JPH11259723A - 自動取引装置およびその制御方法 - Google Patents

自動取引装置およびその制御方法

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JPH11259723A
JPH11259723A JP10058079A JP5807998A JPH11259723A JP H11259723 A JPH11259723 A JP H11259723A JP 10058079 A JP10058079 A JP 10058079A JP 5807998 A JP5807998 A JP 5807998A JP H11259723 A JPH11259723 A JP H11259723A
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JP
Japan
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transport path
bill
transport
banknotes
storage unit
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JP10058079A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Ishibashi
雄一郎 石橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、搬送路に残留している紙幣の搬送
先を、異常が発生した状況に応じて切り替える自動取引
装置を提供する。 【解決手段】この発明の自動取引装置は、紙幣の受渡し
部と紙幣収納部との間を延びる搬送路における紙幣搬送
不良の発生時に、上記搬送路における紙幣の残留を検査
するための検査券を上記搬送路を通して搬送することに
より、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手
段と、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を
収納する第1の残留紙幣収納部と、上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙幣収
納部と、上記搬送路における紙幣搬送不良の発生時に、
当該取引動作の実行過程を判定し、その判定結果に応じ
て上記搬送路における残留紙幣および上記検査券の搬送
先を上記第1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収
納部に切り換える制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金融機関等に設
置され利用者に対して現金の入出金を行なう自動取引装
置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関等においては、利用者に
対して現金を自動的に入出金処理する自動取引装置が広
く使用されている。この種の自動取引装置は、紙幣を取
り扱う紙幣入出金ユニット、硬貨を取り扱う硬貨入出金
ユニット、通帳プリンタ部等を備えて構成されている。
【0003】例えば、紙幣入出金ユニット内において
は、紙幣搬送中に紙幣のジャム等の異常が発生した場
合、金融機関の係員が紙幣入出金ユニットを装置本体か
ら引き出し、搬送機構、金庫等を開けて紙幣のジャム処
理を行う。
【0004】そして、係員によって紙幣入出金ユニット
が装置本体に再装填された後、紙幣入出金ユニットの搬
送路を通して通常の銀行券とは異なる検査券またはパト
ロール券と称される検査券を流すことにより、ジャム処
理を忘れたり、あるいは、紙幣が破れているために搬送
路中に滞留している紙幣の有無を確認することが行われ
ている。
【0005】また、紙幣の搬送中に損券等に起因するリ
ジェクト券が頻繁に発生する場合にも、パトロール券と
称される検査券を流して搬送路を検査することが行われ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な検査券による搬送路の検査処理は、搬送路中に他の紙
幣や紙幣の一部が残っている場合に、紙幣等が滞留して
いる位置でパトロール券のジャムが発生することから、
搬送路における紙幣の滞留および滞留位置を確認するこ
とができるようにしたものである。
【0007】しかし、検査券が搬送路中に滞留している
紙幣とぴったり重なってしまったり、検査券が紙幣を真
っ直ぐ押し出してしまったりすると、滞留位置でジャム
が発生せず、搬送路における残留紙幣の有無を正確に認
識することなく、処理が終了してしまう場合がある。
【0008】すなわち、このような場合には、残留紙幣
(滞留紙幣)は、一律にパトロール券と共にリジェクト
庫に搬送されてしまう。ところで、滞留した紙幣には、
その滞留の発生状況により、金融機関が収納すべき場合
と、顧客へ返却すべき場合とが有り得る。
【0009】しかるに、一律にリジェクト庫へ搬送して
しまうと、滞留を認識することなく処理が終了してしま
うケースが複数回発生すると、リジェクト庫内の紙幣の
処置を判断することが困難となる。
【0010】そこで、この発明は、以上のような点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、搬送路
に残留している紙幣の有無を認識し、何らかの理由によ
りその時点で認識できなかったとしても、異常が発生し
た状況に応じて搬送先を切り替えることにより、事後に
的確な処理を可能として金融機関が収納すべき滞留紙幣
と、顧客に返却すべき滞留紙幣とを区別することができ
るようにした自動取引装置およびその制御方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するための手段として、 1.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、上
記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上記
搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を上
記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することによ
り、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手段
と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収
納部と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路にお
ける残留紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙
幣収納部と、上記搬送路における紙幣搬送不良が発生し
たときに、当該取引動作の実行過程を判定し、その判定
結果に応じて上記搬送路における残留紙幣および上記検
査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部または第2の
残留紙幣収納部に切り換える制御手段と、を具備したこ
とを特徴とする自動取引装置が提供される。
【0012】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 2.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、上
記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上記
搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を上
記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することによ
り、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手段
と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収
納部と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路にお
ける残留紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙
幣収納部と、上記搬送路における紙幣搬送不良が発生し
たときに、当該取引の種類およびその取引動作の実行過
程を判定し、その判定結果に応じて上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙
幣収納部または第2の残留紙幣収納部に切り換える制御
手段と、を具備したことを特徴とする自動取引装置が提
供される。
【0013】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 3.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、上
記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上記
搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を上
記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することによ
り、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手段
と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収
納部と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路にお
ける残留紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙
幣収納部と、上記搬送路における紙幣搬送不良が発生し
たときに、当該取引動作の実行過程を判定し、その判定
結果に応じて上記搬送路における残留紙幣および上記検
査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部または第2の
残留紙幣収納部に切り換える制御手段とを具備し、上記
第1の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留紙幣
を金融機関が収納すべき紙幣であるとして収納するリジ
ェクト庫であるとともに、上記第2の残留紙幣収納部
は、上記搬送路における残留紙幣を顧客へ返却すベき紙
幣であるとして収納する回収庫であることを特徴とする
自動取引装置が提供される。
【0014】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 4.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、上
記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上記
搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を上
記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することによ
り、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手段
と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収
納部と、上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路にお
ける残留紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙
幣収納部と、上記搬送路における紙幣搬送不良が発生し
たときに、当該取引の種類およびその取引動作の実行過
程を判定し、その判定結果に応じて上記搬送路における
残留紙幣および上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙
幣収納部または第2の残留紙幣収納部に切り換える制御
手段とを具備し、上記第1の残留紙幣収納部は、上記搬
送路における残留紙幣を金融機関が収納すべき紙幣であ
るとして収納するリジェクト庫であるとともに、上記第
2の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留紙幣を
顧客へ返却すベき紙幣であるとして収納する回収庫であ
ることを特徴とする自動取引装置が提供される。
【0015】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 5.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段、上記
搬送路における残留紙幣を収納するための残留紙幣収納
部とを有する自動取引装置において、上記搬送路におけ
る紙幣搬送不良が発生したときに、上記搬送路における
紙幣の残留を検査するための検査券を上記搬送手段によ
り上記搬送路を通して搬送することにより、上記搬送路
における紙幣の残留を検査するステップと、上記搬送路
に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部に、上記搬送
路における残留紙幣および上記検査券を収納するステッ
プと、上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収
納部に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券
を収納するステップと、上記搬送路における紙幣搬送不
良が発生したときに、当該取引動作の実行過程を判定
し、その判定結果に応じて上記搬送路における残留紙幣
および上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部
または第2の残留紙幣収納部に切り換えるステップと、
を具備したことを特徴とする自動取引装置の制御方法が
提供される。
【0016】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 6.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段、上記
搬送路における残留紙幣を収納するための残留紙幣収納
部とを有する自動取引装置において、上記搬送路におけ
る紙幣搬送不良が発生したときに、上記搬送路における
紙幣の残留を検査するための検査券を上記搬送手段によ
り上記搬送路を通して搬送することにより、上記搬送路
における紙幣の残留を検査するステップと、上記搬送路
に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部に、上記搬送
路における残留紙幣および上記検査券を収納するステッ
プと、上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収
納部に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券
を収納するステップと、上記搬送路における紙幣搬送不
良が発生したときに、当該取引の種類およびその取引動
作の実行過程を判定し、その判定結果に応じて上記搬送
路における残留紙幣および上記検査券の搬送先を上記第
1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収納部に切り
換えるステップと、を具備したことを特徴とする自動取
引装置の制御方法が提供される。
【0017】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 7.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段、上記
搬送路における残留紙幣を収納するための残留紙幣収納
部とを有する自動取引装置において、上記搬送路におけ
る紙幣搬送不良が発生したときに、上記搬送路における
紙幣の残留を検査するための検査券を上記搬送手段によ
り上記搬送路を通して搬送することにより、上記搬送路
における紙幣の残留を検査するステップと、上記搬送路
に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部に、上記搬送
路における残留紙幣および上記検査券を収納するステッ
プと、上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収
納部に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券
を収納するステップと、上記搬送路における紙幣搬送不
良が発生したときに、当該取引動作の実行過程を判定
し、その判定結果に応じて上記搬送路における残留紙幣
および上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部
または第2の残留紙幣収納部に切り換えるステップとを
具備し、上記第1の残留紙幣収納部は、上記搬送路にお
ける残留紙幣を金融機関が収納すべき紙幣であるとして
収納するリジェクト庫であるとともに、上記第2の残留
紙幣収納部は、上記搬送路における残留紙幣を顧客へ返
却すベき紙幣であるとして収納する回収庫であることを
特徴とする自動取引装置の制御方法が提供される。
【0018】本発明によると、上記課題を解決するため
の手段として、 8.取引情報に応じて、利用者に対して紙幣の受渡しを
行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記
紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を有
し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段、上記
搬送路における残留紙幣を収納するための残留紙幣収納
部とを有する自動取引装置において、上記搬送路におけ
る紙幣搬送不良が発生したときに、上記搬送路における
紙幣の残留を検査するための検査券を上記搬送手段によ
り上記搬送路を通して搬送することにより、上記搬送路
における紙幣の残留を検査するステップと、上記搬送路
に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部に、上記搬送
路における残留紙幣および上記検査券を収納するステッ
プと、上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収
納部に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券
を収納するステップと、上記搬送路における紙幣搬送不
良が発生したときに、当該取引の種類およびその取引動
作の実行過程を判定し、その判定結果に応じて上記搬送
路における残留紙幣および上記検査券の搬送先を上記第
1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収納部に切り
換えるステップとを具備し、上記第1の残留紙幣収納部
は、上記搬送路における残留紙幣を金融機関が収納すべ
き紙幣であるとして収納するリジェクト庫であるととも
に、上記第2の残留紙幣収納部は、上記搬送路における
残留紙幣を顧客へ返却すベき紙幣であるとして収納する
回収庫であることを特徴とする自動取引装置の制御方法
が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1および図
2に示すように、この発明の実施の形態に係る自動取引
装置(以下、ATMと称する)を示している。
【0020】このATMは金融機関の営業店に設置さ
れ、現金の受払い、通帳への記録、新規通帳の発行等を
セルフサービス的に実行する。ATM1は装置本体とし
てのほぼ矩形箱状の筐体2を備え、筺体2の前面には利
用者に対面する略L字形状の操作部3が形成されてい
る。
【0021】操作部3の水平面には、預金、振替、振込
すべき紙幣Pあるいは出金される紙幣Pを、多数枚一括
して投入あるいは取り出しが可能な紙幣入出金口4が設
けられ、この紙幣入出金口4には開閉自在な扉5が設け
られている。
【0022】また、操作部3の水平面には、タッチパネ
ルを備えたカラー液晶表示装置からなる表示部6が設け
られている。この表示部6は、操作手順、その他の情報
をイラスト、文字あるいは文言によってカラー画面に表
示し、利用者を誘導するとともに、その表示によって暗
証番号、金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取
り消しなどに応じたキーを表示する。
【0023】そして、表示されたキーが押圧されると、
タッチセンサ(図示しない)がそれを検知し、後述する
主制御部11へ対応する信号を出力する、いわゆるキー
入力操作が行われる。
【0024】また、操作部3の垂直面には、暗証番号お
よび口座番号が記録されているカードを挿入するための
カード挿入口7、通帳を挿入するための通帳挿入口8、
硬貨を投入する硬貨入出金口9などが設けられている。
【0025】なお、紙幣、カード、通帳、硬貨は、AT
Mが処理する取扱媒体を構成している。筺体2内には、
ATM全体の動作を制御する主制御部11、カード挿入
口7から挿入されたカードを受け入れてカード上の磁気
ストライプ部から暗証番号、口座番号などの口座情報を
読み取る磁気カードリーダ部12、通帳挿入口8から挿
入された通帳の磁気ストライプから情報を読み取るとと
もに通帳に取引内容を記録する通帳プリンタ部13、お
よび図示しないジャーナル用紙に取引内容を記録するジ
ャーナルプリンタ部24が設けられている。
【0026】また、筐体2内には、紙幣入出金口4に挿
入された紙弊Pを受け入れるとともに、指定された金額
の紙弊Pを紙幣入出金口4に払い出す紙幣入出金ユニッ
ト14、硬貨入出金口9に投入された硬貨Cを受け入れ
るとともに、指定された金額の硬貨Cを硬貨入出金口9
に払い出す硬貨入出金ユニット15、表示部6によって
構成される接客ユニット16、係員用操作部としての内
部モニタ18が設けられている。
【0027】更に、筺体2内には、振り込み取引に必要
な金融機関の情報、例えば、銀行の支店名が50音順に
記録されたデータファイルとしてのフロッビーディスク
19aを駆動するディスクドライブ19、主制御部11
と図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を
制御する伝送制御部20、および電源部21が設けられ
ている。
【0028】主制御部11は、ATM1の外部に設けら
れた係員用のリモートモニタ22に接続されている。そ
して、内部モニタ18およびリモートモニタ22によ
り、ATM1の有り高検知、金庫の交換、ジャーナル用
紙の補充等の処埋が指示されるようになっている。
【0029】次に、図3を参照して、以上における紙幣
入出金ユニット14の構成について詳細に説明する。こ
の紙幣入出金ユニット14は、大別して上部ユニット3
0と下部ユニット31とで構成されている。
【0030】まず、上部ユニット30の構成について説
明する。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)
上部には、紙幣入出金口4が設けられている。
【0031】また、紙幣入出金口4の下方には、紙幣P
を多数枚一括して収容可能な紙幣収容室32が形成され
ている。紙幣収容室32は、この発明における受渡し部
を構成している。
【0032】紙幣収容室32の前部下方には、紙幣収容
室32内の紙幣Pを取出しローラ33によって順次一枚
ずつ取り出す取り出し装置34が設けられている。紙幣
収容室3の一壁面は、他壁面に対して接離する方向に移
動可能なバックアップ体35によって構成され、紙幣収
容室32の容量を可変することができるようになってい
る。
【0033】また、このバックアップ体35は、紙幣取
り込み時に、紙幣収容室32に投人された紙幣Pを取り
出しローラ33側に付勢する。紙幣収容室32の後方に
は検査券収容部80が設けられ、この検査券収容部80
には、後述する検査券としての複数枚のパトロール券8
2か積層状態で収容されている。
【0034】検査券収容部80の近傍には、取出しロー
ラ84によって検査券収容部80からパトロール券82
を取り出す取り出し装置85が設けられている。この取
出し装置85はこの発明における供給手段として機能す
る。
【0035】図4に示すように、パトロール券82は適
当な紙により矩形状に形成されている。図3に示すよう
に、上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)下部
には、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正損、表裏、破
損等の判別を行う鑑査手段としての紙幣鑑査装置36が
設けられているとともに、この紙幣鑑監装置の後ろ側、
すなわち上部ユニット30の前後方向中央部にはユニッ
ト制御部37が設けられている。
【0036】このユニット制御部37の上方には、入金
された紙幣Pをその表裏を取り揃えた状態で入金一時集
積部38に一時的に集積する入金一時集積装置39が設
けられている。
【0037】更に、入金一時集積部38と紙幣収容室3
2との間には、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時
集積部40に一時的に集積した後、紙幣収容室32に放
出する出金一時集積装置41が設けられている。
【0038】一方、下部ユニット31内の前後方向中央
部には、接客面方向(図中左方向)から順に第1の金庫
50、第2の金庫51、および第3の金庫52が配置さ
れている。
【0039】これらの金庫の内、第1の金庫50および
第2の金庫51は一万円紙幣を収納する万円庫として使
用され、残りの第3の金庫52は千円紙幣を収納する千
円庫として使用される。
【0040】第1、第2、第3の金庫50、51、52
は、それぞれ上端部に紙幣取り込み機構53と紙幣取り
出し機構54とを備えて構成され、顧客の入金した紙弊
Pを収納するとともに、出金時に紙幣を取り出して顧客
に支払うリサイクル庫として機能する。
【0041】下部ユニット31内の背面方向(図中右方
向)の下部には、3つの収納型金庫60、61、62が
上下方向に積層された状態で配設されている。これらの
収納型金庫60、61、62はカセット化されて金庫カ
セット63を構成しており、筺体2から一体的に取り出
し可能となっている。
【0042】金庫カセット63の上段の金庫60は入金
時の五千円紙幣および破損券を収納する五千円庫/破損
庫を、中段の金庫61は顧客の取り忘れた紙幣を保管す
る取り忘れ保管庫を、金庫62は出金および入金時のリ
ジェクト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫を構
成している。
【0043】また、金庫カセット63の上方には、上部
ユニット32にもおよぶ状態で補助金庫65が設けられ
ている。この補助金庫65は、リサイクル紙幣の補充に
利用する紙幣を収納した装填庫、および算当処理時に第
1、第2、第3の金庫50、51、52の紙幣Pを一時
的に回収して収納する移換庫として利用される。
【0044】第1ないし第3の金庫50、51、52、
金庫カセット63、および補助金庫65は、この発明に
おける紙幣収納部として機能する。紙幣収容部32と、
第1ないし第3の金庫50、51、52、金庫カセット
63、および補助金庫65との間には、複数の紙幣搬送
路R1〜R19が形成されているとともに、装置本体内
には、紙幣搬送路を通して紙幣を搬送する搬送機構が設
けられている。
【0045】この搬送機構は、紙幣搬送路R1〜R19
に沿って配設された多数の搬送ベルト、搬送ローラ等を
備えている。また、搬送機構は、下部ユニット31内の
接客面方向(図中左方向)に設けられた駆動源としての
モータM、およびこのモータMの駆動力を搬送べルト、
搬送ローラ等の被駆動部に伝達する駆動力伝達系86と
を備えている。
【0046】紙幣搬送路R1〜R19には、紙幣Pの搬
送方向を振り分ける多数のゲート70が設けられてい
る。紙幣収容部32、入金集積部38、出金集積部4
0、および紙幣搬送路R1〜R19の各部には、紙幣の
有無および紙幣の通過やジャムを検出する検出手段とし
ての多数の光学的なセンサ71が設けられている。
【0047】図5に示すように、センサ71は、搬送路
の各設置位置において2組づつ設けられている。つま
り、各センサ71は、発光部71aおよび受光部71b
を有し、搬送路を矢印A方向に進む紙幣Pの幅方向両端
部を検知するように配設されている。
【0048】一方、図6に示すように、紙幣入出金ユニ
ット14はユニット全体の動作を制御する前述したユニ
ット制御部37を備え、このユニット制御部37はAT
M1全休の動作を制御する主制御部11に接続されてい
る。
【0049】ユニット主制御部37には、紙幣鑑査装置
36、およびユニット副制御部90が接続されている。
また、ユニット副制御部90には、取出し装置34、8
5を選択的に駆動する駆動モータ91および搬送機構の
搬送モータM、がそれぞれモータドライバ92、93を
介して接続されているとともに、ゲート70を切換える
ソレノイド94がソレノイドドライバ95を介して接続
されている。
【0050】更に、ユニット副制御部90には、センサ
71、および紙幣人出金ユニット14の動作を制御する
ための動作プログラム等が格納されたROM96が接続
されている。
【0051】そして、ユニット副制御部90は、ユニッ
ト主制御部37からの指令により、ROM96に格納さ
れた動作プログラムに従ってモータドライバ92、9
3、およびソレノイドドライバ95の動作を制御する。
【0052】次に、上述した構成を有する紙幣入出金ユ
ニット14の各種処埋動作について説明する。図7およ
び図8は、入金取引時の紙幣の流れを示している。
【0053】まず、図7に示すように、紙幣Pが紙幣入
出金口4から紙幣収容室32に投入され、センサ71に
よって紙幣の投入が検出されると、これらの紙幣Pは取
出し装置34のバックアップ体35によって取出しロー
ラ33に押し付けられる。
【0054】この状態で、ユニット副制御部90は、ユ
ニット主制御部37からの指令に基づき、モータドライ
バ92を介して駆動モータ91を作動させ、取出しロー
ラ33を図7において時計方向に回転駆動する。
【0055】取出しローラ33の回転により、紙幣収容
室4内の紙幣Pは1枚づつ取り出され、紙幣搬送路R1
へ送られる。また、ユニット副制御部90は、モータド
ライバ93を介して搬送モータMを作動させ、搬送機構
の搬送ローラ、搬送ベルト等を駆動するとともに、ソレ
ノイドトライバ95、ソレノイド94を介して各ゲート
70を所定のタイミングで切換える。
【0056】それにより、紙幣Pは図7に実線矢印で示
すように、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送され、入金
一時集積装置39に導かれる。この際、各紙幣Pは紙幣
搬送路R2に設けられた紙幣鑑査装置36により金種、
表裏、真偽、重ね搬送、正損、破損等が判別される。
【0057】この後、入金一時集積装置39内の紙幣は
紙幣搬送路R5あるいはR6に選択的に振り分けられて
表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部38に一時集積
される。
【0058】紙幣鑑査装置36で読み取れなかったリジ
ェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R
6から出金一時集積部40へ導かれて集積された後、紙
幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して戻され
るとともに、扉5を開放して顧客に払戻され再投入を促
す。
【0059】全ての入金紙幣Pが読み取れたときは、表
示部6へ入金額を表示する。顧客が入金金額を確認し、
正しければタッチパネル内蔵の表示部6の確認ボタンを
押す。
【0060】確認ボタンが押されると、図8中に実線矢
印で示すように、入金一時集積部38内の紙幣Pは一枚
ずつ取り出されて紙幣搬送路R8、R1、R2、R9を
通って順次搬送される。
【0061】そして、一万円紙幣Pおよび千円紙幣Pは
紙幣搬送路R10側に導かれ、紙幣取り込み機構53に
よって第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫
(万円庫)51、および第3の金庫(千円庫)52内に
それぞれ収容される。
【0062】また、五千円紙幣Pおよび破損券は、破線
矢印で示すように、紙幣搬送路R12を通して金庫カセ
ット63の上段の金庫(五千円/損券庫)60内に収容
される。
【0063】また、リジェクト紙幣Pは、破線矢印で示
すように、紙幣搬送路R14を通して金庫カセット63
の下段の金庫(リジェクト庫)62内に収容される。一
方、図9に示すように、出金取引時には、顧客が要求し
た金額に対応する紙幣が、第1の金庫(万円庫)50も
しくは第2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫
(千円庫)52から取り出される。
【0064】取り出された紙幣は、紙幣搬送路R10、
R15、R2、R3、R4、R6を順に通って搬送さ
れ、出金一時集積装置41に導かれ出金一時集積部40
に一時集積される。
【0065】そして、集積後、紙幣搬送路R7を介して
紙幣収容室32に一括して送られるとともに、扉5が開
いて顧客に支払われる。その際、紙幣鑑査装置36によ
って判別されたリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すよ
うに、紙幣搬送路R14を通って金庫カセット63の下
段の金庫(リジェクト庫)62に送られて収容される。
【0066】出金取引時において、一定時間経過しても
紙幣収容室32に払い出された紙幣Pが残っている場
合、「取り忘れ」と判定される。そして、扉5を閉鎖
後、紙幣収容室32の紙幣Pは取り出しローラ33によ
り一枚ずつ取り込まれ、紙幣搬送路R1、R2、R9、
R11、およびR13を通って金庫カセット63の中段
の金庫(取り忘れ保管庫)61内に回収される。
【0067】一方、紙幣入出金ユニット14内において
紙幣ジャム等の紙幣搬送不良が発生した場合、まず、銀
行の係員は紙幣入出金ユニット14をATM本体から引
出し、紙幣搬送路および金庫を開けて詰まった紙幣を取
り除く。
【0068】続いて、係員によって紙幣入出金ユニット
14がATM本体内に再装填された後、紙幣搬送路を通
してパトロール券82が流され、紙幣搬送路内に紙幣あ
るいは破れた紙幣の一部が滞留しているか否かの確認が
行なわれる。
【0069】図10、11、12は、パトロール券82
の流れを示している。まず、図10に示すように、ユニ
ット副制御部90は、ユニット主制御部37からの指令
に基づき、モータドライバ92を介して駆動モータ91
を作動させ、取出し装置85の取出しローラ84を回転
駆動する。
【0070】この取出しローラ84の回転により、検査
券収容部80内のパトロール券82の内、最上部のパト
ロール券が取り出される。また、モータドライバ93を
介して搬送モータMが駆動され、取り出されたパトロー
ル券82は、搬送機構によって紙幣搬送路R6を通って
出金一時集積部40へ送られ、更に紙幣収容室32へ送
られる。
【0071】続いて、パトロール券82は、入金取引時
と同様に、紙幣鑑査装置36、紙幣搬送路R2〜R4を
順に通って搬送される。図11に示すように、紙幣搬送
路R4まで搬送されたパトロール券82は、紙幣搬送路
R5、R8を通って再び紙幣搬送路R1、紙幣鑑査装置
36、紙幣搬送路R2を通過し、ゲート70によって下
部ユニット31へ振り分けられて紙幣搬送路R10を通
った後、再び上部ユニット30へ送られる。
【0072】上部ユニット30に送られたパトロール券
82は、出金取引時と同様に、更にもう一度紙幣鑑査装
置36、紙幣搬送路R2を通過した後、紙幣搬送路R
9、R11を通って金庫カセット63に搬送される。
【0073】ここで、図15に示す判断を行い当該搬送
不良によって滞留している可能性がある紙幣が、金融機
関が収納すべき紙幣である場合には、図12に示すよう
にリジェクト庫62に収納し、顧客へ返却すベき紙幣で
ある場合には、図13に示すように回収庫61に収納す
る。
【0074】すなわち、図15に示すように、当該取引
が、支払いであれば、ステップS1を経てステップS2
において、図16に示す支払いの欄の動作ステップ6ま
で実行されているか否かを判定し、この判定結果がNO
であるときには、金融機関が収納すべき紙幣であるとし
てリジェクト庫62に収納し(ステップS3)、この判
定結果がYESであるときには、顧客へ返却すベき紙幣
であるとして回収庫61に収納する(ステップS4)。
【0075】また、図15に示すように、当該取引が、
入金であれば、ステップS1,S5を経てステップS6
において、図16に示す入金の欄の動作ステップ3まで
実行されているか否かを判定し、この判定結果がYES
であるときには、顧客へ返却すベき紙幣であるとして回
収庫61に収納する(ステップS7)。
【0076】しかるに、この判定結果がNOであるとき
には、ステップS8において、釣り銭の取出し中である
か否かを判定し、この判定結果がYESであるときに
は、ステップS7を経て顧客へ返却すベき紙幣であると
して回収庫61に収納し、この判定結果がNOであると
きには、金融機関が収納すべき紙幣であるとしてリジェ
クト庫62に収納する(ステップS9)。
【0077】また、図15に示すように、当該取引が、
振り込みであれば、ステップS1,S5,S10を経て
ステップS11において、図16に示す振込みの欄の動
作ステップ3まで実行されているか否かを判定し、この
判定結果がYESであるときには、顧客へ返却すベき紙
幣であるとして回収庫61に収納する(ステップS1
2)。
【0078】しかるに、この判定結果がNOであるとき
には、ステップS13において、釣り銭の取出し中であ
るか否かを判定し、この判定結果がYESであるときに
は、ステップS12を経て顧客へ返却すベき紙幣である
として回収庫61に収納し、この判定結果がNOである
ときには、金融機関が収納すべき紙幣であるとしてリジ
ェクト庫62に収納する(ステップS14)。
【0079】なお、ステップS10の判定により、当該
取引が、振込みでないときには、金融機関が収納すべき
紙幣であるとしてリジェクト庫62に収納する(ステッ
プS15)。
【0080】ここで、図16に示す支払いの欄の動作ス
テップの1はカード挿入、暗証番号入力であり、2は通
帳挿入であり、3は金額入力であり、4は取引電文送受
信であり、5は現金計数、ジャーナル印字、明細書印字
であり、6はカード/明細書放出であり、7は現金放出
である。
【0081】また、図16に示す入金の欄の動作ステッ
プの1はカード挿入であり、2は通帳挿入であり、3は
現金投入、入金金額入力であり、4は取引電文送受信で
あり、5は現金収納、釣銭計数、ジャーナル印字、明細
書印字であり、8は通帳放出、明細書放出、釣銭放出で
ある。
【0082】また、図16に示す振込みの欄の動作ステ
ップの1は振込み方法選択であり、、3は金額入力、振
込み先情報入力、振込み先照会電文送受信、現金投入で
あり、4は取引電文送受信であり、5は現金収納、釣銭
計数、ジャーナル印字、明細書印字であり、7は明細書
放出、釣銭放出である。
【0083】上記のように紙幣搬送路を通してパトロー
ル券82を搬送する際、紙幣搬送路に取り残し紙幣、破
れた紙幣の一部等が滞留していない場合には、パトロー
ル券82はリジェクト庫62、または回収庫61まで正
常に搬送され、紙幣搬送路中に−紙幣が残っていないこ
とがユニット主制御部37によって認識される。
【0084】逆に、紙幣搬送路中に紙幣が残っている場
合には、パトロール券82は搬送中に紙幣が残っている
位置で詰まりジャムを発生する。従って、この場合に
は、係員によって紙幣入出金ユニット14がATM本体
から引出されるとともに、紙幣搬送路が開かれ、ジャム
したパトロール券82および滞留していた紙幣が取り除
かれる。
【0085】以上のように構成された自動取引装置によ
れば、紙幣搬送路における紙幣のジャムが発生した場
合、まず、係員によってジャム処理が行われた後に紙幣
搬送路を通してパトロール券82を搬送することによ
り、紙幣搬送路内に紙幣が滞留しているか否かを確認す
ることができる。
【0086】この際、図14に示すようにパトロール券
82が残留紙幣Pと重なって、あるいは押し出して搬送
されたとしても、状況に応じてリジェクト庫、または回
収庫に収納されるため、以後の処理を的確に行うことが
できる。なお、この発明は上述した実施例に限定される
ことなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、搬送路に残留している紙幣の有無を認識し、何らか
の理由によりその時点で認識できなかったとしても、異
常が発生した状況に応じてで搬送先を切り替えることに
より、事後に的確な処理が可能な自動取引装置およびそ
の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動取引装置の斜視
図。
【図2】上記自動取引装置全体の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図3】上記自動取引装置の紙幣入出金ユニットを示す
断面図。
【図4】パトロール券の斜視図。
【図5】上記紙幣入出金ユニットの搬送路およびセンサ
を概略的に示す斜視図。
【図6】上記紙幣入出金ユニットの楕成を概略的に示す
ブロック図。
【図7】上記紙幣入出金ユニットの入金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図8】上記紙幣入出金ユニットの入金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図9】上記紙幣入出金ユニットの出金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図10】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図11】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図12】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図13】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図14】上記紙幣入出金ユニットの搬送路内における
パトロール券および残留紙幣の搬送状態を概略的に示す
斜視図。
【図15】パトロール券の搬送先を切り替える判断を示
すフローチャー卜。
【図16】パトロール券の搬送先を切り替える判断基準
となる動作ステップを表す図。
【符号の説明】
1…自動取引装置 11…主制御部 13…通帳プリンタ部 14…紙幣入出金ユニット 15…硬貨入出金ユニット 32…紙幣収容室 34、85…取出し装置 36…紙幣鑑査装置 37…ユニット制御部 50、51、52…金庫 71…センサ 90…ユニット副制御部 Rl〜R19…搬送路 24…ジャーナルプリンタ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手
    段と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引動作の実行過程を判定し、その判定結果に応じて
    上記搬送路における残留紙幣および上記検査券の搬送先
    を上記第1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収納
    部に切り換える制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手
    段と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引の種類およびその取引動作の実行過程を判定し、
    その判定結果に応じて上記搬送路における残留紙幣およ
    び上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部また
    は第2の残留紙幣収納部に切り換える制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手
    段と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引動作の実行過程を判定し、その判定結果に応じて
    上記搬送路における残留紙幣および上記検査券の搬送先
    を上記第1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収納
    部に切り換える制御手段とを具備し、 上記第1の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を金融機関が収納すべき紙幣であるとして収納する
    リジェクト庫であるとともに、 上記第2の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を顧客へ返却すベき紙幣であるとして収納する回収
    庫であることを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査する検査手
    段と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第1の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路に沿って設けられ、上記搬送路における残留
    紙幣および上記検査券を収納する第2の残留紙幣収納部
    と、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引の種類およびその取引動作の実行過程を判定し、
    その判定結果に応じて上記搬送路における残留紙幣およ
    び上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部また
    は第2の残留紙幣収納部に切り換える制御手段とを具備
    し、 上記第1の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を金融機関が収納すべき紙幣であるとして収納する
    リジェクト庫であるとともに、 上記第2の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を顧客へ返却すベき紙幣であるとして収納する回収
    庫であることを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納
    部と、上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬
    送路を有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手
    段、上記搬送路における残留紙幣を収納するための残留
    紙幣収納部とを有する自動取引装置において、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査するステッ
    プと、 上記搬送路に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引動作の実行過程を判定し、その判定結果に応じて
    上記搬送路における残留紙幣および上記検査券の搬送先
    を上記第1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収納
    部に切り換えるステップと、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納
    部と、上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬
    送路を有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手
    段、上記搬送路における残留紙幣を収納するための残留
    紙幣収納部とを有する自動取引装置において、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査するステッ
    プと、 上記搬送路に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引の種類およびその取引動作の実行過程を判定し、
    その判定結果に応じて上記搬送路における残留紙幣およ
    び上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部また
    は第2の残留紙幣収納部に切り換えるステップと、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納
    部と、上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬
    送路を有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手
    段、上記搬送路における残留紙幣を収納するための残留
    紙幣収納部とを有する自動取引装置において、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査するステッ
    プと、 上記搬送路に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引動作の実行過程を判定し、その判定結果に応じて
    上記搬送路における残留紙幣および上記検査券の搬送先
    を上記第1の残留紙幣収納部または第2の残留紙幣収納
    部に切り換えるステップとを具備し、 上記第1の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を金融機関が収納すべき紙幣であるとして収納する
    リジェクト庫であるとともに、 上記第2の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を顧客へ返却すベき紙幣であるとして収納する回収
    庫であることを特徴とする自動取引装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 取引情報に応じて、利用者に対して紙幣
    の受渡しを行なう受渡し部と、紙幣を収納する紙幣収納
    部と、上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬
    送路を有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手
    段、上記搬送路における残留紙幣を収納するための残留
    紙幣収納部とを有する自動取引装置において、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、上
    記搬送路における紙幣の残留を検査するための検査券を
    上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送することに
    より、上記搬送路における紙幣の残留を検査するステッ
    プと、 上記搬送路に沿って設けられる第1の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路に沿って設けられる第2の残留紙幣収納部
    に、上記搬送路における残留紙幣および上記検査券を収
    納するステップと、 上記搬送路における紙幣搬送不良が発生したときに、当
    該取引の種類およびその取引動作の実行過程を判定し、
    その判定結果に応じて上記搬送路における残留紙幣およ
    び上記検査券の搬送先を上記第1の残留紙幣収納部また
    は第2の残留紙幣収納部に切り換えるステップとを具備
    し、 上記第1の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を金融機関が収納すべき紙幣であるとして収納する
    リジェクト庫であるとともに、 上記第2の残留紙幣収納部は、上記搬送路における残留
    紙幣を顧客へ返却すベき紙幣であるとして収納する回収
    庫であることを特徴とする自動取引装置の制御方法。
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