勾配を分析するステップを含む、請求項18記
    載の方法。
  24. 【請求項24】前記終了するステップが、前記信号の少
    なくとも1変化を検出し、前記変化の検出にもとづき、
    前記エッチング・プロセスを終了するステップを含む、
    請求項18記載の方法。
  25. 【請求項25】エッチング・チャンバ内でエッチング・
    プロセスに晒されるポリシリコン・ゲート構造の完全性
    を検出する方法であって、 前記エッチング・チャンバ内の少なくとも1つのガスを
    分析するステップと、前記分析されたガスを表す信号を
    生成するステップと、 前記信号にもとづき、前記エッチング・プロセスの進行
    を判断するステップと、 前記エッチング・プロセスの進行を前記構造の完全性に
    相関付けるステップとを含む、方法。
  26. 【請求項26】前記少なくとも1つのガスを分析するス
    テップが、前記エッチング・チャンバ内の残留ガス分析
    を実行するステップを含む、請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】前記分析するステップが、前記エッチン
    グ・プロセスのための少なくとも1つのエッチャントの
    残留ガス分析を含む、請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】前記分析するステップが、前記エッチン
    グ・プロセスにより生成される少なくとも1つのエッチ
    ング種の残留ガス分析を含む、請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】前記分析するステップが、前記エッチン
    グ・プロセスからの少なくとも1つのエッチング副産物
    の残留ガス分析を含む、請求項26記載の方法。
  30. 【請求項30】エッチングされる前記材料の下側にある
    材料を含み、前記分析するステップが、前記下側にある
    材料の残留ガス分析を含む、請求項26記載の方法。
  31. 【請求項31】前記終了するステップが、前記信号の少
    なくとも1変化を検出し、前記変化の検出にもとづき、
    前記エッチング・プロセスを終了するステップを含む、
    請求項26記載の方法。
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