JPH1126280A - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents
金属化フィルムコンデンサInfo
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Classifications
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Abstract
リットによる金属蒸着電極のセグメント化を容易にし、
かつセグメント相互間に設けたヒューズ部の動作の信頼
性を高めることによりコンデンサの耐圧を向上させる。 【解決手段】 金属化フィルムコンデンサを構成するフ
ィルム1の金属蒸着電極5をフィルム1の幅方向でない
絶縁スリット2、3、4により多数の六角形のセグメン
ト6に分割し、セグメントの辺の中間位置にその辺を形
成している絶縁スリット2、3、4を横切って上記金属
蒸着によりヒューズ部9を形成し、各絶縁スリット2、
3、4はヒューズ部9において丸味を持たせて終端さ
せ、上記セグメント6の面積を25〜900mm2 に選
んだ。
Description
金属蒸着電極を複数個のセグメントに分割して自己回復
機能と保安機構とを併せ持たせた電力用、充放電用また
は直流フィルタ用などの高圧コンデンサに関するもので
ある。
用などの高圧コンデンサには、誘電体としては絶縁紙ま
たはプラスチックフィルム、絶縁紙とプラスチックフィ
ルムを組合わせたものを使用し、電極としてアルミニウ
ム箔を使用し、前記誘電体と電極箔を交互に重ね合わせ
巻回してコンデンサ素子とした箔電極形コンデンサが使
用されていた。また、一部では、アルミニウム箔電極の
代わりに金属を蒸着した金属化紙または金属化フィルム
を用いたものも採用されている。
誘電体は、厚さ数μm〜数10μmと薄くかつ面積も大
きいため誘電体に絶縁欠陥が含まれると、誘電体が局部
的に絶縁破壊し自己回復機能がないため、この欠陥部を
考慮した設計が必要であった。このため、従来の設計で
は、誘電体を数枚重ね合わせることにより1枚の誘電体
の微少欠陥部を他の誘電体が補う方法が採用されてい
た。この方法では誘電体の重ね合わせ枚数を増すほど効
果があったが、電極間の厚味が厚くなり、その弊害とし
て外形寸法が大きくなるとともに、コロナが発生し易く
なり、コンデンサの寿命を短くする欠点があった。
部的な絶縁破壊が起こっても金属蒸着電極の飛散による
自己回復機能により絶縁を回復する。しかし、高圧コン
デンサでは絶縁破壊時の保護としてコンデンサ素子を収
容している容器の内圧上昇による圧力スイッチ保護方式
を主体としているので、高電圧になるほど保護が困難で
ある欠点を有していた。
に示されている金属化フィルムコンデンサでは、格子状
の絶縁スリットにより金属蒸着電極を小分割すると共
に、隣接するセグメント間に絶縁スリットを横切るヒュ
ーズ部を設け、そのヒューズ効果で金属化フィルムの自
己回復作用と、絶縁破壊に対する信頼性を確保し、ヒュ
ーズ動作等による容量減少を最小にすることを意図して
いるが、金属化フィルムの幅方向の絶縁スリットでは、
金属の蒸着を完全に無くすることが困難なため、生産性
及び歩留を阻害していた。
れたものであって、上記絶縁スリットを改良し、保安機
能の向上とヒューズ効果により金属化フィルムの欠陥部
における絶縁破壊時の絶縁回復特性を飛躍的に向上せし
めるとともに小形・軽量の高圧コンデンサを提供するこ
とを目的としている。
コンデンサでは、片面に金属蒸着電極を有する金属化フ
ィルム同士、または両面に金属蒸着電極を有する金属化
フィルムと絶縁フィルムとを重ね合わせたもの、或いは
片面に金属蒸着電極を有する2枚の金属化フィルムと2
枚の絶縁フィルムとを交互に重ね合わせたものを巻回
し、その両巻回端面に金属を溶射して電極引出部を設け
てなり、上記金属蒸着電極の少なくとも一方を、上記フ
ィルムの幅方向でない3方向の絶縁スリットによって多
数の六角形のセグメントに分割している。
はその一部の辺の中間位置には、その辺を形成している
上記絶縁スリットを横切って上記電極を構成する金属蒸
着層によってヒューズ部が形成されており、各ヒューズ
部はその両側に位置する2個のセグメントを互いに接続
している。これらヒューズ部における各絶縁スリットの
端部は、丸味を帯びて終端している。
ルムコンデンサと同様にフィルムに欠陥部分があるとき
は、これを通して放電が起こり、この放電により周囲の
金属蒸着電極を蒸発させる結果、自己回復作用が営まれ
る。そして、自己回復のための放電がフィルムの数層を
貫通するような大規模なものになるような場合には、こ
の欠陥部分を含むセグメントの周囲のヒューズ部が溶断
して放電電流を制限するために、放電規模を最小限にと
どめることができるので、欠陥部分での放電によるコン
デンサ容量の減少を抑制することができる。そして、絶
縁スリット中にフィルムの幅方向のものが存在しないた
めに幅が狭くても十分機能する絶縁スリットを形成する
ことができ、各絶縁スリットのヒューズ部における終端
は丸味を帯びているために、各ヒューズ部の溶断電流を
正確に規定することができる。
電流を抑制する上では小さい方が良いが、過度に小さく
すると絶縁スリットの面積の占める割合が大きくなるの
で、25mm2 以上が適当である。また、各セグメント
の面積が過度に大きいと、1回のヒューズ動作によるコ
ンデンサ容量の損失が大きくなるので、900mm2以
下が適当である。
部の幅W1 は、ほぼ同じ値であるのが望ましい。各セグ
メントがヒューズ部を4個ずつ有する場合は、絶縁スリ
ット幅W2 及びヒューズ部幅W1 は共に0.2〜2.0
mmが適当であり、各セグメントがヒューズ部を6個ず
つ有する場合は、絶縁スリット幅W2 及びヒューズ部幅
W1 は共に0.2〜1.75mmが適当である。また、
各セグメント及び各ヒューズ部における金属蒸着層の膜
抵抗値は、6〜40Ω/□が適当であり、金属蒸着電極
が上記電極引出部に結合される側縁部分における膜抵抗
値は、2〜10Ω/□が適当である。
される側縁部分には、上記フィルムの長手方向に連続す
る帯状の通電路を、上記電極を構成している金属蒸着層
によって形成することが望ましく、これにより金属蒸着
電極と電極引出部との接触が不十分な箇所があっても両
者の電気的接続を維持させ、かつ大きな充放電電流によ
って両者の電気的接続が断たれるのを防ぐことができ
る。
にフィルムの電位傾度を高めてコンデンサの定格電圧を
高く設定できるようにし、或いはコンデンサの小型化、
軽量化に貢献することができる。更に、大きな充放電電
流を伴う電力用、充放電用、直流フィルタ用等の過酷な
用途に適したコンデンサを実現することが可能になる。
属蒸着電極を有する金属化フィルム2枚、または両面に
金属蒸着電極を有する金属化フィルム1枚を有する。こ
れらのフィルムの素材としては、ポリプロピレン・フィ
ルム、ポリエチレンテレフタレート・フィルム等適宜の
ものを使用でき、蒸着金属としては亜鉛、アルミニウ
ム、亜鉛とアルミニウムの混合体等適宜のものを使用で
きる。
一方は、図1乃至図4に例示するようにフィルム1の幅
方向を除く3方向の絶縁スリット2、2・・・・、3、
3・・・・及び4、4・・・・によって金属蒸着電極5
が六角形のセグメント6、6・・・・に分割されてい
る。図示の例では、絶縁スリット2、2・・・・はフィ
ルム1の長手方向であり、絶縁スリット3、3・・・・
及び4、4・・・・は絶縁スリット2、2・・・・とそ
れぞれ約120°乃至約135°の角度をなしている。
セグメント6、6・・・・の形状は、正六角形、フィル
ムの長手方向に長い六角形、フィルムの幅方向に長い六
角形など適宜であるが、規制的に配列されていることが
望ましい。各絶縁スリットは、フィルムに金属蒸着をし
ないことによって形成されている。
を設けずに、フィルムの長手方向に連続する帯状の通電
路7を、上記金属蒸着によって形成するのが望ましい。
そして、この帯状通電路7における金属蒸着層は、セグ
メント6、6・・・・の部分よりも厚くすることが望ま
しい。フィルム1の他方の側縁には、金属蒸着が施され
ていない絶縁マージン8が、フィルムの長手方向に連続
して形成されている。
絶縁スリット2、2、3、3、4、4の各中央部、また
は絶縁スリット3、3及び4、4の各中央部には、上記
蒸着金属によりヒューズ部9、9・・・・が形成されて
おり、各ヒューズ部はその両側に位置する2個のセグメ
ント6、6を互いに電気的に結合している。各ヒューズ
部9における各絶縁スリット2、3、4の端部は、半円
形などの丸味を帯びた形状で終端している。
・が正六角形である場合を示し、図3及び図4は各セグ
メント6、6・・・・がフィルム1の長手方向に長い六
角形である場合を示す。また図1及び図3は各セグメン
ト6を囲む絶縁スリットのうちの4個3、3及び4、4
にヒューズ部9が設けられている場合を示し、図2及び
図4は各セグメントを囲む絶縁スリット2、2、3、
3、4、4のすべてにヒューズ部9が設けられている場
合を示す。
フィルム10、10同士の場合は図5(a)のように重
ね合わせて巻回するか、或いは図5(b)のようにフィ
ルム10、10と絶縁フィルム11、11とを交互に重
ねて巻回し、金属蒸着電極を両面に有するフィルム12
の場合は図5(c)のようにこれと絶縁フィルム11と
を重ね合わせて巻回し、図6に示すようにその両巻回端
に金属溶射によって電極引出部13、13を設けてコン
デンサ素子14とする。この場合、フィルム10、10
のうちの一方の金属蒸着電極、またはフィルム12の両
面の金属蒸着電極のうちの一方は、必ずしも図1乃至図
4に示すようにセグメント6、6・・・・に分割されて
いなくてもよいが、その一側縁には厚い金属蒸着層より
なる帯状通電路7が存在し、その他側縁には絶縁マージ
ン8が存在している。
のように1個ずつ、または図6(b)のように適当個数
を直列、並列、或いは直並列に接続した上で、端子1
5、16を有する容器17に収容し、必要に応じて絶縁
剤18を充填して製品とする。
の1対の金属化フィルムにより、次の仕様で供試コンデ
ンサを製作した。 ・金属化ポリプロピレンフィルム:12μm、100m
m幅 ・亜鉛蒸着膜抵抗値:帯状通電路2Ω/□ セグメント部及びヒューズ部6Ω/□ ・セグメント面積:101.9mm2 ・ヒューズ部寸法(W1 ):1.0mm ・絶縁スリット幅寸法(W2 ):1.0mm ・コンデンサ容量:12μF ・絶縁剤:菜種油 ・容器:角形ブリキケース ・試料数:10個
供試コンデンサに125V/μmに相当する直流電圧1
500Vを24時間印加し、印加後にコンデンサの容量
を1kHzにて測定する。次に150V/μmに相当す
る電圧1800Vを同様にして印加してその後に容量を
測定し、以後、300V(25V/μm)ずつ印加電圧
を上昇させながら測定を順次繰り返し印加電圧が480
0V(400V/μm)に到達するまで試験を行なって
容量変化率の評価を行なった。その試験結果を図7に示
す。
0〜300V/μmまでは容量の変化は殆どなく、32
5V/μmで1.5%、350V/μmで4%、375
V/μmで8%、400V/μmで17%の容量減少と
なった。従って、コンデンサの定格電圧を4320V以
下(誘電体電位傾度が360V/μm以下)に設定すれ
ば容量減少を5%以下に留めうることが確認できた。
(各セグメントの周囲のヒューズ部は4個)の金属化フ
ィルム2枚を用いて、次の仕様で供試コンデンサを製作
した。 ・金属化ポリプロピレンフィルム:12μm、100m
m幅 ・亜鉛蒸着膜抵抗値 帯状通電路:1、2、3、5、10Ω/□ セグメント部及びヒューズ部:5、6、10、15、2
0、30、40Ω/□ ・セグメント面積:101.9mm2 、122.3mm
2 ・ヒューズ部寸法(W1 ):0.1、 0.2、 1.
0、 2.0、 2.5mm ・絶縁スリット幅寸法(W2 ):0.1、 0.2、
1.0、 2.0、2.5mm ・コンデンサ容量:12μF ・絶縁剤:菜種油 ・容器:角形ブリキケース ・試料数:1種類5個、19種類の合計 95個
の熱風循環式恒温槽中で3375Vの直流電圧を400
0時間連続印加して、電圧印加後の容量変化率及びta
nδについて評価を行なった。その試験結果を表1と図
8及び図9とに示す。
着膜抵抗値が帯状通電路で2〜10Ω/□、ヒューズ部
及びセグメント部で6〜40Ω/□の場合は、ヒューズ
部幅W1 が0.2〜2.0mmであれば、容量変化率及
びtanδが共に良好であるが、ヒューズ部幅W1 が
0.1mmと小さくなると、ヒューズ部が溶断し易いた
めに容量減少が5%以上となって好ましくなく、逆にヒ
ューズ部幅が2.5mmと大きくなると、ヒューズの動
作性が悪くなるためにtanδが高くなる。また、ヒュ
ーズ部幅W1 は動作の安定性及び製作の面で絶縁スリッ
ト幅W2 と同等であるのが望ましいが、ヒューズ部幅W
1 が0.1mmと小さいときは絶縁スリット幅W2 も狭
くなるので、その絶縁性に問題を生じ、逆にヒューズ部
幅W1 が2.5mm以上と大きいときは絶縁スリット幅
W2 も大きくなるので、セグメント面積が減少して材料
の利用効率の面で不利である。
mmであっても、金属蒸着電極の膜抵抗値が帯状通電路
で1Ω/□、セグメント部及びヒューズ部で5Ω/□と
相対的に低い場合は、ヒューズ部の金属蒸着膜の厚味が
大きすぎるためにヒューズ部の動作性が悪くなって、t
anδが高くなる。逆に、膜抵抗値が帯状通電路で12
Ω/□以上、セグメント部及びヒューズ部で50Ω/□
以上と相対的に高い場合は、金属蒸着膜自体の厚味が非
常に薄いために膜抵抗値の安定性が悪く、生産性や歩留
が低下するので好ましくない。
に示すように4個の場合は、セグメント部及びヒューズ
部の蒸着膜抵抗値が6〜40Ω/□で、ヒューズ部幅W
1 及び絶縁スリット幅W2 が0.2〜2.0であれば、
容量変化率およびtanδの双方ともが良好であること
が判った。
(各セグメント部の周囲のヒューズ部数は6個)の1対
の金属化フィルムにより、次の仕様で供試コンデンサを
製作した。 ・金属化ポリプロピレンフィルム:12μm、100m
m幅 ・亜鉛蒸着膜抵抗値 帯状通電路:1、2、3、5、10Ω/□ セグメント部及びヒューズ部:5、6、10、15、2
0、30、40Ω/□ ・セグメント面積:101.9mm2 、122.3mm
2 ・ヒューズ部寸法(W1 ):0.1、 0.2、 1.
0、 1.75、 2.0mm ・絶縁スリット幅寸法(W2 ):0.1、 0.2、
1.0、 1.75、2.0mm ・コンデンサ容量:12μF ・絶縁剤:菜種油 ・容器:角形ブリキケース ・試料数:1種類5個、各種類合計 95個
の熱風循環式恒温槽中で、3375Vの直流電圧を40
00時間連続印加し、電圧印加後の容量変化率及びta
nδについて評価を行なった。その試験結果を表2及び
図10及び図11に示す。
着膜抵抗値が帯状通電路で2〜10Ω/□、ヒューズ部
及びセグメント部で6〜40Ω/□の場合は、ヒューズ
部幅W1 が0.2〜1.75mmであれば、容量変化率
及びtanδが共に良好であるが、ヒューズ部幅W1 が
0.1mmと小さくなると、ヒューズ部が溶断し易いた
めに容量減少が5%以上となって好ましくなく、逆にヒ
ューズ部幅が2.0mmと大きくなると、ヒューズの動
作性が悪くなるためにtanδが高くなる。また、ヒュ
ーズ部幅W1 が0.1mmと小さいときは絶縁スリット
幅W2 も狭くなるので、その絶縁性に問題を生じ、逆に
ヒューズ部幅W1 が2.0mm以上と大きいときは絶縁
スリット幅W2 も大きくなるので、セグメント面積が減
少して材料の利用効率の面で不利である。
mmであっても、金属蒸着電極の膜抵抗値が帯状通電路
で1Ω/□、セグメント部及びヒューズ部で5Ω/□と
相対的に低い場合は、ヒューズ部の金属蒸着膜の厚味が
大きすぎるためにヒューズ部の動作性が悪くなって、t
anδが高くなる。逆に、膜抵抗値が帯状通電路で12
Ω/□以上、セグメント部及びヒューズ部で50Ω/□
以上と相対的に高い場合は、金属蒸着膜自体の厚味が非
常に薄いために膜抵抗値の安定性が悪く、生産性や歩留
が低下するので好ましくない。
に示すように6個の場合は、セグメント部及びヒューズ
部の蒸着膜抵抗値が6〜40Ω/□で、ヒューズ部幅が
0.2〜1.75mmであれば、容量変化率及びtan
δの双方ともが良好であることが判った。
ィルムコンデンサにおける金属蒸着電極を多数のセグメ
ントに分割するに際し、フィルムの幅方向でない絶縁ス
リットを用いているために、その生産性及び歩留が良
く、かつ各セグメント間を結ぶヒューズ部においては各
絶縁スリットの終端が丸味を帯びているためにそのヒュ
ーズ動作が正確で、異常を生じたセグメントを確実に分
離できると共に正常なセグメントが不所望に分離される
ことがない。従って、安全性が高く使用中の容量減少が
少なく、高電圧に耐え、かつ小型軽量の金属化フィルム
コンデンサを安価に提供することができる。
(a)はその一部分の平面図、(b)はその部分拡大図
である。
(a)はその一部分の平面図、(b)はその部分拡大図
である。
し、(a)はその一部分の平面図、(b)はその部分拡
大図である。
し、(a)はその一部分の平面図、(b)はその部分拡
大図である。
せ態様を示すフィルムの幅方向の断面図で、(a)は片
面金属蒸着フィルム同士の組合わせ、(b)は2枚の片
面金属蒸着フィルムと2枚の絶縁フィルムの組合わせ、
(c)は両面金属蒸着フィルムと絶縁フィルムの組合わ
せである。
を示す断面図である。
におけるフィルム電位傾度と容量変化率の関係を示す線
図である。
部幅W1 と容量変化率及びtanδとの関係を示す線図
である。
幅W1 が1mmのときの蒸着膜抵抗値と容量変化率及び
tanδとの関係を示す線図である。
部幅W1 と容量変化率及びtanδとの関係を示す線図
である。
部幅W1 が1mmのときの蒸着膜抵抗値と容量変化率及
びtanδとの関係を示す線図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 片面に金属蒸着電極を有する金属化フィ
ルム同士、または両面に金属蒸着電極を有する金属化フ
ィルムと絶縁フィルムとを重ね合わせ、或いは片面に金
属蒸着電極を有する2枚の金属化フィルムと2枚の絶縁
フィルムとを交互に重ね合わせてこれを巻回し、その両
巻回端面に金属を溶射して電極引出部を設けてなるコン
デンサにおいて、上記金属蒸着電極の少なくとも一方を
上記フィルムの幅方向でない3方向の絶縁スリットによ
って多数の六角形のセグメントに分割すると共に、六角
形をなしているセグメントの各辺または一部の辺の中間
位置に、その辺を形成している上記絶縁スリットを横切
って上記電極を構成する金属蒸着層よりなるヒューズ部
を設け、このヒューズ部によってその両側に位置する2
個のセグメントを互いに接続してなり、上記ヒューズ部
における上記絶縁スリットの端部は丸味を帯びており、
上記セグメントの面積は25〜900mm2 であること
を特徴とする金属化フィルムコンデンサ。 - 【請求項2】 上記各セグメントは上記ヒューズ部を4
個ずつ有し、上記絶縁スリットの幅W2 は0.2〜2.
0mmであり、上記ヒューズ部の寸法W1 は最狭部で
0.2〜2.0mmであることを特徴とする請求項1記
載の金属化フィルムコンデンサ。 - 【請求項3】 上記各セグメントはヒューズ部を6個ず
つ有し、上記絶縁スリットの幅W2 は0.2〜1.75
mmであり、上記ヒューズ部の寸法W1 は最狭部で0.
2〜1.75mmであることを特徴とする請求項1記載
の金属化フィルムコンデンサ。 - 【請求項4】 上記金属蒸着電極の上記各セグメント及
び上記各ヒューズ部における金属蒸着膜抵抗値は6〜4
0Ω/□であり、上記電極引出部に結合されている部分
の金属蒸着膜抵抗値は2〜10Ω/□であることを特徴
とする請求項1記載の金属化フィルムコンデンサ。 - 【請求項5】 上記金属蒸着電極の上記電極引出部に結
合されている側縁部分には、上記フィルムの長手方向に
連続する帯状の通電路が上記電極を構成する金属蒸着層
によって形成されていることを特徴とする請求項1また
は請求項4記載の金属化フィルムコンデンサ。 - 【請求項6】 上記コンデンサの定格電圧における上記
フィルムの電位傾度が150〜360V/μmであるこ
とを特徴とする請求項1記載の金属化フィルムコンデン
サ。 - 【請求項7】 上記コンデンサは電力用、充放電用また
は直流フィルタ用であることを特徴とする請求項1記載
の金属化フィルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19485397A JPH1126280A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 金属化フィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19485397A JPH1126280A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 金属化フィルムコンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126280A true JPH1126280A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16331377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19485397A Pending JPH1126280A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 金属化フィルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1126280A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090245A1 (ja) | 2009-02-05 | 2010-08-12 | ニチコン株式会社 | 金属化フィルムコンデンサ |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP19485397A patent/JPH1126280A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090245A1 (ja) | 2009-02-05 | 2010-08-12 | ニチコン株式会社 | 金属化フィルムコンデンサ |
KR20110113631A (ko) | 2009-02-05 | 2011-10-17 | 니치콘 가부시키가이샤 | 금속화 필름 콘덴서 |
US8593781B2 (en) | 2009-02-05 | 2013-11-26 | Nichicon Corporation | Metalized film capacitor |
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