JPH11262705A - 塗装用ロボット - Google Patents

塗装用ロボット

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JPH11262705A
JPH11262705A JP6904598A JP6904598A JPH11262705A JP H11262705 A JPH11262705 A JP H11262705A JP 6904598 A JP6904598 A JP 6904598A JP 6904598 A JP6904598 A JP 6904598A JP H11262705 A JPH11262705 A JP H11262705A
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/04Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
    • B05B13/0431Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation with spray heads moved by robots or articulated arms, e.g. for applying liquid or other fluent material to 3D-surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J11/00Manipulators not otherwise provided for
    • B25J11/0075Manipulators for painting or coating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0009Constructional details, e.g. manipulator supports, bases
    • B25J9/0024Wrist motors at rear part of the upper arm

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は色替えバルブユニットから供給され
る塗料を加圧する塗料ポンプを駆動するアクチュエータ
による影響を減少させることを課題とする。 【解決手段】 塗装用ロボット1では、第2アーム6の
基端部側となる後部に、手首駆動用モータ14〜16及
び塗料ポンプ駆動用モータ19を収納する内圧防爆構造
のモータ収納ケース20が取り付けられる。第2アーム
6の上部空間6cには、色替えバルブユニット52と、
塗料を加圧して塗装ガン8へ送出する塗料ポンプ53と
が搭載されている。塗装用ロボット1では、第2アーム
6の先端側に塗料ポンプ53が設けられ、第2アーム6
の後端側に塗料ポンプ駆動用モータ19が設けられてい
るので、塗料ポンプ駆動用モータ19の慣性モーメント
を小さくできると共に、第2アーム6の前端側と後端側
の重量バランスが大きく変化せず第2アーム6の重心位
置の移動が小さくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗装用ロボットに係
り、特にアーム先端に装着された塗装ガンに塗料を効率
良く供給するよう構成された塗装用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に工場等の塗装ラインに設置される
塗装用ロボットには、主にプレイバック形の多関節ロボ
ットが用いられる。この種の塗装用ロボットは、大略、
基台と、基台上で旋回する旋回ベースと、旋回ベース上
に起立する第1アームと、第1アームの上端より水平方
向に延在する第2アームと、第2アームの先端に取り付
けられた手首部とを有する構成である。
【0003】また、塗装用ロボットのアーム先端には、
各塗装ラインの作業内容に応じた塗装ガンが装着されお
り、アームの内部には、アーム後部に設けられたモータ
の駆動力をアーム先端の手首部に伝達するための駆動力
伝達機構が設けられている。そして、旋回ベース、アー
ム及び手首部は、予め各動作ポイント毎に教示されたテ
ィーチングデータに基づいて演算された各駆動モータへ
の制御量が出力されることにより駆動される。
【0004】例えば塗装用ロボットに用いられるロボッ
ト制御装置では、PTP(Point toPoint) 制御法によ
り各教示ポイント毎に教示されたティーチングデータに
基づいて手首部先端に装着された塗装ガンの各教示ポイ
ント間の動作速度及び塗装ガンのオン・オフを切替え制
御する。また、塗装用ロボットでは、ワークの種類に応
じて塗装色を変更させることができるように色替バルブ
ユニットがアーム上に設けられている。この色替バルブ
ユニットは、複数の塗料が色別に供給される複数の色替
バルブと、塗装ガンにエアを供給するためのエア用色替
バルブと、色替時に色替バルブユニットと塗装ガンとの
間を連通する共通チューブ内に残留する前回塗料を洗浄
するための洗浄液(シンナ等)を供給するための洗浄液
供給バルブなどがマニホールドに組み付けられた構成と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗装用ロボット
では、アーム上に色替バルブユニットが設けられ、外部
に設けられた塗料供給源のポンプにより塗料が色替バル
ブユニットへ供給される構成であった。ところが、色替
バルブユニットから吐出された塗料が塗料チューブを介
して塗装ガンに供給される過程で圧力損失が生じるた
め、色替バルブユニットから吐出された塗料をポンプに
より加圧することが検討されている。
【0006】しかしながら、塗料ポンプ及びポンプ駆動
用のアクチュエータがアーム上に設置された場合、アー
ムの先端側での重量が増加するため、アームの先端側と
後部側との重量バランスが変化してアームの重心位置が
変化してしまう。これにより、上記塗装用ロボットにお
いては、ロボット制御装置により動作制御する際にアー
ム動作にずれが生じてアームの動作軌跡精度が低下する
といった問題が生じる。さらに、アーム上に設置された
塗料ポンプを駆動するアクチュエータからの熱が塗装ガ
ンに供給される塗料を暖めてしまい、塗料の劣化を招
き、塗装品質が低下するといった問題が生じるおそれが
ある。
【0007】また、塗装ポンプを駆動するアクチュエー
タにモータを使用した場合には、塗装雰囲気中の安全性
を考慮して防爆ケースに収容された防爆モータを使用す
る必要があり、その分コスト高を招くことになる。さら
に、塗装ポンプの駆動用モータには、ロボットの駆動と
違う種類のモータが使用されるので、塗装ポンプを制御
するためのコントローラの構成が複雑となり、ケーブル
の本数も増加するといった問題が生ずる。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決した塗装
用ロボットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、ア
ーム先端の手首部に塗装ガンが装着され、該塗装ガンに
塗料を供給する色替バルブユニットがアームに設けられ
た塗装用ロボットにおいて、前記塗装ガンヘ塗料を供給
する塗料ポンプを前記アームに設け、前記アームの後部
に前記塗料ポンプを駆動する塗料ポンプ駆動用モータを
設けたことを特徴とするものである。
【0010】従って、本発明によれば、塗装ガンヘ塗料
を供給する塗料ポンプをアームに設けると共に、アーム
後部に塗料ポンプを駆動する塗料ポンプ駆動用モータを
設けたため、アームの前端側と後端側の重量バランスが
塗料ポンプ装着前と比べて大きく変化せずアームの重心
位置の移動が小さくて済み、これにより塗装動作を制御
する際に動作精度のばらつきを低減できる。また、塗料
ポンプ駆動用モータが色替バルブユニットから離間位置
に設けられ、塗料ポンプ駆動用モータからの熱により塗
料が加熱されることを防止できるので、熱による塗料の
劣化を防止して塗装品質を保証することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる塗装用ロボ
ットの一実施例の側面図である。図1に示されるよう
に、塗装用ロボット1は、塗装エリア内に設置された塗
装用ロボットであり、ワークとしての塗装対象物がコン
ベヤ(図示せず)等により搬送されると、予めティーチ
ングされたティーチングデータに基づいて塗装動作を行
うプレイバック形(教示再生形)の多関節ロボットであ
る。
【0012】塗装用ロボット1は、大略、基台3と、基
台3上でA軸回りに旋回する旋回ベース4と、旋回ベー
ス4上で起立しB軸回りに揺動する第1アーム5と、第
1アーム5の上端から水平方向に延在しC軸回りに揺動
する第2アーム6と、第2アーム6の先端に設けられた
手首部7とからなる。手首部7の先端には、作業具とし
ての塗装ガン8が取り付けられている。塗装ガン8は、
第1アーム5及び第2アーム6の揺動により所定の塗装
高さ位置に移動し、手首部7により塗料噴射方向が変更
される。
【0013】手首部7は、第1手首部材10と、第2手
首部材11と、塗装ガン8をF軸回りに回動させる軸1
3とを有する。手首部材10,11は、各々相対回転す
ることにより手首部7をD軸回りに回転させたり、E方
向に曲げたりする。第2アーム6の基端部側となる後部
には、手首駆動用モータ14〜16及び塗料ポンプ駆動
用モータ19を収納する内圧防爆構造のモータ収納ケー
ス20が取り付けられている。手首部材10,11及び
軸13は、後述するように手首駆動用モータ14〜16
により駆動される。そして、各手首駆動用モータ14〜
16の回転駆動力は、第2アーム6及び手首部7の内部
に設けられた伝達機構17(図1では隠れて見えない)
を介して手首部7の手首部材10,11及び軸13に伝
達される。
【0014】図2は第2アーム6の内部構成を説明する
ための縦断面図である。また、図3は本発明の要部を拡
大して示す縦断面図である。図2及び図3に示されるよ
うに、第2アーム6は、高さ方向のおよそ半分の位置に
仕切り板6aが設けられている。そのため、第2アーム
6の内部には、仕切り板6aより下方に形成された下部
空間6bと、仕切り板6aより上方に形成された上部空
間6cとが形成されている。
【0015】また、第2アーム6の後端には、モータ取
付部18が設けられている。そして、モータ取付部18
の下部空間6bに対向する位置には、手首部7を駆動す
る各手首駆動用モータ14〜16が減速機21〜23を
介して取り付けられている。そして、モータ取付部18
の上部空間6cに対向する位置には、塗料ポンプ駆動用
モータ19が取り付けられている。
【0016】そして、第2アーム6の上部空間6cの後
部開口6dには、モータ収納ケース20のチューブ挿通
孔20aを通して挿入された塗料、還流塗料、エア、シ
ンナ用チューブ46〜49が挿通されている。このチュ
ーブ46〜49は、塗装用ロボット1から離間した位置
に設置された塗装供給源、エア供給源、シンナ供給源
(図示せず)からアーム6の後部に取り付けられたモー
タ収納ケース20のチューブ挿通孔20aを介して上部
空間6cの内部に挿通される。
【0017】さらに、第2アーム6の上部空間6cに
は、後述する色替えバルブユニット52と、色替えバル
ブユニット52から選択的に吐出された塗料を加圧して
塗装ガン8へ送出する塗料ポンプ53とが搭載されてい
る。この色替えバルブユニット52には、各色の塗料が
外部に設置された塗料供給源(図示せず)から塗料チュ
ーブ46を介して供給される。そして、塗料ポンプ53
としては、例えば内部を洗浄するための洗浄用ポートを
有するフラッシャブルギヤポンプなどが用いられる。
【0018】また、塗料ポンプ53は、第2アーム6の
後部に取り付けられた塗料ポンプ駆動用モータ19の回
転駆動力が駆動軸65を介して伝達されて駆動される。
尚、駆動軸65は、モータ取付部18に取り付けた軸受
66、シール部材67に挿通された状態で回転可能に支
持され、シール部材67によって空間24内の保護気体
の漏れが防止される。
【0019】このように、塗装用ロボット1では、第2
アーム6の先端側に塗料ポンプ53が設けられ、第2ア
ーム6の後端側に塗料ポンプ駆動用モータ19が設けら
れているので、塗料ポンプ駆動用モータ19の慣性モー
メントを小さくできると共に、第2アーム6の前端側と
後端側の重量バランスが塗料ポンプ53の装着前と比べ
て大きく変化せず第2アーム6の重心位置の移動が小さ
くて済む。
【0020】これにより、第2アーム6を揺動させて塗
装動作を行う際、動作精度のばらつきを低減できる。ま
た、塗料ポンプ駆動用モータ19が色替バルブユニット
52から離間位置に設けられ、塗料ポンプ駆動用モータ
19からの熱により塗料が加熱されることを防止できる
ので、熱による塗料の劣化を防止して塗装品質を保証す
ることができる。
【0021】色替えバルブユニット52は、マニホール
ド(図示せず)に複数の色替えバルブ521 〜52n
配置された構成であり、マニホールドの吐出口に接続さ
れたチューブ55を介して塗料ポンプ53の吸い込み口
に連通されている。また、塗料ポンプ53の吐出口に接
続された塗料用チューブ46は、アーム6の上部空間6
cから手首部7の内部を通って塗装ガン8に接続され
る。
【0022】色替えバルブユニット52の各色替えバル
ブ521 〜52n は、コントローラ(図示せず)からの
切替え制御信号により一の色替えバルブが開弁されるこ
とにより、任意の色の塗料を塗料ポンプ53に供給する
ように構成されている。そして、塗料ポンプ53により
加圧された塗料は、塗料用チューブ46を通過して塗装
ガン8に供給される。よって、塗装ガン8は、塗料用チ
ューブ46での圧力損失の影響を受けることなく塗料を
所定圧力で噴霧することができ、被塗装面に対し初期の
塗装品質が得られるように安定的に塗装を行うことがで
きる。
【0023】また、モータ取付部18には、各手首駆動
用モータ14〜16及び塗料ポンプ駆動用モータ19を
収納するモータ収納ケース20が取り付けられている。
このモータ収納ケース20は、第2アーム6の延在方向
に貫通するチューブ挿通孔20aを有する。すなわち、
チューブ挿通孔20aは、一端が第2アーム6の後部開
口6dに連通し、他端がアーム後方の大気中に開口して
いる。
【0024】また、塗装用ロボット1は、可燃性雰囲気
中で稼働されるため、手首駆動用モータ14〜16及び
塗料ポンプ駆動用モータ19が収容されるモータ収納ケ
ース20とモータ取付部18との間に形成された空間2
4内には、可燃性雰囲気の侵入を防止するため、保護気
体が一定圧力に保たれている。すなわち、保護気体供給
用のチューブ25が継手26を介してモータ取付部18
に接続されている。また、保護気体排気用のチューブ2
7が継手28を介してモータ取付部18に接続されてい
る。
【0025】そのため、空間24内は、保護気体供給用
のチューブ25から供給された保護気体により大気圧以
上に加圧されている。これにより、シンナ等の可燃性雰
囲気が空間24内に侵入することが防止される。また、
空間24内に供給された保護気体は、保護気体排気用の
チューブ27を介して排気されており、常に一定圧力を
保つように給排される。
【0026】また、各手首駆動用モータ14〜16に接
続されるケーブル29a〜29hは、保護気体の流出を
防止するため、モータ取付部18に設けられたシール部
材30a〜30hにシールされた状態で空間24内に挿
通されている。このようにモータ収納ケース20全体が
内圧防爆構造とされているため、塗装ポンプ53を駆動
するアクチュエータとしての塗料ポンプ駆動用モータ1
9は、それ自体に防爆構造のモータを使用する必要がな
く、その分コストを安価に抑えることができる。また、
他の手首駆動用のモータ14〜16と同じ種類のモータ
を使用できるので、塗装ポンプ53を制御するためのコ
ントローラの構成が簡略化されて、ケーブルの本数も削
減できる。
【0027】手首駆動用モータ14〜16の回転駆動力
を手首部7に伝達する伝達機構17は、減速機21〜2
3に連結された駆動軸33〜35と、駆動軸33〜35
の端部に結合されたギヤ36〜38とからなる。ギヤ3
6〜38は、手首部材10,11及び軸13のギヤ(図
示せず)に噛合しており、手首駆動用モータ14〜16
からの回転駆動力を手首部材10,11及び軸13に伝
達する。
【0028】図4は図2中A−A線に沿う縦断面図であ
る。また、図5は図2中B−B線に沿う縦断面図であ
る。図4に示されるように、アーム6の後部に取り付け
られた手首駆動用モータ14〜16のうち中間に配され
た手首駆動用モータ15は、他の手首駆動用モータ1
4,16よりも低い位置に取り付けられている。一方、
駆動軸33〜35は、図5に示されるように同一平面上
に装架されている。
【0029】そのため、中間の駆動軸34は、図2及び
図3に示されるように一端がモータ取付部18に設けら
れた軸受56に回転可能に軸承され、他端が第2アーム
6の端部に設けられた軸受40により回転可能に軸承さ
れている。そして、手首駆動用モータ15が連結された
減速機21の軸58は、ギヤ59、60を介して駆動軸
34に駆動力を伝達する構成となっている。
【0030】また、軸58は、モータ取付部18に取り
付けた軸受61、シール部材62に挿通された状態で回
転可能に支持され、シール部材62によって空間24内
の保護気体の漏れが防止される。従って、手首駆動用モ
ータ15の回転駆動力は、モータ取付部18の軸受61
に軸承された減速機57の軸58、ギヤ59、60を介
して駆動軸34に伝達され、さらに駆動軸34を介して
手首部7に伝達される。そして、他の手首駆動用モータ
14,16及び減速機20,22は、駆動軸33,35
と直結されている。尚、駆動軸33,35も上記駆動軸
34と同様にモータ取付部18に取り付けた軸受61、
シール部材62に挿通された状態で回転可能に支持さ
れ、シール部材62によって空間24内の保護気体の漏
れが防止される。
【0031】図2、図3、図5に示されるように、第2
アーム6は、駆動軸33〜35が同一平面上で平行に配
設されているので、内部空間が下部空間6bと上部空間
6cとを有する2階建て構造とすることができる。そし
て、下部空間6bには駆動軸33〜35が並列に装架さ
れており、従来のものよりも薄型化されている。また、
第2アーム6の先端には、手首部7を支持する円筒状の
支持部41が取り付けられている。この支持部41の内
部には、上記ギヤ36〜38が収容されている。そし
て、支持部41は、中心がアーム上面6aとほぼ同じ高
さとなるように取り付けられている。
【0032】また、第2アーム6の上部空間6cは、図
4に示されるように上部開口がアームカバー42により
覆われている。このアームカバー42は、一端が支持部
41の開口を閉塞するプレート43に固定され、他端が
第2アーム6の両側から上方に突出する側壁44,45
により支持されている。各チューブ46〜49は、手首
部7の手首部材10,11の中心軸(図示せず)に挿通
された後、塗装ガン8に接続される。そのため、アーム
6の後部以外では各チューブが露出しないように構成さ
れている。
【0033】そして、塗装ガン8はエアチューブ47か
ら供給されたエア信号によりオンになると、塗料ポンプ
53から供給された塗料がワーク(図示せず)に吹き付
けられて塗装が行われる。また、塗装ガン8がオフのと
き、塗料ポンプ53から供給された塗料は、還流塗料用
チューブ48を介して塗料供給源(図示せず)に還流さ
せる。
【0034】このように、アーム6内部の上部空間6c
に色替えバルブユニット52を収容させることができる
ので、色替えバルブユニット52及び各チューブ46〜
49がアーム外側に露出せず、各チューブ46〜49の
全長を短くできると共に、色替えバルブユニット52及
び各チューブ46〜49を保護することができる。ま
た、塗装用ロボット1では、第2アーム6の内部に色替
えバルブユニット52及び各チューブ46〜49が収容
されているので、色替えバルブユニット52及び各チュ
ーブ46〜49に空気中の塗料ミストが付着することが
なく、ワークへの液垂れが防止できると共に、色替えバ
ルブユニット52及び各チューブ46〜49が汚れるこ
とを防止できる。
【0035】さらに、駆動軸33〜35が第2アーム6
の下部空間6bに装架されるため、色替えバルブユニッ
ト52の取付高さをできるだけ低くすることが可能とな
り、第2アーム6の低重心化により第2アーム6の安定
性を高めることができる。また、第2アーム6の上部空
間6cに挿通されたチューブ46〜49は、上記支持部
41の開口41aを通過して手首部7の手首部材10,
11の中心軸(図示せず)に挿通される。尚、手首部材
10,11の中心軸は、夫々中空部材からなり、内部に
チューブ46〜49を挿通させるための空間が形成され
ている。
【0036】そのため、チューブ46〜49は、第2ア
ーム6の上部空間6c及び手首部材10,11の中心軸
(図示せず)に挿通された状態で塗装ガン8に接続され
る。よって、各チューブ46〜49は、塗装ガン8に接
続されるまで外部に露出されずに配設されている。ま
た、各チューブ46〜49の全長がアーム6の外側に装
架される場合よりも短くなるため、色替時にパージされ
る塗料を節約できると共に洗浄時間を短縮することがで
きる。
【0037】これにより、各チューブ46〜49は、ア
ーム6の周囲に露出させずに塗装ガン8に接続されるた
め、例えばアーム6がワーク内部に進入させてワーク内
面を塗装する場合でも、各チューブ46〜49がワーク
に接触しないため、各チューブ46〜49が損傷するこ
とを防止できる。尚、上記実施例では、色替えバルブユ
ニット52及び塗料ポンプ53が第2アーム6の上部空
間6cに搭載された構成を一例として挙げたが、これに
限らず、第2アーム6の他の部分(例えばアーム先端側
の側部、あるいは下部等)に色替えバルブユニット52
及び塗料ポンプ53を取り付けるように構成することも
できる。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、塗装ガン
ヘ塗料を供給する塗料ポンプをアームに設けると共に、
アーム後部に塗料ポンプを駆動する塗料ポンプ駆動用モ
ータを設けたため、塗料ポンプ駆動用モータの慣性モー
メントを小さくできると共に、アームの前端側と後端側
の重量バランスが塗料ポンプ装着前と比べて大きく変化
せずアームの重心位置の移動が小さくて済み、これによ
り塗装動作を制御する際に動作精度のばらつきを低減で
きる。また、塗料ポンプ駆動用モータが色替バルブユニ
ットから離間位置に設けられ、塗料ポンプ駆動用モータ
からの熱により塗料が加熱されることを防止できるの
で、熱による塗料の劣化を防止して塗装品質を保証する
ことができる。
【0039】さらに、アームに搭載した塗料ポンプ駆動
用モータとロボッ卜を駆動するモータとを同一種類のモ
ータとすることが出来るので、ロボット及び塗料ポン
プ、色替えバルブユニットを制御するコントローラの構
成を簡略化でき、コントローラ自体を小型化できる。ま
た、アームに搭載した塗料ポンプ駆動用モータを通常の
内圧防爆仕様のモータに変更できるので、コストを安価
に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる工業用ロボットの一実施例として
の塗装用ロボットの側面図である。
【図2】第2アームの内部構成を説明するための縦断面
図である。
【図3】本発明の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図4】図2中A−A線に沿う縦断面図である。
【図5】図2中B−B線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット 3 基台 4 旋回ベース 5 第1アーム 6 第2アーム 6a 仕切り板 6b 下部空間 6c 上部空間 7 手首部 8 塗装ガン 10,11 手首部材 14〜16 モータ 17 伝達機構 18 モータ取付部 19 塗料ポンプ駆動用モータ 20 モータ収納ケース 21〜23 減速機 29a〜29h ケーブル 33〜35,65 駆動軸 41 支持部 42 アームカバー 44,45 側壁 46 塗料用チューブ 47 エアチューブ 48 還流塗料用チューブ 49 シンナ用チューブ 52 色替えバルブユニット 53 塗料ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム先端の手首部に塗装ガンが装着さ
    れ、該塗装ガンに塗料を供給する色替バルブユニットが
    アームに設けられた塗装用ロボットにおいて、 前記塗装ガンヘ塗料を供給する塗料ポンプを前記アーム
    に設け、 前記アームの後部に前記塗料ポンプを駆動する塗料ポン
    プ駆動用モータを設けたことを特徴とする塗装用ロボッ
    ト。
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