JPH11261870A - 立体表面撮影装置 - Google Patents

立体表面撮影装置

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JPH11261870A
JPH11261870A JP10076646A JP7664698A JPH11261870A JP H11261870 A JPH11261870 A JP H11261870A JP 10076646 A JP10076646 A JP 10076646A JP 7664698 A JP7664698 A JP 7664698A JP H11261870 A JPH11261870 A JP H11261870A
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JP
Japan
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subject
photographing
driving
dimensional surface
drive
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Application number
JP10076646A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nakahara
昌憲 中原
Yasumitsu Suzuki
泰光 鈴木
Masao Kanda
正夫 神田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作をすることなく、円柱体等の立体
物の表面を撮影することが可能な立体表面撮影装置を提
供すること。 【解決手段】 回転当接部23上に配置した被写体60
に駆動板34を当接させる。駆動板34をステッピング
モータ32の駆動により直線移動させることにより被写
体60を回転駆動させて所定タイミング毎にCCDカメ
ラ11により撮影を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体物、特に、円
柱形若しくは円筒形の物体等の表面を撮影する立体表面
撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光電変換素子をライン上に所定個数配置
したラインセンサが被写体の表面を走査することによっ
て、画像データを取込み電子画像化し、被写体の表面を
忠実に電子ファイル化する立体表面撮影装置がある。こ
の立体表面撮影装置は、例えば地質調査において、地面
をボーリングマシーンで試錐した円柱体の地質サンプル
の円周表面の撮影に利用されるものであり、ラインセン
サを組み込んだカメラ型スキャナによって、円柱体の地
質サンプルの周面を分割して取込み平面展開する。
【0003】図9(a)に従来の立体表面撮影装置の概
略図を示す。図において、チャッキング部材2a、2b
は、円柱体1の左右の円形の側面1a、1bの中心点を
それぞれチャッキングし、それぞれ同時に所定速度で回
転する。チャッキング部材の回転により、チャッキング
された中心点を結ぶ回転軸3を回転中心として、円柱体
1が回転する。円柱体1の回転動作中に、ラインセンサ
を有するラインCCDカメラ4が撮影を行い、円柱体の
表面の画像を取込む。尚、円柱体の表面が順次撮影され
るように、ラインCCDカメラ4の撮影タイミングは、
円柱体の直径に応じて設定される。立体表面撮影装置
は、このように撮影された画像を順次繋ぎ合わせること
により、円柱体1の周囲を平面画像データとして高精細
に展開する。図9(b)に、この平面展開された画像デ
ータの例として、例えば円柱体1の周面に描かれた「A
BC」の文字を読み取った場合を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の立
体表面撮影装置では、チャッキング部材2a、2bが円
柱体1の左右の側面の中心点からずれた位置にチャッキ
ングすると、円柱体の回転時の周表面の移動量にばらつ
きが生じるため正確な画像データを得ることができなく
なってしまう。そのため、正確な画像データを得るため
に、チャッキング部材を円柱体の左右の側面の中心点に
正確にチャッキングしなければならない。しかしなが
ら、円形の側面の中心点を正確に特定し、チャッキング
することは困難である。
【0005】また、中心点を正確に特定したとしても円
柱体の直径の違いによって、円柱体を一定速度にて回転
させた場合、表面の移動速度が異る。つまり、円柱体の
直径を考慮せず常に一定の回転速度及び撮影タイミング
で撮影すると、円柱体の直径が小さいと円柱体表面の移
動速度が遅くなり、逆に直径が大きいと円柱体表面の移
動速度が速くなるため、撮影した円柱体の表面を繋ぎ合
わせて表面展開した場合に、画像の重複や隙間が生じて
しまい、正確に表面を平面展開することができなくなっ
てしまう。そのため、正確に表面を平面展開するために
は、予め円柱体の直径による円柱体の回転速度と円柱体
の周面の移動量との関係を求め、その関係に基づいて回
転速度及び撮影タイミングを調整をするという煩雑な操
作が要求されていた。本発明は、上述した問題点に鑑み
なされたものであり、煩雑な操作をすることなく、簡単
な操作で円柱体等の表面を撮影することが可能な立体表
面撮影装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
立体表面撮影装置において、立体の被写体を撮影する撮
影手段と、被写体を回転可能に載置する載置台と、被写
体を回転させる駆動手段とを備え、駆動手段は被写体の
表面に接触して、被写体を回転駆動するように構成す
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の立
体表面撮影装置において、駆動手段は被写体の表面に接
触する駆動板を有し、その駆動板が所定の方向に直進移
動することにより、被写体を回転駆動するように構成す
る。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の立
体表面撮影装置において、駆動手段は被写体の表面に接
触する回転体を有し、その回転体が回転することにより
被写体を回転駆動するように構成する。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2に記載の
立体表面撮影装置において、回転体は載置台に設けら
れ、被写体を載置する載置部であることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4に
記載の立体表面撮影装置において、撮影手段の撮影タイ
ミングと駆動手段の被写体を回転させるタイミングを同
期させる制御手段を有することを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
立体表面撮影装置において、制御手段は撮影手段の1回
の撮影による一走査線分の走査幅と、駆動手段により回
転される被写体表面の周方向の移動距離とほぼ等しく制
御するように構成する。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6に
記載の立体表面撮影装置において、駆動手段はステッピ
ングモータにより駆動されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の立体表面撮影装置は、立体の被写体を
撮影する撮影手段と、被写体を回転可能に載置する載置
台と、被写体を回転させる駆動手段とを備えることによ
り、駆動手段が被写体の表面に接触して、被写体を回転
駆動するので、被写体を載置台に載置させ、簡単な操作
をするだけで被写体の表面を撮影することが可能とな
る。
【0014】前記駆動手段は被写体の表面に接触する駆
動板を有し、その駆動板が所定の方向に直進移動するこ
とにより、被写体を回転駆動するように構成したので、
被写体の径の大きさに影響されることなく被写体の回転
速度が一定となる。
【0015】また、上記駆動手段は被写体の表面に接触
する回転体を有し、その回転体が回転することにより被
写体を回転駆動するように構成したので、被写体の径の
大きさに影響されることなく被写体の表面の移動速度が
一定となる。
【0016】また、前記撮影手段の撮影タイミングは被
写体を回転させる駆動手段のタイミングと同期させる制
御手段を有するように構成したので、一回の走査におけ
る各画素の長さがばらつくことなく、被写体の径の大き
さに影響されることなく被写体が撮影される。
【0017】また、制御手段は撮影手段の1回の撮影に
よる一走査線分の走査幅と、駆動手段により回転させる
被写体表面の周方向の移動距離とほぼ等しく制御するよ
うに設定しているので、被写体の直径の違いによる周表
面の移動速度を考慮することなく、正確に円柱体等の表
面を撮影することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態による立体
表面撮影装置の構造を図を用いて説明する。図1は本発
明の立体表面撮影装置の側面図であり、図2は本発明の
立体表面撮影装置を上方から見た平面図である。立体表
面撮影装置はスキャナ部10、載置部20、駆動部3
0、照明部40及び後述するプロセッサー部50とで構
成されている。スキャナ部10は、被写体60の外周表
面を一ライン毎に撮影する撮影手段としてのCCDカメ
ラ11と、CCDカメラ11をX方向及びZ方向に移動
自在に載置するカメラ台12とで構成されている。
【0019】尚、CCDカメラ11は、1回に走査線1
本分撮影するものであり、1走査ごとに被写体を所定幅
だけ撮影して画像データとして取込み、取込んだ画像デ
ータを順次メモリに記憶していくものである。このCC
Dカメラ11はラインセンサを用いており、1回の撮影
で被写体のY方向の長さ全体を十分カバーする長さであ
る。ラインセンサを採用することによりY方向へCCD
カメラ11を駆動する必要もなく装置の構成も容易にな
る。また、画像データの取り込み後に平面画像データに
展開するときの画像処理も容易となり、高精度の平面画
像データを得ることができる。載置部20は、2つの側
板21a、21bからなる載置台21と、載置台21の
側板21a、21bに互いに平行に架設された2本の支
持棒22と、各支持棒22に2個づつ回転自在に取付け
られている回転当接部23とから構成されている。尚、
2本の支持棒22は載置台21の側板21a、21bに
ビス止めにより取付けられており、その取付け構造を図
3に示す。載置台21の各側板21a、21bには、X
方向に伸張する長孔24が、等しい高さ、即ちX方向に
並んで2個づつ形成されている。それぞれの長孔24に
は、支持棒22の端部が挿入され、支持棒22の各端部
はビス25によって固定されている。
【0020】また、この長孔24の各々には、ビス孔2
6が2個づつ設けてあり、ビス25を挿入するビス孔2
6を変えることにより、各々の支持棒22のX方向にお
ける位置を2か所変更することができるため、2本の支
持棒22のX方向における間隔を4パターン設定するこ
とができる。このように構成することにより、被写体6
0の直径が大きい場合は2本の支持棒22の間隔を広げ
た位置に固定し、被写体60の直径が小さい場合は2本
の支持棒22の間隔を近付けた位置に固定することによ
り、被写体60の直径に応じて最適な支持棒22の間隔
を任意に調整することができる。さらに、2本の支持棒
22にはそれぞれ2個の回転当接部23が固着されてお
り、回転当接部23の構成を図4に示す。
【0021】この回転当接部23は、ボールベアリング
構造によって構成されており、支持棒22に対して回動
可能に取付けられている。ボールベアリング構造は支持
棒22に固定された固定部23aと、固定部23aに対
してボール23cを介して配置された可動部23bによ
って構成され、可動部23bはボール23cの回転によ
り、固定部23aの周りに回動可能とされている。ま
た、回転当接部23は、ボールベアリングが被写体60
に対して空回りを防止するためのウレタン23dが被写
体60と当接する外周面に環状に設けられている。駆動
手段としての駆動部30は、X方向に移動する移動台3
1と、この移動台31に取付けられたステッピングモー
タ32と、ステッピングモータ32の回転により回転駆
動される送りネジ部33と、送りネジ部33の回転駆動
により±Z方向に駆動される駆動板34と、一端が移動
台31に回動自在に取付けられた押え部36と、押え部
36の他端に回動自在に取付けられた、被写体60に当
接するローラ35と駆動板34に固定され、送りネジ部
33に螺合したナット部37とから構成されている。駆
動板34は、送りネジ部33が回転することにより、そ
の送りネジ部33と螺合しているナット部37と共に、
Z方向に駆動される。
【0022】駆動板34はアルミなどの金属により構成
されたベース板34bと、ゴムなどの摩擦係数の大きい
材質で構成された当接部材34aから形成されている。
尚、駆動板34の被写体60と当接する面は、図5に示
すように、当接部材34aにて覆われており、この当接
部材34aは、駆動板34の±Z方向への直線移動を滑
ることなく被写体60へ伝達し、被写体60を回転駆動
させるために設けられている。また、駆動板34は、被
写体60に当接して駆動されるため、駆動板34の直線
移動量と被写体60の撮影表面の回転移動量とが等しく
なる。照明部40は、照明台41と、この照明台41に
取り付けられた被写体60を照らす照明装置42とで構
成されている。また、この実施形態における立体表面撮
影装置には、CCDカメラ11から被写体60の撮影面
までの大まかな距離を計る時に用いられる距離設定用治
具70が設けられている。
【0023】次に、本発明の一実施形態による立体表面
撮影装置の制御手段としての制御系ブロック構造を図6
に示す。図6において、制御系ブロックは、プロセッサ
ー部50と、スキャナ部10、駆動部30とに設けられ
ている。プロセッサー部50は、数値データの入力を行
うテンキー等の操作部51、スキャナ部10や駆動部3
0の各種制御、及び数値データの演算処理を行うCPU
52、画像データや数値データを記憶するメモリ53、
数値データや画像データを表示する監視用のモニタ54
とから構成されている。スキャナ部10の制御系ブロッ
クは、CCDカメラ11の撮影タイミングであるTG
(Transition Gate )パルスを出力するTGパルス発生
器13と、TGパルスに基づいてCCDカメラ11を駆
動して撮影するカメラ駆動回路14を備えている。駆動
部30の制御系ブロックは、TGパルスに同期してモー
タを駆動するためのMC(Motor Control )パルスを生
成するMCパルス生成器37と、MCパルスに基づいて
ステッピングモータ32を駆動するモータ駆動回路38
とを備えている。
【0024】ここで、本発明の第1実施形態である立体
表面撮影装置による、被写体60の撮影方法について、
以下に説明する。 (一)撮影準備 1)図示せぬ照明スイッチにより照明装置42を点灯す
る。 2)被写体60の直径の大きさに応じて支持棒22のX
方向の間隔を調整し、被写体60を載置台21に載置す
る。 3)移動台31をX方向に移動し、駆動板34の当接部
材34aを被写体60の外周表面に当接させると共に、
移動台31に設けられた押え部36を下げ、ローラ35
を被写体60の外周表面に当接させる。
【0025】4)操作部51のマニュアル操作ボタンを
操作して、ステッピングモータ32を回転させ、駆動板
34が移動して被写体60が無理なく回転する様子を確
認する。この時、被写体60が回転当接部23の樹脂材
23bの表面に無理なく当接されていれば、即ち、被写
体60と樹脂材23bに滑りが起こらず、且つステッピ
ングモータ32に過大な負荷にならない程度に当接させ
ていれば、その後の撮影動作が安定に行うことができ
る。 5)カメラ台12をX及びZ方向に移動して、距離設定
用治具70を用いてCCDカメラ11から被写体60ま
でのおおよその位置決めを行い、CCDカメラ11の図
示せぬレンズを調整してピントを合わせる。 6)被写体60の直径よりやや大きい長さを操作部51
により入力する。CPU52は、入力された値に基づい
てTGパルス数を算出し、算出したTGパルス数をメモ
リ53に記憶する。
【0026】ここで、上記6)の動作における被写体6
0の直径(D)に応じたTGパルスの数(T)の算出方
法を説明する。算出方法を説明するに当り、仮の諸条件
を設定する。例えば、TGパルスがG[msec]の間
隔にて発生し、MCパルスがTGパルスの発生間隔をM
等分したG/M[msec]で生成されるものとする。
また、ステッピングモータ32の1ステップの回転によ
る駆動板34の移動量をK[m]とする。ここで、被写
体60の直径をD[m]とすると、円周の長さL[m]
は、円周の長さを求める式(L=πD)より、πD
[m]となる。さらに、被写体60の表面一周全体分を
走査するためのMCパルスの数は、円周の長さLを駆動
板34の移動量Kにて割ったπD/K個であるため、求
めるTGパルスの数Tは、πD/MK個となる。但し、
余裕をもって被写体の実際の直径より大きな値を操作部
51に入力したときには当然ながらTGパルスの数も増
加する。
【0027】(二)撮影動作 7)操作部51の撮影スタートスイッチにより、CPU
52が撮影のための各種制御を開始する。 8)TGパルス発生器13は、CPU52からの指令で
TGパルスを発生し、カメラ駆動回路14及びMCパル
ス生成器37に出力する。 9)カメラ駆動回路14は、入力されたTGパルスに基
づいて、CCDカメラ11を駆動する。 10)CCDカメラ11は、カメラ駆動回路14によっ
て、TGパルスが1回発生する毎に1回の撮影、即ち1
走査線分の画像データを取込むように撮影動作を行う。
【0028】11)一方、上記10)の動作と同時に、
MCパルス生成器37は、TGパルス発生器13からの
TGパルスを入力し、TGパルスに同期したMCパルス
を生成し、モータ駆動回路38に供給する。 12)モータ駆動回路38は、MCパルスが1回発生す
る毎にステッピングモータ32を1ステップ回転駆動す
る。 13)ステッピングモータ32は、1ステップ回転駆動
するごとに、送りネジ部33を1ステップ回転駆動さ
せ、送りネジ部33の回転に伴って駆動板34をZ方向
に1ステップ直進駆動させる。尚、駆動板34の当接部
材34aと被写体60の外周が当接しているので、駆動
板34の1ステップ直進駆動に伴い被写体60は1ステ
ップ分回転される。
【0029】14)TGパルス発生器13が、引き続き
一定間隔にてTGパルスを発生することにより、上記
8)から13)の動作が繰り返し行われる。即ち、CC
Dカメラ11による撮影動作が行われると共に、撮影動
作に同期して被写体60の表面が一定量回転され、被写
体60の表面の撮影が行われる。15)CPU52は、
TGパルスの発生数をカウントしており、TGパルスの
数が所定値(メモリ53に記憶されているTGパルス
数)に達したか否かを常に監視している。CPU52
は、TGパルスの数が所定値に達した場合はTGパルス
の発生を停止させる。尚、この実施形態においては、図
7(イ)(ロ)に示すように、TGパルス発生器がTG
パルスを、例えば8[msec]の間隔で発生し、MC
パルス生成器37がTGパルスの発生間隔を12等分に
分周して8/12[msec]の間隔で生成するように
設定している。
【0030】また、ステッピングモータ32は、1回の
MCパルスによって1ステップ分の回転をするものであ
り、駆動板34が1ステップで14/3[μm]だけ移
動するように、ステッピングモータ32の1ステップの
回転角度、及び送りネジ部33の溝の間隔などを設定し
ている。このため、CCDカメラ11が1回撮影する際
に、12回被写体60が回転駆動され、図7(ハ)に示
すように、外周表面が56[μm]移動(移動距離)す
る。即ち、CCDカメラ11の撮影による一走査の走査
幅を56ミクロンに設定しておけば、被写体60の外周
表面を抜けや重複することなく画像データとして取込む
ことができる。
【0031】上記10)の動作にて、撮影された画像デ
ータは、順次メモリ53に記憶される。メモリ53内で
1走査線ごとの画像データが繋ぎ合わされて平面展開さ
れたいるため、モニタ54に呼び出し、被写体60の表
面を平面展開した画像データとして撮影結果を観察する
ことができる。従って、撮影開始から撮影終了までの画
像データをメモリ53から呼び出し、モニタ54で観察
した場合は、被写体60の外周表面の全体に対して連続
した画像データとして観察することができる。また、異
なる径の被写体60を連続して撮影する場合、例えば被
写体60に続き、これよりも径の大きい被写体61の撮
影においても、図9(a)に示した従来の装置のように
被写体の回転中心のチャッキングを行わなくて済む。
【0032】尚、被写体60の直径の大きさに対応して
支持棒22のX方向の間隔を調整するように説明した
が、極端に大きさが異なる場合には調整が必要になる
が、通常は支持棒22の間隔の調整は行わずに移動台3
1の調整のみで対応できる。上記第1実施形態ではカメ
ラの撮影タイミングとモータ駆動回路、即ち被写体の回
転動作に同期をとった信号により駆動していたが、撮影
の精度がそれほど問われない場合には、必ずしも同期を
とった信号で制御する必要はない。例えば、カメラとモ
ータ駆動回路、各々に独立したクロック生成回路を設
け、互いに独立したパルスにより動作させる。この場合
には、撮影スタートのタイミングのみ合わせて、あとは
各々独立したパルスにより制御する。このような構成に
することにより、撮影の精度は落ちる可能性はあるが同
期をとる制御が不要となる。
【0033】次に、本発明の第2実施形態による立体表
面撮影装置の構造を図を用いて説明する。図8(a)は
本発明の第2実施形態の立体表面撮影装置の側面図であ
り、図8(b)はその立体表面撮影装置を上方から見た
平面図である。図を参照しながら、以下に説明する。立
体表面撮影装置はスキャナ部110、載置部120、駆
動部130、照明部40及びプロセッサー部50とで構
成されている。スキャナ部110は、被写体60の外周
表面を一ライン毎に撮影するCCDカメラ111がカメ
ラ台112に取り付けられ、カメラ台112が装置台8
0に垂直に固着された支持柱113に対して、Z方向に
摺動自在に配置されている。そして、カメラ台112は
支持ビス114を締め付けることで支持柱113に固定
され、支持ビス114を緩めることで支持柱113に沿
って移動可能となる。
【0034】載置部120は、所定の間隔を隔てて平行
に配置された円柱状の駆動ローラ127aと従動ローラ
127bで構成されている。駆動ローラ127aの一方
端は装置台80の底面に固着されたハウジング128に
回転自在に軸着され、他方端は装置台80の底面に固着
された軸受け部129に設けられたステッピングモータ
132とカップリング132aを介して接続されてい
る。また、従動ローラ127bの一方端は駆動ローラ1
27aと同様にハウジング128に回転自在に軸着さ
れ、他方端は軸受け部129に回転自在に軸着されてい
る。
【0035】即ち、駆動ローラ127a側はステッピン
グモータ132と直結されているが、従動ローラ127
b側は回転自在に軸着されているだけなので、駆動ロー
ラ127aと従動ローラ127bとの間に被写体60が
載置され、駆動ローラ127a側がステッピングモータ
132で回転駆動されると、被写体60が回転するのに
伴って従動ローラ127bも回転するようになってい
る。ステッピングモータ132等で構成する駆動手段と
しての駆動部130は、ステッピングモータ132のシ
ャフト部分だけ図示し、その他は省略してある。照明部
40は、2つの回転体127の両側に各1台づつ装置台
80に垂直に固着された照明台41と、この照明台41
に取り付けられた被写体60を照らす照明装置42とで
構成されている。カメラ台112はCCDカメラ111
を固着できると共に、支持柱113に対して遊嵌されて
いる。そして、支持ビス114を締め付けることでカメ
ラ台112を支持柱113に固定できる。また、支持ビ
ス114を緩めることでカメラ台112を支持柱113
に沿って移動させることができる。
【0036】ここで、本発明の第2実施形態である立体
表面撮影装置による被写体60の撮影方法について説明
するが、本発明の第1実施形態と同一の構成について
は、同一符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
また、スキャナ部110、駆動部130、プロセッサー
部50は、第1実施形態、特に図6に示されたスキャナ
部10、駆動部30、プロセッサー部50と同様な制御
系を有する。先ず、被写体60を撮影する段階で、被写
体60を駆動ローラ127aと従動ローラ127bとの
間に載置する。尚、2つの回転体127は、所定の間隔
を隔てて平行に配置されているので、被写体60の直径
の大きさに影響されることはないが、必要に応じてハウ
ジング128と軸受け部129に、図3で説明したよう
な長孔24及びビス25を設け、従動ローラ127b側
のみ移動させ、駆動ローラ127aとの間隔を調整でき
る構成にしても良い。
【0037】次に、CCDカメラ111のレンズを調整
してピントを合わせる。被写体60の直径の大きさが、
前回撮影した直径と大幅に異なる場合は、カメラ台11
2の固定ビス114を緩めて、カメラ台112をZ方向
に移動する。この時、距離設定用治具70を用いてCC
Dカメラ111から被写体60までの位置決めを行い、
CCDカメラ111のレンズを調整してピントを合わせ
る。次に、操作部51のマニュアル操作ボタンを操作し
て、ステッピングモータ132を駆動すると、駆動ロー
ラ127aが回転する。駆動ローラ127aと従動ロー
ラ127bとの間に載置された被写体60は、駆動ロー
ラ127aが回転することにより回転し、これに伴って
従動ローラ127bも回転駆動される。
【0038】尚、駆動ローラ127aが回転する際に、
被写体60が空回りする場合は、図5で説明したよう
な、駆動ローラ127aの表面にゴムなどの摩擦係数の
高い材質で構成された当接部材34aで覆うようにして
も良い。その後、図6と同様な制御ブロックによる制御
に基づいて第1実施形態と同様の撮影動作を行うことに
より被写体60の撮影が終了する。上述したように第1
実施形態では、被写体60の直径に応じた長さの駆動板
34が必要となり、装置が大きくなる傾向にあった。し
かし、第2実施形態においては、所定の間隔を隔てて平
行に配置された駆動ローラ127aと従動ローラ127
bの間に被写体60を載置し、駆動するようにしたの
で、駆動ローラ127aを大きくする必要がなく装置の
小形化が図れる。
【0039】尚、第2実施形態の立体表面撮影装置にお
いて、載置部120の一方を駆動ローラ127aで構成
するように説明したが、載置部120は2つの従動ロー
ラ127bで構成し、被写体を回転駆動する駆動ローラ
127aを載置部120とは別の場所に設け、駆動ロー
ラ127aを被写体に接触させて回転駆動するように構
成しても良い。また、上記実施形態の説明で、被写体を
回転させるための駆動源として、ステッピングモータを
用いる理由は、ACモータ等の一般的なモータに比べて
制御が容易になるためである。ステッピングモータであ
れば被写体の回転による移動距離がステッピングモータ
に加えたパルス数により決定され、移動距離の制御が容
易になる。しかし、ACモータ等を使用した場合にも、
エンコーダ等を用いて移動距離を監視するサーボを掛け
る様にすれば、同様の効果が得られる。上記実施形態の
説明では、ラインセンサを用いたCCDカメラを用いた
が、ラインセンサ以外のセンサを用いても構わない。
【0040】
【発明の効果】上述したように、本発明の実施形態の立
体表面撮影装置によれば、駆動手段が被写体の表面に接
触して被写体を回転駆動するので、被写体を載置台に載
置させ、簡単な走査をするだけで、煩雑な調整や設定を
行うことなく、被写体が回転し、自動的に被写体の外周
表面の撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の構造の側面図。
【図2】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の構造の上面図。
【図3】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の載置台の詳細図。
【図4】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の載置台に用いられる回転当接部の詳細図。
【図5】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の駆動部に用いられる駆動板の部分拡大図。
【図6】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の制御系ブロック図。
【図7】本発明の第1実施形態による立体表面撮影装置
の動作説明図。
【図8】本発明の第2実施形態による立体表面撮影装置
の構造の側面図及び平面図
【図9】従来例における円柱撮影装置の概略図。
【符号の説明】
10、100・・スキャナ部 11、111・・CCDカメラ 12、112・・カメラ台 21・・載置台 22・・支持棒 23・・回転当接部 23a・・固定部 23b・・可動部 23c・・ボール 23d・・ウレタン 24・・楕円穴 25・・ビス 34・・駆動板 34a・・滑り止め樹脂 34b・・当接部材 37・・ナット部 40・・照明部 41・・照明台 42・・照明装置 60・・被写体 70・・距離設定用治具 80・・装置台 113・・支持柱 114・・固定ビス 120・・載置部 127・・回転体 127a・・駆動ローラ 127b・・従動ローラ 128・・ハウジング 129・・軸受け部 130・・駆動部 131・・移動台 132・・ステッピングモータ 133・・送りネジ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体の被写体を撮影する撮影手段と、 前記被写体を回転可能に載置する載置台と、 前記被写体を回転させる駆動手段とを備え、 前記駆動手段は前記被写体の表面に接触して、前記被写
    体を回転駆動することを特徴とする立体表面撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は前記被写体の表面に接触
    する駆動板を有し、 その駆動板が所定の方向に直進移動することにより、前
    記被写体を回転駆動することを特徴とする請求項1に記
    載の立体表面撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は前記被写体の表面に接触
    する回転体を有し、 その回転体が回転することにより前記被写体を回転駆動
    することを特徴とする請求項1に記載の立体表面撮影装
    置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は前記載置台に設けられ、前
    記被写体を載置する載置部であることを特徴とする請求
    項3に記載の立体表面撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記撮影手段の撮影タイミングと前記駆
    動手段の前記被写体を回転させるタイミングを同期させ
    る制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至4に
    記載の立体表面撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記撮影手段の1回の撮
    影による一走査線分の走査幅と、前記駆動手段により回
    転される前記被写体表面の周方向の移動距離とほぼ等し
    く制御することを特徴とする請求項5に記載の立体表面
    撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段はステッピングモータによ
    り駆動されていることを特徴とする請求項1乃至6に記
    載の立体表面撮影装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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