JPH11263678A - ポーラスコンクリート成形体 - Google Patents

ポーラスコンクリート成形体

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JPH11263678A
JPH11263678A JP8943998A JP8943998A JPH11263678A JP H11263678 A JPH11263678 A JP H11263678A JP 8943998 A JP8943998 A JP 8943998A JP 8943998 A JP8943998 A JP 8943998A JP H11263678 A JPH11263678 A JP H11263678A
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incineration ash
cement
porous concrete
concrete
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JP8943998A
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Kazuyuki Murakami
和幸 村上
Tetsuya Fujii
哲也 藤井
Shigeo Suda
重雄 須田
Seisuke Nagashio
靖祐 長塩
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Taiheiyo Cement Corp
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Taiheiyo Cement Corp
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    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/021Ash cements, e.g. fly ash cements ; Cements based on incineration residues, e.g. alkali-activated slags from waste incineration ; Kiln dust cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度であると同時に高い透水性をも兼ね備
えたポーラスコンクリート成形体を提供することであ
る。他の課題として都市ゴミ焼却灰や下水汚泥等の焼却
灰を大量に処理し、埋め立て地不足の問題あるいはダイ
オキシン発生の問題を解決することを目的とする。 【解決手段】 骨材とセメントからなり、振動加圧成形
によるゼロスランプコンクリートを用いた即時脱型によ
り成形されるポーラスコンクリート成形体において、セ
メントが都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰を原料として
製造された水硬性組成物であることを特徴とするポーラ
スコンクリート成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ゴミ焼却灰や
下水汚泥焼却灰等の廃棄物を原料として製造してなる水
硬性組成物(以下エコセメントという)を使用した透水
性を有するポーラスコンクリート成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市化が進むに従って、アスファ
ルト舗装、コンクリート舗装または各種建築物によって
起こる地表面の遮水による弊害が顕著になってきた。地
表を覆うこれらの構築物は、従来土の中に自然に浸透し
ていた雨水の透過を妨げる結果地下水の急激な減少、そ
れによる地盤沈下、土中生物の生態の変化、樹木の順調
な発育の阻害、路面上の排水不良または集中豪雨による
河川の氾濫等を引き起こして、これらの現象は社会的に
大きな問題となっており、その解決は急務となってい
る。
【0003】このようなことから、透水性を有する舗装
の出現が従来から強く望まれており、その材料として透
水性アスファルトが知られている。しかしながら、この
透水性アスファルトは元来透水性および保水性が十分で
なく、また日照によって軟化、溶融したアスファルトが
目詰まりを起こして、その透水性を一層悪化させ、さら
に強度の経年変化が大きいこと等のために満足できるも
のではなかった。一方、セメントコンクリート(以下、
単にコンクリートともいう)を基材とする透水性コンク
リート舗装については、従来十分な透水性と強度の両方
を兼ね備えたものを現場打設によって造ることは困難で
あった。即ち、ポルトランドセメント等を使用したポー
ラスコンクリートは空隙が大きくなると強度が低下し、
また強度を向上させようとすると空隙を小さくする必要
があり、透水性が低下する。さらに、打設時の振動締め
固めにより空隙がペースト等で埋まり透水性が低下する
等の問題があった。
【0004】また、近年、道路をインターロッキングブ
ロック等のブロックで舗装することが多くなりつつあ
る。従来のインターロッキングブロックは透水性能はな
かったが、最近透水性能を有するインターロッキングブ
ロックが開発されている。このインターロッキングブロ
ックは、一般のインターロッキングブロックと同様に、
振動加圧成形によるゼロスランプコンクリートを用いた
即時脱型により製造されるが、しかし空隙が大きいた
め、強度が不足していた。また、高強度化するため、単
位水量を増やすと脱型後のブロックの塑性変形が生じ、
寸法精度が得られない問題もあった。
【0005】一方、近年、都市ゴミや下水汚泥等の一般
廃棄物および産業廃棄物は著しく増加し、廃棄物の有効
利用、再資源化が各方面で試みられているが、廃棄物処
理に関する決定的な方法はなく、現状は埋め立てに頼っ
ている。しかし、最近、セメントの製造分野では、廃棄
物の有効利用および再資源化を目的として、都市ゴミ焼
却灰等の廃棄物を原料として製造されたエコセメントが
製造されている(特開平7−165446号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は振動加
圧成形によるゼロスランプコンクリートを用いた即時脱
型によるポーラスコンクリート成形体における前記の問
題を解決する高強度であると同時に高い透水性をも兼ね
備えたポーラスコンクリート成形体を提供することであ
る。また他の目的としては都市ゴミ焼却灰等の廃棄物を
大量に再資源化し、有効利用することにより、廃棄物の
埋め立て地不足の問題および環境汚染の問題を解決する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
鋭意研究の結果、本発明者らはポーラスコンクリート成
形体に使用するセメントとして、従来の普通ポルトラン
ドセメントと異なる組成のセメントを用いることにより
前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成し
た。即ち、本発明のポーラスコンクリート成形体は、骨
材とセメントからなる連続した粗大空隙を有するポーラ
スコンクリート成形体において、セメントが都市ゴミ焼
却灰、下水汚泥焼却灰の一種以上を原料として製造され
た水硬性組成物であることを特徴とする。
【0008】都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種以
上を原料として製造されたセメント、即ちエコセメント
は早強性、速硬性に優れ、ポルトランドセメントと比較
すると硬化が早く、強度も大きい。またエコセメントの
特徴として振動加圧成形により即時脱型した場合のブロ
ックの塑性変形が小さいため、単位水量を増やして、よ
り高い充填が可能であり、高強度が得られる。また、成
形時の振動締め固めにおいて、セメントペーストのだれ
が生じにくいので空隙が埋められることがなく、粗大連
続空隙を維持したまま硬化するので、高い透水性が得ら
れる。
【0009】また、本発明において、都市ゴミ焼却灰、
下水汚泥焼却灰の一種以上を原料として製造された水硬
性組成物即ちエコセメントが、、C117CaCl2、C
117CaF2、C3Aの一種以上を10〜40重量%お
よびC2S、C3Sの一種以上を(ただし、C:CaO、
A:Al23、S:SiO2を示す)含有する焼成物に
石膏を添加した水硬性組成物であることを特徴とする。
【0010】この焼成物中のアルミニウム源は焼却灰か
ら由来するので、C117CaCl2、C117CaF2
3A等のアルミニウム化合物の含有量が10重量%未
満では、焼却灰の使用量が少なく、本発明の目的である
廃棄物焼却灰の大量処理の目的にそぐわない。また、4
0重量%超えると水和の進行によって過大に膨張するの
で好ましくない。
【0011】また本発明において、上述の材料にさらに
ポリマーを粉体量に対して0〜20重量%添加すること
を特徴とする。
【0012】セメントコンクリートにポリマーを添加す
ると、セメントの水和とポリマーフィルムの形成が同時
に進行し、ポリマーフィルムがセメント水和物を覆い、
ポリマーとセメントが一体化したマトリックス相が形成
されるため高強度となる。
【0013】また本発明において、上述の材料にさらに
凝結遅延剤を添加することを特徴とする。エコセメント
は速硬性のため凝結時間をコントロールし、練り混ぜか
ら成形までの可使時間を得るためため凝結遅延剤の添加
が望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で用いるエコセメントは、
都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種以上を原料とし
てなる焼成物であって、C117CaCl2、C117
aF2、C3Aの一種以上を10〜40重量%およびC2
S、C3Sの一種以上を含む焼成物と石膏からなる水硬
性組成物である。なお、ここで使用する原料は、貝殻や
下水汚泥に生石灰を混合した下水汚泥乾粉、その他の一
般廃棄物や産業廃棄物、更には普通セメント原料である
石灰石、粘土、珪石、アルミ灰、ボーキサイト、鉄等と
混合して成分調整した原料であってもよい。係る原料を
1200〜1500℃で焼成して得たクリンカーを粉砕
後、この焼成物に石膏を添加してエコセメントを製造す
る。石膏は、無水石膏、二水石膏、半水石膏のいずれも
使用でき、強度の発現性から前記焼成物100重量部に
対して1〜30重量部添加するのが好ましい。
【0015】本発明で使用する粗骨材は例えば天然骨
材、軽量骨材、砕石等が挙げられるが特にこれらに限定
されるものではない。粗骨材の粒径は2.5mm〜40
mmの範囲が好ましい。骨材の平均粒径が2.5mm以
下の場合は、得られる連続空隙の大きさが小さく、透水
性が良くなく、目詰まりを起こしやすい。また平均粒径
が40mmを超える場合は硬化体の強度が低下する。
【0016】本発明に使用されるポリマーとしては、樹
脂エマルジョンおよびゴムラテックスが挙げられ、例え
ば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂およびスチレンブ
タジエンゴムが用いられる。ポリマーの添加量は粉体量
に対して0〜20重量%が好ましい。ここでポリマー添
加量を20重量%以下としたのは、これ以上添加すると
コンクリートの粘性が上がり成形が困難となるからであ
る。
【0017】本発明に用いられる凝結遅延剤は、無機質
もしくは有機質遅延剤でセメント組成物としての可使時
間を調整することができる。無機質遅延剤は、リン酸お
よびその塩等、例えばリン酸、リン酸塩、ホウ酸、ホウ
酸塩等が使用できる。有機質遅延剤は、カルボン酸、オ
キシカルボン酸、およびその塩、糖等、例えばクエン
酸、リンゴ酸、スクロース、オリゴ糖およびデキストリ
ン等が好適に使用できる。
【0018】かかる凝結遅延剤の添加量は、セメントお
よびエコセメントの合量に対して、0.1〜1.5重量
%することにより好適な可使時間が得られる。ここで添
加量が0.1重量%より少ないと遅延効果がなく、1.
5重量%より多いと凝結時間が長くなり過ぎ好ましくな
い。普通セメントや混合セメントなどの標準タイプのセ
メントに対し、エコセメントの添加量が20重量%以下
で使用する場合は、前記凝結遅延剤を必ずしも添加する
必要はない。
【0019】本発明はこのような粗骨材と前記エコセメ
ントを所定の割合で混合混練し、得られたコンクリート
を型枠内に投入し、加圧と外部振動により十分な加圧振
動締め固めを行う。加圧は、油圧式あるいは空気圧式の
加圧装置等を使用することができる。外部振動は、型枠
に取り付け可能な振動機やテーブルバイブレーター等を
使用することができる。好ましい振動成形条件は、例え
ば振動数(rpm)が4500〜9000、振動加速度
(g)が10〜209、加圧力が0.05〜1.5kg
f/cm3、振動加圧時間は3〜10秒である。
【0020】このようにして振動成形されたポーラスコ
ンクリート成形体は、振動締め固め後、即時脱型するこ
とにより大量生産が可能である。型枠から脱型した成形
体の養生方法は、室温で放置して養生しても良く、ある
いは蒸気養生、噴霧養生であっても良く特に限定されな
い。
【0021】本発明によって得られるポーラスコンクリ
ート成形体の第一の特徴は、空隙率が大きく、したがっ
て高い透水性が得られるところにある。本発明によれば
15〜35%の空隙率を有するポーラスコンクリート成
形体を得ることができる。本発明で使用するエコセメン
トは普通ポルトランドセメントと比較して、加圧振動締
め固めを行ってもセメントペーストのだれにより空隙が
埋まらず、空隙の大きいポーラスコンクリート成形体が
得られる。この高い空隙率によって透水が極めて速やか
に進行し、その透水係数は0.22〜0.31cm/s
であり、普通ポルトランドセメント等により製造された
ポーラスコンクリート成形体の0.23cm/sに比較
して透水性能が優れていることがわかる。
【0022】本発明によって得られるポーラスコンクリ
ート成形体の第二の特徴は、高い強度を備えているとこ
ろにあり、本発明によって得られる透水性コンクリート
が前述のような大きい空隙率、したがって高い透水性を
有する一方で、このように実用に耐えうる十分な曲げ強
度を有することは特筆されなければならない。本発明に
よって得られるポーラスコンクリート製インターロッキ
ングブロックは4.36N/mm2以上(14日間、2
0℃の恒温室養生)の曲げ強度を有するので、本発明に
よって構築される舗装は、付加される荷重が比較的小さ
くてすむ歩道、運動場および駐車場は勿論、その荷重が
比較的大きい道路、例えばコンクリート舗装要綱の交通
量区分に示されるB交通区分程度まで十分に実用に耐え
うるものである。
【0023】本発明のポーラスコンクリート成形体は以
上のように高強度であると同時に高い透水性を有するの
で車道および歩道、駐車場等に用いられるインターロッ
キングブロック、植栽用コンクリートブロック等に最適
である。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本実施例は例示であり、本発明の範囲を限定す
るものではない。
【0025】[実施例1〜3、比較例]表1に示す乾燥し
た都市ゴミ焼却灰54.3重量%、石灰石粉42.5重
量%、アルミ灰1.1重量%、粘土1.1重量%、蛍石
0.5重量%を原料として、ロータリーキルンを用いて
1300〜1450℃で焼成し、クリンカーを作った。
得られたクリンカーは、縦型ミルでブレーン比表面積が
4000cm2/gになるように粉砕し、この焼成物1
00重量に対して無水石膏を12重量部添加してブレー
ン比表面積が4700cm2/gのエコセメントを製造
した。なお、製造した焼成物の鉱物組成を表2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】このエコセメントと以下に示すその他の材
料を表3の配合で混ぜて以下のように透水性ブロックを
作製した。 (1) その他の使用材料 セメント :普通ポルトランドセメント(秩父小野田社製) 骨材 :6号及び7号砕石(硬質砂岩) 凝結遅延剤 :クエン酸 混和剤 :コアフロー CP300(秩父小野田製) ポリマー :秩父小野田社製アクリル系ポリマー
【0029】
【表3】
【0030】(2) 練混ぜ方法 セメントを除く材料を投入し30秒混練し、セメントを
加え2分間混練りを行った。 (3)成形および養生 上記コンクリートを所定の型枠に投入後、振動締め固め
成形を行い即時脱型し、横100×縦200×高さ80
mmの即脱ブロックを作成し、14日間20℃の恒温室
で養生を行った。 (4)曲げ強度および透水係数試験 建設工事標準仕様書に準じて曲げ試験および透水試験を
行った。その結果を表4に示す。
【0031】
【表4】
【0032】実施例1は、セメントにエコセメントのみ
を用いて、遅延剤により凝結をコントロールしたもので
あるが、通常のポーラスコンクリートである比較例に対
して、曲げ強度および透水係数とも上回っている。実施
例2は結合材として普通セメントとエコセメントを等量
ずつ配合したものであるが比較例と同等の値が得られ
た。実施例3は、実施例2にポリマーを添加した例であ
るが、高強度で高い透水係数が得られた。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によるポーラスコン
クリート成形体は、都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の
一種以上を原料として製造された水硬性組成物を大量に
使用するため廃棄物焼却灰の有効利用および再資源化を
はかることができると共に、ダイオキシン等の発生の問
題をも解決をできる。また本発明によるポーラスコンク
リート成形体は従来の普通セメントを用いたポーラスコ
ンクリート成形体と比較しても高強度であると同時に高
い透水性能を有するので排水性が良く、歩道、車道等の
舗装に適する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 24:26 22:14) (72)発明者 長塩 靖祐 千葉県佐倉市大作2−4−2 秩父小野田 株式会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材とセメントからなり、振動加圧成形
    によるゼロスランプコンクリートを用いた即時脱型によ
    り成形されるポーラスコンクリート成形体において、セ
    メントが都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種以上を
    原料として製造された水硬性組成物であることを特徴と
    するポーラスコンクリート成形体。
  2. 【請求項2】 骨材とセメントからなり、振動加圧成形
    によるゼロスランプコンクリートを用いた即時脱型によ
    り成形されるポーラスコンクリート成形体において、セ
    メントに都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種以上を
    原料として製造された水硬性組成物を添加することを特
    徴とするポーラスコンクリート成形体。
  3. 【請求項3】 前記都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の
    一種以上を原料として製造された水硬性組成物が、C11
    7CaCl2、C117CaF2、C3Aの一種以上を1
    0〜40重量%およびC2S、C3Sの一種以上を(ただ
    し、C:CaO、A:Al23、S:SiO2を示す)
    含有する焼成物に石膏を添加した水硬性組成物であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のポーラスコンク
    リート成形体。
  4. 【請求項4】 さらにポリマーを粉体量に対して0〜2
    0重量%添加することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか記載のポーラスコンクリート成形体。
  5. 【請求項5】 さらに凝結遅延剤を添加することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか記載のポーラスコンクリ
    ート成形体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載のポーラスコ
    ンクリート成形体からなる舗装用ブロック、コンクリー
    ト平板、コンクリート積みブロック、植栽用ブロック。
JP8943998A 1998-03-18 1998-03-18 ポーラスコンクリート成形体 Pending JPH11263678A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126272A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Ito Yogyo Co Ltd ポーラスコンクリートとその製造方法
JP2012196607A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Esubitsuku Kk コンクリートブロック及びコンクリートブロックの印刷方法
CN108178600A (zh) * 2018-01-09 2018-06-19 辽宁大学 一种可快速建植的多孔轻质钢渣混凝土及其制备方法

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