JPH11261299A - 部品実装方法 - Google Patents

部品実装方法

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JPH11261299A
JPH11261299A JP10065017A JP6501798A JPH11261299A JP H11261299 A JPH11261299 A JP H11261299A JP 10065017 A JP10065017 A JP 10065017A JP 6501798 A JP6501798 A JP 6501798A JP H11261299 A JPH11261299 A JP H11261299A
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JP10065017A
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Inventor
Shuichi Hirata
修一 平田
Nobuo Sueda
信雄 末田
Takafumi Tsujisawa
孝文 辻澤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板とIC部品の認識計算時間が長くなって
も、実装する際の実装時間が認識計算時間に極力影響さ
れず、実装時間を短くすることを目的とする。 【解決手段】 基板1点目認識位置で画像入力を行う基
板画像入力工程1と、基板2点目認識位置へ移動しなが
ら基板画像入力工程1で入力した画像に対して認識処理
を行う基板認識工程1と、基板2点目認識位置で画像入
力を行う基板画像入力工程2と、IC部品1点目認識位
置へ移動しながら基板画像入力工程2で入力した画像に
対して認識処理を行う基板認識工程2と、IC部品1点
目認識位置で画像入力を行う部品画像入力工程1と、I
C部品の2点目認識位置へ移動しなから部品画像入力工
程1で入力した画像に対して認識処理を行う部品認識工
程1と、IC部品2点目認識位置で画像入力を行う部品
画像入力工程2と、認識手段が実装動作の妨げにならな
い位置へ移動しながら部品画像入力工程2で入力した画
像に対して認識処理を行う部品認識工程2と、認識結果
に基づいた実装位置へIC部品及び基板を位置決めして
実装する実装工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を直接回路基
板上に実装するフリップチップ実装などに好適に適用で
きる部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化・軽量化を実現
するためにICなどのIC部品を直接回路基板上に実装
するフリップチップ実装が用いられてきている。IC部
品を基板上に実装する場合、高精度に実装するためにI
C部品の任意の2点と基板上の任意の2点を同一の認識
手段で認識して実装するIC部品実装方法が多く用いら
れている。
【0003】従来のIC部品実装方法の従来例について
説明する。図1及び図2において、IC部品2をステー
ジ4に保持された基板3上へ実装する実装ヘッド1と、
視野を上方と下方に切り替えてIC部品2と基板3とを
認識できるカメラ5が備えられている。カメラ5は上方
に位置する実装ヘッド1と下方に位置する基板3との間
を任意に移動できるよう構成されており、またカメラ5
で入力された画像は画像処理手段6で認識処理される。
カメラ5はIC部品2の2点のパターン7と基板上の2
点の基板マーク8を認識する。
【0004】次に図3及び図4を参照しながら、従来の
実装工程について説明する。ステップS1でカメラ5は
予め指定された基板3上の1点目の認識位置へ移動し、
基板1点目の認識を行う。認識完了後、カメラ5を基板
3上の2点目の認識位置へ移動し、基板2点目の認識を
行う。実装ヘッド1は2点目の基板認識が完了したらデ
ータ上の実装位置へ移動し、同時にカメラ5をIC部品
2の1点目の認識位置へ移動する。実装ヘッド1は基板
認識を実行する前にデータ上の実装位置へ移動しておく
場合もある。実装ヘッド1が移動する際に装置全体の微
少振動が発生する場合が多く、基板認識中に実装ヘッド
1を移動させると認識位置精度が悪化するため、通常、
基板認識が完了してから、または基板認識を行う前に実
装ヘッド1を移動する。実装ヘッド1及びカメラ5が移
動したらIC部品2の1点目の認識を行う。認識完了
後、カメラ5をIC部品2の2点目の認識位置へ移動
し、IC部品2の2点目の認識を行う。認識完了後、カ
メラ5が実装ヘッド1の上下動作の妨げにならない位置
へ退避する。同時に基板3とIC部品2の認識結果に基
づいて基板3上に実装する位置を計算して実装位置へ移
動し、カメラ退避が完了したら実装ヘッド1を下降・上
昇してIC部品2を基板3上に実装する。このように、
実装ヘッド1を実装位置へ移動させてIC部品2を認識
するようにし、基板3の2点とIC部品2の2点を同一
のカメラ5で認識する構成をとることにより、温度など
の周囲環境変化が実装精度に極力影響せず、高精度実装
を実現している。
【0005】図4に示すように従来例の認識処理は、ス
テップS11において画像をカメラ5より画像処理手段
6に記憶する画像入力処理と、ステップS12で記憶し
た画像データに対して計算を行い認識位置を検出する認
識計算処理とに分けられる。通常画像入力処理は認識対
象に関わらず一定時間内に完了するが、認識計算処理時
間は認識対象や処理アルゴリズムによって異なる。例え
ば、形状や寸法が特定されているマークの中心を認識す
る場合は認識計算処理時間は短いが、IC部品2や基板
3上のパターンを認識して特定位置を検出する場合は認
識計算時間が長くなる傾向にある。また、IC部品2は
認識位置ずれや誤認識によって不良を発生した場合のロ
スコストが大きいため、認識率や認識精度を確保して不
良の発生を防ぐことが特に求められる。従って、認識率
・認識精度を向上するための認識計算処理を追加するこ
とによって、認識計算時間が更に長くなることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のI
C部品実装方法では、認識が完了してから実装位置への
移動動作を行うため認識計算時間が長くなると実装時間
も長くなるという問題がある。また、高精度実装を実現
するために、基板とIC部品を各々2回、計4回の認識
を行うため、カメラを認識位置へ4回移動させる必要が
あり、実装時間が長くなるという問題もある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、実装
時間が認識計算時間に極力影響されず、実装時間を短く
できるIC部品実装方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の部品実装方法
は、1つの認識手段の視野を上方と下方に切り替えて基
板上の2点と部品の2点とを認識する部品実装方法にお
いて、基板1点目認識位置で画像入力を行う基板画像入
力工程1と、基板2点目認識位置へ移動しながら基板画
像入力工程1で入力した画像に対して認識処理を行う基
板認識工程1と、基板2点目認識位置で画像入力を行う
基板画像入力工程2と、部品1点目認識位置へ移動しな
がら基板画像入力工程2で入力した画像に対して認識処
理を行う基板認識工程2と、部品1点目認識位置で画像
入力を行う部品画像入力工程1と、部品の2点目認識位
置へ移動しながら部品画像入力工程1で入力した画像に
対して認識処理を行う部品認識工程1と、部品2点目認
識位置で画像入力を行う部品画像入力工程2と、認識手
段が実装動作の妨げにならない位置へ移動しながら部品
画像入力工程2で入力した画像に対して認識処理を行う
部品認識工程2と、認識結果に基づいた実装位置へ部品
及び基板を位置決めして実装する実装工程とを有するも
のである。
【0009】このような構成によると、画像入力が完了
した時点でカメラを移動するため、移動している間に認
識計算処理を行うことができ、認識計算時間と移動時間
を並行している時間だけ実装時間を短くすることができ
る。
【0010】また、本願の第2発明の部品実装方法は、
1つの認識手段の視野を上方と下方に切り替えて基板上
の2点と部品の2点とを認識する部品実装方法におい
て、基板1点目認識位置で画像入力を行う基板画像入力
工程1と、基板2点目認識位置へ移動しながら基板画像
入力工程1で入力した画像に対して認識処理を行う基板
認識工程1と、基板2点目認識位置で画像入力を行う基
板画像入力工程2と、部品2点間の距離と認識手段の視
野寸法とを比較して部品2点が1視野内で認識できるか
どうかを判別する判別工程と、1視野内で認識できると
判別した場合、部品2点の中心が視野中心となるような
部品認識位置へ移動しながら基板画像入力工程2で入力
した画像に対して認識処理を行う基板認識工程2と、部
品認識位置で画像入力を行う部品画像入力工程と、認識
手段が実装動作の妨げにならない位置へ移動しながら部
品画像入力工程で入力した画像に対して部品1点目及び
2点目の認識処理を行う部品認識工程と、認識結果に基
づいた実装位置へ部品及び基板を位置決めして実装する
実装工程とを有するものである。
【0011】このような構成によると、認識計算時間と
移動時間を並行している時間だけ実装時間を短くするこ
とができると同時に、部品2点目認識のための画像入力
と部品2点目認識位置への移動を行わなくてもよいた
め、画像入力回数と認識位置への移動回数を少なくして
実装時間を短くすることができる。
【0012】また、本願の第3発明の部品実装方法は、
1つの認識手段の視野を上方と下方に切り替えて基板上
の2点と部品の2点とを認識する部品実装方法におい
て、基板1点目認識と部品1点目認識を認識手段が同一
位置で認識できる位置に基板及び部品及び認識手段を移
動する1点目移動工程と、基板1点目の画像入力を行う
基板画像入力工程1と、基板画像入力工程1とは異なる
画像記憶手段に部品1点目の画像入力を行う部品画像入
力工程1と、基板2点目認識と部品2点目認識を認識手
段が同一位置で認識できる位置に基板及び部品及び認識
手段を移動する2点目移動工程と、2点目移動工程を行
いながら基板画像入力工程1及び部品画像入力工程1で
入力した各画像に対して認識処理を行う認識工程1と、
基板2点目の画像入力を行う基板画像入力工程2と、基
板画像入力工程2とは異なる画像記憶手段に部品2点目
の画像入力を行う部品画像入力工程2と、認識手段が実
装動作の妨げにならない位置へ移動しながら基板画像入
力工程2及び部品画像入力工程2で入力した各画像に対
して認識処理を行う認識工程2と、認識結果に基づいた
実装位置へ部品及び基板を位置決めして実装する実装工
程とを有するものである。
【0013】このような構成によると、認識計算時間と
移動時間を並行している時間だけ実装時間を短くするこ
とができると同時に、同一位置で基板と部品の画像入力
を行って部品認識位置への移動をなくすことにより、認
識位置への移動回数を少なくして実装時間を短くするこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の部品
実装方法について、IC部品を用いた実装方法で図1及
び図2を参照しながら説明する。
【0015】図1及び図2において、IC部品2を保持
して任意位置に移動できる実装ヘッド1と、IC部品2
を実装する基板3と、基板を保持するステージ4と、任
意の位置へ移動して基板3とIC部品2とを視野を上下
方向に切り替えて認識するカメラ5と、カメラ5の画像
を記憶して認識計算処理を行う画像処理手段6とで構成
されている。また、実装ヘッド1は一定方向のみ移動可
能であり、実装ヘッド1と垂直方向にステージ4が移動
できることによってIC部品2を基板3上の任意位置に
実装できる構成であってもよい。カメラ5は基板3上の
実装位置に付加された2点の基板マーク8を認識し、ま
た、IC部品3のコーナー付近の2点のパターン7を認
識する。
【0016】次に、以上の構成によるIC部品2の実装
工程を図5を参照して説明する。まず、ステップS13
で1点目の基板マーク認識位置にカメラ5を移動させ
る。次にステップS14で1点目基板マークの画像をカ
メラ5で入力する。入力した画像は画像処理手段6に記
憶される。画像入力が完了したら、ステップS15で2
点目の基板マーク認識位置にカメラ5を移動させる。同
時に、ステップS16で記憶した画像に対して画像処理
手段6が認識計算処理を行い、1点目基板マークの位置
を検出する。カメラ5が2点目基板マーク認識位置へ移
動完了し、また画像処理手段6が1点目基板マークの認
識計算処理を完了したら、ステップS17で2点目基板
マークの画像をカメラ5で入力する。入力した画像は画
像処理手段6に記憶される。画像入力が完了したら、ス
テップS18で1点目の部品パターン認識位置にカメラ
5と実装ヘッド1を移動する。同時に、ステップS19
で記憶した画像に対して画像処理手段6が認識計算処理
を行い、2点目基板マークの位置を検出する。カメラ5
が1点目部品パターン認識位置へ移動完了し、また画像
処理手段6が2点目基板マークの認識計算処理を完了し
たら、ステップS20で1点目部品パターンの画像をカ
メラ5で入力する。入力した画像は画像処理手段6に記
憶される。画像入力が完了したら、ステップS21で2
点目の部品パターン認識位置にカメラ5を移動させる。
同時に、ステップS22で記憶した画像に対して画像処
理手段6が認識計算処理を行い、1点目部品パターンの
位置を検出する。カメラ5が2点目部品パターン認識位
置へ移動完了し、また画像処理手段6が1点目部品パタ
ーン認識計算処理を完了したら、ステップS23で2点
目部品パターンの画像をカメラ5で入力する。入力した
画像は画像処理手段6に記憶される。画像入力が完了し
たら、ステップS24で実装ヘッド1が上下動作を行っ
てもカメラ5に干渉しない位置にカメラ5を退避移動さ
せる。同時に、ステップS25で記憶した画像に対して
画像処理手段6が認識計算処理を行い、2点目部品パタ
ーンの位置を検出する。画像処理手段6が2点目部品パ
ターンの認識計算処理を完了したら、ステップS26で
認識結果に基づいた実装位置へ実装ヘッド1を移動す
る。カメラ5が退避移動を完了し、また実装ヘッド1が
実装位置への移動を完了したら、実装ヘッド1が下降し
て基板3上にIC部品2を実装する。
【0017】基板3及びIC部品2の認識位置移動に関
しては、実際の移動が完了した後に移動停止時の微小振
動が安定するための待ち時間を設ける場合が多い。この
場合、実際の認識位置へ移動する時間と安定待ち時間と
を合わせた時間を認識位置移動時間とみなすことができ
る。従って、基板1点目認識においては、 基板1点目認識計算処理時間≦基板2点目移動時間+安定時間 (1) が成り立てば基板1点目認識処理時間は実装時間に対し
て影響を与えない。(1)式が成り立たない場合であっ
ても、従来の実装工程に対して、 基板1点目認識計算処理時間−(基板2点目移動時間+安定時間) (2) だけ実装時間を短縮することができる。
【0018】基板2点目認識、IC部品1点目認識、I
C部品2点目認識においても、同様に認識処理時間が実
装時間に対して影響を与えないか、従来の実装工程に対
して実装時間を短縮することができる。
【0019】以上の実装工程において、画像入力時間を
50ms、認識計算処理時間を150ms、認識位置移
動時間を100ms、認識位置移動後安定時間を200
ms、カメラ退避移動時間を200msとすると(1)
式が成立して認識計算処理時間が実装時間に含まれず、
実装ヘッド1が基板1点目認識位置へ移動完了してから
IC部品2を基板3上に実装する実装位置へ移動するま
での時間Tは、 T= 基板1点目画像入力時間+基板2点目移動時間+安定時間 +基板2点目画像入力時間+部品1点目移動時間+安定時間 +部品1点目画像入力時間+部品2点目移動時間+安定時間 +部品2点目画像入力時間+カメラ退避時間 =1300ms (3) となる。従来の実装工程においては画像入力と認識計算
処理が完了してから実装ヘッド1を次の認識位置に移動
するため、 T= 基板1点目認識時間+基板2点目移動時間+安定時間 +基板2点目認識時間+部品1点目移動時間+安定時間 +部品1点目認識時間+部品2点目移動時間+安定時間 +部品2点目認識時間+カメラ退避時間 (4) となり、 認識時間=画像入力時間+認識計算処理時間 (5) であるため、従来の実装工程において実装ヘッド1が基
板1点目認識位置へ移動完了してからIC部品2を基板
3上に実装する実装位置へ移動するまでの時間Tは、 T=2100ms (6) であり、上記実装工程は800msの実装時間短縮を実
現している。
【0020】なお、上記実装工程は基板マーク8及びI
C部品のパターン7の認識を2回ずつ行う実装工程であ
るが、基板マーク認識を行わない場合、あるいはIC部
品パターン認識を行わない場合についても本発明を適用
して実装時間短縮の効果を発揮できる。
【0021】次に、第2の実施形態について図6及び図
7を参照して説明する。本実施形態は、図6に示すよう
にIC部品2の寸法が小さくカメラ視野9内にIC部品
2の2点パターン7が一度に入る場合に適用できる。
【0022】まず、ステップS28からステップS32
は第1実施例と同様に基板1点目認識及び基板2点目画
像入力を行う。ステップS32で基板2点目画像入力が
完了したら、ステップS33でIC部品パターン7の2
点間の距離とカメラ視野9の寸法とを比較してIC部品
パターン7の2点が1視野内で認識できるかどうかを判
別する。1視野内で認識できない場合は第1実施例と同
様の実装工程を行う。1視野内で認識できる場合はIC
部品パターン7の2点の中心がカメラ視野9の中心とな
る位置をIC部品認識位置とし、ステップS34でIC
部品認識位置へ移動する。同時にステップS35で記憶
した画像に対して画像処理手段6が認識計算処理を行
い、2点目基板マークの位置を検出する。カメラ5がI
C部品認識位置へ移動完了し、また画像処理手段6が2
点目基板マークの認識計算処理を完了したら、ステップ
S36でIC部品パターン7の画像をカメラ5で入力す
る。入力した画像は画像処理手段6に記憶される。画像
入力が完了したら、ステップS37で実装ヘッド1が上
下動作を行ってもカメラ5に干渉しない位置にカメラ5
を退避移動させる。同時に、ステップS38で記憶した
画像に対して画像処理手段6が認識計算処理を行い、1
点目のIC部品パターン7の位置を検出する。1点目の
IC部品パターン7の位置を検出したら、ステップS3
9で同じ画像に対して画像処理手段6が認識計算処理を
行い、2点目IC部品パターン7の位置を検出する。画
像処理手段6が2点目IC部品パターン7の認識計算処
理を完了したら、ステップS40で認識結果に基づいた
実装位置へ実装ヘッド1を移動する。カメラ5が退避移
動を完了し、また実装ヘッド1が実装位置への移動を完
了したら、実装ヘッド1が下降して基板3上にIC部品
2を実装する。
【0023】以上の実装工程において、画像入力時間を
50ms、認識計算処理時間を150ms、認識位置移
動時間を100ms、認識位置移動後安定時間を200
ms、カメラ退避移動時間を200msとすると、基板
認識においては(1)式が成立して認識計算処理時間が
実装時間に含まれず、IC部品認識においては、 部品1点目認識計算処理時間+部品2点目認識計算処理時間 ≧カメラ退避移動時間 (7) となり、部品認識計算処理時間が実装時間に影響するた
め、実装ヘッド1が基板1点目認識位置へ移動完了して
からIC部品2を基板3上に実装する実装位置へ移動す
るまでの時間Tは、 T= 基板1点目画像入力時間+基板2点目移動時間+安定時間 +基板2点目画像入力時間+部品認識移動時間+安定時間 +部品画像入力時間 +部品1点目認識計算処理時間+部品2点目認識計算処理時間 =1050ms (8) となる。従って上記実装工程は、従来の実装工程に対し
ては(6)式により1050msの実装時間短縮とな
り、第1従来例に対しても(3)式により250msの
実装時間短縮を実現している。
【0024】次に、2点の基板マーク8と2点のIC部
品パターン7が実装位置に対して同一方向にある場合な
どの第3の実施形態について、図8を参照して説明す
る。ステップS42で1点目の基板マーク8と1点目の
IC部品パターン7が同時にカメラ視野9に入る位置に
実装ヘッド1、ステージ4及びカメラ5を移動させた
後、ステップS43で1点目基板マーク8の画像をカメ
ラ5で入力して画像処理手段6に記憶し、ステップS4
4で視野を上方に切り替えて1点目部品パターン7の画
像をカメラ5で入力して画像処理手段6の別の記憶領域
に記憶する。画像入力が完了したら、ステップS45で
2点目の基板マーク8と2点目のIC部品パターン7が
同時にカメラ視野9に入る位置に実装ヘッド1、ステー
ジ4及びカメラ5を移動させる。同時に、ステップS4
6及びステップS47で入力した画像に対して画像処理
手段6が認識計算処理を各々の画像に対して行い、1点
目の基板マーク8及び1点目のIC部品パターン7の位
置を検出する。実装ヘッド1、ステージ4及びカメラ5
が2点目認識位置へ移動完了し、また画像処理手段6が
認識計算処理を完了したら、ステップS48で2点目基
板マーク8の画像をカメラ5で入力して画像処理手段6
に記憶し、ステップS49で視野を上方に切り替えて2
点目部品パターン7の画像をカメラ5で入力して画像処
理手段6の別の記憶領域に記憶する。画像入力が完了し
たら、ステップS50で実装ヘッド1が上下動作を行っ
てもカメラ5に干渉しない位置にカメラ5を退避移動さ
せる。同時に、ステップS51及びステップS52で画
像処理手段6が認識計算処理を各々の画像に対して行
い、2点目基板マーク8及び2点目IC部品パターン7
の位置を検出する。画像処理手段6が認識計算処理を完
了したら、ステップS53で認識結果に基づいた実装位
置へ実装ヘッド1を移動する。カメラ5が退避移動を完
了し、また実装ヘッド1が実装位置への移動を完了した
ら、実装ヘッド1が下降して基板3上にIC部品2を実
装する。
【0025】このような構成をとることにより、基板及
び部品1点目認識においては、 基板1点目認識計算処理時間+部品1点目認識計算処理時間 ≦基板及び部品2点目移動時間+安定時間 (9) が成り立てば基板1点目認識処理時間及び部品1点目認
識計算処理時間は実装時間に対して影響を与えない。
(9)式が成り立たない場合であっても、従来の実装工
程に対して、 基板1点目認識計算処理時間+部品1点目認識計算処理時間 −(基板及び部品2点目移動時間+安定時間) (10) だけ実装時間を短縮することができる。また、従来の実
装工程における部品1点目移動がなくなり、部品1点目
移動時間とその安定時間だけ実装時間を短縮することが
できる。
【0026】基板及び部品2点目認識においても、同様
に認識処理時間が実装時間に対して影響を与えないか、
従来の実装工程に対して実装時間を短縮することがで
き、また、部品2点目移動時間とその安定時間だけ実装
時間を短縮することがてきる。
【0027】以上の実装工程において、画像入力時間を
50ms、認識計算処理時間を150ms、認識位置移
動時間を100ms、認識位置移動後安定時間を200
ms、カメラ退避移動時間を200msとすると、1点
目認識においては、 基板1点目認識計算処理時間+部品1点目認識計算処理時間 =基板及び部品2点目移動時間+安定時間 (11) であり、2点目認識においては、 基板2点目認識計算処理時間+部品2点目認識計算処理時間 >カメラ退避時間 (12) であるため、実装ヘッド1が基板1点目認識位置へ移動
完了してからIC部品2を基板3上に実装する実装位置
へ移動するまでの時間Tは、 T= 基板1点目画像入力時間+部品1点目画像入力時間 +基板及び部品2点目移動時間+安定時間 +基板2点目画像入力時間+部品2点目画像入力時間 +基板2点目認識計算処理時間+部品2点目認識計算処理時間 =800ms (13) となる。従って上記実装工程は、従来の実装工程に対し
ては(6)式により1300msの実装時間短縮とな
り、第1従来例に対しても(3)式により800msの
実装時間短縮を実現している。
【0028】
【発明の効果】本発明のIC部品実装方法によれば、画
像入力が完了した時点でカメラを移動し、移動している
間に認識計算処理を行うため、認識計算時間と移動時間
を並行している時間だけ実装時間を短くすることがて
き、装置の生産性を向上することができる。
【0029】また、IC部品が1視野内で認識できる場
合にIC部品2点の中心が視野中心となるようなIC部
品認識位置へ移動し、IC部品の画像入力を1回行って
IC部品2点の認識計算処理を行うようにすると、認識
計算時間と移動時間を並行している時間だけ実装時間を
短くすることがきると同時に、IC部品2点目認識のた
めの画像入力とIC部品2点目認識位置への移動を行わ
なくてもよいため、画像入力回数と認識位置への移動回
数を少なくして実装時間を短くでき、装置の生産性を更
に向上することができる。
【0030】また、基板とIC部品の画像入力を同一位
置で異なる画像記憶手段に記憶するようにすると、認識
計算時間と移動時間を並行している時間だけ実装時間を
短くすることがきると同時に、IC部品認識位置への移
動を行わなくてよいため、認識位置への移動回数を少な
くして実装時間を短くでき、装置の生産性を更に向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIC部品実装方法の一実施形態を示す
ブロック図
【図2】本発明の実施形態におけるIC部品の実装箇所
の一部を示す斜視図
【図3】従来のIC部品実装方法の実施形態を示すフロ
ーチャート
【図4】従来の実施形態における認識処理を示すフロー
チャート
【図5】本発明のIC部品実装方法の第1の実施形態を
示すフローチャート
【図6】本発明のIC部品実装方法の第2の実施形態に
おいて認識視野の状態を示す図
【図7】本発明のIC部品実装方法の第2の実施形態を
示すフローチャート
【図8】本発明のIC部品実装方法の第3の実施形態を
示すフローチャート
【符号の説明】
1 実装ヘッド 2 IC部品 3 基板 4 ステージ 5 カメラ 6 画像処理手段 7 IC部品パターン 8 基板マーク 9 カメラ視野

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの認識手段の視野を上方と下方に切
    り替えて基板上の2点と部品の2点とを認識する部品実
    装方法において、基板1点目認識位置で画像入力を行う
    基板画像入力工程1と、基板2点目認識位置へ移動しな
    がら基板画像入力工程1で入力した画像に対して認識処
    理を行う基板認識工程1と、基板2点目認識位置で画像
    入力を行う基板画像入力工程2と、部品1点目認識位置
    へ移動しながら基板画像入力工程2で入力した画像に対
    して認識処理を行う基板認識工程2と、部品1点目認識
    位置で画像入力を行う部品画像入力工程1と、部品の2
    点目認識位置へ移動しながら部品画像入力工程1で入力
    した画像に対して認識処理を行う部品認識工程1と、部
    品2点目認識位置で画像入力を行う部品画像入力工程2
    と、認識手段が実装動作の妨げにならない位置へ移動し
    ながら部品画像入力工程2で入力した画像に対して認識
    処理を行う部品認識工程2と、認識結果に基づいた実装
    位置へ部品及び基板を位置決めして実装する実装工程と
    を有する部品実装方法。
  2. 【請求項2】 1つの認識手段の視野を上方と下方に切
    り替えて基板上の2点と部品の2点とを認識する部品実
    装方法において、基板1点目認識位置で画像入力を行う
    基板画像入力工程1と、基板2点目認識位置へ移動しな
    がら基板画像入力工程1で入力した画像に対して認識処
    理を行う基板認識工程1と、基板2点目認識位置で画像
    入力を行う基板画像入力工程2と、部品2点間の距離と
    認識手段の視野寸法とを比較して部品2点が1視野内で
    認識できるかどうかを判別する判別工程と、1視野内で
    認識できると判別した場合、部品2点の中心が視野中心
    となるような部品認識位置へ移動しながら基板画像入力
    工程2で入力した画像に対して認識処理を行う基板認識
    工程2と、部品認識位置で画像入力を行う部品画像入力
    工程と、認識手段が実装動作の妨げにならない位置へ移
    動しながら部品画像入力工程で入力した画像に対して部
    品1点目及び2点目の認識処理を行う部品認識工程と、
    認識結果に基づいた実装位置へ部品及び基板を位置決め
    して実装する実装工程とを有する部品実装方法。
  3. 【請求項3】 1つの認識手段の視野を上方と下方に切
    り替えて基板上の2点と部品の2点とを認識する部品実
    装方法において、基板1点目認識と部品1点目認識を認
    識手段が同一位置で認識できる位置に基板及び部品及び
    認識手段を移動する1点目移動工程と、基板1点目の画
    像入力を行う基板画像入力工程1と、基板画像入力工程
    1とは異なる画像記憶手段に部品1点目の画像入力を行
    う部品画像入力工程1と、基板2点目認識と部品2点目
    認識を認識手段が同一位置で認識できる位置に基板及び
    部品及び認識手段を移動する2点目移動工程と、2点目
    移動工程を行いながら基板画像入力工程1及び部品画像
    入力工程1で入力した各画像に対して認識処理を行う認
    識工程1と、基板2点目の画像入力を行う基板画像入力
    工程2と、基板画像入力工程2とは異なる画像記憶手段
    に部品2点目の画像入力を行う部品画像入力工程2と、
    認識手段が実装動作の妨げにならない位置へ移動しなが
    ら基板画像入力工程2及び部品画像入力工程2で入力し
    た各画像に対して認識処理を行う認識工程2と、認識結
    果に基づいた実装位置へ部品及び基板を位置決めして実
    装する実装工程とを有することを特徴とする部品実装方
    法。
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