JP3988004B2 - 塗装用ロボット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は工業用ロボットに係り、特にアーム先端に装着された作業具がアーム内部に装架された複数のロッド部材を介して駆動される構成とされた工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に工場等の自動化ラインに設置される工業用ロボットには、主にプレイバック形の多関節ロボットが使用されている。この種の工業用ロボットは、大略、基台と、基台上で旋回する旋回ベースと、旋回ベース上に起立する第1アームと、第1アームの上端より水平方向に延在する第2アームと、第2アームの先端に取り付けられた手首部とを有する多関節型のロボットである。
【0003】
工業用ロボットが塗装用ロボットとして塗装ラインに設置される場合、アーム先端には、各塗装ラインの作業内容に応じた塗装ガンが装着される。そして、旋回ベース、アーム及び手首部は、予め各動作ポイント毎に教示されるティーチングされたティーチングデータに基づいて演算された各駆動モータへの制御量が出力されることにより駆動される。
【0004】
例えば塗装用ロボットに用いられるロボット制御装置では、PTP(Point to Point) 制御法により各教示ポイント毎に教示されたティーチングデータに基づいて手首部先端に装着された塗装ガンの各教示ポイント間の動作速度及び塗装ガンのオン・オフを切替え制御する。
また、塗装用ロボットでは、ワークの種類に応じて塗装色を変更させることができるように色替バルブユニットがアーム上に設けられている。この色替バルブユニットは、複数の塗料が色別に供給される複数の色替バルブと、塗装ガンにエアを供給するためのエア用色替バルブと、色替時に色替バルブユニットと塗装ガンとの間を連通する共通チューブ内に残留する前回塗料を洗浄するための洗浄液(シンナ等)を供給するための洗浄液供給バルブなどがマニホールドに組み付けられた構成となっている。
【0005】
そして、アームの内部は、空洞になっているが、アーム後部に設けられたモータの駆動力をアーム先端の手首部に伝達するための駆動力伝達機構が設けられている。この駆動力伝達機構としては、例えばアーム長手方向に延在するロッドを介して手首部に駆動力を伝達する構成のものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の塗装用ロボットでは、アーム上に色替えバルブユニットが搭載されているので、アームの外側に塗料、エア、シンナ用チューブ等の複数のチューブが装架されており、各チューブがアームの外側から色替えバルブユニットに接続される。そして、色替えバルブユニットから引き出されたチューブもアームの外側から塗装ガンに接続されるため、各チューブの全長が長くなる。そのため、色替時にパージされる塗料が多くなるばかりか洗浄時間が長くかかり、その分色替完了までの待ち時間が余分にかかっていた。
【0007】
また、塗装用ロボットのアームをワーク内に進入させてワークの内面を塗装する場合、アーム上の各チューブがワーク内面に接触するおそれがあり、各チューブの表面が摩耗する可能性があった。
また、従来の塗装用ロボットでは、色替えバルブユニットに塗料が付着して色替えバルブユニットからの液垂れがワークに落ちるおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は上記問題を解決した工業用ロボットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、アーム先端の手首部に塗装ガンが装着され、該アーム内部に装架された複数のロッド部材を介して、該アームの後部に設けられた複数のモータの出力を前記手首部に伝達するよう構成された塗装用ロボットにおいて、 前記アームの内部には、高さ方向に仕切り板が設けられて、上部空間と下部空間とが形成され、前記上部空間はアームカバによって覆われるとともに、前記上部空間の後部開口から前記塗装ガンに接続される塗料、還流塗料、エア及びシンナの各チューブが挿通され、前記下部空間には、前記複数のロッド部材が同一平面上に並ぶように配置され、前記アームの後部には、前記下部空間に対向する位置に前記複数のモータが取り付けられるモータ取付部が設けられるとともに、前記複数のモータを覆うケースが設けられ、前記モータ取付部と前記ケースとで形成される空間内に、可燃性雰囲気の侵入を防止する保護気体が供給されている塗装用ロボットとするものである。
また、請求項2記載の発明は、アーム先端の手首部に塗装ガンが装着され、該アーム内部に装架された複数のロッド部材を介して、該アームの後部に設けられた複数のモータの出力を前記手首部に伝達するよう構成された塗装用ロボットにおいて、前記アームの内部には、高さ方向に仕切り板が設けられて、上部空間と下部空間とが形成され、前記上部空間はアームカバによって覆われるとともに、前記上部空間には色替えバルブユニット及びポンプが収容され、前記下部空間には、前記複数のロッド部材が同一平面上に並ぶように配置され、前記アームの後部には、前記下部空間に対向する位置に前記複数のモータが取り付けられるモータ取付部が設けられるとともに、前記複数のモータを覆うケースが設けられ、前記モータ取付部と前記ケースとで形成される空間内に、可燃性雰囲気の侵入を防止する保護気体が供給されている塗装用ロボットとするものである。
また、請求項3記載の発明は、前記複数のロッド部材は、前記モータ取付部に設けられたシール部材にシールされた状態で回転可能に軸承されている請求項1または2記載の塗装用ロボットとするものである。
また、請求項4記載の発明は、前記複数のモータに接続されるケーブルは、前記モータ取付部に設けられたシール部材にシールされた状態で、前記モータ取付部と前記ケースとで形成される空間内に挿通されている請求項1または2記載の塗装用ロボットとするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例を説明する。
図1は本発明になる工業用ロボットの一実施例としての塗装用ロボットの側面図である。
図1に示されるように、塗装用ロボット1は、塗装エリア内に設置された塗装用ロボットであり、ワークとしての塗装対象物9がコンベヤ(図示せず)等により搬送されると、予めティーチングされたティーチングデータに基づいて塗装動作を行うプレイバック形(教示再生形)の多関節ロボットである。
【0013】
塗装用ロボット1は、大略、基台3と、基台3上でA軸回りに旋回する旋回ベース4と、旋回ベース4上で起立しB軸回りに揺動する第1アーム5と、第1アーム5の上端から水平方向に延在しC軸回りに揺動する第2アーム6と、第2アーム6の先端に設けられた手首部7とからなる。
本実施例の場合、手首部7の先端には、作業具としての塗装ガン8が取り付けられている。塗装ガン8は、第1アーム5及び第2アーム6の揺動により所定の塗装高さ位置に移動し、手首部7により塗料噴射方向が変更される。
【0014】
手首部7は、第1手首部材10と、第2手首部材11と、塗装ガン8をF軸回りに回動させる軸13とを有する。手首部材10,11は、各々相対回転することにより手首部7をD軸回りに回転させたり、E方向に曲げたりする。
手首部材10,11及び軸13は、第2アーム6の基端部に取り付けられたモータ14〜16により駆動される。そして、各モータ14〜16の回転駆動力は、第2アーム6及び手首部7の内部に設けられた伝達機構17(図1では隠れて見えない)を介して手首部7の手首部材10,11に伝達される。
【0015】
図2は第2アーム6の内部構成を説明するための縦断面図である。また、図3は図2中A−A線に沿う縦断面図である。
図2及び図3に示されるように、第2アーム6は、高さ方向のおよそ半分の位置に仕切り板6aが設けられている。そのため、第2アーム6の内部には、仕切り板6aより下方に形成された下部空間6bと、仕切り板6aより上方に形成された上部空間6cとが形成されている。
【0016】
また、第2アーム6の後端には、下部空間6bに対向する位置にモータ取付部18が設けられている。そして、モータ取付部18には、各モータ14〜16が同一平面上に位置するように並列に取り付けられている。このモータ取付部18には、各モータ14〜16を覆うケース19が取り付けられている。また、各モータ14〜16は、減速機20〜22を介してモータ取付部18に取り付けられている。
【0017】
また、塗装用ロボット1は、可燃性雰囲気中で稼働されるため、モータ14〜16が収容されるモータ取付部18とケース19との間に形成された空間23内には、可燃性雰囲気の侵入を防止するため、保護気体が供給されている。すなわち、保護気体供給用のチューブ24が継手25を介してモータ取付部18に接続され、保護気体排気用のチューブ26が継手27を介してモータ取付部18に接続されている。
【0018】
そのため、空間23内は、保護気体供給用のチューブ24から供給された保護気体により大気圧以上に加圧されている。これにより、シンナ等の可燃性雰囲気が空間23内に侵入することが防止される。また、空間23内に供給された保護気体は、保護気体排気用のチューブ26を介して排気されており、常に一定圧力を保つように給排される。
【0019】
また、各モータ14〜16に接続されるケーブル28a〜28fは、保護気体の流出を防止するため、モータ取付部18に設けられたシール部材24にシールされた状態で空間23内に挿通されている。
そして、モータ14〜16の回転駆動力を手首部7に伝達する伝達機構17は、減速機20〜22に連結された駆動軸33〜35と、駆動軸33〜35の端部に結合されたギヤ36〜38とからなる。ギヤ36〜38は、手首部材10,11及び軸13のギヤ(図示せず)に噛合しており、モータ14〜16からの回転駆動力を手首部材10,11及び軸13に伝達する。
【0020】
図4は図2中B−B線に沿う縦断面図である。
図4に示されるように、3本の駆動軸33〜35は、第2アーム6の中心線よりも下方に位置するように第2アーム6の底部に形成された下部空間6bに装架されている。また、駆動軸33〜35は、上記モータ14〜16と同軸的に配置されているため、同一平面上で平行に配設されている。また、駆動軸33〜35の一端は、モータ取付部18に設けられたシール部材39に回転可能に支承され、駆動軸33〜35の他端は、第2アーム6の端部に設けられた軸受40により回転可能に軸承されている。
【0021】
第2アーム6は、駆動軸33〜35が同一平面上で平行に配設されているので、内部空間が下部空間6bと上部空間6cとを有する2階建て構造とすることができる。そして、下部空間6bには駆動軸33〜35が並列に装架されており、従来のものよりも薄型化されている。
第2アーム6の先端には、手首部7を支持する円筒状の支持部41が取り付けられている。この支持部41の内部には、上記ギヤ36〜38が収容されている。そして、支持部41は、中心がアーム上面6aとほぼ同じ高さとなるように取り付けられている。
【0022】
また、第2アーム6の上部空間6cは、上部開口がアームカバー42により覆われている。このアームカバー42は、一端が支持部41の開口を閉塞するプレート43に固定され、他端が第2アーム6の両側から上方に突出する側壁44,45により支持されている。
そして、第2アーム6の上部空間6cの後部開口6dには、塗装ガン8に接続される塗料、還流塗料、エア、シンナ用チューブ46〜49が挿通されている。このチューブ46〜49は、塗装用ロボット1から離間した位置に設置された色替えバルブユニット(図示せず)からアーム6の後部開口6dから上部空間6cの内部に挿通される。このように、アーム6は、色替えバルブユニット(図示せず)が取り付けられていない分、重量が軽減されている。そのため、アーム6を駆動するモータの負荷が軽減され、アーム6の動作特性を向上させることが可能となる。
【0023】
また、アーム6の上部空間6cに挿通されたチューブ46〜49は、上記支持部41の開口41aを通過して手首部7の手首部材10,11の中心軸(図示せず)に挿通される。尚、手首部材10,11の中心軸は、夫々中空部材からなり、内部にチューブ46〜49を挿通させるための空間が形成されている。
そのため、チューブ46〜49は、第2アーム6の上部空間6c及び手首部材10,11の中心軸(図示せず)に挿通された状態で塗装ガン8に接続される。よって、各チューブ46〜49は、塗装ガン8に接続されるまで外部に露出されずに配設されている。
【0024】
このように、アーム6内部の上部空間6cにチューブ46〜49を収容させることができるので、各チューブ46〜49がアーム外側に露出せず、各チューブ46〜49の全長を短くできると共に、各チューブ46〜49を保護することができる。また、各チューブ46〜49の全長がアーム6の外側に装架される場合よりも短くなるため、色替時にパージされる塗料を節約できると共に洗浄時間を短縮することができる。
【0025】
これにより、各チューブ46〜49は、アーム6の周囲に露出させずに塗装ガン8に接続されるため、例えばアーム6がワーク内部に進入させてワーク内面を塗装する場合でも、各チューブ46〜49がワークに接触しないため、各チューブ46〜49が損傷することを防止できる。
また、塗装用ロボット1では、アーム6に色替えバルブユニット(図示せず)が設けられていないので、塗料が色替えバルブユニットに付着して液垂れを生じるおそれもない。
【0026】
図5は本発明の変形例を説明するための縦断面図である。また、図6は図5中C−C線に沿う縦断面図である。
図5及び図6に示されるように、塗装用ロボット51では、アーム6の上部空間6cに色替えバルブユニット52及びポンプ53が収容されている。色替えバルブユニット52は、マニホールド(図示せず)に複数の色替えバルブ521 〜52n が配置された構成であり、各色毎の塗料供給源(図示せず)から塗料チューブ54を介して供給される。また、各色替えバルブ521 〜52n は、コントローラ(図示せず)からの切替え制御信号により一の色替えバルブが開弁されて任意の色の塗料がチューブ55を介してポンプ53に供給される。そして、ポンプ53から吐出された塗料は、塗料用チューブ46を通過して塗装ガン8に供給される。
【0027】
各チューブ46〜49は、手首部7の手首部材10,11の中心軸(図示せず)に挿通された後、塗装ガン8に接続される。そのため、アーム6の後部以外では各チューブが露出しなように構成されている。
そして、塗装ガン8はエアチューブ47から供給されたエア信号によりオンになると、ポンプ53から供給された塗料がワーク(図示せず)に吹き付けられて塗装が行われる。また、塗装ガン8がオフのとき、ポンプ53から供給された塗料は、還流塗料用チューブ48を介して塗料供給源(図示せず)に還流させる。
【0028】
このように、アーム6内部の上部空間6cに色替えバルブユニット52を収容させることができるので、色替えバルブユニット52及び各チューブ46〜49がアーム外側に露出せず、各チューブ46〜49の全長を短くできると共に、色替えバルブユニット52及び各チューブ46〜49を保護することができる。
また、アーム6の後部に取り付けられたモータ14〜16のうち中間に配されたモータ15は、他のモータ14,16よりも低い位置に取り付けられている。しかしながら、駆動軸33〜35は、同一平面上に装架されている。そのため、中間の駆動軸34は、一端がモータ取付部18に設けられた軸受56に回転可能に軸承され、他端が第2アーム6の端部に設けられた軸受40により回転可能に軸承されている。そして、モータ15が連結された減速機57の軸58は、ギヤ59、60を介して駆動軸34に駆動力を伝達できる。
【0029】
従って、モータ15の回転駆動力は、モータ取付部18の軸受61に軸承された減速機57の軸58、ギヤ59、60を介して駆動軸34に伝達され、さらに駆動軸34を介して手首部7に伝達される。
尚、他のモータ14,16及び減速機20,22は、前述したように実施例と同様に駆動軸33,35と直結されている。
【0030】
また、塗装用ロボット51では、アーム6の内部に色替えバルブユニット52及び各チューブ46〜49が収容されているので、色替えバルブユニット52及び各チューブ46〜49に空気中の塗料ミストが付着することがなく、ワークへの液垂れが防止できると共に、色替えバルブユニット52及び各チューブ46〜49が汚れることを防止できる。
【0031】
さらに、駆動軸33〜35がアーム6の下部空間6bに装架されるため、色替えバルブユニット52の取付高さをできるだけ低くすることが可能となり、アーム6の低重心化によりアーム6の安定性を高めることができる。
尚、上記実施例では、塗装用ロボットを一例として挙げたが、これに限らず、塗装ガン以外の作業具がアーム先端に装着される他の工業用ロボットにも適用できるのは勿論である。
【0032】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1の発明によれば、アームの内部には、高さ方向に仕切り板が設けられて、上部空間と下部空間とが形成され、複数のロッド部材が下部空間において概ね同一平面上に並ぶように配置されているため、アーム上部に空き空間を形成することができ、この上部空間に塗装ガンに接続されるチューブを挿通させることが可能となる。そのため、アーム上部空間に各チューブを収容させることができるので、各チューブがアーム外側に露出せず、これにより各チューブの全長を短くできると共に、各チューブを保護することができる。また、各チューブの全長がアームの外側に装架される場合よりも短くなるため、色替時にパージされる塗料を節約できると共に洗浄時間を短縮することができる。また、各チューブがアームの周囲に露出させずに塗装ガンに接続されるため、例えばアームをワーク内部に進入させてワーク内面を塗装する場合でも、各チューブがワークに接触しないため、各チューブが損傷することを防止できる。
【0033】
また、請求項2の発明によれば、塗装ガンに任意の色の塗料を供給する色替えバルブユニットを上部空間に設けたため、色替えバルブユニット及び各チューブをアーム外側に露出させずに済み、各チューブの全長を短くできると共に、色替えバルブユニット及び各チューブを保護することができる。また、アームの上部空間に色替えバルブユニット各チューブが収容されているので、色替えバルブユニット及び各チューブに空気中の塗料ミストが付着することがなく、ワークへの液垂れが防止できると共に、色替えバルブユニット及び各チューブが汚れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる工業用ロボットの一実施例としての塗装用ロボットの側面図である。
【図2】第2アームの内部構成を説明するための縦断面図である。
【図3】図2中A−A線に沿う縦断面図である。
【図4】図2中B−B線に沿う縦断面図である。
【図5】本発明の変形例を説明するための縦断面図である。
【図6】図5中C−C線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット
3 基台
4 旋回ベース
5 第1アーム
6 第2アーム
6a 仕切り板
6b 下部空間
6c 上部空間
7 手首部
8 塗装ガン
10,11 手首部材
14〜16 モータ
17 伝達機構
18 モータ取付部
19 ケース
20〜22 減速機
28a〜28f ケーブル
33〜35 駆動軸
41 支持部
42 アームカバー
44,45 側壁
46 塗料用チューブ
47 エアチューブ
48 還流塗料用チューブ
49 シンナ用チューブ
51 塗装用ロボット
52 色替えバルブユニット
53 ポンプ

Claims (4)

  1. アーム先端の手首部に塗装ガンが装着され、該アーム内部に装架された複数のロッド部材を介して、該アームの後部に設けられた複数のモータの出力を前記手首部に伝達するよう構成された塗装用ロボットにおいて、
    前記アームの内部には、高さ方向に仕切り板が設けられて、上部空間と下部空間とが形成され、
    前記上部空間はアームカバによって覆われるとともに、前記上部空間の後部開口から前記塗装ガンに接続される塗料、還流塗料、エア及びシンナの各チューブが挿通され、
    前記下部空間には、前記複数のロッド部材が同一平面上に並ぶように配置され、
    前記アームの後部には、前記下部空間に対向する位置に前記複数のモータが取り付けられるモータ取付部が設けられるとともに、前記複数のモータを覆うケースが設けられ、前記モータ取付部と前記ケースとで形成される空間内に、可燃性雰囲気の侵入を防止する保護気体が供給されていることを特徴とする塗装用ロボット。
  2. アーム先端の手首部に塗装ガンが装着され、該アーム内部に装架された複数のロッド部材を介して、該アームの後部に設けられた複数のモータの出力を前記手首部に伝達するよう構成された塗装用ロボットにおいて、
    前記アームの内部には、高さ方向に仕切り板が設けられて、上部空間と下部空間とが形成され、
    前記上部空間はアームカバによって覆われるとともに、前記上部空間には色替えバルブユニット及びポンプが収容され、
    前記下部空間には、前記複数のロッド部材が同一平面上に並ぶように配置され、
    前記アームの後部には、前記下部空間に対向する位置に前記複数のモータが取り付けられるモータ取付部が設けられるとともに、前記複数のモータを覆うケースが設けられ、前記モータ取付部と前記ケースとで形成される空間内に、可燃性雰囲気の侵入を防止する保護気体が供給されていることを特徴とする塗装用ロボット。
  3. 前記複数のロッド部材は、前記モータ取付部に設けられたシール部材にシールされた状態で回転可能に軸承されていることを特徴とする請求項1または2記載の塗装用ロボット。
  4. 前記複数のモータに接続されるケーブルは、前記モータ取付部に設けられたシール部材にシールされた状態で、前記モータ取付部と前記ケースとで形成される空間内に挿通されていることを特徴とする請求項1または2記載の塗装用ロボット。
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