JPH11262750A - 植物繊維化システム - Google Patents

植物繊維化システム

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JPH11262750A
JPH11262750A JP6918498A JP6918498A JPH11262750A JP H11262750 A JPH11262750 A JP H11262750A JP 6918498 A JP6918498 A JP 6918498A JP 6918498 A JP6918498 A JP 6918498A JP H11262750 A JPH11262750 A JP H11262750A
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和男 平田
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清 松岡
Tsuneo Maki
恒雄 牧
Junichi Yamauchi
淳一 山内
Kiyobumi Hashimoto
清文 橋本
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UJIIE SEISAKUSHO KK
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の植物繊維化システムは、樹木から剪
定された幹、枝などの木質廃材を、焼却することなく容
易に処理することにある。 【解決手段】 木質廃材を大まかなチップ破砕する一次
破砕カッタ5、大まかなチップを更に細かなチップに破
砕する二次破砕カッタ6、チップから異物を除く選別機
3、異物が選別されたチップを破砕・混練して繊維に分
離する植繊機4とでなる。そして、分離された繊維を植
物の有機肥料として再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹木を剪定したと
きに発生する幹、枝、葉などの木質廃材、ビルや家屋の
解体で発生するの木質廃材を処理する植物繊維化システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】公園や街路地に植えられた樹木から剪定
された幹、枝、葉などは、木質廃材として焼却場に集め
られて焼却されている。山林の樹木から剪定した幹、枝
などの木質廃材も山林から集められて焼却される。ま
た、ビルや家屋などを解体したときの木材も同様に焼却
場に集められて焼却される。このように、焼却された灰
や炭などの燃焼物は植物肥料として再利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹木の
剪定や家屋解体などによって発生する木質廃材を焼却場
に集めることは煩雑であり、大きな木質廃材については
大がかりな輸送を必要とする。また、木質廃材を焼却さ
せることで、有害物質を発生させている。
【0004】本発明の植物繊維化システムは、剪定され
た幹、枝などの木質廃材を、焼却することなく容易に処
理することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の植物繊維化シス
テムは、木質廃材を破砕してチップにする破砕手段と、
チップにされた木質廃材を、加圧しつつ破砕・混練して
繊維に分離する植物繊維化手段とを含んでなるものであ
る。木質廃材を焼却することなく、繊維に分離して処理
できる。繊維に分離された物質は、植物の有機肥料とし
て再利用できる。木質廃材としては、樹木から剪定され
た幹、枝、葉などの他に、ビルや家屋などの解体で発生
する木材である。
【0006】破砕手段、植物繊維化手段の他に、これら
を作動する駆動源を自動車両に搭載すると、木質廃材の
発生する場所で順次処理できる。特に、駆動源を流体駆
動源として、自動車両の流体圧を利用することが最適で
ある。
【0007】破砕手段でチップにされた木質廃材を、ふ
るい、磁選機(選別手段)に通すことで石、砂の他に釘
などの異物を除去して、植物繊維化手段の故障を低減で
きる。
【0008】木質廃材を一次破砕機、二次破砕機で破砕
して細かなチップにすると、植物繊維化手段による木質
廃材の破砕の負担を軽減できる。また、大きな木質廃材
であっても、2つの破砕機を用いることで、段階的に細
かなチップにできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
植物繊維化システムについて図面を参照しつつ説明す
る。
【0010】図1及び図2に示す植物繊維化システム1
は、破砕機2、選別機3、植繊機4(植物繊維化手段)
からなる。植物繊維化システム1は、木質廃材を破砕機
2に投入してチップ(木質チップ)に破砕し、破砕され
たチップを選別機3に投入して石、砂や釘などの異物を
取り除いた後に、植繊機4によってチップを破砕・混練
して繊維(植物繊維)に分離する一連の処理を行うもの
である。また、分離された植物繊維はストックされて植
物肥料、その他貯蔵腐蝕させて堆肥として再利用され
る。
【0011】植物繊維化システム1で処理され、肥料と
して再利用される木質廃材としては、公園や街路地など
に植えられた樹木から剪定された幹、枝、葉、及び雑草
の他に、ビルや家屋の解体で発生する木材などである。
【0012】次に、植物繊維化システム1の各機2〜4
を具体的に説明する。
【0013】破砕機2は、木質廃材を大まかなチップ
(木質チップ)に破砕する一次破砕カッタ5、大まかな
チップを更に細かなチップに破砕する二次破砕カッタ6
とからなる。各破砕カッタ5,6は、木質廃材又はチッ
プを投入するためのホッパ7を有しており、投入された
木質廃材、チップを破砕して下方の排出口8から排出す
るものである。一次破砕カッタ5で破砕されて排出口8
から排出されたチップは、コンベア9で搬送されて二次
破砕カッタ6内にホッパ7から投入される。二次破砕カ
ッタ6に投入された大まかなチップは細かなチップに破
砕されて、排出口8から排出されコンベア10で搬送さ
れて選別機3に投入される。
【0014】各破砕カッタ6,7の構成としては、図3
に示されるものがある。図3の各破砕カッタ6,7は、
減速機11を介して原動アクチュエータ12に連結され
る2連の破砕シャフト13,14を有し、各シャフト1
3,14には捻じれ刃付き円盤カッタ15を3枚づつ備
えている。各シャフト13,14の各円盤カッタ15は
相互に対峙して3組のカッタ対16を構成し、回転する
各カッタ対16間を木質廃材やチップを通過させること
で破砕する。尚、破砕機2は、図3に示す破砕カッタ
6,7に限定されず、木質廃材を大まかなチップに破砕
でき、大まかなチップを更に細かなチップに破砕できる
構成であれば如何なるものであっても良い。また、破砕
機2として2つの破砕カッタ6,7を備えたものを示し
たが、破砕する木質廃材の種類(硬さや大きさ)などに
よって、1つの破砕カッタのみで木質廃材を破砕するよ
うにしても良い。
【0015】選別機3は、破砕機2の二次破砕カッタ7
で破砕された細かなチップを投入するホッパ18を有
し、チップ中の石、砂や釘などの異物を取り除いて排出
口19からチップを排出する。排出されたチップは、コ
ンベア20で植繊機4に投入される。選別機3として
は、投入されるチップを振動させて異物を残し、チップ
のみを振り落とす振動ふるい機の他に、磁力で釘などの
鉄物を吸着して除去する磁選器などを用い、また振動ふ
るい機と磁選機の両方を組み合わせても良い。
【0016】植繊機4は、破砕機2で破砕された細かな
チップを加圧しつつ破砕・混練して繊維に分離するもの
で、図4〜図6に示すものが用いられる。
【0017】図4において、植繊機4は、シリンダ本体
25、シリンダ本体25に収納されるスクリュー26、
スクリュー26先端に取り付けられたシャーナイフ27
とからなる。シリンダ本体25は、円筒状のシリンダ2
8の両端をトップカバー29,リアカバー30とで密封
閉鎖して混練室31を形成している。シリンダ28の外
周には、コンベア20(図1,図2参照)で搬送される
細かなチップを混練室31内に投入するホッパ32が設
けられている。
【0018】トップカバー29には、混練室31の内外
に貫通する複数の排出孔33が形成されており、各排出
孔33の数と直径は破砕・混練する木質廃材の種類によ
って適宜変更されるもので、トップカバー29の強度を
損なわないようにされている。各排出孔33は、図5に
示すように、トップカバー29中央のスクッリュー支持
穴34周りで異なるピッチ円周上P1〜P4に位置し
て、相互に干渉しないように形成されている。各排出孔
33のトップカバー29への配置態様としては、スクリ
ュー支持穴34周りに格子状に形成し、又螺旋状に形成
するなどの多様なものが考えられる。
【0019】トップカバー29の内側には、図5及び図
6に示すように、混練室31内に開口する潤滑溝35が
形成されている。潤滑溝35は、最外円周上P1の各排
出孔33を連結する外周潤滑溝35aと、外周潤滑溝3
5a内に位置する内側潤滑溝35bとでなる。内側潤滑
溝35bは2つの正三角形の上下を相互に引っ繰り返し
て重ねた形状であって、各正三角形の頂点を外周潤滑溝
35aに連結し、任意の排出孔33相互を連結している
(図5,図6参照)。尚、潤滑溝35の断面形状は、ト
ップカバー29の強度を損なわないような深さと開口面
積を有するものとされ、例えば矩形状や三角形状などが
採用される。
【0020】スクリュー26は、混練室31内に回転自
在に収納されており、その軸方向に延びる螺旋状の混練
羽根36を有している。スクリュー26は先端をトップ
カバー26のスクリュー支持穴34内に軸受を介して支
持されて混練室31内に延びており、スクリューシャフ
ト37でリアカバー27に軸受を介して支持されてい
る。スクリューシャフト37はリアカバー27を貫通し
てシリンダ本体25外に延びて、減速機などを介して駆
動アクチュエータ38に連結されている。39はシリン
ダ本体25に連続して設けられ、スクリューシャフト3
7を収納して支持するケーシングである。
【0021】シャーナイフ27は、図6に示すように、
トップカバー29の内側に接触、或いはトップカバー2
9の内側に対して微少隙間を有して配置され、スクリュ
ー26先端に取り付けられて同時回転する。シャーナイ
フ27は周回りに角度180度を隔ててトップカバー2
9の最外円周上P1の排出孔33まで延びる2本のナイ
フ40からなっている。各ナイフ40はトップカバー2
9側に刃40aが形成されている。
【0022】図4の植繊機4は、ホッパ32から細かな
チップ(木質チップ)が混練室31に投入され、駆動ア
クチュエータ38によるスクリュー26の回転で破砕・
混練され、混練羽根36で加圧されつつトップカバー2
9に向けて押し出される。このとき、混練室36内での
破砕・混練に加えて、チップ自体の発熱により昇温して
チップを植物繊維に分離する。特に剪定された直後のチ
ップには水分を含んでいるので膨潤体状にされる。尚、
乾燥したチップを破砕・混練するに際しては、スクリュ
ー26やシャーナイフ27の焼付け、磨耗を防止するた
めに、水分を混練室31内に供給しつつチップの破砕・
混練を行うことが好ましい。
【0023】混練された膨潤体状の繊維は、順次スクリ
ュー26の混練羽根36によってトップカバー29に押
し付けられ、各排出孔33から外部に排出される(図6
参照)。このとき、スクリュー26と一緒に回転するシ
ャーナイフ27によって適度な長さに切断された繊維が
各排出孔33から排出される。
【0024】また、膨潤体状の繊維は、各排出孔33か
ら直接に外部に排出される他に、一旦潤滑溝35(35
a,35b)に入って滞留した後に、順次、送られる繊
維によって潤滑溝35(35a,35b)を通って各排
出孔33から押し出される。これによって、潤滑溝35
(35a,35b)には、常時水分を含んだ繊維が滞留
する状態となるので、この繊維が保有する水分によって
トップカバー29内側に接触するシャーナイフ27を潤
滑して、焼付けや磨耗を低減している。
【0025】植繊機4から排出された膨潤体状の繊維
は、図1及び図2に示すように、コンベア41で乾燥機
などの納屋に搬送され、この納屋で乾燥、堆肥化などの
処理を施して植物肥料(有機肥料)とする。
【0026】この様に、本発明の植物繊維化システム1
では、木質廃材を焼却することなく、繊維に分離処理し
て、この繊維物質を植物の有機肥料として再利用でき
る。また、環境に悪影響を与えることなく、木質廃材を
処理できる。
【0027】次に、本発明の植物繊維化システム1の具
体的な適用例について図7及び図8に基づいて説明す
る。
【0028】図7において、植物繊維化システム1をエ
ンジンなどで走行するトラック50(自動車両)の荷台
51に搭載したものである。植物繊維化システム1の構
成としては、トラック50の荷台51に植繊機4を載置
し、その上方に連続して破砕機2を設けたものである。
破砕機2としては、トラック50の積載重量などを考慮
して一次破砕カッタ5とすることが好ましい。また、植
繊機4と一次破砕カッタ5の駆動アクチュエータ12,
38は、電動モータ(駆動源)を用いて、トラック50
に牽引される牽引車52にエンジン/ジェネレータ(発
電機)53を載置してこのエンジン/ジェネレータ53
の電力によって各電動モータを駆動させる。尚、破砕機
2と植繊機4との間に、選別機3を介在させてチップ中
の異物を取り除くようにしても良い。
【0029】これによって、一次破砕カッタ5のホッパ
7から木質廃材を投入してチップに破砕し、このチップ
を下方の植繊機4のホッパ32に排出する。続いて、植
繊機4にて投入されたチップを破砕・混練して繊維に分
離し、トラック50の荷台51に設けられた容器内に膨
潤体状の繊維を排出する。
【0030】この様に、トラック50に植物繊維化シス
テム1を搭載すると、樹木の剪定に際して剪定された
幹、枝、葉などを順次、植物繊維化システム1で処理で
きることから、剪定された幹、枝葉を集めて焼却場に輸
送するという煩雑な作業をなくせる。また、植物繊維
も、剪定された樹木にまくことで、剪定と肥料の付与を
同時に行えるという利点を有する。更に、トラック50
に載置しているので、山林の樹木を剪定する場合におい
ても、容易に植物繊維化システム1を搬送してその山林
において剪定された幹、枝、葉などを処理できる。
【0031】図8において、植物繊維化システム1をエ
ンジンなどで走行するトラック50(自動車両)の荷台
51に搭載し、トラック50の油圧源を利用して植繊機
4と破砕機2を作動させるものである。植物繊維化シス
テム1の構成としては、トラック50の荷台51に植繊
機4を載置し、その上方に連続して破砕機2を設けたも
のである。破砕機2としては、トラック50の積載重量
などを考慮して一次破砕カッタ5とすることが好まし
い。また、植繊機4と一次破砕カッタ5の駆動アクチュ
エータ12,38は、油圧モータを用いて、トラック5
0のウインチなどに用いられる油圧ポンプ54(PTO
駆動による流体駆動源)から油圧をバルブスタンド55
に導いて、各油圧モータを駆動させることで植繊機4や
一次破砕カッタ5を作動させる。尚、破砕機2と植繊機
4との間に、選別機3を介在させてチップ中の異物を取
り除くようにしても良い。
【0032】これによって、一次破砕カッタ5のホッパ
7から木質廃材を投入してチップに破砕し、このチップ
を下方の植繊機4のホッパ32に排出する。続いて、植
繊機4にて投入されたチップを破砕・混練して繊維に分
離し、トラック50の荷台51に設けられた容器内に膨
潤体状の繊維を排出する。
【0033】この様に、図8に示すものでは、図7のも
と同様な効果を有すると他に、破砕機2や植繊機4をト
ラック50の油圧源を利用して作動させると、エンジン
/ジェネレータなどの駆動源を設ける必要なく、植物繊
維化システム1の簡素化を図ることが可能となる。
【0034】尚、植物繊維化システム1は、トラック5
0に搭載する他に、トラクターなど農業車両の如何なる
自動車両に設けるても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明の植物繊維化システムでは、木質
廃材を破砕してチップにする破砕手段と、チップにされ
た木質廃材を加圧しつつ破砕・混練して繊維に分離する
植物繊維化手段とで木質廃材を処理するものである。従
って、木質廃材を焼却することなく繊維に分離処理で
き、この繊維物質を植物の有機肥料として再利用でき
る。
【0036】破砕手段、植物繊維化手段を駆動源ととも
に、自動車両に搭載すると、樹木の剪定に際して剪定さ
れた幹、枝、葉などを順次処理できることから、剪定さ
れた幹、枝葉を集めて焼却場に輸送するという煩雑な作
業をなくせる。また、繊維も、剪定された樹木にまくこ
とで、剪定と肥料の付与を同時に行える利点を有する。
更に、自動車両に載置しているので、山林の樹木を剪定
する場合においても、容易に植物繊維化システムを搬送
してその山林において剪定された幹、枝、葉などを処理
できる。
【0037】破砕手段でチップにされた木質廃材を、ふ
るい、磁選機(選別手段)に通すことで石、砂の他に釘
などの異物を除去すると、植物繊維化手段の故障を低減
できる。
【0038】木質廃材を一次破砕機、二次破砕機で破砕
して細かなチップにすると、植物繊維化手段による木質
廃材の破砕の負担を軽減できる。また、大きな木質廃材
であっても、2つの破砕機を用いることで、段階的に細
かなチップにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】植物繊維化システムを示す上面構成図である。
【図2】図1のA−A矢視図であって、植物繊維化シス
テムを示す側面構成図である。
【図3】破砕機の具体的な構成例を示す模式図である。
【図4】植繊機の具体的な構成を示す断面図である。
【図5】図4のB−B矢視図である。
【図6】図4のC−C矢視図である。
【図7】植物繊維化システムを搭載した自動車両を示す
図である。
【図8】植物繊維化システムを搭載した自動車を示す図
である。
【符号の説明】
1 植物繊維化システム 2 破砕機(破砕手段) 3 選別機(選別手段) 4 植繊機(植物繊維化手段) 5 一次破砕カッタ(一次破砕機) 6 二次破砕カッタ(二次破砕機) 12 駆動アクチュエータ(駆動源、流体駆動源) 38 駆動アクチュエータ(駆動源、流体駆動源) 50 トラック(自動車両)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C05F 17/02 C05F 17/02 (72)発明者 牧 恒雄 神奈川県座間市ひばりが丘1−5599−24 (72)発明者 山内 淳一 埼玉県大宮市三橋1丁目592番地 株式会 社氏家製作所内 (72)発明者 橋本 清文 兵庫県神戸市西区平野町常本265番地 株 式会社バイケミ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質廃材を処理する植物繊維化システム
    であって、 前記木質廃材を破砕してチップにする破砕手段と、 該破砕手段でチップにされた木質廃材を、加圧しつつ破
    砕・混練して繊維に分離する植物繊維化手段と、 を含んでなる植物繊維化システム。
  2. 【請求項2】 前記破砕手段、植物繊維化手段と、これ
    らを作動する駆動源を自動車両に搭載した請求項1に記
    載の植物繊維化システム。
  3. 【請求項3】 前記破砕手段、植物繊維化手段と、これ
    らを作動する流体駆動源を自動車両に搭載し、該自動車
    両の流体圧を利用して前記流体駆動源を駆動させるよう
    にした請求項1に記載の植物繊維化システム。
  4. 【請求項4】 前記破砕手段でチップにされた木質廃材
    は、選別手段によって異物を取り除かれて前記植物繊維
    化手段に投入される請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の植物繊維化システム。
  5. 【請求項5】 前記選別手段は、ふるい又は磁選機、或
    いはこれらの組合わせからなる請求項4に記載の植物繊
    維化システム。
  6. 【請求項6】 前記破砕手段は、木質廃材を大まかなチ
    ップに破砕する一次破砕機と、該一次破砕機でチップに
    された木質廃材を細かなチップに破砕する二次破砕機と
    でなる請求項1〜請求項4のいずれかに記載の植物繊維
    化システム。
  7. 【請求項7】 前記木質廃材は、樹木から剪定された
    幹、枝、葉などからなる請求項1、請求項4又は請求項
    6のいずれかに記載の植物繊維化システム。
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