JPH11260092A - サンプルホールド回路 - Google Patents

サンプルホールド回路

Info

Publication number
JPH11260092A
JPH11260092A JP10063379A JP6337998A JPH11260092A JP H11260092 A JPH11260092 A JP H11260092A JP 10063379 A JP10063379 A JP 10063379A JP 6337998 A JP6337998 A JP 6337998A JP H11260092 A JPH11260092 A JP H11260092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
current
current source
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10063379A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Shimizu
広道 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Japan Corp
Original Assignee
Samsung Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Japan Corp filed Critical Samsung Japan Corp
Priority to JP10063379A priority Critical patent/JPH11260092A/ja
Publication of JPH11260092A publication Critical patent/JPH11260092A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】S/H回路のスルーレイトとノイズ特性の両立
を図る。 【解決手段】入力INに応じた出力OUTを発生する差
動回路を動作させるSHP(SHD)信号に従うスイッ
チトランジスタに電流源トランジスタをつなげ、該電流
源トランジスタに、併設した定電流源Ics及び可変電流
源Icsvからベース電流を提供する。可変電流源Icsv
は、S/H回路後段のAGC回路に対するゲイン調整値
に従い電流を変更する。したがって、入力INが小信号
の場合は差動回路の電流が減らされてスルーレイトより
もノイズ抑制が優先され、入力INが大信号の場合は差
動回路の電流が増やされてスルーレイト向上が図られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラなど
において、CCD(電荷結合素子)の出力データを取り
込むために使用されるCDS(Correlated Double Sampl
ing)のサンプルホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CCDカメラで使用されるCDSは、複
数のサンプルホールド(S/H)回路を使用してCCD
出力の基準レベル(PG)とデータ(DATA)とを取
り込み、これらを比較するため同じタイミングで後段の
AGC回路へ送り出す回路である。その構成について図
1に示している。
【0003】S/H回路はPG信号用の経路とDATA
信号用の経路とに複数ずつ縦列接続されており、PG信
号用は3個、DATA信号用は2個のようにPG信号を
取り込むS/H回路の数を多くしてある。PG信号用経
路のS/H回路1〜3のうち最初と最後のS/H回路
1,3はPG信号を取り込むための制御信号SHPによ
り入力信号を取り込み、中央のS/H回路2はDATA
信号を取り込むための制御信号SHDにより入力信号を
取り込む。また、DATA信号用経路のS/H回路4,
5の最初のS/H回路4はSHD信号により入力信号を
取り込み、後のS/H回路5はSHP信号により入力信
号を取り込む。したがって、各最終のS/H回路3,5
からは同じタイミングでPG信号とその直後のDATA
信号が出力される。この同じタイミングで出力されるこ
とにより信号に重畳されている雑音が相殺されるので、
雑音除去の働きがある。
【0004】このようなS/H回路の主要な特性にスル
ーレイト:dV/dt=I/C(V/sec)がある。式
からわかるようにスルーレイトは電流Iが大きいほど、
あるいは容量Cが小さいほど性能が向上する。このよう
にスルーレイトが良くなると大信号を伝搬しやすいとい
うメリットがあるが、一方で、熱雑音などの雑音や、サ
ンプルとホールドの切り換え時に発生する切換ノイズが
大きくなるというデメリットがある。特にCDSの場
合、その出力は後続の自動利得制御(AGC)回路で増
幅されるため、切換ノイズには気を付けなければならな
い。図1(B)に示してあるのは、最終のS/H回路
3,5の各出力に発生する切換ノイズを説明したタイミ
ングチャートである。
【0005】PG信号は基準レベルのためほぼ一定であ
り、これを伝搬するS/H回路3の出力における切換ノ
イズは小さく一定である。一方、DATA信号は随時変
化するため、その状態に応じてS/H回路5の出力にお
ける切換ノイズは大小に変化する。すなわち、→→
や→のように1つ前のDATA信号より大きくな
る(|PG−DATA|)、つまり電位が低くなる場合
には大きい切換ノイズが発生し、→のように1つ前
のDATA信号より小さくなる、つまり電位が高くなる
場合には切換ノイズの発生がない。そして、→のよ
うに前後のDATA信号が同じ場合にはPG信号同様に
切換ノイズが小さい。
【0006】1つのS/H回路の回路構成を示した図2
を参照して、そのノイズの原因を説明する。図示のよう
に、S/H回路の入力INは差動回路へ入力され、SH
P信号又はSHD信号によりスイッチトランジスタがO
Nすると入力INに応じた出力OUTが差動回路の反対
側から発生する。この差動回路の出力側にはホールド回
路としてキャパシタCが設けられており、スイッチトラ
ンジスタのOFF後は、そのキャパシタCによりホール
ドされて出力OUTが維持される。
【0007】このようなS/H回路において、SHP
(SHD)信号により制御されるスイッチトランジスタ
がONしたとき、つまりホールドからサンプルへ切り換
わるときに、キャパシタCに溜まっていた電荷が矢示I
のように差動回路へ流入することがある。これがIN電
位≦OUT電位の状態の場合で、図1(B)の→や
→に相当する。その一時的流入電流がノイズとなっ
て出力OUTの波形に現れることになる。
【0008】このS/H回路の切換ノイズは、大きいと
安定するまでに時間を要することになるため、できるだ
け小さくして安定化期間を速めること(セットリングタ
イムの短縮)が望まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】CDSに続くAGC回
路はCCDへの入力光量に従いゲインを変化させるシス
テムである。したがって、CDSとAGC回路との関係
を考えた場合、CDS内、つまりS/H回路内を伝搬す
る信号が小さいとき(小信号時)にはAGC回路のゲイ
ンが高くなる。したがって、この場合はスルーレイトよ
りもノイズ抑制を優先させた方がよい。すなわち、AG
C回路のゲインが高いと信号の雑音も大きく増幅されて
しまうので抑えなければならないし、切換ノイズを小さ
くしてセットリングタイムを短縮させなければならな
い。一方、CDS内を伝搬する信号が大きいとき(大信
号時)にはAGC回路のゲインが低くなるので、この場
合はスルーレイト向上を優先させた方がよいことにな
る。
【0010】本発明ではこの点に着目し、スルーレイト
向上とノイズ抑制とを両立させたS/H回路を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような後続のAG
C回路との関係に基づき本発明は、S/H回路中の差動
回路に流れる電流を回路内伝搬信号の大小に応じて制御
することによりスルーレイトを適宜調整するものであ
る。すなわち、図2で説明したように従来のS/H回路
では差動回路に常時一定の定電流源(Ics)を使用して
いたものを、回路内伝搬信号の大小に従い電流量を制御
可能な可変電流源とする。
【0012】このように本発明によれば、制御信号の印
加で電流を流して入力に応じた出力を発生する差動回路
と、該差動回路の出力を次の制御信号印加まで維持する
ホールド回路と、を備えたS/H回路において、回路内
を伝搬する信号の大小に応じた電流を差動回路に流す可
変電流源を設けることを特徴とする。このような可変電
流源は、出力先となるAGC回路のゲイン調整値に応じ
た電流を差動回路に流す構成とすればよい。このような
可変電流式のS/H回路は、CDS内のすべてとしても
よいし、PG信号用経路及びDATA信号用経路の各最
終ステージだけとしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図3に、AGC回路のゲイン調整
値(電圧)に応じてS/H回路の動作電流を可変とした
構成例のブロック図を示してある。図示のように、AG
Cゲイン制御端子の電圧を電圧電流変換器の入力とし、
ゲイン調整値を電流へ変換してAGC回路とS/H回路
へ提供する。そのゲイン調整電流に応じて、AGC回路
ではゲイン制御が行われ、S/H回路では差動回路の電
流が変更される。
【0014】図4に、バイポーラ型のS/H回路の回路
例を示す。図示のS/H回路は、図1のCDS中、最終
ステージにあたるS/H回路3,5として使用するもの
である。
【0015】入力INに応じた出力OUTを発生する差
動回路、出力OUTを維持するホールド回路のキャパシ
タC、そして、SHP信号又はSHD信号に従い差動回
路を動作させるスイッチトランジスタは従来同様であ
る。本例では、そのスイッチトランジスタに電流源トラ
ンジスタがつないであり、該電流源トランジスタは、定
電流源Icsによる電流をベースに受けて動作している。
【0016】可変電流源Icsvは定電流源Icsと並列に
して設けられており、場合に応じて電流源トランジスタ
のベース電流を変更する。この可変電流源Icsvと電圧
電流変換器の具体例を図5に示してある。
【0017】電圧電流変換器では、外部ピンとしたAG
Cゲイン制御端子の電圧に応じて制御トランジスタが動
作することによりゲイン調整値に応じた内部電流が発生
し、その内部電流に従って、AGC回路及びS/H回路
へつながる出力端の2つのトランジスタが動作すること
により、ゲイン調整値に応じた可変電流が発生する。S
/H回路へつながる出力端のトランジスタは可変電流源
Icsvとして使用され、これによる可変電流で図4の電
流源トランジスタが制御される。
【0018】このようにして図4のS/H回路は、入力
INが小信号の場合は差動回路の電流が減らされること
になり、その結果、スルーレイトよりもノイズ抑制が優
先される。反対に入力INが大信号の場合は差動回路の
電流が増やされることになり、スルーレイト向上が図ら
れる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、回路内を伝搬する信号
が小さいときにはノイズ抑制重視、大きいときにはスル
ーレイト重視とした最適特性をS/H回路に設定できる
ことになり、CDSの高性能化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はCDSのブロック図、(B)はそのタ
イミングチャート。
【図2】従来のS/H回路の回路図。
【図3】本発明によるS/H回路の可変電流制御方式を
示したブロック図。
【図4】本発明によるS/H回路の具体例を示した回路
図。
【図5】電圧電流変換器及び可変電流源の具体例を示し
た回路図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号の印加で電流を流して入力に応
    じた出力を発生する差動回路と、該差動回路の出力を次
    の制御信号印加まで維持するホールド回路と、を備えた
    サンプルホールド回路において、 回路内を伝搬する信号の大小に応じた電流を差動回路に
    流す可変電流源を設けたことを特徴とするサンプルホー
    ルド回路。
  2. 【請求項2】 可変電流源は、出力先となるAGC回路
    のゲイン調整値に応じた電流を差動回路に流す請求項1
    記載のサンプルホールド回路。
JP10063379A 1998-03-13 1998-03-13 サンプルホールド回路 Pending JPH11260092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063379A JPH11260092A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 サンプルホールド回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063379A JPH11260092A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 サンプルホールド回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11260092A true JPH11260092A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13227613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10063379A Pending JPH11260092A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 サンプルホールド回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11260092A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020072229A (ko) * 2001-03-09 2002-09-14 톰슨 라이센싱 소시에떼 아노님 저-밝기 처리에 의한 섬광결함 감소
KR20020072503A (ko) * 2001-03-09 2002-09-16 톰슨 라이센싱 소시에떼 아노님 저 광도의 슬루율 제한을 통해 스파클 결함을 감소시키기위한 방법 및 회로
CN100429523C (zh) * 2002-06-13 2008-10-29 迅捷公司 用于电容膜片式传感器的接口、设备和测量电流差值方法
CN106374844A (zh) * 2015-07-20 2017-02-01 原相科技股份有限公司 具有噪声压抑功能的讯号放大电路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020072229A (ko) * 2001-03-09 2002-09-14 톰슨 라이센싱 소시에떼 아노님 저-밝기 처리에 의한 섬광결함 감소
KR20020072503A (ko) * 2001-03-09 2002-09-16 톰슨 라이센싱 소시에떼 아노님 저 광도의 슬루율 제한을 통해 스파클 결함을 감소시키기위한 방법 및 회로
CN100429523C (zh) * 2002-06-13 2008-10-29 迅捷公司 用于电容膜片式传感器的接口、设备和测量电流差值方法
CN106374844A (zh) * 2015-07-20 2017-02-01 原相科技股份有限公司 具有噪声压抑功能的讯号放大电路
CN106374844B (zh) * 2015-07-20 2019-05-07 原相科技股份有限公司 具有噪声压抑功能的讯号放大电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090066823A1 (en) Solid-state image pickup device and clamp control method therefor
US4499497A (en) CCD Imager with improved low light level response
US6985006B2 (en) Adjusting the strength of output buffers
US7288990B2 (en) Reference buffer with dynamic current control
JPH0743397A (ja) コンパレータ回路およびコンパレータ回路の制御方法
JP2005236995A (ja) 並行パスのサンプリングを用いたアナログ・エラーの判定
JPH11260092A (ja) サンプルホールド回路
US6288592B1 (en) Cable driver with controlled linear rise and fall
US20060038903A1 (en) Semiconductor device and camera using same
EP0998034B1 (en) Analog amplifier clipping circuit
US10236851B2 (en) Wide bandwidth variable gain amplifier and exponential function generator
JPH08265115A (ja) 集積回路
JP2003315149A (ja) 測光回路
US20050134249A1 (en) Circuit arrangement for regulating the duty cycle of electrical signal
KR890001379A (ko) 비디오 신호 처리 방법 및 이를 위한 변환기
US20060022708A1 (en) Semiconductor device and camera using same
US6480065B1 (en) CMOS folding amplifier having high resolution and low power consumption
JPH06164263A (ja) 演算増幅器
JP3487347B2 (ja) 電子回路装置及びこれを使用したスィチング回路装置
JP2003258606A (ja) 分散等化フィルタ回路
JP3114238B2 (ja) 固体撮像装置
TWI485977B (zh) 運算放大器模組及提高運算放大器電路之迴轉率的方法
JP3868793B2 (ja) アナログ/デジタル変換回路
JP2994920B2 (ja) ガンマ補正回路
JPH065092A (ja) サンプルホールド回路