JPH11265026A - 電子スチルカメラおよび取り付け面加工方法 - Google Patents

電子スチルカメラおよび取り付け面加工方法

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JPH11265026A
JPH11265026A JP10067019A JP6701998A JPH11265026A JP H11265026 A JPH11265026 A JP H11265026A JP 10067019 A JP10067019 A JP 10067019A JP 6701998 A JP6701998 A JP 6701998A JP H11265026 A JPH11265026 A JP H11265026A
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image sensor
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Akira Ezawa
朗 江沢
Keiji Osawa
圭司 大沢
Akira Yamamoto
晃 山本
Takayuki Uchiyama
貴之 内山
Yosuke Kono
洋介 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置調節機構を不要として作業性や保守性を向
上させた電子スチルカメラを提供すること。 【解決手段】交換可能な撮影レンズ13を通してカメラ
ボディ11内に入射する被写体像を受光する撮像素子2
1はパッケージング化されてホルダ22を介してカメラ
ボディ11に取り付けられる。カメラボディ11に形成
された撮影レンズ13の取り付け面121を基準として
カメラ側取り付け面111を、撮像素子21の受光面2
1aを基準としてホルダ側取り付け面221をそれぞれ
予め加工して形成する。カメラ側取り付け面111とホ
ルダ側取り付け面221とを当接して撮像装置20をカ
メラボディ11にねじ18で取り付けると、受光面21
aが撮影レンズ13の結像位置と一致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズを通し
てカメラボディ内に入射する被写体像を受光する撮像素
子をホルダで保持し、そのホルダを介して撮像素子をカ
メラボディに取り付けるようにした電子スチルカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラでは、高品質の画像を
得るために撮影レンズからの被写体像を正しく撮像素子
上に結像させる必要がある。撮像素子はパッケージに保
持され、パッケージをカメラボディに取り付けることに
より撮像素子がカメラボディに取り付けられる。しかし
ながら、撮像素子の受光面とパッケージの取り付け面と
の寸法は製造誤差を含むため、単にパッケージをカメラ
ボディの取り付け面に取り付けるだけでは所望の寸法精
度が満足されない。そのため、パッケージをカメラボデ
ィに取り付けた後で撮影レンズに対する撮像素子の位置
を調整したり、逆に撮影レンズの位置を調整している。
【0003】レンズ交換式カメラ、たとえば一眼レフレ
ックスカメラでは、交換レンズはレンズマウント面に装
着されるため、撮像素子をレンズマウント面に対して所
定の位置に取り付け調整する必要がある。そこで従来
は、パッケージングされている撮像素子を位置調節機構
とともにカメラボディに組込み、撮像素子に基準パター
ンを投影してモニタ上に表示させ、モニタを見ながら撮
像素子の位置を位置調節機構で調節している。
【0004】位置調節機構は、たとえば3角形の各頂点
に配置した3本のねじと、がた寄せのためのばねとを有
し、3本のねじを螺進、螺退させることにより撮像素子
の位置を調節するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように位置調節機構を撮像素子とともにカメラボディに
収容するとカメラが大型化するばかりではなく、カメラ
の保守点検のために撮像素子を取外すと、取り付けの際
に再調整が必要となり、作業性が悪い、保守性が悪いと
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、位置調節機構を不要とし
て作業性や保守性を向上させた電子スチルカメラを提供
することにある。本発明の他の目的は、位置調節機構を
不要として作業性や保守性を向上させた電子スチルカメ
ラのホルダ側取り付け面を簡単に加工するようにした加
工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1〜9に対応づけて本
発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、撮影レンズ13を通してカメ
ラボディ11内に入射する被写体像を受光する撮像素子
21と、撮像素子21を保持してカメラボディ11に取
り付けるホルダ22とを備えた電子スチルカメラに適用
される。そして、撮影レンズ13の結像面を基準として
カメラボディ11に形成されたカメラ側取り付け面11
1と、撮像素子21の受光面21aを基準としてホルダ
22に形成されたホルダ側取り付け面221とを有し、
カメラ側取り付け面111とホルダ側取り付け面221
とを当接して撮像素子21をカメラボディ11に取り付
け、受光面21aを結像面と一致させることにより上述
の目的が達成される。 (2)請求項2の発明は、交換可能な撮影レンズ13を
通してカメラボディ11内に入射する被写体像を受光す
る撮像素子21と、撮像素子21を保持してカメラボデ
ィ11に取り付けるホルダ22とを備えた電子スチルカ
メラに適用される。そして、カメラボディ11に形成さ
れた撮影レンズ13の取り付け面121を基準としてカ
メラボディ11に形成されたカメラ側取り付け面111
と、撮像素子21の受光面21aを基準としてホルダ2
2に形成されたホルダ側取り付け面221とを有し、カ
メラ側取り付け面111とホルダ側取り付け面221と
を当接して撮像素子21をカメラボディ11に取り付
け、受光面21aを結像面と一致させることにより上述
した目的が達成される。 (3)請求項3の発明は、請求項2に記載の電子スチル
カメラにおいて、撮影レンズ13の取り付け面121は
光軸と直交する方向に広がり、カメラ側取り付け面11
1は撮影レンズ13の取り付け面に対して平行であり、
ホルダ側取り付け面221は撮像素子21の受光面21
aに対して平行であることを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記
載の電子スチルカメラにおいて、光軸と直交する面内で
のカメラボディ11に対するホルダ22の位置を規定す
る当接面223,225をそれぞれ有することを特徴と
する。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の電子ス
チルカメラのホルダ側取り付け面221の加工方法に適
用される。そして、ホルダ22に保持された撮像素子2
1に所定のパターンを投影し、パターンが投影されてい
る撮像素子21から画像信号を入力し、入力された画像
信号に基づいて、カッタ109Aに対するホルダ側取り
付け面221の位置を算出し、算出された位置に応じて
ホルダ22を移動してカッタ109Aでホルダ側取り付
け面221を加工することにより、上述した目的を達成
する。 (6)請求項6の発明は、請求項1〜請求項4の電子ス
チルカメラのホルダ側取り付け面221の加工方法に適
用される。そして、ホルダ側取り付け面221に予め焦
点調節された顕微鏡203をホルダ22に保持された撮
像素子21の受光面21aに焦点調節し、そのときの顕
微鏡203の焦点調節ずれ量を検出し、検出されたずれ
量に基づいて、カッタ109Aに対するホルダ側取り付
け面221の位置を算出し、算出された位置に応じてホ
ルダ22を移動してカッタ109Aでホルダ側取り付け
面221を加工することにより、上述した目的を達成す
る。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明による電子スチルカ
メラを一眼レフレックス型とした場合の概略的構成を示
している。図1に示すように、カメラボディ11にはレ
ンズマウント12が設けられており、このレンズマウン
ト12には交換式の撮影レンズ13が装着されている。
撮影レンズ13を通過した被写体光はクイックリターン
ミラー14で上方に反射されてスクリーン15上に結像
する。スクリーン15に結像した被写体像はペンタダハ
プリズム16から接眼レンズ17を通してファインダ観
察窓から観察される。
【0010】クイックリターンミラー14は図示しない
レリーズ釦が全押しされると上方に跳ね上がり、撮影レ
ンズ13からの被写体像が撮像装置20に入射する。撮
像装置20は、CCDに代表される固体撮像素子21を
ホルダ22に固定したものであり、その取り付け面22
1をカメラボディ11の取り付け面111に当接し、ね
じ18でカメラボディ11に締結されている。このよう
な一眼レフレックス型の電子スチルカメラでは、レンズ
マウント12のレンズ取り付け面121と撮像素子21
の受光面21aとの寸法を所定距離L1に所定の精度で
取り付け、これにより受光面21aを撮影レンズ13の
結像面に一致させる必要がある。なお、撮像素子21は
セラミックなどにより予めパッケージングされ、そのパ
ッケージにホルダ22が一体化されている。
【0011】そこでこの実施の形態では、レンズマウン
ト12に形成されたレンズ取り付け面121とカメラボ
ディ11のカメラ側取り付け面111の寸法が所定の距
離L2となるように、レンズマウント面121を基準と
して、換言すると撮影レンズ13の結像面を基準として
取り付け面111を加工する。カメラボディ11をカメ
ラ背面から見た図2に示すように、カメラボディ11に
は撮影レンズ13から入射した被写体光束が撮像装置2
0に入射するように開口112が形成され、開口112
の下部に取り付け面111a,111bが、上部に取り
付け面111cがそれぞれ形成される。この取り付け面
111a〜111cは、レンズマウント12をカメラボ
ディ11の前面に取り付けた後に、上述したように、レ
ンズ取り付け面121を基準として加工される。
【0012】また、撮像装置20の光軸回りの位置を決
める下部位置決め面113aと113bが、取り付け面
111aと111bからカメラ後方に直交して延設する
とともに、開口112の左部には側部位置決め面113
cが光軸方向と平行な面内に延設されている。下部位置
決め面113aと113bは光軸を通る水平基準線HL
から距離L4に加工されるとともに、側部位置決め面1
13cは光軸を通る垂直基準線VLから距離L5に加工
される。撮像装置20の光軸回りの位置調整については
後述する。
【0013】一方、図1に示すように、撮像素子21の
受光面21aとホルダ22の取り付け面221との寸法
が所定の距離L3となるように、撮像素子21の受光面
21aを基準としてホルダ22の取り付け面221を加
工すれば、撮像装置20をねじ18でカメラボディ11
に取り付けたとき、レンズマウント12のレンズ取り付
け面121と撮像素子21の受光面21aとの寸法が所
定距離L1に所定の精度に設定される。取り付け面22
1の加工方法については後述する。
【0014】図3はカメラボディへの撮像装置20の取
り付け状態をカメラ背面から見た図である。撮像装置2
0のホルダ22には、図3において下方に突出する2つ
の取り付け片222aおよび222bと、上方に突出す
る1つの取り付け突片222cとが形成されている。2
つの取り付け突片222aおよび222bの一辺223
をカメラボディ11の下方位置決め面113aおよび1
13bにそれぞれ当接し、ホルダ22の左側面225を
側方位置決め面113cに当接することにより、撮像素
子21の光軸回りの位置決めが行なわれる。
【0015】図4(a),(b)および図5により撮像
装置20の取り付け面221や位置決め面223および
225の加工方法について詳細に説明する。なお、図4
(b)に示すように、ホルダ側取り付け面221はホル
ダ22の各突片222a〜222cの裏面に形成される
ものである。
【0016】図4および図5の加工装置は、撮像装置2
0のホルダ22をチャックするチャッキング装置113
と、このチャッキング装置113を矢印A1方向に上下
動させ、矢印A2方向に揺動させ、矢印A3方向に揺動
させ、図5の矢印A4方向およびA5方向に水平移動さ
せ、図4のA6方向に回転させる駆動装置115と、照
明光源103と、照明光源103により照射される試験
チャート105と、試験チャート105のパターンを撮
像素子21の受光面21a上に結像させる光学系107
と、ホルダ22の取り付け面221を加工するカッタ1
09Aと、ホルダ22の位置決め面223を加工するカ
ッタ109Bと、ホルダ22の位置決め面225を加工
するカッタ109Cと、カッタ109Aによる切削粉を
吸引する吸引装置111と、撮像素子21からのアナロ
グ撮像信号をデジタル画像信号に変換したり、各種信号
処理を行なう信号処理装置119と、信号処理装置11
9からの画像信号に基づいて後述する各種の処理を実行
して駆動装置115を駆動制御する制御装置117とを
有する。カッタ109Aは、その加工面が試験チャート
105の結像面からL3離れた位置に設定されている。
【0017】試験チャート105のパターンは、受光面
21aの少なくとも中央部と、左右端部と、上下端部の
それぞれの複数の画素から出力される画像信号の信号強
度を計測できるようなパターンである。このパターンに
よりホルダ側取り付け面221の光軸方向の位置決めが
行なわれる。また、光学系107の光軸で互いに直交す
る横基準線と縦基準線も描かれていて、後述するように
この横基準線により位置決め面223の位置決めが、縦
基準線により位置決め面225の位置決めが行なわれ
る。
【0018】図6は制御装置117で実行される取り付
け面221の加工処理手順例を示すフローチャートであ
る。ステップS1において、照明光学系103を点灯し
て試験チャート105のパターンを撮像素子21上に投
影する。ステップS2において、撮像素子21の受光面
21aの中央部の画像信号が所定値以上であるか判定す
る。受光面21aの中央部の画像信号が所定値以上でな
いと判定されるとステップS3に進み、チャッキング装
置113をA1方向に移動して撮像素子21を上下動さ
せてステップS2に戻る。ステップS2において受光面
21aの中央部の画像信号が所定値以上であると判定さ
れると、すなわち、中央部が光学系107の焦点面と一
致したと判定されるとステップS4に進み、受光面21
aの左右端部の画像信号が所定値以上であるか判定す
る。受光面21aの左右端部の画像信号が所定値以上で
ないと判定されるとステップS5に進み、チャッキング
装置113をA2方向に揺動し、撮像素子21をその受
光面21aの中央部を中心として揺動させてステップS
4に戻る。
【0019】ステップS4において受光面21aの左右
端部の画像信号が所定値以上であると判定されると、す
なわち、左右端部が光学系107の焦点面と一致したと
判定されるとステップS6に進み、受光面21aの上下
端部の画像信号が所定値以上であるか判定する。受光面
21aの上下端部の画像信号が所定値以上でないと判定
されるとステップS7に進み、チャッキング装置113
をA3方向に揺動し、撮像素子21をその受光面21a
の中央部を中心として揺動してステップS6に戻る。ス
テップS6で受光面21aの上下端部の画像信号が所定
値以上であると判定されると、すなわち、上下端部が光
学系107の焦点面と一致したと判定されるとステップ
S8に進む。ステップS8で吸引装置111を始動し、
ステップS9においてカッタ109Aで取り付け面22
1を加工する。
【0020】このようにホルダ側取り付け面221を加
工することにより、図1に示すようにホルダ側取り付け
面221と受光面21aとの寸法がL3に設定される。
【0021】図7は制御装置117で実行される位置決
め面223,225の加工処理手順例を示すフローチャ
ートである。ステップS11において、照明光学系10
3を点灯して試験チャート105のパターンを撮像素子
21上に投影する。ステップS12において、試験チャ
ート105で撮像素子21の受光面21a上に投影され
た横基準線309(図5)が撮像素子21の水平線方向
(図4(b)の左右方向)と平行か判定する。否定され
るとステップS13に進み、チャッキング装置113を
光軸回りにA6方向(図4(a))に回転してステップ
S12に戻る。ステップS12において、横基準線30
9が撮像素子21の水平線方向と平行であると判定され
るとステップS14に進む。
【0022】ステップS14において、試験チャート1
05で撮像素子21の受光面21a上に投影された横基
準線309が撮像素子21の中央水平線(撮像素子21
の画面中心を通る水平方向の画素の並び方向)と一致す
るか判定する。否定されるとステップS15に進み、チ
ャッキング装置113をA4方向(図5)に移動してス
テップS14に戻る。ステップS14において、横基準
線309が撮像素子21の中央水平線と一致すると判定
されるとステップS16に進む。
【0023】ステップS16において、試験チャート1
05で撮像素子21の受光面21a上に投影された縦基
準線307(図5参照)が撮像素子21の中央垂直線
(撮像素子21の画面中心を通る垂直方向の画素の並び
方向)と一致するか判定する。否定されるとステップS
17に進み、チャッキング装置113をA5方向(図
5)に移動してステップS16に戻る。ステップS16
において、縦基準線307が撮像素子21の中央垂直線
と一致すると判定されるとステップS18に進む。ステ
ップS18で吸引装置111を始動し、ステップS19
においてカッタ109B,109Cで位置決め面22
3,225をそれぞれ加工する。
【0024】このように位置決め面223,225を加
工することにより、図5に示すように位置決め面223
と横基準線309との寸法がL4に設定され、位置決め
面225と縦基準線307との寸法がL5に設定され
る。なお、図2に示すように、カメラ側位置決め面11
3a,113bと水平線HLとの寸法もL4に、また、
カメラ側位置決め面113cと垂直線VLとの寸法はL
5に予め加工されている。したがって、撮像装置20を
カメラボディ11に取り付けたときに、撮影レンズ11
3の光軸と撮像装置20の光軸も正しく一致する。
【0025】図8は図4の加工装置の別の例を示す。試
験チャート105のパターンを投影する代りに顕微鏡2
03で受光面21aまでの位置を計測してチャッキング
装置113を駆動するものである。図4と同様な箇所に
は同一の符号を付して説明を行なう。図8において、顕
微鏡203は加工前のホルダ取り付け面221に焦点調
節されている。また、カッタ109Aも顕微鏡203の
焦点面位置を加工するように設定されている。
【0026】図9のフローチャートを参照して加工処理
手順を説明する。ステップS21において顕微鏡203
を受光面21aの左上点に移動し、ステップS22にお
いて、顕微鏡203を上下動させて受光面21aにフォ
ーカシングし、そのときの受光面21aの取り付け面2
21からのずれ量t1を検出する。ステップS23にお
いて顕微鏡203を受光面21aの右上点に移動し、ス
テップS24において、顕微鏡203を上下動させて受
光面21aにフォーカシングし、そのときの受光面21
aの取り付け面221からのずれ量t2を検出する。ス
テップS25において顕微鏡203を受光面21aの右
下点に移動し、ステップS26において、顕微鏡203
を上下動させて受光面21aにフォーカシングし、その
ときの受光面21aの取り付け面221からのずれ量t
3を検出する。
【0027】ステップS27では、ずれ量t1〜t3に
基づいて受光面21aの駆動量を演算し、ステップS2
8において、その演算量に基づいてチャッキング装置1
13を駆動する。この場合、受光面21aとカッタ10
9Aの加工面との距離がL3となるように、ずれ量t1
〜t3に応じてチャッキング装置113はA1〜A3方
向に駆動される。そして、ステップS29で吸引装置1
11を始動し、ステップS30においてカッタ109A
で取り付け面221を加工する。
【0028】このようにして図8のように顕微鏡を使用
して、ホルダ側取り付け面221と受光面21aとの寸
法をL3に加工することができる。なお、顕微鏡203
にオートフォーカシング機能を設けた場合について説明
し、受光面21aの取り付け面221からの焦点調節ず
れ量を自動的に検出するようにしたが、作業者が顕微鏡
を観察しながら受光面21aに焦点調節し、そのときの
焦点調節量をずれ量として検出することもできる。
【0029】以上では、撮影レンズ交換式の一眼レフレ
ックスカメラについて説明したが、交換できない撮影レ
ンズを備えたレンズシャッタカメラなど各種のタイプの
電子スチルカメラにも本発明を適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
効果を奏することができる。 (1)請求項1〜4の発明によれば、撮影レンズの結像
面あるいはレンズ取り付け面を基準としてカメラボディ
にカメラ側取り付け面を形成し、さらに、撮像素子の受
光面を基準としてホルダ側にホルダ側取り付け面を形成
し、カメラ側取り付け面とホルダ側取り付け面とを当接
して撮像素子をカメラボディに取り付けるようにしたの
で、撮像素子の位置決め機構を必要とせずに撮像素子の
受光面を結像位置に一致させることができ、カメラの小
型化に寄与する。また、出荷後に保守のために撮像装置
を取外した後、カメラ側取り付け面とホルダ側取り付け
面とを当接して撮像素子をカメラボディに取り付けるだ
けで位置調整作業が不要となり、保守性が向上する。 (2)請求項5および6の発明によれば、撮像素子の受
光面とホルダ側取り付け面との寸法を精度よく設定する
ことができるとともに、簡単に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子スチルカメラの概略的構成を
示す図
【図2】図1のカメラボディの撮像装置取り付け面をカ
メラ背面から見た図
【図3】図2の取り付け面に撮像装置を取り付けたカメ
ラ背面から見た図
【図4】(a)は(b)のa−a線方向から見た撮像装
置の取り付け面の加工装置の一例を示す図、(b)はホ
ルダ側取り付け面221を示す斜視図
【図5】撮像装置の位置決め面の加工装置を示す図
【図6】試験チャートによる取り付け面の加工手順例を
示すフローチャート
【図7】試験チャートによる位置決め面の加工手順例を
示すフローチャート
【図8】撮像装置の取り付け面の加工装置の他の例を示
す図
【図9】図8の加工装置による取り付け面の加工手順例
を示すフローチャート
【符号の説明】
11 カメラボディ 12 レンズマウント 13 撮影レンズ 20 撮像装置 21 撮像素子 21a 受光面 22 ホルダ 111 カメラ側取り付け面 112 開口 113a,113b,113c カメラ側位置決め面 121 レンズ取り付け面 221 ホルダ側取り付け面 222a〜222c 突片 223,225 ホルダ側位置決め面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 貴之 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 河野 洋介 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを通してカメラボディ内に入射
    する被写体像を受光する撮像素子と、 前記撮像素子を保持して前記カメラボディに取り付ける
    ホルダとを備えた電子スチルカメラにおいて、 前記撮影レンズの結像面を基準として前記カメラボディ
    に形成されたカメラ側取り付け面と、 前記撮像素子の受光面を基準として前記ホルダに形成さ
    れたホルダ側取り付け面とを有し、 前記カメラ側取り付け面と前記ホルダ側取り付け面とを
    当接して前記撮像素子を前記カメラボディに取り付ける
    ことにより前記受光面を前記結像面と一致させたことを
    特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】交換可能な撮影レンズを通してカメラボデ
    ィ内に入射する被写体像を受光する撮像素子と、 前記撮像素子を保持して前記カメラボディに取り付ける
    ホルダとを備えた電子スチルカメラにおいて、 前記カメラボディに形成された前記撮影レンズの取り付
    け面を基準として前記カメラボディに形成されたカメラ
    側取り付け面と、 前記撮像素子の受光面を基準として前記ホルダに形成さ
    れたホルダ側取り付け面とを有し、 前記カメラ側取り付け面と前記ホルダ側取り付け面とを
    当接して前記撮像素子を前記カメラボディに取り付ける
    ことにより前記受光面を前記結像面と一致させたことを
    特徴とする電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電子スチルカメラにおい
    て、 前記撮影レンズの取り付け面は光軸と直交する方向に広
    がり、 前記カメラ側取り付け面は前記撮影レンズの取り付け面
    に対して平行であり、 前記ホルダ側取り付け面は前記撮像素子の受光面に対し
    て平行であることを特徴とする電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の電子スチ
    ルカメラにおいて、 前記カメラ側取り付け面と前記ホルダ側取り付け面は、
    光軸と直交する面内での前記カメラボディに対する前記
    ホルダの位置を規定する当接面をそれぞれ有することを
    特徴とする電子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4の電子スチルカメラの
    ホルダ側取り付け面の加工方法において、 前記ホルダに保持された撮像素子に所定のパターンを投
    影し、 前記パターンが投影されている前記撮像素子から画像信
    号を入力し、 入力された画像信号に基づいて、カッタに対する前記ホ
    ルダ側取り付け面の位置を算出し、 算出された位置に応じて前記ホルダを移動して前記カッ
    タで前記ホルダ側取り付け面を加工することを特徴とす
    るホルダ側取り付け面の加工方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項4の電子スチルカメラの
    ホルダ側取り付け面の加工方法において、 前記ホルダ側取り付け面に予め焦点調節された顕微鏡を
    前記ホルダに保持された撮像素子の前記受光面に焦点調
    節し、 そのときの前記顕微鏡の焦点調節ずれ量を検出し、 前記検出されたずれ量に基づいて、カッタに対する前記
    ホルダ側取り付け面の位置を算出し、 算出された位置に応じて前記ホルダを移動して前記カッ
    タで前記ホルダ側取り付け面を加工することを特徴とす
    るホルダ側取り付け面の加工方法。
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