JPH11264195A - 建物ユニットの接合構造及び接合方法 - Google Patents

建物ユニットの接合構造及び接合方法

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JPH11264195A
JPH11264195A JP6882798A JP6882798A JPH11264195A JP H11264195 A JPH11264195 A JP H11264195A JP 6882798 A JP6882798 A JP 6882798A JP 6882798 A JP6882798 A JP 6882798A JP H11264195 A JPH11264195 A JP H11264195A
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Nobumoto Tsujimoto
伸基 辻元
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三好  幹夫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、隣接する建物ユニット同士
を締結金具で固定される建物ユニットの接合構造及び接
合方法を提供するものである。 【解決手段】 本発明は、建物ユニットの接合構造にお
いて、互いに隣接する床パネル1の床構造材11bの両
端部を貫通して締結ボルト33が取り付けられ、床構造
材11bの両端と直交する床構造材11aのそれぞれ
に、締結ボルト33を挿通可能な挿通孔31を備えた締
結金具3が固着され、締結ボルト33の一端が、一側床
パネル1の締結金具3の挿通孔31に挿入係止され、他
端が他側床パネル1の締結金具3の挿通孔31から突出
され、螺入されたナット37で締結されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニットの接
合構造、接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等のユニット建物は、複数の
建物ユニットを接続して構築されているが、この建物ユ
ニットは、床パネルの周囲に壁パネルが立設された構造
となっている(特公平5─38102号公報参照)。
【0003】上記のような建物ユニット同士の水平方向
の接合構造は、壁パネル上端同士を接合する板金製接続
具と、床パネルに渡し張りする継なぎ面材による接合構
造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような接合構造
の建物ユニットの場合、壁パネルで形成される部屋の大
きさ、開口の有無、大小により、壁パネルの形成される
壁面の数量により、板金製接続具の締結本数が制限さ
れ、板金製接続具と継なぎ面材だけでは均一なる接合強
度を確保しずらいといった問題がある。また、3階建等
においては、建物ユニット間の接合強度が不足するとい
った問題もある。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、隣接する建物ユニット同士を強
固に接合できる建物ユニットの接合構造を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、床パネルの外縁部に壁パネルが立設されてなる建物
ユニットを複数突き合わせて配置し、隣接する床パネル
同士を接合してなる建物ユニットの接合構造において、
床パネルの外縁部が床構造材で四方形に枠組みされ、互
いに隣接する床パネルの向かい合って並列する床構造材
の端部に設けられた締結孔を貫通して締結ボルトが取り
付けられ、前記向かい合って並列するそれぞれの床構造
材の端部と直交する別の床床構造材のそれぞれに、締結
ボルトを挿通可能な挿通孔を備えた締結金具が固着さ
れ、締結ボルトの一端が、一側床パネルの締結金具の挿
通孔に挿入係止され、他端が他側床パネルの締結金具の
挿通孔から突出され、螺入されたナットで締結されてい
るものである。
【0007】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
建物ユニットの接合構造において、締結金具が、あらか
じめ床パネルに固着されているものである。
【0008】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の建物ユニットの接合構造において、締結金具
が、締結ボルトを係止する係止部と、上記別の床構造材
に取り付けられる取付け片とからなり、取付け片が座金
付きボルトで床構造材に取り付けられているものであ
る。
【0009】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3記
載の建物ユニットの接合構造の締結ボルトを、あらかじ
め一方の建物ユニットの床パネル締結孔から挿入して床
パネル内に没入させておき、その後、建物ユニットを突
き合わせて配置し、その後上記締結ボルトを引き出して
他方の建物ユニットの床パネルにまで股がらせ、それぞ
れの床パネルに固着された締結金具に締結することを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の本発明は、建物ユニットの
床パネルの隅部で、直交する床構造材のそれぞれと隣接
する建物ユニットの床パネルの床構造材とを接合してな
る建物ユニットの接合構造であって、直交する床構造材
の床パネル内側面に取り付けられた板状片が略直角に交
わってなる締結金具が、それぞれの板状片に挿通孔を備
え、締結ボルトを挿通孔より挿通して、隣接する建物ユ
ニットの床パネルのそれぞれの床構造材に取り付けられ
た締結金具と締結ボルトで締結されていることを特徴と
する。
【0011】請求項6記載の本発明は、建物ユニットの
床構造材と隣接する屋根用建物ユニットの屋根構造材を
接合してなる建物ユニットの接合構造であって、構造材
に固定できる取付け片と締結ボルト係止部からなる締結
金具が、隣接するそれぞれの構造材に設けられた挿通孔
より締結ボルトを挿通して、締結ボルトの両端を係止部
の挿通孔よりそれぞれ挿入して床構造材と隣接する屋根
構造材が締結されていることを特徴とする。
【作用】請求項1記載の本発明の建物ユニットの接合構
造は、締結ボルトの一端が、一側床パネルの締結金具の
挿通孔に挿入係止され、他端が他側床パネルの締結金具
の挿通孔から突出され、螺入されたナットで締結されて
いるので、床パネル同志が緊密に締結され、建物ユニッ
トの接合強度を向上させることができる。これによって
3階を有するユニット建物においても、その接合強度の
向上により、強固な建物を構築できる。
【0012】請求項2記載の本発明の建物ユニットの接
合構造においては、締結金具が、あらかじめ床パネルに
固着されているので、現場の組み立て手間が軽減され、
施工コストを削減することができる。
【0013】請求項3記載の締結金具の接合構造におい
て、取付け片が座金付きボルトで締結されているので、
ボルト頭の突出が少ないため、他の部材との干渉が少な
く設計が簡易である。
【0014】請求項4記載の建物ユニットの接合方法に
おいて、締結ボルトを、あらかじめ一方の建物ユニット
の床パネル締結孔から挿入して床パネル内に没入させて
おき、その後、建物ユニットを突き合わせて配置し、そ
の後上記締結ボルトを引き出して他方の建物ユニットの
床パネルにまで股がらせ、それぞれの床パネルに固着さ
れた締結金具に締結するので、床根太と床根太のピッチ
が締結ボルトの長さより小さい時でも床パネル同士の締
結作業を容易に行うことが出来る。
【0015】請求項5記載の建物ユニットの接合構造に
おいて、直交する床構造材の床パネル内側面に取り付け
られた板状片が略直角に交わってなる締結金具が、それ
ぞれの板状片に挿通孔を備え、締結ボルトを挿通孔より
挿通して、隣接する建物ユニットの床パネルのそれぞれ
の床構造材に取り付けられた締結金具と締結ボルトで締
結されているので、締結ボルト同士が干渉することなく
隣接する構造材同士を接合することができる。
【0016】請求項6記載の建物ユニットの接合構造に
おいて、構造材に固定できる取付け片と締結ボルト係止
部からなる締結金具が、隣接するそれぞれの構造材に設
けられた挿通孔より締結ボルトを挿通して、締結ボルト
の両端を係止部の挿通孔よりそれぞれ挿入して床構造材
と隣接する屋根構造材が締結されているので、床構造材
と隣接する屋根構造材の締結において、構造強度を確保
した接合構造とすることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例であっ
て、床パネルの接合構造を示す平面図である。図2は図
1の床パネルの接合部の詳細を示す斜視図である。図3
は締結金具の斜視図である。図4は図1のA部拡大図で
ある。図5は締結ボルトがあらかじめ締結金具に係止さ
れた接合方法の説明図である。図6は床パネル同士の接
合方法を示す説明図である。図7は床パネル同士が入隅
を形成する床パネルの接合構造を示す平面図であり、図
8(イ)図は締結金具の断面図、(ロ)図はA−A線の
矢視図である。図9は入隅を形成する床パネルの説明
図、図10は建物ユニットの接合を示す斜視図である。
図11は締結金具の斜視図である。図12は締結金具の
取付け状態を示す説明図で、(イ)図は(ロ)図のA−
A線における断面図である。
【0017】図1において、本実施例の建物ユニットの
接合構造は、床パネル1の外縁部に壁パネル2が立設さ
れてなる建物ユニットが複数突き合わせて配置し、隣接
する床パネル1同士を接合してなるものである。なお、
上記建物ユニットを複数突き合わせて配置することによ
り、建物ユニットが構築される。図2において、上記床
パネル1の外縁部は床構造材としての床根太11a、1
1bで四方形に枠組みされ、互いに隣接する床パネル
1、1の向かい合って並列する床根太11b、11bの
端部に設けられた締結孔36を貫通して締結ボルト33
が取り付けられている。前記向かい合って並列するそれ
ぞれの床根太11b、11bの端部と直交する別の床根
太11a、11aのそれぞれに、締結ボルト33を挿通
可能な挿通孔31を備えた締結金具3が固着されてい
る。
【0018】上記床パネル1の締結に使用される締結金
具3は、あらかじめ工場等で製造される建物ユニットの
床パネル1に固着されている。図3において、締結金具
3は、締結ボルト33を係止する係止部34と、上記別
の床根太11aに取り付けられる取付け片35とからな
り、締結金具3の取付け片35は床根太11aの側面に
座金付きボルト4で固着される。図4において、座金付
きボルト4は、締結金具3の取付け片35を床根太11
aに固定する際に床根太挿通孔より挿入し取付け片35
側とナット41で締結する。その際座金付きボルト4に
は予め座金4aが固着されているので、床根太11bと
の接触面が広くとれ、床根太11bとの固定強度が確保
され、また座金の取付け手間が省け取付け作業が容易と
なる。また、床根太11aに切欠きを設けて座金4aを
埋込んでいるのでボルト頭の突出がない。
【0019】また、締結金具3のボルト係止部34は、
取付け片35に垂設されていて、その両側が補強板で補
強されたものとなっている。締結ボルト33の一端は、
一側床パネルの締結金具3の挿通孔31に挿入係止さ
れ、他端は他側床パネル1の締結金具3の挿通孔31か
ら突出され、螺入されたナット37で締結されている。
【0020】上述のように、本実施例の建物ユニットの
接合構造は、締結ボルト33の一端が、一側床パネル1
の締結金具3の挿通孔31に挿入係止され、他端が他側
床パネル1の締結金具3の挿通孔31から突出され、螺
入されたナット37で締結されているので、床パネル
1、1同士が緊密に締結され、建物ユニットの接合強度
を向上させることができる。これによって3階を有する
ユニット建物においても、その接合強度の向上により、
強固な建物を構築できる。
【0021】次に、上記接合構造になされた建物ユニッ
トの接合方法を図4、図5に基づいて説明する。まず、
図4のように、締結金具3は予め床パネル1に固着され
ている。そして締結ボルト33を、あらかじめ一方の建
物ユニットの床パネル1の締結孔36から挿入して床パ
ネル1内に没入させておく、その際、締結ボルト33は
床根太11bより床パネルの外に出ない様に止める。
【0022】その後、図5のように、建物ユニットを突
き合わせて配置し、そして上記既に据え付けられた床パ
ネル1の方の締結金具3に係止されている、締結ボルト
33を引き出して他方の建物ユニットの床パネル1の締
結穴36から挿入する。そして、両方の床パネル同士に
固着されている締結金具3に、締結ボルト33を股がし
て掛け渡し、締結ボルト33で締結金具3同士を締結す
る。床パネル1と床パネル1とはスペーサー40で位置
決めされ、締結ボルト33で締結金具3同士にしっかり
と締結される。上記のように、締結ボルト33を、あら
かじめ一方の建物ユニットの床パネル1の締結孔36か
ら挿入して床パネル内に没入させておくことにより、床
根太11c、11bのピッチが締結ボルト33の長さよ
り小さい時でも、現場の締結作業が容易に行うことがで
きる。
【0023】図7は、請求項5記載の構造材同士が入隅
を形成する接合構造を示している。本実施例では、構造
材としては床根太で構成される床パネルについて説明す
る。図9に示す様に、隣接する床パネルがA部のように
入隅を形成している。入隅の中央の床パネル10aは、
直交する床根太15a、15bで形成されている。そし
て、直交する床根太15a、15bのそれぞれと隣接す
る他の床パネル2、3とで入隅が形成されている。 即
ち、入隅を形成する中央の床パネル10aと隣接する他
の2個の床パネル10b、10cよりなる建物ユニット
の接合構造である。入隅を形成する中央の床パネル10
aの直交する床構造材としての床根太15a、15bの
外側面に、それぞれ隣接している他の2個の床パネル1
0b、10cの床根太がそれぞれ締結される。詳しく
は、入隅を形成する中央の床パネル10aの直交する床
根太15a、15bの内側面に略直角に折れ曲がった板
状辺からなる締結金具20aが取り付けられる。そし
て、それぞれの板状辺には締結ボルト22を挿入できる
挿通孔21aを備えている。
【0024】図8の様に、締結金具20aは略直角に折
れ曲がった板状辺からなり、それぞれの板状辺には床根
太の内側面に固定できる挿通孔21bが設けられてい
る。挿通孔21bは長孔を形成して位置調整可能になっ
ている。一方、中央の床パネル10aに隣接するそれぞ
れの床パネル10b、10cにも締結金具3がもうけら
れている。そして、隣接する床構造材としての床根太1
5c、15eには締結ボルト22、22を挿入できる挿
通孔30a、30b、30c、30dが穿孔されてい
る。そして、締結金具3は隣接する床根太15c、15
eに直交する床根太15d、15fの内側面にそれぞれ
取り付けられている。
【0025】入隅部の床パネル10a、10b、10c
の接合要領は、先ず、床パネル10a、10b、10c
にそれぞれ締結金具20a、3を床根太内側面に固定ボ
ルト4で固定しておく、次に入隅部の中央の床パネル1
0aに取り付けられた締結金具20aより、挿通孔21
a、30a、30bに締結ボルト22を挿通する。同様
に締結ボルト22を挿通孔21a、30c、30dより
挿通する。そして、締結ボルト22は隣接する他の床パ
ネル10b、10cの締結金具3、3の係止部の挿通孔
31より挿入されて締結される。以上の様に、入隅部の
床パネル10a、10b、10cの接合において、締結
金具20aが略直角に折れ曲がった板状辺からなるの
で、締結ボルト22同士がお互いに干渉することなく締
結することができる。
【0026】図10は、請求項6記載の床構造材と屋根
構造材とを締結する接合構造を示している。実施例は建
物ユニット47を組み立て3階のユニット建物を構成し
ている。3階の部分は一部下屋を形成して、建物ユニッ
ト47の床構造材としての床根太45aと屋根ユニット
48の水平材である鼻隠し材60が隣接して接合してい
る。そして、締結金具20bが、図10のB部に示す様
に、3階床根太45aと、下屋を形成している屋根ユニ
ット48の構造材としての鼻隠し材60との水平接合に
用いられている。屋根ユニット48は鼻隠し材60、タ
ルキ材62、トラス材61等で構成されている。図10
のB部において、床根太45aと鼻隠し材60とは水平
な構造材として形成され、且つ同一軸芯に設けられてい
る。その為屋根ユニットの水平方向の接合に隣接する建
物ユニット47の床根太45aを利用することができ
る。
【0027】図12の様に、建物ユニット47の床パネ
ル10dを構成している床構造材としての床根太45a
と直交する床根太45bの内側面に締結金具20bが取
り付けられている。締結金具20bは床根太45bに固
定されて、係止部28は床根太45bに接している。
又、床根太45bには締結ボルトを挿入可能に挿通孔5
1aが設けられている。隣接するトラス材61にも同様
に挿通孔51bが設けられている。一方、床根太45a
と同一軸芯をなす鼻隠し材60の内側面に締結金具20
bが取り付けられている。そして締結金具20bの係止
部28の挿通孔25aは床根太45aの締結金具20b
の挿通孔25aと同一軸芯と成る様になされている。
尚、床パネル10dと屋根ユニットの位置はスペーサー
40で軸芯を調整している。
【0028】締結金具20bは、図11の様に、構造材
に固定できる取付け片27と締結ボルト22を係止でき
る係止部28からなっている。建物ユニット47の床パ
ネルと屋根ユニットの接合構造において、締結金具20
bが、隣接するそれぞれの構造材に設けられた挿通孔5
1a、51bより締結ボルト22を挿通して、締結ボル
ト22の両端を係止部の挿入孔25aよりそれぞれ挿入
係止して床構造材と隣接する屋根構造材を締結可能にな
されている。従って、建物の下屋部に取り付けられた建
物ユニット47と屋根ユニット48の接合を更に強固な
接合構造とする事が出来る。以上の実施例は、建物ユニ
ットについて説明したが、パネルで構成される軸組み工
法でも適用できるのは勿論である。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物ユニットの
接合構造は、隣接する建物ユニット間の接合強度を向上
させることができ、これによって3階を有するユニット
建物においても、その接合強度の向上により、強固な建
物を構築できる。
【0030】請求項2記載の本発明の建物ユニットの接
合構造においては、締結金具があらかじめ工場にて、組
み立てられているので、現場の組み立て手間が軽減さ
れ、施工コストを削減することができる。
【0031】請求項3記載の締結金具の接合構造におい
て、取付け片が座金付きボルトで締結されているので、
締結金具の取付けが容易となる。従って、ユニット建物
の接合構造として好適である。
【0032】請求項4記載の建物ユニットの接合方法に
おいて、締結ボルトを、あらかじめ一方の建物ユニット
の床パネル締結孔から挿入して床パネル内に没入させて
おき、その後、建物ユニットを突き合わせて配置し、そ
の後上記締結ボルトを引き出して他方の建物ユニットの
床パネルにまで股がらせ、それぞれの床パネルに固着さ
れた締結金具に締結するので、床根太と床根太のピッチ
が締結ボルトの長さより小さい時でも床パネル同士の締
結作業を容易に行うことが出来る。
【0033】請求項5記載の建物ユニットの接合構造に
おいて、直交する床構造材の床パネル内側面に取り付け
られた板状片が略直角に交わってなる締結金具が、それ
ぞれの板状片に挿通孔を備え、締結ボルトを挿通孔より
挿通して、隣接する建物ユニットの床パネルのそれぞれ
の床構造材に取り付けられた締結金具と締結ボルトで締
結されているので、締結ボルト同士が干渉することなく
隣接する構造材同士を接合することができる。
【0034】請求項6記載の建物ユニットの接合構造に
おいて、構造材に固定できる取付け片と締結ボルト係止
部からなる締結金具が、隣接するそれぞれの構造材に設
けられた挿通孔より締結ボルトを挿通して、締結ボルト
の両端を係止部の挿通孔よりそれぞれ挿入して床構造材
と隣接する屋根構造材が締結されているので、床構造材
と隣接する屋根構造材の締結において、構造強度を確保
した接合構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、床パネルの接合構
造を示す平面図である。
【図2】図1の床パネルの接合部Aの詳細を示す斜視図
である。
【図3】締結金具の斜視図である。
【図4】図1の接合部Aの拡大図である。
【図5】締結ボルトがあらかじめ締結金具に係止された
接合方法の説明図である。
【図6】床パネル同士の接合方法を示す説明図である。
【図7】床パネル同士が入隅を形成する床パネルの接合
構造を示す平面図である。
【図8】締結金具の断面図である。
【図9】入隅を形成する床パネルの説明図である。
【図10】建物ユニットの接合を示す斜視図である。
【図11】締結金具の斜視図である。
【図12】締結金具の取付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 床パネル 2 壁パネル 3 締結金具 4 座金付きボルト 10a、10b、10c 床パネル 11a 床根太(床構造材) 11b 床根太(床構造材) 12 床根太(床構造材) 15a、15b、15c 床根太(床構造材) 15d、15e、15f 床根太(床構造材) 20a、20b 締結金具 21a、21b 挿通孔 22 締結ボルト 23 補強リブ 26 挿通孔 27 取付け片 28 係止部 31 挿通孔 32 挿通孔 33 締結ボルト 34 ボルト係止部 35 取付け片 36 締結孔 37 ナット 38 ワッシャ 40 スペーサー 41 ナット 45a、45b 床根太(床構造材) 47 建物ユニット 48 屋根ユニット 50a、50b、50c 挿通孔 50d、50e、50f 挿通孔 51a、51b 挿通孔 60 鼻隠し材(屋根構造材) 61 トラス材 62 タルキ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルの外縁部に壁パネルが立設され
    てなる建物ユニットを複数突き合わせて配置し、隣接す
    る床パネル同志を接合してなる建物ユニットの接合構造
    において、 床パネルの外縁部が床構造材で四方形に枠組みされ、互
    いに隣接する床パネルの向かい合って並列する床構造材
    の端部に設けられた締結孔を貫通して締結ボルトが取り
    付けられ、 前記向かい合って並列するそれぞれの床構造材の端部と
    直交する別の床構造材のそれぞれに、締結ボルトを挿通
    可能な挿通孔を備えた締結金具が固着され、 締結ボルトの一端が、一側床パネルの締結金具の挿通孔
    に挿入係止され、他端が他側床パネルの締結金具の挿通
    孔から突出され、螺入されたナットで締結されているこ
    とを特徴とする建物ユニットの接合構造。
  2. 【請求項2】 締結金具が、あらかじめ床パネルに固着
    されていることを特徴とする請求項1記載の建物ユニッ
    トの接合構造。
  3. 【請求項3】 締結金具が、締結ボルトを係止する係止
    部と、上記別の床構造材に取り付けられる取付け片とか
    らなり、取付け片が座金付きボルトで床構造材に取り付
    けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
    建物ユニットの接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の建物ユニットの接合
    構造の締結ボルトを、あらかじめ一方の建物ユニットの
    床パネル締結孔から挿入して床パネル内に没入させてお
    き、その後、建物ユニットを突き合わせて配置し、その
    後上記締結ボルトを引き出して他方の建物ユニットの床
    パネルにまで股がらせ、それぞれの床パネルに固着され
    た締結金具に締結することを特徴とする建物ユニットの
    接合方法。
  5. 【請求項5】 建物ユニットの床パネルの隅部で、直交
    する床構造材のそれぞれと隣接する建物ユニットの床パ
    ネルの床構造材とを接合してなる建物ユニットの接合構
    造であって、直交する床構造材の床パネル内側面に取り
    付けられた板状片が略直角に交わってなる締結金具が、
    それぞれの板状片に挿通孔を備え、締結ボルトを挿通孔
    より挿通して、隣接する建物ユニットの床パネルのそれ
    ぞれの床構造材に取り付けられた締結金具と締結ボルト
    で締結されていることを特徴とする建物ユニットの接合
    構造。
  6. 【請求項6】 建物ユニットの床構造材と隣接する屋根
    用建物ユニットの屋根構造材を接合してなる建物ユニッ
    トの接合構造であって、構造材に固定できる取付け片と
    締結ボルト係止部からなる締結金具が、隣接するそれぞ
    れの構造材に設けられた挿通孔より締結ボルトを挿通し
    て、締結ボルトの両端を係止部の挿通孔よりそれぞれ挿
    入して床構造材と隣接する屋根構造材が締結されている
    ことを特徴とする建物ユニットの接合構造。
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