JPH1126173A - 高圧放電ランプの点灯装置 - Google Patents

高圧放電ランプの点灯装置

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JPH1126173A
JPH1126173A JP17498097A JP17498097A JPH1126173A JP H1126173 A JPH1126173 A JP H1126173A JP 17498097 A JP17498097 A JP 17498097A JP 17498097 A JP17498097 A JP 17498097A JP H1126173 A JPH1126173 A JP H1126173A
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lamp
pressure discharge
discharge lamp
circuit
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Akihiro Ueda
明弘 上田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプ電圧が低すぎる異常状態を確実に検出
して、高圧放電ランプの点灯を停止することができるよ
うにする。 【解決手段】 高圧放電ランプのランプ電圧の検出値
を、一定範囲の定格ランプ電圧より低い第1の閾値と比
較器41で比較し、また、第1の閾値より低い第2の閾
値と比較器42で比較する。第1の閾値よりランプ電圧
が低いときは比較器41の出力電圧により高圧放電ラン
プを始動する始動回路を停止する。ランプ電圧が第2の
閾値より高く第1の閾値より低いときは、この状態の継
続時間が所定期間を経過するか否かをタイマ回路44で
検出し、所定期間を経過したときは、高圧放電ランプの
ランプ電圧を一定に保つように点灯回路をPWM制御し
ているPWM制御ICに比較器53から停止信号を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用ヘッドラ
ンプ等として使用する高圧放電ランプの点灯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平6−20781号公報には、車両
用の放電ランプのランプ電圧について上限と下限の閾値
を設定し、所定の時間遅れでランプ電圧の測定値が上限
の閾値を上回ったり、下限の閾値を下回ったときは、放
電ランプがオープン状態であるか、ショート状態である
などの異常状態として、放電ランプの点灯回路を停止す
るようにする技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高圧放
電ランプのランプ電圧は、点灯開始直後のしばらくの間
は低電圧状態が継続し、その後定格ランプ電圧まで上昇
するという特性を有している。このように、ランプ電圧
が2段階に変動するという特性のため、前記従来技術の
ように、ランプ電圧が、単に下限の閾値を下回るか否か
の判定を行なうだけでは、ランプ電圧の異常状態と正常
状態の区別が充分につかず、ランプ電圧が低すぎる異常
状態を確実に検出することができないという課題があ
る。
【0004】そこで、この発明の目的は、前記の課題を
解決し、ランプ電圧が低すぎる異常状態を確実に検出し
て、高圧放電ランプの点灯を停止することができるよう
にすることにある。
【0005】この発明の別の目的は、ランプ電圧が低す
ぎる異常状態を検出して、高圧放電ランプの始動を停止
することができるようにすることにある。
【0006】この発明の別の目的は、ランプ電圧が高す
ぎる異常状態を検出して、高圧放電ランプの始動、点灯
を停止することができるようにすることにある。
【0007】この発明の別の目的は、ランプ電圧の異常
状態を検出して高圧放電ランプの点灯を停止したとき
は、その旨を報知できるようにすることにある。
【0008】この発明の別の目的は、ランプ電圧の異常
状態を検出して高圧放電ランプの点灯を停止した後に、
突発的に高圧放電ランプの点灯が再開されるようなこと
がないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、高圧放電ランプと;この高圧放電ランプを点灯する
点灯回路と;前記高圧放電ランプのランプ電圧を検出す
る電圧センサと;このランプ電圧の検出値を前記高圧放
電ランプの所定の定格電圧より低い第1の閾値及びこの
第1の閾値より更に低い第2の閾値の各々と比較する第
1の比較手段と;この比較により前記ランプ電圧が前記
第2の閾値以下となったときは前記点灯回路を停止する
第1の停止手段と;前記比較により前記ランプ電圧が前
記両閾値の間の値となったときの継続時間を計時する第
1の計時手段と;この継続時間が所定期間を経過したと
きは前記点灯回路を停止する第2の停止手段とを備えて
いることを特徴とするものである。
【0010】従って、高圧放電ランプの点灯開始直後し
ばらくの間の低ランプ電圧のときの異常状態を判定する
ために第2の閾値を設定し、その後定格ランプ電圧に上
昇した後の異常状態を判定するために第1の閾値を設定
することにより、ランプ電圧が第2の閾値以下になった
ときは明らかな異常低電圧であるとして、直ちに点灯回
路を停止することができ、また、ランプ電圧が第1の閾
値と第2の閾値との間の値となったときは、この状態が
所定期間継続するか否か判定するようにして、この所定
期間は点灯開始直後の低ランプ電圧から定格ランプ電圧
に上昇するまでの期間を見込んで設定しておけば、ラン
プ電圧が定格ランプ電圧に達しない異常状態を検出して
点灯回路を停止することができる。
【0011】なお、第1の比較手段は、例えば、第1、
第2の閾値と検出したランプ電圧とを各々比較する比較
器により実現することができる。第1の停止手段は、例
えば、第1の閾値と検出したランプ電圧とを比較する前
記比較器の出力電圧で点灯回路を停止することにより実
現することができる。第1の計時手段は、例えば、抵抗
と充電コンデンサを直列接続しRC時定数を利用したタ
イマ回路により実現することができる。第2の停止手段
は、例えば、前記タイマ回路の出力と所定の基準電圧と
を比較する比較器の出力電圧により点灯回路を停止する
ようにすることにより実現することができる。
【0012】また、第1の比較手段、第1、第2の停止
手段、第1の計時手段は、所定のプログラムにより動作
するマイクロコンピュータにより実現することもでき
る。
【0013】請求項2に記載の発明は、高圧放電ランプ
を始動する始動回路と;第1の比較手段による比較によ
りランプ電圧が第1の閾値以下になったときは前記始動
回路を停止する第3の停止手段とを備えていることを特
徴とするものである。
【0014】従って、ランプ電圧が第1の閾値以下にな
ったときは異常低電圧であるとして、直ちに高圧放電ラ
ンプの始動を停止することができる。
【0015】第3の停止手段は、例えば、検出したラン
プ電圧と第1の閾値とを比較する比較器や、所定のプロ
グラムにより動作するマイクロコンピュータにより実現
することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、ランプ電圧の検
出値を高圧放電ランプの所定の定格電圧より大きい第3
の閾値と比較する第2の比較手段と;この比較により前
記ランプ電圧が前記第3の閾値以上のなったときの継続
時間を計時する第2の計時手段と;この継続時間が所定
期間を経過したときは点灯回路および始動回路を停止す
る第4の停止手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0017】従って、異常に高いランプ電圧を検出し、
高圧放電ランプの始動、点灯を直ちに停止することがで
きる。
【0018】第2の比較手段や第4の停止手段は、検出
したランプ電圧と第3の閾値を比較する比較器や、所定
のプログラムにより動作するマイクロコンピュータによ
り実現することができる。第2の計時手段は、例えば、
抵抗と充電コンデンサを直列接続しRC時定数を利用し
たタイマ回路や、所定のプログラムにより動作するマイ
クロコンピュータにより実現することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、第1、第2また
は第4の停止手段により点灯回路を停止したときはその
旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0020】従って、ランプ電圧の異常を検出して高圧
放電ランプが消灯されたことをユーザに報知することが
できる。
【0021】報知手段は、例えば、LEDなどを点灯さ
せたり、ブザーを鳴らしたりして実現することができ
る。その制御は、第1、第2の比較手段や、第1、第
2、第4の停止手段を構成するする比較器やマイクロコ
ンピュータにより実現することができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、第1、第2、第
3または第4の停止手段により点灯回路と始動回路との
うち少なくとも一方を停止したときは電源の再投入また
はランプ点灯信号の再投入までその停止状態を保持する
ラッチ手段を備えていることを特徴とするものである。
【0023】従って、ランプ電圧の異常を検出して高圧
放電ランプが消灯された後に、突発的に再点灯されるこ
とがない。
【0024】ラッチ手段は、例えば、周知のラッチ回路
や、所定のプログラムにより動作するマイクロコンピュ
ータにより実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
である高圧放電ランプの点灯装置1の回路図である。
【0026】この点灯装置1は、車両の前頭部に設けら
れ、この車両のヘッドランプとして使用される高圧放電
ランプ2を点灯する場合を例としている。
【0027】図1に示すように、点灯装置1は、直流電
源3の電源ラインに、この直流電源3の電圧を昇圧し前
記高圧放電ランプ2を点灯する点灯回路(DC−DCコ
ンバータ)4、前記高圧放電ランプ2の電圧および電流
を検出する電圧・電流センサ5、前記高圧放電ランプ2
を始動する始動回路6、前記高圧放電ランプ2などが順
次接続されている。
【0028】前記点灯回路4は、スイッチング素子1
1、チョークコイル12、還流ダイオード13を備えた
周知の回路構成である。
【0029】前記電圧・電流センサ5は、前記点灯回路
4の出力ラインのプラス側に一端側が接続されている抵
抗14と、この抵抗14と直列接続されている抵抗15
と、前記点灯回路4の出力ラインのマイナス側に介装さ
れている抵抗16とを備え、点灯回路4の出力電圧を抵
抗14、15で分圧して高圧放電ランプ2のランプ電圧
を検出し、抵抗16による電圧降下によりランプ電流を
検出する周知の構成である。
【0030】前記始動回路6は、前記高圧放電ランプ2
に始動パルスを与えて始動する周知の回路構成のもので
ある。この始動回路6には、始動回路6の発停を操作す
るために、電源ラインのスイッチング素子11より前段
の位置から導いた電圧を入力するラインが接続され、こ
のラインには、リレー17が介装されている。このリレ
ー17はリレー制御回路18により開閉駆動する。
【0031】絶縁トランス21は、1次側巻線がPWM
制御IC22に接続され、2次側巻線は一端側が前記ス
イッチング素子11のベースに接続され、他端側がスイ
ッチング素子11のエミッタ側に接続されている。PW
M制御IC22は、前記絶縁トランス21を介してスイ
ッチング素子11を可変のオン時間比でオン、オフ駆動
し、点灯回路4から高圧放電ランプ2への供給電力をP
WM制御する。
【0032】報知装置23は、車室内に設けられたLE
D24と、このLED24を点灯、消灯するスイッチン
グ素子25とを備えている。なお、符号26はリフレク
タである。
【0033】制御部31は、前記電圧・電流センサ5、
リレー制御回路18、PWM制御IC22および報知装
置23と接続され、リレー制御回路18、PWM制御I
C22および報知装置23を制御する。すなわち、制御
部31は、前記電圧・電流センサ5により検出したラン
プ電圧、ランプ電流に基づいてランプ電力を求め、PW
M制御IC22に制御信号を送って、スイッチング素子
11を可変のオン時間比でスイッチングし、ランプ電力
が一定となるような制御を行なう周知の回路構成のラン
プ電力制御回路(図示せず)を備えている。
【0034】また、制御部31は、図2に示すランプ停
止回路32を備えている。
【0035】同図に示すように、このランプ停止回路3
2は、比較器41、42、43を備え、この各比較器の
反転入力端子には前記電圧・電流センサ5により検出さ
れたランプ電圧が入力される。比較器41の非反転入力
端子には高圧放電ランプ2について予め定められている
一定範囲の定格ランプ電圧より小さな一定電圧(第2の
閾値)が基準値として入力され、比較器42の非反転入
力端子には前記定格ランプ電圧より小さく、前記第2の
閾値より大きな一定電圧(第1の閾値)が基準値として
入力され、比較器43の非反転入力端子には前記定格ラ
ンプ電圧より大きな一定電圧(第3の閾値)が入力され
る。
【0036】比較器41の出力端子はラッチ回路46、
47の各入力側と接続されている。比較器42の出力端
子はラッチ回路46、タイマ回路44の各入力側と接続
されている。このタイマ回路44の出力側は前記ラッチ
回路47の入力側に接続されている。比較器43の出力
側はインバータ49の入力端子側と接続され、このイン
バータ49の出力端子側はタイマ回路45の入力側と接
続され、このタイマ回路45の出力側はラッチ回路48
の入力側と接続されている。
【0037】前記タイマ回路44、45は同様の回路構
成であり、いずれも抵抗51、充電コンデンサ52を直
列接続したもので、比較器42、インバータ49からの
入力電圧と、抵抗51と充電コンデンサ52によるRC
時定数とに応じた電圧が、ラッチ回路47、48に出力
される。
【0038】ラッチ回路46、47および48はいずれ
も同様の回路構成である。すなわち、比較器41、4
2、インバータ49の出力電圧が比較器53の非反転入
力端子に入力される。また、直列に接続された抵抗5
4、55を備えた基準電圧入力回路を備え、比較器53
の反転入力端子には、電源電圧Vccが抵抗54により電
圧降下されて入力する。抵抗55の両端には、スイッチ
ング素子56のコレクタ側とエミッタ側が接続され、比
較器53の出力端子はラッチ回路46、47、48の出
力側とスイッチング素子56のベース側とに接続されて
いる。
【0039】ラッチ回路46の出力側は前記リレー制御
回路18に制御信号電圧を出力し、ラッチ回路47の出
力側は前記PWM制御回路IC22および前記報知装置
23に制御信号電圧を出力し、ラッチ回路48の出力側
は前記リレー制御回路18、前記PWM制御回路IC2
2および前記報知装置23に制御信号電圧を出力する。
【0040】次に、以上の構成の点灯回路1の動作につ
いて説明する。
【0041】高圧放電ランプ2の点灯駆動は次のように
行なう。すなわち、制御部31の図示しないランプ電力
制御回路によりPWM制御IC22に制御信号を出力
し、スイッチング素子11のオン、オフ動作を開始し、
これにより点灯回路4は負荷側に電力を供給する。リレ
ー17は常には閉じていて、点灯回路4による電力供給
により、始動回路6は始動パルスを高圧放電ランプ2に
印加して始動し、高圧放電ランプ2は点灯回路4の供給
電力により点灯する。
【0042】高圧放電ランプの点灯に際して、ランプ電
圧は、前記したように点灯開始直後のしばらくの間は低
電圧状態が継続し、その後定格ランプ電圧まで上昇する
という特性を有している。
【0043】そこで、点灯開始直後の低電圧状態のとき
に、高圧放電ランプ2のリークなどによりランプ電圧が
異常な低電圧を示し、ランプ電圧が第2の閾値を下回る
ときは、比較器41がHレベル電圧を出力する。このH
レベル電圧はラッチ回路46とタイマ回路44に入力さ
れる。
【0044】ラッチ回路46では前記Hレベル信号が比
較器53の非反転入力端子に入力され、比較器53はリ
レー制御回路18と、スイッチング素子56のベース側
とにHレベル信号を出力する。これにより、リレー制御
回路18はリレー17を開いて始動回路6を直ちに停止
する。
【0045】また、スイッチング素子56がオンして抵
抗55の両端間を短絡するので、比較器53に入力され
る基準電圧がGNDレベルに降下し、これにより、リレ
ー制御回路18へのHレベル信号の出力をラッチするた
め、以後、ランプ電圧が何らかの具合で上昇してしまっ
ても、電源の再投入またはランプ点灯信号の再投入ま
で、始動回路6の駆動の再開が防止される。
【0046】比較器41が出力するHレベル信号はラッ
チ回路47にも入力され、比較器53はPWM制御IC
22と報知装置23にもHレベル信号を出力する。これ
により、PWM制御IC22がスイッチング素子11の
オン、オフを停止するので、点灯回路4が直ちに停止す
る。また、報知装置23のスイッチング素子25がオン
になって、LED24が点灯し、高圧放電ランプ2の点
灯を停止したことを報知する。
【0047】ランプ電圧が第2の閾値より高いが、第1
の閾値よりは低いときは、比較器42がラッチ回路4
6、タイマ回路44にHレベル電圧を出力する。ラッチ
回路46へのHレベル電圧の出力により、前記と同様
に、始動回路6は直ちに停止し、この停止状態がラッチ
される。
【0048】また、Hレベル電圧は、タイマ回路44に
も入力するので、ランプ電圧が第1の閾値より低い状態
が所定時間継続した場合に限り、比較器53がPWM制
御IC22と報知装置23とにHレベル信号を出力す
る。これにより、点灯回路4が停止し、また、LED2
4が点灯する。また、これらの状態は前記と同様に、ラ
ッチ回路47によりラッチされる。
【0049】高圧放電ランプ2が寿命末期を迎えたこと
などにより、ランプ電圧が第3の閾値を上回ったとき
は、比較器43がLレベル電圧を出力し、これをインバ
ータ49が反転してHレベル電圧にしてタイマ回路45
に出力する。そして、このHレベル電圧がタイマ回路4
5に入力されるので、ランプ電圧が第3の閾値を上回る
状態が所定時間継続した場合に限り、ラッチ回路48の
比較器53がHレベル電圧を、リレー制御回路18、P
WM制御IC22、報知装置23に出力し、点灯回路
4、始動回路6を停止し、LED24を点灯する。な
お、ラッチ回路48の比較器53のHレベル電圧の出力
がラッチされることは、前記ラッチ回路46、47の場
合と同様である。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、高圧放
電ランプと;この高圧放電ランプを点灯する点灯回路
と;前記高圧放電ランプのランプ電圧を検出する電圧セ
ンサと;このランプ電圧の検出値を前記高圧放電ランプ
の所定の定格電圧より低い第1の閾値及びこの第1の閾
値より更に低い第2の閾値の各々と比較する第1の比較
手段と;この比較により前記ランプ電圧が前記第2の閾
値以下となったときは前記点灯回路を停止する第1の停
止手段と;前記比較により前記ランプ電圧が前記両閾値
の間の値となったときの継続時間を計時する第1の計時
手段と;この継続時間が所定期間を経過したときは前記
点灯回路を停止する第2の停止手段とを備えていること
を特徴とするものであるので、高圧放電ランプの点灯開
始直後しばらくの間の低ランプ電圧のときの異常状態を
判定するために第2の閾値を設定し、その後定格ランプ
電圧に上昇した後の異常状態を判定するために第1の閾
値を設定することにより、ランプ電圧が第2の閾値以下
になったときは明らかな異常低電圧であるとして、直ち
に点灯回路を停止することができ、また、ランプ電圧が
第1の閾値と第2の閾値との間の値となったときは、こ
の状態が所定期間継続するか否か判定するようにして、
この所定期間は点灯開始直後の低ランプ電圧から定格ラ
ンプ電圧に上昇するまでの期間を見込んで設定しておけ
ば、ランプ電圧が定格ランプ電圧に達しない異常状態を
検出して点灯回路を停止することができるため、ランプ
電圧が低すぎる異常状態を確実に検出して、高圧放電ラ
ンプの点灯を停止することができる。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、高圧放電ランプを始動する始動
回路と;第1の比較手段による比較によりランプ電圧が
第1の閾値以下になったときは前記始動回路を停止する
第3の停止手段とを備えていることを特徴とするもので
あるので、ランプ電圧が第1の閾値以下になったときは
異常低電圧であるとして、直ちに高圧放電ランプの始動
を停止することができる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、ランプ電圧の検出値を高圧放電
ランプの所定の定格電圧より大きい第3の閾値と比較す
る第2の比較手段と;この比較により前記ランプ電圧が
前記第3の閾値以上のなったときの継続時間を計時する
第2の計時手段と;この継続時間が所定期間を経過した
ときは点灯回路および始動回路を停止する第4の停止手
段とを備えていることを特徴とするものであるので、異
常に高いランプ電圧を検出し、高圧放電ランプの始動、
点灯を直ちに停止することができる。
【0053】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1、2、3のいずれかに記載の発明において、第1、第
2または第4の停止手段により点灯回路を停止したとき
はその旨を報知する報知手段を備えていることを特徴と
するものであるので、ランプ電圧の異常を検出して高圧
放電ランプが消灯されたことをユーザに報知することが
できる。
【0054】請求項5に記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4のいずれかに記載の発明において、第
1、第2、第3または第4の停止手段により点灯回路と
始動回路とのうち少なくとも一方を停止したときは電源
の再投入またはランプ点灯信号の再投入までその停止状
態を保持するラッチ手段を備えていることを特徴とする
ものであるので、ランプ電圧の異常を検出して高圧放電
ランプが消灯された後に、突発的に再点灯されることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である高圧放電ランプ
の点灯装置の全体回路図。
【図2】前記高圧放電ランプの点灯装置におけるランプ
停止回路の回路図。
【符号の説明】
1 高圧放電ランプの点灯回路 2 高圧放電ランプ 4 点灯回路 6 始動回路 14 電圧センサ 23 報知手段 41 第1の比較手段、第1の停止手段、第3の停止
手段 42 第1の比較手段、第2の停止手段、第3の停止
手段 43 第2の比較手段、第4の停止手段 44 第1の計時手段 45 第2の計時手段 46 ラッチ手段 47 ラッチ手段 48 ラッチ手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧放電ランプと;この高圧放電ランプ
    を点灯する点灯回路と;前記高圧放電ランプのランプ電
    圧を検出する電圧センサと;このランプ電圧の検出値を
    前記高圧放電ランプの所定の定格電圧より低い第1の閾
    値及びこの第1の閾値より更に低い第2の閾値の各々と
    比較する第1の比較手段と;この比較により前記ランプ
    電圧が前記第2の閾値以下となったときは前記点灯回路
    を停止する第1の停止手段と;前記比較により前記ラン
    プ電圧が前記両閾値の間の値となったときの継続時間を
    計時する第1の計時手段と;この継続時間が所定期間を
    経過したときは前記点灯回路を停止する第2の停止手段
    とを備えていることを特徴とする高圧放電ランプの点灯
    装置。
  2. 【請求項2】 高圧放電ランプを始動する始動回路と;
    第1の比較手段による比較によりランプ電圧が第1の閾
    値以下になったときは前記始動回路を停止する第3の停
    止手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の高圧放電ランプの点灯装置。
  3. 【請求項3】 ランプ電圧の検出値を高圧放電ランプの
    所定の定格電圧より大きい第3の閾値と比較する第2の
    比較手段と;この比較により前記ランプ電圧が前記第3
    の閾値以上になったときの継続時間を計時する第2の計
    時手段と;この継続時間が所定期間を経過したときは点
    灯回路および始動回路を停止する第4の停止手段とを備
    えていることを特徴とする請求項2に記載の高圧放電ラ
    ンプの点灯装置。
  4. 【請求項4】 第1、第2または第4の停止手段により
    点灯回路を停止したときはその旨を報知する報知手段を
    備えていることを特徴とする請求項1、2、3のいずれ
    かに記載の高圧放電ランプの点灯装置。
  5. 【請求項5】 第1、第2、第3または第4の停止手段
    により点灯回路と始動回路とのうち少なくとも一方を停
    止したときは電源の再投入またはランプ点灯信号の再投
    入までその停止状態を保持するラッチ手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4のいずれかに記
    載の高圧放電ランプの点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002216981A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Osram-Melco Ltd 放電灯点灯装置
JP2012169080A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Denso Corp 点灯装置、灯具および点灯方法

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