JPH11260091A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH11260091A
JPH11260091A JP10061688A JP6168898A JPH11260091A JP H11260091 A JPH11260091 A JP H11260091A JP 10061688 A JP10061688 A JP 10061688A JP 6168898 A JP6168898 A JP 6168898A JP H11260091 A JPH11260091 A JP H11260091A
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JP
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shuffle
audio
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data
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JP10061688A
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English (en)
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Shinjiro Akiba
愼二郎 秋葉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリに記録された用件をランダムに
再生することができる再生装置を提供する。 【解決手段】 CPU32は、ジョグレバーが押された
タイミングに基づいて乱数を発生し、未再生ファイルの
中から再生すべきシャッフルファイルをランダムに決定
する。CPU32は、決定したシャッフルファイルをフ
ラッシュメモリ9から読み出して、スピーカ24から音
声を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランダムにデータ
を再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクに入力される音声を用
件毎に記憶する半導体メモリ(例えばフラッシュメモ
リ)が備えられたICレコーダが提供されている。この
ICレコーダは、各用件を録音された順に記録すると共
に、各用件にプライオリティ(重要度)を付加して記録
することもできる。したがって、ICレコーダは、各用
件を再生するときは、録音された順番に従って用件を再
生したり、プライオリティの高い順に用件を再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ICレ
コーダには、英単語や歴史の年号その他暗記しておきた
い用件を記録しておき、それを繰り返し再生することに
よって単語等の暗記の役に立てるという使い方がある。
しかし、ICレコーダは、上述のように所定の順序でし
か用件を再生することができないので、用件の再生が単
調になってしまい、効果的な暗記の役に立てることがで
きない。すなわち、ランダムに用件を再生することがで
きるICレコーダが求められていた。
【0004】また、従来は、ランダム再生のためにわざ
わざ他の用件を削除することがあったため、誤って重要
な用件を削除することも生じ、かかる誤操作の防止も求
められていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであり、半導体メモリに記録されている用件を
削除することなく、記録されている用件をランダムに再
生することができる再生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る再生装置は、複数の音声ファイルを
格納する第1の格納領域と、複数の音声ファイルを格納
する第2の格納領域と、上記第2の格納領域に格納され
ている各音声ファイルに対して既に再生された音声ファ
イルであるか否か示すデータを格納するファイル管理領
域とを有する記録媒体と、通常再生時では上記第1の格
納領域から所定の順番で音声ファイルを選択し、ランダ
ム再生時では上記ファイル管理領域のデータに基づいて
上記第2の格納領域の再生されていない音声ファイルの
中から再生すべき音声ファイルをランダムに選択する選
択手段と、上記選択手段で選択された音声ファイルを再
生する再生手段とを備える。
【0007】そして、上記再生装置では、ランダム再生
時において、通常再生時に読み出される音声ファイルの
格納領域と異なる格納領域から、音声ファイルランダム
に選択して音声ファイルを再生する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本発明は、例えば図
1に示すような構成のICレコーダ1に適用される。
【0009】上記ICレコーダ1は、記録部10によっ
て電気的にデータの消去/再書込みが可能な不揮発性メ
モリであるEEPROM(Electrical Erasable/Progra
mmable Read-Only Memory )すなわちフラッシュメモリ
9に音声データを記憶させ、フラッシュメモリ9の音声
データを再生部20によって再生する制御を行う制御部
30を有し、表示部40に操作部50からの操作内容や
フラッシュメモリ9の音声データの内容を表示させるも
のである。
【0010】上記記録部10は、音声を電気信号に変換
して音声信号を出力するマイクロホーン11と、マイク
ロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器12と、
増幅器12で増幅された音声信号の利得制御を行う自動
利得制御回路(以下、「AGC」:Automatic Gain Con
trollerという。)13と、AGC13からの音声信号
を音声データに変換するエンコーダ14と、エンコーダ
14からの音声データを一時記憶するバッファメモリ1
5とを備える。
【0011】マイクロホーン11は、入力される音を音
声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器12は、
音声信号を増幅してAGC13に供給する。AGC13
は、増幅器12で増幅された音声信号を、その利得が所
定値になるように利得制御を行ってエンコーダ14に供
給する。
【0012】エンコーダ14は、音声信号が時間的に相
関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジ
ュレーション(以下、「ADPCM」:Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation という。)方式によ
り、音声信号を符号化して音声データを生成し、この音
声データをバッファメモリ15,制御部30を介してフ
ラッシュメモリ9に供給する。
【0013】また、エンコーダ14は、2つのモードに
応じて音声データの符号化量を調整することができ、例
えばSPモードのとき8kHzでサンプリングを行い、
LPモードのときは4kHzでサンプリングを行って、
時間軸方向に対して音声信号の符号化量を調整する。
【0014】一方、再生部20は、制御部30を介し
て、フラッシュメモリ9から読み出された音声データを
元の音声信号に変換するデコーダ21と、高域成分を除
去するフィルタ22と、フィルタ22からの音声信号を
増幅してスピーカ24に供給する増幅器23とを備え
る。
【0015】デコーダ21は、記録部10のエンコーダ
14に対応したものであり、上述のSPモード又はLP
モードに応じてフラッシュメモリ9から読み出された音
声データ、すなわちADPCM方式で符号化された音声
データを復号していわゆるPAM信号を生成する。フィ
ルタ22は、このPAM信号から音声帯域以上の高周波
成分を除去して、音声信号を出力する。増幅器23は、
デコーダ21から供給される音声信号を増幅してスピー
カ24を駆動する。かくして、録音された音がスピーカ
24から出力される。
【0016】制御部30は、このICレコーダ1の動作
を制御するためのプログラムが記憶されているROM3
1と、ROM31に記憶されているプログラムを実行し
て、フラッシュメモリ9や記録部10,再生部20,表
示部40を制御するマイクロコンピュータ(以下、「C
PU」という。)32と、時刻情報を生成するタイマ3
3と、時刻やプログラムの実行結果等を一時的に記憶す
るランダム・アクセス・メモリ(以下、「RAM」:Ra
ndom Access Memoryという。)34とを備え、操作部5
0の操作設定に基づいて各回路を制御する。
【0017】タイマ33は、2.4[kHz]のメイン
クロックに基づいて0から255までの数を約106.
7[msec]で計数するものであり、255まで計数
した後は再び0から計数する。そして、CPU32は、
後述のジョグレバー56が押された瞬間のタイマ33の
計数を用いて乱数を発生することができる。
【0018】表示部40は、低消費電力の液晶表示パネ
ル41と、この液晶表示パネル41を照明するためのバ
ックライト42とを備え、ICレコーダ1の動作状態や
操作手順を表示する。液晶表示パネル41は、例えばフ
ラッシュメモリ9に後述するスペシャルファイルが記憶
されているときは「S」を表示し、スペシャルファイル
が記憶済みであることをユーザに喚起する。
【0019】ここで、上述したフラッシュメモリ9は、
例えばNAND型のものであり、バッファメモリ15か
ら供給される音声データをファイル毎に記憶すると共
に、ファイル毎の音声データ(以下、「音声ファイル」
という。)を管理するためのTOC(Table Of Content
s)データを記憶する。
【0020】フラッシュメモリ9では、データは所定単
位(以下、「ブロック」という。)毎に分割して管理さ
れ、このブロック毎にデータが消去される。具体的に
は、フラッシュメモリ9は、図2に示すように、512
ブロックで構成される。各ブロックは、16ページから
なる。なお、1ページは、通常のデータ256バイトに
冗長データ8バイトを付加した264バイトからなる。
【0021】512ブロックのうち、4つのブロックに
TOCデータが記憶され、残りのブロックに音声ファイ
ルが記憶される。TOCデータは、それぞれ「ディレク
トリ」,「ブロックマップ」,「バッドブロックマッ
プ」,「シャッフル管理ブロック」の4つのブロックに
記憶される。
【0022】「ディレクトリ」は、120個のインデッ
クスで構成され、最大で120個の音声ファイルをそれ
ぞれ管理する。具体的には、「ディレクトリ」は、99
個の通常ファイル,1個のスペシャルファイル,20個
のシャッフルファイルの合計120個の音声ファイルの
先頭ブロックのブロック番号を示すものである。なお、
ブロック番号でなく、アドレスであってもよい。
【0023】なお、シャッフルファイルは、通常の音声
ファイルと同じ構成であるが、「ディレクトリ」のイン
デックス100からインデックス119にかけて先頭ブ
ロック番号が登録されているものをいう。
【0024】また、インデックス0からインデックス1
19までの120個のインデックスは、ファイルの種類
によって割り当てられ、各ファイルの先頭ブロックのブ
ロック番号が登録される。例えば、インデックス0から
98までは通常の音声ファイル、インデックス99はス
ペシャルファイル、インデックス100から119は上
述したようにシャッフルファイルに割り当てられる。
【0025】ここで、インデックスと音声ファイルとの
関係について、インデックス0の場合を例に挙げて説明
する。図3に示すように、インデックス0にはブロック
番号「0003」が記述されており、これはインデック
ス0に対応する音声ファイルの先頭ブロックはブロック
3であることを示す。そして、ブロック3のページ0の
冗長データ(以下、ページ0の冗長データを「リンクデ
ータ」という。)には、図4に示すように、当該ブロッ
クの前のブロック番号,このブロックで有効にデータが
記憶されているページ数,次のブロックのブロック番号
が記述されている。
【0026】ブロック3のリンクデータによると、前の
ブロック番号は「FFFF」であり、これはブロック3
は先頭ブロックであることを示す。有効ページは16で
あり、これは16ページ全部にデータが記憶されている
ことを示す。次のブロックは「0004」であり、これ
は当該ファイルを構成する続きのブロックはブロック4
であることを示す。
【0027】ブロック4のリンクデータによると、前の
ブロック番号は「0003」であり、これはブロック4
の前のブロックはブロック3であることを示す。有効ペ
ージは16であり、これは16ページ全部にデータが記
憶されていることを示す。次のブロックは「0005」
であり、これは当該ファイルを構成する続きのブロック
はブロック5であることを示す。
【0028】ブロック5のリンクデータによると、前の
ブロック番号は「0004」であり、これはブロック5
の前のブロックはブロック4であることを示す。有効ペ
ージは5であり、これはページ0からページ4までの5
ページ分だけデータが記憶されていることを示す。次の
ブロックは「FFFF」であり、これは当該ファイルが
最終ファイルであることを示す。したがって、インデッ
クス0の音声ファイルは、ブロック3からブロック5ま
での37ページ分のデータからなる。
【0029】「ブロックマップ」は、512ブロックあ
る内のどのブロックが使用中(データが書き込まれてい
る状態)でどのブロックが使用されていないか(データ
が書き込まれていない状態)であるかを管理するもので
ある。具体的には、「ブロックマップ」は、512ブロ
ックに対してそれぞれ対応する512個のフラグを備え
る。上記フラグは、対応するブロックにデータが記憶さ
れているか(使用中か)、対応するブロックにデータが
記憶されていないか(未使用か)を示す。上記フラグ
は、例えば「0」のときは「使用中」を示し、「1」が
立っているときは「未使用」を示す。
【0030】「バッドブロックマップ」は、512ブロ
ックの内のいずれのブロックが使用不可能なブロックで
あるかを示すものである。
【0031】「シャッフル管理ブロック」は、最大で2
0個のシャッフルファイルから、未再生ファイルの配列
と再生済みファイルの配列を管理するものである。シャ
ッフル管理ブロックは、具体的には図5に示すように、
1ページ分のデータしかない。この1ページは、「未再
生ファイル」,「再生済みファイル」,「選択済みファ
イル」から構成される。
【0032】「未再生ファイル」には、まだ再生されて
いないシャッフルファイルの「ディレクトリ」のインデ
ックス番号が記述される。「再生済みファイル」には、
既に再生されたシャッフルファイルの「ディレクトリ」
のインデックス番号が記述される。「選択済みファイ
ル」には、ジョグレバー56の操作によって選択された
シャッフルファイルのインデックス番号が記述される。
【0033】このような構成のICレコーダ1は、例え
ば図6に示すように、片手で把持できる程度の大きさの
筐体60に覆われて構成される。筐体60は立体的な楕
円形状からなり、その外周に凸部61が形成されてい
る。筐体60の正面中央部には、液晶表示パネル41が
設けられている。液晶表示パネル41の側にはマイク穴
62が形成され、このマイク穴62の奥に上述したマイ
クロホーン11が備え付けられている。また、液晶表示
パネル41の側にはLED63が設けられ、このLED
63は録音中又は再生中のときに発光する。
【0034】また、筐体60には、操作部50で所定の
操作を行うための各種のキーが設けられている。具体的
には筐体60の中央部付近であって液晶表示パネル41
の下側に、左からRECキー51,スペシャル・キー5
2,イレーズ・キー53が設けられている。これらのキ
ーは、ユーザが筐体60を左手で保持したときに左手の
親指で操作しやすいような位置に設けられている。そし
て、RECキー51が1回押されると録音が開始され、
もう1回押されると録音が終了する。スペシャル・キー
52が押されると、スペシャルファイルの音声が再生さ
れる。イレーズ・キー53が押されると、指定されたフ
ァイルが消去される。
【0035】また、筐体60の外周には、ホールド・キ
ー54,ボリューム・ダイヤル55が設けられている。
ホールド・キー54は、筐体60の外周に沿って例えば
X方向にスライドされたときは各種のキーの操作状態を
ホールドし、Y方向にスライドされたときはホールドを
解除する。ボリューム・ダイヤル55は、回動自在に設
けられ、再生音の調整ができるようになっている。
【0036】筐体60の外周側であって液晶表示パネル
41の左上側には、ジョグレバー56が設けられてい
る。ジョグレバー56は、X方向及びY方向にスライド
すると共に、Z方向に押圧可能に構成されている。
【0037】筐体60の裏側は、図7に示すように、ス
ピーカ24の音声を外部に出力するためのスピーカ穴6
4が形成され、また、装着された電池を隠すための電池
蓋65が装着されている。スピーカ穴64と電池蓋65
の間には、選択ボタン66が設けられている。選択ボタ
ン66が所定時間以上押されるとシャッフルモード/通
常モードの切り換えが行われ、選択ボタン66が押され
たのが上記所定時間未満のときはビープ音のオン/オフ
の切り換えが行われる。
【0038】例えば通常モードのとき、液晶表示パネル
41には、図8に示すように、音声ファイルが分数で表
示される。ここで、分母は録音されている音声ファイル
の数、分子は再生の対象となっている音声ファイルのイ
ンデックス番号を示す。そして、図6に示すジョグレバ
ー56がZ方向に押されると、再生の対象となっていた
音声ファイルが再生される。なお、ジョグレバー56が
X方向又はY方向にスライドされると、再生の対象とな
っている音声ファイルが切り換えられる。
【0039】一方、シャッフルモードのときも同様に、
液晶表示パネル41には、シャッフルファイルが分数で
表示される。このとき、分母は録音されているシャッフ
ルファイルの数が表示され、分子は再生の対象となって
いるシャッフルファイルの番号を示す。なお、図9に示
すように、分子に番号が表示されていないときはシャッ
フル再生(ランダム再生)をすることを示す。体制の対
象となるシャッフルファイルの切り換えは、通常モード
と同様に、ジョグレバー56の操作によって行われる。
そして、ジョグレバー56がZ方向に押されると、ユー
ザによって選択されたシャッフルファイル又はランダム
に選択されたシャッフルファイルが再生される。このよ
うなシャッフルファイルの管理は、上述したフラッシュ
メモリ9の「シャッフル管理ブロック」のデータと、R
AM34上の管理フラグによって行われる。
【0040】上記RAM34上には、各シャッフルファ
イルを管理するための管理フラグがある。具体的には、
「フラグNEXT」,「フラグPREV」,「フラグR
ND」,「フラグEND」,「フラグMOV」の5つの
フラグが設けられている。
【0041】「フラグNEXT」は、図6に示すジョグ
レバー56がX側にスライドされて次に再生すべきシャ
ッフルファイルが既に選択されており、そのシャッフル
ファイルのインデックス番号が「選択済みファイル」に
記述されているときにセットされるフラグである。「フ
ラグPREV」は、ジョグレバー56がY側にスライド
されて次に再生すべきシャッフルファイルが既に選択さ
れており、そのシャッフルファイルのインデックス番号
が「選択済みファイル」に記述されているときにセット
されるフラグである。「フラグRND」は、乱数を発生
させて次に再生すべきシャッフルファイルを決定しなけ
ればならないことを示すフラグである。「フラグEN
D」は、全てのシャッフルファイルの再生順序が決まっ
ていて、未再生のシャッフルファイルがないことを示す
フラグである。「フラグMOV」は、ジョグレバー56
の操作によってシャッフルファイルが選択済みであるこ
とを示すフラグである。
【0042】「シャッフル管理ブロック」は、フラッシ
ュメモリ9に記憶されているが、例えば通常モードから
シャッフルモードに切り替わったときに初期化される。
具体的には、ユーザが選択ボタン66を長い間押して通
常モードからシャッフルモードに移行すると、図10に
示すステップS1に進む。
【0043】ステップS1において、CPU32は、フ
ラッシュメモリ9内の「シャッフル管理ブロック」のデ
ータ消去を行って、ステップS2に進む。
【0044】ステップS2において、CPU32は、フ
ラッシュメモリ9から「ディレクトリ」を読み出してR
AM34に格納して、ステップS3に進む。
【0045】ステップS3において、CPU32は、読
み出された「ディレクトリ」に基づいてシャッフル管理
ブロックのフォーマットに合わせてデータを再構築し
て、ステップS4に進む。
【0046】ステップS4において、CPU32は、構
築された「シャッフル管理ブロック」のデータをフラッ
シュメモリ9に書き込んで、ステップS5に進む。この
とき、「シャッフル管理ブロック」においては、「未再
生ファイル」には、全てのシャッフルファイルのインデ
ックス番号は記述され、「再生ファイル」,「選択済み
ファイル」にはインデックス番号は記述されずに[0F
FFFH]が記述される。
【0047】ステップS5において、CPU32は、フ
ラグNEXT等の管理フラグをリセットする。CPU3
2は、具体的にはRAM34上において、フラグNEX
T:0,フラグPREV:0,フラグRND:1,フラ
グEND:0,フラグMOV:0にする。なお、「0」
はフラグがセットされていないことを意味し、「1」は
フラグがセットされていることを示す。
【0048】CPU32は、以上のステップS1からス
テップS5までの処理を行うことによって、シャッフル
管理ブロック及び管理フラグをリセットする。なお、
「シャッフル管理ブロック」の初期化は、上述のモード
切換時の他、シャッフルファイル録音終了時、シャッフ
ルファイル消去時、シャッフルファイルの全ファイルの
再生が終了した後再び再生を行う前に行われる。
【0049】つぎに、シャッフルファイルの再生につい
て説明する。ここで、フラッシュメモリ9にはインデッ
クス番号110から114までの5つのシャッフルファ
イルが記録され、シャッフルモードにおいてインデック
ス112,114,111が既に再生済みであるものと
する。このとき、RAM34上では、フラグNEXT:
0、フラグPREV:1,フラグRND:1,フラグE
ND:0,フラグMOV:0となる。また、「シャッフ
ル管理ブロック」では、「未再生ファイル」はインデッ
クス番号110,113、「再生済みファイル」はイン
デックス番号112,114,111、「選択済みファ
イル」は何も選択されていないので「0FFFFH」と
なる。
【0050】シャッフルモードにおいては、ユーザは、
ジョグレバー56をスライドして特定のシャッフルファ
イルを選択したり、また、何れのシャッフルファイルも
選択しなくてもよい。ユーザがジョグレバー56をY方
向に2度押してインデックス番号114のシャッフルフ
ァイルを選択すると、RAM34上では、フラグNEX
T:1、フラグPREV:1,フラグRND:0,フラ
グEND:0,フラグMOV:1となる。また、「シャ
ッフル管理ブロック」では、「未再生ファイル」及び
「再生済みファイル」に変化はないが、「選択済みファ
イル」はインデックス番号114となる。
【0051】さらに、ユーザがジョグレバー56をY方
向に1度押して最初に再生されたインデックス番号11
2のシャッフルファイルを選択すると、RAM34上で
は、フラグNEXT:1、フラグPREV:0,フラグ
RND:0,フラグEND:0,フラグMOV:1とな
る。また、「シャッフル管理ブロック」では、「未再生
ファイル」及び「再生済みファイル」に変化はないが、
「選択済みファイル」はインデックス番号112とな
る。
【0052】さらに、ユーザがジョグレバー56をX方
向に2度スライドして再生済みファイルの最後であるイ
ンデックス番号111のシャッフルファイルを選択する
と、RAM34上では、フラグNEXT:0、フラグP
REV:1,フラグRND:0,フラグEND:0,フ
ラグMOV:1となる。また、「シャッフル管理ブロッ
ク」では、「未再生ファイル」及び「再生済みファイ
ル」に変化はないが、「選択済みファイル」はインデッ
クス番号111となる。
【0053】さらに、ユーザがジョグレバー56をX方
向に1度スライドすると、液晶表示パネル41のシャッ
フルファイルの分子には何も表示されないランダム再生
状態になる。このとき、RAM34上では、フラグNE
XT:1、フラグPREV:0,フラグRND:1,フ
ラグEND:0,フラグMOV:0となる。また、「シ
ャッフル管理ブロック」では、「未再生ファイル」及び
「再生済みファイル」に変化はないが、「選択済みファ
イル」は「0FFFFH」となる。
【0054】そして、ユーザが図6に示すジョグレバー
56をZ方向に押すと、CPU32は、図11に示すス
テップS11以下の処理を行う。
【0055】ステップS11において、CPU32は、
RAM34上の管理フラグに基づいて、既に選択された
シャッフルファイルがあるかを判定する。具体的には、
CPU32は、フラグMOVが「1」であるかを判定
し、フラグMOVが「1」のときは選択されたシャッフ
ルファイルがあるものとしてステップS15に進み、フ
ラグMOVが「1」でないときは選択されたシャッフル
ファイルがないものとしてステップS12に進む。
【0056】ステップS12において、CPU32は、
シャッフル管理ブロックのデータに基づいて未再生のシ
ャッフルファイルがあるかを判定する。具体的には、C
PU32は、「未再生ファイル」にインデックス番号が
あるかを判定し、インデックス番号があるときは未再生
のシャッフルファイルがあるものとしてステップS13
に進み、インデックス番号がないときはステップS17
に進む。
【0057】ステップS13において、CPU32は、
ジョグレバー56が押されたタイミングに基づいて乱数
を発生し、未再生ファイルの中から再生すべきシャッフ
ルファイルを決定する。ここで、「未再生ファイル」の
インデックス番号の数すなわち未再生ファイルの数をN
とし、ジョグレバー56が押された瞬間のタイマ33の
計数をRとして、以下の式に基づいてMを算出する。
【0058】M=R mod Nそして、CPU32は、
「未再生ファイル」のM番目のインデックス番号が示す
シャッフルファイルを再生すべきファイルとして決定
し、このM番目のインデックス番号に基づいてシャッフ
ルファイルをフラッシュメモリ9から読み出し、ステッ
プS14に進む。
【0059】ステップS14において、CPU32は、
シャッフル管理ブロックを更新して、このシャッフル管
理ブロックをフラッシュメモリ9に書き込んで、ステッ
プS16に進む。
【0060】一方、ステップS11で選択されたシャッ
フルファイルがあると判定したときのステップS15に
おいて、CPU32は、選択されたシャッフルファイル
をフラッシュメモリ9から読み出して、ステップS16
に進む。
【0061】ステップS16において、CPU32は、
フラッシュメモリ9から読み出されたシャッフルファイ
ルをデコーダ21に供給し、スピーカ24から音声とし
て出力する。そして、CPU32は、「シャッフル管理
ブロック」の「未再生ファイル」から再生されたシャッ
フルファイルのインデックス番号を削除し、「再生済み
ファイル」にそのインデックス番号を記述する。
【0062】また、ステップS12で未再生ファイルが
ないと判定したときのステップS17において、CPU
32は、上述した図10に示すステップS1からステッ
プS5までのシャッフル管理ブロックの初期化処理を行
って、ステップS11に戻る。
【0063】例えば、ランダム再生によって、インデッ
クス番号113,110の順にシャッフルファイルの再
生を行うと、RAM34上では、フラグNEXT:0、
フラグPREV:1,フラグRND:1,フラグEN
D:1,フラグMOV:0となる。また、「シャッフル
管理ブロック」では、「未再生ファイル」は「0FFF
FH」,「再生済みファイル」はインデックス番号11
2,114,111,113,111になり、「選択済
みファイル」は「0FFFFH」となる。
【0064】以上のように、CPU32は、シャッフル
モードのときは、ユーザによって選択されたシャッフル
ファイルを再生することもでき、また、乱数に基づいて
シャッフルファイルをランダムに選択して再生すること
ができる。
【0065】また、録音した順番や重要度の高い順番で
再生される音声ファイルとは別に、ランダム再生をする
ためのシャッフルファイルを設けることによって、通常
の音声ファイルを消去することなく、シャッフルファイ
ルを録音したりランダムに再生することができる。
【0066】したがって、シャッフルファイルとして暗
記する必要のある英単語や歴史の年号等を記録しておけ
ば、英単語等をランダムに再生することができるので、
ユーザは効果的に暗記の勉強をすることができる。
【0067】なお、シャッフルファイルの再生だけでな
く、音声ファイルを所定の順番やプライオリティに応じ
て読み出して再生をすることができるのは勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る再生装置によれば、ファイル管理領域のデータに基づ
いて再生されていない第2の音声ファイルの中から再生
すべき音声ファイルをランダムに選択し、又は第1の音
声ファイルを所定の順番で選択し、選択された第1又は
第2の音声ファイルを記録媒体から読み出して再生する
ことにより、わざわざ第1の音声ファイルを削除するこ
となく、第2の音声ファイルを容易にランダム再生する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したICレコーダの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記ICレコーダに備えられたフラッシュメモ
リのデータフォーマットの構成を示す図である。
【図3】上記フラッシュメモリのディレクトリブロック
を説明するための図である。
【図4】フラッシュメモリに記録されるファイルを構成
する各ブロックを説明する図である。
【図5】ICレコーダに備えられたフラッシュメモリの
シャッフル管理ブロックの構成を示す説明図である。
【図6】上記ICレコーダの外観を示した正面図であ
る。
【図7】上記ICレコーダの外観を示した背面図であ
る。
【図8】上記ICレコーダに備えられた液晶表示パネル
の表示内容を説明する図である。
【図9】上記ICレコーダに備えられた液晶表示パネル
の表示内容を説明する図である。
【図10】上記シャッフル管理ブロックを初期化するた
めのCPUの動作を説明するフローチャートである。
【図11】シャッフルファイルをランダム再生するため
のCPUの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ICレコーダ、9 フラッシュメモリ、32 CP
U、34 RAM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声ファイルを格納する第1の格
    納領域と、複数の音声ファイルを格納する第2の格納領
    域と、上記第2の格納領域に格納されている各音声ファ
    イルに対して既に再生された音声ファイルであるか否か
    示すデータを格納するファイル管理領域とを有する記録
    媒体と、 通常再生時では上記第1の格納領域から所定の順番で音
    声ファイルを選択し、ランダム再生時では上記ファイル
    管理領域のデータに基づいて上記第2の格納領域の再生
    されていない音声ファイルの中から再生すべき音声ファ
    イルをランダムに選択する選択手段と、 上記選択手段で選択された音声ファイルを再生する再生
    手段とを備える再生装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段で選択する音声ファイルを
    設定する設定手段を備え、 上記選択手段は、上記設定手段によって設定された音声
    ファイルを選択することを特徴とする請求項1記載の再
    生装置。
JP10061688A 1998-03-12 1998-03-12 再生装置 Pending JPH11260091A (ja)

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