JP2707732B2 - ウエハの周辺部露光装置 - Google Patents
ウエハの周辺部露光装置Info
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Description
ウエハの表面に塗布されたフォトレジストのうちウエハ
周辺部のフォトレジストを除去するためにウエハ周辺部
を露光するウエハの周辺部露光装置に関する。
エハ周辺部のフォトレジストが取り扱い装置に付着して
飛散することにより、ウエハ表面や取り扱い装置を汚染
するおそれがあることが知られている。そこで、フォト
レジスト、特にポジ型のフォトレジストが塗布されたウ
エハ表面にパターンを形成する前、あるいは形成した後
にウエハ周辺部を露光して、その部分のフォトジストを
除去している。
ットと呼ばれる直線部分とからなっており、前述したウ
エハ周辺部の露光は、このような円弧部分とオリエンテ
ーションフラット部分とからなる全周囲にわたって行わ
れる。
特開昭60−80241号公報に開示されているような位置決
め装置を用いて、テーブルに吸着保持されて回転駆動さ
れるウエハのオリエンテーションフラットの両端を光セ
ンサで検知し、そのときのテーブルの回転角度P1,P2を
それぞれ求め、(P1+P2)/2の位置を基準としてウエハ
を位置決めし、さらに、ウエハと相似形でウエハと同期
回転する板カムに沿って、露光用光源を倣い運動させる
ことによって、前記位置決めされたウエハの円弧部分と
オリエンテーションフラット部分とをほぼ同じ幅で露光
させるような装置がある。
な位置検出装置を用いて、テーブルに吸着保持されたウ
エハの回転角度を検出し、この角度検出信号に同期して
1次元イメージセンサを走査することにより、ウエハの
外周の離散的な位置情報を得、さらに、この位置情報に
基づいて露光用光源を変位させることによって前者の装
置と同様にウエハ周辺を露光することも考えられる。
点がある。
て載置されてたり、ウエハに2箇所以上のオリエンテー
ションフラットが形成されていたような場合に、ウエハ
を正しく位置合わせることができないために、ウエハ周
辺の露光幅が一定にならないという問題点がある。
たって位置情報を得られるから、上記のような問題点は
解決されると考えられるが、ウエハの回転角度を検出す
る必要があるため、角度検出器としてロータリエンコー
ダやレゾルバなどを備える必要があり、装置が複雑化し
て高価になるという別異の問題点が生じる。
って、比較的に簡単な構成によってウエハ周辺の位置情
報を得て、ウエハ周辺を精度よく露光することができる
ウエハの周辺部露光装置を提供することを目的としてい
る。
うな構成をとる。
布され、円弧部とオリエンテーションフラット部を有す
るウエハを回転させつつ、露光ビームで前記ウエハの周
辺を露光するウエハの周辺部露光装置であって、 ウエハを回転駆動するウエハ回転駆動手段と、 前記ウエハ回転駆動手段を所定の角度ごとに間欠的に
ステップ送りする回転駆動制御手段と、 露光ビームを照射するための光源と、 前記光源とウエハの位置関係を相対的に変位させる光
源変位手段と、 前記ウエハにおける円弧部およびオリエンテーション
フラット部の周辺位置を検出する一次元イメージセンサ
と、 前記ステップ送りの停止時に前記一次元イメージセン
サからの前記ウエハにおける円弧部およびオリエンテー
ションフラット部の周辺位置データを取り込むタイミン
グを与えるデータ取り込みタイミング制御手段と、 前記取り込まれた前記ウエハにおける円弧部およびオ
リエンテーションフラット部の周辺位置データを記憶す
る記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたウエハの周辺位置データの
特性に基づき、前記オリエンテーションフラット部の端
部位置に対応する補間点を求め、前記記憶手段に記憶さ
れた各周辺位置データを取り込んだ際の各サンプリング
点に、前記求めた前記オリエンテーションフラット部の
端部位置に対応する補間点を含めてデータ補間し、補間
後の周辺位置データを前記記憶手段に記憶するデータ補
間演算手段と、 前記ウエハ回転駆動手段の露光時に、前記記憶手段に
記憶された補間後のウエハの周辺位置データに基づき、
ウエア周辺の端縁の位置を算出して、前記光源変位手段
の変位量を制御する光源変位制御手段と、 を備えたものである。
のウエハの周辺部露光装置において、 前記データ補間演算手段は、前記記憶手段に記憶され
たウエハの周辺位置データの内の最大の周辺位置データ
のサンプリング点から所定のステップ角だけ離れた2つ
の周辺位置データに基づき、ウエハの回転中心からウエ
ハのオリエンテーションフラット部に下ろした垂線(以
下、この垂線を基準線という)を求め、求めた基準線に
基づいて前記ウエハにおけるオリエンテーションフラッ
ト部の端部位置に対応する補間点を求め、前記記憶手段
に記憶された各周辺位置データを取り込んだ際の各サン
プリング点に、前記求めた前記オリエンテーションフラ
ット部の端部位置に対応する補間点を含めてデータ補間
するように構成したものである。
載のウエハの周辺部露光装置において、 前記光源変位手段は、前記光源とウエハとの位置関係
を、ウエハの半径方向の1方向、もしくは、ウエハの半
径方向とこれに直交する方向の2方向に変位させるもの
である。
回転駆動制御手段からの指令により、ウエハ回転駆動手
段はウエハを所定の角度ごとに間欠的にステップ送りす
る。データ取り込みタイミング制御手段は、一次元イメ
ージセンサから連続的に出力されている周辺位置データ
のうち、ステップ送りが停止したときの周辺位置データ
を取り込むようにデータ取り込みタイミングを制御す
る。取り込まれた周辺位置データは、各々のステップ角
度に対応付けて記憶手段に記憶される。
たウエハの周辺位置データの特性に基づき、オリエンテ
ーションフラット部の端部位置に対応する補間点を求
め、記憶手段に記憶された各周辺位置データを取り込ん
だ際の各サンプリング点に、求めたオリエンテーション
フラット部の端部位置に対応する補間点を含めてデータ
補間する。すなわち、各サンプリング点間をデータ補間
する際、オリエンテーションフラット部の端部位置を挟
むサンプリング点間のデータ補間は、オリエンテーショ
ンフラット部の端部位置に対応する補間点を介してデー
タ補間する。ウエハの周辺の変化点にあたるオリエンテ
ーションフラット部の端部位置を挟むサンプリング点間
を単にデータ補間すると、補間後のデータはウエハ周辺
からずれた位置を示すことになるが、上述のように、オ
リエンテーションフラット部の端部位置を挟む一方のサ
ンプリング点とオリエンテーションフラット部の端部位
置に対応する補間点との間、およびその補間点とオリエ
ンテーションフラット部の端部位置を挟む他方のサンプ
リング点との間を別個にデータ補間することにより、オ
リエンテーションフラット部の端部位置付近のデータ補
間を精度良く行なうことができる。補間後の周辺位置デ
ータは記憶手段に記憶される。
手段による露光時のステップ送りごとに、記憶手段に記
憶された補間後のウエハの周辺位置データを読み出し、
その周辺位置データに基づいて、ウエハ周辺の端縁の位
置を算出し、露光用光源の位置を求めて光源変位手段を
制御する。これにより、露光用光源がウエハの周辺形状
に応じて変位することにより、ウエハ周辺に沿って露光
ビームが照射される。
憶されたウエハの周辺位置データの内の最大の周辺位置
データのサンプリング点から所定のステップ角だけ離れ
た2つの周辺位置データに基づき、ウエハの回転中心か
らウエハのオリエンテーションフラット部に下ろした垂
線(基準線)を求め、求めた基準線に基づいてウエハに
おけるオリエンテーションフラット部の端部位置に対応
する補間点を求め、その補完点を用いて、上述した請求
項1に記載の発明と同様にデータ補完を行なう。
段による前記光源とウエハとの位置関係を、ウエハの半
径方向の1方向に変位させるものでもよいし、ウエハの
半径方向とこれに直交する方向の2方向に変位させるも
のでもよい。ウエハの半径方向に直交する方向に変位可
能に構成すれば、オリエンテーションフラット部を直線
状に露光することができ、オリエンテーションフラット
部の露光を一層精度良く行うことができる。
る。
装置の概略構成を示したブロック図、第2図はウエハ周
辺露光部の概略構成を示しており、同図(a)はテーブ
ルに載置されたウエハの平面図、同図(b)は露光部の
側面図である。
ーブルであり、このテーブル1はウエハ回転駆動手段と
してのパルスモータ2によって回転駆動される。3はウ
エハの周辺を露光するための露光用光源である。光源3
は、螺軸4に螺合されており、この螺軸4に連結された
光源変位手段としてのパルスモータ5によって、光源3
をウエハWの半径方向に変位可能に構成されている。テ
ーブル1を挟んで光源3と対向する位置には、ウエハW
の周辺位置を検出する一次元イメージセンサとしてのCC
Dラインセンサ6が設けられており、CCDラインセンサ6
の上方には周辺位置検出用の光源7および光学系8が設
けられている。CCDラインセンサ6は、ウエハWがテー
ブル1にそれぞれの中心が一致するように載置された時
に、ウエハWの円弧部端縁がCCDラインセンサ6の有効
画素領域の中央になるように配置されている。
9によって、パルスモータ2の回転とは無関係(非同
期)に連続的にウエハWの周辺位置を検出しており、そ
の検出信号は信号処理回路10に逐次与えられる。CCDラ
インセンサ6からの検出信号に基づき、信号処理回路10
は光源7からの照射光を受光したCCDラインセンサ6の
画素数に比例したアナログ信号を出力する。このアナロ
グ信号はA/D変換器11に与えられる。データ取り込みタ
イミング制御手段としての機能を備えたCPU12は、A/D変
換器11にデータ取り込みタイミング信号を与え、このタ
イミング信号に基づいて前記入力アナログ信号がデジタ
ル信号に変換される。このデジタル信号はウエハWの周
辺位置データとしてのCPU12を介してRAM13に記憶され
る。
スモータ2のステップ送りを制御する回転駆動制御手段
に対応し、パルス発生回路14はCPU12から与えられた回
転数データに基づき、パルスモータ駆動回路15に所要個
数のパルス信号を出力する。カウンタ16は、CPU12から
前記回転数データをプリセット信号として与えられるプ
ログラマブルカウンタで、パルス発生回路14が回転数デ
ータに対応した個数のパルス信号を出力したときに、カ
ウントアップ信号をCPU12に出力する。
位量を制御する光源変位制御手段に相当し、パルス発生
回路17はCPU12から与えられた露光時の回転数データに
基づき、パルスモータ駆動回路18を介してパルスモータ
5を駆動制御する。
エハWの周辺位置データのサンプリング処理手順を説明
する。
変換器11に対して、周辺位置データの取り込みタイミン
グ信号を出力する。これにより、θアドレス0゜のサン
プリング点、即ち、CCDラインセンサ6に最初に対向し
ていた点の周辺位置データがCPU12を介してRAM13に記憶
される(ステップS1)。
データサンプリング用のステップ送り角度(例えば、9
゜)に対応した回転数データをパルス発生回路14に与え
るとともに、この回転数データをカウンタ16にプリセッ
トする。これによりパルス発生回路14から回転数データ
に対応した個数のパルス信号が出力されてパルスモータ
2が駆動される結果、ウエハWが所定角度だけステップ
送りされる(ステップS2)。
16はCPU12に対してカウントアップ信号を出力する。CPU
12は、このカウントアップ信号に基づいて、パルスモー
タ2が停止したかどうかを判断する(ステップS3)。
データ取り込みタイミング信号を出力して、次のサンプ
リング点の周辺位置データを取り込み、これをRAM13に
記憶する(ステップS4)。
全周囲の周辺位置データの取り込みが完了したかどう
か、即ち、パルスモータ2が360゜回転駆動されたかど
うかを判断し(ステップS5)、完了していなければ、前
記ステップS2ないしステップS4の動作を繰り返す。
な周辺位置データが採取される。第5図は採取された周
辺位置データを示している。ウエハWはテーブル1の中
心に対して多少偏心して載置されるのが普通であるか
ら、周辺位置データは基準位置(ウエハ中心とテーブル
中心とが一致しているときのウエハ円弧部の周辺位置デ
ータ)を中心に滑らかに変化している。また、第5図中
のA領域はオリエンテーションフラット部分の周辺位置
データを示している。
と、本実施例では離散的な各周辺位置データ間の補間処
理を行っている(ステップS6)。
ウエハWの円弧部の周辺位置データについては、第6図
に拡大して示すように、隣接するサンプリング点間を例
えば10等分する補間点(図中、×印で示す)を設定し、
各補間点の周辺位置データを直線補間によって算出して
いる。
グ点間も直線補間によって処理してもよいが、そうする
とオリエンテーションフラット端部の露光幅が他の部分
に比較して幅広になるため、本実施例では、これらのサ
ンプリング点間を次のように補間している。
ちオリエンテーションフラット部近傍の周辺位置データ
を拡大して示したものである。図中、破線は直線補間に
よって得られた周辺位置データのプロフィール、鎖線は
実際のウエハ周辺を示すプロフィールである。同図より
明らかなように、オリエンテーションフラット端部にお
いて、直線補間のプロフィールと実際のウエハ周辺のプ
ロフィールとの誤差が相当大きくなっている。この期差
のために、直線補間によるとオリエンテーションフラッ
ト端部の露光幅は、第7図(e)に示したB領域の分だ
け、他の部分の露光領域(斜線で示す)よりも太くな
る。
ンテーションフラットの端部をその間に挟んだ、例えば
サンプリング点PmとPm+1間の補間にあたっては、周
辺位置データPmからオリエンテーションフラット端部F1
に対応する補間点f1に至る各補間点のデータを、サンプ
リング点Pmの周辺位置データに等しく設定し、補間点f1
からサンプリング点Pm+1までは直線補間によって周
辺位置データを算出している。他方のオリエンテーショ
ンフラット端部F2についても同様の補間処理を行ってい
る。
めに、オリエンテーションフラットの端部位置F1,F2は
次のようにして算出される。以下、第8図を参照して説
明する。第8図はテーブル1に載置されたウエハWを示
しており、図中、OWはウエハ中心、Oはテーブル中心、
Pm〜Pm+7はオリエンテーションフラット部周辺のサ
ンプリング点、θm〜θm+7は各サンプリング点の回
転角度に対応するθアドレスを示している。
ンフラットに下した垂線▲▼を基準線とし、この基
準線からの開き角γ1,γ12によってオリエンテーション
フラットの端部F1,F2の位置をそれぞれ表している。そ
こで、まず前記基準線の位置が次のようにして算出され
る。
辺位置データを持ったサンプリング点を探し出す。周辺
位置データは、CCDラインセンサ6が広範囲にわたって
受光するほど大きくなるので、最大の周辺位置データを
持ったサンプリング点は、ウエハWが極端に偏心してテ
ーブル1に載置されていない限り、オリエンテーション
フラット部に含まれる。ここではθアドレスがθm+4
のサンプリング点Pm+4が検出されたとする。
ング点でオリエンテーションフラットの中にあるサンプ
リング点を適当に選択する。これは、最大周辺位置デー
タをもつサンプリング点のθアドレスに対し予め定めら
れたステップ角だけ離れたサンプリング点を選択するこ
とによって決定される。ここでは、Pm+4から2ステ
ップ角だけ離れたθm+2およひθm+6の各サンプリ
ングPm+2およびPm+6が選ばれたとする。
ると、基準線の長さは次式で表される。
s (α−β) ……(1) ▲▼m+2,▲▼m+6は、テーブル中心か
らCCDラインセンサ6の中央位置までの距離L0から各サ
ンプリング点Pm+2およびPm+6の周辺位置データ
Dm+2,Dm+6をそれぞれ差し引くことによって容易
に求まり、αはθm+6−θm+2で与えられる。ま
た、βは、サンプリング点Pm+2のθアドレスθ
m+2に対する基準線▲▼の開き角を示している。
式(2)が得られる。
リエンテーションフラットの端部F1,F2の位置γ1,γ2
が次のようにして算出される。
ータを示すサンプリング点Pm+4の近傍において、周
辺位置データの変化率が最も大きな値を示すサンプリン
グ点を選択する。周辺位置データの変化率が最も大きく
なるのは、オリエンテーションフラット端部F1,F2を挟
んだサンプリング点間であり、ここではθアドレスがθ
mのサンプリング点Pmと、θアドレスがθm+7のサン
プリング点Pm+7が選択されたとする。
m+7と近似することができるから、基準線▲▼に
対する▲▼1の開き角γ1は次式(3)により、基
準線▲▼に対する▲▼2の開き角γ2は次式
(4)により、それぞれ算出することができる。
ットの端部F1,F2の位置から、F1,F2に最も近い補間点
f1,f2が決定される。
エハWの周辺露光処理について説明する。
1回転することにより、ウエハWは最初のセッティング
位置に戻っている。サンプリング点のθアドレスの基準
であるCCDラインセンサ6の設定位置に対向して光源3
が設置されているので、露光処理のためにθアドレスが
180゜のサンプリング点の周辺位置データが最初に読み
出される。
Cとテーブル1の中心Oとの距離L1は予め設定されてい
るので、光源3を、基準位置Cから距離L1−L0と、予め
設定された露光幅だけ駆動する。そして、θアドレスが
180゜のサンプリング点の周辺位置データに基づいて、
露光位置を修正する。
源3を変位させるための回転数データをパルス発生回路
17に出力する(ステップN1)。
ドレスが180゜の露光開始点から、0.9゜だけウエハWを
回転させるための回転数データをパルス発生回路14に出
力するとともに、その回転数データをカウンタ16にプリ
ッセトする。これにより、パルス発生回路14から回転数
データに対応する個数のパルス信号が出力されてウエハ
Wが 0.9゜だけ回転変位される(ステップN2)。
ップすると、CPU12は、θアドレスが180+0.9゜の補間
点の周辺位置データをRAM13から読み出し、このデータ
に対応する回転数データをパルス発生回路17に出力する
ことにより、光源3の位置を新たに設定する(ステップ
N3)。
かを判断し(ステップN4)、完了していなければ、前記
ステップN2〜N3の露光処理を繰り返し行う。
して基準位置Cに戻す(ステップN5)。
が、本実施例では、上記の処理中にウエハ回転駆動用の
パルスモータ2が脱調したり、ウエハWのセッティング
位置がずれなかったかどうかを判断するために、ステッ
プN6〜N8の処理を行っている。
タのサンプリング開始点に設定し、その位置の周辺位置
データを再びサンプリングする(ステップN6)。そし
て、最初にサンプリングした周辺位置データと今回の周
辺位置データとを比較し、その誤差が許容範囲内に入っ
ているかどうかを判断する(ステップN7)。許容範囲に
入っていなければ、ウエハWは正しく周辺露光されなか
ったものと判断して、エラー表示を行ってオペレータに
注意を促す(ステップN8)。
係を相対的に変位させる光源変位手段として、光源3を
テーブル1の中心に向けて駆動させる機構を用いたが、
光源3を固定して、テーブル1を水平変位させるように
構成してもよい。
ように1軸方向にのみ変位させるものに限らず、直交2
軸に独立して水平変位させるように構成してもよい。こ
のような光限変位手段によれば、ウエハ周辺の円弧部を
露光する場合には、実施例で説明したように光源3をテ
ーブル1の中心に向けて変位させる駆動機構を使用し、
ウエハのオリエンテーションフラット部を直線状に露光
する場合には、前記駆動機構に対して直交する方向であ
る。先に求めた基準線と垂直な方向に光源を変位させる
もう一つの駆動機構を使用することによって、オリエン
テーションフラットの端部を一層精度よく露光すること
ができる。
る場合を例に採って説明したが、例えば、ウエハ周辺の
所定個所の露光幅を他の部分に比較して幅広に露光する
ような場合にも適用することができる。
サによってウエハの周辺位置データを採取し、そのデー
タを補間したデータに基づいて露光用光源の変位量を決
定しているから、ウエハがテーブルに偏心して載置され
たり、ウエハに2箇所以上のオリエンテーションフラッ
トがあっても、ウエハ周辺を正確に露光することができ
る。
光装置は、一次元イメージセンサを連続的に自走させ、
ウエハのステップ送りが停止したときに、前記一次元イ
メージセンサから周辺位置データを採取するようにして
いるので、ウエハの回転角度に同期して一次元イメージ
センサを走査する従来装置において必要とされたテーブ
ルの回転角度を検出するためのロータリエンコーダやレ
ゾルバなどの角度検出器が不要になり、装置を簡単かつ
安価に構成することができる。
止しているときに一次元イメージセンサからの信号を取
り込むようにしているから、例えば、MOSイメージセン
サのように各画素を走査ることによって順に光検出を行
うようなセンサ、つまり全画素の光検出に相当の時間を
要するようなセンサを使用しても、ウエハの周辺位置デ
ータを正確に読み取ることができる。
ータは、ウエハが所定の角度ごとに間欠的にステップ送
りされた状態のものであり、サンプリングされた周辺位
置データ間の周辺位置データ補間によって求められてい
るので、データ収集時間の短縮を図ることができる。
エンテーションフラット部の端部位置を挟むサンプリン
グ点間のデータ補間は、オリエンテーションフラット部
の端部位置に対応する補間点を介して行なうので、オリ
エンテーションフラット部の端部位置付近のデータ補間
を精度良く行なうことができる。
憶されたウエハの周辺位置データの内の最大の周辺位置
データのサンプリング点から所定のステップ角だけ離れ
た2つの周辺位置データに基づき、ウエハの回転中心か
らウエハのオリエンテーションフラット部に下ろした垂
線(基準線)を求め、求めた基準線に基づいてウエハに
おけるオリエンテーションフラット部の端部位置に対応
する補間点を求め、その補完点に用いてデータ補完を行
なうので、上記請求項1に記載の発明と同様に、オリエ
ンテーションフラット部の端部位置付近のデータ補間を
精度良く行なうことができる。
記載の発明の効果に加えて、光源変位手段による前記光
源とウエハとの位置関係を、ウエハの半径方向に直交す
る方向に変位可能に構成すれば、オリエンテーションフ
ラット部を直線状に露光することができ、オリエンテー
ションフラット部の露光を一層精度良く行うことができ
る。
り、第1図はウエハの周辺部露光装置の概略構成を示し
たブロック図、第2図は露光部の構成図、第3図は周辺
位置データのサンプリング処理の手順を示したフローチ
ャート、第4図は露光処理の手順を示したフローチャー
ト、第5図はサンプリングされた周辺位置データの説明
図、第6図は直線補間処理の説明図、第7図はオリエン
テーションフラット部の補間処理の説明図、第8図はオ
リエンテーションフラット端部の検出処理の説明図であ
る。 1……テーブル 2……ウエハ回転駆動用のパルスモータ 3……光源 5……光源変位用のパルスモータ 6……CCDラインセンサ 9……CCD駆動回路 10……信号処理回路 11……A/D変換器 12……CPU 13……RAM 14,17……パルス発生回路 15……パルスモータ駆動回路 16……カウンタ 18……パルスモータ駆動回路 W……ウエハ
Claims (3)
- 【請求項1】フォトレジストが塗布された、円弧部とオ
リエンテーションフラット部を有するウエハを回転させ
つつ、露光ビームで前記ウエハの周辺を露光するウエハ
の周辺部露光装置であって、 ウエハを回転駆動するウエハ回転駆動手段と、 前記ウエハ回転駆動手段を所定の角度ごとに間欠的にス
テップ送りする回転駆動制御手段と、 露光ビームを照射するための光源と、 前記光源とウエハとの位置関係を相対的に変位させる光
源変位手段と、 前記ウエハにおける円弧部およびオリエンテーションフ
ラット部の周辺位置を検出する一次元イメージセンサ
と、 前記ステップ送りの停止時に前記一次元イメージセンサ
からの前記ウエハにおける円弧部およびオリエンテーシ
ョンフラット部の周辺位置データを取り込むタイミング
を与えるデータ取り込みタイミング制御手段と、 前記取り込まれた前記ウエハにおける円弧部およびオリ
エンテーションフラット部の周辺位置データを記憶する
記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたウエハの周辺位置データの特
性に基づき、前記オリエンテーションフラット部の端部
位置に対応する補間点を求め、前記記憶手段に記憶され
た各周辺位置データを取り込んだ際の各サンプリング点
に、前記求めた前記オリエンテーションフラット部の端
部位置に対応する補間点を含めてデータ補間し、補間後
の周辺位置データを前記記憶手段に記憶するデータ補間
演算手段と、 前記ウエハ回転駆動手段の露光時に、前記記憶手段に記
憶された補間後のウエハの周辺位置データに基づき、ウ
エハ周辺の端縁の位置を算出して、前記光源変位手段の
変位量を制御する光源変位制御手段と、 を備えたことを特徴とするウエハの周辺部露光装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のウエハの周辺部露光装置
において、 前記データ補間演算手段は、前記記憶手段に記憶された
ウエハの周辺位置データの内の最大の周辺位置データの
サンプリング点から所定のステップ角だけ離れた2つの
周辺位置データに基づき、ウエハの回転中心からウエハ
のオリエンテーションフラット部に下ろした垂線(以
下、この垂線を基準線という)を求め、求めた基準線に
基づいて前記ウエハにおけるオリエンテーションフラッ
ト部の端部位置に対応する補間点を求め、前記記憶手段
に記憶された各周辺位置データを取り込んだ際の各サン
プリング点に、前記求めた前記オリエンテーションフラ
ット部の端部位置に対応する補間点を含めてデータ補間
するように構成したことを特徴とするウエハの周辺部露
光装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のウエハの周辺部露光装置
において、 前記光源変位手段は、前記光源とウエハとの位置関係
を、ウエハの半径方向の1方向、もしくは、ウエハの半
径方向とこれに直交する方向の2方向に変位させるもの
であることを特徴とするウエハの周辺部露光装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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KR1019900006042A KR930007097B1 (ko) | 1989-04-28 | 1990-04-28 | 대상물의 주변부 노광장치 |
US08/004,788 US5289263A (en) | 1989-04-28 | 1993-01-14 | Apparatus for exposing periphery of an object |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1147174A JP2707732B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ウエハの周辺部露光装置 |
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JP2707732B2 true JP2707732B2 (ja) | 1998-02-04 |
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Family Cites Families (1)
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-
1989
- 1989-06-09 JP JP1147174A patent/JP2707732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0311726A (ja) | 1991-01-21 |
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