JPH11265218A - 自動流量/流量比変換データ校正装置及びガス供給装置 - Google Patents
自動流量/流量比変換データ校正装置及びガス供給装置Info
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- JPH11265218A JPH11265218A JP6842798A JP6842798A JPH11265218A JP H11265218 A JPH11265218 A JP H11265218A JP 6842798 A JP6842798 A JP 6842798A JP 6842798 A JP6842798 A JP 6842798A JP H11265218 A JPH11265218 A JP H11265218A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流量/流量比変換データを自動的に校正する
ことができるようにする。 【解決手段】 H2ガスの流量/流量比変換データを校
正する場合、流量コントローラ55は、マスフローコン
トローラ49に所定の目標値を指定する。また、流量コ
ントローラ55と、O2ガス源42と、マスフローコン
トローラ50とは、流量コントローラ55により指定さ
れたマスフローコントローラ49の目標値に対応する流
量以下の流量のO2ガスをマスフローコントローラ49
に供給する。そして、流量コントローラ55は、マスフ
ローコントローラ49に供給されたO2ガスの流量とこ
の流量のガスをマスフローコントローラ49に供給した
ときのマスフローコントローラ49の検出値とに基づい
て、H2ガスの流量/流量比変換データを校正する。O
2ガスの流量/流量比変換データの校正も同じようにし
てなされる。
ことができるようにする。 【解決手段】 H2ガスの流量/流量比変換データを校
正する場合、流量コントローラ55は、マスフローコン
トローラ49に所定の目標値を指定する。また、流量コ
ントローラ55と、O2ガス源42と、マスフローコン
トローラ50とは、流量コントローラ55により指定さ
れたマスフローコントローラ49の目標値に対応する流
量以下の流量のO2ガスをマスフローコントローラ49
に供給する。そして、流量コントローラ55は、マスフ
ローコントローラ49に供給されたO2ガスの流量とこ
の流量のガスをマスフローコントローラ49に供給した
ときのマスフローコントローラ49の検出値とに基づい
て、H2ガスの流量/流量比変換データを校正する。O
2ガスの流量/流量比変換データの校正も同じようにし
てなされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ガス流量制御
装置を備えたガス供給装置において、流量/流量比変換
データを校正する自動流量/流量比変換データ校正装置
に関する。ここで、流量/流量比変換データとは、流量
で表されるガスの流量の目標値を、上記制御装置が制御
可能な最大流量に対する流量比で表される目標値に変換
するためのデータである。また、本発明は、この自動流
量/流量比変換データ校正装置を備えたガス供給装置に
関する。
装置を備えたガス供給装置において、流量/流量比変換
データを校正する自動流量/流量比変換データ校正装置
に関する。ここで、流量/流量比変換データとは、流量
で表されるガスの流量の目標値を、上記制御装置が制御
可能な最大流量に対する流量比で表される目標値に変換
するためのデータである。また、本発明は、この自動流
量/流量比変換データ校正装置を備えたガス供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスや液晶表示デバ
イス等の固体デバイスの基板に所定の処理を施す基板処
理装置においては、処理容器に処理用ガスやキャリアガ
ス等のガス(以下「使用ガス」という。)を供給するガ
ス供給装置が設けられている。
イス等の固体デバイスの基板に所定の処理を施す基板処
理装置においては、処理容器に処理用ガスやキャリアガ
ス等のガス(以下「使用ガス」という。)を供給するガ
ス供給装置が設けられている。
【0003】このガス供給装置は、通常、ガス流路を流
れる使用ガスの流量を自動的に制御する自動ガス流量制
御装置を備えている。この自動ガス流量制御装置として
は、通常、マスフローコントローラが使用される。
れる使用ガスの流量を自動的に制御する自動ガス流量制
御装置を備えている。この自動ガス流量制御装置として
は、通常、マスフローコントローラが使用される。
【0004】このマスフローコントローラは、使用ガス
の流量を検出し、この検出値とガス流量の目標値との偏
差が、例えば、零となるように、ガス流量を制御するよ
うになっている。このような構成によれば、ガス流量を
自動的に目標値に設定することができる。
の流量を検出し、この検出値とガス流量の目標値との偏
差が、例えば、零となるように、ガス流量を制御するよ
うになっている。このような構成によれば、ガス流量を
自動的に目標値に設定することができる。
【0005】このマスフローコントローラにおいては、
ガス流量の目標値が、通常、流量ではなく、流量比で表
される。すなわち、マスフローコントローラの最大流量
(フルスケール)に対する目標流量の比で表される。一
方、作業者によって指定されるガス流量の目標値は流量
で表される。したがって、このマスフローコントローラ
を使用する場合は、流量で表される目標値を流量比で表
される目標値に変換する必要がある。
ガス流量の目標値が、通常、流量ではなく、流量比で表
される。すなわち、マスフローコントローラの最大流量
(フルスケール)に対する目標流量の比で表される。一
方、作業者によって指定されるガス流量の目標値は流量
で表される。したがって、このマスフローコントローラ
を使用する場合は、流量で表される目標値を流量比で表
される目標値に変換する必要がある。
【0006】この変換を行うためには、流量を流量比に
変換するための流量/流量比変換データが必要になる。
従来のガス供給装置では、この流量/流量比変換データ
として、マスフローコントローラのフルスケールを用い
るようになっていた。このような構成では、流量で表さ
れる目標値をフルスケールで割ることにより流量比で表
される目標値を得ることができる。
変換するための流量/流量比変換データが必要になる。
従来のガス供給装置では、この流量/流量比変換データ
として、マスフローコントローラのフルスケールを用い
るようになっていた。このような構成では、流量で表さ
れる目標値をフルスケールで割ることにより流量比で表
される目標値を得ることができる。
【0007】図6は、上述した従来のガス供給装置を有
する基板処理装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
する基板処理装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0008】図示の基板処理装置は、基板に所定の処理
を施すための処理容器10と、この処理容器10に使用
ガスを供給するためのガス供給装置20とを有する。
を施すための処理容器10と、この処理容器10に使用
ガスを供給するためのガス供給装置20とを有する。
【0009】ガス供給装置20は、例えば、H2ガスを
蓄えるためのH2ガス源21と、O2ガスを蓄えるため
のO2ガス源22と、H2ガス源21に蓄えられたH2
ガスを処理容器10に供給するための配管23と、この
配管23を遮断するためのエアバルブ24と、O2ガス
源22に蓄えられたO2ガスを処理容器10に供給する
ための配管25と、この配管25を遮断するためのエア
バルブ26とを有する。
蓄えるためのH2ガス源21と、O2ガスを蓄えるため
のO2ガス源22と、H2ガス源21に蓄えられたH2
ガスを処理容器10に供給するための配管23と、この
配管23を遮断するためのエアバルブ24と、O2ガス
源22に蓄えられたO2ガスを処理容器10に供給する
ための配管25と、この配管25を遮断するためのエア
バルブ26とを有する。
【0010】また、このガス供給装置20は、H2ガス
源41から配管23を介して処理容器10に供給される
H2ガスの流量を制御するマスフローコントローラ27
と、O2ガス源22から配管25を介して処理容器10
に供給されるO2ガスの流量を制御するマスフローコン
トローラ28と、流量で表されるH2ガスとO2ガスの
目標値を流量比で表される目標値に変換するための流量
コントローラ29とを有する。
源41から配管23を介して処理容器10に供給される
H2ガスの流量を制御するマスフローコントローラ27
と、O2ガス源22から配管25を介して処理容器10
に供給されるO2ガスの流量を制御するマスフローコン
トローラ28と、流量で表されるH2ガスとO2ガスの
目標値を流量比で表される目標値に変換するための流量
コントローラ29とを有する。
【0011】上述したような構成では、処理容器10に
使用ガスを供給する場合、流量コントローラ29によ
り、エアバルブ24,26が開かれる。これにより、H
2ガス源21とO2ガス源22とからそれぞれ配管2
3,25を介して処理容器10にH2ガスとO2ガスと
が供給される。
使用ガスを供給する場合、流量コントローラ29によ
り、エアバルブ24,26が開かれる。これにより、H
2ガス源21とO2ガス源22とからそれぞれ配管2
3,25を介して処理容器10にH2ガスとO2ガスと
が供給される。
【0012】この場合、処理容器10に供給されるH2
ガスの流量は、マスフローコントローラ27により制御
される。これにより、処理容器10に供給されるH2ガ
スの流量(制御出力)は、作業者により指定された目標
値(流量で表される目標値)となるように制御される。
この制御は、次のようにして行われる。
ガスの流量は、マスフローコントローラ27により制御
される。これにより、処理容器10に供給されるH2ガ
スの流量(制御出力)は、作業者により指定された目標
値(流量で表される目標値)となるように制御される。
この制御は、次のようにして行われる。
【0013】まず、作業者により指定された目標値は、
流量コントローラ29によりマスフローコントローラ2
7のフルスケールに対する流量比で表される目標値に変
換される。この変換により得られた目標値はマスフロー
コントローラ27に供給され、制御出力の検出値と比較
される。これにより、目標値と検出値との偏差が例えば
零となるように、処理容器10に供給されるH2ガスの
流量が制御される。その結果、処理容器10に供給され
るH2ガスの流量は、作業者により指定された目標値と
なるように制御される。
流量コントローラ29によりマスフローコントローラ2
7のフルスケールに対する流量比で表される目標値に変
換される。この変換により得られた目標値はマスフロー
コントローラ27に供給され、制御出力の検出値と比較
される。これにより、目標値と検出値との偏差が例えば
零となるように、処理容器10に供給されるH2ガスの
流量が制御される。その結果、処理容器10に供給され
るH2ガスの流量は、作業者により指定された目標値と
なるように制御される。
【0014】同様に、処理容器10に供給されるO2ガ
スの流量も、作業者により指定された目標値となるよう
にマスフローコントローラ28により制御される。
スの流量も、作業者により指定された目標値となるよう
にマスフローコントローラ28により制御される。
【0015】流量コントローラ29からマスフローコン
トローラ27,28に供給されるH2ガスとO2ガスの
流量の目標値は、例えば、電圧信号で表される。
トローラ27,28に供給されるH2ガスとO2ガスの
流量の目標値は、例えば、電圧信号で表される。
【0016】これを具体例を使って説明する。今、目標
値の最大値を5(ボルト)の電圧信号で表すものとす
る。この場合、マスフローコントローラ27,28のフ
ルスケールを10(リットル毎分)とし、作業者により
指定されるH2ガとO2ガスの目標値を5(リットル毎
分)とすると、流量コントローラ29からマスフローコ
ントローラ27,28に供給される目標値は、2.5
(ボルト)の電圧信号で表される。また、フルスケール
を20(リットル毎分)とし、作業者により指定される
H2ガスとO2ガスの目標値を5(リットル毎分)とす
ると、流量コントローラ29からマスフローコントロー
ラ27,28に供給される目標値は、1.25(ボル
ト)の電圧信号で表される。
値の最大値を5(ボルト)の電圧信号で表すものとす
る。この場合、マスフローコントローラ27,28のフ
ルスケールを10(リットル毎分)とし、作業者により
指定されるH2ガとO2ガスの目標値を5(リットル毎
分)とすると、流量コントローラ29からマスフローコ
ントローラ27,28に供給される目標値は、2.5
(ボルト)の電圧信号で表される。また、フルスケール
を20(リットル毎分)とし、作業者により指定される
H2ガスとO2ガスの目標値を5(リットル毎分)とす
ると、流量コントローラ29からマスフローコントロー
ラ27,28に供給される目標値は、1.25(ボル
ト)の電圧信号で表される。
【0017】以上が、従来のガス供給装置20を備えた
基板処理装置の構成である。
基板処理装置の構成である。
【0018】ところで、上述したガス供給装置20で
は、マスフローコントローラ27,28に故障等が発生
した場合、これらを交換しなければならないことがあ
る。このような場合、新しいマスフローコントローラ2
7,28のフルスケールが古いマスフローコントローラ
27,28のフルスケールと異なることがある。このよ
うな場合、流量コントローラ29に新しいマスフローコ
ントローラ27,28のフルスケールを登録し直さなけ
ればならない。
は、マスフローコントローラ27,28に故障等が発生
した場合、これらを交換しなければならないことがあ
る。このような場合、新しいマスフローコントローラ2
7,28のフルスケールが古いマスフローコントローラ
27,28のフルスケールと異なることがある。このよ
うな場合、流量コントローラ29に新しいマスフローコ
ントローラ27,28のフルスケールを登録し直さなけ
ればならない。
【0019】また、上述したガス供給装置20では、流
量コントローラ29に故障等が発生した場合、これを交
換しなければならないことがある。このような場合、新
しい流量コントローラ29にマスフローコントローラ2
7,28のフルスケールを登録し直さなければならな
い。
量コントローラ29に故障等が発生した場合、これを交
換しなければならないことがある。このような場合、新
しい流量コントローラ29にマスフローコントローラ2
7,28のフルスケールを登録し直さなければならな
い。
【0020】流量コントローラ29にマスフローコント
ローラ27,28のフルスケールを登録し直す場合は、
従来のガス供給装置20では、作業者が登録し直すよう
になっていた。
ローラ27,28のフルスケールを登録し直す場合は、
従来のガス供給装置20では、作業者が登録し直すよう
になっていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、作業者が誤って本来のフルスケールとは
異なるフルスケールを登録した場合、処理容器10に作
業者が指定した目標値とは異なる流量のH2ガスやO2
ガスが供給されるという問題があった。
うな構成では、作業者が誤って本来のフルスケールとは
異なるフルスケールを登録した場合、処理容器10に作
業者が指定した目標値とは異なる流量のH2ガスやO2
ガスが供給されるという問題があった。
【0022】これを式を使って説明すると、次のように
なる。今、マスフローコントローラ27,28の本来の
フルスケールをaとし、流量コントローラ29に登録さ
れているフルスケールをbとする。この場合、作業者に
より指定された目標値をcとすると、流量コントローラ
29により指定される目標値はc/bとなり、本来の目
標値c/aとは異なるものとなる。これにより、処理容
器10に供給されるH2ガスとO2ガスの流量dは、次
式(1)に示すように、c・(a/b)となり、作業者
により指定された目標値cとは異なるものとなる。 d=c・(a/b) …(1)
なる。今、マスフローコントローラ27,28の本来の
フルスケールをaとし、流量コントローラ29に登録さ
れているフルスケールをbとする。この場合、作業者に
より指定された目標値をcとすると、流量コントローラ
29により指定される目標値はc/bとなり、本来の目
標値c/aとは異なるものとなる。これにより、処理容
器10に供給されるH2ガスとO2ガスの流量dは、次
式(1)に示すように、c・(a/b)となり、作業者
により指定された目標値cとは異なるものとなる。 d=c・(a/b) …(1)
【0023】このように処理容器10に供給されるH2
ガスとO2ガスの流量が作業者により指定されたH2ガ
スとO2ガスの目標値と異なると、本来の基板処理動作
とは異なる動作がなされる。これにより、危険な状態や
異常な状態が発生することがある。
ガスとO2ガスの流量が作業者により指定されたH2ガ
スとO2ガスの目標値と異なると、本来の基板処理動作
とは異なる動作がなされる。これにより、危険な状態や
異常な状態が発生することがある。
【0024】例えば、基板処理装置が基板に対してH2
ガスとO2ガスとの燃焼によるパイロジェニック酸化を
施す装置である場合は、処理容器10に供給されるH2
ガスとO2ガスとの流量比(H2:O2)が2:1以上
になると、爆発する危険性が発生する。また、基板処理
装置が基板に所定の薄膜を形成する薄膜形成装置である
場合、形成された薄膜が異常になる可能性がある。
ガスとO2ガスとの燃焼によるパイロジェニック酸化を
施す装置である場合は、処理容器10に供給されるH2
ガスとO2ガスとの流量比(H2:O2)が2:1以上
になると、爆発する危険性が発生する。また、基板処理
装置が基板に所定の薄膜を形成する薄膜形成装置である
場合、形成された薄膜が異常になる可能性がある。
【0025】このような問題を解決するためには、処理
容器10に供給されるH2ガスとO2ガスの流量が作業
者により指定された目標値と同じか否かを判定し、異な
る場合は、ガスの供給を停止するようにすればよい。
容器10に供給されるH2ガスとO2ガスの流量が作業
者により指定された目標値と同じか否かを判定し、異な
る場合は、ガスの供給を停止するようにすればよい。
【0026】しかしながら、このような構成を実現する
ことは困難である。しかも、仮に、実現することができ
たとしても、この構成では、処理容器10に作業者によ
り指定された目標値とは異なる流量のH2ガスとO2ガ
スが供給されることを防止することができるだけであ
る。すなわち、流量コントローラ29に本来のフルスケ
ールとは異なるフルスケールが登録されてしまうことを
防止することはできない。したがって、このような構成
では、フルスケールを何度も登録し直さなければならな
いことがある。
ことは困難である。しかも、仮に、実現することができ
たとしても、この構成では、処理容器10に作業者によ
り指定された目標値とは異なる流量のH2ガスとO2ガ
スが供給されることを防止することができるだけであ
る。すなわち、流量コントローラ29に本来のフルスケ
ールとは異なるフルスケールが登録されてしまうことを
防止することはできない。したがって、このような構成
では、フルスケールを何度も登録し直さなければならな
いことがある。
【0027】そこで、本発明は、流量/流量比変換デー
タを校正する場合、手動によらず、自動的に校正するこ
とができる自動流量/流量比変換データ校正装置を提供
することを目的とする。
タを校正する場合、手動によらず、自動的に校正するこ
とができる自動流量/流量比変換データ校正装置を提供
することを目的とする。
【0028】また、本発明は、このような自動流量/流
量比変換データ校正装置を備えたガス供給装置を提供す
ることを目的とする。
量比変換データ校正装置を備えたガス供給装置を提供す
ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の自動流量/流量比変換情データ校正装
置は、目標値指定手段と、ガス供給手段と、流量/流量
比変換データ校正手段とを備えたことを特徴とする。
に請求項1記載の自動流量/流量比変換情データ校正装
置は、目標値指定手段と、ガス供給手段と、流量/流量
比変換データ校正手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】ここで、目標値指定手段は、目標値と検出
値がそれぞれ制御可能な最大流量に対する目標流量と検
出流量の比で表される自動ガス流量制御装置に対して所
定の目標値を指定する機能を有する。
値がそれぞれ制御可能な最大流量に対する目標流量と検
出流量の比で表される自動ガス流量制御装置に対して所
定の目標値を指定する機能を有する。
【0031】また、ガス供給手段は、目標値指定手段に
より指定された目標値に対応する流量以下の流量の校正
用ガスをガス流路に供給する機能を有する。
より指定された目標値に対応する流量以下の流量の校正
用ガスをガス流路に供給する機能を有する。
【0032】さらに、流量/流量比変換データ校正手段
は、ガス供給手段によってガス流路に供給される校正用
ガスの流量とこの流量の校正用ガスをガス流路に供給し
たときの自動ガス流量制御装置の検出値とに基づいて、
流量で表される目標値を最大流量に対する流量比で表さ
れる目標値に変換するための流量/流量比変換データを
校正する機能を有する。
は、ガス供給手段によってガス流路に供給される校正用
ガスの流量とこの流量の校正用ガスをガス流路に供給し
たときの自動ガス流量制御装置の検出値とに基づいて、
流量で表される目標値を最大流量に対する流量比で表さ
れる目標値に変換するための流量/流量比変換データを
校正する機能を有する。
【0033】この請求項1記載の自動流量/流量比変換
データ校正装置では、目標値指定手段により自動ガス流
量制御装置に対して所定の目標値が指定されるととも
に、ガス供給手段によりガス流路に所定流量X1の校正
用ガスが供給される。また、流量/流量比変換データ校
正手段により、校正用ガスの供給流量X1とこの供給流
量X1の校正用ガスをガス流路に供給したときの自動ガ
ス流量制御装置の検出値X2とに基づいて、流量/流量
比変換データが校正される。
データ校正装置では、目標値指定手段により自動ガス流
量制御装置に対して所定の目標値が指定されるととも
に、ガス供給手段によりガス流路に所定流量X1の校正
用ガスが供給される。また、流量/流量比変換データ校
正手段により、校正用ガスの供給流量X1とこの供給流
量X1の校正用ガスをガス流路に供給したときの自動ガ
ス流量制御装置の検出値X2とに基づいて、流量/流量
比変換データが校正される。
【0034】ここで、X2は、自動ガス流量制御装置の
制御出力X3とこの装置が制御可能なガスの最大流量X
4との比X3/X4で表される。この場合、制御出力X
3は供給流量X1で表される。これは、供給流量X1が
目標値指定手段により指定された目標値に対応する流量
X5以下に設定されているからである。すなわち、この
ような構成によれば、自動ガス流量制御装置に供給され
た校正用ガスがそのまま出力されるからである。
制御出力X3とこの装置が制御可能なガスの最大流量X
4との比X3/X4で表される。この場合、制御出力X
3は供給流量X1で表される。これは、供給流量X1が
目標値指定手段により指定された目標値に対応する流量
X5以下に設定されているからである。すなわち、この
ような構成によれば、自動ガス流量制御装置に供給され
た校正用ガスがそのまま出力されるからである。
【0035】これにより、X2=X3/X4のうち、検
出値X2と制御出力X3がわかることになる。その結
果、最大流量X4もわかることになる。したがって、供
給流量X1とこの供給流量X1の制御出力X3の検出値
X2とに基づいて、流量/流量比変換データを校正する
ようによれば、流量/流量比変換データを自動的に校正
することができる。
出値X2と制御出力X3がわかることになる。その結
果、最大流量X4もわかることになる。したがって、供
給流量X1とこの供給流量X1の制御出力X3の検出値
X2とに基づいて、流量/流量比変換データを校正する
ようによれば、流量/流量比変換データを自動的に校正
することができる。
【0036】この場合、流量/流量比変換データとして
は、従来と同様に、最大流量X4を用いるようにしても
よいし、この最大流量X4以外のデータを用いるように
してもよい。最大流量X4以外のデータを用いる場合
は、例えば、供給流量X1と検出値X2との組合せを用
いるようにしてもよい。
は、従来と同様に、最大流量X4を用いるようにしても
よいし、この最大流量X4以外のデータを用いるように
してもよい。最大流量X4以外のデータを用いる場合
は、例えば、供給流量X1と検出値X2との組合せを用
いるようにしてもよい。
【0037】流量/流量比変換データとして、最大流量
X4を用いる場合は、供給流量X1と検出値X2との組
合せから最大流量X4を求め、これを登録しておくよう
にすればよい。
X4を用いる場合は、供給流量X1と検出値X2との組
合せから最大流量X4を求め、これを登録しておくよう
にすればよい。
【0038】また、流量/流量比変換データとして、供
給流量X1と検出値X2との組合せを用いる場合は、例
えば、1つの組合せを用いるようにしてもよいし、複数
の組合せを用いるようにしてもよい。
給流量X1と検出値X2との組合せを用いる場合は、例
えば、1つの組合せを用いるようにしてもよいし、複数
の組合せを用いるようにしてもよい。
【0039】1つの組合せを用いる場合は、例えば、比
例演算により変換処理を行うことができる。これに対
し、複数の組合せを用いる場合は、例えば、作業者によ
り指定された目標値と同じ供給流量X1を探す検索処理
により変換処理を行うことができる。但し、この検索処
理により値の同じ供給流量X1を検索することができな
い場合は、比例演算により変換処理を行うことができ
る。
例演算により変換処理を行うことができる。これに対
し、複数の組合せを用いる場合は、例えば、作業者によ
り指定された目標値と同じ供給流量X1を探す検索処理
により変換処理を行うことができる。但し、この検索処
理により値の同じ供給流量X1を検索することができな
い場合は、比例演算により変換処理を行うことができ
る。
【0040】請求項2記載のガス供給装置は、第1のガ
ス供給手段と、流量/流量比変換手段と、流量検出手段
と、流量制御手段と、目標値指定手段と、第2のガス供
給手段と、流量/流量比変換手段とを備えたことを特徴
とする。
ス供給手段と、流量/流量比変換手段と、流量検出手段
と、流量制御手段と、目標値指定手段と、第2のガス供
給手段と、流量/流量比変換手段とを備えたことを特徴
とする。
【0041】ここで、第1のガス供給手段は、ガス流路
を介してガスの供給先にガスを供給する機能を有する。
流量/流量比変換手段と、流量検出手段と、流量制御手
段とは、ガス流路を流れるガスの流量を自動的に制御す
る自動ガス流量制御装置を構成する。目標値指定手段
と、第2のガス供給手段と、流量/流量比変換手段と
は、流量/流量比変換データを自動的に校正する自動流
量/流量比変換データ校正装置を構成する。
を介してガスの供給先にガスを供給する機能を有する。
流量/流量比変換手段と、流量検出手段と、流量制御手
段とは、ガス流路を流れるガスの流量を自動的に制御す
る自動ガス流量制御装置を構成する。目標値指定手段
と、第2のガス供給手段と、流量/流量比変換手段と
は、流量/流量比変換データを自動的に校正する自動流
量/流量比変換データ校正装置を構成する。
【0042】自動ガス流量制御装置において、流量/流
量比変換手段は、流量で表されるガスの流量の目標値
を、流量/流量比変換データに基づいて、流量制御手段
が制御可能なガスの最大流量に対する流量比で表される
目標値に変換する機能を有する。流量検出手段は、ガス
流路を流れるガスの流量を検出する機能を有する。この
場合、この検出値は最大流量に対する検出流量の比で表
される。流量制御手段は、流量/流量比変換手段の変換
処理により得られた目標値と流量検出手段の検出値との
偏差が所定の値となるように、ガス流路を流れるガスの
流量を制御する機能を有する。
量比変換手段は、流量で表されるガスの流量の目標値
を、流量/流量比変換データに基づいて、流量制御手段
が制御可能なガスの最大流量に対する流量比で表される
目標値に変換する機能を有する。流量検出手段は、ガス
流路を流れるガスの流量を検出する機能を有する。この
場合、この検出値は最大流量に対する検出流量の比で表
される。流量制御手段は、流量/流量比変換手段の変換
処理により得られた目標値と流量検出手段の検出値との
偏差が所定の値となるように、ガス流路を流れるガスの
流量を制御する機能を有する。
【0043】自動流量/流量比変換データ校正装置にお
いて、目標値指定手段は、流量/流量比変換データの校
正時、流量制御手段にガス流路に流すガスの流量の目標
値として所定の目標値を指定する機能を有する。第2の
ガス供給手段は、流量/流量比変換データの校正時、目
標値指定手段により指定された目標値に対応する流量以
下の流量の校正用ガスをガス流路に供給する機能を有す
る。流量/流量比変換データ校正手段は、第2のガス供
給手段によってガス流路に供給される校正用ガスの流量
とこの流量の校正用ガスをガス流路に供給したときの流
量検出手段の検出値とに基づいて、流量/流量比変換デ
ータを校正する機能を有する。
いて、目標値指定手段は、流量/流量比変換データの校
正時、流量制御手段にガス流路に流すガスの流量の目標
値として所定の目標値を指定する機能を有する。第2の
ガス供給手段は、流量/流量比変換データの校正時、目
標値指定手段により指定された目標値に対応する流量以
下の流量の校正用ガスをガス流路に供給する機能を有す
る。流量/流量比変換データ校正手段は、第2のガス供
給手段によってガス流路に供給される校正用ガスの流量
とこの流量の校正用ガスをガス流路に供給したときの流
量検出手段の検出値とに基づいて、流量/流量比変換デ
ータを校正する機能を有する。
【0044】この請求項2記載のガス供給装置では、ガ
スの供給先にガスを供給する場合は、第1のガス供給手
段により供給される。この場合、ガスの流量は、自動ガ
ス流量制御装置により作業者により指定された目標値と
なるように制御される。
スの供給先にガスを供給する場合は、第1のガス供給手
段により供給される。この場合、ガスの流量は、自動ガ
ス流量制御装置により作業者により指定された目標値と
なるように制御される。
【0045】また、このガス供給装置では、流量/流量
比変換データを校正する場合、自動流量/流量比変換デ
ータ校正装置により流量/流量比変換データが校正され
る。この構成処理は、請求項1記載の自動流量/流量比
変換データ校正装置による構成処理と同じようにして行
われる。
比変換データを校正する場合、自動流量/流量比変換デ
ータ校正装置により流量/流量比変換データが校正され
る。この構成処理は、請求項1記載の自動流量/流量比
変換データ校正装置による構成処理と同じようにして行
われる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0047】[1]第1の実施の形態 [1−1]構成 図1は、本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図には、本実施の形態のガス供給装
置を備えた基板処理装置全体の構成を示す。
ク図である。なお、図には、本実施の形態のガス供給装
置を備えた基板処理装置全体の構成を示す。
【0048】図示の基板処理装置は、基板に所定の処理
を施すための処理容器30と、この処理容器30にガス
を供給するためのガス供給装置40とを有する。
を施すための処理容器30と、この処理容器30にガス
を供給するためのガス供給装置40とを有する。
【0049】ガス供給装置40は、H2ガスを蓄えるた
めのH2ガス源41と、O2ガスを蓄えるためのO2ガ
ス源42と、H2ガス源41に蓄えられているH2ガス
を処理容器30に供給するための配管43と、O2ガス
源42に蓄えられているO2ガスを処理容器30に供給
するための配管44とを有する。
めのH2ガス源41と、O2ガスを蓄えるためのO2ガ
ス源42と、H2ガス源41に蓄えられているH2ガス
を処理容器30に供給するための配管43と、O2ガス
源42に蓄えられているO2ガスを処理容器30に供給
するための配管44とを有する。
【0050】また、このガス供給装置40は、配管43
を遮断するためのエアバルブ45,46と、配管44を
遮断するためのエアバルブ47,48と、H2ガス源4
1から処理容器30に供給されるH2ガスの流量を制御
するマスフローコントローラ49と、O2ガス源42か
ら処理容器30に供給されるO2ガスの流量を制御する
マスフローコントローラ50とを有する。
を遮断するためのエアバルブ45,46と、配管44を
遮断するためのエアバルブ47,48と、H2ガス源4
1から処理容器30に供給されるH2ガスの流量を制御
するマスフローコントローラ49と、O2ガス源42か
ら処理容器30に供給されるO2ガスの流量を制御する
マスフローコントローラ50とを有する。
【0051】さらに、このガス供給装置40は、マスフ
ローコントローラ49の制御出力をマスフローコントロ
ーラ50に供給するための配管51と、マスフローコン
トローラ50の制御出力をマスフローコントローラ49
に供給するための配管52と、配管51を遮断するため
のエアバルブ53と、配管52を遮断するためのエアバ
ルブ54とを有する。
ローコントローラ49の制御出力をマスフローコントロ
ーラ50に供給するための配管51と、マスフローコン
トローラ50の制御出力をマスフローコントローラ49
に供給するための配管52と、配管51を遮断するため
のエアバルブ53と、配管52を遮断するためのエアバ
ルブ54とを有する。
【0052】また、このガス供給装置40は、流量コン
トローラ55を有する。この流量コントローラ55は、
エアバルブ45〜48,53,54の開閉を制御する機
能と、流量で表されるH2ガスまたはO2ガスの流量の
目標値を流量比で表される目標値に変換する機能と、こ
の変換で用いられる流量/流量比変換データを自動的に
校正する機能等を有する。
トローラ55を有する。この流量コントローラ55は、
エアバルブ45〜48,53,54の開閉を制御する機
能と、流量で表されるH2ガスまたはO2ガスの流量の
目標値を流量比で表される目標値に変換する機能と、こ
の変換で用いられる流量/流量比変換データを自動的に
校正する機能等を有する。
【0053】上記H2ガス用のマスフローコントローラ
49は、H2ガスにより校正されている。上記O2ガス
用のマスフローコントローラ50は、O2ガスにより校
正されている。
49は、H2ガスにより校正されている。上記O2ガス
用のマスフローコントローラ50は、O2ガスにより校
正されている。
【0054】上記エアバルブ45は、マスフローコント
ローラ49の上流側に設けられ、エアバルブ46は、下
流側に設けられている。上記エアバルブ47は、マスフ
ローコントローラ50の上流側に設けられ、エアバルブ
48は、下流側に設けられている。
ローラ49の上流側に設けられ、エアバルブ46は、下
流側に設けられている。上記エアバルブ47は、マスフ
ローコントローラ50の上流側に設けられ、エアバルブ
48は、下流側に設けられている。
【0055】上記配管51は、一端がマスフローコント
ローラ49とエアバルブ46との間で配管43に接続さ
れ、他端がエアバルブ47とマスフローコントローラ5
0との間で配管44に接続されている。上記配管52
は、一端がマスフローコントローラ50とエアバルブ4
8との間で配管44に接続され、他端がエアバルブ45
とマスフローコントローラ49との間で配管43に接続
されている。
ローラ49とエアバルブ46との間で配管43に接続さ
れ、他端がエアバルブ47とマスフローコントローラ5
0との間で配管44に接続されている。上記配管52
は、一端がマスフローコントローラ50とエアバルブ4
8との間で配管44に接続され、他端がエアバルブ45
とマスフローコントローラ49との間で配管43に接続
されている。
【0056】図2は、マスフローコントローラ49また
は50の構成を示すブロック図である。
は50の構成を示すブロック図である。
【0057】図示のマスフローコントローラ49または
50は、配管43または44に挿入されたコントロール
バルブ61と、このコントロールバルブ61を通過した
H2ガスまたはO2ガスの流量(制御出力)を検出する
センサ62と、このセンサ62の検出値と流量コントロ
ーラ55により指定されるH2ガスまたはO2ガスの流
量の目標値との偏差が、例えば零となるように、コント
ロールバルブ61の開閉を制御する流量制御部63とを
有する。
50は、配管43または44に挿入されたコントロール
バルブ61と、このコントロールバルブ61を通過した
H2ガスまたはO2ガスの流量(制御出力)を検出する
センサ62と、このセンサ62の検出値と流量コントロ
ーラ55により指定されるH2ガスまたはO2ガスの流
量の目標値との偏差が、例えば零となるように、コント
ロールバルブ61の開閉を制御する流量制御部63とを
有する。
【0058】流量コントローラ55により指定されるH
2ガスまたはO2ガスの流量の目標値は、流量ではな
く、マスフローコントローラ49,50が制御可能なH
2ガスまたはO2ガスの最大流量(フルスケール)に対
する目標流量の比で表される。これに合わせて、センサ
62の検出値も、上記最大流量に対する検出流量の比で
表される。
2ガスまたはO2ガスの流量の目標値は、流量ではな
く、マスフローコントローラ49,50が制御可能なH
2ガスまたはO2ガスの最大流量(フルスケール)に対
する目標流量の比で表される。これに合わせて、センサ
62の検出値も、上記最大流量に対する検出流量の比で
表される。
【0059】[1−2]動作 上記構成において、動作を説明する。
【0060】[1−2−1]ガス供給動作 まず、図1に示すガス供給装置40のガス供給動作を説
明する。この動作は、例えば、ガス供給装置40の電源
が投入されることにより実行される。
明する。この動作は、例えば、ガス供給装置40の電源
が投入されることにより実行される。
【0061】この場合、流量コントローラ55は、エア
バルブ45〜48,53,54の開閉パターンとしてガ
ス供給用の開閉パターンを設定する。これにより、エア
バルブ45〜48が開かれ、エアバルブ53,54が閉
じられる。その結果、H2ガス源41に蓄積されている
H2ガスが配管43を介して処理容器30に供給され
る。また、O2ガス源42に蓄積されているO2ガスが
配管44を介して処理容器30に供給される。
バルブ45〜48,53,54の開閉パターンとしてガ
ス供給用の開閉パターンを設定する。これにより、エア
バルブ45〜48が開かれ、エアバルブ53,54が閉
じられる。その結果、H2ガス源41に蓄積されている
H2ガスが配管43を介して処理容器30に供給され
る。また、O2ガス源42に蓄積されているO2ガスが
配管44を介して処理容器30に供給される。
【0062】この場合、処理容器30に供給されるH2
ガスの流量は、マスフローコントローラ49により制御
される。これにより、このH2ガスの流量は、作業者に
よってより指定されたH2ガスの目標値(流量で表され
る目標値)となるように制御される。この制御は、次の
ようにして行われる。
ガスの流量は、マスフローコントローラ49により制御
される。これにより、このH2ガスの流量は、作業者に
よってより指定されたH2ガスの目標値(流量で表され
る目標値)となるように制御される。この制御は、次の
ようにして行われる。
【0063】作業者により指定されたH2ガスの目標値
は、流量コントローラ55により、流量/流量比変換デ
ータに基づいて、流量比で表される目標値に変換され
る。この変換により得られた目標値は、図2に示すマス
フローコントローラ49の流量制御部63に供給され
る。
は、流量コントローラ55により、流量/流量比変換デ
ータに基づいて、流量比で表される目標値に変換され
る。この変換により得られた目標値は、図2に示すマス
フローコントローラ49の流量制御部63に供給され
る。
【0064】また、このとき、マスフローコントローラ
49のセンサ62によりH2ガスの制御出力が検出され
る。この検出値は、流量制御部63に供給される。流量
制御部63は、流量コントローラ55から供給される目
標値とセンサ62から供給される検出値とを比較し、両
者の偏差が零となるように、コントロールバルブ61の
開閉度を制御する。これにより、処理容器30に供給さ
れるH2ガスの流量が作業者により指定された目標値と
なるように制御される。
49のセンサ62によりH2ガスの制御出力が検出され
る。この検出値は、流量制御部63に供給される。流量
制御部63は、流量コントローラ55から供給される目
標値とセンサ62から供給される検出値とを比較し、両
者の偏差が零となるように、コントロールバルブ61の
開閉度を制御する。これにより、処理容器30に供給さ
れるH2ガスの流量が作業者により指定された目標値と
なるように制御される。
【0065】詳細な説明は省略するが、処理容器30に
供給されるO2ガスの流量も、H2ガスの流量と同じよ
うにして制御される。
供給されるO2ガスの流量も、H2ガスの流量と同じよ
うにして制御される。
【0066】[1−2−2]H2ガス用の流量/流量比
変換データの校正動作 次に、H2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。
変換データの校正動作 次に、H2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。
【0067】この校正動作は、ガス供給装置40の電源
が投入された場合や、マスフローコントローラ49や流
量コントローラ55が交換された場合等に、自動的に、
または、作業者が「校正」というコマンドを流量コント
ローラ55に入力することにより開始される。そして、
この校正動作は、次のような手順で行われる。
が投入された場合や、マスフローコントローラ49や流
量コントローラ55が交換された場合等に、自動的に、
または、作業者が「校正」というコマンドを流量コント
ローラ55に入力することにより開始される。そして、
この校正動作は、次のような手順で行われる。
【0068】[ステップ1]流量/流量比変換データの
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54の開閉パターンとして、H2ガスの流量
/流量比変換データを校正するための開閉パターンを設
定する。これにより、エアバルブ45,48,53が閉
じられ、エアバルブ47,54,46が開かれる。
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54の開閉パターンとして、H2ガスの流量
/流量比変換データを校正するための開閉パターンを設
定する。これにより、エアバルブ45,48,53が閉
じられ、エアバルブ47,54,46が開かれる。
【0069】エアバルブ47,54,46が開かれるこ
とにより、O2ガス源42からマスフローコントローラ
50,49を介して処理容器30にO2ガスが供給され
る。また、エアバルブ45,48,53が閉じられるこ
とにより、H2ガス源41からマスフローコントローラ
49へのH2ガスの供給と、マスフローコントローラ5
0から処理容器30への制御出力の供給と、マスフロー
コントローラ49からマスフローコントローラ50への
制御出力の供給とが禁止される。
とにより、O2ガス源42からマスフローコントローラ
50,49を介して処理容器30にO2ガスが供給され
る。また、エアバルブ45,48,53が閉じられるこ
とにより、H2ガス源41からマスフローコントローラ
49へのH2ガスの供給と、マスフローコントローラ5
0から処理容器30への制御出力の供給と、マスフロー
コントローラ49からマスフローコントローラ50への
制御出力の供給とが禁止される。
【0070】[ステップ2]所定の目標値指定 次に、流量コントローラ55は、H2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49に対して所定の目標値を指定する。
この所定の目標値としては、例えば、100%の目標値
が指定される。
ーコントローラ49に対して所定の目標値を指定する。
この所定の目標値としては、例えば、100%の目標値
が指定される。
【0071】[ステップ3]O2ガスの供給 次に、流量コントローラ55は、H2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49に所定流量のO2ガスを供給する。
この供給は、O2ガス用のマスフローコントローラ50
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値に対応する流量のO2ガスが、
O2ガス源42からマスフローコントローラ50を介し
てマスフローコントローラ49に供給される。
ーコントローラ49に所定流量のO2ガスを供給する。
この供給は、O2ガス用のマスフローコントローラ50
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値に対応する流量のO2ガスが、
O2ガス源42からマスフローコントローラ50を介し
てマスフローコントローラ49に供給される。
【0072】この場合、O2ガスの供給流量は、ステッ
プ2で設定されたマスフローコントローラ49の目標値
に対応する流量(今の例の場合、マスフローコントロー
ラ49のフルスケール)以下となるように設定される。
これにより、マスフローコントローラ49に供給された
O2ガスは、そのまま出力される。その結果、このマス
フローコントローラ49のセンサ62では、O2ガス源
42からマスフローコントローラ49に供給されたO2
ガスの流量がそのまま検出される。
プ2で設定されたマスフローコントローラ49の目標値
に対応する流量(今の例の場合、マスフローコントロー
ラ49のフルスケール)以下となるように設定される。
これにより、マスフローコントローラ49に供給された
O2ガスは、そのまま出力される。その結果、このマス
フローコントローラ49のセンサ62では、O2ガス源
42からマスフローコントローラ49に供給されたO2
ガスの流量がそのまま検出される。
【0073】この場合、O2ガスの目標値(供給流量)
としては、複数の目標値が順次指定される。この複数の
目標値としては、マスフローコントローラ50のフルス
ケールがマスフローコントローラ49のフルスケール以
下であるものとすると、例えば、5%、10%、15
%、…、100%の目標値が指定される。その結果、マ
スフローコントローラ49には、目標値5%、10%、
15%、…、100%に対応する流量のO2ガスが順次
供給される。
としては、複数の目標値が順次指定される。この複数の
目標値としては、マスフローコントローラ50のフルス
ケールがマスフローコントローラ49のフルスケール以
下であるものとすると、例えば、5%、10%、15
%、…、100%の目標値が指定される。その結果、マ
スフローコントローラ49には、目標値5%、10%、
15%、…、100%に対応する流量のO2ガスが順次
供給される。
【0074】[ステップ4]検出値の取込み 次に、流量コントローラ55は、マスフローコントロー
ラ49のセンサ62の検出値を取り込む。この取込み
は、O2ガスの各目標値ごとに行われる。
ラ49のセンサ62の検出値を取り込む。この取込み
は、O2ガスの各目標値ごとに行われる。
【0075】[ステップ5]流量の換算 次に、流量コントローラ55は、ステップ3の処理によ
りマスフローコントローラ49に供給されたO2ガスの
流量をH2ガスの供給流量に換算する。これは、マスフ
ローコントローラ49がO2ガスではなく、H2ガスで
校正されているためである。この換算処理は、ステップ
3で指定されたH2ガスの複数の供給流量のそれぞれに
ついて行われる。この場合、この換算処理は、次のよう
にして行われる。
りマスフローコントローラ49に供給されたO2ガスの
流量をH2ガスの供給流量に換算する。これは、マスフ
ローコントローラ49がO2ガスではなく、H2ガスで
校正されているためである。この換算処理は、ステップ
3で指定されたH2ガスの複数の供給流量のそれぞれに
ついて行われる。この場合、この換算処理は、次のよう
にして行われる。
【0076】今、O2ガス用のマスフローコントローラ
50のフルスケールをA1(リットル毎分)とし、流量
コントローラ55により指定されるO2ガスの目標値を
A2(%)とする。この場合、H2ガス用のマスフロー
コントローラ49に供給されるO2ガスの流量A3(リ
ットル毎分)は、次式(2)で表される。 A3=A1・(A2/100) …(2)
50のフルスケールをA1(リットル毎分)とし、流量
コントローラ55により指定されるO2ガスの目標値を
A2(%)とする。この場合、H2ガス用のマスフロー
コントローラ49に供給されるO2ガスの流量A3(リ
ットル毎分)は、次式(2)で表される。 A3=A1・(A2/100) …(2)
【0077】ここで、O2ガスのコンバージョンファク
タを0.98とし、H2ガスのコンバージョンファクタ
を1.01とすると、O2ガスの流量A3(リットル毎
分)とH2ガスの流量A4(リットル毎分)との間に
は、次式(3)が成り立つ。 A3:A4=0.98:1.01 …(3)
タを0.98とし、H2ガスのコンバージョンファクタ
を1.01とすると、O2ガスの流量A3(リットル毎
分)とH2ガスの流量A4(リットル毎分)との間に
は、次式(3)が成り立つ。 A3:A4=0.98:1.01 …(3)
【0078】これにより、H2ガスの流量A4(リット
ル毎分)は、次式(4)で表される。 A4=(1.01/0.98)・A3 =(1.01/0.98)・A1・(A2/100) …(4)
ル毎分)は、次式(4)で表される。 A4=(1.01/0.98)・A3 =(1.01/0.98)・A1・(A2/100) …(4)
【0079】これを具体例を使って説明する。今、O2
ガス用のマスフローコントローラ50のフルスケールA
1(リットル毎分)を例えば20(リットル毎分)と
し、O2ガスの目標値A2(%)を50(%)とする。
この場合、O2ガスの流量A3(リットル毎分)は、次
式(5)に示すように10(リットル毎分)となる。 A3=20・(50/100) =10 …(5)
ガス用のマスフローコントローラ50のフルスケールA
1(リットル毎分)を例えば20(リットル毎分)と
し、O2ガスの目標値A2(%)を50(%)とする。
この場合、O2ガスの流量A3(リットル毎分)は、次
式(5)に示すように10(リットル毎分)となる。 A3=20・(50/100) =10 …(5)
【0080】これにより、H2ガスの流量A4(リット
ル毎分)は、次式(6)に示すように、約10.306
(リットル毎分)となる。 A4=10(1.01/0.98) =10.306 …(6)
ル毎分)は、次式(6)に示すように、約10.306
(リットル毎分)となる。 A4=10(1.01/0.98) =10.306 …(6)
【0081】[ステップ6]変換テーブルの作成 次に、流量コントローラ55は、目標値変換用のテーブ
ルに、ステップ5で求めた複数のH2ガスの流量とステ
ップ4で取り込んだ複数の検出値との組合せを流量/流
量比変換データとして書き込む。これにより、流量/流
量比変換データの校正が終了したことになる。
ルに、ステップ5で求めた複数のH2ガスの流量とステ
ップ4で取り込んだ複数の検出値との組合せを流量/流
量比変換データとして書き込む。これにより、流量/流
量比変換データの校正が終了したことになる。
【0082】上記のようにして作成されたテーブルを用
いて作業者により指定された目標値を流量比で表される
目標値に変換する処理は、例えば、次のようにして行わ
れる。
いて作業者により指定された目標値を流量比で表される
目標値に変換する処理は、例えば、次のようにして行わ
れる。
【0083】すなわち、この処理においては、流量コン
トローラ55は、まず、ステップ6で作成したテーブル
上で、作業者により指定されたH2ガスの流量の目標値
と同じ値を持つH2ガスの供給流量を検索する。この検
索により同じ値を持つ供給流量が見つかれば、流量コン
トローラ55は、この供給流量と組になっている検出値
をH2ガスの流量比で表される目標値として選択する。
これは、テーブルに記入されているH2ガスの供給流量
と検出値とは、それぞれ作業者によって指定されるH2
ガスの目標値と流量コントローラ55により指定される
目標値に対応するからである。
トローラ55は、まず、ステップ6で作成したテーブル
上で、作業者により指定されたH2ガスの流量の目標値
と同じ値を持つH2ガスの供給流量を検索する。この検
索により同じ値を持つ供給流量が見つかれば、流量コン
トローラ55は、この供給流量と組になっている検出値
をH2ガスの流量比で表される目標値として選択する。
これは、テーブルに記入されているH2ガスの供給流量
と検出値とは、それぞれ作業者によって指定されるH2
ガスの目標値と流量コントローラ55により指定される
目標値に対応するからである。
【0084】これに対し、同じ供給流量が見つからなけ
れば、流量コントローラ55は、例えば、テーブルに記
入されている1つの組合せ中のH2ガスの供給流量と検
出値との比例演算により、H2ガスの目標値(流量比で
表される目標値)を求める。
れば、流量コントローラ55は、例えば、テーブルに記
入されている1つの組合せ中のH2ガスの供給流量と検
出値との比例演算により、H2ガスの目標値(流量比で
表される目標値)を求める。
【0085】この比例演算の演算式は、H2ガスの供給
流量をA4、H2ガスの流量(制御出力)の検出値をA
5、作業者により指定されたH2ガスの流量の目標値を
A6、流量コントローラ55により指定されたH2ガス
の流量の目標値をA7とすると、次式(7)で表され
る。 A4:A5=A6:A7 …(7)
流量をA4、H2ガスの流量(制御出力)の検出値をA
5、作業者により指定されたH2ガスの流量の目標値を
A6、流量コントローラ55により指定されたH2ガス
の流量の目標値をA7とすると、次式(7)で表され
る。 A4:A5=A6:A7 …(7)
【0086】これにより、流量コントローラ55により
指定されるH2ガスの目標値A7(%)は、次式(8)
で表される。 A7=A6・A5/A4 …(8)
指定されるH2ガスの目標値A7(%)は、次式(8)
で表される。 A7=A6・A5/A4 …(8)
【0087】以上が、H2ガス用の流量/流量比変換デ
ータの校正動作である。
ータの校正動作である。
【0088】なお、以上の説明では、O2ガスの供給流
量A3(リットル毎分)をH2ガスの供給流量A4(リ
ットル毎分)に換算する流量換算処理を流量/流量比変
換データの校正時に求める場合を説明した。しかしなが
ら、本実施の形態では、これを予め求めておくようにし
てもよい。
量A3(リットル毎分)をH2ガスの供給流量A4(リ
ットル毎分)に換算する流量換算処理を流量/流量比変
換データの校正時に求める場合を説明した。しかしなが
ら、本実施の形態では、これを予め求めておくようにし
てもよい。
【0089】[1−2−3]O2ガス用の流量/流量比
変換データの校正動作 次に、O2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。
変換データの校正動作 次に、O2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。
【0090】この校正動作も、H2ガス用の流量/流量
比変換データの校正動作と同じようにして行われる。し
たがって、以下の説明では、この動作を簡単に説明す
る。
比変換データの校正動作と同じようにして行われる。し
たがって、以下の説明では、この動作を簡単に説明す
る。
【0091】[ステップ1]流量/流量比変換データの
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54の開閉パターンとしてO2ガス用の流量
/流量比変換データを校正するための開閉パターンを設
定する。これにより、エアバルブ46,47,54が閉
じられ、エアバルブ45,53,48が開かれる。
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54の開閉パターンとしてO2ガス用の流量
/流量比変換データを校正するための開閉パターンを設
定する。これにより、エアバルブ46,47,54が閉
じられ、エアバルブ45,53,48が開かれる。
【0092】その結果、H2ガス給源41からマスフロ
ーコントローラ49,50を介して処理容器30にH2
ガスが供給される。また、O2ガス源42からマスフロ
ーコントローラ50へのO2ガスの供給と、マスフロー
コントローラ49から処理容器30への制御出力の供給
と、マスフローコントローラ50からマスフローコント
ローラ49への制御出力の供給とが禁止される。
ーコントローラ49,50を介して処理容器30にH2
ガスが供給される。また、O2ガス源42からマスフロ
ーコントローラ50へのO2ガスの供給と、マスフロー
コントローラ49から処理容器30への制御出力の供給
と、マスフローコントローラ50からマスフローコント
ローラ49への制御出力の供給とが禁止される。
【0093】[ステップ2]所定の目標値指定 次に、流量コントローラ55は、H2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49に対して所定の目標値、例えば、1
00%の目標値を指定する。
ーコントローラ49に対して所定の目標値、例えば、1
00%の目標値を指定する。
【0094】[ステップ3]H2ガスの供給 次に、流量コントローラ55は、O2ガス用のマスフロ
ーコントローラ50に所定流量のH2ガスを供給する。
この供給は、H2ガス用のマスフローコントローラ49
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値で規定される流量のH2ガスが
H2ガス源41からマスフローコントローラ49を介し
てマスフローコントローラ50に供給される。この場
合、H2ガスの流量は、マスフローコントローラ50の
フルスケール以下となるように設定される。
ーコントローラ50に所定流量のH2ガスを供給する。
この供給は、H2ガス用のマスフローコントローラ49
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値で規定される流量のH2ガスが
H2ガス源41からマスフローコントローラ49を介し
てマスフローコントローラ50に供給される。この場
合、H2ガスの流量は、マスフローコントローラ50の
フルスケール以下となるように設定される。
【0095】[ステップ4]検出値の取込み 次に、流量コントローラ55は、O2ガス用のマスフロ
ーコントローラ50の検出値を取り込む。
ーコントローラ50の検出値を取り込む。
【0096】[ステップ5]流量の換算 次に、流量コントローラ55は、ステップ3のガス供給
処理によりマスフローコントローラ50に供給されたH
2ガスの供給流量をO2ガスの供給流量に換算する。
処理によりマスフローコントローラ50に供給されたH
2ガスの供給流量をO2ガスの供給流量に換算する。
【0097】[ステップ6]変換テーブルの作成 次に、流量コントローラ55は、ステップ5で求めた複
数のO2ガスの供給流量とステップ4で取り込んだ複数
のO2ガスの検出値との組合せを変換テーブルに書き込
む。これにより、O2ガスの流量/流量比変換データの
校正処理が終了する。
数のO2ガスの供給流量とステップ4で取り込んだ複数
のO2ガスの検出値との組合せを変換テーブルに書き込
む。これにより、O2ガスの流量/流量比変換データの
校正処理が終了する。
【0098】以上が、O2ガスの流量/流量比変換デー
タの校正動作である。
タの校正動作である。
【0099】[1−3]効果 以上詳述した本実施の形態によれば、次のような効果を
得ることができる。
得ることができる。
【0100】(1)まず、本実施の形態によれば、マス
フローコントローラ49または50に所定の目標値を指
定するとともに、この目標値に対応する流量以下のO2
ガスまたはH2ガスを供給し、このO2ガスまたはH2
ガスの供給流量とマスフローコントローラ49または5
0の検出値との組合せに基づいて、H2ガスまたはO2
ガス用の流量/流量比変換データを校正するようにした
ので、このデータを自動的に校正することができる。こ
れにより、流量/流量比変換データとして、誤って本来
のデータとは異なるデータを校正してしまうことを防止
することができる。
フローコントローラ49または50に所定の目標値を指
定するとともに、この目標値に対応する流量以下のO2
ガスまたはH2ガスを供給し、このO2ガスまたはH2
ガスの供給流量とマスフローコントローラ49または5
0の検出値との組合せに基づいて、H2ガスまたはO2
ガス用の流量/流量比変換データを校正するようにした
ので、このデータを自動的に校正することができる。こ
れにより、流量/流量比変換データとして、誤って本来
のデータとは異なるデータを校正してしまうことを防止
することができる。
【0101】(2)また、本実施の形態によれば、流量
/流量比変換データを校正すべき側のマスフローコント
ローラ49または50に所定流量のガスを供給する場
合、流量/流量比変換データを校正しない側のマスフロ
ーコントローラ50または49を利用して供給するよう
にしたので、流量/流量比変換データの自動校正を実現
するために従来のガス供給装置40に追加する要素を極
力少なくすることができる。これにより、ガス供給装置
40の構成を簡単にすることができる。
/流量比変換データを校正すべき側のマスフローコント
ローラ49または50に所定流量のガスを供給する場
合、流量/流量比変換データを校正しない側のマスフロ
ーコントローラ50または49を利用して供給するよう
にしたので、流量/流量比変換データの自動校正を実現
するために従来のガス供給装置40に追加する要素を極
力少なくすることができる。これにより、ガス供給装置
40の構成を簡単にすることができる。
【0102】(3)また、本実施の形態によれば、流量
/流量比変換データとして複数のデータ(組合せ)を登
録するようにしたので、作業者により指定された目標値
と同じ供給流量を持つの流量/流量比変換データがテー
ブルに存在する可能性を高めることができる。これによ
り、目標値を変換するための時間を短縮する可能性を高
めることができる。
/流量比変換データとして複数のデータ(組合せ)を登
録するようにしたので、作業者により指定された目標値
と同じ供給流量を持つの流量/流量比変換データがテー
ブルに存在する可能性を高めることができる。これによ
り、目標値を変換するための時間を短縮する可能性を高
めることができる。
【0103】(4)また、本実施の形態によれば、流量
/流量比変換データを校正する側のマスフローコントロ
ーラ49または50に対して所定の目標値を指定する場
合、100%の目標値を指定するようにしたので、流量
/流量比変換データとして、複数のデータを登録する場
合、この登録データ数を多くすることができる。
/流量比変換データを校正する側のマスフローコントロ
ーラ49または50に対して所定の目標値を指定する場
合、100%の目標値を指定するようにしたので、流量
/流量比変換データとして、複数のデータを登録する場
合、この登録データ数を多くすることができる。
【0104】[2]第2の実施の形態 [2−1]構成 図3は、本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図3において、先の図1とほぼ同じ
機能を果たす部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
ク図である。なお、図3において、先の図1とほぼ同じ
機能を果たす部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0105】先の第1の実施の形態では、流量/流量比
変換データを校正すべき側のマスフローコントローラ4
9または50に校正用のガスを供給する場合、基板処理
用のガス(O2ガスまたはH2ガス)を供給する場合を
説明した。これに対し、本実施の形態では、校正専用の
ガスを供給するようにしたものである。
変換データを校正すべき側のマスフローコントローラ4
9または50に校正用のガスを供給する場合、基板処理
用のガス(O2ガスまたはH2ガス)を供給する場合を
説明した。これに対し、本実施の形態では、校正専用の
ガスを供給するようにしたものである。
【0106】すなわち、図3において、71は、校正専
用のガスが蓄積されたガス源である。図には、校正専用
のガスとして、不活性ガスであるN2ガスを用いる場合
を代表として示す。
用のガスが蓄積されたガス源である。図には、校正専用
のガスとして、不活性ガスであるN2ガスを用いる場合
を代表として示す。
【0107】このN2ガス源71は、配管72を介して
マスフローコントローラ50の入力口に接続されるとと
もに、この配管72から分岐された配管73を介してマ
スフローコントローラ49の入力口に接続されている。
各配管72,73には、それぞれこれらを遮断するため
のエアバルブ74,75が挿入されている。
マスフローコントローラ50の入力口に接続されるとと
もに、この配管72から分岐された配管73を介してマ
スフローコントローラ49の入力口に接続されている。
各配管72,73には、それぞれこれらを遮断するため
のエアバルブ74,75が挿入されている。
【0108】[2−2]動作 上記構成において、動作を説明する。なお、本実施の形
態のガス供給動作は、先の実施の形態のガス供給動作と
ほぼ同じである。したがって、以下の説明では、ガス供
給動作を省略し、流量/流量比変換データの校正動作の
みを説明する。
態のガス供給動作は、先の実施の形態のガス供給動作と
ほぼ同じである。したがって、以下の説明では、ガス供
給動作を省略し、流量/流量比変換データの校正動作の
みを説明する。
【0109】[2−2−1]H2ガス用の流量/流量比
変換データの校正動作 まず、H2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。この校正動作は次のような手順で行われ
る。
変換データの校正動作 まず、H2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。この校正動作は次のような手順で行われ
る。
【0110】[ステップ1]流量/流量比変換データの
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54,74,75の開閉パターンとして、H
2ガスの流量/流量比変換データを校正するための開閉
パターンを設定する。これにより、エアバルブ45,4
7,48,53,75が閉じられ、エアバルブ74,5
4,46が開かれる。
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54,74,75の開閉パターンとして、H
2ガスの流量/流量比変換データを校正するための開閉
パターンを設定する。これにより、エアバルブ45,4
7,48,53,75が閉じられ、エアバルブ74,5
4,46が開かれる。
【0111】その結果、N2ガス供給源71からマスフ
ローコントローラ50,49を介して処理容器30にN
2ガスが供給される。また、ガス源41,42とからマ
スフローコントローラ49,50へのガスとの供給と、
マスフローコントローラ50から処理容器30への制御
出力の供給と、マスフローコントローラ49からマスフ
ローコントローラ50への制御出力の供給とが禁止され
る。
ローコントローラ50,49を介して処理容器30にN
2ガスが供給される。また、ガス源41,42とからマ
スフローコントローラ49,50へのガスとの供給と、
マスフローコントローラ50から処理容器30への制御
出力の供給と、マスフローコントローラ49からマスフ
ローコントローラ50への制御出力の供給とが禁止され
る。
【0112】[ステップ2]所定の目標値の指定 次に、流量コントローラ55は、H2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49に対して所定の目標値として、例え
ば、100%の目標値を指定する。
ーコントローラ49に対して所定の目標値として、例え
ば、100%の目標値を指定する。
【0113】[ステップ3]N2ガスの供給 次に、流量コントローラ55は、H2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49に所定流量のN2ガスを供給する。
この供給は、O2ガス用のマスフローコントローラ50
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値に対応する流量のN2ガスがN
2ガス源71からマスフローコントローラ50を介して
マスフローコントローラ49に供給される。この場合、
N2ガスの供給流量は、マスフローコントローラ49の
フルスケール以下となるように設定される。また、この
場合も、N2ガスの供給流量として、例えば、複数の供
給流量が設定される。
ーコントローラ49に所定流量のN2ガスを供給する。
この供給は、O2ガス用のマスフローコントローラ50
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値に対応する流量のN2ガスがN
2ガス源71からマスフローコントローラ50を介して
マスフローコントローラ49に供給される。この場合、
N2ガスの供給流量は、マスフローコントローラ49の
フルスケール以下となるように設定される。また、この
場合も、N2ガスの供給流量として、例えば、複数の供
給流量が設定される。
【0114】[ステップ4]検出値の取込み 次に、流量コントローラ55は、マスフローコントロー
ラ49のセンサ62の検出値を取り込む。
ラ49のセンサ62の検出値を取り込む。
【0115】[ステップ5]流量の換算 次に、流量コントローラ55は、ステップ3の処理によ
りマスフローコントローラ49に供給されたN2ガスの
流量をH2ガスの供給流量に換算する。この換算処理
は、N2ガスの供給流量をO2ガスの供給流量に換算す
る処理と、この換算処理により得られたO2ガスの供給
流量をH2ガスの供給流量に換算する処理とからなる。
りマスフローコントローラ49に供給されたN2ガスの
流量をH2ガスの供給流量に換算する。この換算処理
は、N2ガスの供給流量をO2ガスの供給流量に換算す
る処理と、この換算処理により得られたO2ガスの供給
流量をH2ガスの供給流量に換算する処理とからなる。
【0116】N2ガスの供給流量をO2ガスの供給流量
に換算する処理は、次のようにして行われる。
に換算する処理は、次のようにして行われる。
【0117】今、O2ガス用のマスフローコントローラ
50のフルスケールをB1(リットル毎分)とし、流量
コントローラ55により指定されるN2ガスの目標値を
B2(%)とする。この場合、H2ガス用のマスフロー
コントローラ49に供給されるN2ガスの流量B3(リ
ットル毎分)は、次式(9)で表される。 B3=B1・(B2/100) …(9)
50のフルスケールをB1(リットル毎分)とし、流量
コントローラ55により指定されるN2ガスの目標値を
B2(%)とする。この場合、H2ガス用のマスフロー
コントローラ49に供給されるN2ガスの流量B3(リ
ットル毎分)は、次式(9)で表される。 B3=B1・(B2/100) …(9)
【0118】ここで、N2ガスのコンバージョンファク
タを1.00とし、O2ガスのコンバージョンファクタ
を0.98とすると、N2ガスの供給流量B3(リット
ル毎分)とO2ガスの供給流量B4(リットル毎分)と
の間には、次式(10)が成り立つ。 B3:B4=1.00:0.98 …(10)
タを1.00とし、O2ガスのコンバージョンファクタ
を0.98とすると、N2ガスの供給流量B3(リット
ル毎分)とO2ガスの供給流量B4(リットル毎分)と
の間には、次式(10)が成り立つ。 B3:B4=1.00:0.98 …(10)
【0119】これにより、O2ガスの供給流量B4(リ
ットル毎分)は、次式(11)で表される。 B4=(0.98/1.00)・B3 =0.98・B3 …(11)
ットル毎分)は、次式(11)で表される。 B4=(0.98/1.00)・B3 =0.98・B3 …(11)
【0120】この換算により得られたO2ガスの供給流
量B3(リットル毎分)をH2ガスの供給流量B5(リ
ットル毎分)に換算する処理は、次のようにして行われ
る。
量B3(リットル毎分)をH2ガスの供給流量B5(リ
ットル毎分)に換算する処理は、次のようにして行われ
る。
【0121】今、H2ガスのコンバージョンファクタを
1.01とする。この場合、マスフローコントローラ4
9に供給されるO2ガスの流量B4(リットル毎分)と
H2ガスの流量B5(リットル毎分)との間には、次式
(12)が成り立つ。 B4:B5=0.98:1.01 …(12)
1.01とする。この場合、マスフローコントローラ4
9に供給されるO2ガスの流量B4(リットル毎分)と
H2ガスの流量B5(リットル毎分)との間には、次式
(12)が成り立つ。 B4:B5=0.98:1.01 …(12)
【0122】これにより、H2ガスの流量B5(リット
ル毎分)は、次式(13)で表される。 B5=(1.01/0.98)・B4 =(1.01/0.98)・0.98・B3 =1.01B3 =1.01B1・(B2/100) …(13)
ル毎分)は、次式(13)で表される。 B5=(1.01/0.98)・B4 =(1.01/0.98)・0.98・B3 =1.01B3 =1.01B1・(B2/100) …(13)
【0123】これを具体例を使って説明する。今、例え
ば、O2ガス用のマスフローコントローラ50のフルス
ケールB1(リットル毎分)を20(リットル毎分)と
し、N2ガスの目標値B2(%)を50(%)とする。
この場合、H2ガスの流量B5(リットル毎分)は、次
式(14)に示すように、約9.9(リットル毎分)と
なる。 B5=1.01・20(50/100) =10.1 …(14)
ば、O2ガス用のマスフローコントローラ50のフルス
ケールB1(リットル毎分)を20(リットル毎分)と
し、N2ガスの目標値B2(%)を50(%)とする。
この場合、H2ガスの流量B5(リットル毎分)は、次
式(14)に示すように、約9.9(リットル毎分)と
なる。 B5=1.01・20(50/100) =10.1 …(14)
【0124】[ステップ6]変換テーブルの作成 次に、流量コントローラ55は、変換テーブルに、ステ
ップ5で求めたH2ガスの複数の供給流量B5とステッ
プ4で取り込んだH2ガスの複数の検出値との組合せを
書き込む。これにより、H2ガスの流量/流量比変換デ
ータが校正されたことになる。
ップ5で求めたH2ガスの複数の供給流量B5とステッ
プ4で取り込んだH2ガスの複数の検出値との組合せを
書き込む。これにより、H2ガスの流量/流量比変換デ
ータが校正されたことになる。
【0125】以上が、H2ガス用の流量/流量比変換デ
ータの校正動作である。
ータの校正動作である。
【0126】[2−2−2]O2ガス用の流量/流量比
変換データの校正動作 次に、O2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。
変換データの校正動作 次に、O2ガス用の流量/流量比変換データの校正動作
を説明する。
【0127】この校正動作も、H2ガス用の流量/流量
比変換データの校正動作とほぼ同じようにして行われ
る。したがって、以下の説明では、この校正動作を簡単
に説明する。
比変換データの校正動作とほぼ同じようにして行われ
る。したがって、以下の説明では、この校正動作を簡単
に説明する。
【0128】[ステップ1]流量/流量比変換データの
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54,74,75の開閉パターンとして、O
2ガスの流量/流量比変換データを校正するための開閉
パターンを設定する。これにより、エアバルブ45,4
6,47,54,74が閉じられ、エアバルブ75,5
3,48が開かれる。
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45〜4
8,53,54,74,75の開閉パターンとして、O
2ガスの流量/流量比変換データを校正するための開閉
パターンを設定する。これにより、エアバルブ45,4
6,47,54,74が閉じられ、エアバルブ75,5
3,48が開かれる。
【0129】その結果、N2ガス供給源71からマスフ
ローコントローラ49,50を介して処理容器30にN
2ガスが供給される。また、ガス源41,42からマス
フローコントローラ49,50へのガスとの供給と、マ
スフローコントローラ49から処理容器30への制御出
力の供給と、マスフローコントローラ50からマスフロ
ーコントローラ49への制御出力の供給とが禁止され
る。
ローコントローラ49,50を介して処理容器30にN
2ガスが供給される。また、ガス源41,42からマス
フローコントローラ49,50へのガスとの供給と、マ
スフローコントローラ49から処理容器30への制御出
力の供給と、マスフローコントローラ50からマスフロ
ーコントローラ49への制御出力の供給とが禁止され
る。
【0130】[ステップ2]所定の目標値指定 次に、流量コントローラ55は、O2ガス用のマスフロ
ーコントローラ50に対して所定の目標値として、例え
ば、100%の目標値を指定する。
ーコントローラ50に対して所定の目標値として、例え
ば、100%の目標値を指定する。
【0131】[ステップ3]O2ガスの供給 次に、流量コントローラ55は、O2ガス用のマスフロ
ーコントローラ50に所定流量のN2ガスを供給する。
この供給は、H2ガス用のマスフローコントローラ49
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値で規定される流量のN2ガスが
N2ガス源71からマスフローコントローラ49を介し
てマスフローコントローラ50に供給される。
ーコントローラ50に所定流量のN2ガスを供給する。
この供給は、H2ガス用のマスフローコントローラ49
に対して所定の目標値を指定することにより行われる。
これにより、この目標値で規定される流量のN2ガスが
N2ガス源71からマスフローコントローラ49を介し
てマスフローコントローラ50に供給される。
【0132】[ステップ4]検出値の取込み 次に、流量コントローラ55は、マスフローコントロー
ラ50のセンサ62の検出値を取り込む。
ラ50のセンサ62の検出値を取り込む。
【0133】[ステップ5]流量の換算 次に、流量コントローラ55は、ステップ3のガス供給
処理によりマスフローコントローラ50に供給されたN
2ガスの流量をO2ガスの流量に換算する。
処理によりマスフローコントローラ50に供給されたN
2ガスの流量をO2ガスの流量に換算する。
【0134】[ステップ6]変換テーブルの作成 次に、流量コントローラ55は、ステップ5で求めたO
2ガスの供給流量とステップ4で取り込んだ検出値とを
変換テーブルに書き込む。これにより、流量/流量比変
換データが校正されたことになる。
2ガスの供給流量とステップ4で取り込んだ検出値とを
変換テーブルに書き込む。これにより、流量/流量比変
換データが校正されたことになる。
【0135】以上が、O2ガス用の流量/流量比変換デ
ータの校正動作である。
ータの校正動作である。
【0136】[2−3]効果 以上詳述した本実施の形態においても、先の実施の形態
とほぼ同じ効果を得ることができるとともに、さらに、
流量/流量比変換データの校正にO2ガスやH2ガスよ
り安価なN2ガスを用いることができるという利点を得
ることができる。
とほぼ同じ効果を得ることができるとともに、さらに、
流量/流量比変換データの校正にO2ガスやH2ガスよ
り安価なN2ガスを用いることができるという利点を得
ることができる。
【0137】[3]第3の実施の形態 [3−1]構成 図4は、本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図4において、先の図3とほぼ同じ
機能を果たす部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
ク図である。なお、図4において、先の図3とほぼ同じ
機能を果たす部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0138】先の第2の実施の形態では、校正用のガス
の供給流量を設定する場合、流量/流量比変換データを
校正しない側のマスフローコントローラ49または50
を用いて設定する場合を説明した。
の供給流量を設定する場合、流量/流量比変換データを
校正しない側のマスフローコントローラ49または50
を用いて設定する場合を説明した。
【0139】これに対し、本実施の形態では、図4に示
すように、流量設定用の標準マスフローコントローラ7
6を設け、このマスフローコントローラ76により、校
正用のガスの供給流量を設定するようにしたものであ
る。
すように、流量設定用の標準マスフローコントローラ7
6を設け、このマスフローコントローラ76により、校
正用のガスの供給流量を設定するようにしたものであ
る。
【0140】この標準マスフローコントローラ76は、
例えば、N2ガス源71とエアバルブ74との間に挿入
されている。このような構成においては、N2ガスをマ
スフローコントローラ49に供給するための配管73及
びエアバルブ75(図3参照)と、マスフローコントロ
ーラ49の制御出力をマスフローコントローラ50に供
給するための配管51及びエアバルブ53(図3参照)
と、マスフローコントローラ49の制御出力が処理容器
30に供給されることを防止するためのエアバルブ46
(図3参照)とが不要になる。
例えば、N2ガス源71とエアバルブ74との間に挿入
されている。このような構成においては、N2ガスをマ
スフローコントローラ49に供給するための配管73及
びエアバルブ75(図3参照)と、マスフローコントロ
ーラ49の制御出力をマスフローコントローラ50に供
給するための配管51及びエアバルブ53(図3参照)
と、マスフローコントローラ49の制御出力が処理容器
30に供給されることを防止するためのエアバルブ46
(図3参照)とが不要になる。
【0141】なお、この標準マスフローコントローラ7
6は、N2ガスにより校正されている。
6は、N2ガスにより校正されている。
【0142】[3−2]動作 上記構成において、動作を説明する。
【0143】本実施の形態では、エアバルブ45,4
7,48,74の1つの開閉パターンで、H2ガスの流
量/流量比変換データとO2ガスの流量/流量比変換デ
ータとを同時に校正することもできるし、いずれか一方
のみを校正することもできる。以下の説明では、2つの
流量/流量比変換データの校正を同時に行う場合を代表
として説明する。
7,48,74の1つの開閉パターンで、H2ガスの流
量/流量比変換データとO2ガスの流量/流量比変換デ
ータとを同時に校正することもできるし、いずれか一方
のみを校正することもできる。以下の説明では、2つの
流量/流量比変換データの校正を同時に行う場合を代表
として説明する。
【0144】[ステップ1]流量/流量比変換データの
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45,4
7,48,54,74の開閉パターンとして、流量/流
量比変換データを校正するためのパターンを設定する。
これにより、エアバルブ45,47,48が閉じられ、
エアバルブ74,54が開かれる。
校正パターンの設定 まず、流量コントローラ55は、エアバルブ45,4
7,48,54,74の開閉パターンとして、流量/流
量比変換データを校正するためのパターンを設定する。
これにより、エアバルブ45,47,48が閉じられ、
エアバルブ74,54が開かれる。
【0145】その結果、N2ガス供給源71からマスフ
ローコントローラ76,50,49を介して処理容器3
0にN2ガスが供給される。また、H2ガス源41から
マスフローコントローラ49へのH2ガスの供給と、O
2ガス源42からマスフローコントローラ50へのO2
ガスの供給と、処理容器30へのマスフローコントロー
ラ50の制御出力の供給とが禁止される。
ローコントローラ76,50,49を介して処理容器3
0にN2ガスが供給される。また、H2ガス源41から
マスフローコントローラ49へのH2ガスの供給と、O
2ガス源42からマスフローコントローラ50へのO2
ガスの供給と、処理容器30へのマスフローコントロー
ラ50の制御出力の供給とが禁止される。
【0146】[ステップ2]所定の目標値の指定 次に、流量コントローラ55は、H2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49とO2ガス用のマスフローコントロ
ーラ50に対して、所定の目標値として、例えば、10
0%の目標値を指定する。
ーコントローラ49とO2ガス用のマスフローコントロ
ーラ50に対して、所定の目標値として、例えば、10
0%の目標値を指定する。
【0147】[ステップ3]N2ガスの供給 次に、流量コントローラ55は、マスフローコントロー
ラ50,49に所定流量のN2ガスを供給する。この供
給は、標準マスフローコントローラ76に対して所定の
目標値を指定することにより行われる。これにより、こ
の目標値で規定される流量のN2ガスがN2ガス供給源
71から標準マスフローコントローラ75を介してマス
フローコントローラ50,49に順次に供給される。
ラ50,49に所定流量のN2ガスを供給する。この供
給は、標準マスフローコントローラ76に対して所定の
目標値を指定することにより行われる。これにより、こ
の目標値で規定される流量のN2ガスがN2ガス供給源
71から標準マスフローコントローラ75を介してマス
フローコントローラ50,49に順次に供給される。
【0148】[ステップ4]検出値の取込み 次に、流量コントローラ55は、マスフローコントロー
ラ50,49の検出値を取り込む。
ラ50,49の検出値を取り込む。
【0149】[ステップ5]供給流量の換算処理 次に、流量コントローラ55は、ステップ3のガス供給
処理によりマスフローコントローラ50,49に供給さ
れたN2ガスの流量をO2ガスの供給流量とH2ガスの
供給流量に換算する。
処理によりマスフローコントローラ50,49に供給さ
れたN2ガスの流量をO2ガスの供給流量とH2ガスの
供給流量に換算する。
【0150】N2ガスの供給流量をO2ガスの供給流量
に換算する処理は、次のようにして行われる。
に換算する処理は、次のようにして行われる。
【0151】今、標準マスフローコントローラ75のフ
ルスケールをC1(リットル毎分)とし、流量コントロ
ーラ55により指定されるN2ガスの流量の目標値をC
2(%)とする。この場合、O2ガス用のマスフローコ
ントローラ50に供給されるN2ガスの流量C3(リッ
トル毎分)は、次式(15)で表される。 C3=C1・(C2/100) …(15)
ルスケールをC1(リットル毎分)とし、流量コントロ
ーラ55により指定されるN2ガスの流量の目標値をC
2(%)とする。この場合、O2ガス用のマスフローコ
ントローラ50に供給されるN2ガスの流量C3(リッ
トル毎分)は、次式(15)で表される。 C3=C1・(C2/100) …(15)
【0152】ここで、N2ガスのコンバージョンファク
タを1.00とし、O2ガスのコンバージョンファクタ
を0.98とすると、N2ガスの供給流量C3(リット
ル毎分)とO2ガスの供給流量C4(リットル毎分)と
の間には、次式(16)が成り立つ。 C3:C4=1.00:0.98 …(16)
タを1.00とし、O2ガスのコンバージョンファクタ
を0.98とすると、N2ガスの供給流量C3(リット
ル毎分)とO2ガスの供給流量C4(リットル毎分)と
の間には、次式(16)が成り立つ。 C3:C4=1.00:0.98 …(16)
【0153】これにより、O2ガスの供給流量C4(リ
ットル毎分)は、次式(17)で表される。 C4=(0.98/1.00)・C3 =0.98・C3 …(17)
ットル毎分)は、次式(17)で表される。 C4=(0.98/1.00)・C3 =0.98・C3 …(17)
【0154】同様に、H2ガスの供給流量C5(リット
ル毎分)は、H2ガスのバージョンファクタを1.01
とすると、次式(18)で表される。
ル毎分)は、H2ガスのバージョンファクタを1.01
とすると、次式(18)で表される。
【0155】 C5=1.01・C3 …(18)
【0156】これを具体例を使って説明する。今、例え
ば、標準マスフローコントローラ76のフルスケールC
1(リットル毎分)を20(リットル毎分)とし、N2
ガスの目標値C2(%)を50(%)とすると、O2ガ
スの供給流量C4(リットル毎分)は、次式(19)に
示すように、約9.8(リットル毎分)となる。 C4=0.98・20(50/100) =9.8 …(19)
ば、標準マスフローコントローラ76のフルスケールC
1(リットル毎分)を20(リットル毎分)とし、N2
ガスの目標値C2(%)を50(%)とすると、O2ガ
スの供給流量C4(リットル毎分)は、次式(19)に
示すように、約9.8(リットル毎分)となる。 C4=0.98・20(50/100) =9.8 …(19)
【0157】同様に、H2ガスの供給流量C4(リット
ル毎分)は、次式(20)に示すように、約10.1
(リットル毎分)となる。 C5=1.01・20(50/100) =10.1 …(20)
ル毎分)は、次式(20)に示すように、約10.1
(リットル毎分)となる。 C5=1.01・20(50/100) =10.1 …(20)
【0158】[ステップ6]変換テーブルの作成 次に、流量コントローラ55は、ステップ5で求めたO
2ガスの供給流量とステップ4で取り込んだマスフロー
コントローラ50の検出値との組合せをO2ガス用の変
換テーブルに書き込む。これにより、O2ガスの流量/
流量比変換データが校正されたことになる。
2ガスの供給流量とステップ4で取り込んだマスフロー
コントローラ50の検出値との組合せをO2ガス用の変
換テーブルに書き込む。これにより、O2ガスの流量/
流量比変換データが校正されたことになる。
【0159】同様に、流量コントローラ55は、ステッ
プ5で求めたH2ガスの供給流量とステップ4で取り込
んだマスフローコントローラ49の検出値との組合せを
H2ガス用の変換テーブルに書き込む。これにより、H
2ガスの流量/流量比変換データが校正されたことにな
る。
プ5で求めたH2ガスの供給流量とステップ4で取り込
んだマスフローコントローラ49の検出値との組合せを
H2ガス用の変換テーブルに書き込む。これにより、H
2ガスの流量/流量比変換データが校正されたことにな
る。
【0160】以上が、H2ガスの流量/流量比変換デー
タとO2ガスの流量/流量比変換データとの校正を同時
に行う場合の動作である。なお、これら2つの流量/流
量比変換データのいずれか一方の校正を行う場合は、ス
テップ4〜6の処理をいずれか一方についてだけ行えば
よい。
タとO2ガスの流量/流量比変換データとの校正を同時
に行う場合の動作である。なお、これら2つの流量/流
量比変換データのいずれか一方の校正を行う場合は、ス
テップ4〜6の処理をいずれか一方についてだけ行えば
よい。
【0161】[3−3]効果 以上詳述した本実施の形態においても、先の第2の実施
の形態とほぼ同じ効果を得ることができるとともに、さ
らに次のような効果を得ることができる。
の形態とほぼ同じ効果を得ることができるとともに、さ
らに次のような効果を得ることができる。
【0162】(1)まず、本実施の形態によれば、校正
用のガスの供給流量を設定するマスフローコントローラ
として、流量設定専用の標準マスフローコントローラ7
6を設けるようにしたので、H2ガスの流量/流量比変
換データとO2ガスの流量/流量比変換データとを同時
に校正することができる。
用のガスの供給流量を設定するマスフローコントローラ
として、流量設定専用の標準マスフローコントローラ7
6を設けるようにしたので、H2ガスの流量/流量比変
換データとO2ガスの流量/流量比変換データとを同時
に校正することができる。
【0163】(2)また、このような構成によれば、先
の第1、第2の実施の形態のように、基板処理用のマス
フローコントローラ49,50をたすき掛けする必要が
ないので、先の第1、第2の実施の形態よりエアバルブ
や配管の数を減らすことができる。
の第1、第2の実施の形態のように、基板処理用のマス
フローコントローラ49,50をたすき掛けする必要が
ないので、先の第1、第2の実施の形態よりエアバルブ
や配管の数を減らすことができる。
【0164】[3−4]変形例 以上の説明では、標準マスフローコントローラ76をマ
スフローコントローラ50に接続する場合を説明した。
しかしながら、本実施の形態では、これをマスフローコ
ントローラ49に接続するようにしてもよい。
スフローコントローラ50に接続する場合を説明した。
しかしながら、本実施の形態では、これをマスフローコ
ントローラ49に接続するようにしてもよい。
【0165】[4]第4の実施の形態 [4−1]構成 図5は、本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図5において、先の図4とほぼ同じ
機能を果たす部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
ク図である。なお、図5において、先の図4とほぼ同じ
機能を果たす部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0166】先の第3の実施の形態では、流量設定用の
標準マスフローコントローラ76に基板処理用の2つの
マスフローコントローラ49,50を直列に接続する場
合を説明した。これに対し、本実施の形態は、図5に示
すように、これらを並列に接続するようにしたものであ
る。
標準マスフローコントローラ76に基板処理用の2つの
マスフローコントローラ49,50を直列に接続する場
合を説明した。これに対し、本実施の形態は、図5に示
すように、これらを並列に接続するようにしたものであ
る。
【0167】すなわち、配管77の一端は、N2ガス源
71の出力口に接続され、他端は、配管78を介してマ
スフローコントローラ49の入力口に接続されるとも
に、配管79を介してマスフローコントローラ50の入
力口に接続されている。標準マスフローコントローラ7
6は、配管77に挿入されている。配管78,79に
は、これらを遮断するためのエアバルブ80,81が挿
入されている。
71の出力口に接続され、他端は、配管78を介してマ
スフローコントローラ49の入力口に接続されるとも
に、配管79を介してマスフローコントローラ50の入
力口に接続されている。標準マスフローコントローラ7
6は、配管77に挿入されている。配管78,79に
は、これらを遮断するためのエアバルブ80,81が挿
入されている。
【0168】[4−2]動作 上記構成において、動作を説明する。本実施の形態にお
いても、先の第3の実施の形態と同様に、H2ガスの流
量/流量比変換データとO2ガスの流量/流量比変換デ
ータとを同時に校正することができるとともに、いずれ
か一方のみを校正することができる。
いても、先の第3の実施の形態と同様に、H2ガスの流
量/流量比変換データとO2ガスの流量/流量比変換デ
ータとを同時に校正することができるとともに、いずれ
か一方のみを校正することができる。
【0169】H2ガスの流量/流量比変換データのみを
校正する場合は、流量コントローラ55は、エアバルブ
45,47,81を閉じ、エアバルブ80を開く。これ
により、この場合は、N2ガス源71から標準マスフロ
ーコントローラ76を介してH2ガス用のマスフローコ
ントローラ49にN2ガスが供給される。
校正する場合は、流量コントローラ55は、エアバルブ
45,47,81を閉じ、エアバルブ80を開く。これ
により、この場合は、N2ガス源71から標準マスフロ
ーコントローラ76を介してH2ガス用のマスフローコ
ントローラ49にN2ガスが供給される。
【0170】これに対し、O2ガスの流量/流量比変換
データのみを校正する場合は、流量コントローラ55
は、エアバルブ45,47,80を閉じ、エアバルブ8
1を開く。これにより、この場合は、N2ガス源71か
ら標準マスフローコントローラ76を介してO2ガス用
のマスフローコントローラ50にN2ガスが供給され
る。
データのみを校正する場合は、流量コントローラ55
は、エアバルブ45,47,80を閉じ、エアバルブ8
1を開く。これにより、この場合は、N2ガス源71か
ら標準マスフローコントローラ76を介してO2ガス用
のマスフローコントローラ50にN2ガスが供給され
る。
【0171】また、2つの流量/流量比変換データを同
時に校正する場合は、流量コントローラ55は、エアバ
ルブ45,47を閉じ、エアバルブ80,81を開く。
これにより、この場合は、N2ガス源71から標準マス
フローコントローラ76を介してH2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49とO2ガス用のマスフローコントロ
ーラ50にN2ガスが供給される。
時に校正する場合は、流量コントローラ55は、エアバ
ルブ45,47を閉じ、エアバルブ80,81を開く。
これにより、この場合は、N2ガス源71から標準マス
フローコントローラ76を介してH2ガス用のマスフロ
ーコントローラ49とO2ガス用のマスフローコントロ
ーラ50にN2ガスが供給される。
【0172】この場合、マスフローコントローラ49,
50には、配管78,79の径比に応じた流量のN2ガ
スが供給される。したがって、予め、この径比を流量コ
ントローラ55に登録しておけば、標準マスフローコン
トローラ76にマスフローコントローラ49,50を並
列に接続しているにもかかわらず、流量コントローラ5
5は、マスフローコントローラ40,55に供給される
N2ガスの流量を認識することができる。
50には、配管78,79の径比に応じた流量のN2ガ
スが供給される。したがって、予め、この径比を流量コ
ントローラ55に登録しておけば、標準マスフローコン
トローラ76にマスフローコントローラ49,50を並
列に接続しているにもかかわらず、流量コントローラ5
5は、マスフローコントローラ40,55に供給される
N2ガスの流量を認識することができる。
【0173】なお、校正処理の手順は、上述した第3の
実施の形態とほぼ同じなので、ここでは、説明を省略す
る。
実施の形態とほぼ同じなので、ここでは、説明を省略す
る。
【0174】[4−3]効果 以上詳述した本実施の形態によれば、流量設定用の標準
マスフローコントローラ76に基板処理用のマスフロー
コントローラ49,50を並列に接続するようにしたの
で、H2ガスの流量/流量比変換データとO2ガスの流
量/流量比変換データとのいずれか一方を校正する場
合、校正する側のマスフローコントローラ49または5
0にのみ校正用のN2ガスを供給することができるとい
う利点を得ることができる。
マスフローコントローラ76に基板処理用のマスフロー
コントローラ49,50を並列に接続するようにしたの
で、H2ガスの流量/流量比変換データとO2ガスの流
量/流量比変換データとのいずれか一方を校正する場
合、校正する側のマスフローコントローラ49または5
0にのみ校正用のN2ガスを供給することができるとい
う利点を得ることができる。
【0175】[5]その他の実施の形態 以上、本発明の4つの実施の形態を詳細に説明したが、
本発明は、上述したような実施の形態に限定されるもの
ではない。
本発明は、上述したような実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0176】(1)例えば、先の実施の形態では、流量
/流量比変換データを複数の組合せ(校正用のガスの供
給流量と検出値)によって表す場合を説明した。しかし
ながら、本発明は、これを1つの組合せで表すようにし
てもよい。このような構成によっても、例えば、比例演
算によって目標値の変換を行うことができる。
/流量比変換データを複数の組合せ(校正用のガスの供
給流量と検出値)によって表す場合を説明した。しかし
ながら、本発明は、これを1つの組合せで表すようにし
てもよい。このような構成によっても、例えば、比例演
算によって目標値の変換を行うことができる。
【0177】(2)また、先の実施の形態では、流量/
流量比変換データとして、校正用ガスの供給流量と検出
値との組合せを用いる場合を説明した。しかしながら、
本発明では、この組合せから求めたフルスケールを用い
るようにしてもよい。
流量比変換データとして、校正用ガスの供給流量と検出
値との組合せを用いる場合を説明した。しかしながら、
本発明では、この組合せから求めたフルスケールを用い
るようにしてもよい。
【0178】(3)また、先の実施の形態では、流量/
流量比変換データを校正すべき側のマスフローコントロ
ーラに校正用のガスを所定流量供給する場合、マスフロ
ーコントローラを使って供給する場合を説明した。しか
しながら、本発明は、マスフローコントローラ以外の装
置等を使って供給するようにしてもよい。
流量比変換データを校正すべき側のマスフローコントロ
ーラに校正用のガスを所定流量供給する場合、マスフロ
ーコントローラを使って供給する場合を説明した。しか
しながら、本発明は、マスフローコントローラ以外の装
置等を使って供給するようにしてもよい。
【0179】(4)この他にも、本発明は、その要旨を
逸脱しない範囲で、種々様々変形実施可能なことは勿論
である。
逸脱しない範囲で、種々様々変形実施可能なことは勿論
である。
【0180】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の自動
流量/流量比変換データ校正装置または請求項2記載の
ガス供給装置によれば、流量/流量比変換データを校正
する側の自動ガス流量制御装置に所定の目標値を指定す
るとともに、この目標値に対応する流量以下の校正用ガ
スを供給し、この校正用ガスの供給流量と自動ガス流量
制御装置の検出値との組合せに基づいて、流量/流量比
変換データを校正するようにしたので、このデータを自
動的に校正することができる。これにより、流量/流量
比変換データを登録する場合、誤って本来のデータとは
異なるデータを登録してしまうことを防止することがで
きる。
流量/流量比変換データ校正装置または請求項2記載の
ガス供給装置によれば、流量/流量比変換データを校正
する側の自動ガス流量制御装置に所定の目標値を指定す
るとともに、この目標値に対応する流量以下の校正用ガ
スを供給し、この校正用ガスの供給流量と自動ガス流量
制御装置の検出値との組合せに基づいて、流量/流量比
変換データを校正するようにしたので、このデータを自
動的に校正することができる。これにより、流量/流量
比変換データを登録する場合、誤って本来のデータとは
異なるデータを登録してしまうことを防止することがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に用いられるマスフ
ローコントローラの構成を示すブロック図である。
ローコントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】従来のガス供給装置を備えた基板処理装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
30…処理容器、40…ガス供給装置、41…H2ガス
源、42…O2ガス源、43,44,51,52,7
2,73,77,78,79…配管、45,46,4
7,48,53,54,74,75,80,81…エア
バルブ、49…H2ガス用マスフローコントローラ、5
0…O2ガス用マスフローコントローラ、55…流量コ
ントローラ、61…コントロールバルブ、62…セン
サ、63…流量制御部、71…N2ガス源、76…標準
マスフローコントローラ。
源、42…O2ガス源、43,44,51,52,7
2,73,77,78,79…配管、45,46,4
7,48,53,54,74,75,80,81…エア
バルブ、49…H2ガス用マスフローコントローラ、5
0…O2ガス用マスフローコントローラ、55…流量コ
ントローラ、61…コントロールバルブ、62…セン
サ、63…流量制御部、71…N2ガス源、76…標準
マスフローコントローラ。
Claims (2)
- 【請求項1】 目標値と検出値がそれぞれ制御可能な最
大流量に対する目標流量と検出流量の比で表される自動
ガス流量制御装置に対して、所定の目標値を指定する目
標値指定手段と、 この目標値指定手段により指定された目標値に対応する
流量以下の流量の校正用ガスをガス流路に供給する校正
用ガス供給手段と、 この校正用ガス供給手段によって前記ガス流路に供給さ
れる前記校正用ガスの流量とこの流量の校正用ガスを前
記ガス流路に供給したときの前記自動ガス流量制御装置
の検出値とに基づいて、流量で表される目標値を前記最
大流量に対する流量比で表される目標値に変換するため
の流量/流量比変換データを校正する流量/流量比変換
データ校正手段とを備えたことを特徴とする自動流量/
流量比変換データ校正装置。 - 【請求項2】 ガス流路を介してガスの供給先にガスを
供給する第1のガス供給手段と、 流量で表されるガスの流量の目標値を、流量/流量比変
換データに基づいて、制御可能なガスの最大流量に対す
る流量比で表される目標値に変換する流量/流量比変換
手段と、 前記ガス流路を流れるガスの流量を検出するものであっ
て、この検出値が前記最大流量に対する検出流量の比で
表される流量検出手段と、 前記流量/流量比変換手段の変換処理により得られた目
標値と前記流量検出手段の検出値との偏差が所定の値と
なるように前記ガス流路を流れるガスの流量を制御する
流量制御手段と、 前記流量/流量比変換データの校正時、前記流量制御手
段に前記ガス流路に流すガスの流量の目標値として所定
の目標値を指定する目標値指定手段と、 前記流量/流量比変換データの校正時、前記目標値指定
手段により指定された目標値に対応する流量以下の流量
の校正用ガスを前記ガス流路に供給する第2のガス供給
手段と、 この第2のガス供給手段によって前記ガス流路に供給さ
れる前記校正用ガスの流量とこの流量の校正用ガスを前
記ガス流路に供給したときの前記流量検出手段の検出値
とに基づいて、前記流量/流量比変換データを校正する
流量/流量比変換データ校正手段とを備えたことを特徴
とするガス供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6842798A JPH11265218A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 自動流量/流量比変換データ校正装置及びガス供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6842798A JPH11265218A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 自動流量/流量比変換データ校正装置及びガス供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11265218A true JPH11265218A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13373392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6842798A Pending JPH11265218A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 自動流量/流量比変換データ校正装置及びガス供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11265218A (ja) |
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- 1998-03-18 JP JP6842798A patent/JPH11265218A/ja active Pending
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