JPH11262209A - 電気機器の絶縁コイル - Google Patents

電気機器の絶縁コイル

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JPH11262209A
JPH11262209A JP6097498A JP6097498A JPH11262209A JP H11262209 A JPH11262209 A JP H11262209A JP 6097498 A JP6097498 A JP 6097498A JP 6097498 A JP6097498 A JP 6097498A JP H11262209 A JPH11262209 A JP H11262209A
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JP
Japan
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insulated
coil
parallel
insulating
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP6097498A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Tsuboi
孝雄 坪井
Takehito Sawamoto
武仁 澤本
Makoto Tsuchiya
眞 土屋
Tadao Miyanishi
忠雄 宮西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Publication of JPH11262209A publication Critical patent/JPH11262209A/ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機器の絶縁コイルの断面寸法を減少さ
せ、かつ、安価な絶縁コイルを製造すること。 【解決手段】 列方向に並列に配置した断面寸法が等し
い裸平角電線2を複数本毎にまとめて絶縁フィルムテー
プ3で絶縁し、並列平角絶縁電線1を形成する。そし
て、上記並列平角絶縁電線1を、その配置面に略平行な
平面上で折り曲げてらせん状に段方向に積み重ねて、絶
縁コイル5を形成する。裸平角電線を複数本毎にまとめ
て絶縁フィルムテープ3で絶縁して絶縁コイルを形成し
たので、絶縁コイルの断面寸法を減少させることがで
き、また、絶縁材料を節減することができるので、安価
な絶縁コイルを製造することができる。なお、裸平角電
線を列方向に並列に配置するとともに段方向に積み重ね
て、まとめて絶縁してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電気機器等の
各種電気機器に使用される絶縁コイルに関し、特に本発
明は、絶縁コイルの断面寸法を減少させ、かつ、コスト
ダウンを図ることができる絶縁コイルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転電気機器等の電気機器に使用される
絶縁コイルは、所定の磁束をより小さな電流で得るため
に、絶縁平角電線7を複数回ターンさせ、らせん状に段
方向に積み重なるように配置している。図9は上記のよ
うにして形成された従来の電気機器の絶縁コイルI の斜
視図であり、2は裸平角電線、7は絶縁平角電線から構
成された絶縁コイル5である。
【0003】上記絶縁コイルにおいては、積み重ねられ
た段方向の寸法の増大を防ぐため、絶縁平角電線7の断
面形状は段方向に薄い扁平な物と成らざるを得ない。し
かし、絶縁平角電線7が扁平な形状になると、絶縁コイ
ルの成形工程において、絶縁平角電線7をエッジワイズ
に曲げることが困難になる。そこで、絶縁平角電線7を
列方向に複数並列に配置し段方向に積み重ねることで作
業性を向上させている。図10は絶縁平角電線7を2本
並列に配置して形成された従来の電気機器の絶縁コイル
IIの斜視図である。
【0004】図7は上記図10の絶縁コイルのa−aで
切断した断面図であり、従来の絶縁平角電線の配置の一
例を示している。同図において、2は裸平角電線、3は
絶縁フィルムテープであり、同図に示すように、一本の
裸平角電線2を絶縁フィルムテープ3で絶縁して列方向
に並べて複数回ターンさせ、段方向に積み重ねて絶縁コ
イルを形成する。なお、列方向に配置された絶縁平角電
線は絶縁コイルの口出し部で一度結線されるため、各導
体の電位は同電位である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように絶縁
平角電線7を列方向に複数並列に配置すると、導体間の
絶縁の厚み分だけ絶縁コイル断面の列方向の寸法が増加
し、また、絶縁電線を複数本使用するため電線のコスト
が増加した。このため、電気機器が大型化しコストアッ
プするといった問題を生じた。本発明は上記した事情に
鑑みなされたものであって、絶縁コイルの成形工程にお
いて作業性を維持したまま、絶縁コイルの断面寸法を減
少させ、かつ、使用する電線のコストを減少させ安価な
絶縁コイルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、列方向に並列に配置した断面寸
法が等しい裸平角電線を複数本毎にまとめて所定の絶縁
を施して並列平角絶縁電線を形成し、上記並列平角絶縁
電線を、その配置面に略平行な平面上で折り曲げてらせ
ん状に段方向に積み重ねて、絶縁コイルを形成する。ま
た、列方向に並列に配置するとともに段方向に積み重ね
た断面寸法が等しい裸平角電線を複数本毎にまとめて所
定の絶縁を施して並列平角絶縁電線を形成し、上記並列
平角絶縁電線を、その配置面に略平行な平面上で折り曲
げてらせん状に段方向に積み重ねて絶縁コイルを形成す
る。本発明においては、上記のように絶縁コイルを形成
したので、絶縁コイルの断面寸法を減少させることがで
き、また、絶縁材料を節減することができるので、安価
な絶縁コイルを製造することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳述する。図1は本実施例で使用される並列平
角絶縁電線の斜視図、図2は裸平角電線2の斜視図であ
る。本実施例においては、図2に示す裸平角電線2(断
面寸法3mm×6mm)を2列1段で並列に配置し、こ
れに図1のように絶縁フィルムテープ3(ポリエステル
テープ 厚み0.025mm)を半重ね巻で6回巻回し
て絶縁を施した並列平角絶縁電線を製作した。
【0008】他の実施例として、裸平角電線を3列以上
の2段以上で並列に配置しても良い。また、絶縁フィル
ムテープ3は、ポリエステルテープに限らず、絶縁性が
あるものならば他のものを使用することができ、また、
絶縁テープの巻回数も1回以上であればよい。このよう
にして製作した並列平角絶縁電線は、前記図7に示した
ように裸平角電線一本に絶縁を施した絶縁平角電線を使
用するより、絶縁物の使用量を節減でき、かつ、電線の
絶縁工程時間も低減できるため安価になる。
【0009】本実施例の絶縁コイルを製造するには、図
1に示した並列平角絶縁電線のbの面を図3に示す電気
機器の絶縁コイル成形用巻型4の側面eに沿わせて巻き
つけ、図5に示した電気機器の絶縁コイル5を成形す
る。この時、本実施例においては、導体が2列に分割さ
れているため、図5のC部分をエッジワイズに曲げる作
業も従来と同様に容易に行える。なお、複数の絶縁コイ
ルを結線する後工程で、口出し部で2本の裸平角電線は
同時に結線される。他の実施例として、図1に示した並
列平角絶縁電線のdの面を、図3に示す電気機器の絶縁
コイル成形用巻型4の側面eに沿わせて巻き付けたの
ち、電気機器の絶縁コイル6をコイル成形機を用いて図
6に示すように成形する場合もある。このコイル成形機
で成形するとき、図6のcの部分をエッジワイズに曲げ
る作業も容易におこなうことができる。
【0010】図4は本実施例の絶縁コイルを前記図5の
a−aで切断した断面図である。図4に示す本実施例の
電気機器の絶縁コイルの断面図と、図7に示す従来の電
気機器の絶縁コイルの断面図を比較すると、本実施例の
ものでは、2列に並んだ導体間の絶縁が省かれている。
このため、絶縁コイルの列方向の寸法を従来の絶縁コイ
ルに比べて0.6mm減少させることができ、また、絶
縁物の使用量を節減できコストを低減化することができ
る。なお、図4では、2本の裸平角電線をまとめて絶縁
を施しているが、2段以上積み重ねた裸平角電線をまと
めて絶縁した並列平角絶縁電線を使用する場合には、段
方向に並列に並んだ導体間の絶縁も省けるため、絶縁コ
イルの段方向の寸法も従来の絶縁コイルに比べて減少さ
せることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転電気機器等の電気機器の絶縁コイルの断面寸法を減
少させ、かつ、絶縁コイルを安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で使用される並列平角絶縁電線
の斜視図である。
【図2】本発明の実施例で使用される裸平角電線の斜視
図である。
【図3】電気機器の絶縁コイル成形用巻型を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施例の電気機器の絶縁コイルの断面
図である。
【図5】本発明の実施例の電気機器の絶縁コイルI の斜
視図である。
【図6】本発明の実施例の電気機器の絶縁コイルIIの斜
視図である。
【図7】従来の電気機器の絶縁コイルの断面図である。
【図8】従来の絶縁平角電線の斜視図である。
【図9】従来の電気機器の絶縁コイルI の斜視図であ
る。
【図10】従来の電気機器の絶縁コイルIIの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 並列平角絶縁電線 2 裸平角電線 3 絶縁フィルムテープ 4 絶縁コイル成形用巻型 5 絶縁コイル 6 絶縁コイル 7 絶縁平角電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 眞 神奈川県大和市上草柳字扇野338番地1 東洋電機製造株式会社技術研究所内 (72)発明者 宮西 忠雄 神奈川県横浜市金沢区福浦三丁目8番地 東洋電機製造株式会社横浜製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列方向に並列に配置した断面寸法が等し
    い裸平角電線を複数本毎にまとめて所定の絶縁を施して
    絶縁平角電線を形成し、 上記絶縁平角電線を、その配置面に略平行な平面上で折
    り曲げてらせん状に段方向に積み重ねたことを特徴とす
    る電気機器の絶縁コイル。
  2. 【請求項2】 列方向に並列に配置するとともに段方向
    に積み重ねた断面寸法が等しい裸平角電線を複数本毎に
    まとめて所定の絶縁を施して絶縁平角電線を形成し、 上記絶縁平角電線を、その配置面に略平行な平面上で折
    り曲げてらせん状に段方向に積み重ねたことを特徴とす
    る電気機器の絶縁コイル。
JP6097498A 1998-03-12 1998-03-12 電気機器の絶縁コイル Pending JPH11262209A (ja)

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JP6097498A JPH11262209A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 電気機器の絶縁コイル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120043110A1 (en) * 2010-08-18 2012-02-23 Remy International, Inc. Conductor Insulation Arrangement For An Electric Machine
US20120235534A1 (en) * 2011-03-18 2012-09-20 Remy Technologies, Llc Conductor insulation arrangement for electric machine winding

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