JPH11259657A - 画像検査装置及び方法、並びに記録媒体 - Google Patents

画像検査装置及び方法、並びに記録媒体

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JPH11259657A
JPH11259657A JP10058232A JP5823298A JPH11259657A JP H11259657 A JPH11259657 A JP H11259657A JP 10058232 A JP10058232 A JP 10058232A JP 5823298 A JP5823298 A JP 5823298A JP H11259657 A JPH11259657 A JP H11259657A
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JP
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image
image data
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polar coordinate
inspection
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JP10058232A
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English (en)
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Yoshiaki Miyata
佳昭 宮田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不定角度の回転を伴う円形のワーク上の対象
物を高速に検査する。 【解決手段】 入力された検査画像データは、極座標変
換回路42とサーチ演算回路11に供給される。画像デ
ータ記憶回路12からワーク円周上部モデル画像21乃
至ワーク円周右部モデル画像24が、サーチ演算回路1
1に供給され、サーチ演算回路11は、ワーク円周上部
モデル画像21乃至ワーク円周右部モデル画像24を基
に、検査画像内のワークの円周の位置をサーチする。演
算回路41は、円周の位置から、ワークの中心位置を算
出する。ワークの中心位置を用いて、極座標変換回路4
2が、検査画像データのワーク画像データを極座標変換
する。サーチ演算回路11は、極座標変換されたワーク
画像データを、予め極座標変換した基準の検査対象モデ
ル画像51でサーチする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像検査装置及び方
法、並びに記録媒体に関し、特に、不定角度の回転を伴
う円形のワークの画像検査を行うとき、ワークの画像デ
ータを極座標変換することにより、高速に検査をするこ
とができるようにした画像検査装置及び方法、並びに記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図22は従来の画像検査装置の構成例を
示すブロック図である。画像検査装置1は、検査画像デ
ータを入力し、検査の結果を表わすデータを出力する。
画像検査装置1に入力された検査画像データは、画像ト
リミング回路13に供給されるとともに、マルチプレク
サ(MUX)14−1を介してサーチ演算回路11に供給さ
れるようになされている。サーチ演算回路11からの出
力は、画像トリミング回路13と外部に供給されるよう
になされている。画像トリミング回路13の出力は、マ
ルチプレクサ14−1を介してサーチ演算回路11に供
給されるようになされている。
【0003】画像データ記憶回路12は、画像検査動作
前に、予め、ワーク円周上部モデル画像21、ワーク円
周下部モデル画像22、ワーク円周左部モデル画像2
3、及び、ワーク円周右部モデル画像24を記憶すると
共に、検査対象モデル画像25−1乃至検査対象モデル
画像25−Nを記憶する。画像データ記憶回路12に記
憶されているこれらのワーク円周上部モデル画像21乃
至ワーク円周右部モデル画像24、及び、検査対象モデ
ル画像25−1乃至検査対象モデル画像25−Nは、マ
ルチプレクサ14−2を介して、サーチ演算回路11に
供給されるようになされている。
【0004】次に、図23のフローチャートを用いて、
その動作を説明する。はじめに、ステップS11におい
て、画像検査装置1に、例えばベルトコンベアで搬送さ
れる略円柱状の缶詰を上方向よりビデオカメラで撮影し
た画像データが、検査画像データとして入力される。入
力された検査画像データは、マルチプレクサ14−1を
介してサーチ演算回路11に供給される。次に、ステッ
プS12において、ワーク円周上部モデル画像21乃至
ワーク円周右部モデル画像24が画像データ記憶回路1
2から読み出され、マルチプレクサ14−2を介してサ
ーチ演算回路11に供給される。サーチ演算回路11
は、検査画像データをワーク円周上部モデル画像21乃
至ワーク円周右部モデル画像24でサーチする。
【0005】このサーチは、正規化相関サーチの手法を
用いて行われる。すなわち、検査画像データ中に1つの
モデル画像データと完全に一致する画像データが存在し
ているときは、画像パターンのマッチングは、双方の画
像データの各画素の位置と濃淡値を比較し、位置を特定
する比較的簡単な作業となる。しかしながら、実際に
は、検査画像データは雑音や歪みなどを含むので、検査
画像データとモデル画像データのマッチの度合いを示す
所定の測度を判定の基準とする。具体的には、以下の正
規化相関サーチの式により、判定の基準となるモデル画
像に対する検査画像の座標の相関値が、算出される。
【0006】
【数1】
【0007】上記式1において、S(x,y)は、検査
画像の座標(x,y)にモデル画像を置いたときの検査
画像とモデル画像の相関値である。I(x,y)は、検
査画像の座標(x,y)での濃淡値である。M(i,
j)は、モデル画像の座標(i,j)での濃淡値であ
る。Nは、モデル画像の画素数である。(x,y)は、
検査画像の座標である。(i,j)はモデル画像の座標
である。
【0008】サーチ演算回路11は、予め決められた閾
値以上の相関値が得られた座標で、検査画像とモデル画
像がマッチしたと判定する。ステップS13において、
求められたワークの円周の位置が画像トリミング回路1
3に供給さる。画像トリミング回路13は、前記ワーク
の円周の位置を用いて、検査画像データからワークのみ
の画像データを取り出す。ワークのみの画像は、マルチ
プレクサ14−1を介してサーチ演算回路11に供給さ
れる。ステップS14において、前記検査対象モデル画
像25−1が、サーチ演算回路11に供給される。ステ
ップS15において、サーチ演算回路11は、ワークの
みの画像データを対象モデル画像25−1でサーチす
る。
【0009】ステップS16において、検査対象が検出
されたと判定された場合には、画像検査装置1は検査結
果を出力して処理を終了する。ステップS16におい
て、対象が検出されなかったと判定された場合、ステッ
プS17に進み、サーチ演算回路11は、画像データ記
憶回路12の全ての検査対象モデル画像(検査対象モデ
ル画像25−1乃至検査対象モデル画像25−N)につ
いてサーチを行ったかを調べる。ここで、全ての検査対
象モデル画像についてサーチを行っていないと判定され
た場合、ステップS18に進み、画像データ記憶回路1
2は次の検査対象モデル(例えば、検査対象モデル画像
25−2)をサーチ演算回路11に供給する。その後、
ステップS15に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0010】ステップS17において、全ての検査対象
モデル画像についてサーチを行ったと判定された場合、
検査対象を検出することが出来なかったことになるの
で、ステップS19に進み、画像検査装置1はエラー処
理を行い処理を終了する。このようにサーチ演算回路1
1は、画像データ記憶回路12内の検査対象モデル画像
で、ワーク画像のサーチを繰り返す。
【0011】次に、図24の缶詰のプルトップリングの
有り無しを検出する場合の例を用いて上記の処理を更に
具体的に説明する。トリミングされた缶詰の画像のパタ
ーン31内のプルトップリングの画像のパターン32を
検出するために、画像データ記憶回路12は少しずつ角
度を変更したN枚のプルトップリングの検査対象モデル
画像(検査対象モデル画像25−1乃至検査対象モデル
画像25−N)を記憶する。サーチ演算回路11は、画
像データ記憶回路12内のN枚の検査対象モデル画像を
用いて、プルトップリング画像のパターン32を検出す
るまで、サーチ1からサーチNを繰り返す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置は、検査画像データに対して検査対象モデル画像の数
の分だけサーチを繰り返し行うため、検査時間が長くな
る課題があった。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、検査を高速に行う装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像検
査装置は、基準の前記検査対象物の予め極座標変換した
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、ワークの
画像データ上の中心位置を算出する算出手段と、算出手
段により算出した中心位置を原点として、ワークの画像
データを極座標変換する極座標変換手段とを備えること
を特徴とする。
【0015】請求項8に記載の画像検査方法は、基準の
検査対象物の予め極座標変換した画像データを記憶する
画像データ記憶ステップと、ワークの画像データ上の中
心位置を算出する算出ステップと、算出ステップで算出
した中心位置を原点として、ワークの画像データを極座
標変換する極座標変換ステップと、ワークの画像データ
と基準の検査対象物の画像データと比較し、ワークの画
像データから検査対象物の特定パターンを検出する検出
ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の記録媒体は、基準の検査
対象物の予め極座標変換した画像データを記憶する画像
データ記憶ステップと、ワークの画像データ上の中心位
置を算出する算出ステップと、算出ステップで算出した
中心位置を原点として、ワークの画像データを極座標変
換する極座標変換ステップと、ワークの画像データと基
準の検査対象物の画像データと比較し、ワークの画像デ
ータから検査対象物の特定パターンを検出する検出ステ
ップとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り
可能なプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0017】請求項1に記載の画像検査装置、請求項8
に記載の画像検査方法、及び請求項9に記載の記録媒体
においては、ワークの画像データがワークの中心位置を
原点として極座標変換され、予め極座標変換され記憶さ
れている基準の検査対象物の画像データと比較される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に対応する実施の形態(但し一例)を付加
して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し
勿論この記載は、各手段を記載したものに限定すること
を意味するものではない。
【0019】すなわち、請求項1に記載の画像検査装置
は、基準の検査対象物の予め極座標変換した画像データ
を記憶する画像データ記憶手段(例えば、図1の画像デ
ータ記憶回路12)と、ワークの画像データ上の中心位
置を算出する算出手段(例えば、図1の演算回路41)
と、算出手段により算出した中心位置を原点として、ワ
ークの画像データを極座標変換する極座標変換手段(例
えば、図1の極座標変換回路42)と、ワークの画像デ
ータと基準の検査対象物の画像データと比較し、ワーク
の画像データから検査対象物の特定パターンを検出する
検出手段(例えば、図1のサーチ演算回路11)とを備
えることを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の画像検査装置は、検出手
段に、ワークの画像データの第1の範囲を比較する第1
の比較手段(例えば、図17のサーチ演算回路11−
1)とワークの画像データの第2の範囲を比較する第2
の比較手段(例えば、図17のサーチ演算回路11−
2)とを備えることを特徴とする。
【0021】図1は、本発明の画像検査装置の一実施の
形態の構成を示すブロック図であり、図22における場
合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説
明は適宜省略する。外部から画像検査装置1へ入力され
た検査画像データは、極座標変換回路42に供給される
と共に、マルチプレクサ14−1を介してサーチ演算回
路11に供給されるようになされている。サーチ演算回
路11は、ワーク位置を演算し、演算回路41に供給す
るようになされている。サーチ演算回路11から出力さ
れたサーチ結果は、図示せぬ外部の装置にも出力される
ようになされている。
【0022】画像データ記憶回路12は、ワーク円周上
部モデル画像21、ワーク円周下部モデル画像22、ワ
ーク円周左部モデル画像23、ワーク円周右部モデル画
像24、並びに、基準となる検出対象物の画像を予め極
座標変換した検査対象モデル画像51を記憶する。画像
データ記憶回路12の出力は、マルチプレクサ14−2
を介して、サーチ演算回路11に供給されるようになさ
れている。
【0023】演算回路41はワークの中心位置を演算
し、極座標変換回路42に供給するようになされてい
る。極座標変換回路42は入力された検査画像を極座標
変換し、マルチプレクサ14−1を介してサーチ演算回
路11に供給するようになされている。
【0024】次に、図2のフローチャートを参照して、
画像検査の動作を説明する。はじめに、ステップS31
において、入力された検査画像データは、極座標変換回
路42に供給されると共に、マルチプレクサ14−1を
介してサーチ演算回路11に供給される。
【0025】ここで、図3は、ベルトコンベアで搬送さ
れる缶詰をワークとした場合のプルトップリングの有り
無しを検出するときの検査画像パターンの例を表す。画
像検査装置1に入力された検査画像データの検査画像パ
ターン61は、缶詰を表す画像パターン62と検査対象
物となるプルトップリングの画像パターン63を内部に
有している。ここで、検査画像データを取り込むとき、
缶詰は不定角度だけ回転しており、プルトップリングの
画像パターン63は検査画像61に対して不定角度を有
する。
【0026】すなわち、缶詰は、ベルトコンベア上でプ
ルトップリングが任意の方向を向くように配置されるの
で、缶詰の中心点64を通るプルトップリングの中心線
65の検査画像パターン61の例えば上辺に対する角度
は任意の角度となる。なお、缶詰の中心点64は、缶詰
の画像パターンの中心を示す仮想の点であり、実際の画
像パターン上にはないが、説明の便宜のために図3に示
されている。プルトップリングの中心線65も同様に仮
想の線であるが、この中心線65は、常に缶詰の中心点
64を通るように、製造時に管理されているものとす
る。
【0027】次に、ステップS32において、画像デー
タ記憶回路12からワーク円周上部モデル画像21乃至
ワーク円周右部モデル画像24が、マルチプレクサ14
−2を介して、サーチ演算回路11に供給される。サー
チ演算回路11は、検査画像データをワーク円周上部モ
デル画像21乃至ワーク円周右部モデル画像24でサー
チし、ワークの円周の位置を検出し、その位置データを
出力する。
【0028】次に、ステップS33において、サーチ演
算回路11から出力されたワークの円周の位置データが
供給されると、演算回路41は入力された円周の位置デ
ータからワークの中心位置を算出する。ステップS34
において、極座標変換回路42は、演算回路41から出
力されたワークの中心位置データを用いて、検査画像デ
ータに含まれるワーク画像データを極座標変換する。極
座標変換回路42から出力されたワーク画像データ(極
座標変換されている)は、マルチプレクサ14−1を介
して、サーチ演算回路11に供給される。
【0029】ここで、図4は、極座標変換前の画像パタ
ーン上の点と極座標変換後の画像パターン上の点の位置
関係の例を表す。極座標変換前のワークを示す円形の画
像71は、極座標変換後、矩形の画像72になる。ま
ず、前述のステップS33において、検査画像のワーク
の中心点P0座標(x0,y0)が求められる。極座標変
換前の円形のワーク画像の中心座標(x0,y0)は、変
換後の矩形画像72の角の基準点P’0(x’0
y’0)に対応する。極座標変換後の画像は、P’0を基
準に求められる。極座標変換前の円形のワーク画像の中
心座標(x0,y0)とワーク画像上の任意の円周上の点
を結ぶ線75対し、角度θを持つ極座標変換前の円形の
ワーク画像上の点P1(x,y)は、次の式(2)に従
ってP’1(x’,y’)に極座標変換される。
【0030】
【数2】
【0031】円形の画像71上の全ての点が、式(2)
に従って変換されれば、矩形の画像72が得られる。な
お、この極座標変換の前後で、極座標変換後の点P’1
(x’,y’)の有する濃淡値は、対応する極座標変換
前の点P1(x,y)の濃淡値と同じである。
【0032】図5は、以上の原理に従って、図3の画像
パターン62を極座標変換して得られる画像パターン8
1の例を表す。前述のプルトップリングの画像パターン
63は、極座標変換され、画像パターン82になる。こ
こで、プルトップリングの画像パターン63が、全体の
画像パターン61に対して不定角度を持った場合でも、
それを極座標変換した画像パターン82は、画像パター
ン81に対して常に一定の角度を保持する。すなわち、
図3の中心線65は、図5において、画像パターン81
の例えば上辺と常に垂直な線85となる。缶詰の不定角
度の回転角は、図5の例では、線85の矢印83で示す
横方向の移動となって表れる。
【0033】ステップS35において、サーチ演算回路
11は、マルチプレクサ14−2を介して検査データ記
憶回路12から検査対象モデル画像51を取り込み、ワ
ーク画像データを検査対象モデル画像51でサーチす
る。このサーチは、ワークの画像データ上のワークの円
周方向に対応する直線方向に順次行っても、外周から中
心方向に対応する直線方向に順次行ってもよい。画像検
査装置1は、サーチの結果が得られるとそれを出力す
る。
【0034】以上より、画像データ記憶回路12には検
査対象モデル画像を1個だけ有していればよくなり、そ
の記憶容量が小さくて済むだけでなく、サーチ演算回路
11は、サーチを迅速に行うことができる。
【0035】図6(A)は、検査対象である文字が缶詰
の円周と同心円上にあり、かつ、缶詰の中心から一定距
離R1以上離れて印刷された缶詰の画像パターン91の
例を表す。検査対象の文字の画像パターン92は、缶詰
の画像パターンの中心から半径R1だけ離れた円93の
内側には位置しない。図6(B)は、缶詰の画像パター
ン91を極座標変換した画像パターン101の例を示
す。円93は、極座標変換されると直線103に対応す
る。
【0036】この例では、極座標変換された検査対象と
なる文字列102は、常に直線103より上部に表れ
る。図1に示す装置で、図6に示すような画像を検査す
る場合、ステップS34において、極座標変換回路42
は、円93とワークの画像パターンの外周の間の範囲に
ついてだけ、ワークの画像データを極座標変換する。従
って、極座標変換回路42は、ワークの画像データ全体
よりも、小さな画像データを極座標変換するため、より
短い時間で変換を終了することができる。更に、サーチ
演算回路11も、扱う画像データが小さくなる為、ワー
クの画像全体をサーチするよりも、短い時間で処理を終
了することができる。
【0037】図7(A)は、検査対象である文字が缶詰
の円周と同心円上にあり、かつ、缶詰の中心から一定距
離R2以内に印刷された缶詰の画像パターン111の例
を表す。検査対象の文字の画像パターン112は、缶詰
の画像パターンの中心から半径R2だけ離れた円113
の外側には位置しない。図7(B)は、缶詰の画像パタ
ーン111を極座標変換した画像パターン121の例を
示す。円113は、極座標変換されると直線123に対
応する。
【0038】この例では、極座標変換された検査対象と
なる文字列122は、常に直線123より下部に表れ
る。そこで、図1に示す装置で図7に示すような画像を
検査する場合、ステップS34において、極座標変換回
路42は、円113とワークの画像パターンの中心の間
の範囲についてだけ、ワークの画像データを極座標変換
する。従って、極座標変換回路42は、ワークの画像デ
ータ全体よりも、小さな画像データを極座標変換するた
め、より短い時間で変換を終了することができる。更
に、サーチ演算回路11も、扱う画像データが少なくな
る為、ワークの画像全体をサーチするよりも、短い時間
で処理を終了することができる。
【0039】図8(A)は、検査対象である文字が缶詰
の円周と同心円上にあり、かつ、缶詰の中心から一定距
離R3以上離れ、かつ、缶詰の中心から一定距離R4以
内に印刷された缶詰の画像パターン131の例を表す。
検査対象の文字の画像パターン132は、缶詰の画像パ
ターンの中心から半径R3だけ離れた円133の内側、
または、缶詰の画像パターンの中心から半径R4だけ離
れた円134の外側には位置しない。図8(B)は、缶
詰の画像パターン131を極座標変換した画像パターン
141の例を示す。円133は、極座標変換されると直
線143となる。円134は、極座標変換されると直線
144に対応する。
【0040】この例では、極座標変換された検査対象と
なる文字列142は、常に直線143と直線144で囲
まれる範囲の内側に表れる。そこで、図1に示す装置で
図8に示すような画像を検査する場合、ステップS34
において、極座標変換回路42は、円133と円134
の間の範囲のみ、ワークの画像データを極座標変換す
る。従って、極座標変換回路42は、ワークの画像デー
タ全体よりも、小さな画像データを極座標変換するた
め、より短い時間で変換を終了することができる。更
に、サーチ演算回路11も、扱う画像データが少なくな
る為、ワークの画像全体をサーチするよりも、より短い
時間で処理を終了することができる。
【0041】図9は、図1の構成の装置の他の処理例を
表している。この例では、検出結果が複数個得られた場
合、より正確、かつ、迅速に検査を行うことができるよ
うになされている。ステップS61乃至ステップS64
は、図2のステップS31乃至ステップS34に対応す
る処理なので、その説明は省略する。ステップS65に
おいて、サーチ演算回路11は、極座標変換後のワーク
画像データを取り込み、予め極座標変換した検査対象モ
デル画像51で取り込みワーク画像データ全体を粗くサ
ーチする。ステップS66において、検査対象モデル画
像51がワーク画像の中に検出されたと判定された場
合、手順はステップS67に進む。サーチ演算回路11
は、検査対象モデル画像51で、検出位置を中心とした
ワーク画像データの微小範囲を、精密にサーチする。
【0042】ステップS68において、サーチ演算回路
11は、閾値以上の相関値が複数存在するか否かを判定
し、YESと判定された場合、ステップS69に進み、閾
値以上の相関値が得られた複数の位置のうち、より外周
側の位置を選択し、そのより外周側の領域を再度サーチ
する。ステップS70において、サーチ演算回路11は
相関値が最大の結果を選択し、画像検査装置1は結果を
出力し、処理を終了する。
【0043】次に、ステップS68において、精密サー
チの結果、予め設定した閾値以上の相関値が複数存在し
ないと判定された場合、ステップS72に進む。ステッ
プS72において、予め設定した閾値以上の相関値が1
個あるか否かが判定され、1個あると判定された場合、
画像検査装置1は結果を出力し、処理を終了する。ステ
ップS72において、閾値以上の相関値が1個も無いと
判定された場合は、ステップS73に進み、画像検査装
置1はエラー処理を行って、処理を終了する。ステップ
S66において、検査対象モデル画像51がワーク画像
内に検出されないと判定された場合、手順はステップS
71に進む。ステップS71において、全ワーク画像を
サーチしたか否かが判定され、YESと判定された場合、
画像検査装置1はエラー処理をして終了する。サーチし
ていないワーク画像領域があると判定された場合、手順
はステップS66に戻り、処理を継続する。
【0044】この処理は、極座標変換の性質上、変換前
のワーク画像の中心座標(x0,y0)に近い点ほど、変
換後の画像で大きく引き延ばされるため、同じ領域の大
きさを持つ画像パターンが有する情報量は中心座標に近
いほど少ないという特徴を生かしたものである。この方
法は、具体的には、ワークの円周付近に配置された例え
ば2とZ、または、1と7などのまぎらわしい文字の識
別に効果がある。
【0045】図10は、パイプライン処理によりさらに
迅速な処理ができるようになされている画像検査装置1
の他の実施の形態の構成例を表している。画像データ記
憶回路12は、図1の画像検査装置の例に加えて、予め
極座標変換された検査対象上部モデル画像52を記憶す
る。この検査対象上部モデル画像52は、検査対象モデ
ル画像のうちの、外周よりの所定の範囲の画像である。
その他の構成は、図1における場合と同様である。
【0046】次に図11のフローチャートを参照して、
パイプライン処理時の画像検査装置1の動作を説明す
る。ステップS81乃至ステップS83は、図2のステ
ップS31乃至ステップS33に対応する処理なので、
その説明は省略する。ステップS84において、極座標
変換回路42は、入力された検査画像データを最外周に
おいて、同心円状に極座標変換し、以下、順次、より内
周側を同心円上に極座標変換する。ここで、極座標変換
回路42は、検査画像パターンで見ると、同心円状に1
周した時点で、その処理結果を順次出力する。すなわち
図12に示すように、極座標変換回路42は、より外周
側のライン152−1から、ライン152−2,152
−3,152−4の順番に極座標変換を行い、各ライン
毎に変換後のデータを出力する。
【0047】ステップS85において、サーチ演算回路
11は、画像データ記憶回路12から検査対象上部モデ
ル画像52(図12の画像パターン153)を取り込
み、極座標変換部分処理結果を検査対象上部モデル画像
52で、粗くサーチする。同時に、サーチ演算回路11
は、検査画像データ全体を極座標変換した出力と同等な
データが得られる様に、順次取り込んだ極座標変換部分
処理結果を、内部のメモリ上で結合する。
【0048】図13は、この時のパイプライン処理のデ
ータの流れの例を表す。検査画像61のデータを取り込
んだ極座標変換回路42は、ワーク画像62に対して同
心円161−1,161−2,161−3(図12のラ
イン152−1,152−2,152−3に対応する)
に沿って、極座標変換を順次行う。この時、極座標変換
回路42は、ワーク画像全てを極座標変換してから出力
するのではなく、ワーク画像62の1周分の極座標変換
部分処理結果162−1,162−2,162−3(そ
れぞれ、同心円161−1,161−2,161−3に
対応する)が得られた時点で、その結果を出力する。サ
ーチ演算回路11は、検査対象上部モデル画像52を予
め取り込んでおけば、極座標変換部分処理結果162−
1,162−2,162−3に対して、順次、サーチを
実行することができる。
【0049】図14は、パイプライン処理のタイミング
チャートの例である。検査画像のデータ171を取り込
んだ極座標変換回路42は、極座標変換部分処理結果1
72−1,172−2,172−3(図13の162−
1,162−2,162−3に対応する)をサーチ演算
回路11に供給する。サーチ演算回路11は、極座標変
換部分処理結果172−1,172−2,172−3を
得て、スキャンを実行し、検査結果173−1,173
−2,173−3を出力する。従って、極座標変換回路
42とサーチ演算回路11の動作タイミングは重なり合
う。
【0050】次に、ステップS86において、極座標変
換部分処理結果上に検査対象上部モデル画像52の画像
パターン153が検出されたか否かを判定し、検出した
と判定された場合、手順はステップS87に進む。ステ
ップS87において、サーチ演算回路11は、ステップ
S85で得られた検出の位置をもとに、サーチの範囲を
算出する。図12の例では、極座標変換後の画像パター
ン81上の、画像パターン153が検出された位置を中
心として、その下方の範囲154がサーチ範囲とされ
る。サーチ演算回路11は、画像データ記憶回路12か
ら検査対象モデル画像51を取り込み、極座標変換した
ワーク画像を検査対象モデル画像51で、算出したサー
チ範囲を精密にサーチする。
【0051】ステップS88において、精密サーチによ
り得られた相関値が、予め設定した閾値以上であるか否
かを判定し、閾値以上であると判定した場合、検出結果
を出力して処理は終了する。サーチ演算回路11の精密
サーチにより得られた相関値が、閾値に達しないと判定
された場合、手順はステップS89に移動し、画像検査
装置1は、エラー処理を行って処理は終了する。
【0052】ステップS86において、極座標変換部分
処理結果に検査対象上部モデル画像52のパターンが検
出されないと判定された場合、手順はステップS90に
進む。ステップS90において、全ワーク画像の終端に
達しているか否かが判定され、まだ終端に達していない
と判定された場合は、ステップS84に戻り、それ以降
の処理が継続される。全ワーク画像の終端に達したと判
定された場合、手順はステップS89に進み、画像検査
装置1は、エラー処理を行って処理は終了する。
【0053】以上のように、極座標変換回路42が全て
の極座標変換を終了後、サーチ演算回路11がサーチを
行うよりも、サーチ演算回路11が極座標変換部分処理
結果を受け取ってサーチを進めれば、速く検査結果を出
力することができる。このパイプライン処理は、例えば
文字列などの検査対象がワークの円周に沿って外側に偏
って位置している場合、特に有効である。
【0054】なお、図15に示すように、極座標変換し
た画像81に対して、ワークの回転方向に対応する極座
標変換後の画像上の直線方向に長い缶詰上の文字列の画
像パターン181などを検出する場合は、ワークの回転
方向に対応する極座標変換後の画像上の直線方向にスキ
ャン(サーチ)するよりも、ワークの回転方向に対応す
る極座標変換後の画像上の直線方向に対して直角な方向
182にスキャン(サーチ)した方が特定パターンを早
く検出することができる。
【0055】図16は、円形のワーク内に、検査対象物
が2つ存在する場合の例を表す。缶詰を表す画像パター
ン191は、検査対象物となるプルトップリングの画像
パターン192と検査対象物となる日付データの印刷画
像パターン193を内部に有している。
【0056】図17は、この様な複数の検査対象をより
高速に検査可能な画像検査装置の一実施の形態の構成を
表す。ここで画像検査装置1は、2つのサーチ演算回路
11−1とサーチ演算回路11−2を有する。極座標変
換後のワーク画像は、極座標変換回路42から、マルチ
プレクサ14−3を介してサーチ演算回路11−2に供
給されると共に、マルチプレクサ14−3,14−1を
介してサーチ演算回路11−1に供給される。また、画
像データ記憶回路12内の検査対象モデル画像(図16
の画像パターン192に対応する)51−1は、マルチ
プレクサ14−4、14−2を介してサーチ演算回路1
1−1に供給される。画像データ記憶回路12内の検査
対象モデル画像(図16の画像パターン193に対応す
る)51−2は、マルチプレクサ14−4を介してサー
チ演算回路11−2に、供給される。
【0057】この装置の動作は基本的に図2に示す場合
と同様となる。但し、ステップS35において、サーチ
演算回路11−1は、極座標変換後のワーク画像を検査
対象モデル画像51−1で、サーチ演算回路11−2
は、極座標変換後のワーク画像を検査対象モデル画像5
1−2で、それぞれ独立に、かつ同時にサーチする。こ
の様に、画像検査装置1は、内部に複数のサーチ演算回
路を持つことにより、ワーク上の複数の検査対象を1つ
のサーチ演算回路しかない場合に比較し高速に検査でき
る。
【0058】図18は、円形のワーク内に検査を必要と
する検査対象物と、検査対象物との位置関係が予め決め
られているが、検査を必要としない非検査対象物を持つ
画像パターンの例を表す。この例では、ワークである缶
詰の画像パターン201内の検査対象物であるプルタブ
の画像パターン202の位置の範囲は、検査を必要とし
ない非検査対象物である飲み口の画像パターン203の
位置により予測できる。
【0059】図19は、図18に示したような非検査対
象物に対して位置関係が決まっている検査対象物を持つ
ワークの検査に適した画像検査装置の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。サーチ演算回路11−2の
サーチ範囲の出力は、サーチ演算回路11−1に供給さ
れるようになされている。画像データ記憶回路12は、
図1の画像検査装置の例に加え、予め極座標変換した非
検査対象モデル画像53を記憶する。
【0060】次に、図20のフローチャートを参照し
て、図19の画像検査装置の動作を説明する。ステップ
S101乃至ステップS104は、図2のステップS3
1乃至ステップS34に対応する処理なので、その説明
は省略する。ステップS105において、サーチ演算回
路11−1は、極座標変換後のワーク画像データを、予
め極座標変換した検査対象モデル画像51で粗くサーチ
する。同時に、サーチ演算回路11−2は、極座標変換
後のワーク画像データを、予め極座標変換した非検査対
象モデル画像53で粗くサーチする。
【0061】ステップS106において、ワーク画像デ
ータに非検査対象画像モデル53が検出されたか否かが
判定され、検出されたと判定された場合、手順はステッ
プS107に進む。ステップS107において、サーチ
演算回路11−2は検出対象の位置を予測し、その予測
位置(サーチ範囲)を、サーチ演算回路11−1に出力
する。ステップS108において、サーチ演算回路11
−1は、サーチ演算回路11−2から入力されたサーチ
範囲について、検査対象モデル画像51で、ワーク画像
を精密にサーチする。
【0062】すなわち図21に示すように、プルタブの
画像パターン212と飲み口の画像パターン213を持
つ極座標変換後のワーク画像211の例を表している。
サーチ演算回路11−2がワーク画像で飲み口の画像モ
デル53の画像パターン154を検出したと判定した場
合、画像パターン214を検出した位置から、ワーク上
でのプルタブと飲み口の位置関係、並びに極座標変換時
の定数などで決まる範囲215には、ワーク画像上のプ
ルタブの画像パターン212は、存在しない。そこで、
画像パターン214を検出した位置と範囲215から、
プルタブの画像パターンをスキャンするスタート位置2
16が算出される。これによりプルタブの画像パターン
のスキャン範囲217は、ワーク画像211全体より狭
くなり、サーチ演算回路11−1は、より早くプルタブ
の画像パターンを検出することができる。
【0063】ステップS109において、精密サーチの
結果、相関値が閾値以上であるか否かが判定され、YES
と判定された場合、画像検査装置1は、結果を出力して
終了する。精密サーチの結果、相関値が閾値以下と判定
された場合、手順はステップS112に進む。ステップ
S112において、画像検査装置1はエラー処理を実行
して処理を終了する。
【0064】一方、ステップS106において、サーチ
演算回路11−2がワーク画像データ上で非検査対象画
像モデル53を検出できなかったと判定した場合、手順
はステップS110に進む。ステップS110におい
て、サーチ演算回路11−1が検査対象モデル画像51
が検出されたか否かが判定され、検出されたと判定され
た場合、手順はステップS108に進む。この時、サー
チ演算回路11−1は、ワーク画像の検査対象モデル画
像51を検出した位置を中心とした範囲を、精密にサー
チする。
【0065】ステップS110において、サーチ演算回
路11−1が検査対象モデル画像51を検出しないと判
定された場合、手順はステップS111に進む。ステッ
プS111において、サーチ演算回路11−1及びサー
チ演算回路11−2が、ワーク画像データを全てサーチ
したか否かを判定し、全てをサーチしていなければ、手
順は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が継続
される。ステップS111において、サーチ演算回路1
1−1及びサーチ演算回路11−2が、全ワーク画像領
域の終端に達したと判定された場合、手順はステップS
112に進み、画像検査装置1は、エラー処理を実行し
て処理を終了する。
【0066】以上においては、ワークを缶詰としたが、
その他のワークでも平面画像が略円形となるものであれ
ば、本発明を適用することができる。
【0067】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する記録媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の画像検
査装置、請求項8に記載の画像検査方法、および請求項
9に記載の記録媒体によれば、画像データを極座標変換
し、予め極座標変換した基準画像データと比較するよう
にしたので、不定角度の回転移動を伴う円形のワーク上
の検査対象を、迅速かつ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像検査装置の一実施の形態の構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1の画像検査装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】図1の画像検査装置の検査の対象となるワーク
の画像パターンの例を示す図である。
【図4】画像パターン上の点の極座標変換前の位置と極
座標変換後の位置の関係を説明する図である。
【図5】極座標変換後のワークの画像パターンの例を示
す図である。
【図6】ワークの中心部分に検査を必要としない領域を
持つワークの画像パターンの例を示す図である。
【図7】ワークの外周部分に検査を必要としない領域を
持つワークの画像パターンの例を示す図である。
【図8】ワークの中心部分及びワークの外周部分に検査
を必要としない領域を持つワークの画像パターンの例を
示す図である。
【図9】極座標変換後のワークの画像のサーチで複数の
検出結果が得られた場合の動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】パイプライン処理が可能な画像検査装置の一
実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図11】図10の画像検査装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】極座標変換後のワークの画像パターンのスキ
ャンの方向を示す図である。
【図13】図10の画像検査装置のデータの流れを説明
する図である。
【図14】図10の画像検査装置のデータの入出力タイ
ミングを説明するタイミングチャートである。
【図15】極座標変換後のワークの画像パターンのスキ
ャンの方向を極座標の中心方向とした例を示す図であ
る。
【図16】複数の検査対象物を含んだワークの画像パタ
ーンの例を示す図である。
【図17】図16の検査対象を検査する画像検査装置の
一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図18】検査対象物と非検査対象物を含んだワークの
画像パターンの例を示す図である。
【図19】図18のワーク画像を検査する画像検査装置
の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図20】図19の画像検査装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図21】図19の画像検査装置のサーチ範囲の例を説
明する図である。
【図22】従来の画像検査装置の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図23】図22の画像検査装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図24】図22の画像検査装置の検査方法を説明する
図である。
【符号の説明】
1 画像検査装置 11,11−1,11−2 サーチ演算回路 12 画像データ記憶回路 41 演算回路 42 極座標変換回路 141 演算回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不定角度の回転移動を伴う円形のワーク
    の画像データから検査対象物の特定パターンを検出する
    画像検査装置において、 基準の前記検査対象物の予め極座標変換した画像データ
    を記憶する画像データ記憶手段と、 前記ワークの画像データ上の中心位置を算出する算出手
    段と、 前記算出手段により算出した前記中心位置を原点とし
    て、前記ワークの画像データを極座標変換する極座標変
    換手段と、 前記ワークの画像データと前記基準の検査対象物の画像
    データと比較し、前記ワークの画像データから前記検査
    対象物の特定パターンを検出する検出手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像検査装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記ワークの中心位置
    から、予め決められた半径以上の範囲のみを比較範囲と
    することを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記ワークの中心位置
    から、予め決められた半径以下の範囲のみを比較範囲と
    することを特徴とする請求項1または2に記載の画像検
    査装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記ワークの画像デー
    タの第1の範囲を比較する第1の比較手段と、 前記ワークの画像データの第2の範囲を比較する第2の
    比較手段とを備えることを特徴とする請求項1、2、ま
    たは3に記載の画像検査装置。
  5. 【請求項5】 前記極座標変換手段は、前記ワークの画
    像データをワークの円周方向に沿って変換することを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記ワークの画像デー
    タ上のワークの円周方向に対応する直線方向に、極座標
    変換された前記ワークの画像データと前記基準の検査対
    象物の画像データを順次比較することを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載の画像検査装置。
  7. 【請求項7】 前記極座標変換手段は、予め決められた
    画像データの範囲毎に変換した画像データを順次出力
    し、 前記検出手段は、前記範囲単位の画像データと前記ワー
    クの画像データとを比較し、前記検査対象物の特定パタ
    ーンを検出することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の画像検査装置。
  8. 【請求項8】 不定角度の回転移動を伴う円形のワーク
    の画像データから検査対象物の特定パターンを検出する
    画像検査方法において、 基準の前記検査対象物の予め極座標変換した画像データ
    を記憶する画像データ記憶ステップと、 前記ワークの画像データ上の中心位置を算出する算出ス
    テップと、 前記算出ステップで算出した前記中心位置を原点とし
    て、前記ワークの画像データを極座標変換する極座標変
    換ステップと、 前記ワークの画像データと前記基準の検査対象物の画像
    データと比較し、前記ワークの画像データから前記検査
    対象物の特定パターンを検出する検出ステップとを含む
    ことを特徴とする画像検査方法。
  9. 【請求項9】 不定角度の回転移動を伴う円形のワーク
    の画像データから検査対象の特定パターンを検出する画
    像検査装置に、 基準の前記検査対象物の予め極座標変換した画像データ
    を記憶する画像データ記憶ステップと、 前記ワークの画像データ上の中心位置を算出する算出ス
    テップと、 前記算出ステップで算出した前記中心位置を原点とし
    て、前記ワークの画像データを極座標変換する極座標変
    換ステップと、 前記ワークの画像データと前記基準の検査対象物の画像
    データと比較し、前記ワークの画像データから前記検査
    対象物の特定パターンを検出する検出ステップとを含む
    処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログ
    ラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305664B2 (en) 2002-10-09 2007-12-04 Ricoh Company, Ltd. Apparatus, method, software and medium storage for performing the tasks of detecting specified marks

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305664B2 (en) 2002-10-09 2007-12-04 Ricoh Company, Ltd. Apparatus, method, software and medium storage for performing the tasks of detecting specified marks

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